JP2010219943A - ドライバ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力信号の立ち下がりのスロープ特性をその場で可変できる機能を有するドライバ回路を提供する。
【解決手段】入力信号TXDを受け、駆動出力ノードN1、N2から駆動信号V1、V2を出力する駆動制御回路11、12と、駆動信号V1、V2を受けて駆動されるMOSトランジスタM7、M8を有し、差動出力信号Vdiffを外部負荷に送出する出力バッファ回路13と、駆動制御回路11、12に付加され、入力信号TXDを受け、該入力信号の論理レベルが所定の方向に変化した時にMOSトランジスタM7、M8がオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間を短縮する動作開始加速回路14、15と、動作開始加速回路14、15に付加され、選択信号Vselに応じてMOSトランジスタM7、M8がオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間を可変する動作終了可変回路16、17と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライバ回路に関する。
従来、負荷として接続される車載用ネットワーク等の通信線路にパルス信号を送出するドライバ回路において、パルス信号の高速化に伴うノイズの発生を軽減する目的で出力信号の波形の変化を緩やかにする(波形の立ち上がりおよび立下がりに傾斜を持たせる)機能を有するドライバ回路が知られている(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1に開示されたドライバ回路は、内部回路からパルス信号を受け、駆動出力ノードから駆動パルス信号を出力する駆動制御回路と、駆動パルス信号を受けて駆動される出力用のMOSトランジスタおよびそのゲート・ドレイン間に接続された容量を有し、出力端子を介して出力信号を外部負荷に送出する出力バッファ回路と、駆動制御回路に付加され、内部回路からパルス信号を受け、該パルス信号の論理レベルが所定の方向に変化した時に出力用のMOSトランジスタがオフ状態からオン状態に変化する動作の開始時間を短縮する動作開始加速回路と、を具備している。
然しながら、特許文献1に開示されたドライバ回路は、出力用のMOSトランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作においては、単に一定の抵抗でゲートに蓄積された電荷を放電するように作用している。
そのため、出力波形に立下がりの傾斜(スロープ特性)を持たせるために抵抗値を大きくすると、出力用のMOSトランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作に遅延が生じる問題がある。
更に、抵抗値が固定されているので、固定されたスロープ特性しか得られないという問題がある。
その結果、負荷として接続される通信線路の伝送速度に応じた適切なスロープ特性を得るためには、都度抵抗値を調整する必要がある。
更に、ユーザーによって求めるスロープ特性が異なるので、要求特性を満足させるために、抵抗値の調整に多大な時間と費用を要するという問題があり、出力信号のスロープ特性をその場で自由に可変できる機能を有するドライバ回路が求められていた。
特開2002−217707号公報
本発明は、出力信号の立ち下がりのスロープ特性をその場で可変できる機能を有するドライバ回路を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様のドライバ回路は、入力信号を受け、駆動出力ノードから駆動信号を出力する駆動制御回路と、前記駆動信号を受けて駆動される絶縁ゲート電界効果トランジスタを有し、出力信号を外部負荷に送出する出力バッファ回路と、前記駆動制御回路に付加され、前記入力信号を受け、該入力信号の論理レベルが所定の方向に変化した時に前記絶縁ゲート電界効果トランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間を短縮する動作開始加速回路と、前記動作開始加速回路に付加され、選択信号に応じて前記絶縁ゲート電界効果トランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間を可変する動作終了可変回路と、を具備することを特徴としている。
