JP2002108671A - コンピュータ処理システムにおいてカスタマイズした情報を提供する方法とシステム - Google Patents

コンピュータ処理システムにおいてカスタマイズした情報を提供する方法とシステム

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JP2002108671A JP2001198477A JP2001198477A JP2002108671A JP 2002108671 A JP2002108671 A JP 2002108671A JP 2001198477 A JP2001198477 A JP 2001198477A JP 2001198477 A JP2001198477 A JP 2001198477A JP 2002108671 A JP2002108671 A JP 2002108671A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンピュータ処理システムにおいて、カスタ
マイズした情報を提供する方法とシステムを提供する。 【解決手段】 データの少なくとも1つのカスタマイズ
したブロックを生成するか取り込むかするための規則を
定義する。次いで、カスタマイズ可能なテンプレートを
生成する。このカスタマイズ可能なテンプレートは、規
則への参照と、カスタマイズ可能なテンプレートにカス
タマイズしたブロックを挿入する場所を特定するオフセ
ットとを含んでいる。次いで、カスタマイズ可能なテン
プレートのオフセットが特定している場所に、カスタマ
イズしたブロックを挿入する。カスタマイズしたブロッ
ク、カスタマイズ可能なテンプレート、および/また
は、規則は、コンピュータ処理システムのキャッシュ1
06に予格納しておくことができる。カスタマイズした
ブロックは、動的に生成することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にコンピュー
タ処理システムにおけるキャッシュに関し、特にネット
ワーク・サーバ・システムにおいてカスタマイズした情
報をキャッシングする方法とシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムの性能を向上さ
せるために、キャッシングが広く使われている。あるオ
ブジェクトをキャッシングすれば、当該オブジェクトを
フェッチ(あるいは生成)するコストは、一度負担する
だけで済む。(フェッチとは、取り込むことである。オ
ブジェクトが既に存在している場合にはそれをフェッチ
し、存在していない場合には新たに生成する)。キャッ
シュしてあるオブジェクトに対する要求が発生した場
合、その要求は、キャッシュによって満たすことができ
る。このプロセスは、オブジェクトを再計算する、ある
いは、リモート・ロケーション(遠隔地)からオブジェ
クトをフェッチするのに比べて、はるかにオーバーヘッ
ドが少なくて済む。
【0003】最新のウェブ・サイトに対する主な必要条
件の1つは、カスタマイズされており、アクセスするた
びに異なって見えるページを提供することである。(カ
スタマイズとは、ユーザの使い勝手を向上させるために
標準仕様を部分的に変更することである)。次に示す2
つの例を考える。第1の例は、商業目的のウェブ・サイ
トである。商業目的のウェブ・サイトでは、そのウェブ
・ページ上に広告を掲載している場合が多い。しかも、
この広告は、ページがアクセスされるごとに変更する必
要が生じることがある。第2の例は、ウェブ・サイト
が、カスタマイズした情報を提供する必要が生じうる場
合である。例えば、ウェブ・ページは、当該ウェブ・ペ
ージを要求しているクライアントに特有のカスタマイズ
した情報を提供することができる。個別の情報は、クラ
イアントのIP(Internet Protocol)アドレスに依拠す
ることができるし(例えば、すべてのクライアントを対
象にしたIBMサイト〔ibm.com〕の特定のウェ
ブ・ページは、クライアントの国に依拠した様々なバー
ジョン〔版〕で参照することができる)、あるいは、ク
ッキー(WWWサーバとウェブ・ブラウザとの間でやり
取りされる識別情報)などクライアントが提供する状態
情報に依拠することもできる。
【0004】ウェブ・サイトが精緻(せいち)になるの
につれて、カスタマイズしたウェブ・ページがますます
重要になりつつある。したがって、カスタマイズした情
報をキャッシングする方法を備えることが望ましく、か
つ極めて有利である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、従来技
術の他の課題とともに、本発明によって解決することが
できる。
【0006】本発明の第1の側面は、コンピュータ処理
システムにおいてカスタマイズした情報を提供する方法
を提供するものである。この方法は、以下のステップを
含んでいる。まず、データの少なくとも1つのカスタマ
イズしたブロックを生成するか取り込むかする少なくと
も1つの規則を定義する。次いで、少なくとも1つのカ
スタマイズ可能なテンプレートを生成する。この少なく
とも1つのカスタマイズ可能なテンプレートは、前記少
なくとも1つ規則への少なくとも1つの参照と、前記少
なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレートに前記
少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを挿入する
少なくとも1つの場所を特定している少なくとも1つの
オフセットとを含んでいる。次いで、前記少なくとも1
つのカスタマイズ可能なテンプレートの前記少なくとも
1つのオフセットが特定している前記少なくとも1つの
場所に前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロック
を挿入する。
【0007】本発明の第2の側面によると、前記方法
は、さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能な
テンプレートを調べて、前記少なくとも1つのオフセッ
トと前記少なくとも1つ参照とのうちの少なくとも1つ
を特定するステップを含む。
【0008】本発明の第3の側面によると、前記コンピ
ュータ処理システムは、少なくとも1つのクライアント
と、少なくとも1つのサーバと、少なくとも1つのキャ
ッシュとを備えている。
【0009】本発明の第4の側面によると、前記方法
は、さらに、前記少なくとも1つのキャッシュが前記少
なくとも1つのクライアントから情報を求める少なくと
も1つの要求を受け取るステップと、前記少なくとも1
つの要求が前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテ
ンプレートを参照しているか否かを判断するステップと
を含む。
【0010】本発明の第5の側面によると、前記方法
は、さらに、前記受け取るステップの前に、前記少なく
とも1つのキャッシュの内部の場所に前記少なくとも1
つのカスタマイズしたブロックを予格納するステップを
含む。そして、前記定義するステップが、前記少なくと
も1つ規則の内部で前記少なくとも1つのカスタマイズ
したブロックの前記場所を特定するステップを含む。
【0011】本発明の第6の側面によると、前記方法
は、さらに、前記受け取るステップの前に、前記少なく
とも1つのキャッシュの外部の場所に前記少なくとも1
つのカスタマイズしたブロックを予格納するステップを
含む。そして、前記定義するステップが、前記少なくと
も1つ規則の内部で前記少なくとも1つのカスタマイズ
したブロックの前記場所を特定するステップを含む。
【0012】本発明の第7の側面によると、前記外部の
場所は、前記少なくとも1つのサーバと、前記少なくと
も1つのサーバ以外のサーバとのうちの一方の記憶装置
の内部にある。
【0013】本発明の第8の側面によると、前記方法
は、さらに、前記少なくとも1つの規則が特定している
場所から前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロッ
クを取り込むステップを含む。
