JP2010224861A - 動的コンテンツ保存復元装置、動的コンテンツ保存復元システム、動的コンテンツの保存および復元方法、ならびにプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】動的コンテンツ保存復元装置(動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3)は、変数データの間を埋める固定文字列データにより記述されるテンプレートが格納される第1の記憶手段(33)と、端末装置(1、2)からのコンテンツリクエストに対する応答である動的コンテンツとの差分である差分データが格納される第2の記憶手段(34)とを備え、動的コンテンツに対してテンプレートが適用できるか否かを検証し、適用できると判定された場合に、差分データを第2の記憶手段に保存し、端末装置からの復元リクエストに対し、第1の記憶手段に保存されたテンプレートと、第2の記憶手段に保存された差分データとを組み合わせることにより動的コンテンツを復元する。
【選択図】 図1
Description
すなわち、初回を除く次回以降、クライアントからアプリケーションサーバへリクエストが行われると、キャッシュサーバはリクエストの情報を解析し、保持しているキャッシュ情報が流用可能か否かを判定し、流用できる場合には、アプリケーションサーバへリクエストを送信することなく、キャッシュ情報をクライアントにレスポンスする。これにより、アプリケーションサーバの負荷を削減し、システム全体を高速化することができる。また、キャッシュサーバを複数箇所に分散して配置することにより、アプリケーションサーバに繋がるネットワークの転送量を減らすことができる。
例えば、預金残高をWebページに表示するアプリケーションでは、クライアント装置からリクエストするURL(Uniform Resource Locator)が同一であっても、預金残高としてデータベースに記録されている値に変更があれば、サーバが生成するコンテンツの内容は異なるはずである。したがって、当初の目的である、レスポンスの内容の復元は実現できない。
しかしながら、これは、キャッシュサーバに保持されたデータを効率的に削除することが主旨であり、後に復元する場合、キャッシュサーバに保持されたデータの削除が出来ないためその効果が見込めなくなる。また、高いデータ圧縮率を実現するためにキャッシュされるデータを増やすと、差分計算時の計算量が組み合わせ的に増え、キャッシュサーバの負荷が増大する問題がある。
(動的コンテンツ保存復元システム10の構成)
図1は、本発明の実施例1に係る動的コンテンツ保存復元システム10のシステム構成を示す図である。
図1に示されるように、本発明の実施例1に係る動的コンテンツ保存復元システム10は、複数の端末装置#0(1)〜#n(2)と、この複数の端末装置#0(1)〜#n(2)とはネットワーク6を介して接続されるアプリケーションサーバとしての動的コンテンツ生成装置4との間に、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3(動的コンテンツ保存復元装置)が配置される。この動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3は、端末装置#0(1)〜#n(2)からのコンテンツリクエスト、および動的コンテンツ生成装置4からの応答である動的コンテンツを中継する。
ここで、テンプレートDB33は、変数データと、変数データの間を埋める固定文字列データにより記述されるテンプレートが格納される第1の記憶手段であり、また、差分保存DB34は、テンプレートと、端末装置#1(1)〜#n(2)からのコンテンツリクエストに対する動的コンテンツとの差分データが格納される第2の記憶手段である。
また、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3は、端末装置#0(1)〜#n(2)からの復元リクエストに対し、テンプレートDB33に保存されたテンプレートと、差分保存DB34に保存された差分データとを組み合わせることにより生成される動的コンテンツを復元するコンテンツ復元手段320(図3)としても機能する。いずれも詳細は後記する。
この特性は、例えば、動的コンテンツ生成装置4で標準的に採用されているJSP(Java(登録商標) Server Pages)や、PHP(Hypertext Preprocessor)等の技術からも伺え、これらの技術によれば、コンテンツの変化しない枠組み部分で大まかなWebページを構成し、リクエスト毎に変化する部分について特別なタグを埋め込んで記述することにより実現される。
例えば、テンプレート501は、「“・・・こんにちは”変数A“様。・・・ログイン時刻は”変数B“です。”」といった形式で表現できる。
テンプレートDB33のデータ構造について、図4および図5を用いて以下に説明する。図4に示されるように、テンプレートDB33を構成するテーブルは、URLハッシュ406をキーにして対応する最新のテンプレートID407を検索でき、また、テンプレートID408をキーに対応するテンプレート409を検索できる構造になっている。