本発明によれば、出力信号の立ち下がりのスロープ特性をその場で可変できる機能を有するドライバ回路が得られる。
本発明の実施例に係るドライバ回路を示す回路図。 本発明の実施例に係るドライバ回路の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例に係るドライバ回路の要部の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例に係るドライバ回路の要部の特性を示す図。 本発明の実施例に係るドライバ回路の出力信号の立ち下りのスロープ特性を示すタイミングチャート。 本発明の実施例に係る別のドライバ回路の要部を示す回路図。 本発明の実施例に係る更に別のドライバ回路の要部を示す回路図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例に係るドライバ回路について、図1乃至図5を用いて説明する。図1は本実施例のドライバ回路示す回路図、図2はドライバ回路の動作を示すタイミングチャート、図3はドライバ回路の要部の動作を示すタイミングチャート、図4はドライバ回路の要部の特性を示す図、図5はドライバ回路の出力信号の立ち下りのスロープ特性を示すタイミングチャートである。
本実施例は、負荷として接続される通信線路にパルス信号を送出する差動型の出力バッファ回路を有するドライバ回路の例である。
図1に示すように、本実施例のドライバ回路10は、入力信号TXDを受け、第1駆動出力ノードN1および第2駆動出力ノードN2から一対の第1駆動信号V1および第2駆動信号V2を出力する第1駆動制御回路11および第2駆動制御回路12と、第1駆動信号V1を受けて駆動されるPMOSトランジスM7および第2駆動信号V2を受けて駆動されるNMOSトランジスタM8を有し、差動出力信号Vdiffを外部負荷に送出する差動型の出力バッファ回路13と、第1駆動制御回路11に付加され、入力信号TXDを受け、入力信号TXDの論理レベルが所定の方向に変化した時にPMOSトランジスタM7がオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間を短縮する第1動作開始加速回路14と、第2の駆動制御回路12に付加され、入力信号TXDを受け、入力信号の論理レベルが所定の方向に変化した時に前記NMOSトランジスタM8がオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間を短縮する第2動作開始加速回路15と、を具備している。
更に、ドライバ回路10は、第1動作開始加速回路14に付加され、選択信号Vselに応じてPMOSトランジスタM7がオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間を可変する第1動作終了可変回路16と、第2動作開始加速回路15に付加され、選択信号Vselに応じてNMOSトランジスタM8がオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間を可変する第2動作終了可変回路17と、を具備している。
更に、ドライバ回路10は、2個のインバータの直列回路を有し、入力信号TXDを反転した信号を入力信号TXD1として第2駆動制御回路12および第1動作開始加速回路14に出力し、入力信号TXDを反転した信号を更に反転した信号を入力信号TXD2として第1駆動制御回路11および第2動作開始加速回路15に出力する入力信号バッファ回路18と、選択信号Vselを反転した信号を選択信号Vsel1として第1動作終了可変回路16に出力し、選択信号Vselを反転した信号を更に反転した信号を選択信号Vsel2として第2動作終了可変回路17に出力する選択信号バッファ回路19とを具備している。
入力信号TXDは信号端子20aを経由して入力信号バッファ回路18に入力され、選択信号Vselは信号端子20bを経由して選択信号バッファ回路19に入力される。
