JP2010223393A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でブラケットと外筒との締結力を確保することの可能な防振装置、及び、この防振装置の製造方法を提供する。
【解決手段】外筒14のフランジ部14Bが構成されていない軸方向Sの先端部分には、小径部20が形成されている。ブラケット12への圧入前において、小径部20は、外径が一定のD1とされている。外筒14の小径部20よりもフランジ部14B側には、フランジ部14Bに架けて大径部24が形成されている。ブラケット12への圧入前において、大径部24は、外径がD2とされている。小径部20と大径部24との間には、中間部22が形成されている。中間部22の外周の立上面22Aは、小径部20側から大径部24側へ向かって大径となるテーパー形状とされている。小径面20Aと立上面22Aとの間には、段差が構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車のリアサスペンションアーム、トレーディングアーム、トルクロッド、その他の腕部材に取り付けられた、いわゆるブッシュ式の防振装置に関する。
ブッシュ式防振装置の外筒としては、従来より金属製のものが用いられているが、樹脂製のものも採用されている。樹脂製の外筒は、軽量で成形が容易であるというメリットを有している。
一方、外筒を樹脂製とした場合、樹脂は金属と比較して強度が低いため、抜け力を大きくしてブラケットに圧入すると、外筒が破損してしまうことも考えられる。
そこで、特許文献1では、樹脂製の外筒と、内筒と、それらの間に配置されたゴム弾性体とを有するゴムブッシュを剛性のブラケットに圧入してなる筒形防振装置において、ブラケットの内面に凹陥部を形成することによって、ブラケットの内面形状を段付形状とする一方、外筒の外面を実質的に軸方向のストレート形状とし、樹脂の弾性変形を利用して外筒を縮径させながらブラケット内部に圧入し、圧入後の弾性復元力によりブラケットの段付部と外筒の段付部とを軸方向にかつ抜け方向に互いに係合させている。
また、特許文献1では、ブラケットの内面をブラスト加工して表面を粗して摩擦係数を高くすることにより外筒の締結力を確保したり、外筒の一端に係合用の突起部を形成しブラケットの端面に当てて抜け止めにしたり、などの工夫がなされている。
しかしながら、特許文献1の技術では、以下の不都合が生じる。すなわち、ブラケットの内面に凹部を構成する場合や、表面を粗す場合には、加工の手間が生じコストアップとなる。また、外筒の一端に係合用の突起部を形成する場合には、この突起部がブラケットの外側に露出してしまう。
特許3767545号
本発明の目的は、上記事実を考慮して成されたものであり、簡易な構成でブラケットと外筒との締結力を確保することの可能な防振装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る防振装置は、振動発生部および振動受部の一方に連結される筒状で内面が筒軸方向に直線形状とされたブラケットと、円筒状とされて前記ブラケットの筒内に圧入され、前記ブラケットへの圧入先端に構成され外面に小径面の形成された小径部と、前記圧入前に前記ブラケットの内径及び前記小径部の外径よりも外径が大径で前記小径部よりも前記ブラケットへの圧入後端側に構成され厚みが前記小径部よりも厚く外面に大径面の形成された大径部と、前記小径部と大径部との間に構成され外面に前記小径面と前記大径面とを連結する立上面の形成された中間部と、を有する樹脂製の外筒と、前記外筒の内周側に配置されると共に振動発生部および振動受部の他方に連結される内筒と、前記外筒の内周面と前記内筒の外周面との間に配置され、前記外筒と前記内筒とを互いに連結する弾性体と、を備えている。
上記構成の防振装置では、ブラケットの内面が筒軸方向に直線形状とされているので、ブラケットの内面に段差をつけるなどの加工が不要であり、ブラケットを容易に製造することができる。
本発明の防振装置では、外筒のブラケットへの圧入先端の小径部の外径が、ブラケットの圧入後端側に構成された大径部の外径よりも小径とされている。ブラケットへの圧入の際には、圧入先端が外筒の割れなど損傷の起点となり、圧縮歪みによるダメージが特に大きい。そこで、圧入先端に小径部を形成することにより、圧入先端の損傷を抑制することができる。
一方、圧入後端側については、ブラケットへの圧入の際の圧縮歪みによるダメージは、圧入先端側ほど大きくない。そこで、ブラケットとの間の締代を確保して抜け力を高くするため、大径部の外径を大径とする。
このように、大径部と小径部を形成することにより、外筒の抜け力を確保しつつ割れなどの損傷を抑制することができる。
