JP2001060179A - 履歴記録装置及び履歴再生装置 - Google Patents

履歴記録装置及び履歴再生装置

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JP2001060179A
JP2001060179A JP11233990A JP23399099A JP2001060179A JP 2001060179 A JP2001060179 A JP 2001060179A JP 11233990 A JP11233990 A JP 11233990A JP 23399099 A JP23399099 A JP 23399099A JP 2001060179 A JP2001060179 A JP 2001060179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 WWWブラウザ画面上でフォームを操作する
ことによってアクセス可能な動的なコンテンツに対する
アクセス履歴を恒久的に保存する。 【解決手段】 履歴記録装置及び再生装置は、WWWブ
ラウザが読み込み可能なHTMLコンテンツとして実装
され、URLを用いて読み込んでWWWブラウザ・フレ
ーム上で実行することができる。記録装置においては、
イベント・ハンドラ設定手段は、HTMLコンテンツを
構成する各コンポネントに対して、ユーザの操作履歴を
生成して、且つ、これを履歴保持手段に追加するような
イベント・ハンドラを設定する。さらに、再生装置を読
み込み可能で、保持された履歴情報を含んだURLを生
成する。再生装置は、このURLを解析して、再現すべ
きHTMLコンテンツのURLと、このコンテンツに適
用すべき操作履歴を抽出して順次適用することで動的コ
ンテンツを再現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資源オブジェクト
に対するユーザのアクセス履歴や操作履歴を記録及び/
又は再生するための履歴記録装置及び/又は履歴再生装
置に係り、特に、WWW(World Wide We
b)資源空間上で提供されるコンテンツを探索するため
にユーザがWWWブラウザ画面を介して行ったアクセス
履歴、操作履歴、アクション履歴を保存し、且つ、保存
された履歴情報を利用して過去にアクセスしたコンテン
ツを再現するための履歴記録装置及び/又は履歴再生装
置に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、WWW資源空間
上で提供される動的なコンテンツにアクセスするために
WWWブラウザ上で行われたイベント履歴情報を恒久的
に保存し、且つ、イベント履歴情報に従って動的なコン
テンツを再現するための履歴記録装置及び/又は履歴再
現装置に関する。
【0003】
【従来の技術】昨今、コンピュータ・システムどうしを
ネットワークによって相互接続する「ネットワーク・コ
ンピューティング」に関する技術開発が盛んに行なわれ
ている。コンピュータどうしをネットワーク接続する意
義は、互いのコンピュータ資源の共有、情報の流通・共
有などにある。
【0004】コンピュータどうしを接続する通信媒体と
しては、企業や研究機関の構内など限定した空間内に敷
設されたLAN(Local Area Networ
k)や、LANどうしを専用線等で相互接続したWAN
(Wide Area Network)など様々であ
る。最近では、全世界を網羅する巨大なネットワークで
ある「インターネット」の利用が盛んである。
【0005】「インターネット」は、米国防総省が構築
したARPANET(Advanced Resear
ch Projects Agency Networ
k)を原形としたネットワークであるが、その後、全米
科学財団のNSFNET(National Scie
nce Foundation Network)に包
括され、さらに各サーバ(主にUNIXワークステーシ
ョン)どうしが自主的に相互接続を繰り返した結果、そ
の字義通り、世界規模のネットワークへと成長を遂げ
た。
【0006】インターネット上のサーバどうしは、通
常、TCP/IP(Transmission Con
trol Protocol/Internet Pr
otocol)接続される。また、インターネット上に
散在する各種の資源オブジェクトは、URL(Unif
orm Resource Locator)という形
式のリファレンス(若しくは、「名前」とも言う)によ
って特定される。URLとは、ネットワークなどの資源
空間上で資源の名称やその在り処を特定するための文字
列であり、スキーム名(プロトコル名)://ホスト名
(ドメイン名):ポート番号/パス名(ファイル名)」
という形式で記述される。URLについては、例えばR
FC(Request For Comments)1
738やRFC1808などに記述されている。
【0007】インターネットにおける代表的なアプリケ
ーションであるWWW(WorldWide Web)
は、ハイパーリンク構造の資源オブジェクトをインター
ネット上で広域的に提供する分散型の情報検索システム
である。WWW資源空間上で提供される資源オブジェク
トは、主として、HTML(Hyper TextMa
rkup Language)というマークアップ形式
の言語で記述されたハイパーテキスト・ドキュメントで
ある。HTMLについては、例えばRFC1866に記
述されている。HTML形式の各資源オブジェクトも、
前述したURL形式のリファレンスを有している。
【0008】HTMLを始めとする「ハイパーテキス
ト」は、ファイルを構成する文字や絵、表などをカード
のようなオブジェクトとして扱い、さらにそのオブジェ
クト間で関連付けすなわちリンクを形成して、相互にす
ぐ参照できる機能を持っている(周知)。例えば、WW
W資源空間上に存在するHTMLドキュメントは、他の
資源オブジェクトへのリンク情報が複数埋め込まれてい
る。HTMLドキュメントに埋め込まれる各リンク情報
も、上述したURL形式で記述されたリファレンスであ
る。
【0009】WWW資源空間は、世界中に分散した無数
のWWWサーバとWWWクライアントによって構成され
る。WWWサーバとWWWクライアントの間では、通
常、HTTP(Hyper Text Transfe
r Protocol)プロトコルに従って資源アクセ
スが行われる。HTTPプロトコルについては、例えば
RFC1945やRFC2068に記述されている。
【0010】WWWサーバは、通常、WWWサーバ専用
のアプリケーションを用いて動作するコンピュータ・シ
ステムであり、HTML形式で記述されたハイパーテキ
ストからなる資源オブジェクトを複数所有するとととも
に、WWWクライアントに対する資源提供サービスを行
う。情報の提供者は、提供したい情報をHTML形式で
記述し、これを資源オブジェクトとしてWWWサーバに
蓄積して、インターネット上でWWWクライアントに公
開することによって、WWWクライアントへの情報提供
を達成することができる。
【0011】他方、WWW資源空間上で資源オブジェク
トを要求するWWWクライアントは、通常、「WWWブ
ラウザ」と呼ばれるアプリケーションを用いて動作する
コンピュータである。
【0012】WWWブラウザは、資源オブジェクトの取
り出しを代行する一種のユーザ・エージェントであり、
クライアント・マシンのデスクトップ画面上では「ブラ
ウザ・ウィンドウ」という形態で出現する。WWWブラ
ウザは、ブラウザ・ウィンドウ画面上の場所ボックスに
キー入力されたURLに従って、該当する資源オブジェ
クトすなわちHTMLドキュメントを、ハイパーリンク
構造のWWW資源空間上で探索し、そのダウンロードを
行う。また、取得したHTMLコンテンツは、WWWペ
ージ(ホームページ)画面を組み立てるためのページ表
示情報として利用される。すなわち、WWWブラウザ
は、HTMLドキュメントを解析して、ブラウザ・ウィ
ンドウ画面上にWWWページ画面を表示する。
