JP2010218331A - 自動取引装置、自動取引システムおよび画面表示方法 - Google Patents

自動取引装置、自動取引システムおよび画面表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取引情報を容易に閲覧可能とすること。
【解決手段】通信部11は、取引用媒体20が備える無線タグ21に記憶された金融取引の内容に関する取引情報を、無線タグ21との通信により読み取る。表示制御部13は、通信部11による通信が行われているか否かを判定する。表示制御部13は、通信が行われていないと判定すると所定の通常取引画面を表示部12に表示させ、通信が行われていると判定すると通信部11が読み取った取引情報を含む取引情報確認画面を表示部12に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、金融取引を行う自動取引装置、自動取引システムおよび自動取引装置の画面表示方法に関する。
従来、金融機関の店舗、小売店および公共施設などに貨幣(紙幣および硬貨)の入出金や振込といった金融取引を行う自動取引装置(ATM:Automated Teller Machine)が設置されている。
ATMでの取引処理には、顧客が保有する取引用媒体(キャッシュカードや預金通帳)が用いられる。キャッシュカードや預金通帳には、例えば磁気ストライプが設けられ、顧客の口座番号が記録される。ATMは、顧客が提示したキャッシュカードなどの磁気ストライプを読み取ることで、取引対象の口座番号を特定できる。
また、近年では、キャッシュカードや預金通帳にIC(Integrated Circuit)チップを設けるものもある(例えば、特許文献1,2,3,4参照)。ICチップ上の記憶部には、例えば顧客の口座番号や取引履歴が記録される。これにより、磁気ストライプに変えてICチップから読み取った情報により顧客の口座番号を特定できる。また、磁気ストライプに記録された情報をICチップに記録された情報で修復することが考えられている。更に、取引履歴を顧客の所有するコンピュータ上で閲覧可能とすることが考えられている。
特開2001−266221号公報 特開2003−132228号公報 特開2003−196621号公報 特開2005−165916号公報
しかし、ATMにて残高や取引履歴の照会などを行う場合、顧客は、キャッシュカードなどをATMに挿入し、所定の取引選択のための操作入力を行う必要がある。このため、情報の照会までに手間が掛かり時間を要するという問題がある。
また、インターネットバンキングの利用者は残高や取引履歴を照会する場合、パソコンなどインターネットと接続する環境が必要である。このため、残高や取引内容などの情報を照会するためには、パソコン等によりインターネットと接続する必要があり、手間がかかり時間を要するといった問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、取引情報を容易に閲覧可能とする自動取引装置、自動取引システムおよび画面表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、金融取引を行う自動取引装置が提供される。この自動取引装置は、通信部と表示制御部とを有する。通信部は、所定の取引用媒体が備える無線タグに記憶された金融取引の内容に関する取引情報を、無線タグとの通信により読み取る。表示制御部は、通信部による通信が行われているか否かを判定し、通信が行われていないと判定すると所定の通常取引画面を表示部に表示させ、通信が行われていると判定すると通信部が読み取った取引情報を含む取引情報確認画面を表示部に表示させる。
また、上記課題を解決するために、金融取引を行う自動取引システムが提供される。この自動取引システムは、管理装置と自動取引装置とを有する。管理装置は、顧客の口座に対する金融取引の内容を、顧客の口座を特定する顧客情報に対応付けて記録した取引履歴情報を記憶する取引履歴情報記憶部を備える。自動取引装置は、通信部、取引情報更新部および表示制御部を備える。通信部は、所定の取引用媒体が備える無線タグに記憶された金融取引の内容に関する取引情報および顧客情報を、無線タグとの通信により読み取る。取引情報更新部は、通信部が読み取った顧客情報に基づいて、取引履歴情報記憶部に記憶され顧客情報に対応する取引履歴情報を取得し、通信部が読み取った取引情報と取得した取引履歴情報との差分の情報を通信部を介して無線タグに格納する。表示制御部は、通信部による通信が行われているか否かを判定し、通信が行われていないと判定すると所定の通常取引画面を表示部に表示させ、通信が行われていると判定すると通信部が読み取った取引情報を含む取引情報確認画面を表示部に表示させ、この取引情報確認画面の表示中に取引情報更新部により無線タグが記憶する取引情報が更新されると、取引情報更新部が取得した差分の情報を取引情報確認画面に含めて表示部に表示させる。
