JP2010221469A - 液体吐出装置、及び、その制御方法 - Google Patents

液体吐出装置、及び、その制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フラッシング専用の媒体を不要とすると共に装置の大型化や製造コストの増大の問題を軽減する。
【解決手段】片面記録指令を受けた場合において、電源導入後初めての受信であるとき(S11:YES)、前に記録指令を受けた時点から所定時間が経過しているとき(S12:YES)、又は、頁番号mが10の倍数であるとき(S13:YES)、フラッシングを行うと判断し、給紙トレイから最初に搬送される用紙について、一方の面にフラッシングをし(S14)、表裏を反転(S15)させた後、他方の面に記録を行う(S16)。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に液体を吐出して画像を記録する液体吐出装置、及び、その制御方法に関する。
例えばインクジェット式の吐出装置においては、インクが吐出される吐出口の内部に気泡や粉塵が混入したり、吐出口近傍に乾燥したインクが固着したりすることにより、吐出性能が悪化する場合がある。このような吐出性能の悪化を防止又は回復させるために、ヘッドの吐出口からインクを強制的に吐出させた後で吐出面を払拭するワイピングを行うパージ、吐出口からインク滴を強制的に吐出させるフラッシング等を行う技術が知られている。
フラッシング等を行うには、吐出口を覆うキャップ等の部材が必要であったり、当該動作を行うための専用の空間を確保したり、長尺なヘッドを移動させるのに時間を要したり、といった不都合が生じ得る。そこで、このような不都合を回避すべく、ヘッドをフラッシング専用の空間に移動させることなく記録位置に保持した状態でフラッシングを行うという提案がなされている(特許文献1参照)。特許文献1によると、フラッシング時にヘッドから吐出されたインクは、画像記録用の記録媒体とは別の、フラッシング専用の媒体(空吐出用紙)上に着弾する。
特開平9−57957号公報
上記のとおり、特許文献1の技術では、フラッシング専用の媒体が必要であるため、不経済である。さらに、装置内に、フラッシング専用の媒体を収納するための空間や部材(空吐出用紙収納部)、空吐出用紙搬送経路等を設ける必要があり、装置の大型化や製造コストの増大も問題となる。
本発明の目的は、フラッシング専用の媒体が不要であると共に装置の大型化や製造コストの増大の問題を軽減することができる液体吐出装置、及び、その制御方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1観点によると、複数の吐出口に至る液体流路、及び、前記液体流路内の液体に前記吐出口から液体を吐出させるエネルギーを付与する駆動部を含む液体吐出ヘッドと、第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有する記録媒体を、前記第1面が前記吐出口に対向するよう、前記液体吐出ヘッドによる記録位置へと搬送する第1搬送部と、前記記録位置において前記第1面に前記吐出口から液体が吐出された記録媒体を、前記第2面が前記吐出口と対向するよう、前記記録位置へと搬送する第2搬送部と、前記液体吐出ヘッドのフラッシングを行う際、前記第1搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に、フラッシングに係るフラッシングデータに基づいて前記吐出口から液体が吐出された後、前記第2搬送部による搬送によって前記記録位置に至った当該記録媒体の前記第2面に、画像記録に係る記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記第1搬送部、前記第2搬送部、及び前記駆動部を制御する第1制御、並びに、前記第1搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出された後、前記第2搬送部による搬送によって前記記録位置に至った当該記録媒体の前記第2面にフラッシングデータに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記第1搬送部、前記第2搬送部、及び前記駆動部を制御する第2制御のいずれかを行うコントローラと、を備えたことを特徴とする液体吐出装置が提供される。
上記構成によると、フラッシングを行う際に、コントローラの第1又は第2制御によって、記録用の記録媒体の第1面及び第2面のいずれか一方の面にフラッシングに係る液体が吐出される。したがって、フラッシング専用の媒体が不要であり、経済的である。また、吐出装置内に、フラッシング専用の媒体を収納するための空間や部材、当該媒体の搬送経路等を設ける必要もないため、装置の大型化や製造コストの増大の問題が軽減される。
前記コントローラが、前記フラッシングを行うと判断した場合、前記第1制御を行うことが好ましい。例えば、複数の記録媒体に片面記録を行う際、一部の記録媒体のみをフラッシングに利用し、残りの記録媒体については第1面に記録を行う場合が考えられる。この場合、コントローラが第2制御を行うと、フラッシングに利用した記録媒体とフラッシングに利用せず記録を行った記録媒体とにおいて、排出部における記録面(記録データに基づく画像が形成される面)の向きが異なってしまう。これを回避するには、フラッシングに利用した記録媒体が排出部に排出される前に当該記録媒体の面を反転させる制御が必要となる。また、ユーザが手作業で排出部に排出された記録媒体の向きを揃えることも考えられる。これに対し、上記のようにコントローラが第1制御を行うと、上記のような煩雑な制御や処理を行わなくとも、排出部において記録媒体の記録面が同一方向を向くことになる。したがって、処理速度の向上及び使用性の向上を図ることができる。また、複数の記録媒体に両面記録を行う際でも、片面記録を行う場合と同様に、初めにフラッシングが行われるので、早い段階において、ヘッドに含まれる複数の吐出口における吐出性能が均一化され、良好な画像記録を行うことができる。
前記コントローラが、両面記録指令を受けた場合、記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう前記第1搬送部を制御し、前記第1搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう前記駆動部を制御し、当該駆動部による駆動によって前記第1面に画像が記録された記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう前記第2搬送部を制御し、前記第2搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第2面に記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう前記駆動部を制御する両面記録制御を行うことが好ましい。この場合、第1及び第2搬送部をフラッシングに係る処理のみでなく両面記録にも利用することにより、実用性が高まる。