【0013】一般に、WWWページ表示画面上では、他
の資源オブジェクトへのリンク情報に関連する表示オブ
ジェクトは「アンカー」としてホットスポット表示され
ており、ユーザはWWWページ表示画面上に散在するリ
ンク情報の在り処を直感的に検知することができる。W
WWページ表示画面上に貼り付けられたリンク情報の実
態は、各リンク先の資源オブジェクトへのリファレンス
であり、やはりURL形式で記述されている。ユーザ
は、ホームページ画面上で、関心のあるアンカーをマウ
スでクリックするという直感的な操作によって、リンク
付けされた次の資源オブジェクトを指示することができ
る。WWWブラウザは、アンカーのクリック操作に応答
して、アンカーに埋め込まれたURLに該当する資源オ
ブジェクトを資源空間上で探索し、リンク先へのアクセ
スを実現する。略言すれば、ユーザは、マウス・クリッ
クによる直感的な操作を行うだけで、世界規模で展開さ
れたWWW資源空間上を自在に探索することができる訳
である。
【0014】WWW資源空間上において資源オブジェク
ト間のハイパーリンク構造は、資源オブジェクトすなわ
ちWWWページの作成者によって形成されるものである
が、必ずしもWWWクライアント・ユーザにとって利便
性が図られた構造とはなっていない。このため、各ユー
ザにとっては、自らがWWW資源空間上を探索した経路
やアクセス履歴、さらにはWWWブラウザ画面上での操
作履歴を記録しておくことは、以後の探索作業を簡便且
つ効率的に行う上で非常に重要なことである。
【0015】例えば、米国ネットスケープ・コミュニケ
ーションズ社の”NetscapeNavigato
r”を始めとする殆どのWWWブラウザ製品は、WWW
資源空間上の探索履歴を残すために、いわゆる「ブック
マーク」機能を提供している、WWWブラウザのユーザ
は、現在表示中のコンテンツすなわちWWWページに将
来再びアクセスしようと思ったときに、ブックマークに
そのコンテンツのURLを保存することができる。ブッ
クマークは、登録されたURLを一覧表示する機能を備
え、ユーザは、このURLリスト中から所望のものを選
択することで、同じWWWページに再度アクセスして表
示させることができる。
【0016】さらに、WWWブラウザは、最近訪れたW
WWページに関する履歴一覧を管理する機能を備えてい
る。したがって、ユーザは、ブラウザ画面上のツール・
ボタンの1つとして配設された「戻る」ボタンを押す
(クリックする)ことによって履歴一覧を1つずつ遡
り、あるいは、「次」ボタンを押すことによって履歴一
覧を1つずつ進むことができ、直前にアクセスした資源
オブジェクトに対して容易且つ効率的に再アクセスする
ことができる。但し、履歴一覧情報は、揮発的、すなわ
ちWWWブラウザの起動期間中しか保存されず、ブラウ
ザを再起動したときには以前の履歴をたどることはでき
ない。
【0017】この他、ユーザが一度アクセスしたWWW
ページに対する再アクセスを好適に実現するための技術
を提案するものとしてとして、特開平6−215043
号公報や、特開平11−15847号公報等が挙げられ
る。
【0018】特開平6−215043号公報に記載のハ
イパーテキストシステムは、表示履歴を記憶するだけで
なく、ユーザの操作履歴も記憶するようにしたので、ど
のコンテンツを表示したかだけでなく、どのような操作
によってコンテンツをたどったかを知ることができる。
【0019】また、特開平11−15847号公報に開
示されているHTMLコンテンツの履歴方法によれば、
WWWブラウザのアクセス履歴からHTMLコンテンツ
を動的に生成し、コンテンツの使用履歴を恒久的に保存
することが可能である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】WWWサーバが提供す
るサービスは、原初的には、WWWブラウザから要求さ
れたHTMLコンテンツを単に取り出して送り返すだけ
であり、自らコンテンツを加工・処理する機能を持たな
い。これに対し、CGI(Common Gatewa
y Interface)のような技術を従来の資源提
供サービスと組み合わせることにより、多種多様で付加
価値の高いサービスを、既存のWWWブラウザやWWW
サーバを通して利用することが可能である。CGIを始
めとするWWWサーバの遠隔手続き呼び出し方式は、当
業界において広く浸透してきている。
【0021】CGIとは、WWWサーバが外部プログラ
ムを呼び出すための標準的な規約である。呼び出された
外部プログラムは、WWWサーバに代わって資源オブジ
ェクトに対する処理を実行することができる。外部プロ
グラムは、同一のWWWサーバ上で起動しても、あるい
はネットワーク上の他のサーバで起動してもよい。
【0022】CGI要求を行う場合、WWWクライアン
ト・ユーザは、WWWページ上に用意された「フォー
ム」と呼ばれるオブジェクトに対してテキスト入力した
り、選択リストから項目を選ぶことによって、要求する
処理サービスをより細かく指定することができる。他方
のWWWサーバは、入力データや選択項目などを伴った
CGI要求を受信すると、外部プログラム(CGIアプ
リケーション)を起動する。この外部プログラムは、入
力データや選択項目に従ってWWW資源空間上から必要
な資源オブジェクトを探索して処理する。そして、外部
プログラムは、処理結果をHTML形式のコンテンツに
してWWWサーバに返し、WWWサーバはこれをWWW
クライアントに転送する。この結果、WWWブラウザ画
面上では、ユーザが指定した内容に適ったWWWペー
ジ、すなわち動的なコンテンツのサービスが提供される
ことになる。
【0023】CGI要求の内容を指定したユーザ入力デ
ータや選択項目をWWWサーバに送信する方法として
は、URLにこれら入力データや選択項目を連結して
(すなわちURLと同じメッセージとして)送信する方
法と、URLには連結せず、別途POSTデータとして
(すなわちURLとは別のメッセージとして)送信する
方法とが挙げられる。
【0024】WWW資源空間上におけるアクセス履歴
や、HTMLコンテンツに対するユーザの操作履歴を記
録することがWWW探索作業を効率化する上で重要であ
るということは、[従来の技術]の欄で既に述べた通り
である。URLに入力データや選択項目を連結させると
いう前者の送信方法する場合、データを連結したURL
そのものをブックマーク(前述)に保存しておくことに
よって、ユーザの操作履歴を保存することができる。し
たがって、将来、ブックマークの中から同じURLを選
択することによって同じ処理を実行することができる。
これに対し、後者の場合、URL自体をブックマークに
保存してもPOSTデータは消失してしまうため同じ処
理を実行することはできない(一般に、POSTデータ
は揮発的にのみ保管され、WWWブラウザを終了した時
点で失われる。再びWWWブラウザを起動してもPOS
Tデータは回復されない)。
【0025】また、前者の場合であっても、ユーザがW
WWページ内のフォームを編集する操作履歴や、フォー
ム内容に従って処理を実行する前の状態をブックマーク
で保存することはできない。編集内容はWWWブラウザ
の履歴に保存されているものの、WWWが終了すると消
失してしまい、恒久的な保存はできない。前述した特開
平6−215043号公報や特開平11−15847号
公報でも、POSTデータやフォームの編集内容を保存
する点については、全く開示していない。
【0026】他方、WWW資源空間上における資源提供
サービスを高機能化・高付加価値化する別の手法とし
て、HTMLコンテンツ中にスクリプト形式で記述され
た命令を埋め込み、WWWブラウザ上でこれらスクリプ
ト命令を実行させる技術がある。
【0027】スクリプトとは、ソフトウェアに実行させ
る処理手順(メソッド)を、通常のソース・プログラム
と同様に、テキスト形式で記述したものを言う。アプリ
ケーションやOS上などで、エンド・ユーザが制御でき
る操作手順(例えば、特定のキーやボタン)を組み合わ
せた一連の処理を自動化するために、スクリプトが用い
