JP2010221084A - 流体混合装置及び脱硝装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流通路を流通する第1流体に噴出口から第2流体を噴出して混合する際に、流通路全体に渡って第2流体を均一に混合可能な流体混合装置を提供する。
【解決手段】流通路4の壁面6から内径側に突出して形成される邪魔板1を設けるとともに、邪魔板1により当該邪魔板1の下流側に形成され、流れが上流方向に向かう帰還領域に面する流通路4の壁面6に、噴出口5を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、第1流体が流通する流通路に、前記流通路に配置された噴出口から、第2流体を噴出して、前記第1流体に前記第2流体を混合する流体混合装置、及び、燃焼機関から排出され流通路を流通する排ガスに対して還元剤を混合する流体混合装置を備え、前記流体混合装置により混合された混合ガスを触媒反応により脱硝する脱硝装置に関する。
種類又は性状等が互いに異なる第1流体と第2流体とを混合する流体混合装置では、短い混合空間内でその混合が安定且つ良好に行われることが重要である。更に、流通路を流通する第1流体に第2流体を噴出口から噴出して混合する場合、流通路において、できるだけ小さな動力で第1流体を流通させるために、混合部で発生する圧力損失はできるだけ小さいことが望まれる。
このような流体混合装置を備えた装置として、エンジン等の燃焼機関から排出された排ガスが流通する流通路に、アンモニアや尿素等の還元剤をガス又はミスト状に噴出させて、排ガスに還元剤を混合し、触媒部に配設される還元触媒等の作用により、排ガスに含まれる窒素酸化物を窒素と水に分解するように構成されている脱硝装置がある。
かかる脱硝装置は、流体混合装置において排ガスと還元剤が均一に混合されなければ、充分な窒素酸化物の分解性能が得られない。又、触媒の劣化が局所的なものになり触媒の寿命が短くなるなどの問題が生じる。更に、脱硝装置において、流通路において第1流体に対して発生する圧力損失が大きければ、その流通路の上流側にある燃焼機関の運転に支障を与える場合もある。
このような脱硝装置に採用できる流体混合装置として、発明者らは、特許文献1に記載の流体混合装置を提案している。この文献に記載の技術は、流通路の流路断面における一部の領域に邪魔部を配置し、噴出口を、流通路の流路断面において邪魔部が配置された領域以外の開放領域又はその上流側に配置するものである(例えば、特許文献1を参照。)。
この技術では、第2流体を流通路全体に渡って良好に拡散させ、第1流体に対して第2流体を均一に混合することができる。また、このように噴出口と邪魔部とを配置すると、邪魔部を比較的小さくしても、第1流体に対して第2流体を均一に混合することができるので、流通路における第1流体に対する圧力損失の増加を抑制することができる。
特開2005−118622号公報(第1図等)
しかし、上記のような構成の流体混合装置では、以下のような問題が発生することが判明した。
すなわち、上記技術では噴出口を設けるのに、流通路の流体流路内にその流通路を横断して供給管5を設け、この供給管5に設けられた噴出口6から第2流体を噴出する。そこで、エンジンから排出される排ガスのように、第1流体が腐食性を有するガスの場合は供給管5が腐食されるおそれがある。さらに、第1流体、第2流体の種類によっては、供給管5に設けられる噴出口6が、腐食生成物によって或いは反応生成物によって目詰まりする場合がある。
このような問題点を解決するために、流通路を横断して設ける供給管5自体を無くすることが考えられる。この場合は、噴出口6を流通路の壁面に開口させることなる。しかしながら、このように噴出口を流通路の壁面に開口した場合は、図8に示すように、第2流体の分布が流通路の噴出口設置側壁面付近に偏り、良好な混合状態を得ることができないことが判明した。ここで、図8(a)は、流通路の連通方向における第2流体の分布を示した図面であり、図8(b)は、触媒部の入口付近における流通路を横断する断面方向での第2流体の分布を示したものである。これらの図において、色が濃い部分ほど、第2流体の濃度が高いことに対応している。
