JP2010221958A - 車両防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車時の消費電力量を抑えつつ効果的に車両の防犯をすること。
【解決手段】犯罪被害状況メモリ331には、場所毎に駐車車両に対する過去の犯罪被害状況が記憶されている。また自車両には異常検出手段としての複数のセンサ21〜24が設けられている。GPS受信機60によって取得された自車両の現在地における犯罪被害状況に基づいて、自車両に要求されるセキュリティレベルを決定する。そして、その複数のセンサ21〜24のうち、決定されたセキュリティレベルに応じた数のセンサ21〜24を有効にして自車両の防犯動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は車両防犯システムに関する。
従来、車両の盗難や車上狙い等の犯罪被害を防止する車両防犯システムが知られている。例えば特許文献1に記載の発明では、ECUは警戒モードと非警戒モードの2つの動作モードを有し、警戒モードに設定されたとき、車両に対する防犯動作を行う。具体的には、警戒モード中は、ECUはアプローチセンサ、ガラス割れセンサ、侵入センサ、傾斜センサからの出力を常時監視する。これらのセンサ出力から、第三者によってドアやトランクがこじ開けられたり、フロントガラスが割られたりしたことを検出すると、始動ロック装置や警報装置に対して作動を指示する。これにより、始動ロック装置はタイヤに始動ロックを施して車両を走行不能とし、警報装置は警報を発して周囲に異常の発生を知らせる。なお、非警戒モード中は、これらの防犯動作を行わない。
特開2004−98992号公報
ところで、特許文献1に記載の発明では、犯罪被害に関連する自車両の異常を検出するセンサとして、アプローチセンサ、ガラス割れセンサ、侵入センサ、傾斜センサなど複数のセンサを用いている。このように、複数のセンサを用いると、車両の様々な異常を検出することができるので、防犯能力を高めることができる。
一方で、多くのセンサを用いると、駐車時の消費電力量が増加することになる。特に近年、車両の電子化が進んでいる状況において、この駐車時の消費電力量が無視できないほど大きくなってきている。そして駐車時の消費電力が大きいと、例えば駐車時にバッテリーが上がってしまうことにもなりかねない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、駐車時の消費電力量を抑えつつ効果的に防犯することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明の車両防犯システムは、駐車時における自車両の現在地を取得する現在地取得手段と、
場所毎に駐車車両に対する過去の犯罪被害状況を記憶する犯罪被害状況記憶手段と、
前記現在地取得手段によって取得された現在地における前記犯罪被害状況記憶手段に記憶されている前記犯罪被害状況に基づいて、自車両に要求されるセキュリティレベルを決定するセキュリティレベル決定手段と、
犯罪被害に関連する自車両の異常を検出する複数の異常検出手段と、
その複数の異常検出手段のうち、前記セキュリティレベル決定手段によって決定された前記セキュリティレベルに応じた数の異常検出手段を有効にして自車両の防犯動作を行う防犯手段とを備えることを特徴とする。
これによれば、犯罪被害状況記憶手段には、場所毎に駐車車両に対する過去の犯罪被害状況が記憶されている。セキュリティレベル決定手段は、現在地取得手段によって取得された現在地における前記犯罪被害状況記憶手段に記憶されている前記犯罪被害状況に基づいて、自車両に要求されるセキュリティレベルを決定する。すなわち、現在地における犯罪被害状況が悪い状況の場合には高いセキュリティレベルに決定し、現在地における犯罪被害状況が良い状況の場合には低いセキュリティレベルに決定する。また犯罪被害に関連する自車両の異常を検出する複数の異常検出手段が備えられている。そして防犯手段は、その複数の異常検出手段のうち、前記セキュリティレベル決定手段によって決定された前記セキュリティレベルに応じた数の異常検出手段を有効にして自車両の防犯動作を行う。すなわち、セキュリティレベルが高ければ有効にする異常検出手段を多くして防犯動作をする一方で、セキュリティレベルが低ければ有効にする異常検出手段を少なくして防犯動作を行う。
このように、常に全部の異常検出手段で防犯動作を行うのではないので、防犯手段に用いられない異常検出手段の分だけ、駐車時の消費電力量を低く抑えることができる。また、防犯手段が行う防犯動作は、現在地の犯罪被害状況を反映したものである。すなわち、常に全部の異常検出手段で防犯動作を行っていなくても、効果的に防犯することができる。
また本発明の車両防犯システムでは、前記防犯手段は、前記異常検出手段によって自車両の異常が検出された場合には、有効にする前記異常検出手段を増やして自車両の防犯動作を行うものであることを特徴とする。
これによれば、自車両に異常が検出された場合には有効にする異常検出手段が増えて防犯動作がなされるので、犯罪被害の拡大を防止することができる。
