JP2010220708A - アクセサリー用の紐止め具 - Google Patents

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    • A44C5/18Fasteners for straps, chains or the like
    • A44C5/22Fasteners for straps, chains or the like for closed straps

Abstract

【課題】アクセサリーの紐輪の大きさを簡便かつ確実に調節できる安価な止め具を提供する。
【解決手段】紐輪の両端部4a、4bを一対となるスライド体3a、3bに設けられた二つの独立する貫通穴1a、2a、1b、2bに通して抜けないようにすることによって一対のスライド体を紐輪の両端部につなげ、一対のスライド体の間隔を変えることにより紐輪の大きさを調節する。一対のスライド体3a、3bとアクセサリー本体5との間の紐輪の両端部に一つの貫通穴11a、11bをもつ一対のストッパー12a、12bを取り付け、紐輪を閉じる際は一対のスライド体の移動を一対のストッパーで止めて紐輪の大きさを一定にし、その紐輪の大きさを一対のスライド体と一対のストッパーとの間に連結力が生じるようにして一定に保持する。紐輪を開ける際は一対のストッパー12a、12bを引くことにより一対のスライド体3a、3bの間隔を縮める。
【選択図】 図4

Description

本発明は、アクセサリーの紐輪の長さを調節する止め具の構造に関するものである。
係止部を移動させてアクセサリーの紐輪の長さを調節する方法としては、一つの係止部に紐輪の両端を通すものと二つの係止部に紐輪の一端をそれぞれ通すものがある。
前者には特許文献1に開示されるように、箱の中に二個の弾性体からなる管を箱側面に設けた二個の穴に一致するように収納した係止具が知られている。
後者には特許文献2に開示されるように、両端部となる二本の革紐を重ね合わせ、一本の革紐の端をもう一本の革紐にそれぞれ結び付けて二つの結び目を形成し、この結び目を移動させるブレスレットが知られている。
二つの結び目を、一つの貫通穴が設けられた係止具に替えたものとして、パイプ状の長さ調節具を用いる特許文献3が、弾性体を収納したストッパー体を用いる特許文献4が、切欠き部をもつ貫通穴が設けられた挟み込み部材を用いる特許文献5が、さらに、長さ調整部としてビニールパイプなどを用いる特許文献6がそれぞれ知られている。一方、二つの結び目を、二つの貫通穴が設けられた係止具に替えたものとして、大小二つの貫通穴の間をスリットでつなげた止具を用いる特許文献7が知られている。
実用新案登録第3107826号公報 実用新案登録第3131204号公報 特開2003‐ 52426号公報 実用新案登録第3066656号公報 特開2005‐342027号公報 実用新案登録第3108287号公報 平成6年実用新案出願公告第30007号公報
一つの係止部に紐輪の両端を通す方法では、アクセサリー本体の先に二本の紐が垂れ下がり、アクセサリー本体と紐輪のみでアクセサリーを構成することができないので、美的要素に欠けるほか、垂れ下がる紐が邪魔となる問題点がある。
二つの係止部に紐輪の一端をそれぞれ通す方法の内、結び目を設けるものでは、使用中に結び目がほどける可能性があり、また、紐輪を閉じるため結び目をつまんで移動させる際、結び目がつまみにくい。この結び目を一つの貫通穴が設けられた係止具に替えたものの内、係止具に紐輪の一端を取り付け両者間に引張力が働くようにする機構を設けるものでは、複雑な構造となるため高価な係止具となり、二本の紐を貫通穴に通すものでは係止に必要な摩擦力が期待できない。結び目をスリットでつながる二つの貫通穴が設けられた係止具に替えたものでは、摩擦力が一方の係止具にしか生じないため、係止機能に不安があるほか、紐輪が使用時にスリットを通してずれる恐れがある。
二つの係止部に紐輪の一端をそれぞれ通す方法では、二つの係止部を移動させるだけなので紐輪の大きさを一定することが難しい。さらに、紐輪を開ける際は紐輪をつまんで引くため、紐輪が細い場合は指を痛める恐れがある。