【0014】本発明の第9の側面によると、前記方法
は、さらに、前記少なくとも1つの要求が前記少なくと
も1つのカスタマイズ可能なテンプレートを参照してい
る場合、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロッ
クを動的に生成するステップを含む。
【0015】本発明の第10の側面によると、前記方法
は、さらに、実行可能なコンピュータ・プログラムに対
応する機能を呼び出すことにより、前記少なくとも1つ
のカスタマイズしたブロックを動的に生成するステップ
を含む。そして、前記定義するステップが、前記少なく
とも1つの規則の内部で前記機能を特定するステップを
含む。
【0016】本発明の第11の側面によると、前記少な
くとも1つのカスタマイズしたブロックは、前記少なく
とも1つのクライアントの前記識別情報に基づいて、生
成するか取り込むかしたものである。
【0017】本発明の第12の側面によると、前記方法
は、さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブ
ロックを生成するのに要するオーバーヘッドの概算値に
基づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロ
ックを生成するために、前記少なくとも1つのキャッシ
ュにデータを付加するか否かを判断するステップを含
む。
【0018】本発明の第13の側面によると、前記方法
は、さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブ
ロックを生成するのに要するオーバーヘッドの概算値に
基づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロ
ックを生成するために、前記少なくとも1つのキャッシ
ュからデータを削除するか否かを判断するステップを含
む。
【0019】本発明の第14の側面によると、前記少な
くとも1つの要求が少なくとも2つの要求を含み、前記
方法が、さらに、所定の基準に基づいて、前記少なくと
も2つの要求を少なくとも2つの区分に区分けするステ
ップを含む。
【0020】本発明の第15の側面によると、前記所定
の基準は、前記要求を発した個人の識別情報である。
【0021】本発明の第16の側面によると、前記少な
くとも1つの規則は、前記少なくとも1つのカスタマイ
ズしたブロックを生成するためのデータのリストを特定
しており、前記方法は、前記リストが複数の事項から成
るか否かを判断するステップを含む。前記リストが複数
の事項から成る場合、前記少なくとも2つの区分のうち
の少なくとも1つに、前記リストから少なくとも1つの
適切な事項を選択する選択方法を関連付ける。
【0022】本発明の第17の側面によると、前記方法
は、さらに、前記少なくとも1つのキャッシュに、前記
少なくとも1つのカスタマイズしたブロックと前記少な
くとも1つの規則とのうちの少なくとも一方を、サーバ
・プログラムに適切に接続されたインタフェースを通じ
て、要求によりまたは自動的に、格納するステップを含
む。
【0023】本発明の第18の側面によると、前記方法
は、さらに、前記インタフェースを通じて、前記少なく
とも1つの規則を、自動的に更新するか自動的に変更す
るか、少なくとも一方を行なうステップを含む。
【0024】本発明の第19の側面は、クライアント/
サーバ環境においてカスタマイズした情報を提供するシ
ステムを提供するものである。前記システムは、少なく
とも1つのクライアントと、少なくとも1つのサーバと
を備えている。前記少なくとも1つのクライアントを前
記少なくとも1つのサーバに接続するように、ネットワ
ークが適合されている。情報を求める少なくとも1つの
要求が少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレー
トを参照している場合、少なくとも1つのカスタマイズ
可能なテンプレートに少なくとも1つのカスタマイズし
たブロックを挿入することにより、カスタマイズした情
報を生成するように、少なくとも1つのキャッシュが適
合されている。前記少なくとも1つのサーバを前記少な
くとも1つのキャッシュに接続させるように、インタフ
ェースが適合されている。
【0025】本発明のここで示した側面と他の側面、お
よび、本発明の特徴と利点は、以下に説明する本発明の
好適な実施形態の詳細な説明から明らかになる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は、クライアント・サーバ
・システムにおいて、カスタマイズした情報をキャッシ
ングする方法を指向している。理解すべきは、本発明
は、様々な形のハードウェア、ソフトウェア、ファーム
ウェア、専用コンピュータ、あるいは、これらを組み合
わせたものとして実現することができる、という点であ
る。一実施形態では、本発明は、プログラム記憶装置に
目に見える形で(tangibly)組み込まれたアプリケーシ
ョン・プログラムとして、ソフトウェアで実現すること
ができる。上記アプリケーション・プログラムは、任意
のアーキテクチャを備えたマシンにアップロードして実
行することのできるものである。上記マシンは、少なく
とも1つのCPU(central processing unit:中央処理
装置)、RAM(random access memory)、および入出
力(I/O)インタフェースなどのハードウェアを備え
たコンピュータ・プラットフォーム上に実装(implemen
t)されているのが望ましい。上記コンピュータ・プラッ
トフォームは、オペレーティング・システムとマイクロ
命令コードをも備えている。ここで説明する様々なプロ
セスと機能は、オペレーティング・システムを経由して
実行される、マイクロ命令コードの一部、または、アプ
リケーション・プログラムの一部、(あるいはこれらを
組み合わせたもの)として実現することができる。さら
に,上記コンピュータ・プラットフォームには、補助デ
ータ記憶装置やプリント装置など様々な他の周辺装置を
接続することができる。
【0027】さらに理解すべきは、添付図面に図示され
ている構成要素であるシステム・コンポーネントと方法
ステップの中にはソフトウェアで実装しうるものがある
ので、システム・コンポーネント相互間(あるいは方法
ステップ相互間)の実際の接続は、本発明をプログラム
する仕方に応じて変化しうる、という点である。ここで
示した本発明の教示を考慮すると、当業者は、本発明の
実装すなわち構成として、ここに示したものの他にも同
様の実装すなわち構成を想到しうる。
【0028】ここで、読者に本発明の概念を紹介するた
めに、本発明を一般的に説明する。次いで、図1〜図7
に関し、本発明の様々な側面を詳細に説明する。
【0029】本発明の一実施形態によると、情報のカス
タマイズはキャッシュを備えることによって行なう。上
記キャッシュは、カスタマイズ可能なウェブ・ページが
上記キャッシュの外部で使われる前に、当該カスタマイ
ズ可能なウェブ・ページに、カスタマイズしたブロック
(customized block: CB)と呼ばれている少なくとも
1つのデータのブロックを挿入するものである。CBを
生成する規則は、キャッシュに格納されている規則情報
ブロック(rule information block: RIB)に含まれ
ている。
【0030】カスタマイズ可能なページは、通常、キャ
ッシュにカスタマイズした情報を含まない形で格納され
ている。そのかわり、カスタマイズ可能なページは、当
該カスタマイズ可能なページに挿入すべき次に示すもの
を各CBごとに備えたヘッダー情報を含んでいる。 (1)カスタマイズ可能なページにCBを挿入するとき
に依拠するオフセット。 (2)CBを生成する規則に対応するRIBへのポイン
タ。このようなカスタマイズ可能なページを、ここで
は、カスタマイズ可能なテンプレート(customizable t
emplate:CT)と呼ぶ。
【0031】本発明の一実施形態によると、2つの型の
規則、すなわち静的規則と動的規則が存在する。しかし
ながら、本発明は、ここで開示される特定の型の規則に
依存しないので、本発明の本旨と範囲の内で、別の型の