これにより、各リクエストURLに対応して、常に最新のテンプレートが獲得可能になる。また、過去に適用していたが、既に更改されて使われなくなったテンプレートについてもテンプレートIDがわかっていれば獲得可能になる。
コンテンツ保存手段310は、動的コンテンツ生成装置4からの動的コンテンツに対してテンプレートが適用できるか否かを検証し、適用できると判定された場合に、差分データを差分DB34に保存する機能を有する。このため、コンテンツ保存手段310は、モード判定処理部311と、ID付与処理部312と、リクエストURL解析処理部313と、テンプレート呼び出し処理部314と、検証処理部315と、差分抽出処理部316とを含む。前記した各機能ブロック311〜316の詳細は後記する。
コンテンツ復元手段320は、端末装置#0(1)、#n(2)からの復元リクエストに対し、テンプレートDB33に保存されたテンプレートと、差分保存DB34に保存された差分データとを組み合わせることにより生成される動的コンテンツを復元する機能を有する。このため、モード判定処理部321と、ID抽出処理部322と、差分呼び出し処理部323と、マージ処理部324と、テンプレート呼び出し処理部325とを含む。前記した各機能ブロック321〜325の詳細は後記する。
図8は、本発明の実施例1に係る動的コンテンツ保存復元装置のモード切替え時の動作を示すフローチャートであり、図9は、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3が動的コンテンツA206を保存する場合の通常モードにおける動作の流れを示すフローチャートである。
以下、図8、図9に示すフローチャートを参照しながら、図2に示す動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3のコンテンツ保存手段310の動作について詳細に説明する。
このリクエストID215は、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3を通過するコンテンツリクエストの範囲で常にユニーク性が保たれているものとする。次に、リクエストURL解析処理部313が、端末装置#0(1)〜#n(2)からのリクエストURLを解析して、テンプレート検索のためのハッシュ値210を生成する(ステップS812)。そして、リクエストURL解析処理部313は、動的コンテンツ生成装置4にこのコンテンツリクエストを転送する。
動的コンテンツ生成装置4からレスポンスを受信した動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3のテンプレート呼び出し処理部314は、URLハッシュ値210をキーにして、テンプレートDB33から、テンプレートID211およびテンプレート212を獲得する(ステップS814)。
図6に示されるように、差分抽出処理部316は、URL Xの最新テンプレートT1(501)と、コンテンツリクエストR1で生成されたURL XのコンテンツX1(504)との差分から変数A(鈴木)、変数B(21:10:01)を抽出する。そして、変数抽出後、リクエストIDをキーに、リクエストID(R1:507)、テンプレートID(T1508)、失敗フラグ(「FALSE」509)、および変数510、511からなる変数データを、差分保存DB34に登録する(ステップS817)。
最後に、差分抽出処理部316は、動的コンテンツA206、およびリクエストID215を、レスポンス情報としてリクエストのあった端末装置#0(1)〜#n(2)にネットワーク6経由で応答する(ステップS819)。
図10は、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3が動的コンテンツA206を復元する場合の復元モードにおける処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図8、図10に示すフローチャートを参照しながら、図3に示す動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3のコンテンツ復元手段320の動作について詳細に説明する。
コンテンツ復元リクエストでは、端末装置#0(1)〜#n(2)側は、復元モードであることを示す情報、および復元したいリクエストID215を、リクエスト情報に付加して転送する。
復元モードでは、図10(及び図3)に示されるように、まずID抽出処理部322がリクエスト情報を解析して、リクエストID215を抽出する(ステップS821)。次に、差分呼び出し処理部323は、リクエストID215をキーに差分保存DB34を検索し、リクエストID215にマッチするテンプレートID211、失敗フラグ216、および変数データ213を抽出する(ステップS822)。