本発明は、上記の課題を解決するため係止具を単純な構造にして、紐輪の大きさを簡便に、安全かつ確実に調節することができる軽量で安価なアクセサリー用の紐止め具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本発明は、図1に示すように、二つの独立する貫通穴1a、2a、1b、2bをもつ一対のスライド体3a、3bを左右に配置し、アクセサリー本体5を取り付けた紐輪の両端部4a、4bをそれぞれ左右から一対のスライド体3a、3bの貫通穴1a、2a、1b、2bにそれぞれ一本ずつ通した後、結び目4a’、4b’を形成することによって紐輪の両端部4a、4bの先端部の直径を貫通穴2b、1aの直径より大きくして該貫通穴2b、1aから抜けないようにして、一対のスライド体3a、3bを紐輪の両端部4a、4bにつなげる。これにより一対のスライド体3a、3bをその間隔が広がるように左右に引いた場合には、該スライド体3a、3bから結び目4b’、4a’にかかる圧縮力を通じて紐輪の両端部4b、4aに引張力がかかることで紐輪は閉じる。一方、一対のスライド体3a、3bの外側にある紐輪の両端部4a、4bを左右に引いた場合には、結び目4a’、4b’から一対のスライド体3b、3aに圧縮力がかかることで紐輪は開く。調節された紐輪の大きさは一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bとの二箇所に働く摩擦により保持されることになる。
図4に示すように、一つの貫通穴11a、11bをもつ一対のストッパー12a、12bを、一対のスライド体3a、3bとアクセサリー本体5との間の紐輪の両端部4a、4bに取り付けることができる。このストッパーは紐輪の先端から一定寸法離れた位置以上には移動しないものとする。例えば、結び目4a”,4b”のような一対のストッパー12a、12bを係止する手段を設ければ、紐輪を閉じるために左右に引かれた一対のスライド体3a、3bの移動をそれぞれ対応する一対のストッパー12a、12bで止めて紐輪の大きさを一定にすることができる。一方、紐輪を開ける際は一対のストッパー12a、12bを左右に引くことにより該スライド体3a、3bの間隔を縮めればよい。
図6に示すように、一対のスライド体3a、3bを左右に引いて紐輪を閉じる方向に移動させ、紐輪の両端部4a、4bに固定されている一対のストッパー12a、12bとそれぞれ対応する端面13、14同士で接触した際に、該端面13、14間に脱着可能な連結が生じるようにする。これにより、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に摩擦力が働かない場合でも、該スライド体3a、3bがアクセサリー本体5の重さによって紐輪が開く方向に移動するのをそれぞれ対応する一対のストッパー12a、12bが防止するので紐の輪の大きさを一定に保持することができる。紐輪を開ける場合は、一対のスライド体3a、3bと一対のストッパー12a、12bの端面13、14間に働いている連結力を越える力で該ストッパー12a、12bを左右に引けばよい。
紐輪の大きさの保持を長期の使用にわたって確実にするには、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に働く摩擦力が、該貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bの摩耗量が大きくなった段階でも十分に働く必要がある。スライド体3a、3bの貫通穴2a、1b内面の材質を弾性体にすれば、該貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bの摩耗量が大きくなった段階でも十分な摩擦力が貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に働くことが期待できる。
一方、スライド体3a、3bは、貫通穴2a、1b内面が限界摩耗量に達した時点で取り替えなければならない消耗品であるので安価である必要がある。図8に示すように、長さの長い円筒状の弾性体6二本を、長さ方向に半割状となった一対の外殻体7a、7bに設けられた二つの断面半円状の貫通溝8a、9a、8b、9bに収納し接着剤により一体成形する。この一体成形体10を短く切断すれば安価で耐久性のあるスライド体が得られることになる。なお、この時、一対の外殻体7a、7bに設ける貫通溝の数を一つにすればストッパーが得られることになる。