られる。WWWブラウザ上で実行するスクリプトを記述
する言語仕様としては、米ネットスケープ・コミュニケ
ーションズ社が開発したJavaScriptや、米マ
イクロソフト社が開発したJScript、VBscr
iptなどが挙げられる。HTMLコンテンツ中にスク
リプトを埋め込む形式としては、HTMLコンテンツ中
のスクリプト・タグ内に直接スクリプトを記入する形式
と、”include”すなわちHTMLコンテンツと
は別のスクリプト・ファイルを呼び出す形式とがある。
【0028】HTMLコンテンツにスクリプトを適用す
ることにより、本来はWWWサーバ側で実行していた処
理の一部をWWWブラウザに分担させることができる。
例えば、WWWブラウザ上のイベント処理をスクリプト
で実行することができるので、対話型のWWWページが
実現される。また、ユーザがWWWブラウザ画面上でフ
ォームにデータを入力してWWWサーバにその処理を依
頼する際に、入力データの書式チェックなどの作業をW
WWブラウザ側で行うことができる。この結果、サーバ
との通信量を減らしたり、サーバからのレスポンスを速
くしたりすることが可能となる。
【0029】スクリプト中の特定のメソッドは、ユーザ
のアクション(例えばキー入力やマウス操作などのユー
ザ・イベント)に応答して起動され、WWWブラウザと
いう閉じた空間内で動的な処理を提供したり、他のコン
テンツをWWWブラウザに読み込ませたりすることがで
きる。このようなメソッドの動作を呼び起こすようなユ
ーザ・アクションの履歴は、WWW探索作業を効率化す
るために記録すべき履歴情報の1つである。
【0030】しかしながら、上述した従来の技術はいず
れも、WWWブラウザがHTMLコンテンツを読み込ん
だ後で、ユーザが該コンテンツに対して行った操作履歴
を保存するような機能を提供していない。
【0031】本発明は、上記したような技術的課題に鑑
みてなされたものであり、その目的は、WWWブラウザ
画面上でユーザがHTMLコンテンツ内のフォームを操
作することによってアクセスが可能となる、CGIなど
の動的なコンテンツに対するアクセス履歴を恒久的・不
揮発的に保存することを可能とし、かかるアクセス履歴
を基にユーザが動的コンテンツに対して容易且つ自在に
アクセスすることができる、優れた履歴記録装置及び/
又は履歴再生装置を提供することにある。
【0032】本発明の更なる目的は、WWWブラウザ画
面上でユーザがHTMLコンテンツ内のフォームに対し
て行った操作履歴を恒久的・不揮発的に保存することを
可能とし、かかる操作履歴を基にして既に操作が適用さ
れたHTMLコンテンツに対して容易且つ自在にアクセ
スすることができる、優れた履歴記録装置及び/又は履
歴再生装置を提供することにある。
【0033】本発明の更なる目的は、WWWブラウザに
対するユーザのアクション(ユーザ・イベント)によっ
て実行されるスクリプトが埋め込まれたHTMLコンテ
ンツに対して、ユーザのアクション履歴を恒久的・不揮
発的に保存することを可能とし、かかるアクション履歴
を基にしてスクリプトの処理を再現することができる、
優れた履歴記録装置及び/又は履歴再生装置を提供する
ことにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を参
酌してなされたものであり、その第1の側面は、情報空
間上で提供される情報コンテンツを閲覧するための閲覧
画面上における操作履歴を記録するための履歴記録装置
であって、情報コンテンツに対するユーザの操作履歴を
保持する履歴保持手段と、情報コンテンツ中の各コンポ
ネントに対してイベント・ハンドラを設定するイベント
・ハンドラ設定手段と、前記履歴保持手段に保持された
操作履歴を包含した情報コンテンツ識別子を生成する識
別子生成手段とを具備し、前記イベント・ハンドラ設定
手段により設定されるイベント・ハンドラは、コンポネ
ントに対するユーザの操作履歴を生成する手段と、操作
履歴を前記履歴保持手段に追加する手段とを含む、こと
を特徴とする履歴記録装置である。
【0035】本発明の第1の側面に係る履歴記録装置
は、例えば、情報コンテンツ識別子を参照して前記情報
空間から取り出し可能な情報コンテンツとして形成され
る。
【0036】また、前記イベント・ハンドラ設定手段
は、既に他のイベント・ハンドラが設定されているコン
ポネントに対しては、当該他のイベント・ハンドラを、
ユーザの操作履歴を生成する手段と、操作履歴を前記履
歴保持手段に追加する手段と、当該他のイベント・ハン
ドラを呼び出す手段と、からなるイベント・ハンドラで
置き換えるようにしてもよい。
【0037】また、前記履歴保持手段は、前記情報空間
上におけるコンテンツのアクセス履歴、前記閲覧画面上
におけるユーザの操作履歴、前記閲覧画面上におけるア
クション履歴のうちの少なくとも1つを保持するように
してもよい。
【0038】また、前記情報空間は、ネットワーク上に
展開するWWW(World Wide Web)シス
テムであり、前記情報コンテンツはHTML(Hype
rText Markup Language)形式で
記述されたドキュメント・オブジェクトであり、前記閲
覧画面はWWWブラウザによって提供され、前記情報コ
ンテンツの識別子はURL(Uniform Reso
urce Locator)形式で記述されてもよい。
この場合、本発明の第1の側面に係る履歴記録装置を、
WWWブラウザ上で動作するHTMLコンテンツに埋め
込まれた、WWWブラウザが実行可能なスクリプトとし
て実装することができる。
【0039】また、本発明の第2の側面は、WWW情報
空間上で提供されるHTMLコンテンツを閲覧するため
のWWWブラウザ画面上における操作履歴を記録するた
めの履歴記録装置であって、操作履歴情報をURL(U
niform Resource Locator)形
式で記述して保存することを特徴とする履歴記録装置で
ある。
【0040】また、本発明の第3の側面は、情報空間上
で提供された情報コンテンツを、記録された操作履歴に
従って閲覧画面上で再現するための履歴再生装置であっ
て、操作履歴を包含した情報コンテンツ識別子の中か
ら、再現すべき情報コンテンツの識別子と、該情報コン
テンツに対する操作履歴とを抽出する抽出手段と、前記
抽出手段によって抽出された情報コンテンツ識別子を基
に情報コンテンツを前記情報空間から取り出して前記閲
覧画面上に表示する手段と、前記抽出手段によって抽出
された操作履歴を、前記表示手段によって閲覧画面上に
表示された情報コンテンツの該当するコンポネントに対
して順次適用する操作履歴適用手段と、を具備すること
を特徴とする履歴再生装置である。
【0041】本発明の第3の側面に係る履歴再生装置
は、例えば、前記の操作履歴を包含した情報コンテンツ
識別子を参照して前記情報空間から取り出し可能な情報
コンテンツとして形成することができる。
【0042】また、本発明の第3の側面に係る履歴再生
装置は、さらに、操作履歴にイベントの再生可能な形式
でイベント情報が付随する場合に、イベント情報からイ
ベント・オブジェクトを生成する手段と、前記表示手段
によって前記情報空間から取り出されて前記閲覧画面上
に表示された情報コンテンツのコンポネントに設定され
たイベント・ハンドラを、イベント・オブジェクトを利
用して呼び出す手段と、を備えてもよい。
【0043】また、前記情報空間は、ネットワーク上に
展開するWWW(World Wide Web)シス
テムであってもよい。この場合、前記情報コンテンツは
HTML(Hyper Text Markup La
nguage)形式で記述されたドキュメント・オブジ
ェクトであり、前記閲覧画面はWWWブラウザによって
提供され、また、前記情報コンテンツの識別子はURL
(Uniform Resource Locato
r)形式で記述される。また、このような場合、履歴再
生装置を、WWWブラウザ上で動作するHTMLコンテ
ンツに埋め込まれた、WWWブラウザが実行可能なスク
リプトとして実装し、且つ、操作履歴を包含したURL