また、本発明の防振装置では、外筒の小径部と大径部との間に中間部が構成され、中間部の立上面により小径面と大径面とが連結されている。したがって、単に圧入先端をテーパー状にした場合と異なり、小径部の厚みを確保しつつ、圧入先端の圧縮歪みを抑制することができる。
また、上記構成の防振装置では、大径部の厚みを小径部よりも厚くしているので、圧縮歪みの大きい大径部の強度を確保することができる。
請求項2に記載の防振装置は、前記外筒の内面が、軸方向に直線形状であること、を特徴とする。
このように、外筒の内面を軸方向に直線形状とすることにより、段差などが構成されている場合と比較して、外筒内側に配置される弾性体の耐久性を高くすることができる。
請求項3に記載の防振装置は、前記外筒の小径部の外径が、前記ブラケットへの挿入前に、前記ブラケットの内径以上であること、を特徴とする。
このように、小径部の外径を設定することにより、小径部の厚みを確保しつつ、小径部の圧縮歪みを小さくすることができる。
請求項4に記載の防振装置は、前記外筒の小径部の外径が、前記ブラケットへの挿入前に、前記ブラケットの内径以下であること、を特徴とする。
このように、小径部の外径を設定することにより、圧入時における小径部の圧縮歪みを防止することができる。
以上説明したように本発明によれば、簡易な構成でブラケットと外筒との締結力を確保することができる。
本発明の実施形態に係る防振装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る防振装置の軸方向からみた断面図である。 本発明の実施形態に係る防振装置の側断面図である。 図3において、ブラケットに外筒が圧入される前の状態を示す図である。 本発明の実施形態の外筒とブラケットの関係を示す半断面図である。 小径部の外径がブラケットの内径よりも小径の例において、ブラケットに外筒が圧入される前の状態を示す図である。 (A)は本発明の実施形態の外筒の説明図であり、(B)(C)は比較例に係る外筒の説明図である。 本発明の実施形態の外筒と、比較例に係る外筒の抜け力と締代との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態の変形例に係る外筒の一部を示す断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る外筒の一部を示す断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係る外筒の一部を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る防振装置、及び、防振装置の製造方法について図面を参照して説明する。
図1〜3には本実施形態に係る防振装置10が示されている。防振装置10は、ブラケット12、外筒14、内筒16、及び、ゴム弾性体18を備えている。
ブラケット12は、円筒状とされ、円筒の内面は、円筒の軸方向Sで直線形状とされており、段差などのない面一形状とされている。ブラケット12の内径をA1とする。
外筒14は、円筒部14A及びフランジ部14Bを備えている。円筒部14Aは円筒形状とされ、フランジ部14Bは、円筒部14Aの一端部の径方向外側に連続して構成されており、リング形状とされている。
外筒14は、樹脂製とされている。樹脂としては、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレートなどを用いることができる。また、樹脂を強化するために、繊維強化材を混入させることが好ましい。繊維強化材としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、などを用いることができる。外筒14は、射出成形等で形成することができる。
図4及び図5に示すように、外筒14のフランジ部14Bが構成されていない軸方向Sの先端部分には、小径部20が形成されている。ブラケット12への圧入前において、小径部20は、外径が一定のD1とされており、内径はCとされている。小径部20の外周には、小径面20Aが構成されている。また、小径部20の厚みは、W1とされている。
外筒14の小径部20よりもフランジ部14B側には、フランジ部14Bに架けて大径部24が形成されている。ブラケット12への圧入前において、大径部24は、外径がD2とされており、内径はCとされている。大径部24の外周には、大径面24Aが構成されている。また、大径部24の厚みは、W2とされている。
小径部20と大径部24との間には、中間部22が形成されている。中間部22の内径はCとされている。中間部22の外周は、小径面20Aと大径面24Aとを連結する立上面22Aが構成されている。立上面22Aは、小径部20側から大径部24側へ向かって大径となるテーパー形状とされている。小径面20Aと立上面22Aとの間には、段差が構成されている。