請求項1記載の発明によれば、一対のスライド体3a、3bに二つの独立する貫通穴1a、2a、1b、2bを設けて該スライド体3a、3bに紐輪の両端部4a、4bを取り付け、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に摩擦力を生じさせることができる。したがって、一対のスライド体3a、3bの端面に紐輪の両端部4a、4bを取り付け両者間に引張力が働くようにする機構が不要であるため、該スライド体3a、3bの構造は単純であり、その分、軽量で安価な係止具となるほか、一対のスライド体3a、3bで紐輪の両端部4a、4bを係止するので係止力および耐久性のある係止具となる。
請求項2記載の発明によれば、紐輪を閉じる際は一対のスライド体3a、3bの移動を一対のストッパー12a、12bで止めるので紐輪の大きさを一定にすることができる。紐輪を開ける際は一対のストッパー12a、12bを指でつまんで左右に引くので、紐輪の両端部4a、4bをつまむ場合に比べてつまみやすく、指を痛めることはない。
請求項3記載の発明によれば、一対のスライド体3a、3bの端面13と紐輪の両端部4a、4bに固定された一対のストッパー12a、12bの端面14の間に連結力が生じるので、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に摩擦力が働かない場合でも、アクセサリー本体5の重さによって紐輪が開くのを一対のストッパー12a、12bが防止する。
請求項4記載の発明によれば、長さの長い円筒状の弾性体6とそれを収納する外殻体7a、7bとを接着剤により一体化した一体成形体10を短く切断するので安価なスライド体およびストッパーが得られる。スライド体の貫通穴内面は弾性体6であるので、弾性体6と紐輪の両端部4a、4bの摩耗量が大きくなった段階でも十分な摩擦力が弾性体6と紐輪の両端部4a、4bとの間に働くことが期待でき、紐輪の大きさの保持を長期にわたって確実にすることができる。また、ストッパーは弾性体6と紐輪の両端部4a、4bの間に働く摩擦力で移動することがない。
以上述べたように、本発明によれば、紐輪の大きさを調節することが容易かつ確実で美観に優れたアクセサリー用の紐止め具を安価に提供することができる。
一対のスライド体を紐輪に取り付けた状態を示す平面図、 紐輪開閉時の様子を示す平面図、 紐輪開閉後の一対のスライド体の位置を示す平面図、 一対のストッパーを紐輪に取り付けた状態を示す平面図、 紐輪の大きさが一定となる一対のスライド体の位置を示す平面図、 右側のスライド体とストッパーとの連結状態を示す平面図、 スライド体とストッパーの連結側の側面図。 一体成形体の斜視図。
以下、本発明の実施形態を添付の図面により説明する。
図1に示す一対のスライド体3a、3bの材質は指でつまんだ際に変形しない木材、竹材、プラスチック、金属など硬い物質であり、その形状は断面が楕円あるいは矩形の柱体などで、その断面には二つの独立する貫通穴1a、2a、1b、2bが設けられている。紐輪の一端部4aは左側のスライド体3aに設けられた貫通穴2aを貫き、さらに右側のスライド体3bに設けられた貫通穴2bを貫き、該貫通穴2bの出口で結び目4a’を形成しており、貫通穴2b、2aから抜け出ないようになっている。同様に、紐輪のもう一端部4bは右側のスライド体3bに設けられた貫通穴1bを貫き、さらに左側のスライド体3aに設けられた貫通穴1aを貫き、該貫通穴1aの出口で結び目4b’を形成しており、貫通穴1a、1bから抜け出ないようになっている。なお、貫通穴2b、1aの出口で形成する結び目4a’、4b’に替えて、リングを紐輪の両先端部に挟み込むなど、紐輪の両先端部の直径が貫通穴2b、1aの直径より大きくなり、紐輪の両端部4a、4bが該貫通穴2b、1aから抜けない処理を施してもよい。
結び目4a’、4b’は、接着剤を塗布することによってほどけないようにしてもよいし、あるいは結び目4a’、4b’がそれぞれ接触するスライド体3b、3aの貫通穴2b、1aの出口に接着剤で固定してもよい。さらに、図6に示すように、スライド体3a、3bに穴17を設けて埋め込むようにしてもよい。
図2(A)に示すように、左右のスライド体3a、3bを両手の指でつまみ両者の間隔が広がるように左右に引くことにより、左側のスライド体3aに設けられた貫通穴1aを貫く紐輪の一端部4bは、該スライド体3aから結び目4b’にかかる圧縮力を通じて引っ張られることによって右側のスライド体3bに設けられた貫通穴1bを左側に抜け出ることができる。同様に、右側のスライド体3bに設けられた貫通穴2bを貫く紐輪の一端部4aは、該スライド体3bから結び目4a’ にかかる圧縮力を通じて引っ張られることによって左側のスライド体3aに設けられた貫通穴2aを右側に抜け出ることができる。この結果、図3(A)に示すように、一対のスライド体3a、3bの間隔が広がり、同時にこの広がった間隔分、該スライド体3a、3b間にある紐輪の両端部4a、4bの長さも長くなる。したがって、この長さが長くなった分だけ、紐輪は閉じることになる。