一方、「TRUE」でない場合(ステップS823“No”)、テンプレート呼び出し処理部325は、テンプレートID211によって、テンプレートDB33から対応するテンプレート212を獲得してマージ処理部324へ引き渡す(ステップS824)。続いて、マージ処理部324は、テンプレート212と差分データ213とをマージして動的コンテンツA206を復元する(ステップS825)。
マージ処理部324は、最後に、復元した動的コンテンツA206を、レスポンス情報としてリクエストのあった端末装置#0(1)に転送し(ステップS827)、端末装置#0(1)は、リクエスト送受信処理部202でこれを受信し、例えば、不図示のモニタにWebページを表示する。
このことにより、テンプレートが適用可能な動的コンテンツについては差分保存DB34に登録する情報量を最小限にしたコンテンツの保存、および復元処理が実現出来、必要なメモリ容量を大幅に圧縮することができる。したがって、仮に、これを複数種類のコンテンツを取り扱うシステムに適用し、テンプレートDB33に保存しているテンプレートの個数が大量に増えた場合でもシステムの処理速度にはほとんど影響がない。
図11は、本発明の実施例2に係る動的コンテンツ保存復元装置の動的コンテンツ生成処理動作の概要を模式的に示した図である。
以下に説明する本発明の実施例2に係る動的コンテンツ保存復元装置では、動的コンテンツ生成装置4が有する動的コンテンツ生成処理部205の処理に変更を加えてもよい場合に最適な実施例である。
この通知はどのような方法で実現してもよいが、ここでは、一例としてHTTP(Hypertext Transfer Protocol)のレスポンスヘッダ情報101に、ユーザ定義のヘッダ102、103および104を追加して通知している例を示している。
この処理には文字列マッチング処理は必要としない。変数データの正しい開始位置および終了位置を通知することは、動的コンテンツ生成処理部205が保証する。
図12は、本発明の実施例3に係る動的コンテンツ保存復元装置の動的コンテンツ生成処理動作の概要を模式的に示した図であり、また、図13は、本発明の実施例3に係る動的コンテンツ保存復元装置のマッチ判定処理動作の流れを示すフローチャートである。
ここでは、動的コンテンツ生成装置4の動的コンテンツ生成処理部205の処理に変更を加えることが出来ない場合であって、かつテンプレート適用失敗の発生率が高い場合に適した実施例を示している。
具体的には、図12に示されるように、テンプレートDB33におけるテンプレート111のデータ表現として、テンプレートに含まれる固定文字列113、各固定文字列の文字長114、各固定文字列の直前に現れる変数データの直前変数名115、およびテンプレート全体の固定文字列に含まれている固定文字総数116というデータ形式を用いる。各レコードは、テンプレートの固定文字列の出現順に登録されている。仮に、テンプレートの最後が変数データとなるテンプレートの場合は、テンプレートの最後のレコードに固定文字列113が空文字、固定文字列の文字長114が「0」、直前変数名115に変数名を格納したレコードを登録しておく。
以下、図13を参照しながら本発明の実施例3に係る動的コンテンツ保存復元装置の検証判定処理動作について説明する。
なお、図13の「固定文字長[i]」は、「i+1番目のレコードの固定文字長」を表している。
一方、ステップS135の固定文字長判定処理において、固定文字長[i]が0と判定された場合(ステップS135“Yes”)ステップS137の固定文字列の検索処理を行う。ステップS137において、検索終端位置eよりも前方で検索対象の固定文字列が見つからなかった場合(ステップS137“No”)、たとえ、検索終端位置e以降に検索対象の固定文字列が見つかったとしても、発見された位置より後の動的コンテンツの文字数がテンプレートに含まれており、未だマッチしていない固定文字列の文字総数よりも小さくなってしまうため、このテンプレートは動的コンテンツに適用できないと判定できる(ステップS138:マッチ失敗をリターン)。
ステップS137の固定文字列の検索処理では、検索範囲の先頭位置sおよび終端位置eを絞り込むが、その範囲内での文字列検索処理は、どのような方法を用いてもよい。例えば前記したボイヤー・ムーア法などの高速なアルゴリズムを使用できる。
続いて、差分抽出処理部316は、テンプレートにおける次の検索対象の固定文字列を検索するための各変数値をセットする(ステップS140)。ここで全ての変数データの抽出が実施できた場合(ステップS141“Yes”)、この動的コンテンツはテンプレートマッチ可能と判定し、抽出した各変数データの値をリターンする(ステップS142)。テンプレートの最後が変数データとなるテンプレートの場合は(ステップS141“No”)、ステップS135の固定文字長[i]の判定処理に戻り、ステップS136、S139、S140の処理を実行して変数データを抽出する。
図14は、本発明の実施例4に係る動的コンテンツ保存復元装置の学習処理による最適テンプレートの自動生成処理動作の概要を模式的に示した図である。
以下に説明する実施例4は、テンプレートDB33に登録するデータを手作業で作成するのが困難な場合に最適な実施例である。
