JP2010224307A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のレンズ鏡筒では、レンズ保持枠を球状部材に付勢するための専用の弾性部材が必要とされるため、構成部品の点数が多くなり、構造が複雑であって装置全体が大型化され、設計自由度が低いという問題があった。
【解決手段】防振レンズL5と、その防振レンズに転動自在に接触される3以上の鋼球46と、3以上の鋼球46を転動自在に支持する後部鏡筒3と、3以上の鋼球を挟んで防振レンズL5を保持する5群レンズ保持枠20と、を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】防振レンズL5と、その防振レンズに転動自在に接触される3以上の鋼球46と、3以上の鋼球46を転動自在に支持する後部鏡筒3と、3以上の鋼球を挟んで防振レンズL5を保持する5群レンズ保持枠20と、を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に用いられるレンズ鏡筒に関する。特に、光軸と直交する方向に移動可能とされたレンズを有するレンズ鏡筒、及び、そのレンズ鏡筒を備えた撮像装置に関する。
一般に、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置においては、手持ち撮影時に生じ易い手振れ等の振れによる像振れを補正するために手振れ補正装置が設けられている。この手振れ補正装置は、通常、手振れ等によるカメラの振れを検出し、その検出値に応じて補正光学系を変位させ、これにより光軸変化を補正して像振れの無い撮影を可能としている。
従来の、この種のレンズ鏡筒としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、手振れ等の振れによる像振れを補正する像振れ補正装置等に関するものが記載されている。この特許文献1に係る像振れ補正装置は、補正手段を保持する保持部材と、永久磁石と、コイルと、非磁性体の球状部材とを有している。永久磁石は補正手段と共に保持部材に一体的に配置され、コイルは保持部材に対向する固定部材に配置されている。球状部材は、固定部材と保持部材の間に転動可能に挟持されていて、保持部材を介して補正手段を撮影光軸と直交する平面内で固定部材に対して移動可能に案内するようになっている。そして、像振れを補正するための信号がコイルに印加されると、コイルと永久磁石との間に発生する電磁作用により補正手段を撮影光軸と直交する平面内で移動させ、像振れを補正するようにしている。
この像振れ補正装置によれば、高精度の駆動を行うことができると共に、組立性の良好な像振れ補正装置、撮像装置等を提供できる、という効果が期待される。
また、従来のレンズ鏡筒の他の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、カメラ等の光学機器に搭載され、振動に起因する像振れを補正するための補正光学装置に関するものが記載されている。この特許文献2に係る補正光学装置は、光軸を偏心させる補正手段の重心の位置関係で発生する偶力を受ける制限部を備えた、ことを特徴としている。
この補正光学装置によれば、補正手段の重心の位置関係で発生する偶力を制限部によって受け止め、その偶力により補正手段に傾きが生じないようにしている。そのため、防振時と非防振時の光学性能の変化を無くすことができる、という効果が期待される。
しかしながら、上述した特許文献1に係る像振れ補正装置及び特許文献2に係る補正光学装置の何れにおいても、次のような問題があった。即ち、防振レンズの、固定鏡筒の基準面に対する傾き(チルト)は、固定鏡筒の溝部の底面と、レンズ保持枠の一端面と、レンズ保持枠の当接面との合計3箇所の寸法公差の影響を受けていた。そのため、防振レンズの、固定鏡筒の基準面に対する傾きの精度を出し難く、光学性能面で不利であった。また、レンズ保持枠を球状部材に付勢するための専用の弾性部材が必要になることから、部品点数が増加し、設置スペースも拡大され、装置全体の小型化を図ることができず、設計自由度も低くなるという不利もあった。更に、撮像装置に対して想定以上の大きな外力(衝撃)が加えられると、弾性部材の弾性変形によってレンズ保持枠が浮き上がり、球状部材が溝部から脱落してしまうという問題があった。
解決しようとする問題点は、従来のレンズ鏡筒では、レンズ保持枠を球状部材に付勢するための専用の弾性部材が必要とされるため、構成部品の点数が多くなり、構造が複雑であって装置全体が大型化され、設計自由度が低いという点である。また、想定以上の外力(衝撃)が加えられた場合に、弾性部材の弾性変形によってレンズ保持枠が浮き上がり、球状部材が溝部から脱落してしまうという点である。
本出願のレンズ鏡筒は、レンズと、そのレンズに転動自在に接触される3以上の球状部材と、3以上の球状部材を転動自在に支持する支持部材と、3以上の球状部材を挟んでレンズを保持するレンズ保持部材と、を設けた。
また、本出願のレンズ鏡筒は、同一光軸上に配置された複数のレンズと、3以上の球状部材と、支持部材と、レンズ保持部材と、を設けた。3以上の球状部材は、複数のレンズに転動自在に接触され、その3以上の球状部材を支持部材が転動自在に支持し、3以上の球状部材を挟んで複数のレンズをレンズ保持部材が保持する。
