JP2004151053A - 車両用ナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

【目的】この発明の目的は、運転者が事前にエネルギー補給所の設置位置を調査して移動計画を練る必要が無く、移動時間及び走行距離を短縮し得て、燃費を削減し得て、また、精度の高い走行経路の案内を実現することにある。
【構成】このため、この発明は、残量検出手段と位置検出手段と走行経路検索手段と表示手段と走行距離算出手段と燃費算出手段と判定手段と検索手段と、この検索手段により検索された到達可能なエネルギー補給所の位置を地図情報に重ねて表示手段に表示させて車両をエネルギー補給所に案内する案内手段とを備えた車両用ナビゲーションシステムにおいて、判定手段により目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する際の判定基準を走行条件に応じて変更する基準変更手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両用ナビゲーションシステムに係り、特に、運転者が事前にエネルギー補給所の設置位置を調査して移動計画を練る必要が無く、移動時間及び走行距離を短縮し得て、燃費を削減し得て、また、精度の高い走行経路の案内を実現し得る車両用ナビゲーションシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両には、走行用動力源として搭載されたエンジンに、エネルギーとして天然ガスなどの気体燃料を供給するガス自動車がある。ガス自動車は、燃料容器に貯留された高圧の気体燃料を減圧してエンジンに供給し、エンジンを駆動して走行する。
【0003】
しかし、ガス自動車を走行させる際には、気体燃料を補給するためのエネルギー補給所であるガス充填施設が社会的に充分に整備されていないことから、燃料不足により走行不能とならないように、ガス充填施設の設置位置を考慮して走行ルートを決定しなければならない問題がある。
【0004】
このような問題に対処する車両用ナビゲーションシステムとしては、設定されている走行経路上の2つ先のガソリンスタンドまで走行できない場合には、1つ先のガソリンスタンドまたは設定されている走行経路を一時的に逸脱しても最寄りのガソリンスタンドの、いずれか近い方のガソリンスタンドでの給油を案内することにより、ガソリン不足に陥ることを回避するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−46571号公報(第5〜6頁、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ガス自動車は、燃料容器内の圧力を圧力センサによって検出し、この圧力センサの検出する圧力値から気体燃料の残量を検出してインストルメントパネルの計器パネルに表示している。運転者は、燃料不足により走行不可能とならないように、計器パネルに表示される気体燃料の残量から走行可能距離を推測し、最寄りのエネルギー補給所であるガス充填施設に到達できるように運転している。
【0007】
しかし、ガス自動車に気体燃料を補給するための施設であるガス充填施設は、非常に少なく、社会的に充分に整備されていない問題がある。
【0008】
このため、ガス自動車を走行させる際には、ガス充填施設の設置位置が明確な特定地域においてガス充填施設を考慮した走行ルートの設定を行う場合には問題とならないが、長距離の移動や特定地域以外での走行については運転者が事前にガス充填施設の設置位置を調査して移動計画を練る必要があり、運転者への負担が大きい不都合がある。
【0009】
また、地図からガス充填施設を考慮した走行ルートの設定を行う場合には、地図上で計測した走行距離とガス自動車の実際の走行距離とに差を生じるため、燃料不足とならない余裕を持った距離を考慮して走行ルートを設定しなければならない問題がある。
【0010】
このため、ガス自動車を走行させる際には、必要以上にガス充填施設に寄って補給作業をすることになり、目的地に到着するまでに時間がかかる不都合があり、また、必要以上の距離を走行することになり、無駄な燃料の消費につながる不都合がある。
【0011】