また、上記課題を解決するために、上記自動取引装置と同様の処理を行う画面表示方法が提供される。
上記自動取引装置、自動取引システムおよび画面表示方法によれば、取引情報を容易に確認可能とすることができる。
自動取引装置を示す図である。 第1の実施の形態の自動取引装置の外観を示す図である。 第1の実施の形態の自動取引装置のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施の形態のキャッシュカードのハードウェア構成を示す図である。 第1の実施の形態の各装置の機能構成を示す図である。 第1の実施の形態の口座番号管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 第1の実施の形態の取引履歴テーブルのデータ構造例を示す図である。 第1の実施の形態の口座情報管理テーブルのデータ構造例を示す図である。 第1の実施の形態の通常取引画面の表示例を示す図である。 第1の実施の形態の取引履歴照会画面の表示例を示す図である。 第1の実施の形態の取引履歴表示処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の取引画面の切り替え処理を示す模式図である。 第1の実施の形態の通常取引処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の各装置の機能構成を示す図である。 第2の実施の形態の通常取引処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、自動取引装置を示す図である。自動取引装置10は、通信部11、表示部12および表示制御部13を有する。
通信部11は、取引用媒体20が備える無線タグ21に記憶されており金融取引の内容を記録した取引情報を、無線タグ21との通信により読み取る。ここで、取引情報とは、取引用媒体20を所有する顧客の取引履歴や口座残高を含む情報である。通信部11と無線タグ21との通信は、無線タグ21が通信部11と通信可能な距離に配置されると開始される。通信部11は、例えば、自動取引装置10に設けられ顧客の操作入力を受け付ける操作パネルの周辺部に設けられる。
表示部12は、自動取引装置10において可能な金融取引を行うための所定の画面インタフェースを表示する。
表示制御部13は、通信部11による通信が行われているか否かを判定する。表示制御部13は、通信部11による通信が行われていないと判定すると所定の通常取引画面を表示部12に表示させる。また、表示制御部13は、通信部11での通信が行われていると判定すると通信部11が無線タグ21から読み取った取引情報を含む取引情報確認画面を表示部12に表示させる。なお、表示制御部13は、通信部11による通信が行われているか否かを、例えば、通信部11が無線タグ21に対してデータを送受信中であるか否かを検出することで判定することができる。また、例えば、通信部11と無線タグ21との間で所定のポーリングが行われているか否かを検出することで判定することができる。
取引用媒体20は、顧客が所有し、自動取引装置10で可能な金融取引を行うために用いられる。取引用媒体20は、例えば、キャッシュカードや預金通帳である。取引用媒体20は、通信部11と通信を行う無線タグ21を有する。無線タグ21は、例えば、非接触ICタグやRFID(Radio Frequency IDentification)タグである。無線タグ21は、取引情報記憶部21aおよび通信部21bを有する。
取引情報記憶部21aは、取引情報を記憶する。
通信部21bは、通信部11と通信を行う。通信部21bは、通信部11からの要求に応じて取引情報記憶部21aに記憶された取引情報を読み出して、通信部11に送信する。
自動取引装置10によれば、通信部11により、取引用媒体20が備える無線タグ21と通信が行われ、無線タグ21に記憶された取引情報が読み取られる。表示制御部13により、通信部11で無線タグ21との通信が行われているか否かが判定される。そして、表示制御部13により通信が行われていないと判定されると、所定の通常取引画面が表示部12に表示される。また、表示制御部13により通信が行われていると判定されると、通信部11が読み取った取引情報を含む取引情報確認画面が表示部12に表示される。