前記コントローラが、片面記録指令を受け、且つ、前記フラッシングを行うと判断した場合、前記第1及び第2面の一方にフラッシングデータのみ、他方に記録データのみに基づく液体が吐出されるよう、前記第1及び第2制御のいずれかを行ってよい。この場合、記録媒体の一方の面に記録及びフラッシングの両方に係る液体が吐出される場合と比較して、記録品質の悪化が軽減される。また、記録面内の一部の領域にフラッシングに係る液体を吐出する場合と比較して、フラッシング領域を広範囲に設定することができる。そしてこれにより、フラッシングデータの設計の自由度が向上し、フラッシングに係る液滴が目立ちにくくなるようにデータ構成を工夫することが容易になる。
前記コントローラが、両面記録指令を受け、且つ、前記フラッシングを行うと判断した場合、前記第1及び第2面のそれぞれに記録されるべき画像に係る明度、彩度、記録デューティ、及び文字サイズの少なくとも1つに基づいて、前記第1及び第2制御のいずれを行うかを選択し、前記第1及び第2面のうち、記録されるべき画像の明度が他方より低いこと、前記画像の彩度が他方より高いこと、前記画像の記録デューティが他方より高いこと、及び、前記画像に含まれる文字サイズが他方より大きいこと、の少なくとも1の条件を満たす一方の面には記録データ及びフラッシングデータに基づいて、他方の面には記録データに基づいて、前記吐出口から液体が吐出されるよう前記駆動部を制御し、前記選択した第1及び第2制御のいずれかを行ってよい。これにより、両面記録において記録媒体の一方の面にフラッシングを行う場合でも、フラッシングに係る液滴を目立ちにくくすることができ、記録品質の悪化を軽減することができる。
前記コントローラが、前記一方の面において、記録データに基づく液滴とフラッシングデータに基づく液滴とが重ならないように、前記選択した第1及び第2制御のいずれかを行うことが好ましい。この場合、上記液滴同士が重なった場合に生じ得る、フラッシングに係る液滴が目立って記録品質の悪化に繋がる等の問題が軽減される。
前記コントローラが、電源投入後に初めて記録指令を受けた場合、又は、前に記録指令を受けた時点から所定時間経過後に別の記録指令を受けた場合、前記フラッシングを行うと判断し、当該記録指令を受けた後に前記第1搬送部によって最初に搬送される記録媒体について、前記第1及び第2制御のいずれかを行うことが好ましい。電源投入後に初めて記録を行う場合や記録が所定時間行われなかった後に再開される場合は、液体の粘度上昇等により、フラッシングにより吐出性能を回復させる必要性が高い。そのため、上記のような制御により、吐出性能を回復させ、記録品質を良好に維持することが可能となる。また、第1搬送部により最初に搬送される記録媒体以外(即ち、2番目以降の記録媒体)に対しては、(後述のn番目の記録媒体毎にフラッシングを行う場合を除き)フラッシングを行わず記録を行うことで、処理速度の向上を図ることができる。
前記コントローラが、n(n:2以上の所定の自然数)以上の記録媒体に連続して記録を行う記録指令を受けた場合、前記フラッシングを行うと判断し、当該記録指令を受けた後に前記第1搬送部によって搬送されるn番目の記録媒体毎に前記フラッシングを行うよう、前記第1及び第2制御のいずれかを行うことが好ましい。複数の記録媒体に連続して記録を行う場合、当該連続記録の間に吐出性能が悪化する可能性が高くなる。そのため、上記のような制御により、連続記録の間に定期的に吐出性能を回復させ、記録品質を良好に維持することが可能となる。
前記コントローラが、前記第1及び第2面のいずれかにおいて、フラッシングデータに基づく液滴同士が重ならないように、前記第1及び第2制御のいずれかを行うことが好ましい。この場合、上記液滴同士が重なった場合に生じ得る、反対側の面への液滴の滲み等の問題が軽減される。
前記液体吐出ヘッドが、記録媒体の幅方向に長尺であり、固定された状態で記録媒体に対して液体を吐出するライン式ヘッドであってよい。ライン式ヘッドを有する場合、記録位置の隣接位置にフラッシング専用の空間を確保したり、フラッシングの際に当該空間へとヘッドを移動させたりすることが考えられ、装置の大型化や処理効率の悪化の問題がより顕著となる。しかし上記構成によると、フラッシング専用空間の確保やヘッドの移動が不要であることから、ライン式ヘッドを有する場合であっても、装置の大型化や処理効率悪化の問題が軽減される。
本発明の第2観点によると、複数の吐出口に至る液体流路、及び、前記液体流路内の液体に前記吐出口から液体を吐出させるエネルギーを付与する駆動部を含む液体吐出ヘッドと、第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有する記録媒体を、前記第1面が前記吐出口に対向するよう、前記液体吐出ヘッドによる記録位置へと搬送する第1搬送部と、前記記録位置において前記第1面に前記吐出口から液体が吐出された記録媒体を、前記第2面が前記吐出口と対向するよう、前記記録位置へと搬送する第2搬送部とを有する液体吐出装置における、前記液体吐出ヘッドのフラッシングを行う際の制御方法において、記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう、前記第1搬送部を制御する第1搬送ステップ、前記第1搬送ステップによって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に、フラッシングに係るフラッシングデータ及び画像記録に係る記録データの一方に基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記駆動部を制御する第1駆動ステップ、前記第1駆動ステップの後、前記一方に基づいて前記第1面に液体が吐出された記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう、前記第2搬送部を制御する第2搬送ステップ、及び、前記第2搬送ステップによって前記記録位置に至った記録媒体の前記第2面に、フラッシングデータ及び記録データの他方に基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記駆動部を制御する第2駆動ステップを備えたことを特徴とする制御方法が提供される。
上記構成によると、上記第1観点と同様、フラッシングを行う際に、記録媒体の第1面及び第2面のいずれか一方の面にフラッシングに係る液体が吐出され、記録媒体の他方の面に記録に係る液体が吐出される。そのため、上記第1観点と同様の効果(即ち、フラッシング専用の媒体が不要で経済的であること、また、装置の大型化や製造コストの増大の問題が軽減されるという効果)を得ることができる。