この閉じた紐輪の大きさは、左側のスライド体3aに設けられた貫通穴2aの内側と該貫通穴2aを貫く紐輪の一端部4a間および右側のスライド体3bに設けられた貫通穴1bの内側と該貫通穴1bを貫く紐輪の一端部4b間に十分な摩擦力が生じるように紐輪の両端部4a、4bの直径に合わせて貫通穴2a、1bの直径を調節すれば、アクセサリー本体5の重さによって紐輪が開くことなく一定に保持することができる。
紐輪を開ける際は、図2(B)に示すように、左側のスライド体3aの左外側にある紐輪の一端部4aと右側のスライド体3bの右外側にある紐輪の一端部4bを両手の指でつまみ左右に引っ張る。左側の紐輪の一端部4aにかかる引張力が右側スライド体3bの貫通穴2bの出口にある結び目4a’を通して該スライド体3bにかかる圧縮力となって働くことによって、スライド体3bは紐輪の一端部4b上を左側に移動する。同様に、右側の紐輪の一端部4bにかかる引張力が左側スライド体3aの貫通穴1aの出口にある結び目4b’を通して該スライド体3aにかかる圧縮力となって働くことによって、スライド体3aは紐輪の一端部4a上を右側に移動する。この結果、図3(B)に示すように、一対のスライド体3a、3bの間隔が縮まり、同時に縮まった間隔分、該スライド体3a、3b間にある紐輪の両端部4a、4bの長さも短くなる。したがって、この長さが短くなった分だけ、紐輪は開くことになる。
なお、アクセサリー本体5を吊す紐輪部分は図1に示すような一本の紐ではなく、アクセサリー本体5を吊す部分で二本に切断し、その切断した両端に、小さな輪を形成するかあるいは輪金具を取り付けることで各々の両端をアクセサリー本体5に取り付けられるようにしてもよい。
図2(A)に示すように、紐輪を開ける際は一対のスライド体3a、3bを両手の指でつまんで左右に引っ張るため、該スライド体3a、3b間にある紐輪の両端部4a、4bは平行な二本の直線となり、その延長線上に一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1bが位置する。したがって、紐輪の両端部4a、4bと該貫通穴2a、1b内面の間のみに摩擦力が生じることになる。
一方、図2(B)に示すように、紐輪を閉じる際は一対のスライド体3a、3bのそれぞれ左右外側にある紐輪の両端部4a、4bを両手の指でつまみ左右に引っ張るため、該スライド体3a、3b間にある紐輪の両端部4a、4bは平行な二本の直線となる。同時に、この二本の直線の中間にあり、かつ、平行する形の一本の直線の延長線上に、スライド体3a、3bのそれぞれ左右外側にある紐輪の両端部4a、4bは位置する。この結果、これらの平行な三本の直線は、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1bに対してある角度θをもつことになる。
一対のスライド体3a、3bのそれぞれ左右外側にある紐輪の両端部4a、4bを引っ張る力をFとすれば、Fは貫通穴2a、1b方向の分力Fcosθと該貫通穴2a、1bに対して垂直方向の分力Fsinθに分かれる。分力Fsinθは該貫通穴2a、1bそれぞれの両出口部に垂直にかかる圧縮力となるため、これらの両出口部と紐輪の両端部4a、4bの間に摩擦力が生じる。したがって、紐輪の両端部4a、4bと一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1bの間に生じる摩擦力は、図2(A) に示す紐輪を閉じる場合と同様に、紐輪の両端部4a、4bと貫通穴2a、1b内面との間に生じるものF’に、両出口部にかかる圧縮力Fsinθによって生じるものを加算したものとなる。したがって、FはF’より大きな値となり、紐輪を閉じる場合に必要な引張力よりも紐輪を開く場合に必要な引張力の方が大きい。このことは、使用時にアクセサリー本体5の重さよって紐輪は容易には開かないことになり都合がよい。反面、紐輪の両端部4a、4bは大きな摩擦力により摩耗することになる。これを防止するには、貫通穴2a、1bそれぞれの両出口部に摩擦係数を減じるように丸み付けなどの角取り加工を施せばよい。