規則を使用することができる、という点を認識すべきで
ある。
【0032】静的規則の場合、カスタマイズした情報
は、キャッシュに(性能上の理由からはこれが望まし
い)、あるいはキャッシュがアクセスできるファイルに
格納されている。あるいは、カスタマイズした情報は、
キャッシュからアクセス可能なサーバから取得してもよ
い。留意すべきは、キャッシュの中にはファイル・シス
テムあるいはサーバに対してアクセスできないものがあ
る、という点である。
【0033】動的規則の場合、カスタマイズした情報
は、プログラムを実行することにより動的に生成する。
留意すべきは、キャッシュの中には動的規則を取り扱う
ことができないものがある、という点である。
【0034】本発明の一実施形態によると、静的規則用
のRIBを使えば、要求を所定の基準に従って区分けす
ることができる。好適な実施形態では、所定の基準に
は、クライアントのIPアドレスを使う。例えば、アメ
リカ合衆国発の要求はすべて1つの区分に分類すること
ができ、カナダ国発の要求はすべて別の区分に分類する
ことができる、等々である。また、クライアントのIP
アドレスを調べることはせず、すべての要求を同じ区分
に分類する場合もある。各区分ごとに、RIBには、通
常、キャッシュしたオブジェクト、および/または、カ
スタマイズした情報を供給するのに使うことのできるフ
ァイルのリストが格納されている。(「Aおよび/また
はB」は「AおよびB、A、またはB」を表わす)。リ
ストに複数の要素が含まれている場合、当該リストに対
応する区分に、キャッシュしたオブジェクト(あるいは
ファイル)の中から適切なものを選択する方法が関連付
けられている。この選択方法には、ラウンド・ロビン
(総当たり)選択とランダム選択とがある(しかし、こ
れらに限定されない)。認識すべきは、上述した要求を
区分けする所定の基準、ならびに、キャッシュしたオブ
ジェクト(あるいはファイル)を選択する方法は、説明
を目的とした例示にすぎないので、別の基準と選択方法
を使うこともできる、という点である。ここで提示した
本発明の教示を考慮すると、当業者は、本発明の本旨と
範囲の内で、所定の基準とキャッシュしたオブジェクト
(あるいはファイル)の中から適切なものを選択する方
法として、ここに示したものの他にも別の型の所定の基
準と別の選択方法を想到しうる。
【0035】動的規則用のRIBには、カスタマイズし
た情報を生成するために呼び出す機能へのポインタを含
めることができる。
【0036】カスタマイズしたページpに対する要求を
キャッシュが受け取ると、キャッシュは、ページpのヘ
ッダーを調べて挿入する必要のあるCBを決める。キャ
ッシュは、上記ヘッダーに含まれている適切なオフセッ
ト位置にCBを挿入することによりページpのカスタマ
イズしたコピーを作り、当該カスタマイズしたコピーを
クライアントに返送する。各CBを計算するために、キ
ャッシュは、適切なRIBを調べる。規則が静的である
場合、キャッシュは、クライアントのIPアドレスに対
応する適切な区分を選択すればよい。次いで、キャッシ
ュは、当該区分に対応するキャッシュしたオブジェクト
(あるいはファイル)を選択して、カスタマイズした情
報の用に供する。
【0037】規則が動的である場合、キャッシュは、R
IBを調べて呼び出すべき機能を決める。次いで、キャ
ッシュは、当該機能を呼び出す。そうする際に、キャッ
シュは、当該機能に新たな情報を渡してもよい(例え
ば、クライアントのIPアドレス、要求したURL〔Un
iform Resource Locator〕、クッキー情報、など)。次
いで、当該機能は、カスタマイズした情報を返す。
【0038】キャッシュには、カスタマイズ可能なデー
タを格納することができる。これは、要求により(on d
emand)、あるいは、カスタマイズ可能なページとRIB
をキャッシュに入れるのにサーバ・プログラムが使うこ
とのできるインタフェース/APIを経由して行なう。
(API〔application program interface 〕とは、ア
プリケーション・プログラムがオペレーティング・シス
テム〔OS〕の基本機能を使うためのコマンドの集まり
のことである)。このAPIによって、RIBは、動的
に変化することができる。
【0039】図1は、本発明の一実施形態による、本発
明を適用することのできるクライアント/サーバ・シス
テム100を示す図である。クライアント/サーバ・シ
ステム100は、少なくとも1つのクライアント102
(以下「クライアント102」)、少なくとも1つのサ
ーバ104(以下「サーバ104」)、および、少なく
とも1つのキャッシュ106(以下「キャッシュ10
6」)を備えている。
【0040】クライアント102は、サーバ104から
情報を取得する。クライアント102にアクセスする際
に、サーバ104には、遅延および/または他のオーバ
ーヘッド(例えばネットワーク・オーバーヘッド)がか
かる。このようなアクセスにためのオーバーヘッドを低
減するために、サーバ104が出す情報をキャッシュ1
06に格納しておく。そうすれば、クライアント102
は、サーバ104からキャッシュした情報を極めて小さ
なオーバーヘッドで取得することができる。本発明の主
な特徴の1つは、クライアント102に送られる情報を
カスタマイズするキャッシュ106の機能である。
【0041】既存のキャッシュは、クライアントに返す
べきオブジェクトを実際に格納している。本発明では、
キャッシュ106は、内容が部分的にしか特定されてい
ないオブジェクトである、カスタマイズ可能なテンプレ
ート(customizable template:CT)を格納している。
図2は、本発明の一実施形態による、カスタマイズした
ブロックをHTML(HyperText Markup Language:ハイ
パーテキスト・マーク付け言語) ページ内で特定する方
法を示す図である。図2は、特に、HTMLページ内
(例えば上端の近く)に挿入することのできる注釈行を
示している。キャッシュは、この注釈行を解釈して、ク
ライアントにオブジェクトを返す前に当該オブジェクト
をカスタマイズする方法を決める。(offset x, rule i
d x)という文字列のうち「offset x」は、HTMLペー
ジ内のオフセットを表わしている。この場合、x番目の
カスタマイズしたブロックを挿入すべきであることを表
わしている。「rule id x 」は、x番目のカスタマイズ
したブロックを生成する方法を示すRIBへのポインタ
である。認識すべきは、図2に示した方法は多くの例の
中のほんの一例であり、ここに示した本発明の教示を考
慮すると、当業者は、本発明の本旨と範囲の内で、カス
タマイズしたブロックを特定する方法として、ここに示
したものの他にも様々な方法を想到しうる、という点で
ある。例えば、別のマーク付け言語、あるいは非マーク
付け言語で記述した文書/ページ中へ挿入することに基
づいた、カスタマイズしたブロックを特定する別の方法
が考えられる。
【0042】図3は、本発明の一実施形態による、静的
規則情報ブロック(RIB)302と動的RIB350
を示す図である。静的RIB302は、例えばクライア
ントの発信元で決まる様々な動作を特定する規則であ
る。例えば、クライアントのIPアドレスが「.ed
u」なるエンティティ(実体)に変換される場合、カス
タマイズしたブロック(CB)は、「file1.tx
t」「file2.txt」「file3.txt」の
うちのいずれかになる。(エンティティ〔実体〕とは、
対象とするシステムを構成している物的、人的、あるい
は抽象的な構成要素のことである)。これらのうち正確
なカスタマイズしたブロック(CB)は、ラウンド・ロ
ビン選択とランダム選択を含む(しかし、これらに限定
されない)任意の数の選択機構によって決めることがで
きる。クライアントのIPアドレスが「.com」なる
エンティティに変換される場合、カスタマイズしたブロ
ック(CB)は、「file4.txt」「file
5.txt」「file6.txt」のうちのいずれか
になる。クライアントのIPアドレスがその他の型のエ
ンティティ(例えば「.org」)に変換される場合、
カスタマイズしたブロック(CB)は、「file7.