さらに、前述特開2000−46571号公報に開示される車両用ナビゲーションシステムは、エネルギー残量から走行可能距離を算出し、この走行可能距離を基に予め設定された走行経路上の2つ先のガソリンスタンドまで走行できるか否かを判定しているが、走行可能距離の判定に影響を及ぼす判定要素がエネルギー残量のみであるため、精度の高い走行経路の案内を実現し難い問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、車両の走行用動力源のエネルギー残量を検出する残量検出手段と、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段により検出された現在位置から設定された目的地までの車両の走行経路を検索する走行経路検索手段と、前記位置検出手段により検出された現在位置と前記走行経路検索手段により検索された走行経路とを地図情報に重ねて表示する表示手段と、前記位置検出手段により検出された現在位置から設定された目的地までの車両の走行距離を算出する走行距離算出手段と、前回走行時の平均燃費を算出する燃費算出手段と、前記残量検出手段により検出されたエネルギー残量と前記燃費算出手段により算出された平均燃費とから走行可能距離を算出して目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する判定手段と、この判定手段により走行不可能と判定された場合に予め位置情報として蓄積されているエネルギー補給所の中から到達可能なエネルギー補給所の位置を検索する検索手段と、この検索手段により検索された到達可能なエネルギー補給所の位置を地図情報に重ねて前記表示手段に表示させて車両をエネルギー補給所に案内する案内手段とを備えた車両用ナビゲーションシステムにおいて、前記判定手段により目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する際の判定基準を走行条件に応じて変更する基準変更手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の車両用ナビゲーションシステムは、判定手段によってエネルギー残量と平均燃費とから走行可能距離を算出して目的地まで走行可能か走行不可能かを判定し、この判定手段により走行不可能と判定された場合に、検索手段によって予め位置情報として蓄積されているエネルギー補給所の中から到達可能なエネルギー補給所を検索し、この検索手段により検索された到達可能なエネルギー補給所の位置を案内手段によって地図情報に重ねて表示手段に表示させて車両をエネルギー補給所に案内するものであり、目的地までの走行経路をエネルギー補給所の位置を考慮して最適に設定することができ、また、判定手段により目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する際の判定基準を走行条件に応じて変更する基準変更手段を設けていることにより、目的地まで走行可能か走行不可能かの判定に道路状況等の走行条件の変化を加味することができ、目的地まで走行可能か走行不可能かをさらに適切に判定することができる。
【0014】
【実施例】
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。図1〜図2は、この発明の実施例を示すものである。図2において、2は車両である。この車両2は、走行用動力源であるエンジン4を搭載し、このエンジン4に供給されるエネルギーとして天然ガスなどの気体燃料を圧縮して貯留する燃料容器6を搭載している。燃料容器6には、エネルギー補給所であるガス充填施設において、気体燃料を充填される。
【0015】
燃料容器6は、燃料供給手段8を介してエンジン4に設けられたインジェクタ10に連絡して設けている。燃料容器6に貯留された高圧の気体燃料は、燃料供給手段8により減圧されてインジェクタ10に供給される。インジェクタ10は、エンジン制御システム12のエンジン制御部14に接続して設けている。エンジン制御部14には、燃料容器6に貯留される気体燃料の圧力を検出する圧力センサ16を接続して設け、エンジン4に供給される気体燃料の温度を検出する温度センサ18を接続して設け、スロットル開度センサ(図示せず)等の運転状態センサ20を接続して設けている。
【0016】
エンジン制御部14は、圧力センサ16の検出する圧力値から残量検出手段22により気体燃料の残量を検出して図示しない計器パネルに表示させ、運転状態センサ20の検出する各種信号から噴射量算出手段24により気体燃料の要求噴射量を算出し、この要求噴射量を噴射量補正手段26により温度センサ18の検出する気体燃料の温度で補正し、補正した要求噴射量をインジェクタ駆動手段28により駆動時間に変換してインジェクタ10を動作制御し、要求噴射量の気体燃料をエンジン4に供給する。
【0017】
この車両2には、車両用ナビゲーションシステム30を設けている。車両用ナビゲーションシステム30は、ナビゲーション制御部32を前記エンジン制御システム12のエンジン制御部14に接続して設けている。
【0018】
車両用ナビゲーションシステム30のナビゲーション制御部32には、車両2の現在位置を検出するGPS等の位置検出手段34を接続して設け、車両2の速度を検出する速度センサ36を接続して設け、各種情報を表示する表示手段38を接続して設けている。この車両用ナビゲーションシステム30は、ナビゲーション制御部32に、前記残量検出手段22と前記位置検出手段34と前記表示手段38と走行経路検索手段40と走行距離算出手段42と燃費算出手段44と判定手段46と検索手段48と案内手段50と情報記憶手段52とを備えている。