このように、通信部11と取引用媒体20との通信が開始されると、通常取引画面から取引情報確認画面に表示部12の表示内容が表示制御部13により切り替えられる。ここで、通信は、通信部11に対して顧客が取引用媒体20が通信可能な距離内に入った場合に開始される。このため、顧客は、取引用媒体20を通信部11にかざすなどを行なうだけで表示部12で取引情報確認画面を参照することができる。すなわち、取引用媒体20を自動取引装置10に挿入する、取引選択のための所定の操作入力を行うなどの手間がなくなり、取引情報を容易に確認することが可能となる。また、取引情報の確認に際して、顧客の口座情報を管理する管理装置との通信が発生しないため、顧客は短時間で取引情報の確認を開始することができる。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態の自動取引装置の外観を示す図である。自動取引装置100は、金融機関の店舗、小売店および公共施設(駅や空港)などに設置される。自動取引装置100は、ATMとも呼ばれる。自動取引装置100は、紙幣ユニット101、硬貨ユニット102、通帳ユニット103、カードユニット104、レシートユニット105、タッチパネル106、ディスプレイ107(図2では図示せず)、タグR/W(Reader / Writer)108を有する。
紙幣ユニット101は、紙幣の出入、計数、収納を行う。紙幣ユニット101は、紙幣出入口を備えている。紙幣出入口は、通常時には紙幣が設置できないようカバーで覆われ閉塞されている。紙幣ユニット101は、預入の取引などで紙幣の回収が必要になると紙幣出入口を開放する。そして、紙幣ユニット101は、顧客により紙幣出入口に投入された紙幣を回収して計数し、収納する。また、紙幣ユニット101は、払出しの取引などで紙幣の放出が必要になると紙幣出入口を開放する。そして、紙幣ユニット101は、紙幣出入口に紙幣を放出して保持する。顧客は、紙幣出入口に放出された紙幣を抜き取る。
硬貨ユニット102は、硬貨の出入、計数、収納を行う。硬貨ユニット102は、硬貨出入口を備えている。硬貨出入口は、通常時には硬貨が設置できないようカバーで覆われ閉塞されている。硬貨ユニット102は、預入の取引などで硬貨の回収が必要になると硬貨出入口を開放する。そして、硬貨ユニット102は、顧客により効果出入口に投入された硬貨を回収して計数し、収納する。また、硬貨ユニット102は、払出しの取引などで紙幣の放出が必要になると硬貨出入口を開放する。そして、硬貨ユニット102は、硬貨出入口に紙幣を放出して保持する。顧客は、貨幣出入口に放出された硬貨を取り出す。
紙幣ユニット101および硬貨ユニット102による上記動作により、顧客は自身の口座から現金を引き出すことができる。
通帳ユニット103は、預金通帳の出入、印字を行う。通帳ユニット103は、通帳出入口を備えている。通帳ユニット103は、通帳出入口に顧客により投入された預金通帳を回収する。そして、通帳ユニット103は、回収した預金通帳に取引に応じた内容を印字して、通帳出入口に放出して保持する。顧客は、通帳出入口に放出された預金通帳を抜き取る。
カードユニット104は、キャッシュカード200の出入、キャッシュカード200が備えるMS(Magnetic Stripe)部や無線タグ部の読み取りを行う。カードユニット104は、カード出入口を備えている。カードユニット104は、カード出入口に顧客により投入されたキャッシュカード200を回収する。そして、カードユニット104は、キャッシュカード200から読み取った情報に基づいて取引を行い、キャッシュカード200をカード出入口に放出して保持する。顧客は、カード出入口に放出されたキャッシュカード200を抜き取る。
レシートユニット105は、取引内容や顧客の残高などを示したレシートの放出を行う。レシートユニット105は、レシート放出口を備えている。レシートユニット105は、取引に応じて発行されたレシートをレシート放出口に放出して保持する。顧客は、レシート放出口に放出されたレシートを抜き取る。
タッチパネル106は、タッチ操作を検出する。顧客は、指でタッチパネル106にタッチすることができる。また、顧客は、タッチペンなどのポインティングデバイスを用いてタッチパネル106にタッチすることもできる。タッチパネル106に対するタッチ操作があると、指などの物が接触している位置が検出される。
ディスプレイ107は、金融取引を行うためのインタフェース画面を表示する。ディスプレイ107は、タッチパネル106の下層に位置している。ディスプレイ107の表示する画像は、タッチパネル106を透過して、自動取引装置100の前面から視認可能である。顧客は、ディスプレイ107によって表示された画像を見ながら、タッチパネル106に対するタッチ操作を行える。
タグR/W108は、キャッシュカード200が備える無線タグ部と通信を行う。タグR/W108は、コイルアンテナを備えており、キャッシュカード200の無線タグ部が備えるコイルアンテナと磁束結合して電磁誘導により無線タグ部に給電して通信を行う。タグR/W108は、キャッシュカード200の無線タグ部からの受信信号に所定の復調・復号処理を施してデータを読み出す。また、タグR/W108は、無線タグ部に送信するデータに符号化・変調処理を施して送信信号を生成しコイルアンテナを介して無線タグ部に出力する。なお、タグR/W108とキャッシュカード200との間の通信可能距離は、例えば数センチメートル〜数十センチメートル程度に予め設定される。