第1動作開始加速回路14は、ソース(第1電極)が電源電圧Vccの電圧端子21aに接続され、ドレイン(第2電極)が抵抗R1(第1抵抗)および抵抗R2(第2抵抗)を介して第1駆動出力ノードN1(駆動出力ノード)に接続され、ゲートに入力信号TXD1が供給されるPMOSトランジスタM1(第1絶縁ゲート電界効果トランジスタ)と、ソースがPMOSトランジスタM1と抵抗R1との接続ノードN3に接続され、ドレインが抵抗R3(第3抵抗)を介して第1駆動出力ノードN1に接続され、ゲートが抵抗R1、R2の接続ノードN4に接続されたPMOSトランジスタM2(第2絶縁ゲート電界効果トランジスタ)と、を具備している。
第2動作開始加速回路15は、ソースが基準電圧GNDの電圧端子21bに接続され、ドレインが抵抗R4および抵抗R5を介して第2駆動出力ノードN2に接続され、ゲートに入力信号TXD2が供給されるNMOSトランジスタM3と、ソースがNMOSトランジスタM3と抵抗R4との接続ノードN5に接続され、ドレインが抵抗R6を介して第2駆動出力ノードN2に接続され、ゲートが抵抗R4、R5の接続ノードN6に接続されたNMOSトランジスタM4と、を具備している。
第1動作終了可変回路16は、PMOSトランジスタM5(第3絶縁ゲート電界効果トランジスタ)と抵抗R7(第4抵抗)との直列回路を有し、PMOSトランジスタM5のソースが接続ノードN3に接続され、抵抗R7が接続ノードN4に接続され、PMOSトランジスタM5のゲートに選択信号Vsel1が供給されている。
第2動作終了可変回路17は、NMOSトランジスタM6と抵抗R8との直列回路を有し、NMOSトランジスタM6のソースが接続ノードN5に接続され、抵抗R8が接続ノードN6に接続され、NMOSトランジスタM6のゲートに選択信号Vsel2が供給されている。
出力バッファ回路13は、ダイオードD1を介して電圧端子21aと出力端子22aとの間に接続されたPMOSトランジスタM7と、ダイオードD2を介して電圧端子21bと出力端子22bとの間に接続されたNMOSトランジスタM8と、を具備している。
出力端子22aと出力端子22bとの間は終端抵抗RLで終端されている。出力端子22aは抵抗R9を介して、例えば電源電圧Vccの半分の電圧を有する電源23にプルアップされ、出力端子22bは抵抗R10を介して電源23にプルアップされている。出力端子22a、22bに、負荷として通信線路(図示せず)が接続される。
第1駆動制御回路11は、定電流I1で駆動されるカレントミラー回路と、このカレントミラー回路に並列接続され、入力信号TXD2に応じてカレントミラー回路の動作をオンまたはオフするためのスイッチ用NMOSトランジスタとを有している。
第2駆動制御回路12は、定電流I1と等しい定電流I2で駆動されるカレントミラー回路と、このカレントミラー回路に並列接続され、入力信号TXD1に応じてカレントミラー回路の動作をオンまたはオフするためのスイッチ用PMOSトランジスタとを有している。
図2はドライバ回路10の動作を示すタイミングチャートである。図2に示すように、初期状態として入力信号TXDが“H”レベルのとき、入力信号TXD1が“L”レベルなので、PMOSトランジスタM1がオンになるとともに、入力信号TXD2が“H”レベルなので、第1駆動制御回路11のスイッチ用NMOSトランジスタがオンになり、カレントミラー回路がオフされ、第1駆動出力ノードN1が“H”レベルになる。同様にして、第2駆動出力ノードN2が“L”レベルになる。
その結果、出力バッフア回路13のPMOSトランジスタM7およびNMOSトランジスタM8がオフになるので、出力端子21aの電圧CANH、出力端子21bの電圧CANLは等しくVcc/2になる。従って、その差である差動出力電圧Vdiffがゼロになる。
次に、時間t1で、入力信号が“H”レベルから“L”レベルになると、第1駆動出力ノードN1が“H”レベルから“L”レベルになり、第2駆動出力ノードN2が“L”レベルから“H”レベルになる。
その結果、PMOSトランジスタM7およびNMOSトランジスタM8がオンになるので、出力端子22aの電圧CANHはVccになるが、出力端子22bの電圧CANLはVcc/2で変わらない。従って、その差である差動出力電圧VdiffがゼロからVcc/2になる。
