JP2010221802A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の劣化に伴い、エンジンを傷めてしまうことを極力抑制することが可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】本発明は、モーターとエンジンとを動力として走行する車両に搭載される車両制御装置であって、前記エンジンが使用する燃料を収容する燃料タンクに搭載され、燃料の劣化度を検出する劣化度検出センサと、前記劣化度検出センサの検出結果に応じて、前記モーターと前記エンジンの利用比率を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両に搭載され、燃料の劣化に伴い、車両のエンジンを痛めることがないように制御するハイブリッド車両のための車両制御装置に関する。
ハイブリッド車両などにおいて、環境負荷や燃費の観点からは、化石燃料を消費せずになるべくバッテリーからの電力を使用して車両を走行させることが望ましい。このようにバッテリーを優先的に使用する制御がなされる場合、燃料を使用することなく走行する期間が長く継続する可能性がある。例えば、バッテリー残量がなくなる前に自宅や充電施設でこまめに充電がなされる場合である。燃料を使用することなくエンジンを使用せずに走行する期間が長く続くと、燃料が劣化するという問題が発生する。このような問題に対処するために、特許文献1(特開2008−149972号公報)では、前回給油時からのガソリンの使用量、所定の走行距離に対するガソリンの使用量、前回から今回までのバッテリーの充電期間に対する走行距離を用いて、ガソリンや内燃期間の劣化を事前に判断し、内燃機関を作動させることでエンジンや内燃機関の劣化を防止する技術が開示されている。
特開2008−149972号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、燃料(ガソリン)の劣化を調べるにあたり、ガソリンそのものを調べているわけではなく、ガソリンが劣化してしまっていても、エンジンを作動させてしまい、エンジンを傷めてしまう可能性がある、という問題があった。
上記問題点を解決するために、請求項1に係る発明は、モーターとエンジンとを動力として走行する車両に搭載される車両制御装置であって、前記エンジンが使用する燃料を収容する燃料タンクに搭載され、燃料の劣化度を検出する劣化度検出センサと、前記劣化度検出センサの検出結果に応じて、前記モーターと前記エンジンの利用比率を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両制御装置において、前記劣化度検出センサに応じて目的地の設定を行うことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に記載の車両制御装置において、前記目的地は前記車両の燃料を供給可能な場所であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両制御装置において、前記制御部は、前記劣化度検出センサにおける燃料の劣化度が高くなるにつれて、前記モーターの利用比率を高めるように制御することを特徴とする。
本発明に係る車両制御装置によれば、燃料自体の劣化度を劣化度検出センサによって検出すると共に、この検出結果に応じて、前記モーターと前記エンジンの利用比率を制御するので、エンジンを傷めてしまうことを極力抑制することが可能となる。
本発明の実施形態に係る車両制御装置が搭載される車両の概略を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両制御装置のブロック構成の概略を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両制御装置が搭載される車両の走行モードを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係る車両制御装置の制御処理のフローチャートを示す図である。 ガソリンの劣化度とガソリン状態との対応を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る車両制御装置の制御処理のフローチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両制御装置の制御処理のフローチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両制御装置の制御処理のフローチャートを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る車両制御装置の制御処理におけるインターフェイス部の画面表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係る車両制御装置が搭載される車両の概略を示す図であり、図2は本発明の実施の形態に係る車両制御装置のブロック構成の概略を示す図である。なお、本実施形態に係る車両制御装置は、モーターとエンジンとを動力として走行するハイブリッド車両やプラグインハイブリッド車両に搭載されることを想定している。また、本発明に係る車両制御装置が制御するエンジンとしては、ガソリンを燃料とするもののほかに、軽油を燃料とするものなど任意のものが含まれる。