によってWWWブラウザからアクセス可能なHTMLコ
ンテンツとしてWWW資源空間上に配置することができ
る。
【0044】
【作用】本発明に係る履歴記録装置及び履歴再生装置
は、WWW(World Wide Web)資源提供
空間上におけるユーザの操作履歴等を恒久的・不揮発的
に保存したり再現したりするための装置であり、WWW
ブラウザが読み込み可能なHTML(Hyper Te
xt markup Language)コンテンツと
いう形態でも実装することができる。
【0045】このような実装形態の場合、履歴記録装置
及び履歴再生装置は、HTMLコンテンツ中に埋め込ま
れたスクリプトとして記述される。したがって、WWW
ブラウザは、URL(Uniform Resourc
e Locator)に従って履歴記録装置及び履歴再
生装置をWWW資源空間から読み込み、且つ、WWWブ
ラウザ・フレーム上で実行することができる。HTML
コンテンツ中にスクリプトを埋め込む形式としては、ス
クリプト・タグ中に記述する以外に、”includ
e”すなわち外部のスクリプト・ファイルを参照する形
式であってもよい。
【0046】本発明に係る履歴記録装置は、HTMLコ
ンテンツに対するユーザの操作履歴を保持する履歴保持
手段と、HTMLコンテンツ中の各コンポネントに対し
てイベント・ハンドラを設定するイベント・ハンドラ設
定手段とを備えている。履歴保持手段に保持する操作履
歴には、WWWブラウザを介したHTMLコンテンツの
アクセス履歴の他に、WWWブラウザ画面上におけるユ
ーザの操作履歴やアクション履歴などが含まれる。
【0047】また、イベント・ハンドラ設定手段は、H
TMLコンテンツを構成する各コンポネントに対して、
ユーザの操作履歴を生成し、且つ、これを履歴保持手段
に追加するようなイベント・ハンドラを設定する。既に
他のイベント・ハンドラが設定されているコンポネント
に対しては、ユーザの操作履歴を生成し且つこれを履歴
保持手段に追加してから、当該他のイベント・ハンドラ
を呼び出すようなイベント・ハンドラを設定するように
する。
【0048】したがって、本発明に係る履歴記録装置
は、WWWブラウザ画面上で表示されるHTMLコンテ
ンツに対してユーザが逐次的に適用した操作の履歴を恒
久的・不揮発的に保存することができる。
【0049】また、履歴記録装置は、履歴保持手段に保
持された操作履歴を含んだURLを生成するようになっ
ている。したがって、HTMLコンテンツに対する操作
履歴を、従来のURLと同様に扱うことができるので、
例えばWWWブラウザのブックマークに保存したり、H
TMLコンテンツのリンクに設定するなどして、簡易な
再利用方法が実現される。
【0050】また、本発明に係る履歴再生装置は、操作
履歴を包含したURLによってWWWブラウザからアク
セス可能なHTMLコンテンツとしてWWW資源空間上
に配置することができる。例えば、本発明に係る履歴記
録装置において生成されたURLによって履歴再生装置
をWWW資源空間から読み込み、且つ、WWWブラウザ
・フレーム上で実行することで、記録した操作履歴を履
歴再生装置上で簡易且つ効率的に再利用することができ
る。
【0051】本発明に係る履歴再生装置は、該装置自身
を取り出すために利用されたURL文字列を解析して、
再現すべきHTMLコンテンツのURLと、このHTM
Lコンテンツに対する操作履歴を抽出することができ
る。
【0052】再現すべきHTMLコンテンツは、従来の
WWWブラウザの機能を利用して、WWW資源空間上か
ら取得し、WWWブラウザ画面上に表示することができ
る。本発明に係る履歴再生装置は、さらに、操作履歴の
各々を、表示されたHTMLコンテンツ中の該当するコ
ンポネントに対して順次適用することによって、WWW
ブラウザ画面上で動的コンテンツを再現することができ
る。
【0053】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0055】図1には、本発明の実施に供される履歴記
録装置10の構成を模式的に示している。同図に示すよ
うに、この履歴記録装置10は、コンポネント抽出部1
1と、イベント・ハンドラ書き換え部12と、イベント
・ハンドラ生成部13と、イベント・ハンドラ・テンプ
レート14と、イベント履歴保持部15と、名前生成部
16と、履歴再生装置保持部17と、名前抽出部18
と、制御部19とで構成される。
【0056】この履歴記録装置10は、WWW(Wor
ld Wide Web)資源提供空間(図示しない)
上におけるユーザの操作履歴等を恒久的・不揮発的に保
存するための装置である。履歴記録装置10は、専用の
ハードウェア装置としてWWW資源提供空間上に配備さ
れてもよいが、WWWブラウザが読み込み可能なHTM
L(Hyper Text markup Langu
age)コンテンツという形態でも実装することができ
る。後者の場合、履歴記録装置10は、HTMLコンテ
ンツ中に埋め込まれたスクリプトとして記述される。し
たがって、URL(Uniform Resource
Locator)に従って該HTMLコンテンツがW
WW資源空間から読み込まれ、且つ、WWWブラウザ・
フレーム上で実行されるという形態で、履歴記録装置1
0が体現される。HTMLコンテンツ中にスクリプトを
埋め込む形式としては、スクリプト・タグ中に記述する
以外に、”include”すなわち外部のスクリプト
・ファイルを参照する形式であってもよい。
【0057】図2には、履歴記録装置10がWWWブラ
ウザに読み込まれたときの表示を模式的に示している。
同図に示すように、HTMLコンテンツとして取り出さ
れた履歴記録装置10は、WWWブラウザのフレーム内
において、1つのWWWページとして表示される。同図
に示す例では、履歴記録装置10は、WWWブラウザの
ブラウザ・フレーム内において、第1のフレームとして
のツールバー・フレーム110と、第2のフレームとし
ての表示フレーム120とで構成される。
【0058】ツールバー・フレーム110には、履歴記
録装置10に対するコマンド入力手段である記録ボタン
111及びURL化ボタン112と、URL入力フォー
ム113が配設されている。URL入力フォーム113
は、履歴記録装置10において取り出すべき資源オブジ
ェクトの名前すなわちURLをユーザがキー入力等する
ためのフォームであり、WWWブラウザにおいて用意さ
れる「場所ボックス」とは別のものと理解されたい。ま
た、表示フレーム120には、履歴記録装置10によっ
て取り出された資源オブジェクト(例えば履歴記録装置
10以外のHTMLコンテンツ)が表示される。
【0059】以下では、再び図1を参照して、履歴記録
装置10の各部について説明する。
【0060】コンポネント抽出部11は、表示フレーム
120内に表示されているHTMLコンテンツ中の構成
要素であるコンポネントを取得するようになっている。
ここで言う「コンポネント」とは、HTMLコンテンツ
中のタグ・データとして定義されたものである。本実施
例では、特に、ボタンやアンカーなど、ユーザ・イベン
トに関わるコンポネントが抽出される。
【0061】イベント・ハンドラ書き換え部12は、コ
ンポネント抽出部11から受け取ったコンポネントか
ら、コンポネントの種類と、コンポネントに対応付けら
れたイベント・ハンドラを取得するようになっている。
取得されたコンポネントの種類とイベント・ハンドラ
は、イベント・ハンドラ生成部13に渡される。
【0062】イベント・ハンドラ生成部13は、イベン
ト・ハンドラ書き換え部12からコンポネントの種類と
イベント・ハンドラを受け取って、履歴記録に適当な形
式のイベント・ハンドラを新たに生成するようになって
いる。より具体的には、受け取ったコンポネントの種類
とイベント・ハンドラの処理対象となるイベントの種類
に応じて、適切なテンプレートをイベント・ハンドラ・
テンプレート14から取得して、そのテンプレートとイ
ベント・ハンドラを利用して、新たなイベント・ハンド
ラを生成する。