【0019】
走行経路検索手段40は、位置検出手段34により検出された現在位置から、運転者により設定された目的地までの車両2の走行経路を検索する。表示手段38は、位置検出手段34により検出された現在位置と走行経路検索手段40により検索された走行経路とを、地図情報に重ねて表示する。
【0020】
走行距離算出手段42は、位置検出手段34により検出された現在位置から、運転者により設定された目的地までの車両2の走行距離を算出する。燃費算出手段44は、前回走行時の平均燃費を算出する。判定手段46は、残量検出手段22により検出された気体燃料の残量と燃費算出手段44により算出された平均燃費とから走行可能距離を算出して、目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する。
【0021】
検索手段48は、判定手段46により走行不可能と判定された場合に、予め位置情報として蓄積されているガス充填施設の中から到達可能なガス充填施設を検索する。案内手段50は、検索手段48により検索された到達可能なガス充填施設の位置を地図情報に重ねて表示手段38に表示させて、車両2をガス充填施設に案内する。情報記憶手段52は、運転者が入力した気体燃料を補給するためのガス充填施設の位置情報を記憶して蓄積する。
【0022】
この車両用ナビゲーションシステム30は、判定手段46の判定基準を変更する基準変更手段54をナビゲーション制御部32に設けている。基準変更手段54は、判定手段44により目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する際の判定基準を、走行条件に応じて変更する。この実施例の基準変更手段54は、設定された走行経路内に高速道路がある場合には、高速道路分補正係数を加算して走行可能距離を補正する。
【0023】
なお、この実施例においては、車両用ナビゲーションシステム30に残量検出手段22を直接設けることなく、車両用ナビゲーションシステム30が接続されたエンジン制御部14から、残量検出手段22の検出した気体燃料の残量を取り込んでいる。また、前記燃費算出手段44は、車両用ナビゲーションシステム30が接続されたエンジン制御部14から、エンジン4に気体燃料を供給するインジェクタ10の駆動時間を取り込み、この駆動時間から燃料消費量を算出して走行時の平均燃費を算出する。
【0024】
次に、車両用ナビゲーションシステムの作用を説明する。
【0025】
車両用ナビゲーションシステム30は、ナビゲーション制御部32によって、運転者が目的地を設定して入力すると、位置検出手段34により車両2の現在位置を検出し、走行経路検索手段40により車両2の現在位置から運転者により設定された目的地までの車両2の走行経路を検索し、車両2の現在位置と走行経路とを地図情報に重ねて表示手段38に表示し、目的地まで車両2を案内する。
【0026】
この車両用ナビゲーションシステム30は、図1に示す如く、制御用プログラムがスタートして、運転者がガス充填施設の位置情報を入力すると(100)、情報記憶手段52にガス充填施設の位置情報を記憶して蓄積する。
【0027】
車両用ナビゲーションシステム30は、イグニションスイッチ(図示せず)がONされて(102)、エンジン4が始動すると(104)、始動から時間T1後にシステム制御部32に電源を供給されて起動され(104)、運転者が目的地を設定して入力すると(108)、車両2の現在位置から設定された目的地までの走行距離を走行距離算出手段42により算出する(110)。
【0028】
前回のイグニションスイッチOFF前のT2間の平均燃費を学習値として情報記憶手段52から読み出す(112)。また、情報記憶手段52の学習値を初期化した場合は、固定値の平均値を読み込む(114)。
【0029】
エンジン制御部14の残量検出手段22により検出された気体燃料の残量を判定手段44に取り込み(116)、残量と平均燃費とから走行可能距離を算出し(118)、設定した目的地まで走行可能か走行不可能かを判断する(120)。
【0030】
目的地まで走行不能と判断(120)してNOの場合は、目的地までの走行経路内に高速道路を含むか否かを判断する(122)。この判断(122)がYESの場合は、高速道路分補正係数を加算して走行可能距離を補正し(124)、この補正後の走行可能距離内の到達可能な最寄りのガス充填施設を検索手段48により検索し、検索されたガス充填施設の位置を地図情報に重ねて表示手段38に表示させて車両2を案内する(126)。
【0031】
到達可能なガス充填施設に車両2を案内する処理(126)の後に、また、目的地まで走行可能で前記判断(120)がYESの場合に、目的地への走行を開始すると(128)、タイマにより時間T2間のインジェクタ10の駆動時間を計測し(130)、インジェクタ10の駆動時間より今回の走行時の燃料消費量を算出する(132)。
【0032】