次に、時間t2で、入力信号が“L”レベルから“H”レベルになると、第1駆動出力ノードN1が“L”レベルから“H”レベルになり、第2駆動出力ノードN2が“H”レベルから“L”レベルになる。
その結果、PMOSトランジスタM7およびNMOSトランジスタM8がオフになるので、出力端子21aの電圧CANH、出力端子21bの電圧CANLはVcc/2になる。従って、その差である差動出力電圧VdiffがVcc/2からゼロになる。
ここで、PMOSトランジスタM7およびNMOSトランジスタM8がオン状態からオフ状態になるには、ゲートに蓄積されていた電荷の放電が開始されるまでの時間(立ち下がり動作開始遅延時間τ1)と、ゲートに蓄積されていた電荷の放電が開始されてからゲート電圧がしきい値近傍に達してMOSトランジスタがオフするまでの時間(立ち下がり動作終了時間τ2)を要するので、差動出力電圧Vdiffは出力波形に立下がりの傾斜(スロープ特性SL)を有している。
立ち下がり動作開始遅延時間τ1、立ち下がり動作終了時間τ2およびスロープ特性SLは、PMOSトランジスタM7およびNMOSトランジスタM8のゲートに接続されるゲート抵抗に依存している。
なお、PMOSトランジスタM7およびNMOSトランジスタM8がオフ状態からオン状態になるときも、立ち上がり開始遅延時間、立ち上がり動作終了時間およびスロープ特性が生じるが、その説明は省略する。
図3はドライバ回路10の要部である第1動作終了可変回路16および第1動作開始加速回路14の動作を示すタイミングチャートである。
図3に示すように、初期条件としてPMOSトランジスタM5のゲート信号Vg5が“L”レベルになるように選択信号Vselを設定すると、PMOSトランジスタM5がオン状態にあり、抵抗R7は抵抗R1に並列接続されている。
PMOSトランジスタM1のゲート信号Vg1が、“L”レベルなのでPMOSトランジスタM1はオン状態にある。PMOSトランジスタM2のゲート信号Vg2が、“H”レベルなのでPMOSトランジスタM2がオフ状態にある。
時間t1で入力信号TXDが“H”レベルから“L”レベルになると、PMOSトランジスタM1のゲート信号Vg1が“L”レベルから“H”レベルになり、PMOSトランジスタM1はオフ状態になるので、PMOSトランジスタM2のゲート信号Vg2が“H”レベルからスロープ特性を有して“L”レベルになる。しかし、PMOSトランジスタM1がオフ状態なのでPMOSトランジスタM2はオフ状態を維持している。
時間t2で入力信号TXDが“L”レベルから“H”レベルになると、ゲート信号Vg1が“L”レベルになり、PMOSトランジスタM1はオン状態になるので、PMOSトランジスタM2のゲート信号Vg2が“L”レベルからスロープ特性を有して“H”レベルになる。
このスロープの間だけ、PMOSトランジスタM2のゲート・ソース間信号Vgs2が“H”レベルになるので、PMOSトランジスタM2がオン状態になり、抵抗R3が接続ノードN3と第1駆動出力ノードN1に並列接続される。
その結果、PMOSトランジスタM7のゲートに接続されるゲート抵抗Rg7は、PMOSトランジスタM1がオン状態で、PMOSトランジスタM2がオン状態のとき(t2〜t3)にRa1=((R1//R7)+R2)//R3になり、PMOSトランジスタM2がオフのとき(t3<)にRb1=(R1//R7)+R2になる。
一方、ゲート電圧信号Vg5が“H”レベルになるように選択信号Vselを設定すると、PMOSトランジスタM5がオフ状態になるので、抵抗R7は抵抗R1から切り離された状態にある。
その結果、PMOSトランジスタM7のゲートに接続されるゲート抵抗Rg7は、PMOSトランジスタM1がオン状態で、PMOSトランジスタM2がオン状態のとき(t2〜t3)にRa2=(R1+R2)//R3になり、PMOSトランジスタM2がオフのとき(t3<)にRb2=R1+R2になる。
従って、選択信号Vselにより、その場でゲート抵抗Rg7の値を可変することが可能である。