図1及び図2において、10は車両、32はモーター、33はエンジン、41はバッテリー、42は燃料タンク、100はECU、300は走行動力制御部、320はモーター制御部、330はエンジン制御部、400はエネルギー情報取得部、410はバッテリー管理部、420は劣化度検出センサ、600はインターフェイス部、610はディスプレイ、620はタッチパネル、630はスピーカー、800はナビゲーションシステム部、810はナビゲーションシステム、820は地図データベースをそれぞれ示している。
車両10は、本発明の車両制御装置が搭載されたものであり、本実施形態では、ガソリンを燃料とするエンジン33と、バッテリー41に蓄えられた電力により駆動されるモーター32の双方を動力源として走行する車両を例にとり説明するが、上述したように本発明の車両制御装置が搭載される車両の種類はこれに限定されるものではない。本発明の車両制御装置の制御対象は、例えば、エンジンの燃料として軽油を用いるものであっても良い。また、モーター32を駆動する電力を蓄えるためには、キャパシタなどの他の蓄電手段を用いることも可能である。
ECU100はエレクトロニックコントロールユニットの略であり、CPUとCPU上で動作するプログラムを保持するROMとCPUのワークエリアであるRAMなどからなる汎用の情報処理機構である。ECU100は、図示されているECU100と接続される各構成と協働・動作する。また、ECU100は、本発明の車両制御装置における種々の制御処理は、ECU100内のROMなどの記憶手段に記憶保持されるプログラムやデータに基づいて実行されるものである。なお、本実施形態においては、上記の各手段はECU100とECU100上で実行されるプログラムによって実現されるものとしている
が、これらの各手段はこれに限定されるものではなく、論理回路などのハードウエアのみで実現されるようなものであってもよい。
走行動力制御部300におけるモーター制御部320はモーター32の制御を、また、エンジン制御部330はエンジン32の制御をそれぞれ行う構成であり、それぞれの制御部を統括する制御を行うものが走行モード制御部310である。この走行モード制御部310は、車両10の様々な走行パラメーターなどに応じて、走行におけるモーター32とエンジン33の利用比率(すなわち、走行モード)を決定し、これに基づいてモーター制御部320、エンジン制御部330の制御を行っている。ここで、本実施形態において、この走行モード制御部310が実施する走行モードについて説明する。図3は本発明の実施形態に係る車両制御装置が搭載される車両の走行モードを説明する図である。走行モード制御部310が実施する走行モードとしては、例えば、図に示すような(I)乃至(IIII)の4つのモードとすることができる。
モード(I)はエンジン33のみを使用する走行モードである。このようなモードは例
えばバッテリー41の残量が所定値以下となりモーター32を利用できないときなどに適用される。また、モード(II)はモーター32のみを使用する走行モードである。このようなモードはバッテリー41残量が多い場合の都市部の走行などに利用される。また、モード(III)は低負荷領域だけでエンジン33を使用する走行モードである。このような
モードは劣化したガソリンでエンジン33を高負荷領域で利用して、エンジン33を痛めることがないようにするモードである。
モード(IIII)はハイブリッド走行モードで、モーター32とエンジン33との双方の動力によって走行を行うモードである。なお、このようなハイブリッド走行モードにおけるモーター32とエンジン33利用比率については走行状況などによって適宜制御が行われるものである。
エネルギー情報取得部400におけるバッテリー管理部410はバッテリー41の電圧などを監視しバッテリー41のSOC(State of Charge)などを算出したり、回生電力のバッテリー41への充電制御を行ったりするものである。また、エネルギー情報取得部400における劣化度検出センサ420は、エンジン33が使用する燃料を収容する燃料タンク42に搭載され、燃料の劣化度を検出するものである。本実施形態に係る車両制御装置では、この劣化度検出センサ420による検出結果に応じて、走行動力制御部300における走行モード制御部310などの制御を行うことを第1の特徴としている。なお、この劣化度検出センサ420は、特開2007−297961号公報などに開示された技術に基づいて構成することが可能である。
インターフェイス部600は、車両10の運転席部に設けられ、運転者に対し車両10に係る情報などを提供したり、或いは運転者に対して所定のワーニングを行ったりするための構成である。インターフェイス部600におけるディスプレイ610は液晶などの表示装置であり、このディスプレイ610に文字・図形情報等を表示することによって、運転者に対して視覚的に所定の情報を報知することを可能とする。タッチパネル620は、ディスプレイ610を覆うようにして設けられており、運転者の操作によりシステムに対して入力を可能とする入力デバイスとして機能する。また、インターフェイス部600は、スピーカー630も含んでおり、必要に応じて運転者に対して、音声による案内や警告を行い得るようになっている。