小径部20の外径D1は、ブラケット12の内径A1よりもわずかに大径とされ、大径部24の外径D2よりも小径とされている。すなわち、内径A1<外径D1<外径D2、となっている。また、外筒14がブラケット12へ圧入される際の締代は、小径部20でS1、大径部24でS2になっている。締代S1と締代S2との関係は、S1<S2、となっている。締代S1は、小径部20に損傷が発生しないように、充分小さいものとされている。
なお、本実施形態では、内径A1<外径D1<外径D2としているが、図6に示すように、外径D1<内径A1<外径D2としてもよい。このように、小径部20の外径D1を、ブラケット12の内径A1よりも小径とすることにより、外筒14がブラケット12へ圧入される際の小径部20の締代を0として、小径部20へ負荷を小さくすることができる。
また、外径D1は内径A1と同径であっても、内径A1よりも小径であってもよい。
また、小径部20の外径D1は、ブラケット12の内径A1の+10%以下であることが好ましい。小径部20の外径D1を、この範囲内に設定することにより、外筒の圧入先端の圧縮歪みを効果的に軽減させることができる。
また、小径部20の厚みW1は、大径部24の厚みW2の30%〜90%であることが好ましい。小径部20の厚みW1を上記の範囲内に設定することにより、外筒14の圧入先端の剛性を確保して、変形や挫屈を効果的に抑制することができる。
外筒14の内面は軸方向Sに直線形状とされ、段差のない面一形状とされている。外筒14の内面を面一形状とすることにより、内面に接着されるゴム弾性体18の表面も面一形状とすることができる。したがって、ゴム弾性体18の特定の位置(段差部分など)に応力が集中することがなく、ゴム弾性体18の耐久性を向上させることができる。
なお、外筒14の内面は、上記のように軸方向Sに直線形状とされず、テーパー状とされていたり、段差が構成されていたりしてもよい。この場合でも、大径部24の厚みは、小径部20の厚みよりも厚い。
また、小径部20の軸方向Sの長さL1は、外筒14の軸方向Sの長さL0の3%〜50%であることが好ましい。小径部20の軸方向Sの長さL1を、上記の範囲内に設定することにより、外筒14の圧入先端の圧縮歪みを効果的に軽減させることができる。
また、大径部24の軸方向Sの長さL2は、外筒14の軸方向Sの長さL0の50%〜95%であることが好ましい。大径部24の軸方向Sの長さL2を、上記の範囲内に設定することにより、ブラケット12との間の抜け力を確保することができる。
図1〜4に示すように、外筒14の内周側には、軸方向Sに沿って筒状の内筒16が配置されている。内筒16の外周面と外筒14の内周面との間にはゴム弾性体18が配置され、ゴム弾性体18により内筒16と外筒14とが弾性的に連結されている。ゴム弾性体18は内周側が内筒16の外周面に加硫接着されると共に、外周側が外筒14の内周面に加硫接着されている。
外筒14は、ブラケット12内に圧入されている。ブラケット12は、不図示の連結部により車両の振動発生部及び振動受部の一方に連結されている。内筒16には、連結軸(不図示)が挿通され、挿通された状態で内筒16は連結軸へ固定される。内筒16は、当該連結軸を介して、車両の振動発生部または振動受部の他方に連結されている。
次に、防振装置10の製造方法について説明する。
まず、ゴム弾性体18の加硫成形用のモールド内(不図示)に、外筒14と、この外筒14と同軸となるように内筒16をセットする。そして、ゴム材をモールド内に注入し、加硫する。加硫により、内筒16の外周面と外筒14の内周面に、ゴム弾性体18が接着される。
次に、外筒14、内筒16、及び、ゴム弾性体18のセットを、外筒14の小径部20側から、圧入用のプレス装置によりブラケット12の内周側へ圧入する。
この圧入のとき、まず、小径部20が締代S1でブラケット12へ圧入され、続いて中間部22が締代S1から徐々にS2に増加しつつ圧入され、最後に大径部24が、締代S2で圧入される。
本実施形態では、小径部20の締代S1は、小径部20に損傷が発生しないように、充分小さいものとされているので、割れなどの起点となりやすい外筒14の先端への圧縮歪みが小さくなり、圧入先端の損傷を抑制することができる。
また、本実施形態では、小径部20の圧縮歪みを小さくして損傷の発生しやすい先端部を保護しているので、大径部24の締代S2を大きくして、抜け力を確保してブラケット12への固定を強力に行うことができる。
ここで、本実施形態の小径部20及び中間部22に対応する部分を、単にテーパー形状として外筒を構成した場合と、本実施形態との相違点について説明する。