txt」になる。
【0043】動的RIB350には、カスタマイズした
ブロック(CB)を生成するのに呼び出すべき機能への
参照が含まれている。
【0044】図4は、本発明の一実施形態による、デー
タを生成しキャッシュする方法のフローチャートを示す
図である。このようなデータは、通常、サーバ104が
生成し、キャッシュ106が格納する。
【0045】まず、カスタマイズ可能なテンプレート
(CT)を生成する(ステップ402)。これは、例え
ばウェブ・プログラマーが行なってもよい。また、カス
タマイズ可能なHTMLテンプレートを生成するため
に、図2に示した注釈行と同様の注釈行をHTMLペー
ジの先頭に付加してもよい。
【0046】次いで、カスタマイズしたブロック(C
B)をカスタマイズ可能なテンプレート(CT)に挿入
する規則を生成する(ステップ404)。これらの規則
は、図3に示した規則と同様のものである。無論、別の
型の規則を使うこともできるし、あるいは、それらを組
み合わせた規則を使うこともできる。任意実行事項とし
て、ステップ404で、少なくとも1つの静的規則に対
応する少なくとも1つのCBをフェッチしてもよい。ス
テップ406で、動的規則用のCBを生成するプログラ
ムと機能を生成する。
【0047】少なくとも1つのCT、RIB、CB、プ
ログラム/機能、および/または、他の情報/データを
キャッシュ106に付加する(ステップ408)。認識
すべきは、このような情報は、カスタマイズした情報に
対するキャッシュ・ミスが発生した後で、キャッシュ1
06に付加してもよい、という点である。さらに、この
ような情報は、キャッシュ106と交信しているサーバ
104がキャッシュ106にプリフェッチ(先取り)し
てもよい。キャッシュのスペース(記憶装置上の領域)
には限りがあるので、あまりにもスペースを取り過ぎる
カスタマイズした情報をキャッシュするのは望ましくな
い。したがって、キャッシュ106は、あまりにもスペ
ースを取り過ぎるカスタマイズした情報を格納しないよ
うに決めてもよい。また、キャッシュ106が満杯にな
ったときには、大きなスペースを占めているカスタマイ
ズした情報を追い出して新たなデータ用に空きを作るよ
うにしてもよい。
【0048】さらに、カスタマイズしたデータを生成す
るのにキャッシュ106が大量のCPUサイクルを消費
するのは好ましくない。しかし、動的規則の中には、大
量のCPUサイクルを消費する機能を呼び出すものがあ
る。任意実行事項として、動的規則が呼び出す機能に、
当該機能を呼び出すのに要するオーバーヘッドの概算値
を関連付けることができる。この場合、カスタマイズし
た情報を生成するのに要するオーバーヘッドの概算値が
大きすぎるときには、キャッシュ106は、当該カスタ
マイズした情報を格納しないように決めてもよい。ま
た、キャッシュ106が満杯になったら、キャッシュ1
06は、生成するのに要する合計オーバーヘッドが大き
すぎるカスタマイズした情報を追い出すようにしてもよ
い。
【0049】本発明の好ましい実施形態では、ステップ
402〜ステップ408をインタリーブ(交互配置)し
並行して実行する。無論、逐次処理と並列処理の変形を
含む他の処理手順を採用することも可能である。
【0050】図5は、本発明の別の実施形態による、デ
ータを生成してキャッシュする方法のフローチャートを
示す図である。このようなデータは、通常、サーバ10
4が生成し、キャッシュ106が格納する。
【0051】まず、カスタマイズ可能なテンプレート
(CT)を生成する(ステップ452)。次いで、カス
タマイズしたブロック(CB)をカスタマイズ可能なテ
ンプレート(CT)に挿入する規則を生成する(ステッ
プ454)。任意実行事項として、ステップ454で、
少なくとも1つの静的規則に対応する少なくとも1つの
CBをフェッチしてもよい。ステップ456で、動的規
則用のCBを生成するプログラムと機能を生成する。
【0052】次いで、CBを生成するためにキャッシュ
106にデータを付加するか否かを判断する(ステップ
458)。ステップ458の判断結果がYesならば、
データ(例えば少なくとも1つのCT、RIB、CB、
プログラム/機能、および/または、他の情報/デー
タ)をキャッシュ106に付加した(ステップ460)
のち、プロセスを終了する。しかし、ステップ458の
判断結果がNoならば、CBおよび/または他の情報/
データを生成するのにキャッシュ106からデータを削
除するか否かを判断する(ステップ462)。ステップ
462の判断結果がYesならば、データ(例えば少な
くとも1つのCT、RIB、CB、プログラム/機能、
および/または、他の情報/データ)をキャッシュ10
6から削除した(ステップ464)のち、プロセスを終
了する。ステップ462の判断結果がNoならば、プロ
セスは直ちに終了する。認識すべきは、ステップ458
とステップ462の判断は、例えば少なくとも1つのカ
スタマイズしたブロック(CB)を生成するのに要する
オーバーヘッドの概算値に基づいて行なってもよい、と
いう点である。
【0053】本発明の好ましい実施形態では、ステップ
452〜ステップ464をインタリーブし並行して実行
する。無論、逐次処理と並列処理の変形を含む他の処理
手順を採用することも可能である。
【0054】図6は、本発明の一実施形態による、キャ
ッシュがカスタマイズした情報を生成する方法のフロー
チャートを示す図である。まず、キャッシュしたデータ
に対する要求をキャッシュ106が受け取る(ステップ
502)。上記要求がキャッシュ106の観点から満足
しうるものであるか否かを判断するためには、既存の方
法(例えばキャッシュ・ディレクトリの検索)を使うこ
とができる。
【0055】次いで、上記要求がカスタマイズした情報
を求めているか否かを判断する(ステップ504)。上
記要求がHTMLページを求めている場合、キャッシュ
106は、例えば図2に示した注釈行と同様の注釈行が
ないかどうか要求されたHTMLページを調べることに
より、当該HTMLページをカスタマイズする必要があ
るか否かを判断することができる。注釈行が検出された
場合、上記要求はカスタマイズした情報を求めている、
と考えることができる。注釈行が検出されない場合、上
記要求はカスタマイズした情報を求めていない、と考え
ることができる。
【0056】上記要求がカスタマイズした情報を求めて
いない場合、(カスタマイズしていない)情報をクライ
アント102に返した(ステップ506)のち、プロセ
スは終了する。認識すべきは、ステップ506は既存の
手法を使って実行できる、という点である。
【0057】これに対して、上記要求がカスタマイズし
た情報を求めている場合、キャッシュ106は、カスタ
マイズしたブロック(CB)を適切なカスタマイズ可能
なテンプレート(CT)に挿入する規則を処理する(ス
テップ508、510、512、514、516)。
【0058】ステップ508で、次の未処理の規則が静
的規則であるか否かを判断する。この規則は、図2の注
釈行と同様の注釈行を調べて、当該規則用の規則情報ブ
ロック(RIB)とCBを挿入するオフセット「0」と
を決めることにより得ることができる。RIBは、規則
が静的であるか動的であるかを示している。
【0059】規則が静的である場合、静的RIBからC
Bを生成した(ステップ510)のち、プロセスはステ
ップ514に進む。例えば、静的RIBとして、図3に
示した形のものを想定する。すると、クライアント10
2が「.edu」なるエンティティに対応する場合、キ
ャッシュ106は、CB用に「file1.txt」
「file2.txt」「file3.txt」のうち
のいずれかを使うことになる。クライアント102
が「.com」なるエンティティに対応する場合には、
キャッシュ106は、CB用に「file4.txt」
または「file5.txt」を使うことになる。クラ
イアント102が別の型のエンティティに対応する場合
には、キャッシュ106は、CB用に「file7.t
xt」を使うことになる。このように、文字列「fil
ex.txt」によって、キャッシュしたデータを特定
することができる。あるいは、文字列「filex.t
xt」によって、キャッシュ106にアクセス可能なフ
ァイルを特定することができる。別の可能性として、文
字列「filex.txt」によって、リモート(遠
隔)側でフェッチする必要のあるデータを特定している
URLを特定することができる。クライアント102が
出すクッキーおよび/または他の情報をURLと一緒に
渡すことにより、リモートのデータをフェッチすること
ができるようになる。
【0060】上とは反対に、規則が静的でない(すなわ
ち規則が動的である)場合、RIBによって特定される
機能を呼び出すことによりCBを生成した(ステップ5
12)のち、プロセスはステップ514に進む。上記機
能は、CBを生成するコンピュータ・プログラムに対応
している。上記機能は、キャッシュしたデータに対する
上記要求に含まれている、クライアント102のアドレ
ス、クライアント102が渡すクッキーおよび/または
他の情報、要求されたURL、他の情報(例えば照会文
字列あるいは照会副文字列)を含む(しかし、これらに
限定されない)少なくとも1つの引数によって引き渡す
ことができる。これらの引数によって、上記機能はCB
をより巧妙に生成することができるようになる。例え
ば、上記要求を作成した人物の名前をCBに含ませるべ
きである場合を想定する。名前の情報はクッキーに含ま
せることができるので、この想定は容易に実現できるこ
とが分かる。
【0061】ステップ514では、CTのオフセット
「0」で特定される場所にCBを挿入する。次いで、す
べてのCBを挿入したか否か(すなわちカスタマイズは
完了したか否か)を判断する(ステップ516)。Ye
sならば、要求された(カスタマイズした)情報をクラ
イアント102に返した(ステップ518)のち、プロ
セスは終了する。Noならば、プロセスはステップ50
8に戻る。
【0062】当業者が容易に想到しうる本発明の変形例
として、テンプレートが、当該テンプレート自体ではな
く別のエンティティにCBを挿入するための場所を特定
するものが挙げられる。この場合、同じエンティティ用
の様々なCBが、様々なテンプレートで特定される可能
性がある。また、オフセットは、CBを生成する規則を
参照しているテンプレートとは別のテンプレートに格納
される可能性がある。
【0063】当業者が容易に想到しうる別の変形例とし