本出願のレンズ鏡筒及び電子機器によれば、レンズの倒れ(チルト)を簡単な構造によって防止することができ、レンズの倒れによる光学性能の悪化を効果的に防ぐことができる。また、構成部品の点数を少なくし、構造を簡単化して装置全体の小型化を図ることができると共に、不意に加えられる外力(衝撃)による部品の脱落を防ぎ、故障の発生を低減することができる。
1又は2以上のレンズと、そのレンズに転動自在に接触される3以上の球状部材と、その球状部材を支持する支持部材と、球状部材を挟んでレンズを保持するレンズ保持部材を設ける構成とした。これにより、レンズの倒れを防止し、光学性能の劣化を防止又は抑制できると共に、構成部品の点数を少なくし、構造を簡単化して装置全体の小型化を図ることができ、衝撃によっても部品の脱落を防止できるレンズ鏡筒等を、簡単な構成によって実現した。
図1乃至図9は、本発明のレンズ鏡筒の第1の実施の例を示すもので、デジタル一眼レフカメラ等に使用される交換レンズとして構成されている。このレンズ鏡筒1は、複数のレンズやフィルタその他の光学部品によって構成される撮影光学系と、その撮影光学系の各構成要素を固定又は移動可能に支持する環体や枠体その他の部材からなるメカニック系とから構成されている。このレンズ鏡筒1のメカニック系は、手動操作によって動作させることができると共に、モータやギア等の動力系によって自動操作で動作させることもできる。即ち、このレンズ鏡筒1の焦点合わせは、手動操作で行うことができると共に、モータ等の動作を介して自動操作で行うこともできる。
図1に示すように、レンズ鏡筒1の撮影光学系は、被写体側から順に配置されている1群レンズL1、2群レンズL2、図示しない3群レンズ、4群レンズL4及び5群レンズL5の組み合わせにより5群レンズとして構成されている。被写体側となる1群レンズL1は複数のレンズの組み合わせからなり、2群レンズL2も同じく複数のレンズの組み合わせからなっている。3群レンズは、同じく図示しない3群レンズ保持枠によって固定鏡筒2の内部に固定されている。4群レンズL4もまた、複数のレンズの組み合わせによって構成されている。
5群レンズL5は、この実施例では、手振れを補正するための防振レンズとして用いられており、1枚の単一レンズによって構成されている。しかしながら、5群レンズL5は、後述するように2枚のレンズの組み合わせによって構成することができ、また、図示しないが3枚以上のレンズの組み合わせによって構成することもできる。5群レンズL5の後面の外周縁が、壁部52に対する位置決めのための基準面L5aとなっている。この5群レンズL5の背面側に、CCDやCMOS等からなる撮像素子が配置されている。そして、2群レンズL2と4群レンズL4の位置調整によってフォーカシング機能とズーミング機能が発揮される。即ち、主として、2群レンズL2の位置調整によってズーミング動作が可能とされ、4群レンズL4の位置調整によってフォーカシング動作が可能とされている。
レンズ鏡筒1のメカニック系は、固定鏡筒2及び後部鏡筒3と、1群レンズ保持枠4と、2群レンズ保持枠5と、4群レンズ保持枠7等を備えて構成されている。1群レンズ保持枠4は、リング状に形成された第1玉枠部11を有しており、この第1玉枠部11に1群レンズL1が固定されている。2群レンズ保持枠5は、リング状に形成された第2玉枠部12と、筒状に形成された第1移動ガイド部13とを有している。第2玉枠部12には2群レンズL2が固定されている。また、第1移動ガイド部13には、固定鏡筒2に固定されている図示しないガイド軸が摺動可能に挿通され、そのガイド軸にガイドされて、2群レンズ保持枠5が撮影光学系の光軸と平行に移動可能に構成されている。
固定鏡筒2は、中途部を仕切り壁で仕切ることによって前空間部15と後空間部を設けた中空の筒体からなり、前空間部15には2群レンズ保持枠5が移動可能に収納されている。そして、固定鏡筒2の前空間部15の開口部に1群レンズ保持枠4が装着され、複数個の固定ねじで組立・分離可能にねじ止めされている。固定鏡筒2の仕切り壁には、図示しないが、被写体からの光を通過させるための貫通穴が設けられている。この貫通穴を有する仕切り壁の前側である前空間部15内に、3群レンズL3が配置され、3群レンズ保持枠によって固定鏡筒2に固定されている。
固定鏡筒2の後空間部には、4群レンズ保持枠7が移動可能に収納されている。4群レンズ保持枠7は、リング状に形成された第3玉枠部18と、筒状に形成された第2移動ガイド部19とを有している。第3玉枠部18には4群レンズL4が固定されている。また、第2移動ガイド部19には、固定鏡筒2に固定されている図示しないガイド軸が摺動可能に挿通され、そのガイド軸にガイドされて、4群レンズ保持枠7が撮影光学系の光軸と平行に移動可能に構成されている。
この固定鏡筒2の後空間部の開口部に後部鏡筒3が装着され、複数個の固定ねじで組立・分離可能にねじ止めされている。この後部鏡筒3に、図示しない撮像素子が固定されている。この固定鏡筒2の空間内に2群レンズ保持枠5等を収納した後、その固定鏡筒2の前側に1群レンズ保持枠4を組み立てると共に、後側に後部鏡筒3を組み立てることにより、図2に示すように、レンズ鏡筒1を組み立てることができる。