また本発明の車両防犯システムでは、前記異常検出手段によって自車両の異常が検出された場合に、前記現在地取得手段によって取得された現在地付近の車両に異常を検出したことを通知する第一異常通知手段を備えることを特徴とする。
自車両に犯罪被害に関連する異常が検出された場合には、その自車両の付近の他車両も犯罪被害を受ける可能性があることになる。そこで、本発明の車両防犯システムでは、第一異常通知手段は、自車両の異常が検出された場合に、現在地付近の車両に異常を検出したことを通知している。これにより、その通知を受けた車両は、付近で犯罪被害があったことを把握できるので、自身が犯罪被害を受けないように対策を講ずることができる。
また本発明の車両防犯システムでは、前記セキュリティレベル決定手段は、前記第一異常通知手段によって他車両の異常の検出が通知された場合には、先に決定したセキュリティレベル以上のセキュリティレベルに変更するものであることを特徴とする。
これによって、付近で犯罪被害があった場合には、当初のセキュリティレベル以上のセキュリティレベルに変更されて、当初よりも多くの異常検出手段が有効になるので防犯能力を高めることができる。
また本発明の車両防犯システムでは、自車両のオーナの連絡先を記憶する連絡先記憶手段と、
前記異常検出手段によって自車両の異常が検出された場合に、前記連絡先記憶手段に記憶されている連絡先を参照して、自車両のオーナに異常を検出したことを通知する第二異常通知手段とを備えることを特徴とする。
これによって、オーナは、自車両に異常が検出されたことを知ることができるので、例えば即座に自車両の元に駆けつけて犯罪被害の拡大を阻止ことができる。
また本発明の車両防犯システムでは、ユーザの入力操作に基づいて、セキュリティレベルを指示する指示手段を備え、
前記セキュリティレベル決定手段は、先に決定したセキュリティレベルを前記指示手段によって指示されたセキュリティレベルに変更するものであることを特徴とする。
このように、ユーザは、セキュリティレベル決定手段で決定させるセキュリティレベルを指示手段によって指示することができる。したがって、本発明の車両防犯システムはユーザの意思を尊重したものであると言える。
また本発明の車両防犯システムは、ユーザの入力操作に基づいて、暗証番号を入力する入力手段と、
その入力手段によって入力された暗証番号に基づいて、その暗証番号を入力したユーザが自車両の正規のユーザであるか否かを判断するユーザ判断手段とを備え、
前記セキュリティレベル決定手段は、前記ユーザ判断手段によって正規のユーザであると判断された場合に限り、前記指示手段によって指示されたセキュリティレベルに変更するものであることを特徴とする。
これによって、正規のユーザでない者が、勝手にセキュリティレベルを変更することを防止できる。
車両防犯システム1の概略構成を示したブロック図である。 駆動センサ決定テーブル600を示した図である。 犯罪被害状況マップ400の一部を示した図である。 セキュリティレベル決定テーブル500を示した図である。 駐車時処理を示したフローチャートである。 現在地受信時処理を示したフローチャートである。 異常検出時処理を示したフローチャートである。 異常情報受信時処理を示したフローチャートである。 変更情報受信時処理を示したフローチャートである。 更新処理を示したフローチャートである。
続いて本発明の車両防犯システムの実施形態を説明する。図1は、本実施形態の車両防犯システム1の概略構成を示したブロック図である。図1に示すように、車両防犯システム1は、自車両100、単数又は複数の他車両200、センタ300及び自車両100及び他車両200のオーナに所持される携帯機110を備えている。
自車両100には、セキュリティECU10、侵入センサ21、ガラス割れセンサ22、傾斜センサ23、周辺監視センサ24、始動ロック装置31、警報装置32、通信ECU40、ナビゲーション装置50、GPS受信機60及びアンテナ70が設けられている。侵入センサ21、ガラス割れセンサ22、傾斜センサ23及び周辺監視センサ24は、本発明の「異常検出手段」に相当し、犯罪被害に関連する自車両100の異常を検出するセンサである。具体的には、侵入センサ21は、自車両100への侵入を検出するセンサである。またガラス割れセンサ22は、自車両100のフロントガラス等の各ガラスの割れを検出するセンサである。また傾斜センサ23は、自車両100が傾けられたことを検出するセンサである。また周辺監視センサ24は、例えば自車両100への接近者を検出するクリアランスソナーや自車両100の周辺を撮像するカメラを用いて、自車両100の周辺の怪しい人物を検出するセンサである。
そしてセキュリティECU10は、これらセンサ21〜24を用いて防犯に関する処理を実行するECUである。例えばセキュリティECU10は、センサ21〜24の出力から、第三者によってドアやトランクがこじ開けられたり、フロントガラスが割られたりしたことを検出すると、始動ロック装置31や警報装置32に対して作動を指示する。これにより、始動ロック装置31はタイヤに始動ロックを施して自車両100を走行不能とし、警報装置32は警報を発して周囲に異常の発生を知らせる。