本発明によると、フラッシング専用の媒体が不要で経済的であると共に、装置の大型化や製造コストの増大の問題を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの側断面図である。 図1のプリンタに含まれる1のインクジェットヘッドの流路ユニットを示す平面図である。 図1のプリンタの制御方法を示すフローチャートである。 図3の片面記録処理を示すフローチャートである。 図3の両面記録処理を示すフローチャートである。 図1に示す1のインクジェットヘッドとメインタンクとの接続状態を示す斜視図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタ1は、直方体形状の筐体1aを有する。筐体1aの天板上部には、開口130から排出された用紙Pを受容する排紙部131が形成されている。筐体1aの内部空間は上から順に空間A,B,Cに区分されており、空間Aには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの各色インクを吐出する4つのインクジェットヘッド10、搬送ユニット122、搬送ユニット122下方に配置された再搬送カセット140、及び、プリンタ1の各部の動作を制御するコントローラ100が配置されている。ヘッド10は長手方向が主走査方向に沿うように配置され、搬送ユニット122はヘッド10の直ぐ下方にて副走査方向に用紙Pを搬送する。空間B及びCは、それぞれ、共に筐体1aに対して主走査方向に沿って着脱可能な給紙ユニット1b及びインクタンクユニット1cが配置される空間である。
インクタンクユニット1cは、4つのヘッド10に対応する各色インクを貯留する4つのメインタンク121を含む。メインタンク121はそれぞれ、図6に示すように、対応するヘッド10とチューブを介して接続されている。
給紙ユニット1bは、複数枚の用紙Pを収納することが可能な給紙トレイ123、及び、給紙トレイ123に取り付けられた給紙ローラ125を有する。給紙トレイ123内の用紙Pは、最も上側のものから順に、給紙ローラ125によって送り出され、ガイド127a,127bによりガイドされ且つ送りローラ対126によって挟持されつつ搬送ユニット122へと送られる。後述する搬送ユニット122の搬送ベルト8上では、給紙トレイ123内において下方を向いていた用紙Pの面が上方を向く。
搬送ユニット122は、2つのベルトローラ6,7、両ローラ6,7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8、搬送ベルト8の下側ループの内周面に接触しつつ下方に付勢されることで搬送ベルト8に張力を付加するテンションローラ9、及び、ローラ6,7,9を回転可能に支持する支持フレーム(図示せず)を有する。駆動ローラであるベルトローラ7が図1中時計回りに回転すると、搬送ベルト8が走行し、従動ローラであるベルトローラ6も図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8の上側ループは、ベルト表面が4つのヘッド10の下面(インクを吐出する吐出口が多数形成された面)と所定距離だけ離隔しつつ当該下面と平行に延在するよう、プラテン19により支持されている。4つのヘッド10は、副走査方向に沿って並設され、フレーム3を介して筐体1aに支持されている。
搬送ベルト8の表面には、弱粘着性のシリコン層が形成されている。搬送ユニット122に送られた用紙Pは、押さえローラ4によって搬送ベルト8の表面に押え付けられた後、搬送ベルト8表面の粘着力によって当該表面に保持されつつ、黒塗り矢印に沿って副走査方向に搬送されていく。押さえローラ4の副走査方向直ぐ下流側には、搬送ベルト8の上側ループ表面と対向するように、用紙Pを検出するセンサ15が設けられている。コントローラ100は、当該センサ15からの検知信号に基づいて用紙Pの位置を把握し、ヘッド10の駆動を制御する。
用紙Pが搬送ベルト8上に載置されつつ搬送され、4つのヘッド10の直ぐ下方(即ち、ヘッド10下面に形成された吐出口に対向する「記録位置」)を通過する際に、各ヘッド10の吐出口から用紙Pに向けて各色のインクが順に吐出されることで、用紙P上にカラー画像が形成される。そして用紙Pは、剥離プレート5によって搬送ベルト8表面から剥離され、ガイド129a,129bによりガイドされ且つ二組の送りローラ対128によって挟持されつつ上方へと搬送される。
こうして開口130近傍に至った用紙Pは、そのまま排紙部131へと排出されるか、或いは、後に詳述するようにフラッシングを行う場合等(図4のS14〜S16参照)には、白抜き矢印に沿って逆向きに搬送され、再搬送カセット140を介して再び搬送ユニット122へと搬送される。
図1に示すように、再搬送カセット140は、搬送ユニット122と給紙ユニット1bの給紙トレイ123とで上下に挟まれるように、配置されている。また、再搬送カセット140は、ガイド143を介して丁度送りローラ対126の上流側に連結している。反転搬送機構として機能するこの再搬送カセット140によって、給紙トレイ123内で下方を向いていた用紙Pの面が記録位置におい上方を向くことになる。
次いで、図1及び図2を参照し、ヘッド10の構成について説明する。
ヘッド10は、主走査方向(用紙Pの幅方向)に長尺であり、筐体1aに対して固定された状態で、副走査方向に搬送されてきた用紙Pに対して記録を行うライン式ヘッドである。ヘッド10は平面視において略矩形形状である。
ヘッド10は、図1及び図2に示すように、下から順に、流路ユニット10a及びリザーバユニット10bを含む。リザーバユニット10bは、図6に示すようにメインタンク121からチューブを介して供給されたインクを一時的に貯留する。流路ユニット10aは、リザーバユニット10bから供給されたインクを複数の吐出口に分配する。
流路ユニット10a上面には、図2に示すように、リザーバユニット10bから送られてきたインクを受容するための開口105bが形成されている。開口105bは、平面視矩形形状である流路ユニット10aの2つの長辺に沿って、配列している。流路ユニット10a内部には、開口105bからマニホールド流路105及びマニホールド流路105から分岐した副マニホールド流路105a、さらにアパーチャ及び圧力室を介して下面の各吐出口に至るインク流路が形成される。