ナビゲーションシステム部800は、ナビゲーションシステム810やこのナビゲーションシステム810が参照する地図情報などのナビゲーションシステム用の地図データベース820とからなっている。ナビゲーションシステム810は、GPS衛星からのGP
S信号を受信して自らの位置を計算するGPS測位部を用いることによって、車両の現在位置情報を取得することができる。本発明の車両制御装置においては、位置情報を取得することができれば、このようなGPS測位法によらずとも、その他の測位法を用いることができるものである。
本発明の車両制御装置の地図データベース820には、道路情報、施設情報などが記憶されており、例えば、ナビゲーションシステム810が、運転者に対して、目的地となる施設の案内を行ったり、運転者が指定入力した目的地までの距離、ルートなどを求めたり、目的地に到着する時刻を求めたりするのに利用される。このようなナビゲーションシステム810、地図データベース820の処理動作についてはいずれも従来周知の技術を用いることができる。
また、特に、本発明の車両制御装置の地図データベース820には、特に施設情報として、燃料の供給や、車両10の保守が可能な場所であるガソリンスタンドやカーサービスステーション、或いはレッカーサービスを提供する施設などが記憶されており、本発明の車両制御装置は、このような記憶情報に基づいて、車両10の運転者(ユーザー)に対して情報を提示することができるようになっている。
次に、以上のように構成される車両制御装置による第1の制御態様について説明する。図4は本発明の第1実施形態に係る車両制御装置の制御処理のフローチャートを示す図である。
ステップS100で、車両10の起動などを契機として車両制御装置の処理が開始される。なお、本フローチャートを開始するタイミングとしては車両10の起動時に限らず、任意の時に行うことが可能である。例えば、一定期間毎に本フローチャートを開始するようにしてもよい。
ステップS100に続くステップS101では、劣化度検出センサ420によってガソリンの劣化度の検出が行われる。なお、図5に劣化度検出センサ420によって検出されるガソリンの劣化度とガソリン状態との対応について示す。
ステップS102では、ガソリンの劣化度が所定値D1以上の劣化度であるか否かが判定され、判定結果がYESであるときにはステップS103に進み、NOであるときにはステップS105に進む。
ステップS103では、燃料タンク42のガソリン状態を、劣化が進んだG1と判定する。続く、ステップS104では、走行モードを(I)モーター走行モードとして走行す
る。これはガソリン状態がG1の劣化したガソリンでエンジン33を利用してエンジン33を痛めないようにするためである。
ステップS105では、ガソリンの劣化度が所定値D2以上の劣化度であるか否かが判定され、判定結果がYESであるときにはステップS106に進み、NOであるときにはステップS109に進む。
ステップS106では、燃料タンク42のガソリン状態を、劣化が中程度のG2と判定する。次のステップS107では、インターフェイス部600などによって、運転者(ユーザー)に燃料の給油を促す。このような給油によって、劣化したガソリンを希釈し、エンジン33を痛めることがないようにするためである。そして、ステップS108では、走行モードとして、低負荷領域だけでエンジンを使用する走行モード(III)を採用する
。このような走行モードを採用することで、劣化したガソリンを燃料としてエンジン33
を高負荷領域で利用して、エンジン33を痛めることがないようにする。
ステップS109では、燃料タンク42のガソリン状態を、劣化が進んでいないG3と判定する。次のステップS110では、走行モードとしては通常のハイブリッド走行モード(IIII)を採用する。
ステップS111においては、車両制御装置の処理を終了する。
以上のように、本発明に係る車両制御装置によれば、燃料自体の劣化度を劣化度検出センサ420によって検出すると共に、この検出結果に応じて、モーター32とエンジン33の利用比率(走行モード)を制御するので、エンジン33を傷めてしまうことを極力抑制することが可能となる。
なお、以上に示す実施形態はガソリン状態を3段階に分類して、これに応じてモーター32とエンジン33の利用比率(走行モード)を制御するものであったが、このような段階数は適宜設定することが可能である。なお、段階数を3段階以外とすることがあっても、劣化度検出センサ420において燃料の劣化度が高いと判定されるに伴い、モーター32の利用比率を高めるように制御することが好ましい。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図6乃至図8は本発明の第2実施形態に係る車両制御装置の制御処理のフローチャートを示す図である。
ステップS200で、車両10の起動などを契機として車両制御装置の処理が開始される。なお、本フローチャートを開始するタイミングとしては車両10の起動時に限らず、任意の時に行うことが可能である。例えば、一定期間毎に本フローチャートを開始するようにしてもよい。