本発明の目的は、流通路を流通する第1流体に噴出口から第2流体を噴出して混合する際に、流通路全体に渡って第2流体を均一に混合可能な流体混合装置を提供し、特に、このような流体混合装置を備えることで、窒素酸化物の分解性能及び触媒寿命を向上させ、且つ、燃焼機関の運転に支障を与えない脱硝装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための、第1流体が流通する流通路に、前記流通路に配置された噴出口から、第2流体を噴出して前記第1流体に前記第2流体を混合する流体混合装置の第1特徴構成は、前記流通路の壁面から内径側に突出して形成される邪魔板を設けるとともに、前記邪魔板により当該邪魔板の下流側に形成され、流れが上流方向に向かう帰還領域に面する前記流通路の壁面に、前記噴出口を設けている点にある。
上記第1特徴構成によれば、流通路の上流から下流に向かうに従って、邪魔板、第2流体の噴出口が設けられる。そして、噴出口を流通路の壁面に設けることにより、上記のように、第2流体を供給するための管等が腐食してその機能を発揮できなくなったり、噴出口が目詰まりする等の問題が発生することはない。
また、上記のように噴出口を壁面に設けることにより、第2流体の偏在が発生する可能性がある。しかし、噴出口は、邪魔板を設けることにより当該邪魔板の下流側に形成される、流れが上流方向に向かう帰還領域に設けられるため、当該噴出口から噴出した第2流体は、上流方向に向かう第1流体に取り込まれ、この部位で混合された後、この帰還領域に新たに流入してくる流体量に従って、下流側に流れる。そのため、偏在は解消され、上流からの第1流体と充分な拡散混合を起こさせることができる。
本発明に係る流体混合装置の更なる特徴構成は、前記邪魔板が、当該邪魔板が突出する流通路の第1壁面部位に対向する第2壁面部位に向けて延出されるとともに、前記第2壁面部位との間に流体が流れる第1流路が形成され、前記第1壁面部位から前記第2壁面部位に向かう第1方向に対して交差する第2方向の両側に、流体が流れる第2流路が形成され、前記噴出口が、前記流通路の連通方向視で、前記邪魔板の下流側に設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、第1流路と第2流路の双方を設けることにより、流通路の連通方向視で、流通路の全断面積に対して邪魔板が占有する面積比が小さくなり、第2流路を設けない場合と比較して、圧力損失を大幅に低減することができる。また、この構成においても、邪魔板の下流側において帰還領域が形成されるため、流通路の連通方向視で、当該邪魔板の下流側に噴出口を設けることで、当該噴出口から噴出した第2流体は上流方向に向かう第1流体に取り込まれ、第1特徴構成と同様、上流からの第1流体と充分な拡散混合を起こさせることができる。
本発明に係る流体混合装置の更なる特徴構成は、前記第1方向視で、前記邪魔板の断面形状が下流側に曲率中心を有する弧状に形成され、前記第2方向の端部側程、下流側とされている点にある。
上記特徴構成によれば、第1方向視で、邪魔板の断面形状が下流側に曲率中心を有する弧状に形成され、第2方向の端部側程、下流側とされているため、第1流体に対して発生する圧力損失を低減することができる。このように邪魔板を構成した場合でも、当該邪魔板の下流側において帰還領域が形成されるため、充分な拡散混合の効果が得られる。
本発明に係る流体混合装置の更なる特徴構成は、前記第1方向視で、前記邪魔板の断面形状が、前記第2方向の中央が最上流側部位とされ、端部側程、下流側とされている点にある。
上記特徴構成によれば、第1方向視で、邪魔板の断面形状が第2方向の中央が最上流側部位とされ、端部側程、下流側とされているため、第1流体に対して発生する圧力損失を低減することができる。このように邪魔板を構成した場合でも、当該邪魔板の下流側において帰還領域が形成されるため、充分な拡散混合の効果が得られる。