図4はドライバ回路の要部の特性であるゲート抵抗Rg7をまとめて示す図で、図4(a)はPMOSトランジスタM5がオンの時のゲート抵抗Rg7を示す図、図4(b)はPMOSトランジスタM5がオフの時のゲート抵抗Rg7を示す図である。
第2動作終了可変回路17および第2動作開始加速回路15の動作を示すタイミングチャート、NMOSトランジスタM8のゲートに接続されるゲート抵抗Rg8についても同様であり、その説明は省略する。
図5はドライバ回路10の差動出力信号Vdiffの立ち下りのスロープ特性を示すタイミングチャートである。
図5に示すように、差動出力信号Vdiffの立ち下り動作の開始時間、即ちPMOSトランジスタM7およびNPMOSトランジスタM8がオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間は、ゲート抵抗Rg7をより低抵抗にすることにより早められるので、立ち下がり動作開始遅延時間をτ1aまたはτ1bに可変することが可能である。
PMOSトランジスタM5がオン状態のときに動作開始遅延時間がτ1aになり、オフ状態のときに動作開始遅延時間がτ1bとなる。
更に、差動出力信号Vdiffの立ち下りのスロープ特性、即ちPMOSトランジスタM7およびNPMOSトランジスタM8がオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間は、ゲート抵抗Rg7をより低抵抗にすることにより早められるので、立ち下がり動作終了時間をτ2aまたはτ2bに可変することが可能である。
PMOSトランジスタM5がオン状態のときに動作終了時間がτ2aとなり、オフ状態のときに動作終了時間がτ2bとなる。
以上説明したように、本実施例のドライバ回路10は、第1、第2動作開始加速回路14、15に付加される第1、第2動作終了可変回路16、17を具備している。
その結果、選択信号Vselに応じてPMOSトランジスタM7、NMOSトランジスタM8のゲートに接続されるゲート抵抗Rg7、Rg8の値を可変することができる。
従って、出力信号の立ち下がりのスロープ特性をその場で可変できる機能を有するドライバ回路が得られる。
ここでは、第1動作終了可変回路16の抵抗R7が接続ノードN4に接続されている場合について説明したが、第1駆動出力ノードN1に接続することもできる。
図6は抵抗R7が第1駆動出力ノードN1に接続された別のドライバ回路の要部を示す回路図で、図6(a)はその回路図、図6(b)はゲート抵抗Rg7を示す図である。
図6に示すように、抵抗R7の一端が第1駆動出力ノードN1に接続され、PMOSトランジスタM5がオン状態のときに、抵抗R7の他端は接続ノードN3に接続されるので、ゲート抵抗Rg7は、t2〜t3でRa3=((R1+R2)//R3)//R7、t3<でRb3=(R1+R2)//R7になる。
これにより、ゲート抵抗Rg7は、t2〜t3でRa3<Ra1<Ra2、t3<でRb3<Rb1<Rb2となり、可変範囲を広げることができる利点がある。第2動作終了可変回路17についても同様で有り、その説明は省略する。
更に、第1動作終了可変回路16はPMOSトランジスタM5と抵抗R7の直列回路である場合について説明したが、この直列回路を複数有し、選択信号に応じて任意の直列回路が選択されるようにしても良い。
図7は複数の直列回路を有する更に別のドライバ回路の要部を示す回路図である。図7に示すように、ドライバ回路50の第1動作終了可変回路51は、N個のPMOSトランジスタM51〜M5nとN個の抵抗R71〜R7nとが、それぞれ直列接続されたN個の直列回路を有し、N個の直列回路が並列接続されている。
PMOSトランジスタM51〜M5nのそれぞれのゲートに、デコーダ52を介して選択信号Vselが供給される。
選択信号Vselは、例えばいずれの直列回路を選択するかを示すシリアル信号である。デコーダ52は、例えばシリアル信号をパラレル信号に変換してNビットのパラレル信号にデコードすることにより、選択された直列回路のPMOSトランジスタに“L”レベルの信号を供給し、選択されなかった直列回路のPMOSトランジスタに“H”レベルの信号を供給する。選択される直列回路は1つでも複数でも構わない。