図2(A)および図3(A) に示すように、紐輪を閉じる際には一対のスライド体3a、3bをつまんで引っ張り、該スライド体3a、3bの任意の移動量によって紐輪の大きさが決定されてしまうため、紐輪の大きさを一定にするのが困難である。一方、図2(B) に示すように、紐輪を広げる際には紐輪の両端部4a、4bをつまんで引っ張るので、該紐輪の両端部4a、4bが細い場合はつまみにくく、また、指を痛める危険もある。これらの問題点を解決するため、図4に示すように、一対のスライド体3a、3bとアクセサリー本体5との間にある紐輪の両端部4a、4bの所定の位置に一つの貫通穴11a、11bを設けたストッパー12a、12bを左右一対として設置する。
ストッパー12a、12bを設置するには、ストッパーの移動範囲を決定する係止手段の一例として、紐輪の両端部4a、4bの所定の位置に結び目4a’’、4b’’を形成し、紐輪の両端部4a、4bをそれぞれ対応するストッパー12a、12bに設けられた貫通穴11a、11bに通してから一対のスライド体3a、3bにつなげるようにする。一対のストッパー12a、12bのアクセサリー本体5方向への動きはそれぞれ対応する結び目4a’’、4b’’で止められ、反対方向となる一対のスライド体3a、3b方向への動きは、該ストッパー12a、12bに設けられた貫通穴11a、11bの内側と紐輪の両端部4a、4bとの間に十分な摩擦力が生じるようにすれば止められる。
一対のストッパー12a、12bにそれぞれ対応する結び目4a’’、4b’’は接着剤を塗布することによってほどけないようにしてもよいし、あるいは該ストッパー12a、12bの貫通穴11a、11bの出口に接着剤で固定してもよい。すなわち、ストッパー12a、12bを紐輪の所定位置に固定する。さらに、図6に示すように、ストッパー12a、12bに穴18を設けて埋め込むように固定してもよい。その他固定手段は、接着剤以外の任意方法で固定することができる。
紐輪を閉じる際には、図5に示すように、一対のスライド体3a、3bはそれぞれ対応する一対のストッパー12a、12bにその移動を止められるので紐輪の大きさは一定となる。一方、紐輪を閉じる際には、一対のストッパー12a、12bをつまんで引っ張るので指を痛めることはない。
図6に示すように、一対のストッパー12a、12bにそれぞれ対応する結び目4a’’、4b’’を該ストッパー12a、12bの貫通穴11a、11bの出口に接着剤で固定して、一対のスライド体3a、3bと一対のストッパー12a、12bが接触するそれぞれの端面13、14に連結部15、16を設け、該端面13、14間に脱着可能な連結が生じるようすることもできる。このとき、連結力の大きさをアクセサリー本体5の重さより大きく、かつ、指の力で容易に引き離せる程度に調整しておく。具体的には、図6および図7(A)に示すスライド体の連結部15および図6および図7(B)に示すストッパーの連結部16は、マグネットあるいは引っ付き力をもつ面ファスナーなど脱着可能な連結力が生じるもので構成する。なお、連結部15、16は、図6に示すように、それぞれ一対のスライド体3a、3bと一対のストッパー12a、12bの内部に埋め込んでもよいし、あるいはそれぞれ端面13、14に貼り付けてもよい。また、一対のストッパー12a、12bの貫通穴11a、11bの出口に結び目4a’’、4b’’を接着剤で固定するのに替えて、該ストッパー12a、12b側面に貫通穴11a、11bに対して直角方向に該貫通穴11a、11bに達するネジ穴を設けて、ネジ締めすることにより該ストッパー12a、12bを紐輪の両端部4a、4bに固定してもよい。
端面13、14に連結力をもたせることにより、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1bの内面と紐輪の両端部4a、4bの間に働く摩擦力が摩耗によって低下した場合でも、あるいは、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1bの直径が紐輪の両端部4a、4bの直径よりも大きく、該貫通穴2a、1bの内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に摩擦力が働かない場合でも、アクセサリー本体5の重さによって一対のスライド体3a、3bが紐輪の開く方向に移動するのを一対のストッパー12a、12bにより防止するので紐の輪の大きさを一定に保持することができる。