て、CBを挿入すべきCTとは別のエンティティにCB
用の少なくとも1つのオフセットおよび/または規則を
特定するものが挙げられる。実際、CTは、オフセット
および/または規則参照を含んでいる必要はない。例え
ば、すべてのオフセットおよび/または規則参照が別の
エンティティに含まれていてもかまわない。
【0064】図7は、本発明の一実施形態による、クラ
イアント/サーバ・システムにおいてカスタマイズした
情報を提供する方法のフローチャートを示す図である。
説明を簡単にするために、機能、規則、オフセット、カ
スタマイズ可能なテンプレート(CT)、カスタマイズ
したブロック(CB)などがおのおの1つだけある場合
について説明する。しかしながら、これらの事項のおの
おのを複数個用いてもよい、という点を認識すべきであ
る。例えば、1つの文書(ドキュメント)の2個所に、
カスタマイズしたデータの同じブロックを挿入できるよ
うに、2つのオフセットを用いることができる。あるい
は、同じ文書の2つの異なった場所にカスタマイズした
データの2つの異なったブロックを挿入できるように、
2つのオフセットを用いることができる。ここに示した
本発明の教示を考慮すると、当業者は、本発明の構成要
素群の、ここに示した構成、変更、実装の他にも、本発
明の構成要素群から様々な構成、変更、実装を想到しう
る。
【0065】まず、データのカスタマイズしたブロック
(CB)を動的規則から生成すべきであるか否かを判断
する(ステップ610)。カスタマイズしたブロック
(CB)を動的規則から生成すべきである場合、当該カ
スタマイズしたブロック(CB)を生成する実行可能な
コンピュータ・プログラムに対応する機能を生成する
(ステップ612)。カスタマイズしたブロック(C
B)を動的規則から生成すべきでない(すなわち静的規
則から生成すべきである)場合、カスタマイズしたブロ
ック(CB)を生成してキャッシュ106内の場所、あ
るいは、キャッシュ106外の場所(例えばサーバ10
4または別のサーバの記憶装置〔図示せず〕)に予格納
する(ステップ614)。
【0066】次いで、カスタマイズしたブロック(C
B)を生成し、および/または、取り込む規則を生成す
る(ステップ616)。ステップ616には、規則が動
的であるか静的であるかに応じて、それぞれ、カスタマ
イズしたブロック(CB)を生成する機能を特定するス
テップ、あるいは、カスタマイズしたブロック(CB)
の場所(例えばキャッシュ106の内部あるいは外部)
を特定するステップが含まれている。
【0067】カスタマイズ可能なテンプレート(CT)
を生成する(ステップ618)。当該カスタマイズ可能
なテンプレート(CT)には、規則への参照と、当該カ
スタマイズ可能なテンプレート(CT)にカスタマイズ
したブロック(CB)を挿入すべき場所を特定するオフ
セットとが含まれている。
【0068】クライアント102から情報を求める要求
を受け取ると(ステップ620)、その要求がカスタマ
イズ可能なテンプレート(CT)を参照しているか否か
を判断する(ステップ622)。上記要求がカスタマイ
ズ可能なテンプレート(CT)を参照していない場合、
要求された(カスタマイズしていない)情報をクライア
ント102に返した(ステップ624)のち、プロセス
は終了する。しかし、上記要求がカスタマイズ可能なテ
ンプレート(CT)を参照している場合には、当該カス
タマイズ可能なテンプレート(CT)を調べて、オフセ
ットと参照を特定する(ステップ626)。
【0069】上記参照が参照している規則が静的である
か否かを判断する(ステップ628)。上記規則が静的
でない(すなわち動的である)場合、プロセスはステッ
プ642に進む。しかし、上記規則が静的である場合に
は、要求を発したもの(者)の識別情報が、予め特定し
ておいたグループ内のものであるか否かを判断する(ス
テップ630)。ステップ630の判断は、要求を発し
たもののIPアドレスに基づいて行なうことができる。
【0070】要求を発したものの識別情報が予め特定し
ておいたグループ内のものでない場合、プロセスはステ
ップ640に進む。しかし、要求を発したものの識別情
報が予め特定しておいたグループ内のものである場合に
は、上記要求を特定の区分に分類して入れる(ステップ
632)。上記規則がカスタマイズしたブロック(C
B)を生成するデータのリストを特定しているか否かを
判断する(ステップ634)。上記規則がデータのリス
トを特定していない場合、プロセスはステップ640に
進む。しかし、上記規則がデータのリストを特定してい
る場合には、当該リストが複数の事項から成るか否かを
判断する(ステップ636)。Yesならば、上記リス
トから適切な事項を選択する選択方法を上記区分に関連
付ける(ステップ638)。Noならば、プロセスはス
テップ640に進む。
【0071】次いで、上記規則が特定している場所から
カスタマイズしたブロック(CB)を取り込んだ(ステ
ップ640)のち、プロセスはステップ644に進む。
【0072】ステップ642では、ステップ612で生
成した機能を呼び出すことにより、カスタマイズしたブ
ロック(CB)を動的に生成する。
【0073】ステップ640またはステップ642で取
得したカスタマイズしたブロック(CB)は、ステップ
644で、上記カスタマイズ可能なテンプレート(C
T)の上記オフセットが特定している場所に挿入する。
ステップ644における上記カスタマイズしたブロック
(CB)の挿入は、クライアント102の識別情報に基
づいて行なうことができる。次いで、要求された(カス
タマイズした)情報をクライアント102に返した(ス
テップ646)のち、プロセスは終了する。
【0074】以上、本発明の好適な実施形態として、H
TML(ハイパーテキスト・マーク付け言語)で書かれ
た文書(ドキュメント)中で、カスタマイズしたデータ
を扱う場合を説明したけれども、本発明は、他のマーク
付け言語や非マーク付け言語で書かれた文書を含む様々
な文書中でデータをカスタマイズするのに使うことがで
きる。さらに、ここではインターネットあるいはウェブ
をベースにしたクライアント/サーバ環境に関して本発
明の好適な実施形態を説明したけれども、本発明は様々
なクライアント/サーバ環境に適用できる、という点を
認識すべきである。ここに示した本発明の教示を考慮す
ると、当業者は、本発明を適用できる文書と環境とし
て、ここに示した型のものの他に様々な型のものを想到
しうる。
【0075】ここでは添付図面を参照して本発明の実施
形態を説明したけれども、本発明はこれら精緻な実施形
態に限定されず、また、当業者は本発明の本旨と範囲の
内で様々な変形や変更をなしうる、という点を理解すべ
きである。そのような変形や変更は、すべて、特許請求
の範囲によって定義される本発明の本旨と範囲の内に含
まれるべきものである。
【0076】まとめとして以下の事項を開示する。 (1)コンピュータ処理システムにおいてカスタマイズ
した情報を提供する方法であって、データの少なくとも
1つのカスタマイズしたブロックを生成するか取り込む
かするための少なくとも1つの規則を定義するステップ
と、少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレート
を生成するステップであって、前記カスタマイズ可能な
テンプレートが、前記少なくとも1つの規則への少なく
とも1つの参照と、前記少なくとも1つのカスタマイズ
可能なテンプレートに前記少なくとも1つのカスタマイ
ズしたブロックを挿入する少なくとも1つの場所を特定
する少なくとも1つのオフセットとを備えている、ステ
ップと、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテン
プレートの、前記少なくとも1つのオフセットが特定し
ている前記少なくとも1つの場所に、前記少なくとも1
つのカスタマイズしたブロックを挿入するステップとを
備えた方法。 (2)さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能
なテンプレートを調べて、前記少なくとも1つのオフセ
ットと前記少なくとも1つの参照とのうちの少なくとも
1つを特定するステップを備えている、上記(1)に記
載の方法。 (3)前記コンピュータ処理システムが、少なくとも1
つのクライアントと、少なくとも1つのサーバと、少な
くとも1つのキャッシュとを備えている、上記(1)に
記載の方法。 (4)さらに、前記少なくとも1つのクライアントが出
す情報を求める少なくとも1つの要求を前記少なくとも
1つのキャッシュが受け取るステップと、前記少なくと
も1つの要求が前記少なくとも1つのカスタマイズ可能
なテンプレートを参照しているか否かを判断するステッ
プとを備えている、上記(3)に記載の方法。 (5)さらに、前記受け取るステップの前に、前記少な
くとも1つのキャッシュの内部の場所に前記少なくとも
1つのカスタマイズしたブロックを予格納するステップ
を備え、前記定義するステップが、前記少なくとも1つ
の規則の内部で前記少なくとも1つのカスタマイズした
ブロックの前記場所を特定するステップを備えている、
上記(4)に記載の方法。 (6)さらに、前記受け取るステップの前に、前記少な
くとも1つのキャッシュの外部の場所に前記少なくとも
1つのカスタマイズしたブロックを予格納するステップ
を備え、前記定義するステップが、前記少なくとも1つ
の規則の内部で前記少なくとも1つのカスタマイズした
ブロックの前記場所を特定するステップを備えている、
上記(4)に記載の方法。 (7)前記外部の場所が、前記少なくとも1つのサーバ
と前記少なくとも1つのサーバ以外のサーバとのうちの
一方が有する記憶装置の内部にある、上記(6)に記載
の方法。 (8)さらに、前記少なくとも1つの規則が特定しいる
場所から前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロッ
クを取り込むステップを備えている、上記(1)に記載
の方法。 (9)さらに、前記少なくとも1つの要求が前記少なく
とも1つのカスタマイズ可能なテンプレートを参照して
いる場合、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロ
ックを動的に生成するステップを備えている、上記
(4)に記載の方法。 (10)さらに、実行可能なコンピュータ・プログラム