このように、自車両100には異常を検出するセンサとして、複数のセンサ21〜24が設けられているが、これら全てのセンサ21〜24を常に駆動させておくと消費電力量が大きくなって、駐車時にバッテリーが上がってしまう恐れがある。そこで、本実施形態では、4つのセキュリティレベル「1」〜「4」を設けて、各セキュリティレベル「1」〜「4」に応じた数のセンサ21〜24だけを駆動して防犯動作を行っている。ここでセキュリティレベル「1」は、最もセキュリティのレベルが低い。またセキュリティレベル「2」は、セキュリティレベル「1」の次にセキュリティのレベルが高い。またセキュリティレベル「3」はセキュリティレベル「2」の次にセキュリティのレベルが高い。またセキュリティレベル「4」は、最もセキュリティのレベルが高い。
そして、各セキュリティレベル「1」〜「4」において、防犯動作を行う際にどのセンサ21〜24を駆動するかを示した駆動センサ決定テーブル600は、セキュリティECU10に含まれているROM(図示外)に記憶されている。図2はその駆動センサ決定テーブル600を示した図である。図2に示すように、駆動センサ決定テーブル600には、各セキュリティレベル「1」〜「4」において、各センサ21〜24の駆動状態(「駆動」又は「停止」)が記憶されている。具体的には、セキュリティレベルが「1」のときには、周辺監視センサ24のみが駆動され、侵入センサ21、ガラス割れセンサ22、傾斜センサ23は停止される。またセキュリティレベルが「2」のときには、傾斜センサ23及び周辺監視センサ24が駆動され、侵入センサ21、ガラス割れセンサ22は停止される。またセキュリティレベルが「3」のときには、ガラス割れセンサ22、傾斜センサ23及び周辺監視センサ24が駆動され、侵入センサ21は停止される。またセキュリティレベルが「4」のときには、すべてのセンサ21〜24が駆動される。このように、セキュリティレベルが高くなるほど、駆動するセンサ21〜24の数を多くして防犯能力を高めている。
なお、セキュリティECU10は、各センサ21〜24を駆動するための電源の各センサ21〜24への接続/切断を制御することができ、その制御によって各センサ21〜24の駆動/停止を制御している。
このようにセキュリティECU10は、セキュリティレベルに応じてセンサ21〜24を駆動して防犯動作を行っているが、どのセキュリティレベルにするかは自車両100の現在地に基づいてセンタ300が決定している。そのため、自車両100の現在地をセンタ300に送信したり、センタ300で決定されたセキュリティレベルを受信したりするめに、自車両100には通信ECU40、ナビゲーション装置50、GPS受信機60、アンテナ70が設けられている。
この通信ECU40は、アンテナ70を介してセンタ300との間で各種情報を通信する処理を行うECUである。例えば通信ECU40は、自車両100の現在地をナビゲーション装置50から取得してセンタ300に送信する。そのために、ナビゲーション装置50は、自車両100の現在地を逐次検出している。またGPS受信機60は、ナビゲーション装置50が自車両100の現在地を検出するためのその現在地に相当するGPS信号をGPS衛星から逐次受信する。そして、そのGPS信号をナビゲーション装置60に出力している。
なお、セキュリティECU10、通信ECU40が実行する処理の詳細は、フローチャートを参照して後述する。
また本実施形態の車両防犯システム1では、他車両200にも上述した自車両100と同じ要素が装備されている。すなわち、他車両200もセキュリティレベルに応じた防犯動作を行っている。
一方センタ300には、制御装置310、通信回路320及びデータベース330が設けられている。制御装置310は、自車両100や他車両200との間で各種情報を通信する処理を行ったり、自車両100や他車両200に対するセキュリティレベルを決定する処理を行ったりする。その処理の詳細はフローチャートを参照して後述する。通信回路320は、制御装置310から出力される情報を所定の形式に変調して自車両100や他車両200に送信するとともに、自車両100や他車両200からの変調された情報を元の情報に復調して制御装置310に入力する。
またセンタ300のデータベース330には、場所毎の駐車車両に対する過去の犯罪被害状況を示した犯罪被害状況マップ400が記憶されている犯罪被害状況メモリ331が設けられている。図3はその犯罪被害状況メモリ331に記憶されている犯罪被害状況マップ400の一部を示した図である。なお図3では、愛知県名古屋市の犯罪被害状況を示しているが、犯罪被害状況マップ400には他の場所の犯罪被害状況も含まれている。図3に示すように、犯罪被害状況マップ400は、各場所で過去1年間に発生した犯罪被害状況としての犯罪被害件数Xが、各場所に対応付けられたマップである。例えば、愛知県名古屋市中区の過去の犯罪被害件数XはX7、瑞穂区の過去の犯罪被害件数XはX12となっている。なお図3の犯罪被害状況マップ400は、区単位の犯罪被害件数Xを示したマップとなっているが、例えば市、町単位の犯罪被害件数Xを示したマップを採用してもよい。また図3の犯罪被害状況マップ400は、過去1年間の犯罪被害件数Xを示したマップとなっているが、過去のどの範囲の犯罪被害件数Xを示したマップを採用してもよい。ただし、あまりに長い範囲の犯罪被害件数Xを用いると、現在の直近における犯罪被害状況が反映されなくなる恐れがあり、反対にあまりに短い範囲の犯罪被害件数Xを用いると、各場所で犯罪被害件数Xの差がなくなってしまう恐れがある。したがって、これらのことを考慮して、その範囲を決める必要がある。なお、犯罪被害状況メモリ331は本発明の「犯罪被害状況記憶手段」に相当する。