図3〜図9に示すように、後部鏡筒3は、本発明に係る支持部材の第1の具体例を示すもので、壁部52を有し且つ背面側に開口された筐体状の部材として形成されている。後部鏡筒3の壁部52の略中央には、被写体からの光を通過させるための貫通穴53が設けられている。この貫通穴53の中央部を撮影光学系の光軸が通過しており、壁部52の前側に5群レンズL5が配置されている。壁部52の前面には、図4に示すように、貫通穴53の周囲を囲うように周方向に連続した前ボス部54が設けられている。また、壁部52の背面には、図5に示すように、貫通穴53の周囲を囲うように周方向に連続した後ボス部55が設けられている。
図3〜図5に示すように、後部鏡筒3の壁部52の貫通穴53の外側には、その壁部52を貫通する3つの通し穴56が設けられている。3つの通し穴56は、同一円周上において等間隔に配置されており、この実施例では、貫通穴53の真下に1つの通し穴53が配置され、左右方向斜め上方に他の2つの通し穴53が左右対称をなすように配置されている。3つの通し穴56には、後述する5群レンズ保持枠20の3つの腕部22が挿通される。
更に、後部鏡筒3の壁部52の前ボス部54には、球状部材を収納して保持する3つの第1の凹部45が設けられている。3つの第1の凹部45は、隣り合う通し穴56間の略中間部分にそれぞれ配置されている。各第1の凹部45には、球状部材の一具体例を示す鋼球46が1個ずつ転動自在に収納されている。第1の凹部45の深さは、鋼球46の転動に伴う飛び出しを防止するために、その鋼球46の半径よりも少し大きい(深い)程度が好ましい。従って、3つの鋼球46は、その直径の半分以下の部分が前ボス部54の表面から突出されている。なお、鋼球46の材質としては、鋼球やステンレス球等の金属が好適であるが、例えば、セラミックス等の他の材料を用いることができることは勿論である。
また、後ボス部55にも同様に、球状部材を収納して保持する3つの第2の凹部47が設けられている。3つの第2の凹部47は、隣り合う通し穴56間の略中間部分にそれぞれ配置されている。各第2の凹部47には、同じく球状部材の一具体例を示す鋼球48が1個ずつ転動自在に収納されている。第2の凹部47の深さは、鋼球48の転動に伴う飛び出しを防止するために、その鋼球48の半径よりも少し大きい(深い)程度が好ましい。従って、3つの鋼球48は、その直径の半分以下の部分が後ボス部55の平面から突出されている。
なお、この実施例では、前ボス部54の3つの第1の凹部45と後ボス部55の3つの第2の凹部47とは、それぞれ前後方向に重なり合う位置に設定されている。しかしながら、第1の凹部45と第2の凹部47は、これを周方向へ適当な角度だけ回転変位させ、前後で重なることのない位置に配置する構成としてもよいことは勿論である。
更に、後ボス部55の貫通穴53の周縁には、長方形の薄い板体として形成された2個のマグネット58,59が互いに90度回転変位した位置に配置されている。この実施例では、第1のマグネット58は貫通穴53の略真上に配置され、第2のマグネット59は貫通穴53の略真横に配置されている。各マグネット58,59は、壁部52に設けたマグネット収納部85a,85bに収納されており、そのマグネット収納部85a,85bで位置決めされた状態において壁部52に接着剤で接着固定されている。
また、後部鏡筒3の壁部52の下部である貫通穴53の略真下には、互いに平行をなして上下方向に延在された一対のガイド溝73,73が設けられている。一対のガイド溝73,73には、摺動軸受74に設けた一対の係合凸部74a、74aがそれぞれ摺動可能に係合されている。一対の係合凸部74a、74aは、一対のガイド溝73,73と同じ間隔を有する互いに平行とされた2つの突条によって形成されている。摺動軸受74の係合凸部74aと反対側には、係合凸部74aが延在する方向と直交する方向に所定の隙間をあけて一対の軸受凸部74b、74bが設けられている。一対の軸受凸部74b、74bは、U字状に開口された切欠き74cを有しており、その切欠き74cを有する一対の軸受凸部74b、74bによって固定軸75が係合支持されている。
図5及び図6に示すように、5群レンズ保持枠20は、本発明に係るレンズ保持部材の第1の具体例を示すもので、リング状に形成された円環部21と、3つの腕部22と、一対の載置部78,79と、を有している。円環部21は、被写体からの光が通過する円形の貫通穴21aが設けられており、この貫通穴21aの中央部を撮影光学系の光軸が通過される。円環部21の一方の端面には、壁部52の後ボス部55に設けた第2の凹部47に収納されている3つの鋼球48が転がり接触される3つの支持面86が設けられている。3つの支持面86は、3つの鋼球48の配置に対応させて各鋼球48と重なり合う位置に設定されている。そして、各支持面86は、他の部分よりも少し盛り上げられた平面部として形成されている。