以上説明した流体混合装置を脱硝装置に使用する場合は、燃焼機関から排出され流通路を流通する排ガスに対して還元剤を混合する流体混合装置を備え、前記流体混合装置により混合された混合ガスを触媒反応により脱硝する脱硝装置であって、前記流体混合装置として、以上説明してきた流体混合装置を、前記第1流体を前記排ガスとし、前記第2流体を前記還元剤とした形態で備えることで、第1流体と第2流体との混合を十分且つ安定的に得て、その混合ガスを触媒部に導いて脱硝を良好に行うことができる。
本願に係る脱硝装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態に係る流体混合装置の概略構成を示す立断面図、及び、邪魔板の流通路の連通方向視図である。 第1実施形態に係る第2流体の混合状態を示す図である。 第2実施形態に係る流体混合装置の概略構成を示す立断面図、及び、邪魔板の流通路の連通方向視図である。 第2実施形態に係る第2流体の混合状態を示す図である。 第1実施形態及び第2実施形態に係る圧力損失及び混合状態を示す図である。 別実施形態に係る邪魔板の概略構成を示す立断面図である。 邪魔板を設けない場合の第2流体の状態を示す図である。
以下、本願に係る流体混合装置100を備えた脱硝装置200を図面に基づいて説明する。
本願では、流体混合装置100として、第1実施形態及び第2実施形態を紹介する。ここで、第1実施形態は、本願にいう邪魔板1を設け、当該邪魔部1と壁面6との間に単一の流路(第1流路2)のみが形成される例であり、第2実施形態は、邪魔板1により、当該邪魔板1と壁面6との間に複数の流路(第1流路2及び第2流路3)が形成される例である。
以下、第1実施形態、第2実施形態に共通する共通事項から説明する。
〔共通事項〕
図1は、本願に係る脱硝装置200の構成を示す図であり、図2(a)(第1実施形態)、図4(a)(第2実施形態)は、この脱硝装置200の一部に組込まれている本願に係る流体混合装置100の構成を模式的に示した図である。
図1に示すように、当該脱硝装置200は、燃焼機関201(図示する例にあっては、発電機202を回転駆動させるためのエンジン203)から排出される排ガスに、本願に係る流体混合装置100を使用して還元剤を混合し、当該流体混合装置100により均一に混合された混合ガスを、触媒(還元触媒及び酸化触媒)204が配設される触媒部205に導いて、排ガスを無害化するものである。従って、本構成にあっては、燃焼機関201からの排ガスが本願における第1流体Aに該当し、排ガスに混合される還元剤が第2流体Bとなる。ここで、排ガスには無害化対象の窒素酸化物が含まれ、この窒素酸化物を無害化するための還元剤は、具体的には尿素と水との混合物となる。これら還元剤はガス状態で流通路4に供給してもよいし、ミスト状態で流通路4に供給してもよい。
図2(a)、図4(a)に模式的に示すように、本願に係る流体混合装置100は、流通路4の壁面6に設けられた噴出口5から、第1流体Aが流通する流通路4内に第2流体Bを噴出して、第1流体Aに第2流体Bを混合する構成とされている。ここで、第2流体Bの第1流体Aに対する量比(質量比)は、ほぼ、1:100000〜5:1000程度である。このように、第2流体Bの量が極めて少ないため、積極的な混合・攪拌を流通路4内で行わない場合は、先に図8で説明したように、第2流体Bの極端な偏在が触媒部205の入口部位でも残存することとなる。
上記流通路4は、円形断面を有する管材内に形成された流路であり、上流側から受け入れた第1流体Aが流通し、上記第2流体Bと混合した後に、その混合ガスを下流側(具体的には断面形状が方形とされた触媒部入口205a)へ排出する。
上記噴出口5は、流通路4の壁面6に穿設されており、その開口から第2流体Bを、流通路4に噴出させる。この第2流体Bの噴出方向は、壁面6に対してほぼ直交する流通路4の径方向とされている。ここで、噴出口5の開口方向は実施形態で示すように径方向としてもよいし、径方向から上流側若しくは下流側に傾いた方向としてもよい。後述するように、噴出口5は、邪魔板1の下流側に形成される、流れが上流側に向かう領域に設けられている。そのため、噴出口5を下流側に傾けた構造とすると、上流側に逆流している第1流体Aに対向して第2流体Bが噴出されるため、両流体の混合を促進できる。一方、噴出口5を上流側に傾けた構造とすると、上流側に逆流している第1流体Aの流れに沿って第2流体Bが噴出されるため、流通路4内に第2流体Bを吸引することができる。そのため、この構成では第2流体Bの噴出に要する動力を低減できる。また、上流に向かって噴出された第2流体Bは、流れの向きを下流側に変える中で第1流体Aと混合しながら拡散していくので、このように噴出口5を上流側に傾けた場合も、充分な拡散混合を起こさせることができる。