またセンタ300のデータベース330には、各車両100、200のオーナの連絡先が記憶されている連絡先メモリ332が設けられている。本実施形態では、各車両100、200のオーナは携帯機110を所持しており、連絡先メモリ332には、オーナの連絡先として、各携帯機110の連絡先(例えばメールアドレスや電話番号)が記憶されている。また、各車両100、200には、固有の識別番号が割り当てられており、連絡先メモリ332に記憶されている各連絡先は、対応する車両100、200の識別番号と対応付けられている。これによって、センタ300は、各車両100、200のオーナと連絡ができるようになっている。なお連絡先メモリ332は本発明の「連絡先記憶手段」に相当する。
またセンタ300のデータベース330には、各車両100、200が駐車した際に、上述した4つのセキュリティレベルのどのセキュリティレベル「1」〜「4」で防犯させるのかを決定するためのセキュリティレベル決定テーブル500が記憶されるセキュリティレベル決定テーブルメモリ333が設けられている。図4はそのセキュリティレベル決定テーブルメモリ333に記憶されているセキュリティレベル決定テーブル500を示した図である。図4に示すように、セキュリティレベル決定テーブル500には、過去1年間の犯罪被害件数Xとセキュリティレベルとが対応付けられたテーブルである。具体的には、0件〜10件の範囲の犯罪被害件数Xとセキュリティレベル「1」が対応付けられている。また11件〜20件の範囲の犯罪被害件数Xとセキュリティレベル「2」が対応付けられている。また21件〜30件の範囲の犯罪被害件数Xとセキュリティレベル「3」が対応付けられている。また31件以上の犯罪被害件数Xとセキュリティレベル「4」が対応付けられている。すなわち、犯罪被害件数Xが大きくなるほど、セキュリティレベルが高くなっている。
説明を図1に戻り、上述したように、各車両100、200のオーナは携帯機110を所持している。この携帯機1は、例えば公知の携帯電話であり、電話番号やメールアドレスが割り当てられている。そして、各オーナは、携帯機110で他の電話機との間で通話することができたり、他の電話機やPC等の間で電子メールの送受信をすることができたりする。また本実施形態では、携帯機110とセンタ300との間で通信できるようになっている。例えば、車両100、200が犯罪被害に遭った場合には、センタ300から各車両100、200のオーナの携帯機110に犯罪被害に遭ったことが通知される。
次に、各車両100、200が駐車された直後に各車両100、200のセキュリティECU10、通信ECU40が実行する駐車時処理と、その駐車時処理と対応してセンタ300の制御装置310が実行する現在地受信時処理について、フローチャートを参照して説明する。なお、ここでは自車両100における駐車時処理を説明する。図5は駐車時処理を示したフローチャートであり、図6は現在地受信時処理を示したフローチャートである。なお、図5の駐車時処理は自車両100が駐車されたことを駐車検出手段(図示外)で検出されたときに開始される。また図6の現在地受信時処理は一定間隔で実行される。
先ず図5のステップS11で、通信ECU40はナビゲーション装置50から自車両100の現在地を取得する。なおステップS11は本発明の「現在地取得手段」に相当する処理である。そしてステップS12で、その現在地をセンタ300に送信する。この際、センタ300に自車両100の現在地であることを把握させるために、送信する現在地に自車両100の識別番号を付す。その後、ステップS13の処理に進む。
一方センタ300の制御装置310は、図6のステップS21で、ステップS12で自車両100から送信される現在地を受信したか否かを判断する。受信しない間は(S21:NO)、現在地受信時処理は終了されて、以降の処理に進まない。そして、自車両100から送信される現在地を受信した場合は(S21:YES)、ステップS22で、データベース330の犯罪被害状況メモリ331に記憶されている犯罪被害状況マップ400を参照して(図3参照)、自車両100の現在地における過去の犯罪被害状況を取得する。例えば、自車両100の現在地が愛知県名古屋市中区の場合には、図3の犯罪被害状況マップ400が参照されて、犯罪被害状況として犯罪被害件数X7が取得される。
続くステップS23では、データベース330のセキュリティレベル決定テーブルメモリ333に記憶されているセキュリティレベル決定テーブル500(図4参照)を参照して、自車両100に要求されるセキュリティレベルを決定する。例えば、ステップS22で取得した犯罪被害件数Xが15件の場合には、図4のセキュリティレベル決定テーブル500が参照されて、犯罪被害件数Xが15件に対応するセキュリティレベル「2」が決定されることになる。