流路ユニット10aの上面には、当該上面に開口した多数の圧力室を覆うように、4つの台形形状のアクチュエータユニット21が固定されている。アクチュエータユニット21は、主走査方向に沿って、開口105bと交互に配置されている。流路ユニット10aの下面における、アクチュエータユニット21の固定領域に対応する領域は、多数の吐出口が開口した吐出領域となっている。流路ユニット10aの内部には、副マニホールド流路105aの出口から圧力室を介して吐出口に至る複数の個別インク流路が形成されている。アクチュエータユニット21は、各吐出口に対応する圧電アクチュエータを含む。圧電アクチュエータは、コントローラ100の制御下にて駆動することで、対応する圧力室内にあるインクに対し、吐出口からインクを吐出させるエネルギーを付与するものである。
リザーバユニット10bは、流路ユニット10aの上面におけるアクチュエータユニット21が接着されていない部分(図2において2点鎖線で区画された開口105bを含む領域)に固定され、アクチュエータユニット21とは僅かな隙間を介して対向している。リザーバユニット10bは、一時的に貯溜したインクを開口105bを介して流路ユニット10aに供給するものである。
図6に示すように、ドライバIC50が実装されたフレキシブルケーブル52が、リザーバユニット10bとアクチュエータユニット21との上記隙間から、上方に引き出されている。フレキシブルケーブル52は、一端がアクチュエータユニット21に接続され、他端が図示しない基板を介してコントローラ100と電気的に接続されている。コントローラ100からの記録データはドライバIC50に供給され、ドライバIC50において、アクチュエータユニット21(圧電アクチュエータ)を駆動する駆動信号に変換される。
次いで、図3〜図5を参照し、プリンタ1の制御方法について説明する。図3〜図5に示す各ステップは、コントローラ100が実行する処理を示す。
なお、コントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータを書換可能に記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)とを含む。コントローラ100を構成する各機能部は、これらハードウェアとEEPROM内のソフトウェアとが協働して構築されている。
コントローラ100は、例えばプリンタ1のインターフェースを介してプリンタ1に接続されたPC(パーソナル・コンピュータ)等から、記録指令を受信する。記録指令を受信した場合(S1:YES)、コントローラ100は、記録処理に係る各種パラメータをリセットする。このリセット処理によって、例えば、記録枚数に関するパラメータmが初期値0に設定される。さらに、コントローラ100は、当該指令に含まれる画像記録に係る記録データ(例えば、片面記録及び両面記録の指定、記録枚数、記録画像における画素の位置、色、及び階調に関するデータ等)をプリンタ1のメモリに格納すると共に、当該指令が両面記録指令であるか否かを判断する(S2)。コントローラ100は、両面記録指令である場合は(S2:YES)両面記録処理(S4)を行った後、両面記録指令でない場合は(S2:NO)片面記録処理(S3)を行った後、当該ルーチンを終了する。
ここで、片面記録処理(S3)について、図4を参照して説明する。
片面記録処理(S3)において、コントローラ100は、先ず、記録すべき用紙Pの頁番号mとして「1」を入力した上で(S10)、当該記録指令がプリンタ1の電源投入後に初めて受信した記録指令か否かを判断する(S11)。当該記録指令がプリンタ1の電源投入後に初めて受信した記録指令でない場合(S11:NO)、コントローラ100は、前に記録指令を受信した時点から所定時間(例えば、12時間)経過しているか否かを判断する(S12)。
前に記録指令を受信した時点から所定時間経過していない場合(S12:NO)、コントローラ100は、頁番号mが「10x(x:任意の自然数)」(即ち、10の倍数)であるか否かを判断する(S13)。
ここで、コントローラ100がフラッシングを行うか否かの判断を行う基準のうち、頁番号mに関する基準について説明する。頁番号mに関する基準は、インクの物性(特性)によって決まる時間に対応するものである。時間の経過と共に、インクに増粘等の性状変化が進むため、インクの吐出性能が変化し、記録精度・品質に目に見える変化(劣化)が認められるようになる。そこで、上記基準を定めるにあたり、例えば、インクの放置時間を変化させ、記録画像においてドット形状の増粘による変化が顕微鏡観察により認められるまでの時間を求める。当該時間内に一度もインク吐出が行われない場合、記録精度・品質に悪影響が現れる。本実施形態では、上記のように時間を求め、当該時間内に記録可能な用紙Pの最大枚数に近く且つ便宜的な数値が「10」であることにより、「頁番号m=10x」という基準を定めている。
当該記録指令がプリンタ1の電源投入後に初めて受信した記録指令である場合(S11:YES)、前に記録指令を受信した時点から所定時間経過している場合(S12:YES)、又は、頁番号mが10の倍数の場合(S13:YES)、コントローラ100は、ヘッド10のフラッシングを行うと判断し、給紙トレイ123内の最も上側にある用紙Pについて、以下に述べるようなフラッシングを含む一連の処理(S14〜S17)を行う。
即ち、コントローラ100は、先ず、用紙Pに対してフラッシングを行うよう、プリンタ各部を制御する(S14)。ここで、「フラッシング」とは、予め生成されたフラッシングデータに基づいて、アクチュエータユニット21を駆動し、ヘッド10の吐出口からインクを吐出させることをいう。フラッシングを行うことにより、ヘッド10のインク吐出性能の悪化を防止又は回復させることができる。本実施形態において、フラッシングは用紙Pに対して行われ、即ち、フラッシングデータに基づいて吐出されたインクは用紙Pの表面に着弾する。
S14において、コントローラ100は先ず、用紙Pの表面においてフラッシングデータに基づくインク滴同士が重ならないように、フラッシングデータを生成する。このインク滴同士の重なり防止については、1のヘッド10又は1種類のインクについても、異なるヘッド10間又は異なる種類のインク間でも、考慮される。これにより、用紙P上に着弾したインク滴は、ほとんど目立つことなく用紙P上において分散することになる。そしてコントローラ100は、給紙トレイ123内の最も上側にある用紙Pが図1の黒塗り矢印に沿ってヘッド10下方の記録位置へと搬送されるよう、給紙ローラ125、送りローラ対126、及びベルトローラ7の駆動を制御する。このようにして搬送された用紙Pは、搬送ベルト8上において、給紙トレイ123内で下方を向いていた面が上方を向いた状態となっている。さらにコントローラ100は、ベルトローラ7により搬送されて記録位置に至った用紙Pの表面(このときヘッド10下面の吐出口に対向する面であって、搬送ベルト8表面に接触する裏面とは反対側の面)に、生成したフラッシングデータに基づいて吐出口からインクが吐出されるよう、各ヘッド10のアクチュエータユニット21を制御する。なお、各ヘッド10からのインクの吐出タイミングは、センサ15による用紙P先端の検出結果に基づいて決められる。