時間T2計測開始時点から時間T2計測終了時点までの間の、速度センサ36の検出する速度より算出した走行距離とインジェクタ10の駆動時間より算出した燃料消費量とから、平均燃費を算出する(134)。
【0033】
時間T2の経過後に、タイマをリセットして再び時間T2間の走行距離と燃料消費量とを計測して平均燃費を算出し(136)、時間T2間の平均燃費を情報記憶手段52に学習値として記憶する(138)。この時間T2間の学習値は、時間T2毎に更新される(140)。
【0034】
走行している車両2の現在位置と設定した目的地とを比較して、車両2が目的地に到着したか否かを判断する(142)。
【0035】
この判断(142)がYESの場合は、車両2が目的地に到着しているので、適宜イグニションスイッチをOFFしてエンジン4を停止する(144)。車両用ナビゲーションシステム30は、イグニションスイッチのOFFによりシステム制御部32への電源を遮断されて停止される。
【0036】
一方、この判断(142)がNOの場合は、車両2が目的地に到着していないので、処理(116)にリターンして(116)〜(144)を実行する。
【0037】
このように、車両用ナビゲーションシステム30は、判定手段46によって気体燃料の残量と平均燃費とから走行可能距離を算出して目的地まで走行可能か走行不可能かを判定し、この判定手段46により走行不可能と判定された場合に、検索手段48によって予め位置情報として情報記憶手段52に蓄積されているガス充填施設の中から到達可能なガス充填施設を検索し、この検索手段48により検索された到達可能なガス充填施設の位置を案内手段50によって地図情報に重ねて表示手段38に表示させて車両2をガス充填施設に案内するものである。
【0038】
これにより、この車両用ナビゲーションシステム30は、目的地までの走行経路をガス充填施設の位置を考慮して最適に設定することができる。このため、この車両用ナビゲーションシステム30は、運転者が事前にガス充填施設の設置位置を調査して移動計画を練る必要が無く、移動時間及び走行距離を短縮することができる。これにより、燃料消費量や排気ガス中の有害成分発生量の低減を達成することができる。
【0039】
また、この車両用ナビゲーションシステム30は、判定手段46により目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する際の判定基準を、高速道路等の走行条件に応じて変更する基準変更手段54を設けている。
【0040】
これにより、この車両用ナビゲーションシステム30は、目的地まで走行可能か走行不可能かの判定に道路状況等の走行条件の変化を加味することができ、目的地まで走行可能か走行不可能かをさらに適切に判定することができる。このため、この車両用ナビゲーションシステム30は、精度の高い走行経路の案内を実現することができる。
【0041】
なお、この実施例においては、ある特定時間T2での平均燃費を算出したが、特定移動距離内での平均燃費を算出し、特定時間T2での平均燃費と特定移動距離内での平均燃費との双方から平均燃費を算出することにより、正確性を向上することができる。
【0042】
また、判定手段46により走行不可能と判定された場合には、最寄の1番近いガス充填施設を検索して表示手段38に表示させたが、2番目、3番目に近いガス充填施設を選択キー等を利用して表示させることもでき、これにより、道路状況に応じて到達可能なガス充填施設を選択することが可能となる。
【0043】
さらに、判定手段46により走行不可能と判定された場合には、現在位置から目的地方向に位置する到達可能なガス充填施設までの距離を表示手段38に表示させることにより、運転者に安心感を与えることができるとともに、到達可能な複数のガス充填施設を表示して運転者が選択可能とすることにより、運転者の意向に沿う走行経路の案内をすることができる。
【0044】
さらにまた、走行経路検索手段40により現在位置から目的地までの車両2の走行経路を検索した際に、検索された走行経路上にガス充填施設がない場合には、平均燃費より到達可能なガス充填施設を組み入れた新たな走行経路を設定することにより、運転者が事前にガス充填施設の設置位置を調査して移動計画を練る必要が無く、運転者への負担を軽減することができる。
【0045】
また、平均燃費は、情報記憶手段52に記憶させておくことにより、イグニションスイッチをONした時点において運転者が目的地を入力して走行経路を検索する場合にも、到達可能なガス充填施設を組み入れた走行経路を設定することが可能になる。
【0046】
なお、この実施例においては、気体燃料をエネルギーとするエンジンを搭載した車両2を例示したが、走行用動力源として電動モータを搭載するとともに燃料電池用の水素タンクを搭載する燃料電池車の場合にも、水素タンクに補給される水素を貯留する水素充填施設の位置情報を情報記憶手段52に記憶させておくことにより、実施することができるものである。
【0047】