3つの腕部22は、円環部21の一方の端面から、貫通穴21aが貫通する方向へ突出するように形成されている。3つの腕部22は、円環部21の周方向に等間隔に配置されている。そして、各腕部22の先端には、円環部21の半径方向内側に突出する鉤爪24がそれぞれ設けられている。鉤爪24は、腕部22の内面22aに対して一辺が垂直をなす垂直面24aを有する台形形状をなしており、その垂直面24aと反対側の面が適度な傾斜角を有する傾斜面24bとなっている。
一対の載置部78,79は、円環部21の面方向と同一方向であって、互いに直交する半径方向外側へ突出するように形成されている。この実施例では、円環部21の支持面86が位置する半径方向外側に第1の載置部78が設けられ、この第1の載置部78が延在する方向と直交する方向の一方に第2の載置部79が設けられている。そして、第1の載置部78の支持面86のある面と反対側の面に第1のコイル76が固定され、第2の載置部79の支持面86のある面と反対側の面に第2のコイル77が固定されている。第1のコイル76及び第2のコイル77は、細い銅線を略長方形をなすトラック状に所定数巻回することによって形成されている。
更に、5群レンズ保持枠20における円環部21の、第1の載置部78と反対側には、半径方向外側に突出するアーム部81が設けられている。アーム部81の先端側には、その突出方向と直交する方向に貫通された挿通穴81aが設けられており、その挿通穴81aに固定軸75が圧入されて固定されている。固定軸75は、アーム部81によって軸方向の略中間部で固定支持されており、アーム部81の両端からそれぞれ側方へ同程度の長さ突出されている。
固定軸75の軸心線は、第1のコイル76の長手方向と平行をなすように構成されている。この固定軸75は、摺動軸受74の一対の軸受凸部74b,74bに設けた切欠き74c、74cに回動自在に係合され且つ軸方向へ移動可能に支持されている。この支持状態において、一対の軸受凸部74b,74bの内面間とアーム部81との間には、所定の隙間が設定されている。この一対の軸受凸部74b,74bとアーム部81との隙間の分だけ、5群レンズ保持枠62は、図7において紙面の左右方向(横方向)に移動可能となっている。また、摺動軸受74の一対の軸受凸部74b、74bの長さは、一対のガイド溝73,73の長さよりも短く形成されており、その長さの差分だけ、5群レンズ保持枠62が、図7において紙面の上下方向(縦方向)に移動可能となっている。
図7に示すように、5群レンズ保持枠20を二軸方向(X軸方向及びY軸方向)へ所定量だけ移動可能に構成することにより、手振れ量に応じて5群レンズL5を移動させて、手振れ補正を行うことができる。この5群レンズ保持枠20は、図7及び図9に示すような状態で後部鏡筒3に組み立てられ、1対のコイル76,77の背面側にマグネット58,59が、互いに重なり合うように配置されている。各マグネット58,59の背面には、鉄板等の磁性体によって形成されたヨーク65が重なり合うように設けられている。
前記5群レンズ保持枠20と一対のコイル76,77と一対のマグネット58,59等により、手振れ用の防振レンズとなっている5群レンズL5を手振れ量に応じて所定方向に所定量だけ移動させる駆動アクチュエータ63が構成されている。
5群レンズ保持枠20の材質としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)やPC(ポリカーボネート)が好適であるが、その他のエンジニアリングプラスチックを用いることもできる。このように、ABSやPCで5群レンズ保持枠20を形成することにより腕部22に対して適当な強さの弾性を付与し、5群レンズの組立時、腕部22に弾性変形を生じさせて5群レンズの組立を容易に行うことができる。
次に、図3〜図12を用いて、後部鏡筒3で1枚の5群レンズL5を保持する5群レンズ保持構造の組立工程について説明する。この実施例では、1枚の5群レンズL5が後部鏡筒3の壁部52の前面に配置され、その壁部52の背面に5群レンズ保持枠20が配置されている。そして、1枚の5群レンズL5が複数の鋼球46,48を介して、1個の5群レンズ保持枠20によって後部鏡筒3の壁部52に取り付けられている。
図12A及び図12Bは、1枚の5群レンズL5を後部鏡筒3に組み立てる組立工程を説明する図である。この5群レンズL5の組立作業は、例えば、次のようにして行われる。
まず、図12Aに示すように、予め壁部52の前面に設けた3つの第1の凹部45に鋼球46をそれぞれ収納し、壁部52の後面に設けた3つの第2の凹部47に鋼球48をそれぞれ収納しておくようにする。そして、図3及び図5に示すように、壁部52の前面に5群レンズL5を臨ませ、壁部52の後面に5群レンズ保持枠20を臨ませる。次に、5群レンズ保持枠20の3つの腕部22を、壁部52に設けた3つの通し穴56にそれぞれ挿通し、各腕部22の先端を壁部52の前側に突出させる。
このとき、壁部52の後面の、2箇所のマグネット収納部85a,85bには予めマグネット58,59を収納して固定しておく。これと前後して、一対のガイド溝73,73に一対の係合凸部74a,74aを係合させ、摺動軸受74を壁部52に取り付けておく。その後、3つの腕部22が3つの通し穴56にそれぞれ所定量挿入されると、5群レンズ保持枠20に固定されている固定軸75が、壁部52に保持されている摺動軸受74の切欠き74c内に入り込む。そして、3つの腕部22が所定深さまで挿入されると、図8に示すような状態となり、5群レンズ保持枠20が固定軸75と摺動軸受74を介して後部鏡筒3に2軸方向へ所定距離だけ移動可能に支持される。