図7(A)〜(C)には、外筒の圧入先端とブラケット12の開口との関係が示されている。図7(A)に示されているのは、本実施形態に係る外筒14である。図7(A)では、小径部20の軸方向の長さL1までは締代S1で圧入され、中間部22で締代がS1〜S2へ徐々に上昇する。
図7(B)には、小径部20の厚みW1を維持しつつ、小径部20及び中間部22に対応する部分(先端から軸方向の長さL3の部分)を、単にテーパー形状とした構成(比較例1)が示されている。図7(C)には、本実施形態の小径部20及び中間部22に対応する部分(先端から軸方向の長さL3の部分)について、当該部分の締代が最小となるようにテーパー形状とした構成(比較例2)が示されている。
比較例1の場合、外筒の圧入先端の厚みW1は確保されているが、締代は、本実施形態と比較してかなり大きくなってしまう。したがって、先端の圧縮歪みの軽減効果は少ない。
また、比較例2の場合、比較例1に比べて、圧縮歪みは軽減されているが、外筒の圧入先端の厚みW0が、0に近くなってしまい、先端部分の剛性が低く、圧入の際に変形(座屈)してしまう。
本実施形態では、小径部20で圧縮歪みを抑え、中間部22で外面を径方向外側に立ち上げて大径面24Aへ連続させているので、単にテーパー形状に構成した場合と比較して、先端部分について、厚みを確保しつつ、効果的に圧縮歪みを小さくすることができる。
図8には、本実施形態の外筒14と比較例1の外筒について、締代S2と抜け力との関係、及び、割れの発生時を示したグラフである。締代S2が大きくなるほど抜け力も大きくすることができるが、締代がBとなった時、比較例1では割れが発生してしまう。そこで、比較例1においては、締代の設定範囲をBよりも小さいSBとする必要がある。一方、本実施形態では、割れが発生する締代がBよりも大きいAとなるため、締代の設定範囲をSBよりも大きいSAとすることができ、大きな抜け力を得ることができる。
また、本実施形態では、外筒14の中間部22の立上面22Aをテーパー状として構成したが、立上面22Aは、図9(A)に示すように、軸方向Sと直交する方向として、段差部の断面が直角となるように構成してもよい。この場合には、図9(B)に示すように、立上面22Aと小径面20Aとの間の段差部分をR形状としてもよい。
また、本実施形態では、外筒14の小径部20を一定の厚みW1としたが、図10(A)〜(C)に示すように、小径部20の小径面20Aをテーパー状として構成してもよい。(A)は、立上面22Aがテーパー状の例であり、(B)は立上面22Aが軸方向Sに直交する方向とされている例であり、(C)は立上面22Aと小径面20Aとの間の段差部分をR形状とした例である。
また、外筒14の小径部20の先端は、図11に示すように、テーパー状として先端テーパー部20Eを構成してもよい。
10 防振装置
12 ブラケット
14 外筒
16 内筒
18 ゴム弾性体
20 小径部
20A 小径面
22 中間部
22A 立上面
24 大径部
24A 大径面
S 軸方向
D1、D2 外径
S1、S2 締代

Claims (4)

  1. 振動発生部および振動受部の一方に連結される筒状で内面が筒軸方向に直線形状とされたブラケットと、
    円筒状とされて前記ブラケットの筒内に圧入され、前記ブラケットへの圧入先端に構成され外面に小径面の形成された小径部と、前記圧入前に前記ブラケットの内径及び前記小径部の外径よりも外径が大径で前記小径部よりも前記ブラケットへの圧入後端側に構成され厚みが前記小径部よりも厚く外面に大径面の形成された大径部と、前記小径部と大径部との間に構成され外面に前記小径面と前記大径面とを連結する立上面の形成された中間部と、を有する樹脂製の外筒と、
    前記外筒の内周側に配置されると共に振動発生部および振動受部の他方に連結される内筒と、
    前記外筒の内周面と前記内筒の外周面との間に配置され、前記外筒と前記内筒とを互いに連結する弾性体と、
    を備えた防振装置。
  2. 前記外筒の内面は、軸方向に直線形状であること、を特徴とする請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記外筒の小径部の外径は、前記ブラケットへの圧入前に、前記ブラケットの内径以上であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記外筒の小径部の外径は、前記ブラケットへの圧入前に、前記ブラケットの内径以下であること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の防振装置。
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