続くステップS24では、ステップS23で決定したセキュリティレベルを示した決定情報を自車両100に送信する。なお、制御装置310は、受信した現在地に付されている識別番号から、決定情報を自車両100に送信すればよいと把握できる。そして、制御装置310は、決定情報を自車両100の通信ECU40が受信できるように通信回路で変調して送信している。その後、図6の現在地受信時処理を終了する。なおステップS21〜S23は本発明の「セキュリティレベル決定手段」に相当する処理である。
一方、自車両100の通信ECU40は、図5のステップS13で、センタ300から送信される決定情報を受信したか否かを判断する。ここで、通信状況によっては、先のステップS12で現在地を送信してから、センタ300が送信する決定情報を受信するまでの間にタイムラグが生じることがある。そして、その間、何ら防犯動作を行わないのは、セキュリティ上好ましくない。そこで、セキュリティECU10は、センタ300からの決定情報を受信するまでの間は(S13:NO)、一時的にすべてのセンサ21〜24を駆動して防犯動作を行う(S14)。そして、通信ECU40がセンタ300からの決定情報を受信した場合には(S13:YES)、セキュリティECU10は、ステップS15で、図2の駆動センサ決定テーブル600を参照して、受信した決定情報で示されるセキュリティレベルにしたがって駆動するセンサ21〜24を決定する。例えば、受信した決定情報で示されるセキュリティレベルが「2」の場合には、図2の駆動センサ決定テーブル600より、傾斜センサ23及び周辺監視センサ24を駆動し、侵入センサ21、ガラス割れセンサ22を停止するように決定される。そしてセキュリティECU10は、続くステップS16で、ステップS15で駆動すると決定したセンサ21〜24に電力を供給して駆動する。これによって防犯動作が開始される。その後、図5の駐車時処理を終了する。なおステップS15、S16は本発明の「防犯手段」に相当する処理である。
このように、自車両100の現在地における犯罪被害状況が悪い状況の場合、すなわち犯罪被害件数Xが多い場合にはセキュリティレベルが高く決定される。反対に、自車両100の現在地における犯罪被害状況が良い状況の場合、すなわち犯罪被害件数Xが少ない場合にはセキュリティレベルが低く決定される。そして、複数のセンサ21〜24のうち、決定されたセキュリティレベルに応じた数のセンサ21〜24が駆動されて自車両100の防犯動作がなされる。すなわち、セキュリティレベルが高ければ多くのセンサ21〜24が駆動されて防犯動作がなされる一方で、セキュリティレベルが低ければ少ないセンサ21〜24が駆動されて防犯動作がなされる。したがって、常に全部のセンサ21〜24で防犯動作を行うのではないので、防犯動作に用いられないセンサ21〜24の分だけ、駐車時の消費電力量を低く抑えることができる。また、セキュリティレベルに応じた防犯動作は、現在地の犯罪被害状況を反映したものである。すなわち、常に全部のセンサ21〜24で防犯動作を行っていなくても、効果的に防犯することができる。
ここで、本実施形態の車両防犯システム1では、各車両100、200で犯罪被害に関連する異常がセンサ21〜24によって検出された場合には、他の車両100、200や各オーナに注意喚起を促すために、異常が検出されたことを通知している。そこで次に、センサ21〜24で異常が検出されたときのセキュリティECU10、通信ECU40が実行する異常検出時処理と、それに対応してセンタ300の制御装置310が実行する異常情報受信時処理についてフローチャートを参照して説明する。図7は異常検出時処理を示したフローチャートであり、図8は異常情報受信時処理を示したフローチャートである。なお、図7の異常検出時処理及び図8の異常情報受信時処理は一定間隔で実行される。なお、以下では自車両100で異常が検出される場合について説明する。
先ず、自車両100のセキュリティECU10は、図7のステップ31で、センサ21〜24からの出力に基づいて、自車両100に犯罪被害に関連する異常を検出したか否かを判断する。異常を検出していない場合は(S31:NO)、そのまま図7の異常検出時処理を終了する。一方、異常を検出した場合には(S31:YES)、ステップS32で、自車両100のセキュリティレベルを判定する。自車両100のセキュリティレベルが「4」で最高の場合には、ステップS33で、セキュリティECU10は異常を検出したことを通信ECU40に通知する。そして通信ECU40は、異常を検出した旨、自車両100の現在地、自車両100の識別番号及び現在のセキュリティレベルを含む異常情報をセンタ300に送信する。
一方ステップS32において、自車両100のセキュリティレベルが「1」〜「3」の場合には、ステップS34で、セキュリティECU10は駆動するセンサ21〜24を増加させる。具体的には、図2の駆動センサ決定テーブル600を参照して、先に決定したセキュリティレベルよりも一つ上のセキュリティレベルになるように駆動するセンサ21〜24を増加する。例えば、先に決定したセキュリティレベルが「2」の場合には、傾斜センサ23と周辺監視センサ24とが駆動されている。そしてステップS34では、セキュリティレベル「2」よりも一つ上のセキュリティレベル「3」となるように、駆動するセンサ21〜24としてガラス割れセンサ22、傾斜センサ23、周辺監視センサ24に増加させる。続くステップS35では、ステップS34で増加したセンサ21〜24に電力を供給して駆動し、防犯動作を開始する。このように、自車両100に異常が検出された場合には駆動されるセンサ21〜24が増えて防犯動作がなされるので、犯罪被害の拡大を防止することができる。なおステップS34、S35は本発明の「防犯手段」に相当する処理である。