【0063】イベント・ハンドラ・テンプレート14
は、イベント・ハンドラのテンプレートを保持してい
る。イベント・ハンドラのテンプレートは、コンポネン
トの種類と、イベント・ハンドラの処理対象となるイベ
ントの種類との組み合わせに応じて異なる。
【0064】イベント履歴保持部15は、イベント情報
を、イベントの発生順序に従って記録するようになって
いる。また、イベント履歴保持部15に対するイベント
情報の追加は、イベント・ハンドラ書き換え部12がコ
ンポネントに設定した新たなイベント・ハンドラによっ
て行われる(後述)。
【0065】履歴再生装置名保持部17は、履歴記録装
置10に対応する履歴再生装置30(後述)の名前すな
わちURLを保持するようになっている。
【0066】名前生成部16は、履歴再生装置名制御部
17から履歴再生装置30の名前すなわちURLを取り
出すとともに、イベント履歴保持部15からイベント履
歴情報を取り出して、履歴再生装置30のURLにイベ
ント履歴を追加することによって新たなURLを生成す
るようになっている。生成されたURLによって、WW
Wブラウザに対してそのURLのコンテンツの読み込み
を指示することができる。
【0067】名前抽出部18は、表示フレーム120内
に表示されているHTMLコンテンツの名前すなわちU
RLを抽出するようになっている。
【0068】制御部19は、ツールバー・フレーム11
0に対するユーザ入力コマンドに応答して、上記の各部
への指示を発行する。例えば、記録ボタン111の操作
に応答して履歴の記録開始を指示し、URL化ボタン1
12の操作に応答して履歴付きURLの生成を指示す
る。また、ユーザがURL入力フォームに入力したUR
Lに相当するHTMLコンテンツの読み込みを、WWW
ブラウザに対して指示する。
【0069】履歴の記録開始時には、制御部19は、名
前抽出部18によって表示フレーム120内に記入され
ているHTMLコンテンツのURLを取得し、そのコン
テンツを読み込むイベントとしてイベント情報をイベン
ト履歴保持部15に追加するとともに、対象となるHT
MLコンテンツに含まれる各コンポネントのイベント・
ハンドラを書き換えるようにイベント・ハンドラ書き換
え部12に指示する。また、履歴付きURL生成時に
は、制御部19は、名前生成部16に名前の生成を指示
する。
【0070】履歴の記録や履歴付きURLの生成に関す
る処理手順については、後に詳解する。
【0071】次いで、本発明の実施に供される履歴再生
装置30について説明する。図3には、この履歴再生装
置30の構成を模式的に示している。同図に示すよう
に、履歴再生装置30は、コンポネント抽出部31と、
イベント再現部32と、イベント履歴評価部33と、イ
ベント履歴保持部34と、イベント履歴抽出部35とで
構成される。
【0072】この履歴再生装置30は、恒久的・不揮発
的に保存されたWWW(WorldWide Web)
資源提供空間(図示しない)上におけるユーザの操作履
歴等を基に、動的な情報コンテンツを再現するための装
置である。履歴再生装置30は、専用のハードウェア装
置としてWWW資源提供空間上に配備されてもよいが、
WWWブラウザが読み込み可能なHTML(Hyper
Text markup Language)コンテ
ンツという形態でも実装することができる。後者の場
合、履歴保存装置10はHTMLコンテンツ中に埋め込
まれたスクリプトとして記述され、URL(Unifo
rm Resource Locator)に従って該
HTMLコンテンツがWWW資源空間からWWWブラウ
ザに読み込まれ、且つ、WWWブラウザ・フレーム上で
実行される。HTMLコンテンツ中にスクリプトを埋め
込む形式としては、スクリプト・タグ中に記述する以外
に、”include”すなわち外部のスクリプト・フ
ァイルを参照する形式であってもよい。
【0073】図4には、履歴再生装置30がWWWブラ
ウザに読み込まれたときの表示を模式的に示している。
HTMLコンテンツとして取り出された履歴記録装置1
0は、WWWブラウザのフレーム内において、1つのW
WWページとして表示されるが、図2に示した履歴記録
装置10の場合とは相違し、単一の表示フレーム320
で構成される。
【0074】以下では、再び図3を参照して、履歴再生
装置30の各部について説明する。
【0075】コンポネント抽出部31は、表示フレーム
320内に表示されているHTMLコンテンツ中の構成
要素であるコンポネントを取得するようになっている。
ここで言う「コンポネント」とは、HTMLコンテンツ
中のタグ・データとして定義されたものである。本実施
例では、特に、ボタンやアンカーなど、ユーザ・イベン
トに関わるコンポネントが抽出される。
【0076】イベント履歴抽出部35は、WWWブラウ
ザが履歴再生装置30としてのHTMLコンテンツにア
クセスしたときのURLを取得して、そのURLを解析
して、URL中に含まれているイベントの履歴情報を抽
出するようになっている。
【0077】イベント履歴保持部34は、イベント履歴
抽出部35が抽出した履歴情報を保持するようになって
いる。
【0078】イベント履歴評価部33は、イベント履歴
保持部34が保持するイベント履歴情報を履歴の順に従
って取り出して、コンポネントに対するイベントの再現
をイベント再現部32に指示する。
【0079】イベント再現部32は、コンポネントに対
するイベントの再現を行うようになっている。より具体
的には、イベント履歴評価部33からの指示に応答し
て、イベントの対象となるコンポネントをコンポネント
抽出部31によって取得するとともに、イベントの種類
に応じてコンポネントの属性値を変更して、コンポネン
トのメソッドを呼び出して、適切なイベント・オブジェ
クトを生成し、生成したイベント・オブジェクトを引数
としてコンポネントのイベント・ハンドラを呼び出す。
さらに、イベント履歴評価部33からの指示に応答し
て、対象となるコンポネントから属性値を取得して、且
つ、取得した属性値に応じてWWWブラウザへ処理要求
を発行する。
【0080】次に、本実施例に係る履歴記録装置10に
おける動作手順について説明する。
【0081】WWWブラウザ画面において、HTMLコ
ンテンツ内のフォームを操作することによって、WWW
資源空間上で提供されているサービスを動的に利用する
ことができる、ということは既に述べた通りである。こ
の履歴記録装置10は、このようなWWWブラウザ上に
おけるユーザの操作履歴すなわちイベント履歴を保存
し、且つ、将来的な再利用を可能にするものである。図
5には、履歴記録装置10によるイベント履歴の記録動
作を時系列上で模式的に図解している。以下、図5を参
照しながら、履歴記録装置10の記録動作について説明
する。
【0082】[ステップ1]履歴記録装置10のURL
をWWWブラウザに入力すると、WWWブラウザは履歴
記録装置10に関するHTMLコンテンツにアクセスし
て、ドキュメント・オブジェクトとして通常通りの読み
込み動作が実行される。この結果、WWWブラウザの表
示フレームには、履歴記録装置10のユーザ・インター
フェースが表示される。履歴記録装置10のユーザ・イ
ンターフェースは、図2に示した通り、ツールバー・フ
レーム110と、表示フレーム120とで構成される。
【0083】なお、WWWブラウザへのURLの入力
は、履歴記録装置10のURL文字列をブラウザ画面上
の場所ボックスにキー入力したり、履歴記録装置10へ
のリンク情報が埋め込まれたアンカーをマウス等でクリ
ックすることによって果たされる。
【0084】[ステップ2]次いで、履歴記録装置10
のツールバー・フレーム110内には、URL入力フォ
ームが提供されている(前述)。このURL入力フォー
ムに、ユーザが所望のURLを入力すると、履歴記録装
置10の制御部19は、WWWブラウザに対して、入力
されたURLに相当するHTMLコンテンツにアクセス
し、且つ、表示フレーム120内にWWWページとして
表示するように指示する。この例では、”http:/