次に、コントローラ100は、用紙Pの表裏が反転するよう、各部を制御する(S15)。具体的には、コントローラ100は、S14にて表面にフラッシングに係るインク滴が着弾した用紙Pが、搬送ユニット122から開口130近傍へと上方に搬送されるよう、ベルトローラ7及び送りローラ対128の駆動を制御する。用紙Pが搬送ベルト8から離れて開口130近傍に至ると、コントローラ100は、開口130近傍にある送りローラ対128の回転方向を反転させる。これにより、搬送方向が反転し、用紙Pは下方へと白抜き矢印に沿って搬送される。そしてコントローラ100は、用紙Pがガイド141によってガイドされ且つ送りローラ対142によって挟持されつつ、再搬送カセット140へと送られ、さらにガイド143によってガイドされ、ローラ対126によって挟持されつつ再び搬送ユニット122へと送られるよう、送りローラ対128、送りローラ対142、及びローラ対126の駆動を制御する。なお、再搬送カセット140には、斜行ローラ等の用紙Pの搬送方向を揃える斜行補正機構が配置されており、再搬送カセット140に送られた用紙Pは、斜行補正された状態で、ローラ対126に向けて搬出される。これにより、用紙Pは表裏が反転された状態、即ち、S14においてフラッシングに係るインクが着弾した面が、搬送ベルト8上で下方を向いた状態(即ち、搬送ベルト8表面に接触した状態)となる。
次に、コントローラ100は、用紙Pに対して記録を行うよう、各部を制御する(S16)。具体的には、コントローラ100は、用紙Pが搬送ベルト8に沿って搬送されるよう、ベルトローラ7の駆動を制御する。コントローラ100は、用紙Pが記録位置に至ると、当該用紙Pの表面にメモリに内の記録データに基づいて吐出口からインクが吐出されるよう、各ヘッド10のアクチュエータユニット21を制御する。このときも、各ヘッド10からのインクの吐出タイミングは、センサ15による用紙P先端の検出結果に基づいて決められる。
次に、コントローラ100は、用紙Pを搬送ユニット122からさらに上方に開口130近傍へと搬送し、さらに開口130から排紙部131へと排出するよう、ベルトローラ7及び送りローラ対128の駆動を制御する(S17)。このとき用紙Pは、画像の記録面を下にして排紙部131上に排出される。
次に、コントローラ100は、メモリを参照して、次に記録すべき頁のデータが残っているか否かを判断し(S18)、次頁データがない場合(S18:NO)、図3に戻って当該ルーチンを終了する。コントローラ100は、次頁データが残っている場合(S18:YES)、図4に示すように、S10に戻る。ここでコントローラ100は、次に記録すべき用紙Pの頁番号mとして、前回の頁番号に1をプラスした上で(S10)、S11、S12、及びS13に係る処理を行う。コントローラ100は、この3つのステップ(S11〜S13)において、いずれかでYESと判断した場合、上述の一連の処理(S14〜S17)を繰り返す。一方、S11〜S13のいずれでもNOであれば、コントローラ100は、給紙トレイ123内の最も上側にある用紙Pについて、上記用紙Pの一方の面に記録を行った上で当該用紙Pを排出するよう、各部を制御する(S16及びS17)。この場合、フラッシングに係る処理(S14及びS15)は省略される。
コントローラ100は、上述の処理を、記録すべき頁のデータがなくなるまで、繰り返し行う。記録すべき頁のデータがなった場合(即ち、全ての頁の用紙Pに対する記録が完了した後)、コントローラ100は片面記録処理(S3)を終了する。
次いで、両面記録処理(S4)について、図5を参照して説明する。以下、図4に示す処理と同様の処理については、同一のステップ番号を付して詳細な説明を省略するものとする。
両面記録処理(S4)において、コントローラ100は、先ず、片面記録処理(S3:図4参照)のS10,S11,S12,S13と同じ処理を行う。当該記録指令がプリンタ1の電源投入後に初めて受信した記録指令である場合(S11:YES)、前に記録指令を受信した時点から所定時間経過している場合(S12:YES)、又は、頁番号mが10の倍数の場合(S13:YES)、コントローラ100は、ヘッド10のフラッシングを行うと判断し、給紙トレイ123内の最も上側にある用紙Pについて、以下に述べるようなフラッシングを含む一連の処理(S19〜S22等)を行う。
即ち、コントローラ100は、先ず、メモリに格納された記録データから、用紙Pの両面に記録されるべき画像に係る明度、彩度、記録デューティ、及び文字サイズに係るデータを抽出する(S19)。
ここで、記録デューティとは、記録領域の画素数に対する記録する画素数の割合をいい、画像に係る記録デューティとは、画像の全体又は一部(フラッシング領域となる部分)に関する記録デューティをいう。また、画像に係る明度及び彩度とは、それぞれ、画像の全体又は一部(フラッシング領域となる部分)における明度及び彩度をいう。画像に係る文字サイズとは、画像の全体又は一部(フラッシング領域となる部分)に含まれる文字のサイズをいい、例えば文字が複数ある場合はその平均のサイズをいう。
次に、コントローラ100は、S19で抽出したデータに基づいて、用紙Pのいずれの面にフラッシングを行うかを選択する(S20)。具体的には、用紙Pの両面(第1面及び第2面)のうち、記録されるべき画像に係る明度が他方より低いこと、画像に係る彩度が他方より高いこと、画像に係る記録デューティが他方より高いこと、及び、画像に係る文字サイズが他方より大きいこと、の少なくとも1の条件を満たす一方の面を、フラッシングを行う面として選択する。
また、コントローラ100は、用紙Pの表面においてフラッシングデータに基づくインク滴同士が重ならないように、且つ、記録データに基づくインク滴とフラッシングデータに基づくインク滴とが重ならないように、フラッシングデータを生成する。このインク滴同士の重なり防止については、1のヘッド10又は1種類のインクについても、異なるヘッド10間又は異なる種類のインク間でも、考慮される。これにより、用紙P上に着弾したインク滴は、ほとんど目立つことなく用紙P上において分散することになる。
次に、コントローラ100は、第1面(即ち、最初に記録されるべき面であり、現時点において給紙トレイ123内で下方を向いている面)にフラッシングを行うか否かを判断する(S21)。第1面にフラッシングを行う場合(S21:YES)、コントローラ100は、給紙トレイ123内の最も上側にある用紙Pが図1の黒塗り矢印に沿ってヘッド10下方の記録位置へと搬送されるよう、給紙ローラ125、送りローラ対126、及びベルトローラ7の駆動を制御する。さらにコントローラ100は、ベルトローラ7により搬送されて記録位置に至った用紙Pの表面(第1面)に、フラッシングデータ及び記録データに基づいて吐出口からインクが吐出されるよう、各ヘッド10のアクチュエータユニット21を制御する(S22)。なお、各ヘッド10からのインクの吐出タイミングは、センサ15による用紙P先端の検出結果に基づいて決められる。