これにより、出力信号の立ち下がりのスロープ特性の可変範囲を更に広げることができるので、幅広い通信線路の伝送速度に応じた要求にその場で答えられる利点がある。第2動作終了可変回路17についても同様で有り、その説明は省略する。
出力バッファ回路13が差動型の出力バッファ回路である場合について説明したが、単一型の出力バッファ回路とすることも可能である。
その場合、出力バッファ回路13は第1駆動制御回路11で駆動されるPMOSトランジスタM7または第2駆動制御回路12で駆動されるNMOSトランジスタM8になり、それに第1動作開始加速回路14および第1動作終了可変回路16、または第2動作開始加速回路15および第2動作終了可変回路17が付加される。
出力バッファ回路13がPMOSトランジスタM7の場合、出力信号はVcc/2〜Vccになる。出力バッファ回路13がNMOSトランジスタM8の場合、出力信号は0〜Vcc/2になる。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 入力信号を受け、第1駆動出力ノードおよび第2駆動出力ノードから一対の第1および第2駆動信号を出力する第1駆動制御回路および第2駆動制御回路と、
前記一対の第1および第2駆動信号を受けて駆動されるPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタを有し、一対の第1および第2出力端子から差動出力信号を外部負荷に送出する差動出力型の出力バッファ回路と、
前記第1駆動制御回路に付加され、前記入力信号を受け、該入力信号の論理レベルが所定の方向に変化した時に前記PMOSトランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間を短縮する第1動作開始加速回路と、
前記第2の駆動制御回路に付加され、前記入力信号を受け、該入力信号の論理レベルが所定の方向に変化した時に前記NMOSトランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間を短縮する第2動作開始加速回路と、
前記第1動作開始加速回路に付加され、選択信号に応じて前記PMOSトランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間を可変する第1動作終了可変回路と、
前記第2動作開始加速回路に付加され、前記選択信号に応じて前記NMOSトランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間を可変する第2動作終了可変回路と、
を具備するドライバ回路。
(付記2) 前記第1動作開始加速回路は、ソースが電源電圧端子に接続され、ドレインが第1抵抗および第2抵抗を介して前記第1駆動出力ノードに接続され、ゲートに前記入力信号が供給される第1PMOSトランジスタと、ソースが前記第1PMOSトランジスタと前記第1抵抗との接続ノードに接続され、ドレインが第3抵抗を介して前記第1駆動出力ノードに接続され、ゲートが前記第1、第2抵抗の接続ノードに接続された第2PMOSトランジスタと、を具備する付記1に記載のドライバ回路。
(付記3) 前記第2動作開始加速回路は、ソースが基準電圧端子に接続され、ドレインが第4抵抗および第5抵抗を介して前記第2駆動出力ノードに接続され、ゲートに前記入力信号が供給される第3NMOSトランジスタと、ソースが前記第3NMOSトランジスタと前記第4抵抗との接続ノードに接続され、ドレインが第6抵抗を介して前記第2駆動出力ノードに接続され、ゲートが前記第4、第5抵抗の接続ノードに接続された第4NMOSトランジスタと、を具備する付記1に記載のドライバ回路。
(付記4) 前記第1動作終了可変回路は、第5PMOSトランジスタと第7抵抗との直列回路を有し、前記第5PMOSトランジスタのソースが前記第1PMOSトランジスタと前記第1抵抗との接続ノードに接続され、前記第7抵抗が前記第1、第2抵抗の接続ノードに接続され、前記第5PMOSトランジスタのゲートに前記選択信号が供給される付記1に記載のドライバ回路。
(付記5) 前記第2動作終了可変回路は、第6NMOSトランジスタと第8抵抗との直列回路を有し、前記第6NMOSトランジスタのソースが前記第3NMOSトランジスタと前記第4抵抗との接続ノードに接続され、前記第8抵抗が前記第4、第5抵抗の接続ノードに接続され、前記第6NMOSトランジスタのゲートに前記選択信号が供給される付記1に記載のドライバ回路。