〔第1実施形態〕
この流体混合装置100には、流通路4内の一部分に邪魔板1が配置されており、この邪魔板1により、当該邪魔板1の下流側に、下降して上流側に帰還する帰還流が形成される。本願では、このような上流側に流体が流れる領域を帰還領域と呼んでいる。本実施形態では、図2に模式的に示すように、流通路4内の邪魔板1と壁面6との間には、第1流路2のみが形成されている。
邪魔板1は、流通路4の壁面6から内径側に突出して形成される概略半円形の部材とされている。さらに具体的には、流通路4の連通方向視図である図2(b)に示されるように、邪魔板1は流通路4の第1壁面部位61から突出形成されているとともに、当該第1壁面部位61に径方向で対向する第2壁面部位62に向けて延出されている。従って、第1壁面部位61から第2壁面部位62に向かう方向が、本願の第1方向D1である。そして、邪魔板1の頂部1tと当該第2壁面部位62との間に、第1流体Aが流れる第1流路2が形成されている。
従って、邪魔板1の下流側に、第1流路2から邪魔板1の背面となる部位に、下降して上流側に帰還する帰還流が形成される帰還領域が形成される。
また、第2流体Bを噴出する噴出口5は、上記帰還領域に面する流通路4の壁面6に設けられている。
従って、本実施形態では、噴出口5から噴出される第2流体Bは、帰還領域において上流方向に向かう第1流体Aに取り込まれ、この部位で混合された後、この帰還領域に新たに流入してくる流体量に従って、下流側に流れる。従って、邪魔板1を流通路4に設けることなく、単に壁面6に設けた噴出口5から第2流体Bを噴出して第1流体Aと混合する場合と比較して、良好な混合状態を得ることができる。図3は、本実施形態の流体混合装置100の混合状態を、数値解析手法にてシミュレーションしたものであり、図3(a)は、図8(a)に対応する流通路4に沿った分布を示す図面であり、図3(b)は、図8(b)に対応する触媒部205の入口における断面方向の分布を示す図である。これらの図から判明するように、触媒部205の入口で第2流体Bが断面全体にほぼ均一に分散されていることが判る。
〔第2実施形態〕
図4(a)は、本願に係る流体混合装置100の第2実施形態を示した図面である。
基本的な構成は上記第1実施形態と同じであるが、第2実施形態では、邪魔板1によって複数の流路が形成されるように構成されている。すなわち、本実施形態では、図4に模式的に示すように、流通路4内の邪魔板1と壁面6との間には、第1流路2及び第2流路3が形成されている。
邪魔板1は、流通路4の壁面6から内径側に突出して形成される概略方形の部材とされている。さらに具体的には、流通路4の連通方向視図である図4(b)に示されるように、当該邪魔板1は、流通路4の第1壁面部位61から突出形成されているとともに、当該第1壁面部位61に径方向で対向する第2壁面部位62に向けて延出されている。そして、邪魔板1の頂部1tと当該第2壁面部位62との間に、第1流体Aが流れる第1流路2が形成されている。さらに、第1壁面部位61から第2壁面部位62に向かう第1方向D1に対して交差する(図示する例では直交する)第2方向D2の両側に第2方向端部1sが形成されており、当該第2方向端部1sと壁面6との間に、第1流体Aが流れる一対の第2流路3が形成されている。
従って、この邪魔板1の下流側に、第1流路2から邪魔板1の背面となる部位に、下降して上流側に帰還する帰還流が形成されるとともに、一対の第2流路3から邪魔板1の背面となる部位に、横方向(邪魔板1の第2方向D2中央側に向かう方向)に流れて上流側に帰還する帰還流が形成される。