次に、コントローラ100は、図4のS15,S16と同じ処理を行うことにより、用紙Pの反転に続いて第2面への記録を行い、そして当該用紙Pを排出する(S17)。
一方、第2面にフラッシングを行う場合(S21:NO)、コントローラ100は、先ず、図4のS16,S15の処理をこの順で行うことにより、用紙Pの第1面への記録に続いて、用紙Pを反転させる。その後、コントローラ100は、上記S22と同様に、ベルトローラ7の駆動により用紙Pを搬送しつつ、記録位置に至った用紙Pの表面(第2面)に、フラッシングデータ及び記録データに基づいて吐出口からインクが吐出されるよう、各ヘッド10のアクチュエータユニット21を制御する(S22)。そしてコントローラ100は、図4のS17と同じ処理を行うことにより、当該用紙Pを排出する。
次に、コントローラ100は、図4のS18と同様に、次頁データがあるか否かを判断し、次頁データがない場合(S18:NO)、図3に戻って当該ルーチンを終了する。コントローラ100は、次頁データが残っている場合(S18:YES)、図5に示すように、S10に戻る。ここでコントローラ100は、用紙Pの頁番号mとして2(=1+1)を設定した上で(S10)、S11、S12、及びS13に係る処理を行う。コントローラ100は、この3つのステップ(S11〜S13)において、いずれかでYESと判断した場合、上述の一連の処理(S19〜S22等)を繰り返す。一方、S11〜S13のいずれでもNOであれば、コントローラ100は、給紙トレイ123内の最も上側にある用紙Pについて、上記用紙Pの第1面への記録(S16)、表裏反転(S15)、第2面の記録(S16)、及び当該用紙Pの排出(S17)が行われるよう、各部を制御する。この場合、フラッシングに係る処理は省略される。
以上に述べたように、本実施形態によると、フラッシングを行う際に、コントローラ100によるS14〜S17の処理(図4参照)又はS19〜S22等(図5参照)によって、記録用の用紙Pの一方の面にフラッシングに係るインクが吐出される。したがって、フラッシング専用の媒体(画像記録用の用紙Pとは別の用紙等)を必要としないため、経済的である。また、プリンタ1内に、フラッシング専用の媒体を収納するための空間や部材、当該媒体の搬送経路等を設ける必要もないため、プリンタ1の大型化や製造コストの増大の問題が軽減される。
図4に示すように、複数の用紙Pに連続的に片面記録を行う際、一部(本実施形態では、1頁目及び10x頁目)の用紙Pのみをフラッシングに利用する。そして本実施形態では、フラッシングに利用する用紙Pについて、一方の面にフラッシングを行った後に他方の面に記録を行う(図4のS14〜S16参照)。これとは逆に、フラッシングに利用する用紙Pについて、一方の面に記録を行った後に他方の面にフラッシングを行うと、フラッシングに利用した用紙Pとフラッシングに利用せず記録を行った用紙Pとにおいて、排紙部131における記録面(記録データに基づく画像が形成される面)の向きが異なってしまう。これを回避するには、フラッシングに利用した用紙Pが排紙部131に排出される前に当該用紙の面を反転させる制御が必要となる。また、ユーザが手作業で排紙部131に排出された用紙Pの向きを揃えることも考えられる。これに対し、本実施形態では、一方の面にフラッシングを行った後に他方の面に記録を行うため、上記のような煩雑な制御や処理を行わなくとも、排紙部131において用紙Pの記録面が同一方向を向くことになる。したがって、処理速度の向上及び使用性の向上を図ることができる。
コントローラ100は、図5に示すように、両面記録においてフラッシングを行わない場合(S12:NOの場合等)、S14〜S17の場合と同様の搬送が行われるように給紙ローラ125、搬送ユニット122のベルトローラ7、送りローラ対126,128,141等の駆動を制御しつつ、両面記録を行う。このように、搬送機構をフラッシングのみでなく両面記録にも利用することにより、実用性が高まる。また、既に両面記録に対応すべく両面搬送機構が備わった装置において、フラッシングを含む一連の処理(S14〜S17又はS19〜S22等)を適用することにより、本発明を実現することができる。
コントローラ100は、図4に示すように、片面記録指令を受け、且つ、前記フラッシングを行うと判断した場合(S11:YES、S12:YES、S13:YESの場合等)、S14では用紙Pの一方の面にフラッシングデータのみ、S16では他方の面に記録データのみに基づくインクが吐出されるよう、アクチュエータユニット21を制御する。これにより、用紙Pの一方の面に記録及びフラッシングの両方に係るインクが吐出される場合と比較して、記録品質の悪化が軽減される。また、用紙Pの記録面内の一部の領域にフラッシングに係るインクを吐出する場合(即ち、用紙Pの同一面に記録及びフラッシングを行う場合)と比較して、フラッシング領域を広範囲に設定することができる。そしてこれにより、フラッシングデータの設計の自由度が向上し、フラッシングに係るインク滴が用紙P上で目立ちにくくなるようにデータ構成を工夫することが容易になる。
コントローラ100は、図5に示すように、両面記録指令を受け、且つ、フラッシングを行うと判断した場合(S11:YES、S12:YES、S13:YESの場合等)、S20にて所定の条件を満たす面をフラッシングを行う面として選択した上で、選択した面には記録データ及びフラッシングデータに基づいて(S22)、他方の面には記録データに基づいて(S16)インクが吐出されるよう、アクチュエータユニット21を制御する。これにより、両面記録において用紙Pの一方の面にフラッシングを行う場合でも、フラッシングに係る液滴を目立ちにくくすることができ、記録品質の悪化を軽減することができる。具体的には、明度が低い場合は画像の暗さゆえに、彩度が高い場合は画像の色鮮やかさゆえに、記録デューティが高い場合は画素数が多いため、文字サイズが大きい場合はその文字の大きさゆえに、記録画像の方に視線が集中し易く、フラッシングに係る液滴が目立ちにくくなる。
S22において、コントローラ100は、用紙Pの一方の面(フラッシング及び記録を行う面)において、記録データに基づくインク滴とフラッシングデータに基づくインク滴とが重ならないように、制御を行う。これにより、上記液滴同士が重なった場合に生じ得る、フラッシングに係る用紙P上のドットが目立って記録品質の悪化に繋がる等の問題が軽減される。