その後、ステップS36で、セキュリティECU10は異常を検出したことを通信ECU40に通知する。そして、通信ECU40は、異常を検出した旨、自車両100の現在地、自車両100の識別番号及び変更後のセキュリティレベルを含む異常情報をセンタ300に送信する。その後、図7の異常検出時処理を終了する。
そしてセンタ300の制御装置310は、図8のステップS41で、その異常情報を受信したか否かを判断する。受信していない場合は(S41:NO)、そのまま図8の異常情報受信時処理を終了する。一方、自車両100からの異常情報を受信した場合には(S41:YES)、ステップS42で、受信した異常情報に含まれている自車両100の現在地付近の車両200に、セキュリティレベルを上げる要求をする更新要求情報を送信する。この際、更新要求情報に、異常情報に含まれている自車両100のセキュリティレベルを付す。なお、センタ300が自車両100の現在地付近の車両200に更新要求情報を送信する方法としては、例えば各車両100、200の現在地を各車両100、200の識別番号に対応付けて、予めセンタ300で記憶しておく。そして、センタ300は、それら記憶されている現在地及び識別番号を参照して、自車両100の現在地付近(例えば自車両100と同じ区内)の車両200を特定する。そして、特定した車両200の通信ECU40が受信できるように変調して更新要求情報を送信する。これによって、自車両100と近い車両200は、自車両100で異常が検出されたことを把握できる。その更新要求情報を受信した車両100、200の処理については、フローチャートを参照して後述する。なおステップS42は本発明の「第一異常通知手段」に相当する処理である。
またセンタ300の制御装置310は、続くステップS43で、自車両100のオーナが所持している携帯機110に、自車両100に異常が検出されたことを通知する。具体的には、異常情報に含まれている識別番号から、異常を検出した車両が自車両100であることを特定する。そして、データベース330の連絡先メモリ332に記憶されている連絡先を参照して、自車両100のオーナが所持している携帯機110に、自車両100に異常が検出されたことを通知する。これによって、自車両100のオーナは、自車両に異常が検出されたことを知ることができるので、例えば自車両100の元に駆けつけて犯罪被害の拡大を阻止ことができる。その後、図8の異常情報受信時処理を終了する。なおステップS43は本発明の「第二異常通知手段」に相当する処理である。
また、本実施形態の車両防犯システム1では、各車両100、200のオーナは、自身が所持している携帯機110から、センタ300を介して、自身の車両100、200に防犯動作をさせるときのセキュリティレベルを指示することができる。具体的には、携帯機110にはセキュリティレベル指示ボタン(図示外)が設けられている。そして、各オーナはそのセキュリティレベル指示ボタンを操作することによって、携帯機110はセンタ300にセキュリティレベルの変更を要求する変更情報を送信する。また携帯機110は、その変更情報に付して、対応する車両100、200の識別番号もセンタ300に送信する。ここで図9は、携帯機110から変更情報が送信された場合におけるセンタ300の制御装置310が実行する変更情報受信時処理を示したフローチャートである。以下、この変更情報受信時処理について説明する。なお、この変更情報受信時処理は一定間隔で実行される。
先ずステップS51で、携帯機110からの変更情報を受信したか否かを判断する。受信していない場合は(S51:NO)、そのまま図9の変更情報受信時処理を終了する。一方受信した場合は(S51:YES)、ステップS52で、変更情報を送信したユーザに携帯機110で暗証暗号を送信するように求める。この暗証番号は、各車両100、200のオーナ毎に割り当てられ、オーナ以外の第三者が無断でセキュリティレベルを指示することを防止するためのものである。そして携帯機110で変更情報を送信したユーザは、センタ300からの求めに応じて、携帯機110の入力ボタン(図示外)を操作して暗証番号を送信することになる。なお携帯機110は本発明の「指示手段」、「入力手段」に相当する。センタ300の制御装置310は、ステップS52で、実際に携帯機110に入力された暗証番号と予め登録されている暗証番号とを照合することによって、変更情報を送信したユーザが車両100、200のオーナであるか否かを判断する。なおステップS52は本発明の「ユーザ判断手段」に相当する処理である。ここで、上記照合結果が不可となって車両100、200のオーナではないと判断した場合は(S52:NO)、そのまま図9の変更情報受信時処理を終了する。この場合、セキュリティレベルの変更は認められないことになる。一方、上記照合結果が可となって車両100、200のオーナであると判断した場合は(S52:YES)、ステップS53で、変更情報に含まれているセキュリティレベルに変更するように要求する更新要求情報を、対応する車両100、200に送信する。なお、変更情報に含まれている識別番号から更新要求情報を送信する車両100、200を特定する。また、この更新要求情報が図8のステップS42で送信される更新要求情報と区別できるように、例えばステップS53で送信される更新要求情報に種別情報を付しておく。その後、図9の変更情報受信時処理を終了する。