全てのコンテンツに共通して出現する部分が無い場合は、あるテンプレートを仮定し、そのテンプレートの適用に失敗するケースの発生率からそのテンプレートを適用した場合に増加する保存量を計算し、保存量が最小になるよう、学習処理部70で最適なテンプレート145を自動作成する。
あるテンプレートIDにおいてテンプレート適用失敗の回数が一定数以上になった場合、そのテンプレートIDのテンプレートについては入れ替えを検討する。具体的には、あるテンプレートIDに対するテンプレートと、そのテンプレートIDで差分保存DB34に登録されている失敗フラグがTRUEになっている変数データから、よりテンプレート失敗の発生率が低いテンプレートを仮定し、そのテンプレートの適用に失敗するケースの発生率からそのテンプレートを適用した場合に増加する保存量を計算し、保存量が最小になるよう新しい最適テンプレートを生成する。
前記した学習処理部70は、稼動中のシステム上で実施する必要は無く、別サーバ(外部接続装置7)にてバックグランドで実行することとする。したがって、自動テンプレートの生成処理が稼動中のシステム性能などに影響を与えることはない。
また、この処理をバックグランドで実行する(外部接続装置7(学習処理部70)が実行)ことにより、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3は負荷を要することなくテンプレートの利用が可能になる。
ヘルプデスクシステムとは、システム利用者がシステムを利用した際に発生した問題をヘルプデスクのオペレータに問い合わせる際の、正確な情報の伝達を支援するシステムである。具体的な支援内容としては、図15に示されるように、システム利用者側クライアント装置151のブラウザ152上で操作した内容を、ヘルプデスク側クライアント装置155上で再現する機能を実現する。
また、ヘルプデスク側クライアント装置155で実行される機能として、リクエストIDと操作の記録をシステム利用者側クライアント装置151から受信するブラウザ操作ログ&リクエストID受信処理部157と、受信したリクエストIDを元に復元モードで動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3に問い合わせを実施し、復元した動的コンテンツを取得する動的コンテンツ取得処理部158と、受信した操作の記録と復元した動的コンテンツとを組み合わせて、ヘルプデスク側クライアント装置155上のブラウザ156上で、システム利用者側クライアント装置151のブラウザ152で実行した処理や操作の内容を再現するブラウザ操作再生処理部159と、を有している。
また、操作の記録を送受信するブラウザ操作ログ&リクエストID送信処理部154とブラウザ操作ログ&リクエストID受信処理部157はどのように実現しても良く、例えば、操作記録送受信のための中継用サーバを介してデータをやり取りする方法が利用できる。
動的コンテンツ生成装置4が生成したコンテンツは、コンテンツ保存手段310により、システム利用者側クライアント装置151に返される前に、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3に保存される。その後、システム利用者側クライアント装置151が動的コンテンツを受信すると、ブラウザ操作ログ記録処理部153によるログ記録処理が実行され、動的コンテンツに対するブラウザ152上での動作や操作が記録される。
ヘルプデスク側クライアント装置155は、ブラウザ操作ログ&リクエストID受信処理部157で受信したリクエストIDに復元モードであることを示す情報を付加して、動的コンテンツ取得処理部158により動的コンテンツ保存復元プロキシ装置3にリクエストを送信する。
ヘルプデスク側クライアント装置155は、受信した動的コンテンツ、およびシステム利用者側クライアント装置151から受信したブラウザ操作ログ情報をブラウザ操作再生処理159に入力し、ヘルプデスク側クライアント装置155のブラウザ156上で、システム利用者側クライアント装置151のブラウザ152で実行した処理や操作の内容を再現する。
このため、ヘルブデスクのオペレータは、システム利用者がどのような操作を実行した結果、オペレータに問い合わせる契機となった問題が発生したのかを正確に把握することが可能になり、問題解決スピードが早まるなど、サービス向上に繋がる。
例えば、コンテンツ保存手段310が、動的コンテンツに対してテンプレートが適用できるか否かを検証し、適用できると判定された場合に、動的コンテンツとテンプレートとの差分データからなる動的コンテンツを第2の記憶手段(差分保存DB34)に保存するデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
例えば、端末装置#0(1)〜#1(2)からの復元リクエストに対し、第1の記憶手段(テンプレートDB33)に保存されたテンプレートと、第2の記憶手段に保存された差分データとを組み合わせることにより生成される動的コンテンツを復元するデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
2 端末装置#n
3 動的コンテンツ保存復元プロキシ装置(動的コンテンツ保存復元装置)