コントローラ100は、図4及び図5に示すように、電源投入後に初めて記録指令を受けた場合(S11:YES)、前に記録指令を受けた時点から所定時間経過後に別の記録指令を受けた場合(S12:YES)、又は、頁番号mが10の倍数の場合(S13:YES)、フラッシングを行うと判断し、当該記録指令を受けた後に給紙トレイ123から最初に搬送される用紙Pについて、フラッシングを含む一連の処理(S14〜S17又はS19〜S22等)を行う。電源投入後に初めて記録を行う場合や、記録が所定時間行われなかった後に再開される場合や、所定の頁数の用紙Pに連続して記録を行う場合には、インクの粘度上昇等により、フラッシングにより吐出性能を回復させる必要性が高い。そのため、上記のような制御により、吐出性能を回復させ、記録品質を良好に維持することが可能となる。また、当該記録指令を受けた後に給紙トレイ123から最初に搬送される用紙P及び10x頁目の用紙P以外に対しては、フラッシングを行わず記録を行うことで、処理速度の向上を図ることができる。
コントローラ100は、図4及び図5に示すように、複数の用紙Pに連続して記録を行う指令を受けた場合(S18:YES)、当該指令を受けた後に給紙トレイ123から搬送される10頁目の用紙P毎に(S13:YES)、フラッシングを含む一連の処理(S14〜S17又はS19〜S22等)を行う。複数の用紙Pに連続して記録を行う場合、当該連続記録の間に吐出性能が悪化する可能性が高くなる。そのため、上記のような制御により、連続記録の間に定期的に吐出性能を回復させ、記録品質を良好に維持することが可能となる。
S14及びS22において、コントローラ100は、用紙Pの一方の面において、フラッシングデータに基づくインク滴同士が重ならないように、制御を行う。これにより、上記液滴同士が重なった場合に生じ得る、用紙Pの他方の面へのインク滴の滲み等の問題が軽減される。
プリンタ1がライン式ヘッド10を有する場合、プリンタ1内における記録位置の隣接位置にフラッシング専用の空間を確保したり、フラッシングの際に当該空間へとヘッド10を移動させたりすることが考えられ、プリンタ1の大型化や処理効率の悪化の問題がより顕著となる。しかし本実施形態によると、用紙Pに対してフラッシングを行うため、フラッシング専用空間の確保やヘッド10の移動が不要であり、ライン式ヘッド10を有する場合であっても、プリンタ1の大型化及び処理効率悪化の問題が軽減される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態及び変形例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、片面記録においてフラッシングを行う場合、一方の面にフラッシングを行った後に他方の面に記録を行う(図4のS14〜S17参照)が、これとは逆に、一方の面に記録を行った後に他方の面にフラッシングを行ってよい。またこの場合において、コントローラ100は、用紙Pの一方の面に記録データのみ、他方の面にフラッシングデータのみに基づいてインクが吐出されるよう、アクチュエータユニット21を制御してよい。なお、排紙部131において記録面を揃えるという観点から、フラッシング後に再びS15の反転処理を行ってよい。
上述の実施形態では、用紙Pの表面において、フラッシングデータに基づくインク滴同士が重ならないように制御されるが、当該インク滴同士が重なってもよい。また、両面記録においてフラッシングを行う場合、用紙Pの表面において記録データに基づくインク滴とフラッシングデータに基づくインク滴とが重ならないように制御されるが、当該インク滴同士が重なってもよい。
コントローラ100は、電源投入後に初めて記録指令を受けた場合(S11:YES)、前に記録指令を受けた時点から所定時間経過後に別の記録指令を受けた場合(S12:YES)、又は、頁番号mが10の倍数の場合(S13:YES)に限定されず、その他の条件に基づいて、フラッシングを行うと判断してよい。
上述の実施形態では、連続記録の指令を受けた場合に、10頁目の用紙P毎にフラッシングを含む一連の処理(S14〜S17又はS19〜S22等)を行うが、上記頁数は10頁に限定されず、2以上の任意の自然数であってよい。なお、連続記録の途中の頁についてフラッシングを含む一連の処理を行わなくてもよい。
プリンタ1は、両面記録に対応しないもの、即ち両面記録の指令を受けないものであってもよい。
液体吐出装置に含まれる液体吐出ヘッドの数は4に限定されず、1以上であればよい。
本発明に係る液体吐出装置に含まれる液体吐出ヘッドは、ライン式・シリアル式のいずれであってもよく、また、圧電方式以外の方式(静電方式、サーマルジェット方式等)の駆動部を含むものであってもよい。さらに、インク以外の液体を吐出するものであってもよい。
記録媒体は、第1及び第2面を有する限りは、紙に限定されず、例えば布等であってもよい。
第1及び第2搬送部の構成は、上述の実施形態に限定されず、様々に変更可能である。
本発明に係る液体吐出装置は、プリンタ以外のファクシミリやコピー機等であってもよい。
1 インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
10 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
10a 流路ユニット
10b リザーバユニット
21 アクチュエータユニット(駆動部)
100 コントローラ
105 マニホールド流路(液体流路)
122 搬送ユニット(第1搬送部,第2搬送部)
125 給紙ローラ(第1搬送部)
126 送りローラ対(第1搬送部,第2搬送部)
128 送りローラ対(第2搬送部)
140 再搬送カセット
142 送りローラ対(第2搬送部)
P 用紙(記録媒体)

Claims (11)

  1. 複数の吐出口に至る液体流路、及び、前記液体流路内の液体に前記吐出口から液体を吐出させるエネルギーを付与する駆動部を含む液体吐出ヘッドと、
    第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有する記録媒体を、前記第1面が前記吐出口に対向するよう、前記液体吐出ヘッドによる記録位置へと搬送する第1搬送部と、
    前記記録位置において前記第1面に前記吐出口から液体が吐出された記録媒体を、前記第2面が前記吐出口と対向するよう、前記記録位置へと搬送する第2搬送部と、