紐輪を開ける場合は、一対のスライド体3a、3bと一対のストッパー12a、12bの端面13、14間に働いている連結力を越える力で一対のストッパー12a、12bを指で左右に引き、一対のスライド体3a、3bを紐輪の開く方向に移動させればよい。なお、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1bの直径が紐輪の両端部4a、4bの直径よりも大きい場合、該貫通穴2a、1bの内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に摩擦力が働かないので、貫通穴2a、1bの内面と紐輪の両端部4a、4bが摩耗することはないので都合がよい。
図1に示す一対のスライド体3a、3bが指でつまんだ際に変形しない硬い物質からなる場合、該スライド体3a、3bの貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bとの間に十分な摩擦力が生じるようにするのに、該貫通穴2a、1bの穴あけ加工に高い精度を要求されるだけでなく、貫通穴2a、1b内面と紐輪の両端部4a、4bの摩耗量がまだ小さい段階であっても十分な摩擦力が得られなくなってしまう。そこで、一対のスライド体3a、3bの貫通穴2a、1bの内面部分のみを弾性体にすれば、弾性体の穴の直径より大きい直径をもつ紐輪の両端部4a、4bによって弾性体が押し広げられる変形量は大きいので、その分、貫通穴の穴あけ加工に高い精度が必要でなくなるだけでなく、弾性体と紐輪の両端部4a、4bの摩耗量が大きくなった段階でも十分な摩擦力が残存し、スライド体3a、3bの耐久性が向上する。
貫通穴2a、1b内面部分のみ弾性体のスライド体を安価に製造するには、図8に示すように、紐輪の両端部4a、4bの直径より小さな内径をもつ長さの長い円筒状の弾性体6二本を、長さ方向に半割した木材など硬い物質からなる一対の外殻体7a、7bに設けた二つの断面半円状の貫通溝8a、9a、8b、9bに収納して、外殻体7a、7b同士および外殻体7a、7bと円筒状の弾性体6を接着剤により接着し、得られる一体成形体10を短く切断すればよい。なお、この時、一対の外殻体7a、7bに設ける貫通溝の数を一つにすればストッパーを製造することができる。
1a、2a、1b、2b・・・貫通穴、 3a、3b・・・スライド体、 4a、4b…端部、 4a’、4b’、4a’’、4b’’・・・結び目、 5・・・アクセサリー本体、 6・・・弾性体、 7a、7b・・・外殻体、 8a、9a、8b、9b・・・貫通溝、 10・・・一体成形体、 11a、11b・・・貫通穴、 12a、12b・・・ストッパー、 13、14・・・端面、 15、16・・・連結部、 17、18・・・穴。

Claims (4)

  1. 二つの独立する貫通穴をもつスライド体一対を左右に配置し、紐輪の両端部をそれぞれ左右から一対のスライド体の貫通穴にそれぞれ一本ずつ通した後、紐輪の両先端部の直径を該貫通穴の直径より大きくすることにより紐輪の両端部が一対のスライド体の貫通穴から抜けないようにしたことを特徴とするアクセサリー用の紐止め具。
  2. 一つの貫通穴をもつストッパー一対を一対のスライド体とアクセサリー本体との間の紐輪の両端部に取り付け、該ストッパーは紐輪の先端から一定寸法離れた位置以上には移動しないものとし、紐輪を閉じる際は一対のスライド体の移動を一対のストッパーで止めて紐輪の大きさを一定にし、一方、紐輪を開ける際は一対のストッパーを引くことにより一対のスライド体の間隔を縮めるようにしたことを特徴とする請求項1記載のアクセサリー用の紐止め具。
  3. 一対のスライド体が一対のストッパーとそれぞれ対応する端面同士で接触した際に、該端面間に脱着可能な連結が生じるようにして、一対のスライド体が紐輪を開ける方向に移動するのを一対のストッパーにより防止することで紐輪の大きさを一定に保持することを特徴とする請求項2記載のアクセサリー用の紐止め具。
  4. 長さの長い円筒状の弾性体を、一対となる半割状の外殻体に形成された断面半円状の貫通溝に収納した状態で接着剤により一体成形し、これを短く切断して得られるスライド体およびストッパーを用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のアクセサリー用の紐止め具。
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