4 動的コンテンツ生成装置
5 データベース装置
6 ネットワーク
7 外部接続装置
10 動的コンテンツ保存復元システム
33 テンプレートDB(第1の記憶部)
34 差分保存DB(第2の記憶部)
70 学習処理部
151 システム利用者側クライアント装置
152、156 ブラウザ
153 ブラウザ操作ログ記録処理部
154 ブラウザ操作ログ&リクエストID送信処理部
155 ヘルプデスク側クライアント装置
157 ブラウザ操作ログ&リクエストID受信処理部
158 動的コンテンツ取得処理部
159 ブラウザ操作再生処理部
202 リクエスト送受信処理部
310 コンテンツ保存手段
311 モード判定処理部
312 ID付与処理部
313 リクエストURL解析処理部
314 テンプレート呼び出し処理部
315 検証処理部
316 差分抽出処理部)
320 コンテンツ復元手段
321 モード判定処理部
322 ID抽出処理部
323 差分呼び出し処理部
324 マージ処理部
325 テンプレート呼び出し処理部
Claims (12)
- 端末装置がネットワーク経由で接続される動的コンテンツ保存復元装置であって、
変数データと、前記変数データの間を埋める固定文字列データにより記述されるテンプレートが格納される第1の記憶手段と、
前記テンプレートと、前記端末装置からのコンテンツリクエストに対する応答である動的コンテンツとの差分である差分データが格納される第2の記憶手段と、
前記動的コンテンツに対して前記テンプレートが適用できるか否かを検証し、適用できると判定された場合に、前記差分データを前記第2の記憶手段に保存するコンテンツ保存手段と、
前記端末装置からの復元リクエストに対し、前記第1の記憶手段に保存されたテンプレートと、前記第2の記憶手段に保存された差分データとを組み合わせることにより動的コンテンツを復元するコンテンツ復元手段と、
を備えたことを特徴とする動的コンテンツ保存復元装置。 - 前記コンテンツ保存手段は、
前記テンプレートに含まれる固定文字列データが前記動的コンテンツに含まれており、前記テンプレートと差分データとを組み合わせることにより前記動的コンテンツを復元できるか否かによって前記動的コンテンツに対し前記取得したテンプレートが適用可能か否かを検証し、
適用可能とされた場合、前記テンプレートをベースに前記動的コンテンツから前記差分データを抽出して変数データを取得し、適用不能とされた場合、前記動的コンテンツ全体を前記第2の記憶手段に格納することを特徴とする請求項1に記載の動的コンテンツ保存復元装置。 - 前記コンテンツ復元手段は、
前記コンテンツリクエストを一意に特定するリクエストIDに基づき前記第2の記憶手段を検索し、前記リクエストIDにヒットした該当のテンプレートに対応する変数データが、前記動的コンテンツと一致する場合、前記第1の記憶手段から対応するテンプレートを取得し、前記取得したテンプレートと前記第2の記憶手段に格納された対応する差分データとから動的コンテンツを復元し、前記復元した動的コンテンツを前記動的コンテンツとして前記復元リクエストがあった端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の動的コンテンツ保存復元装置。 - 前記コンテンツ保存手段は、
ユーザ定義されたコンテンツID、および前記変数データの開始および終了位置に関するデータを取得し、前記テンプレートに含まれる固定文字列データが前記動的コンテンツに含まれており、前記テンプレートと差分データとを組み合わせることにより前記動的コンテンツを復元できるか否かによって前記動的コンテンツに対し前記取得したテンプレートが適用可能か否かを動的に検証することを特徴とする請求項2に記載の動的コンテンツ保存復元装置。 - 前記第1の記憶手段に格納されるテンプレートは、少なくとも固定文字列長に関するデータを含み、
前記コンテンツ保存手段は、
前記固定文字列長に関するデータを参照して前記固定文字列の検索先頭位置および終了位置を絞り込み、前記固定文字列の検索に成功した場合、前記検索先頭位置から検索対象の固定文字列がヒットした直前の位置迄、前記固定文字列の直前に出現する変数データとして抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動的コンテンツ保存復元装置。 - 前記コンテンツ保存手段は、
前記コンテンツリクエストの中で全てのコンテンツに共通に出現する部分を抽出し、個別に出現する部分は、所定のテンプレートを仮定し、前記所定のテンプレートの適用に失敗するケースの発生率から前記所定のテンプレートを適用した場合に増加するメモリ使用量を計算し、前記メモリ使用量が最小になるように学習処理してテンプレートを生成し、前記第1の記憶手段に格納することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動的コンテンツ保存復元装置。 - 前記コンテンツ保存手段は、