ステップS200に続くステップS201では、劣化度検出センサ420によってガソリンの劣化度の検出が行われる。なお、図5に劣化度検出センサ420によって検出されるガソリンの劣化度とガソリン状態との対応について示す。
ステップS202では、ガソリンの劣化度が所定値D1以上の劣化度であるか否かが判定され、判定結果がYESであるときにはステップS203に進み、NOであるときにはステップS205に進む。
ステップS203では、燃料タンク42のガソリン状態を、劣化が進んだG1と判定する。続く、ステップS204では第1処理のルーチンを実行する。ここで第1処理のルーチンについて図7を参照して説明する。
図7のステップS300で、第1処理が開始されると、続いてステップS301に進み、ナビゲーションシステム部800によって、車両10が現在位置する付近のガソリンスタンドを検索して、最も近いガソリンスタンドを抽出する。ステップS302では、バッテリー管理部410からバッテリー41のSOCを取得する。
ステップS303では、取得されたSOCを参照して、抽出されたガソリンスタンドにモーター32のみの走行モード(II)で到達可能であるか否かが判定される。ステップS303における判定がYESであるときにはステップS304に、NOであるときにはステップS306に進む。
モーター32のみの走行モード(II)で到達可能であるときに進むステップS304に
おいては、ナビゲーションシステム部800で目的地を抽出されたガソリンスタンドに設定し、ステップS305では、モーター32のみの走行モード(II)として、車両10を走行させる。本実施形態では車両制御装置の以上のような設定によって、運転者は車両10をガソリンスタンドなどに持ち込み、劣化ガソリンに対して所定の処置を行うことが期待される。
モーター32のみの走行モード(II)で到達可能でないときに進むステップS306においては、現状のSOCでガソリンスタンドまでの行程の所定分以上をカバーすることが可能であるか否かが判定される。ステップS306における判定がYESであるときにはステップS307に進み、NOであるときにはステップS312に進む。
ステップS307では、ナビゲーションシステム部800で目的地を抽出されたガソリンスタンドに設定し、ステップS308ではモーター32のみの走行モード(II)として、車両10を走行させる。ステップS309では、バッテリー管理部410からSOCを取得し、ステップS310で、SOC所定値以下であることが判定されると、ステップS311で、ハイブリッド走行モード(IIII)に切り替える。ステップS308乃至ステップS311のステップはなるべく劣化ガソリンでエンジン33を使用しないようにするためにバッテリー41が限界となるまでモーター32のみの走行モード(II)で走行するためのルーチンである。
現状のSOCでガソリンスタンドまでの行程の所定分以上をカバーすることができないときに進むステップS312においては、インターフェイス部600のディスプレイ610などによって、現在の状態で走行を行うとエンジンが劣化する可能性について運転者(ユーザー)に報知し、ステップS313で走行するかを運転者(ユーザー)に問い合わせる。ステップS312やステップS13におけるインターフェイス部600における画面表示例を図9に示す。
ステップS314では運転者(ユーザー)の選択が判定される。すなわち、運転者が走行を選択したか否かが判定される。ステップS314の判定結果がYESであるときにはステップS315に、NOであるときにはステップS319に不図示の通信部によって、レッカー依頼通知の発信などを行う。
ステップS315ではモーター32のみの走行モード(II)として、車両10を走行させる。ステップS316では、バッテリー管理部410からSOCを取得し、ステップS317で、SOC所定値以下であることが判定されると、ステップS318で、ハイブリッド走行モード(IIII)に切り替える。ステップS315乃至ステップS318のステップはなるべく劣化ガソリンでエンジン33を使用しないようにするためにバッテリー41が限界となるまでモーター32のみの走行モード(II)で走行するためのルーチンであるが、ハイブリッド走行モード(IIII)が長く継続するとエンジン33を痛めてしまう可能性があるために本来的には推奨されるべき走行形態ではない。
再び図6に戻り説明を続ける。ステップS205では、ガソリンの劣化度が所定値D2以上の劣化度であるか否かが判定され、判定結果がYESであるときにはステップS206に進み、NOであるときにはステップS212に進む。
ステップS206では、燃料タンク42のガソリン状態を、劣化が中程度のG2と判定する。次のステップS207では、ナビゲーションシステム部800などに目的の設定がなされていないような場合には、ユーザーに対して目的地の設定を促す。
ステップS208では、ナビゲーションシステム部800で目的地が設定されているか
が判定される。ステップS208における判定がYESであるときにはステップS209に進み、NOであるときにはステップS211に進む。