/hostA/form1.html”というURLが
URL入力フォームに記入されたものとする。これは、
ホスト名”hostA”というサーバが所有するHTM
Lコンテンツ”form1.html”に対するアクセ
スを要求するものである。
【0085】WWWブラウザは、WWWサーバhost
Aから指定されたコンテンツを取得すると、これをドキ
ュメント・オブジェクトとして読み込み、履歴記録装置
10の表示フレーム120内にそのコンテンツを表示す
る。
【0086】[ステップ3]ユーザは、表示フレーム1
20内の所望のコンテンツが表示された後で、ツールバ
ー・フレーム110の記録ボタン111をクリックする
ことで、この表示コンテンツに対する操作履歴の記録開
始を指示することができる。
【0087】履歴記録制御部10の制御部19は、ユー
ザからの記録開始指示に応答して、イベント・ハンドラ
書き換え部12に指示して、表示コンテンツ内にある全
てのコンポネントのイベント・ハンドラを書き換えさせ
る。さらに、制御部19は、表示フレーム120内のコ
ンテンツのURLを名前抽出部18経由で取得するとと
もに、そのURLのコンテンツにアクセスすることを意
味するイベント情報をイベント履歴保持部15のイベン
ト履歴に追加する。
【0088】本実施例に係る表示コンテンツには、WW
W資源空間上におけるサービスを利用するためのフォー
ムが、コンポネントとして含まれているものとする。ま
た、フォームの入力項目のうち幾つかには、ユーザの入
力データの書式に関する正誤チェックを行うためのイベ
ント・ハンドラが設定されているものとする。また、フ
ォームの決定ボタン(図示しない)には、従来のWWW
ブラウザの処理ルーチンと同様に、フォームに対するユ
ーザ入力データからURL及び/又はPOSTデータを
生成して、それによって得られる別のコンテンツにアク
セスする処理が定義されている。決定ボタンをクリック
した結果、現在表示中のコンテンツに代えて、新たに取
得したコンテンツの表示が実行される。
【0089】イベント・ハンドラ生成部13は、イベン
ト履歴保持部15にイベント情報を追加してから規定の
イベント・ハンドラを呼び出すように動作する、新しい
イベント・ハンドラを生成する。
【0090】イベント・ハンドラ書き換え部12は、既
にリンクに設定されているイベント・ハンドラを新たに
生成したイベント・ハンドラで置き換えることによっ
て、ユーザのアクションにより生成したイベント情報の
履歴を記録するとともに、通常のフォームの機能やフォ
ームの入力項目に設定されたイベント・ハンドラの機能
を提供することを可能にする。
【0091】[ステップ4]記録動作がイネーブルされ
た状態のユーザの操作は逐次記録される。例えば、ユー
ザが、イベント・ハンドラの設定されていないフォーム
の入力項目「C」に、テキスト・データ「Japan」
を入力すると、入力データ変更のイベント情報「tex
t_change(’C’,’Japan’)」が、イ
ベント履歴保持部15に追加される。
【0092】また、ユーザが、入力データの書式チェッ
ク用イベント・ハンドラ「check(this);」
が設定されているフォームの入力項目「D」に、データ
「19990617」を入力すると、入力データ変更の
イベント情報「text_change(’D’,’1
9990617’,eventinfo);」がイベン
ト履歴保持部15に追加された後で、書式チェック用イ
ベント・ハンドラ「check(this);」がコー
ルされる。
【0093】ここで、「eventinfo」とは、実
際に受け付けたイベントを再現可能な方式で文字列表現
に変換したもののことであり、以下のように表記され
る。
【0094】
【数1】
【0095】但し、本明細書中では、説明の簡素化のた
め、「eventinfo」と表記することにする。
【0096】次に、ユーザがフォームの決定ボタン
「E」をマウスでクリックすると、決定ボタンのクリッ
ク・イベント「submit_click(’
E’);」がイベント履歴保持部15に追加され、WW
Wブラウザの決定ボタン用の処理ルーチンがコールされ
る。
【0097】[ステップ5]決定ボタン用の処理ルーチ
ンにおいて、WWWブラウザは、ユーザの入力データに
基づいてURL及び/又はPOSTデータを生成し、そ
れによって得られる別のコンテンツにアクセスする。こ
の結果、新たに取得したコンテンツが履歴記録装置10
の表示フレーム120に表示される。
【0098】[ステップ6]ユーザが、コマンドバー・
フレーム110内のURL化ボタンをクリックすると、
履歴記録装置10の制御部19は、名前生成部18に名
前の生成を指示する。名前生成部18は、履歴再生装置
30のURL「http://hostC/playe
r.html」に履歴情報「loadDocSyn
c(’http://hostA/form1.htm
l’);text_change(’C’,’Japa
n’);text_change(’D’,’1999
0617’,eventinfo);submit_c
lick(’E’);」を付加した以下のURLを生成
して、このURLに相当するコンテンツを読み込むよう
にWWWブラウザに指示する。
【0099】
【数2】
【0100】上述したような履歴情報が含まれる履歴再
生装置30のURLを指定してWWWブラウザがコンテ
ンツにアクセスすると、記録された履歴が再現されるこ
とになる(後述)。
【0101】次に、履歴記録装置10において記録され
た履歴が履歴再生装置30によって再現される動作手順
について説明する。
【0102】上述したように、履歴記録装置10によっ
て生成されたURLには、履歴再生装置30をWWWブ
ラウザに読み込むだけでなく、ある特定のHTMLコン
テンツに対するWWW資源空間におけるユーザの操作履
歴が含まれている。図6には、本実施例に係る履歴再生
装置30がイベント履歴を再現する動作を時系列上で模
式的に図解している。以下、図6を参照しながら、履歴
再生装置30によるユーザ操作の再現動作について説明
する。
【0103】[ステップ1]履歴再生装置30のプログ
ラム・モジュールは、URL「http://host
C/player.html」によってアクセスできる
ように配置され、履歴情報が含まれるURLを以下の通
りとする。
【0104】
【数3】
【0105】ユーザがこのURL文字列をWWWブラウ
ザに入力すると、WWWブラウザは従来技術と同様に、
URLによるコンテンツへのアクセスを実行する。
【0106】ここで、WWWサーバは、CGI(Com
mon Gateway Interface)のよう
な外部プログラムに対してではなく、静的なファイルに
対して疑問符「?」が付加された形式のURLによって
ドキュメント要求を受けると、「?」以降の文字列を無
視して得られるURLを用いて要求を処理する。したが
って、本実施例では、「http://hostC/p
layer.html」が要求されたものとして、履歴
再生装置30に関するHTMLコンテンツがWWWブラ
ウザに返されることになる。
【0107】WWWブラウザは、履歴再生装置30のH
TMLコンテンツを取得すると、従来技術と同様に、ド
キュメント・オブジェクトとしてこれを読み込む。この
結果、WWWブラウザのフレームには、図4に示すよう
な履歴再生装置30のユーザ・インターフェースが表示
される。
【0108】[ステップ2]履歴再生装置30がWWW
ブラウザに読み込まれると、イベント履歴抽出部35
は、WWWブラウザが履歴再生装置30を取得する際に
利用した下記のURLを、WWWブラウザから受け取
る。
【0109】
【数4】
【0110】そして、履歴再生装置30は、上記のUR
L文字列中の「?」以降に続く以下の文字列から得られ
るイベント履歴情報を抽出する。
【0111】
【数5】
【0112】この場合、抽出されたイベント履歴情報は
以下の通りであり、イベント履歴保持部34に保存され
る。
【0113】
【数6】
【0114】ここでは、イベント履歴抽出部35は、C