に対応する機能を呼び出すことにより、前記少なくとも
1つのカスタマイズしたブロックを動的に生成するステ
ップを備え、前記定義するステップが、前記少なくとも
1つの規則の内部で前記機能を特定するステップを備え
ている、上記(1)に記載の方法。 (11)前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロッ
クが、前記少なくとも1つのクライアントの識別情報に
基づいて、生成したもの、または、取り込んだものであ
る、上記(3)に記載の方法。 (12)さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズし
たブロックを生成するのに要するオーバーヘッドの概算
値に基づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズした
ブロックを生成するのに前記少なくとも1つのキャッシ
ュにデータを付加すべきか否かを判断するステップを備
えた、上記(3)に記載の方法。 (13)さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズし
たブロックを生成するのに要するオーバーヘッドの概算
値に基づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズした
ブロックを生成するのに前記少なくとも1つのキャッシ
ュからデータを削除すべきか否かを判断するステップを
備えた、上記(3)に記載の方法。 (14)前記少なくとも1つの要求が少なくとも2つの
要求から成り、前記方法が、さらに、所定の基準に基づ
いて、前記少なくとも2つ要求を少なくとも2つの区分
に区分けするステップを備えている、上記(4)に記載
の方法。 (15)前記所定の基準が、前記要求を発した個人の識
別情報である、上記(14)に記載の方法。 (16)前記少なくとも1つの規則が、前記少なくとも
1つのカスタマイズしたブロックを生成するための、デ
ータのリストを特定しており、前記方法が、前記リスト
が複数の事項から成るか否かを判断するステップと、前
記リストが複数の事項から成る場合、前記少なくとも2
つの区分のうちの少なくとも1つに、前記リストから少
なくとも1つの適切な事項を選択する選択方法を関連付
けるステップとを備えている、上記(14)に記載の方
法。 (17)さらに、前記少なくとも1つのキャッシュに、
前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックと前記
少なくとも1つの規則とのうちの少なくとも一方を、サ
ーバ・プログラムに適切に接続されたインタフェースを
通じて、要求によりまたは自動的に、格納するステップ
を備えた、上記(4)に記載の方法。 (18)さらに、前記インタフェースを通じて、前記少
なくとも1つの規則を、自動的に更新するか自動的に変
更するか、少なくとも一方を行なうステップを備えた、
上記(17)に記載の方法。 (19)前記方法が、機械によって実行可能な、前記方
法のステップ群を実行する命令のプログラムを目に見え
る形で組み込むことにより、機械読み取り可能なプログ
ラム記憶装置によって実装されている、上記(1)に記
載の方法。 (20)クライアント/サーバ環境においてカスタマイ
ズした情報を提供するシステムであって、少なくとも1
つのクライアントと、少なくとも1つのサーバと、前記
少なくとも1つのクライアントを前記少なくとも1つの
サーバに接続するように適合しているネットワークと、
情報を求める少なくとも1つの要求が少なくとも1つの
カスタマイズ可能なテンプレートを参照している場合、
前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレート
に少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを挿入す
ることにより、カスタマイズした情報を生成するように
適合している少なくとも1つのキャッシュと、前記少な
くとも1つのサーバを前記少なくとも1つのキャッシュ
に接続するように適合している第1のインタフェースと
を備えたシステム。 (21)前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテン
プレートが、少なくとも1つの規則への少なくとも1つ
の参照と、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテ
ンプレートに前記カスタマイズしたブロックを挿入する
場所を特定している少なくとも1つのオフセットとを備
え、前記少なくとも1つの規則が、前記少なくとも1つ
のカスタマイズしたブロックを生成する、または取り込
むように適合している、上記(20)に記載のシステ
ム。 (22)前記少なくとも1つのキャッシュが、さらに、
前記少なくとも1つの規則を格納するように適合してい
る、上記(21)に記載のシステム。 (23)前記少なくとも1つのキャッシュが、さらに、
前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを格納
するように適合している、上記(20)に記載のシステ
ム。 (24)前記少なくとも1つのキャッシュが、さらに、
前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成
する実行可能な機能を格納するように適合している、上
記(20)に記載のシステム。 (25)前記少なくとも1つのキャッシュが、さらに、
前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレート
を格納するように適合している、上記(20)に記載の
システム。 (26)前記少なくとも1つのキャッシュが、さらに、
その内部の場所に前記少なくとも1つのカスタマイズし
たブロックを予格納するように適合しており、前記少な
くとも1つの規則が、前記少なくとも1つのカスタマイ
ズしたブロックの前記場所を特定している、上記(2
1)に記載のシステム。 (27)さらに、前記少なくとも1つのキャッシュの外
部の記憶装置であって、自らの内部に前記少なくとも1
つのカスタマイズしたブロックを予格納するように適合
している記憶装置を備え、前記少なくとも1つの規則
が、前記記憶装置の内部の前記カスタマイズしたブロッ
クの場所を特定している、上記(21)に記載のシステ
ム。 (28)前記少なくとも1つのキャッシュが、さらに、
前記少なくとも1つの規則が特定している場所から前記
少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを取り込む
ように適合している、上記(21)に記載のシステム。 (29)前記少なくとも1つのキャッシュが前記少なく
とも1つの要求を受け取ると、前記少なくとも1つのカ
スタマイズしたブロックを動的に生成する、上記(2
0)に記載のシステム。 (30)実行可能なコンピュータ・プログラムに対応す
る、少なくとも1つの規則が特定している機能が呼び出
されたときに、前記少なくとも1つのカスタマイズした
ブロックを動的に生成する、上記(21)に記載のシス
テム。 (31)前記少なくとも1つのキャッシュが、さらに、
前記少なくとも1つのクライアントの前記識別情報に基
づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテン
プレートに前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロ
ックを挿入するように適合している、上記(20)に記
載のシステム。 (32)さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズし
たブロックを生成するのに要するオーバーヘッドの概算
値に基づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズした
ブロックを生成するのに前記少なくとも1つのキャッシ
ュにデータを付加すべきか否かを判断する手段を備え
た、上記(20)に記載のシステム。 (33)さらに、前記少なくとも1つのカスタマイズし
たブロックを生成するのに要するオーバーヘッドの概算
値に基づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズした
ブロックを生成するのに前記少なくとも1つのキャッシ
ュからデータを削除すべきか否かを判断する手段を備え
た、上記(20)に記載のシステム。 (34)前記少なくとも1つの要求が少なくとも2つの
要求から成り、前記少なくとも1つの規則が、所定の基
準に基づいて、前記少なくとも2つの要求を少なくとも
2つの区分に区分けする、上記(20)に記載のシステ
ム。 (35)前記所定の基準が、前記要求を発した個人の識
別情報である、上記(34)に記載のシステム。 (36)前記少なくとも1つの規則が、前記少なくとも
1つのカスタマイズしたブロックを生成するために、デ
ータのリストを特定しており、前記システムが、前記リ
ストが複数の事項から成るか否かを判断する手段と、前
記リストが複数の事項から成る場合、前記少なくとも2
つの区分のうちの少なくとも1つに、前記リストから少
なくとも1つの適切な事項を選択する選択方法を関連付
ける手段とを備えている、上記(34)に記載のシステ
ム。 (37)さらに、前記少なくとも1つのキャッシュを、
前記少なくとも1つのサーバ以外のサーバに格納されて
いるサーバ・プログラムに接続させるように適合してい
る第2のインタフェースと、前記少なくとも1つのキャ
ッシュに、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロ
ックと前記少なくとも1つの規則とのうちの少なくとも
一方を、前記第2のインタフェースを通じて、要求によ
りまたは自動的に、格納する手段とを備えた、上記(2
1)に記載のシステム。 (38)さらに、前記インタフェースを通じて、前記少
なくとも1つの規則を、自動的に更新するか自動的に変
更するか、少なくとも一方を行なう手段を備えた、上記
(37)に記載のシステム。 (39)コンピュータ処理システムにおいてカスタマイ
ズした情報を提供する方法であって、データの少なくと
も1つのカスタマイズしたブロックを生成するか取り込
むかするための少なくとも1つの規則を定義するステッ