ステップS209では、インターフェイス部600などによって、運転者(ユーザー)に燃料の給油を促す。このような給油によって、劣化したガソリンを希釈し、エンジン33を痛めることがないようにするためである。そして、ステップS210では、走行モードとして、低負荷領域だけでエンジンを使用する走行モード(III)を採用する。このよ
うな走行モードを採用することで、劣化したガソリンを燃料としてエンジン33を高負荷領域で利用して、エンジン33をなるべく痛めることがないようにする。
ステップS211では、第2処理のルーチンが実行される。ここで第2処理のルーチンについて図8を参照して説明する。
図8においてステップS400で第2処理が開始されると、ステップS401では、ナビゲーションシステム部800によって、現在地から目的までの間のガソリンスタンドを検索する。そして、ステップS402では、インターフェイス部600によって、給油が推奨されることを報知する共に、検索された候補となるガソリンスタンドをユーザーに提示する。
ステップS403では、ユーザーがガソリンスタンドを選択したか否かが判定され、ステップS403における判定がYESであるときにはステップS404に進み、NOであるときにはステップS405に進む。
ステップS404では、走行モードとして、低負荷領域だけでエンジンを使用する走行モード(III)を採用する。このような走行モードを採用することで、劣化したガソリン
を燃料としてエンジン33を高負荷領域で利用して、エンジン33を痛めることがないようにする。
一方、ステップS403の判定がNOであるときに進むステップS405ではモーター32のみの走行モード(II)として、車両10を走行させる。ステップS406では、バッテリー管理部410からSOCを取得し、ステップS408で、SOC所定値以下であることが判定されると、ステップS409で、ハイブリッド走行モード(IIII)に切り替える。ステップS405乃至ステップS408のステップはなるべく劣化ガソリンでエンジン33を使用しないようにするためにバッテリー41が限界となるまでモーター32のみの走行モード(II)で走行するためのルーチンである。
再び図6に戻り説明する。ステップS212では、燃料タンク42のガソリン状態を、劣化が進んでいないG3と判定する。次のステップS213では、走行モードとしては通常のハイブリッド走行モード(IIII)を採用する。
ステップS214においては、車両制御装置の処理を終了する。
以上のように、本発明の第2実施形態に係る車両制御装置によれば、燃料自体の劣化度を劣化度検出センサ420によって検出すると共に、この検出結果に応じて、モーター32とエンジン33の利用比率(走行モード)を制御するので、エンジン33を傷めてしまうことを極力抑制することが可能となる。
また、本発明の第2実施形態に係る車両制御装置によれば、劣化度検出センサ420の検出結果に応じて、車両10の燃料を供給可能な場所(上記実施形態ではガソリンスタンドとして説明したが、その他の類似の施設でも可)を目的地として設定するようにして、
ユーザーに対処を促すようにすることで、エンジン33の劣化防止を図ることが可能となる。
なお、以上に示す実施形態はガソリン状態を3段階に分類して、これに応じてモーター32とエンジン33の利用比率(走行モード)を制御するものであったが、このような段階数は適宜設定することが可能である。なお、段階数を3段階以外とすることがあっても、劣化度検出センサ420において燃料の劣化度が高いと判定されるに伴い、モーター32の利用比率を高めるように制御することが好ましい。
10・・・車両、32・・・モーター、33・・・エンジン、41・・・バッテリー、42・・・燃料タンク、100・・・ECU、300・・・走行動力制御部、310・・・走行モード制御部、320・・・モーター制御部、330・・・エンジン制御部、400・・・エネルギー情報取得部、410・・・バッテリー管理部、420・・・劣化度検出センサ、600・・・インターフェイス部、610・・・ディスプレイ、620・・・タッチパネル、630・・・スピーカー、800・・・ナビゲーションシステム部、810・・・ナビゲーションシステム、820・・・地図データベース

Claims (4)

  1. モーターとエンジンとを動力として走行する車両に搭載される車両制御装置であって、
    前記エンジンが使用する燃料を収容する燃料タンクに搭載され、燃料の劣化度を検出する劣化度検出センサと、
    前記劣化度検出センサの検出結果に応じて、前記モーターと前記エンジンの利用比率を制御する制御部と、を有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記劣化度検出センサに応じて目的地の設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記目的地は前記車両の燃料を供給可能な場所であることを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記制御部は、前記劣化度検出センサにおける燃料の劣化度が高くなるにつれて、前記モーターの利用比率を高めるように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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