次に、5群レンズL5を3つの腕部22の内側に押し込む。このとき、3つの腕部22の3つの鉤爪24の内径は、5群レンズL5の直径よりも小さいが、各腕部22が持つ弾性によって3つの腕部22が外側へそれぞれ撓み変形する。その結果、5群レンズL5が3つの鉤爪24を乗り越えることにより、図9〜図11及び図12Bに示す状態となる。即ち、5群レンズL5の基準面L5aに3個の第1の鋼球46が転動可能に接触され、5群レンズ保持枠20の3つの支持面86に3個の第2の鋼球48が転動可能に接触される。これにより、2組の鋼球46,48を挟んで1個の5群レンズL5が1個の5群レンズ保持枠20によって保持固定される。
この場合、図12Aに示すように、5群レンズ保持枠20の円環部21の支持面86から鉤爪24の垂直面24aまでの寸法Dは、組立時における壁部52の後面に配置された鋼球48から5群レンズL5までの寸法C以下(C≧D)に設定する。このような寸法関係を設定することにより、5群レンズL5に対して光軸方向のガタツキを発生させることなく、5群レンズL5を支持面86にしっかりと突き当てて固定することができる。
かくして、この実施例では、図7において、駆動アクチュエータ63の第1のコイル76に電流を流すと、フレミングの法則に基づき移動力F1が発生し、5群レンズ保持枠20を介して5群レンズL5を、縦方向(紙面の上下方向)に移動させることができる。また、駆動アクチュエータ63の第2のコイル77に電流を流すと、フレミングの法則に基づき移動力F2が発生し、5群レンズ保持枠20を介して5群レンズL5を、横方向(紙面の左右方向)に移動させることができる。その結果、貫通穴53の中央部を撮影光学系の光軸が通過しているために、その光軸と直交する二方向に5群レンズ5Lを移動させることにより、手振れ等の像振れを抑制し、又は防止して、ぶれの無い画像を得ることが可能となる。
図13は、5群レンズ保持枠20の腕部22に設けた第1の爪部の第2の実施例を示すものである。この実施例で示す係止爪35は、前記実施例における鉤爪24の垂直面24aに替えて勾配面35aを設けたものである。この係止爪35に対応させて、5群レンズL5の前面側の外周縁には、同様の傾斜角度を有する面取り部36を設けている。この実施例によれば、勾配面35aをガイドとして5群レンズL5の組立作業を容易にすることができ、組立時の作業性の向上を図ることができる。
しかも、寸法Cと寸法Dの関係をC≧Dと設定することにより、常に5群レンズL5を壁部52に押付ける力を勾配面35aに発生させることができる。そのため、5群レンズL5と5群レンズL5の支持面86との間に摩擦力を発生させて、5群レンズL5を所定位置に確実に付勢して固定することができる。
図14は、5群レンズ保持枠20の腕部22に設けた第1の爪部の第3の実施例を示すものである。この実施例で示す係止爪37は、前記実施例における鉤爪24に替えて、それ自体が弾性を有する弾性爪として形成したものである。この実施例では、係止爪37自体が適度な弾性を有するため、その弾性力を5群レンズL5に作用させることができる。その結果、5群レンズL5と支持面86との間に大きな摩擦力を発生させて、5群レンズL5を所定位置に確実に付勢して固定することができる。
図15及び図16は、5群レンズL5を、第1の5群レンズL5Fと第2の5群レンズL5Rの2枚のレンズで構成し、1個の5群レンズ保持枠20Aで2枚のレンズを締付固定できるように構成したものである。この第2の実施例が前記第1の実施例と異なるところは、5群レンズ保持枠20を5群レンズ保持枠20Aとした点であり、その他の構成は前記実施例と同様である。そこで、ここでは、5群レンズ保持枠20Aについて説明し、同一部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
5群レンズ保持枠20Aは、リング状に形成された円環部21と、3つの腕部22と、一対の載置部78,79と、を有しており、この点では5群レンズ保持枠20と同様である。5群レンズ保持枠20Aの円環部21には、第2の5群レンズL5Rを保持するためのレンズ保持部88が設けられている。このレンズ保持部88は、半径方向内側に突出して周方向に連続されたリング状の環状爪23を設けることによって形成されている。その他の構成(腕部22、鉤爪24、一対の載置部78,79)は、前記実施例と同様である。
図15は、5群レンズL5を、第1の5群レンズL5Fと第2の5群レンズL5Rの2枚のレンズで構成した第1の実施例を示すもので、前記実施例と異なるところは、第2の5群レンズL5Rを5群レンズ保持枠20Aで保持した点である。第2の5群レンズL5Rは、5群レンズ保持枠20Aの円環部21のレンズ保持部87に嵌合され、接着剤により接着固定されている。その他の構成は、前記実施例と同様である。