本実施形態のように邪魔板1を構成することで、流通路4の連通方向視で、流通路4の全断面積に対して邪魔板1が占有する面積比が小さくなり、第1実施形態と比べ、圧力損失を大幅に低減することができる。また、上述したように、本構成においても、邪魔板1の下流側において帰還領域が形成されるため、第1実施形態の場合と同様、良好な混合状態を得ることができる。図5は、本実施形態の流体混合装置100の混合状態を、数値解析手法にてシミュレーションしたものであり、図5(a)は、図8(a)に対応する流通路4に沿った分布を示す図面であり、図5(b)は、図8(b)に対応する触媒部205の入口における断面方向の分布を示す図である。これらの図から判明するように、触媒部205の入口で第2流体Bが断面全体にほぼ均一に分散されていることが判る。
一方、図6(a)に示したのが、第1実施形態と、第2実施形態とでの発生する圧力損失の比較である。この結果から判明するように、第1実施形態では圧力損失が比較的大きくなっているのに対して、第2実施形態では圧力損失の増大が抑えられ、第1実施形態と比べ、半分以下の圧力損失となっていることが判る。
また、図6(b)に示したのが、第1実施形態と、第2実施形態とでの混合状態の比較であり、第2流体Bの濃度として、最大濃度と最小濃度を示したものである。これら、最大濃度及び最小濃度が近づいている程、均一な混合を実現できていることとなる。この図から、第1実施形態、第2実施形態ともに、邪魔板1なしの場合に比べ、第1流体Aと第2流体Bとの均一な混合が実現できていることが判る。
〔別実施形態〕
(1)上記二つの実施形態において説明した邪魔板1は、第1方向D1視で、当該邪魔板1の断面形状が直線であったが、図7(a)、(b)のように、断面形状が半円形状、或いは、三角形状となるように構成することができる。すなわち、このように構成する場合は、邪魔板1によって混合部で発生する、第1流体Aに対する圧力損失をさらに低減することができる。なお、このような構成であっても、邪魔板1の下流側には帰還領域が形成されるため、充分な拡散混合の効果が得られる。
(2)上記の実施形態では、第1方向D1と第2方向D2とが直交する場合を示したが、例えば、45°〜90°までの交差角の範囲としても、帰還領域を良好に形成でき、充分な拡散混合の効果が得られる。
1:邪魔板
2:第1流路
3:第2流路
4:流通路
5:噴出口
6:壁面
61:第1壁面部位
62:第2壁面部位
100:流体混合装置
200:脱硝装置
201:燃焼機関
A:第1流体
B:第2流体
D1:第1方向
D2:第2方向

Claims (5)

  1. 第1流体が流通する流通路に、前記流通路に配置された噴出口から、第2流体を噴出して前記第1流体に前記第2流体を混合する流体混合装置であって、
    前記流通路の壁面から内径側に突出して形成される邪魔板を設けるとともに、
    前記邪魔板により当該邪魔板の下流側に形成され、流れが上流方向に向かう帰還領域に面する前記流通路の壁面に、前記噴出口を設けた流体混合装置。
  2. 前記邪魔板が、当該邪魔板が突出する流通路の第1壁面部位に対向する第2壁面部位に向けて延出されるとともに、前記第2壁面部位との間に流体が流れる第1流路が形成され、
    前記第1壁面部位から前記第2壁面部位に向かう第1方向に対して交差する第2方向の両側に、流体が流れる第2流路が形成され、
    前記噴出口が、前記流通路の連通方向視で、前記邪魔板の下流側に設けられている請求項1記載の流体混合装置。
  3. 前記第1方向視で、前記邪魔板の断面形状が下流側に曲率中心を有する弧状に形成され、前記第2方向の端部側程、下流側とされている請求項2記載の流体混合装置。
  4. 前記第1方向視で、前記邪魔板の断面形状が、前記第2方向の中央が最上流側部位とされ、端部側程、下流側とされている請求項2記載の流体混合装置。
  5. 燃焼機関から排出され流通路を流通する排ガスに対して還元剤を混合する流体混合装置を備え、前記流体混合装置により混合された混合ガスを触媒反応により脱硝する脱硝装置であって、
    前記流体混合装置として、請求項1〜4のいずれか一項記載の流体混合装置を、前記第1流体を前記排ガスとし、前記第2流体を前記還元剤とした形態で備えた脱硝装置。
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