タグR/W108は、自動取引装置100の顧客側の筐体側面に設けられる。このような配置とすると、顧客はキャッシュカード200をかざす際に、常に手で保持することとなるので、置き忘れを防止できる。ただし、タグR/W108は、タッチパネル106の操作面と同じ面に設けられてもよく、顧客の操作性を考慮して最も適した場所に配置することが望ましい。
図3は、第1の実施の形態の自動取引装置のハードウェア構成を示す図である。自動取引装置100は、紙幣ユニット101、硬貨ユニット102、通帳ユニット103、カードユニット104、レシートユニット105、タッチパネル106、ディスプレイ107、タグR/W108、CPU(Central Processing Unit)109、メモリ110、レシートプリンタ111および通信用インタフェース112を有する。紙幣ユニット101、硬貨ユニット102、通帳ユニット103、レシートユニット105、タッチパネル106、ディスプレイ107およびタグR/W108に関しては、図2で同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、その説明を省略する。
カードユニット104は、タグR/W104aおよびMSリーダ104bを有する。
タグR/W104aは、タグR/W108と同様にカードユニット104に挿入されたキャッシュカード200の無線タグ部と通信を行う。タグR/W104aは、キャッシュカード200の無線タグ部からデータを読み出す、あるいは無線タグ部にデータを書き込む。
MSリーダ104bは、磁気ヘッドを備えておりキャッシュカード200のMS部の読み取りを行う。
CPU109は、自動取引装置100全体の動作を制御する。具体的には、CPU109は、自動取引装置100の起動時およびその後必要に応じて、メモリ110からプログラムやデータを読み出し、実行する。CPU109は、例えば、タッチパネル106から取得するデータに基づいて、顧客が所望の取引を開始する。また、CPU110は、例えば、紙幣ユニット101、硬貨ユニット102、通帳ユニット103、カードユニット104から取得するデータや通信用インタフェース112を介して管理サーバ300から取得するデータに基づいて、取引処理を実行する。更に、CPU109は、例えば、取引結果に応じてレシートプリンタ111やレシートユニット105にレシートの発行を実行させる。
メモリ110は、CPU109が実行するプログラムや処理に用いるデータを記憶する。メモリ110には、金融取引機能や表示制御機能を実現する各種プログラムが予め格納されている。
レシートプリンタ111は、レシートを印刷するためのものである。レシートプリンタ111は、レシートの印刷のほか、金融機関で管理されるジャーナルと呼ばれる取引記録の印刷にも用いられる。また、レシートプリンタ111は、ディスプレイ107に表示された画面の表示内容の印刷にも用いられる。
通信用インタフェース112は、ネットワーク30と接続され、ネットワーク30を介して管理サーバ300を含む他の情報処理装置とデータ通信を行う。管理サーバ300は、顧客の情報を一元管理するコンピュータである。管理サーバ300は、CPUやメモリを備えている。管理サーバ300のメモリ上には、顧客の口座を管理する口座情報が格納されている。
図4は、第1の実施の形態のキャッシュカードのハードウェア構成を示す図である。キャッシュカード200は、無線タグ部210およびMS(Magnetic Stripe)部220を有する。
無線タグ部210は、タグR/W104aからの電磁誘導による給電を受けて、タグR/W104aと通信を行う。または、無線タグ部210は、タグR/W108からの電磁誘導による給電を受けて、タグR/W108と通信を行う。無線タグ部210は、制御部211、メモリ212、通信部213およびコイルアンテナ214を有する。
制御部211は、無線タグ部210全体を制御する。
メモリ212は、制御部211が実行するプログラムや処理に用いるデータを記憶する。
通信部213は、制御部211から取得する送信対象データに所定の符号化・変調処理を施した送信信号をコイルアンテナ214に出力する。また、通信部213は、コイルアンテナ214から取得する受信信号に所定の復調・復号処理を施して制御部211に出力する。
コイルアンテナ214は、タグR/W104a,108のコイルアンテナと電磁結合して電磁誘導による給電を受け、データ通信するためのアンテナである。
なお、以降の説明では、無線タグ部210とタグR/W104a,108との間の通信を電磁誘導により行う場合を例示するが、このような構成に限らない。例えば、タグR/W104a,108は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電磁波を空間に放射して、無線タグ部210への給電および無線タグ部210とのデータを通信を行うものでもよい。この場合、無線タグ部210には、この電磁波を受信可能に形成されたダイポールアンテナなどがコイルアンテナ214に替えて設けられる。