    前記液体吐出ヘッドのフラッシングを行う際、前記第1搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に、フラッシングに係るフラッシングデータに基づいて前記吐出口から液体が吐出された後、前記第2搬送部による搬送によって前記記録位置に至った当該記録媒体の前記第2面に、画像記録に係る記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記第1搬送部、前記第2搬送部、及び前記駆動部を制御する第1制御、並びに、前記第1搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出された後、前記第2搬送部による搬送によって前記記録位置に至った当該記録媒体の前記第2面にフラッシングデータに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記第1搬送部、前記第2搬送部、及び前記駆動部を制御する第2制御のいずれかを行うコントローラと
    を備えたことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記コントローラが、前記フラッシングを行うと判断した場合、前記第1制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記コントローラが、両面記録指令を受けた場合、記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう前記第1搬送部を制御し、前記第1搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう前記駆動部を制御し、当該駆動部による駆動によって前記第1面に画像が記録された記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう前記第2搬送部を制御し、前記第2搬送部による搬送によって前記記録位置に至った記録媒体の前記第2面に記録データに基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう前記駆動部を制御する両面記録制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記コントローラが、
    片面記録指令を受け、且つ、前記フラッシングを行うと判断した場合、
    前記第1及び第2面の一方にフラッシングデータのみ、他方に記録データのみに基づく液体が吐出されるよう、前記第1及び第2制御のいずれかを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記コントローラが、
    両面記録指令を受け、且つ、前記フラッシングを行うと判断した場合、
    前記第1及び第2面のそれぞれに記録されるべき画像に係る明度、彩度、記録デューティ、及び文字サイズの少なくとも1つに基づいて、前記第1及び第2制御のいずれを行うかを選択し、
    前記第1及び第2面のうち、記録されるべき画像に係る明度が他方より低いこと、前記画像に係る彩度が他方より高いこと、前記画像に係る記録デューティが他方より高いこと、及び、前記画像に係る文字サイズが他方より大きいこと、の少なくとも1の条件を満たす一方の面には記録データ及びフラッシングデータに基づいて、他方の面には記録データに基づいて、前記吐出口から液体が吐出されるよう前記駆動部を制御し、前記選択した第1及び第2制御のいずれかを行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  6. 前記コントローラが、前記一方の面において、記録データに基づく液滴とフラッシングデータに基づく液滴とが重ならないように、前記選択した第1及び第2制御のいずれかを行うことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出装置。
  7. 前記コントローラが、電源投入後に初めて記録指令を受けた場合、又は、前に記録指令を受けた時点から所定時間経過後に別の記録指令を受けた場合、前記フラッシングを行うと判断し、当該記録指令を受けた後に前記第1搬送部によって最初に搬送される記録媒体について、前記第1及び第2制御のいずれかを行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記コントローラが、n(n:2以上の所定の自然数)以上の記録媒体に連続して記録を行う記録指令を受けた場合、前記フラッシングを行うと判断し、当該記録指令を受けた後に前記第1搬送部によって搬送されるn番目の記録媒体毎に前記フラッシングを行うよう、前記第1及び第2制御のいずれかを行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記コントローラが、前記第1及び第2面のいずれかにおいて、フラッシングデータに基づく液滴同士が重ならないように、前記第1及び第2制御のいずれかを行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  10. 前記液体吐出ヘッドが、記録媒体の幅方向に長尺であり、固定された状態で記録媒体に対して液体を吐出するライン式ヘッドであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
  11. 複数の吐出口に至る液体流路、及び、前記液体流路内の液体に前記吐出口から液体を吐出させるエネルギーを付与する駆動部を含む液体吐出ヘッドと、第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有する記録媒体を、前記第1面が前記吐出口に対向するよう、前記液体吐出ヘッドによる記録位置へと搬送する第1搬送部と、前記記録位置において前記第1面に前記吐出口から液体が吐出された記録媒体を、前記第2面が前記吐出口と対向するよう、前記記録位置へと搬送する第2搬送部とを有する液体吐出装置における、前記液体吐出ヘッドのフラッシングを行う際の制御方法において、
    記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう、前記第1搬送部を制御する第1搬送ステップ、
    前記第1搬送ステップによって前記記録位置に至った記録媒体の前記第1面に、フラッシングに係るフラッシングデータ及び画像記録に係る記録データの一方に基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記駆動部を制御する第1駆動ステップ、
    前記第1駆動ステップの後、前記一方に基づいて前記第1面に液体が吐出された記録媒体を前記記録位置へと搬送するよう、前記第2搬送部を制御する第2搬送ステップ、及び、
    前記第2搬送ステップによって前記記録位置に至った記録媒体の前記第2面に、フラッシングデータ及び記録データの他方に基づいて前記吐出口から液体が吐出されるよう、前記駆動部を制御する第2駆動ステップ
    を備えたことを特徴とする制御方法。
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