また、この実施例においては、基準変更手段54によって判定手段46の判定基準を変更する走行条件として高速道路の有無を例示したが、その他の走行条件として、路面状況や道路勾配、高度変化等を追加設定して判定基準を変更することにより、目的地まで走行可能か走行不可能かをさらに適切に判定することができ、より精度の高い走行経路の案内を実現することができる。
【0048】
さらに、この実施例においては、表示手段38に現在位置や走行経路、地図情報、エネルギー補給所位置を表示させたが、表示手段38に、現在の運転状態が燃料を無駄に消費する運転状態であるか燃料の消費を抑える運転状態であるかを示す表示部を設けることにより、燃料の消費を抑える運転状態を示す表示部が点灯表示されるような運転操作をするように運転者に案内を与えることができ、平均燃費の向上に寄与することができ、最寄りのガス充填施設までの到達可能性を高めることができる。
【0049】
また、判定手段46により走行不可能と判定された場合には、燃料の無駄な消費を抑える運転操作(例えば、エアコンの運転停止やアクセルペダルの急激な開閉操作の禁止等)を表示手段38に表示させることにより、平均燃費の向上に寄与することができ、最寄りのガス充填施設までの到達可能性を高めることができる。
【0050】
さらに、判定手段46により走行不可能と判定された場合には、エンジン制御部14によってエンジン4の出力を制限することにより、燃料の消費を削減して走行可能距離を伸ばすことができ、到達可能なガス充填施設に余裕を持って到達することができる。
【0051】
【発明の効果】
この発明の車両用ナビゲーションシステムは、目的地までの走行経路をエネルギー補給所の位置を考慮して最適に設定することができ、また、目的地まで走行可能か走行不可能かの判定に道路状況等の走行条件の変化を加味することができ、目的地まで走行可能か走行不可能かをさらに適切に判定することができる。
【0052】
このため、この車両用ナビゲーションシステムは、運転者が事前にエネルギー補給所の設置位置を調査して移動計画を練る必要が無く、移動時間及び走行距離を短縮し得て、燃料消費量や排気ガス中の有害成分発生量を低減し得て、また、精度の高い走行経路の案内を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す車両用ナビゲーションシステムの制御用フローチャートである。
【図2】車両用ナビゲーションシステムのブロック図である。
【符号の説明】
2 車両
4 エンジン
6 燃料容器
8 燃料供給手段
10 インジェクタ
12 エンジン制御システム
14 エンジン制御部
16 圧力センサ
18 温度センサ
20 運転状態センサ
22 残量検出手段
24 噴射量算出手段
26 噴射量補正手段
28 インジェクタ駆動手段
30 車両用ナビゲーションシステム
32 ナビゲーション制御部
34 位置検出手段
36 速度センサ
38 表示手段
40 走行経路検索手段
42 走行距離算出手段
44 燃費算出手段
46 判定手段
48 検索手段
50 案内手段
52 情報記憶手段
54 基準変更手段

Claims (2)

  1. 車両の走行用動力源のエネルギー残量を検出する残量検出手段と、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、この位置検出手段により検出された現在位置から設定された目的地までの車両の走行経路を検索する走行経路検索手段と、前記位置検出手段により検出された現在位置と前記走行経路検索手段により検索された走行経路とを地図情報に重ねて表示する表示手段と、前記位置検出手段により検出された現在位置から設定された目的地までの車両の走行距離を算出する走行距離算出手段と、前回走行時の平均燃費を算出する燃費算出手段と、前記残量検出手段により検出されたエネルギー残量と前記燃費算出手段により算出された平均燃費とから走行可能距離を算出して目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する判定手段と、この判定手段により走行不可能と判定された場合に予め位置情報として蓄積されているエネルギー補給所の中から到達可能なエネルギー補給所を検索する検索手段と、この検索手段により検索された到達可能なエネルギー補給所の位置を地図情報に重ねて前記表示手段に表示させて車両をエネルギー補給所に案内する案内手段とを備えた車両用ナビゲーションシステムにおいて、前記判定手段により目的地まで走行可能か走行不可能かを判定する際の判定基準を走行条件に応じて変更する基準変更手段を設けたことを特徴とする車両用ナビゲーションシステム。
  2. 前記燃費算出手段は、走行用動力源にエネルギーとして気体燃料を供給するインジェクタの駆動時間から燃料消費量を算出し、この燃料消費量から平均燃費を算出することを特徴とする請求項1に記載の車両用ナビゲーションシステム。
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