このように、各車両100、200のオーナは、自身の携帯機110で、自身の車両100、200に防犯動作をさせるときのセキュリティレベルを指示することができる。その際、第三者が無断でそのセキュリティレベルを指示することを防止している。
そして、先に説明した図8のステップS42で送信された更新要求情報又は図9のステップS53で送信された更新要求情報を受信した車両100、200は、その更新要求情報に基づいて防犯動作をする際のセキュリティレベルを更新することになる。なお、図8のステップS42で送信された更新要求情報は、上述したように、異常が検出された車両100、200の近くの車両100、200に、セキュリティレベルを上げる要求をする情報である。また図9のステップS53で送信された更新要求情報は、上述したように、各車両100、200のオーナが指示したセキュリティレベルに更新するように要求する情報である。図10は、車両100、200のセキュリティECU10、通信ECU40が実行する、セキュリティレベルを更新する更新処理を示したフローチャートである。なお図10の更新処理は一定間隔で実行される。
先ずステップS61で、通信ECU40は更新要求情報を受信したか否かを判断する。受信していない場合は(S61:NO)、そのまま図10の更新処理を終了する。一方、更新要求情報を受信した場合には(S61:YES)、ステップS62で、通信ECU40はその更新要求情報をセキュリティECU10に送信する。そしてセキュリティECU10は、その更新要求情報に付されている種別情報に基づいて、その更新要求情報が、図8のステップS42で送信されたものか、図9のステップS53で送信されたものかを判断する。
ここで、受信した更新要求情報が、図9のステップS53で送信された更新要求情報である場合、すなわち各車両100、200のオーナが指示したセキュリティレベルに更新するように要求する情報である場合には、処理をステップS63に進める。そしてステップS63では、図2の駆動センサ決定テーブル600を参照して、更新要求情報に含まれているセキュリティレベルにしたがって駆動するセンサ21〜24を決定する。続くステップS64では、ステップS63で駆動すると決定したセンサ21〜24に電力を供給して駆動する。これによって防犯動作が開始される。その後、図10の更新処理を終了する。このように、車両100、200のオーナが指示したセキュリティレベルで防犯動作がなされることになる。したがって、本実施形態の車両防犯システム1は、車両100、200のオーナの意思を尊重したものであると言える。
一方ステップS62において、受信した更新要求情報が、図8のステップS42で送信された更新要求情報である場合、すなわち、異常が検出された車両100、200の近くの車両100、200に、セキュリティレベルを上げる要求をする情報である場合には、処理をステップS65に進める。そしてステップS65では、更新要求情報に含まれているセキュリティレベルと、先に決定したセキュリティレベルとを比較する。先に決定したセキュリティレベルのほうが高い場合には、そのまま図10の更新処理を終了する。反対に更新要求情報に含まれているセキュリティレベルのほうが高い場合には、ステップS66で、図2の駆動センサ決定テーブル600を参照して、更新要求情報に含まれているセキュリティレベルにしたがって駆動するセンサ21〜24を決定する。続くステップS67では、ステップS66で駆動すると決定したセンサ21〜24に電力を供給して駆動する。これによって防犯動作が開始される。その後、図10の更新処理を終了する。なおステップS62〜S67は本発明の「セキュリティレベル決定手段」に相当する処理である。
これによって、付近で犯罪被害があった場合には、当初のセキュリティレベル以上のセキュリティレベルに変更されて、当初よりも多くのセンサ21〜24が駆動されるので防犯能力を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態の車両防犯システムによれば、自車両100の現在地における犯罪被害状況に基づいて、駐車時のセキュリティレベルが決定される。具体的には、自車両100の現在地における犯罪被害状況が悪い状況の場合、すなわち犯罪被害件数Xが多い場合にはセキュリティレベルが高く決定される。反対に、自車両100の現在地における犯罪被害状況が良い状況の場合、すなわち犯罪被害件数Xが少ない場合にはセキュリティレベルが低く決定される。そして、複数のセンサ21〜24のうち、決定されたセキュリティレベルに応じた数のセンサ21〜24が駆動されて自車両100の防犯動作がなされる。すなわち、セキュリティレベルが高ければ多くのセンサ21〜24が駆動されて防犯動作がなされる一方で、セキュリティレベルが低ければ少ないセンサ21〜24が駆動されて防犯動作がなされる。したがって、常に全部のセンサ21〜24で防犯動作を行うのではないので、防犯動作に用いられないセンサ21〜24の分だけ、駐車時の消費電力量を低く抑えることができる。また、セキュリティレベルに応じた防犯動作は、現在地の犯罪被害状況を反映したものである。すなわち、常に全部のセンサ21〜24で防犯動作を行っていなくても、効果的に防犯することができる。