GIプログラムが引数を取り出す場合と同様の方法で文
字列をデコードすることによって、イベント履歴情報を
得ることができる(例えば、16進表現で”%**”形
式でエスケープされている文字列は、アンエスケープす
なわち可視化すればよい)。
【0115】[ステップ3]次いで、イベント履歴評価
部33は、イベント履歴保持部34から第1のイベント
履歴情報「loadDocSync(’http://
hostA/form1.html’)」を取得する
と、これに基づいてWWWブラウザに対してURL「h
ttp://hostA/form1.html」のコ
ンテンツに対するアクセスを指示する。そして、履歴再
生装置30の表示フレーム320には、ホスト名hos
tAが所有するコンテンツ「form1.html」の
表示が完了するまで待機する。
【0116】[ステップ4]コンテンツの表示が完了す
ると、イベント履歴評価部33は、イベント履歴保持部
34から次のイベント履歴情報として「text_ch
ange(’C’,’Japan’)」を取得する。そ
して、このイベント履歴情報を解釈して、「C」で指し
示される入力項目に対するイベント「text_cha
nge(’Japan’)」の再現を、イベント再現部
32に指示する。
【0117】[ステップ5]イベント再現部32は、
「text_change(’Japan’)」という
イベントを再現するために、表示フレーム320に表示
されているコンテンツの入力項目のうち「C」で指し示
されているコンポネントを、コンポネント抽出部31に
よって取り出して、そのコンポネントの入力属性値とし
て「Japan」を設定する。
【0118】[ステップ6]次いで、イベント履歴評価
部33は、イベント履歴保持部34から次のイベント履
歴情報「text_change(’D’,’1999
0617’,eventinfo)」を取り出す。そし
て、このイベント履歴情報を解釈して、「D」で指し示
される入力項目に対するイベント「text_chan
ge(’19990617’,eventinfo)」
の再現を、イベント再現部32に指示する。
【0119】[ステップ7]イベント再現部32は、
「text_change(’D’,’1999061
7’,eventinfo)」というイベントを再現す
るために、表示フレーム320に表示されているコンテ
ンツの入力項目のうち「D」で指し示されているコンポ
ネントを、コンポネント抽出部31によって取り出し
て、そのコンポネントの入力属性値を「1999061
7」に設定する。
【0120】そして、このコンポネントの入力データ変
更イベントに対応するイベント・ハンドラを取得して、
イベント情報「eventinfo」からイベント・オ
ブジェクトを生成し、これを引数としてイベント・ハン
ドラを呼び出す。
【0121】なお、本明細書中では、説明の簡素化のた
め「eventinfo」と表記しているが、このイベ
ント情報は実際には以下に示す文字列によって構成され
る。
【0122】
【数7】
【0123】上記のような詳細な情報によって、履歴が
記録されたときと同じイベント・オブジェクトを生成す
ることができる。これによって、フォームの入力項目
「D」のイベント・ハンドラ「check(thi
s)」が呼び出される。
【0124】[ステップ8]次いで、イベント履歴評価
部33は、イベント履歴保持部34から次のイベント履
歴情報「submit_click(’E’)」を取り
出す。そして、このイベント履歴情報を解釈して、
「E」で指し示されるフォームの決定ボタンに対するイ
ベント「submit_click()」の再現を、イ
ベント再現部32に指示する。
【0125】[ステップ9]イベント再現部32は、
「submit_click()」というイベントを再
現するために、表示フレーム320に表示されているコ
ンテンツの入力項目のうち「E」で指し示されているコ
ンポネントを、コンポネント抽出部31によって取り出
して、そのコンポネントに対応するWWWブラウザの処
理ルーチンを呼び出す。
【0126】[ステップ10]WWWブラウザの決定ボ
タン用の処理ルーチンでは、 ユーザの入力データに基
づいてからURL及び/又はPOSTデータを生成し
て、それによって得られる別のコンテンツにアクセスす
る。そして、 新たに取得されたコンテンツは、履歴再
生装置30の表示フレーム320に表示される。
【0127】上述したように、本実施例に係る履歴記録
装置10は、WWWブラウザ画面上におけるユーザ操作
の履歴を保存するものである。例えば、WWWブラウザ
画面上のHTMLコンテンツ内のフォームをユーザが操
作することによって動的なコンテンツに対してアクセス
することが可能となるが、履歴記録装置10は、かかる
動的コンテンツに対するアクセス履歴を、URLの形式
で恒久的に保存することを可能にする。
【0128】また、本実施例に係る履歴再生装置30
は、履歴記録装置10によって生成されたURL文字列
からアクセス履歴を抽出し、動的なコンテンツに対して
ユーザが容易にアクセスすることを可能にする。
【0129】また、上記の説明ではフォームの決定ボタ
ンをクリックし、 動的なコンテンツにアクセスしてか
ら、URL化ボタンをクリックしたが、 決定ボタンを
クリックせずにURL化ボタンを押すことによっても、
WWWブラウザを介したユーザの操作履歴を恒久的に保
存することが可能である。また、このようにして生成さ
れたURLを使用すれば、既に操作が適用されたHTM
Lコンテンツに対して容易にアクセスすることが可能に
なる。
【0130】さらに、フォームの入力項目にスクリプト
によるイベント・ハンドラが埋め込まれている場合であ
っても、本実施例に係る履歴再生装置30はスクリプト
の処理も再現することができる。すなわち、WWWブラ
ウザからのアクションによって実行されるスクリプトが
埋め込まれたHTMLコンテンツにおいて、ユーザのア
クション履歴を恒久的に保存し、かかるアクション履歴
からスクリプトの処理を再現することも可能である。
【0131】《追補》以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示とい
う形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈
されるべきではない。本発明の要旨を判断するために
は、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきで
ある。
【0132】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
WWWブラウザ画面上でユーザがHTMLコンテンツ内
のフォームを操作することによってアクセスが可能とな
る、CGIなどの動的なコンテンツに対するアクセス履
歴を恒久的・不揮発的に保存することを可能とし、かか
るアクセス履歴を基にユーザが動的コンテンツに対して
容易且つ自在にアクセスすることができる、優れた履歴
記録装置及び/又は履歴再生装置を提供することができ
る。
【0133】また、本発明によれば、WWWブラウザ画
面上でユーザがHTMLコンテンツ内のフォームに対し
て行った操作履歴を恒久的・不揮発的に保存することを
可能とし、かかる操作履歴を基にして既に操作が適用さ
れたHTMLコンテンツに対して容易且つ自在にアクセ
スすることができる、優れた履歴記録装置及び/又は履
歴再生装置を提供することができる。
【0134】また、本発明によれば、WWWブラウザに
対するユーザのアクション(ユーザ・イベント)によっ
て実行されるスクリプトが埋め込まれたHTMLコンテ
ンツに対して、ユーザのアクション履歴を恒久的・不揮
発的に保存することを可能とし、かかるアクション履歴
を基にしてスクリプトの処理を再現することができる、
優れた履歴記録装置及び/又は履歴再生装置を提供する
ことができる。
【0135】本発明に係る履歴保存装置及び方法によれ
ば、アクセス履歴や操作履歴、アクション履歴を、従来
のURLと同様に扱うことができる。したがって、これ