この実施例では、第1の5群レンズL5Fの後面に第1の鋼球46が転動自在に接触され、5群レンズ保持枠20Aの支持面86に第2の鋼球48が転動自在に接触されている。そして、第1の5群レンズL5Fの前面に腕部22の鉤爪24が係合され、第2の5群レンズL5Rの後面に環状爪23が係合されている。
この実施例の場合には、図15に示すように、寸法Cと寸法Dとの関係を、C≧Dのように設定する。即ち、5群レンズ保持枠20Aの円環部21の環状爪23の垂直面から鉤爪24の垂直面24aまでの寸法Dを、壁部52に保持されている2組の鋼球46、鋼球48を含み第1の5群レンズL5Fから第2の5群レンズL5Rまでの寸法C以下にする。このような寸法関係を設定することにより、2枚の5群レンズL5F,L5Rに対して光軸方向のガタツキを発生させることなく、5群レンズ保持枠20Aでしっかりと保持して基準面に対する傾き(チルト)を防止することができる。しかも、第1の5群レンズL5Fと円環部21とで2組の鋼球46,48を挟み込む構成となっているため、鋼球46,48の凹部45,47からの脱落を確実に防止することができる。
図16は、5群レンズL5を、第1の5群レンズL5Fと第2の5群レンズL5Rの2枚のレンズで構成した第2の実施例を示すもので、図15に示した実施例と異なるところは、第2の5群レンズL5Rを第2の鋼球48に当接させる構成とした点である。この実施例が前記実施例と異なるところは、レンズ保持部87の直径を、第2の鋼球48に直接接触できる大きさまで大きくした点である。その他の構成は、前記実施例と同様である。
この実施例では、第1の5群レンズL5Fの後面に第1の鋼球46が転動自在に接触され、第2の5群レンズL5Rの前面に第2の鋼球48が転動自在に接触されている。そして、第1の5群レンズL5Fの前面に腕部22の鉤爪24が係合され、第2の5群レンズL5Rの後面に環状爪23が係合されている。
この実施例の場合にも、図15に示した実施例と同様に、寸法Cと寸法Dとの関係を、C≧Dのように設定する。即ち、5群レンズ保持枠20Aの円環部21の環状爪23の垂直面から鉤爪24の垂直面24aまでの寸法Dを、壁部52に保持されている2組の鋼球46、鋼球48を含み第1の5群レンズL5Fから第2の5群レンズL5Rまでの寸法C以下にする。このような寸法関係を設定することにより、2枚の5群レンズL5F,L5Rに対して光軸方向のガタツキを発生させることなく、5群レンズ保持枠20Aでしっかりと保持して基準面に対する傾き(チルト)を防止することができる。しかも、第1の5群レンズL5Fと円環部21とで2組の鋼球46,48を挟み込む構成となっているため、鋼球46,48の凹部45,47からの脱落を確実に防止することができる。
図17及び図18A,18Bは、本願発明における前記第1の実施例の変形例を示すもので、バヨネットマウントを適用して5群レンズL5を締付固定するように構成したものである。この実施例が前記第1の実施例と異なるところは、5群レンズL5Aのみである。そこで、ここでは5群レンズL5Aについて詳細に説明し、その他の同一部分には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図17において、後部鏡筒3と5群レンズ保持枠20は、前記第1の実施例と同様である。5群レンズL5Aが5群レンズL5と異なるところは、5群レンズL5の外周縁に複数(この実施例では3箇所)の切欠き部41を設けた点である。切欠き部41は、周方向に適宜な長さを有する円弧状の凹部からなり、周方向に等間隔に配置されている。切欠き部41は、腕部の数に合せて、2つであってもよく、また、4つ以上であってもよい。
図18A,18Bに示すように、5群レンズL5の外径は、5群レンズ保持枠20の3つの腕部22の内面を結ぶ円の直径と略同一寸法に設定されている。そして、3つの腕部22の各鉤爪24の先端が5群レンズL5の半径方向内側に延在されている。3つの切欠き部41の深さは、3つの鉤爪24がそのまま(自由状態)各切欠き部41を通過できる寸法に設定されている。
この実施例による5群レンズL5の組立工程は、例えば、次のようにして行われる。図17に示すように、まず、後部鏡筒3の前側に5群レンズL5を配置し、後部鏡筒3の後側に5群レンズ保持枠20を配置する。そして、5群レンズ保持枠20の3つの腕部22を壁部52の3つの通し穴56に挿通させる。この際、3つの腕部22に対して、5群レンズL5の3つの切欠き部41の位置を一致させておく。これにより、何の摺動摩擦抵抗を生じさせることなく、3つの腕部22を所定の深さまで差し込むことができる。
そこで、図18Aに示すように、5群レンズL5を、例えば、反時計方向に回転させる。これにより、5群レンズL5の各切欠き部41において、その周縁部が鉤爪24の内側に入り込み、図18Bに示す状態となる。その結果、5群レンズL5の端面と鉤爪24の垂直面24aとの間に摩擦力が発生し、その摩擦力によって5群レンズL5が締付固定される。