なお、本発明に係る車両防犯システムは、上記実施形態に限定されるわけではなく、発明の範囲内で変形することができる。例えば、自車両100の現在地をGPS信号による電波航法で検出していたが、車速センサや操舵角センサ等を用いた自立航法で検出してもよい。
また異常検出手段として、センサ21〜24以外のセンサを用いてもよい。また、セキュリティレベルを何段階設けてもよい。また各車両100、200にセンタ300のデータベース330に相当する記憶装置を設けて、センタ300が実行する処理を、各車両100、200が実行してもよい。
1 車両防犯システム
10 セキュリティECU
21 侵入センサ(異常検出手段)
22 ガラス割れセンサ(異常検出手段)
23 傾斜センサ(異常検出手段)
24 周辺監視センサ(異常検出手段)
31 始動ロック装置
32 警報装置
40 通信ECU
50 ナビゲーション装置
60 GPS受信機
100 自車両
110 携帯機(指示手段、入力手段)
200 他車両
300 センタ
310 制御装置
320 通信回路
330 データベース
331 犯罪被害状況メモリ(犯罪被害状況記憶手段)
332 連絡先メモリ(連絡先記憶手段)
333 セキュリティレベル決定テーブルメモリ
400 犯罪被害状況マップ
500 セキュリティレベル決定テーブル
600 駆動センサ決定テーブル
S11 現在地取得手段
S15、S16、S34、S35 防犯手段
S21〜S23、S62〜S67 セキュリティレベル決定手段
S42 第一異常通知手段
S43 第二異常通知手段
S52 ユーザ判断手段

Claims (7)

  1. 駐車時における自車両の現在地を取得する現在地取得手段と、
    場所毎に駐車車両に対する過去の犯罪被害状況を記憶する犯罪被害状況記憶手段と、
    前記現在地取得手段によって取得された現在地における前記犯罪被害状況記憶手段に記憶されている前記犯罪被害状況に基づいて、自車両に要求されるセキュリティレベルを決定するセキュリティレベル決定手段と、
    犯罪被害に関連する自車両の異常を検出する複数の異常検出手段と、
    その複数の異常検出手段のうち、前記セキュリティレベル決定手段によって決定された前記セキュリティレベルに応じた数の異常検出手段を有効にして自車両の防犯動作を行う防犯手段とを備えることを特徴とする車両防犯システム。
  2. 前記防犯手段は、前記異常検出手段によって自車両の異常が検出された場合には、有効にする前記異常検出手段を増やして自車両の防犯動作を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の車両防犯システム。
  3. 前記異常検出手段によって自車両の異常が検出された場合に、前記現在地取得手段によって取得された現在地付近の車両に異常を検出したことを通知する第一異常通知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両防犯システム。
  4. 前記セキュリティレベル決定手段は、前記第一異常通知手段によって他車両の異常の検出が通知された場合には、先に決定したセキュリティレベル以上のセキュリティレベルに変更するものであることを特徴とする請求項3に記載の車両防犯システム。
  5. 自車両のオーナの連絡先を記憶する連絡先記憶手段と、
    前記異常検出手段によって自車両の異常が検出された場合に、前記連絡先記憶手段に記憶されている連絡先を参照して、自車両のオーナに異常を検出したことを通知する第二異常通知手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両防犯システム。
  6. ユーザの入力操作に基づいて、セキュリティレベルを指示する指示手段を備え、
    前記セキュリティレベル決定手段は、先に決定したセキュリティレベルを前記指示手段によって指示されたセキュリティレベルに変更するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両防犯システム。
  7. ユーザの入力操作に基づいて、暗証番号を入力する入力手段と、
    その入力手段によって入力された暗証番号に基づいて、その暗証番号を入力したユーザが自車両の正規のユーザであるか否かを判断するユーザ判断手段とを備え、
    前記セキュリティレベル決定手段は、前記ユーザ判断手段によって正規のユーザであると判断された場合に限り、前記指示手段によって指示されたセキュリティレベルに変更するものであることを特徴とする請求項6に記載の車両防犯システム。
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