プと、前記少なくとも1つの規則を使って、データの前
記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成す
るか取り込むかするステップと、少なくとも1つのカス
タマイズ可能なテンプレートの少なくとも1つの特定の
場所に前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロック
を挿入するステップとを備えた方法。 (40)前記方法が、機械によって実行可能な、前記方
法のステップ群を実行する命令のプログラムを目に見え
る形で組み込むことにより、機械読み取り可能なプログ
ラム記憶装置によって実装されている、上記(39)に
記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による、本発明を適用で
きるクライアント・/サーバ・システムを示す図であ
る。
【図2】 本発明の一実施形態による、HTMLページ
内でカスタマイズ可能なブロックを特定する方法を示す
図である。
【図3】 本発明の一実施形態による、静的規則情報ブ
ロック(RIB)と動的RIBを示す図である。
【図4】 本発明の一実施形態による、データを生成し
キャッシュする方法のフローチャートを示す図である。
【図5】 本発明の別の実施形態による、データを生成
しキャッシュする方法のフローチャートを示す図であ
る。
【図6】 本発明の一実施形態による、キャッシュがカ
スタマイズした情報を生成する方法のフローチャートを
示す図である。
【図7】 本発明の一実施形態による、クライアント/
サーバ・システムにおいてカスタマイズした情報を提供
する方法のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
100…クライアント/サーバ・システム、102…ク
ライアント、104…サーバ、106…キャッシュ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 150 G06F 17/30 150B (72)発明者 ジェームズ・アール.エイチ.・チャレン ジャー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10524、 ガリソン、オールド ウェスト ポイント ロード 404 (72)発明者 ポール・エム・ダンツィッヒ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10583、 スカースデール、アーミー ロード 116 (72)発明者 ダニエル・エム・ディアス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10547、 モヘーガン レーク、サニー コート 3380 (72)発明者 アルン・ケイ・リエンガー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10598、 ヨークタウン ハイツ、パーク レーン 1160 (72)発明者 ジュネワ・ソン 大韓民国 300−130、タエジョン、パナ ム・ドンム ドン・グ 189−1 Fターム(参考) 5B075 PQ05 QS05 5B082 FA12 HA02 HA08

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータ処理システムにおいてカスタ
    マイズした情報を提供する方法であって、 データの少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを
    生成するか取り込むかするための少なくとも1つの規則
    を定義するステップと、 少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレートを生
    成するステップであって、前記カスタマイズ可能なテン
    プレートが、前記少なくとも1つの規則への少なくとも
    1つの参照と、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能
    なテンプレートに前記少なくとも1つのカスタマイズし
    たブロックを挿入する少なくとも1つの場所を特定する
    少なくとも1つのオフセットとを備えている、ステップ
    と、 前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレート
    の、前記少なくとも1つのオフセットが特定している前
    記少なくとも1つの場所に、前記少なくとも1つのカス
    タマイズしたブロックを挿入するステップとを備えた方
    法。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレート
    を調べて、前記少なくとも1つのオフセットと前記少な
    くとも1つの参照とのうちの少なくとも1つを特定する
    ステップを備えている、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記コンピュータ処理システムが、 少なくとも1つのクライアントと、少なくとも1つのサ
    ーバと、少なくとも1つのキャッシュとを備えている、
    請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記少なくとも1つのクライアントが出す情報を求める
    少なくとも1つの要求を前記少なくとも1つのキャッシ
    ュが受け取るステップと、 前記少なくとも1つの要求が前記少なくとも1つのカス
    タマイズ可能なテンプレートを参照しているか否かを判
    断するステップとを備えている、請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】さらに、 前記受け取るステップの前に、前記少なくとも1つのキ
    ャッシュの内部の場所に前記少なくとも1つのカスタマ
    イズしたブロックを予格納するステップを備え、 前記定義するステップが、 前記少なくとも1つの規則の内部で前記少なくとも1つ
    のカスタマイズしたブロックの前記場所を特定するステ
    ップを備えている、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】さらに、 前記受け取るステップの前に、前記少なくとも1つのキ
    ャッシュの外部の場所に前記少なくとも1つのカスタマ
    イズしたブロックを予格納するステップを備え、 前記定義するステップが、 前記少なくとも1つの規則の内部で前記少なくとも1つ
    のカスタマイズしたブロックの前記場所を特定するステ
    ップを備えている、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記外部の場所が、前記少なくとも1つの
    サーバと前記少なくとも1つのサーバ以外のサーバとの
    うちの一方が有する記憶装置の内部にある、請求項6に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 さらに、 前記少なくとも1つの規則が特定しいる場所から前記少
    なくとも1つのカスタマイズしたブロックを取り込むス
    テップを備えている、請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 さらに、 前記少なくとも1つの要求が前記少なくとも1つのカス
    タマイズ可能なテンプレートを参照している場合、前記
    少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを動的に生
    成するステップを備えている、請求項4に記載の方法。
  10. 【請求項10】さらに、 実行可能なコンピュータ・プログラムに対応する機能を
    呼び出すことにより、前記少なくとも1つのカスタマイ
    ズしたブロックを動的に生成するステップを備え、 前記定義するステップが、 前記少なくとも1つの規則の内部で前記機能を特定する
    ステップを備えている、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記少なくとも1つのカスタマイズした
    ブロックが、前記少なくとも1つのクライアントの識別
    情報に基づいて、生成したもの、または、取り込んだも
    のである、請求項3に記載の方法。
  12. 【請求項12】 さらに、 前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成
    するのに要するオーバーヘッドの概算値に基づいて、前
    記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成す
    るのに前記少なくとも1つのキャッシュにデータを付加
    すべきか否かを判断するステップを備えた、請求項3に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 さらに、 前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成
    するのに要するオーバーヘッドの概算値に基づいて、前
    記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成す
    るのに前記少なくとも1つのキャッシュからデータを削
    除すべきか否かを判断するステップを備えた、請求項3
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記少なくとも1つの要求が少なくとも
    2つの要求から成り、 前記方法が、さらに、 所定の基準に基づいて、前記少なくとも2つ要求を少な
    くとも2つの区分に区分けするステップを備えている、
    請求項4に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記所定の基準が、前記要求を発した個
    人の識別情報である、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記少なくとも1つの規則が、前記少な
    くとも1つのカスタマイズしたブロックを生成するため