図19は、前記鉤爪24の変形実施例を示すものである。この実施例に示す鉤爪42は、5群レンズL5と接触する部分に勾配面43を設けたものである。この勾配面43は、初期位置の5群レンズL5に接触していない隙間のある状態から、回転量に応じて徐々に隙間を狭め、接触した後は徐々に圧縮量を増加させて締付力を増加させる働きを有する。この勾配面43の付いた鉤爪42によれば、5群レンズL5を光軸中心に回転させる際に、回転初期は勾配面43が5群レンズL5に接触していないために軽い力で回転できる。そして、回転量に応じて勾配面43が5群レンズL5に接触した後は、その圧接力が比例的に増加する。そのため、組立作業が容易に行えると共に、鉤爪42で5群レンズL5を確実に付勢し、強固に締付固定することができる。
図20は、上述したレンズ鏡筒1を用いた撮像装置の第1の実施例を示す電子スチルカメラである。この電子スチルカメラ90は、カメラボディ91を備えている。このカメラボディ91に対して、交換式の撮影レンズユニットであるレンズ鏡筒1が着脱可能に構成されている。
カメラボディ91は、内部に空間が設けられた横長の筐体からなり、その内部空間には、図示しないが、各種の電子部品が実装された配線基板、バッテリー電源、記憶装置、その他各種の装置、部品等が収納されている。このカメラボディ91は、レンズ鏡筒1が装着されるマウント部92を正面略中央部に備えている。このマウント部92には、カメラマウントが設けられていて、レンズ鏡筒1のレンズマウントが着脱自在に装着可能とされている。更に、マウント部92には、レンズ鏡筒1を取り外すためのレンズ取外しボタン93が設けられている。
また、カメラボディ91は、その正面右上部にモード選択ダイヤル94を備えている。モード選択ダイヤル94を操作することにより、カメラの各種モード、例えば、各種撮影モード、撮影した画像を再生する再生モード、及び外部機器との間でデータ交信を行う通信モード等の設定動作(切換動作)等を行うことが可能である。各種撮影モードとしては、例えば、人物撮影モード、風景撮影モード、及びフルオート撮影モード等を挙げることができる。更に、カメラボディ91の正面左端部には、撮影者が把持するためのグリップ部95が設けられている。グリップ部95の内部には電池収納室とカード収納室とが設けられている。電池収納室にはカメラの電源として、例えば、リチウムイオン電池等の電池が収納されている。また、カード収納室には、撮影画像の画像データを記録するためのメモリーカード等の外部記憶装置が着脱可能に収納されるようになっている。
カメラボディ91のグリップ部95の上面には、露光開始を指示する機能を有するシャッタボタン96が設けられている。シャッタボタン96は、半押し状態と全押し状態の2つの状態を検出可能な2段階検出ボタンである。シャッタボタン96が半押しされた状態になると、被写体に関する記録用静止画像(本撮影画像)を取得するための準備動作(例えば、AF制御動作等)が行われる。また、シャッタボタン96が更に押し込まれると、本撮影画像の撮影動作{撮像素子を用いて被写体の光像に関する露光動作を行い、その露光動作によって得られた画像信号に所定の画像処理を施す一連の動作}が行われる。
カメラボディ91の背面上部には、光学ファインダが設けられている。撮影者は、光学ファインダを覗くことにより、レンズ鏡筒1から導かれた被写体の光像を視認して構図を決定することができる。即ち、光学ファインダを用いて構図決めを行うことが可能である。この実施形態に係る電子スチルカメラ90においては、図示しないが、背面モニタに表示されるライブビュー画像を用いて構図決めを行うことも可能である。また、光学ファインダによる構図決め動作とライブビュー表示による構図決め動作との切換操作は、操作者が切換ダイヤルを操作することによっても実現される。
背面モニタは、例えば、カラー液晶ディスプレイ(LCD)として構成される。背面モニタは、撮影条件等を設定するためのメニュー画面を表示すること、及び再生モードにおいてメモリーカードに記録された撮影画像を再生表示すること等が可能である。また、操作者が、光学ファインダによる構図決めではなく、ライブビュー表示による構図決めを選択した場合には、背面モニタには、撮像素子によって取得された時系列の複数の画像(即ち、動画像)がライブビュー画像として表示される。カメラボディ91の正面上部には、フラッシュ格納部97が設けられている。フラッシュ格納部97には、フラッシュ装置が昇降動作可能に収納されている。
以上説明したが、前述したような構成を有する本発明によれば、防振レンズの倒れ(チルト)精度を向上することができ、光学性能の悪化を防止し又は抑制することができる。また、使用部品を追加することなく、防振レンズを確実に保持することが可能となり、コスト削減を図ることができると共に、装置全体の小型化を実現することができる。更に、外力(衝撃)による部品脱落のおそれを無くし、光学性能の悪化を防ぐことができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例においては、撮影光学系として5群レンズに適用した例について説明したが、レンズ群は4群以下であっても良く、また、6群以上であっても良いことは勿論である。また、撮像装置として電子スチルカメラに適用した例について説明したが、デジタルビデオカメラ、フィルム式一眼レフカメラ、アナログビデオカメラ、監視カメラその他の撮像装置にも適用できるものである。