前記テンプレート適用の失敗に関する頻度管理を行い、得られる頻度情報が所定数になった場合、該当テンプレートの更新を促すユーザインタフェースを提供することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動的コンテンツ保存復元装置。 - コンテンツリクエスト、もしくはコンテンツ復元リクエストを発行する端末装置と、前記端末装置とはネットワーク経由で接続される動的コンテンツ保存復元装置とからなる動的コンテンツ保存復元システムであって、
前記動的コンテンツ保存復元装置は、
変数データと、前記変数データの間を埋める固定文字列データにより記述されるテンプレートが格納される第1の記憶手段と、前記テンプレートと前記端末装置からのコンテンツリクエストに対する応答である動的コンテンツとの差分である差分データが格納される第2の記憶手段と、前記動的コンテンツに対して前記テンプレートが適用できるか否かを検証し、適用できると判定された場合に、前記差分データを前記第2の記憶手段に保存するコンテンツ保存手段と、前記端末装置からの復元リクエストに対し、前記第1の記憶手段に保存されたテンプレートと、前記第2の記憶手段に保存された差分データとを組み合わせることにより動的コンテンツを復元するコンテンツ復元手段とを含み、
前記端末装置は、
前記動的コンテンツ保存復元装置により復元された動的コンテンツを取得して再現することを特徴とする動的コンテンツ保存復元システム。 - 前記動的コンテンツ保存復元装置は、
動的コンテンツ生成装置と、動的コンテンツ保存復元プロキシ装置とからなり、
前記動的コンテンツ保存復元プロキシ装置は、前記端末装置から発行されるコンテンツリクエストおよびコンテンツ復元リクエストに対し、前記動的コンテンツ生成装置からの応答を中継することを特徴とする請求項8に記載の動的コンテンツ保存復元システム。 - 前記端末装置は、
システム利用者側クライアント装置と、ヘルプデスク側クライアント装置とを含み、
前記システム利用者側クライアント装置は、
前記動的コンテンツ保存復元装置に対しコンテンツリクエストを送信して動的コンテンツを取得し、前記取得した動的コンテンツに対するブラウザ操作ログを保存し、前記保存したブラウザ操作ログを前記ヘルプデスク側クライアント装置に転送する手段を備え、
前記ヘルプデスク側クライアント装置は、
前記システム利用者側クライアント装置から転送されるブラウザ操作ログを受信して前記動的コンテンツ保存復元装置に復元リクエストを送信し、前記動的コンテンツ保存復元装置から復元された動的コンテンツを取得し、前記取得した動的コンテンツと前記受信したブラウザ操作ログとを組み合わせ、自身のブラウザで前記動的コンテンツの操作を再現する手段、
を備えることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の動的コンテンツ保存復元システム。 - コンテンツリクエスト、もしくはコンテンツ復元リクエストを発行する端末装置と、前記端末装置とはネットワーク経由で接続される動的コンテンツ保存復元装置とからなる動的コンテンツ保存復元システムにおける動的コンテンツの保存および復元方法であって、
前記動的コンテンツ保存復元装置が、
変数データと、前記変数データの間を埋める固定文字列データにより記述されるテンプレートが格納される第1の記憶手段と、前記テンプレートと前記端末装置からのコンテンツリクエストに対する応答である動的コンテンツとの差分である差分データが格納される第2の記憶手段とを参照することにより、前記動的コンテンツに対して前記テンプレートが適用できるか否かを検証し、適用できると判定された場合に前記差分データを前記第2の記憶手段に保存するステップと、
前記動的コンテンツ保存復元装置が、
前記端末装置からの復元リクエストに対し、前記第1の記憶手段に保存されたテンプレートと、前記第2の記憶手段に保存された差分データとを組み合わせることにより動的コンテンツを復元するステップと、
前記端末装置が、
前記動的コンテンツ保存復元装置により復元された動的コンテンツを取得し、再現するステップと、
を有することを特徴とする動的コンテンツの保存および復元方法。 - 端末装置がネットワーク経由で接続され、変数データと、前記変数データの間を埋める固定文字列データにより記述されるテンプレートが格納される第1の記憶手段と、前記テンプレートと、前記端末装置からのコンテンツリクエストに対する応答である動的コンテンツとの差分である差分データが格納される第2の記憶手段とを備えた動的コンテンツ保存復元装置に用いられるプログラムであって、
前記動的コンテンツに対して前記テンプレートが適用できるか否かを検証し、適用できると判定された場合に、前記差分データを前記第2の記憶手段に保存するコンテンツ保存処理と、
前記端末装置からの復元リクエストに対し、前記第1の記憶手段に保存されたテンプレートと、前記第2の記憶手段に保存された差分データとを組み合わせることにより動的コンテンツを復元するコンテンツ復元処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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