らの履歴情報をWWWブラウザのブックマークに保存し
たり、HTMLコンテンツのリンクに設定するなどとい
った履歴情報の再利用の形態も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供される履歴保存装置10の構
成を模式的に示した図である。
【図2】履歴記録装置10がWWWブラウザに読み込ま
れたときの表示を模式的に示した図である。
【図3】本発明の実施に供される履歴再生装置30の構
成を模式的に示した図である。
【図4】履歴再生装置30がWWWブラウザに読み込ま
れたときの表示を模式的に示した図である。
【図5】履歴記録装置10によるイベント履歴の記録動
作を時系列上で模式的に示した図である。
【図6】履歴再生装置30によるイベント履歴の再生動
作を時系列上で模式的に示した図である。
【符号の説明】
10…履歴記録装置 11…コンポネント抽出部、12…イベント・ハンドラ
書き換え部 13…イベント・ハンドラ生成部、14…イベント・ハ
ンドラ・テンプレート 15…イベント履歴保持部、16…名前生成部 17…履歴再生装置保持部、18…名前抽出部 19…制御部 30…履歴再生装置 31…コンポネント抽出部、32…イベント再現部 33…イベント履歴評価部、34…イベント履歴保持部 35…イベント履歴抽出部 110…ツールバー・フレーム 111…記録ボタン、112…URL化ボタン 113…URL入力フォーム、120 120,320…表示フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/403 340B Fターム(参考) 5B042 GB02 HH26 HH30 MC37 5B075 KK07 ND20 NK02 NK44 NR10 NR20 PP02 PP03 PP22 PQ02 PR03 UU40 5B082 FA11 GC04 5B089 GB04 HA10 JA22 JA24 JB02 JB14 KA01 KB07 LB02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報空間上で提供される情報コンテンツを
    閲覧するための閲覧画面上における操作履歴を記録する
    ための履歴記録装置であって、 情報コンテンツに対するユーザの操作履歴を保持する履
    歴保持手段と、 情報コンテンツ中の各コンポネントに対してイベント・
    ハンドラを設定するイベント・ハンドラ設定手段と、 前記履歴保持手段に保持された操作履歴を包含した情報
    コンテンツ識別子を生成する識別子生成手段とを具備
    し、 前記イベント・ハンドラ設定手段により設定されるイベ
    ント・ハンドラは、コンポネントに対するユーザの操作
    履歴を生成する手段と、操作履歴を前記履歴保持手段に
    追加する手段とを含む、ことを特徴とする履歴記録装
    置。
  2. 【請求項2】情報コンテンツ識別子を参照して前記情報
    空間から取り出し可能な情報コンテンツとして形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の履歴記録装
    置。
  3. 【請求項3】前記イベント・ハンドラ設定手段は、既に
    他のイベント・ハンドラが設定されているコンポネント
    に対しては、当該他のイベント・ハンドラを、 ユーザの操作履歴を生成する手段と、 操作履歴を前記履歴保持手段に追加する手段と、 当該他のイベント・ハンドラを呼び出す手段と、からな
    るイベント・ハンドラで置き換えることを特徴とする請
    求項1に記載の履歴記録装置。
  4. 【請求項4】前記履歴保持手段は、前記情報空間上にお
    けるコンテンツのアクセス履歴、前記閲覧画面上におけ
    るユーザの操作履歴、前記閲覧画面上におけるアクショ
    ン履歴のうちの少なくとも1つを保持することを特徴と
    する請求項1に記載の履歴記録装置。
  5. 【請求項5】前記情報空間は、ネットワーク上に展開す
    るWWW(World WideWeb)システムであ
    り、前記情報コンテンツはHTML(Hyper Te
    xt Markup Language)形式で記述さ
    れたドキュメント・オブジェクトであり、前記閲覧画面
    はWWWブラウザによって提供され、前記情報コンテン
    ツの識別子はURL(Uniform Resourc
    e Locator)形式で記述されることを特徴とす
    る請求項1に記載の履歴記録装置。
  6. 【請求項6】WWWブラウザ上で動作するHTMLコン
    テンツに埋め込まれた、WWWブラウザが実行可能なス
    クリプトとして実装されていることを特徴とする請求項
    5に記載の履歴記録装置。
  7. 【請求項7】WWW情報空間上で提供されるHTMLコ
    ンテンツを閲覧するためのWWWブラウザ画面上におけ
    る操作履歴を記録するための履歴記録装置であって、 操作履歴情報をURL(Uniform Resour
    ce Locator)形式で記述して保存することを
    特徴とする履歴記録装置。
  8. 【請求項8】情報空間上で提供された情報コンテンツ
    を、記録された操作履歴に従って閲覧画面上で再現する
    ための履歴再生装置であって、 操作履歴を包含した情報コンテンツ識別子の中から、再
    現すべき情報コンテンツの識別子と、該情報コンテンツ
    に対する操作履歴とを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された情報コンテンツ識別子
    を基に情報コンテンツを前記情報空間から取り出して前
    記閲覧画面上に表示する手段と、 前記抽出手段によって抽出された操作履歴の各々を、前
    記表示手段によって閲覧画面上に表示された情報コンテ
    ンツの該当するコンポネントに対して順次適用する操作
    履歴適用手段と、を具備することを特徴とする履歴再生
    装置。
  9. 【請求項9】前記の操作履歴を包含した情報コンテンツ
    識別子を参照して前記情報空間から取り出し可能な情報
    コンテンツとして形成されていることを特徴とする請求
    項8に記載の履歴再生装置。
  10. 【請求項10】さらに、 操作履歴にイベントの再生可能な形式でイベント情報が
    付随する場合に、イベント情報からイベント・オブジェ
    クトを生成する手段と、 前記表示手段によって前記情報空間から取り出されて前
    記閲覧画面上に表示された情報コンテンツのコンポネン
    トに設定されたイベント・ハンドラを、イベント・オブ
    ジェクトを利用して呼び出す手段と、を含むことを特徴
    とする請求項8に記載の履歴再生装置。
  11. 【請求項11】前記情報空間は、ネットワーク上に展開
    するWWW(World WideWeb)システムで
    あり、前記情報コンテンツはHTML(Hyper T
    ext Markup Language)形式で記述
    されたドキュメント・オブジェクトであり、前記閲覧画
    面はWWWブラウザによって提供され、前記情報コンテ
    ンツの識別子はURL(Uniform Resour
    ce Locator)形式で記述されることを特徴と
    する請求項8に記載の履歴再生装置。
  12. 【請求項12】WWWブラウザ上で動作するHTMLコ
    ンテンツに埋め込まれた、WWWブラウザが実行可能な
    スクリプトとして実装され、且つ、操作履歴を包含した
    URLによってWWWブラウザからアクセス可能なHT
    MLコンテンツとして前記情報空間上に配置されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の履歴再生装置。
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