(付記6) 前記出力バッファ回路は、前記電源電圧端子と前記第1出力端子との間に、第1ダイオードを介して接続された第7PMOSトランジスタと、前記基準電圧端子と前記第2出力端子との間に、第2ダイオードを介して接続された第8NMOSトランジスタと、を具備する付記1に記載のドライバ回路。
10、50 ドライバ回路
11、12 第1、第2駆動制御回路
13 出力バッファ回路
14 第1動作開始加速回路
15 第2動作開始加速回路
16、51 第1動作終了可変回路
17 第2動作終了可変回路
18 入力信号調整回路
19 選択信号調整回路
20a、20b 信号端子
21a、21b 電圧端子
22a、22b 出力端子
23 電源
TXD、TXD1、TXD2 入力信号
N1 第1駆動出力ノード
N2 第2駆動出力ノード
N3、N4、N5、N6 接続ノード
V1 第1駆動信号
V2 第2駆動信号
Vsel、Vsel1、Vsel2 選択信号
Vdiff 差動出力信号
M1、M2、M5、M7、M52、M5n PMOSトランジスタ
M3、M4、M6、M8 NMOSトランジスタ
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R6、R7、R8、R9、R10、R72、R7n 抵抗
D1、D2 ダイオード
RL 終端抵抗
τ1 立ち下がり動作開始遅延時間
τ2 立ち下がり動作終了時間
SL 立ち下がりスロープ特性
52 デコーダ

Claims (5)

  1. 入力信号を受け、駆動出力ノードから駆動信号を出力する駆動制御回路と、
    前記駆動信号を受けて駆動される絶縁ゲート電界効果トランジスタを有し、出力信号を外部負荷に送出する出力バッファ回路と、
    前記駆動制御回路に付加され、前記入力信号を受け、該入力信号の論理レベルが所定の方向に変化した時に前記絶縁ゲート電界効果トランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の開始時間を短縮する動作開始加速回路と、
    前記動作開始加速回路に付加され、選択信号に応じて前記絶縁ゲート電界効果トランジスタがオン状態からオフ状態に変化する動作の終了時間を可変する動作終了可変回路と、
    を具備することを特徴とするドライバ回路。
  2. 前記動作開始加速回路は、
    第1電極が電圧端子に接続され、第2電極が第1抵抗および第2抵抗を介して前記駆動出力ノードに接続され、ゲートに前記入力信号が供給される第1絶縁ゲート電界効果トランジスタと、
    第1電極が前記第1絶縁ゲート電界効果トランジスタと前記第1抵抗との接続ノードに接続され、第2電極が第3抵抗を介して前記駆動出力ノードに接続され、ゲートが前記第1、第2抵抗の接続ノードに接続された第2絶縁ゲート電界効果トランジスタと、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のドライバ回路。
  3. 前記動作終了可変回路は、第3絶縁ゲート電界効果トランジスタと第4抵抗との直列回路を有し、前記第3絶縁ゲート電界効果トランジスタの第1電極が前記第1絶縁ゲート電界効果トランジスタと前記第1抵抗との接続ノードに接続され、前記第4抵抗が前記第1、第2抵抗の接続ノードに接続され、前記第3絶縁ゲート電界効果トランジスタのゲートに前記選択信号が供給されることを特徴とする請求項1に記載のドライバ回路。
  4. 前記動作終了可変回路は、前記直列回路を複数有し、前記選択信号に応じて任意の前記直列回路が選択されることを特徴とする請求項3に記載のドライバ回路。
  5. 前記第3絶縁ゲート電界効果トランジスタの第2電極が、前記第4抵抗を介して前記駆動出力ノードに接続されていることを特徴とする請求項3に記載のドライバ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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