1…レンズ鏡筒、 2…固定鏡筒、 3…後部鏡筒(支持部材)、 20,20A…5群レンズ保持枠(レンズ保持部材)、 21…円環部、 22…腕部、 23…環状爪(第2の爪部)、 24,42…鉤爪(第1の爪部)、 35,37…係止爪(第1の爪部)、 41…切欠き部、 45,47…凹部、 46,48,88…鋼球(球状部材)、 52…壁部、 56…通し穴、 58,59…マグネット、 63…駆動アクチュエータ、 73…ガイド溝、 74…摺動軸受、 75…固定軸、 76,77…コイル、 81…アーム部、 86…支持面(支持部)、 90…電子スチルカメラ(撮像装置)、 L5…5群レンズ、 L5F…第1の5群レンズ、 L5R…第2の5群レンズ
Claims (14)
- レンズと、
前記レンズに転動自在に接触される3以上の球状部材と、
前記3以上の球状部材を転動自在に支持する支持部材と、
前記3以上の球状部材を挟んで前記レンズを保持するレンズ保持部材と、を設けた
レンズ鏡筒。 - 前記レンズ保持部材は、前記レンズに接触する爪部を有する3以上の弾性片を設けた
請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記爪部の、前記レンズに接触する部分を勾配面とした
請求項2記載のレンズ鏡筒。 - 前記レンズの外周に前記3以上の弾性片が係合可能とされた3以上の切欠き部を設け、
前記レンズの回転により、前記3以上の弾性片による当該レンズの締付力を調整可能とした
請求項2記載のレンズ鏡筒。 - 前記レンズ保持部材を前記レンズの光軸と直交する方向に移動させる駆動アクチュエータを設けた
請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記駆動アクチュエータは、前記レンズ保持部材及び前記支持部材の一方に取り付けられるコイルと、前記レンズ保持部材及び前記支持部材の他方に取り付けられるマグネットと、を有する
請求項5記載のレンズ鏡筒。 - 同一光軸上に配置された複数のレンズと、
前記複数のレンズに転動自在に接触される3以上の球状部材と、
前記3以上の球状部材を転動自在に支持する支持部材と、
前記3以上の球状部材を挟んで前記複数のレンズを保持するレンズ保持部材と、を設けた
レンズ鏡筒。 - 前記レンズ保持部材は、前記複数のレンズのうち、第1のレンズに接触される第1の爪部を有する3以上の弾性片と、第2のレンズに接触される第2の爪部と、を設けた
請求項7記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1の爪部の、前記第1のレンズに接触する部分を勾配面とした
請求項8記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1のレンズの外周に前記3以上の弾性片が係合可能とされた3以上の切欠き部を設け、
前記第1のレンズの回転により、前記3以上の弾性片による前記複数のレンズの締付力を調整可能とした
請求項8記載のレンズ鏡筒。 - 前記レンズ保持部材を前記レンズの光軸と直交する方向に移動させる駆動アクチュエータを設けた
請求項7記載のレンズ鏡筒。 - 前記駆動アクチュエータは、前記レンズ保持部材及び前記支持部材の一方に取り付けられるコイルと、前記レンズ保持部材及び前記支持部材の他方に取り付けられるマグネットと、を有する
請求項11記載のレンズ鏡筒。 - レンズ鏡筒が取り付けられた撮像装置本体を備え、
前記レンズ鏡筒は、
レンズと、
前記レンズに転動自在に接触される3以上の球状部材と、
前記3以上の球状部材を転動自在に支持する支持部材と、
前記3以上の球状部材を挟んで前記レンズを保持するレンズ保持部材と、を設けた
撮像装置。 - レンズ鏡筒が取り付けられた撮像装置本体を備え、
前記レンズ鏡筒は、
同一光軸上に配置された複数のレンズと、
前記複数のレンズに転動自在に接触される3以上の球状部材と、
前記3以上の球状部材を転動自在に支持する支持部材と、
前記3以上の球状部材を挟んで前記複数のレンズを保持するレンズ保持部材と、を設けた
撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009072577A JP2010224307A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009072577A JP2010224307A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010224307A true JP2010224307A (ja) | 2010-10-07 |
Family
ID=43041542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009072577A Pending JP2010224307A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010224307A (ja) |
-
2009
- 2009-03-24 JP JP2009072577A patent/JP2010224307A/ja active Pending
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