    の、データのリストを特定しており、 前記方法が、 前記リストが複数の事項から成るか否かを判断するステ
    ップと、 前記リストが複数の事項から成る場合、前記少なくとも
    2つの区分のうちの少なくとも1つに、前記リストから
    少なくとも1つの適切な事項を選択する選択方法を関連
    付けるステップとを備えている、請求項14に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 さらに、 前記少なくとも1つのキャッシュに、前記少なくとも1
    つのカスタマイズしたブロックと前記少なくとも1つの
    規則とのうちの少なくとも一方を、サーバ・プログラム
    に適切に接続されたインタフェースを通じて、要求によ
    りまたは自動的に、格納するステップを備えた、請求項
    4に記載の方法。
  18. 【請求項18】 さらに、 前記インタフェースを通じて、前記少なくとも1つの規
    則を、自動的に更新するか自動的に変更するか、少なく
    とも一方を行なうステップを備えた、請求項17に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】前記方法が、機械によって実行可能な、
    前記方法のステップ群を実行する命令のプログラムを目
    に見える形で組み込むことにより、機械読み取り可能な
    プログラム記憶装置によって実装されている、請求項1
    に記載の方法。
  20. 【請求項20】クライアント/サーバ環境においてカス
    タマイズした情報を提供するシステムであって、 少なくとも1つのクライアントと、 少なくとも1つのサーバと、 前記少なくとも1つのクライアントを前記少なくとも1
    つのサーバに接続するように適合しているネットワーク
    と、 情報を求める少なくとも1つの要求が少なくとも1つの
    カスタマイズ可能なテンプレートを参照している場合、
    前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレート
    に少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを挿入す
    ることにより、カスタマイズした情報を生成するように
    適合している少なくとも1つのキャッシュと、 前記少なくとも1つのサーバを前記少なくとも1つのキ
    ャッシュに接続するように適合している第1のインタフ
    ェースとを備えたシステム。
  21. 【請求項21】前記少なくとも1つのカスタマイズ可能
    なテンプレートが、 少なくとも1つの規則への少なくとも1つの参照と、前
    記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレートに
    前記カスタマイズしたブロックを挿入する場所を特定し
    ている少なくとも1つのオフセットとを備え、 前記少なくとも1つの規則が、前記少なくとも1つのカ
    スタマイズしたブロックを生成する、または取り込むよ
    うに適合している、請求項20に記載のシステム。
  22. 【請求項22】前記少なくとも1つのキャッシュが、さ
    らに、前記少なくとも1つの規則を格納するように適合
    している、請求項21に記載のシステム。
  23. 【請求項23】前記少なくとも1つのキャッシュが、さ
    らに、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロック
    を格納するように適合している、請求項20に記載のシ
    ステム。
  24. 【請求項24】前記少なくとも1つのキャッシュが、さ
    らに、前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロック
    を生成する実行可能な機能を格納するように適合してい
    る、請求項20に記載のシステム。
  25. 【請求項25】前記少なくとも1つのキャッシュが、さ
    らに、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプ
    レートを格納するように適合している、請求項20に記
    載のシステム。
  26. 【請求項26】前記少なくとも1つのキャッシュが、さ
    らに、その内部の場所に前記少なくとも1つのカスタマ
    イズしたブロックを予格納するように適合しており、 前記少なくとも1つの規則が、前記少なくとも1つのカ
    スタマイズしたブロックの前記場所を特定している、請
    求項21に記載のシステム。
  27. 【請求項27】 さらに、 前記少なくとも1つのキャッシュの外部の記憶装置であ
    って、自らの内部に前記少なくとも1つのカスタマイズ
    したブロックを予格納するように適合している記憶装置
    を備え、前記少なくとも1つの規則が、前記記憶装置の
    内部の前記カスタマイズしたブロックの場所を特定して
    いる、請求項21に記載のシステム。
  28. 【請求項28】前記少なくとも1つのキャッシュが、さ
    らに、前記少なくとも1つの規則が特定している場所か
    ら前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを取
    り込むように適合している、請求項21に記載のシステ
    ム。
  29. 【請求項29】前記少なくとも1つのキャッシュが前記
    少なくとも1つの要求を受け取ると、前記少なくとも1
    つのカスタマイズしたブロックを動的に生成する、請求
    項20に記載のシステム。
  30. 【請求項30】実行可能なコンピュータ・プログラムに
    対応する、少なくとも1つの規則が特定している機能が
    呼び出されたときに、前記少なくとも1つのカスタマイ
    ズしたブロックを動的に生成する、請求項21に記載の
    システム。
  31. 【請求項31】前記少なくとも1つのキャッシュが、さ
    らに、前記少なくとも1つのクライアントの前記識別情
    報に基づいて、前記少なくとも1つのカスタマイズ可能
    なテンプレートに前記少なくとも1つのカスタマイズし
    たブロックを挿入するように適合している、請求項20
    に記載のシステム。
  32. 【請求項32】 さらに、 前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成
    するのに要するオーバーヘッドの概算値に基づいて、前
    記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成す
    るのに前記少なくとも1つのキャッシュにデータを付加
    すべきか否かを判断する手段を備えた、請求項20に記
    載のシステム。
  33. 【請求項33】 さらに、 前記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成
    するのに要するオーバーヘッドの概算値に基づいて、前
    記少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを生成す
    るのに前記少なくとも1つのキャッシュからデータを削
    除すべきか否かを判断する手段を備えた、請求項20に
    記載のシステム。
  34. 【請求項34】前記少なくとも1つの要求が少なくとも
    2つの要求から成り、 前記少なくとも1つの規則が、所定の基準に基づいて、
    前記少なくとも2つの要求を少なくとも2つの区分に区
    分けする、請求項20に記載のシステム。
  35. 【請求項35】前記所定の基準が、前記要求を発した個
    人の識別情報である、請求項34に記載のシステム。
  36. 【請求項36】前記少なくとも1つの規則が、前記少な
    くとも1つのカスタマイズしたブロックを生成するため
    に、データのリストを特定しており、 前記システムが、 前記リストが複数の事項から成るか否かを判断する手段
    と、 前記リストが複数の事項から成る場合、前記少なくとも
    2つの区分のうちの少なくとも1つに、前記リストから
    少なくとも1つの適切な事項を選択する選択方法を関連
    付ける手段とを備えている、請求項34に記載のシステ
    ム。
  37. 【請求項37】 さらに、 前記少なくとも1つのキャッシュを、前記少なくとも1
    つのサーバ以外のサーバに格納されているサーバ・プロ
    グラムに接続させるように適合している第2のインタフ
    ェースと、 前記少なくとも1つのキャッシュに、前記少なくとも1
    つのカスタマイズしたブロックと前記少なくとも1つの
    規則とのうちの少なくとも一方を、前記第2のインタフ
    ェースを通じて、要求によりまたは自動的に、格納する
    手段とを備えた、請求項21に記載のシステム。
  38. 【請求項38】 さらに、 前記インタフェースを通じて、前記少なくとも1つの規
    則を、自動的に更新するか自動的に変更するか、少なく
    とも一方を行なう手段を備えた、請求項37に記載のシ
    ステム。
  39. 【請求項39】コンピュータ処理システムにおいてカス
    タマイズした情報を提供する方法であって、 データの少なくとも1つのカスタマイズしたブロックを
    生成するか取り込むかするための少なくとも1つの規則
    を定義するステップと、 前記少なくとも1つの規則を使って、データの前記少な
    くとも1つのカスタマイズしたブロックを生成するか取
    り込むかするステップと、 少なくとも1つのカスタマイズ可能なテンプレートの少
    なくとも1つの特定の場所に前記少なくとも1つのカス
    タマイズしたブロックを挿入するステップとを備えた方
    法。
  40. 【請求項40】前記方法が、機械によって実行可能な、
    前記方法のステップ群を実行する命令のプログラムを目
    に見える形で組み込むことにより、機械読み取り可能な
    プログラム記憶装置によって実装されている、請求項3
    9に記載の方法。
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