MS部220は、口座番号などの顧客情報が磁気的に記録されている。MS部220に記録されたデータは、MSリーダ104bにより読み取られる。
図5は、第1の実施の形態の各装置の機能構成を示す図である。自動取引装置100は、カードユニット104、タッチパネル106、ディスプレイ107、タグR/W108、取引情報取得部120、表示制御部130、取引処理部140、通常取引画面表示制御部150を有する。なお、カードユニット104、タッチパネル106、ディスプレイ107およびタグR/W108に関しては、図2で同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、その説明を省略する。
また、取引情報取得部120、表示制御部130、取引処理部140および通常取引画面表示制御部150は、CPU109が所定のプログラムを実行することで実現される。ただし、これらの機能のうち、少なくとも一部または全部を専用のハードウェアで実現してもよい。
取引情報取得部120は、キャッシュカード200がタグR/W108と通信可能な位置に顧客によってかざされた場合、タグR/W108が無線タグ部210から読み出した顧客情報と取引情報とを取得する。取引情報取得部120は、タグR/W108から取得した取引情報を表示制御部130に出力する。また、取引情報取得部120は、取得した顧客情報に基づいて、管理サーバ300に該当の顧客の口座情報を問い合わせる。なお、口座情報には、最新の取引情報が含まれている。このため、取引情報取得部120は、無線タグ部210から取得した取引情報に含まれる情報よりも新しい情報を管理サーバ300から取得した場合には、最新の内容を表示制御部130に出力する。また、この場合、取引情報取得部120は、無線タグ部210に記憶された取引情報を最新の内容で更新するようタグR/W108に指示する。
また、取引情報取得部120は、キャッシュカード200がカードユニット104に顧客によって挿入された場合には、タグR/W104aが無線タグ部210から読み出した顧客情報と取引情報とを取得する。この場合にも、取引情報取得部120は、取得した顧客情報に基づいて、管理サーバ300に該当の顧客の口座情報を問い合わせる。そして、取引情報取得部120は、無線タグ部210に記憶された取引情報が古い場合には、無線タグ部210に記憶された取引情報を最新の内容で更新するようタグR/W104aに指示する。
表示制御部130は、取引情報取得部120から取得する取引情報に基づいて、ディスプレイ107に取引履歴参照画面を表示させる。また、表示制御部130は、取引履歴参照画面に対する操作入力を受け付けて、必要に応じて取引履歴参照画面の表示を変更する。
取引処理部140は、カードユニット104にキャッシュカード200が挿入されると、タグR/W104aが無線タグ部210から読み出した顧客情報を取得する。また、取引処理部140は、タッチパネル106から顧客の所定の操作入力により入力される暗証番号を取得する。取引処理部140は、取得した顧客情報と暗証番号とにより、管理サーバ300での認証を受ける。取引処理部140は、管理サーバ300で認証されると、顧客が所望する金融取引の続行や管理サーバ300が管理する口座情報全体に対するアクセスおよび更新が可能となる。その後、取引処理部140は、タッチパネル106に対する顧客の所定の操作入力に応じた所定の通常取引処理を実行する。ここで、通常取引とは、入出金や振込などの一般的な取引処理を指す。
通常取引画面表示制御部150は、取引処理部140から取得する口座情報に基づいて、ディスプレイ107に通常取引処理に用いる通常取引画面を表示させる。
キャッシュカード200は、無線タグ部210を有する。無線タグ部210は、顧客情報記憶部230、取引情報記憶部240および通信処理部250を有する。
顧客情報記憶部230は、口座番号を特定するための情報を含む顧客情報を記憶する。
取引情報記憶部240は、顧客の口座を対象とした金融取引の履歴を含む取引情報が記憶される。
通信処理部250は、タグR/W104a,108から受信する読み出し要求に応じて顧客情報記憶部230に記憶された顧客情報や取引情報記憶部240に記憶された取引情報をタグR/W104a,108に送信する。また、通信処理部250は、タグR/W104a,108から受信する書き込み要求に応じて、取引情報記憶部240に記憶された取引情報を更新する。
管理サーバ300は、口座情報記憶部310および口座情報管理部320を有する。
口座情報記憶部310は、顧客の金融取引の履歴を含む口座情報を記憶する。
口座情報管理部320は、取引処理部140から受信する顧客情報と暗証番号とに基づいて、現在金融取引を行おうとしている人物がキャッシュカード200を所有する正当な顧客であるかの認証を行う。また、口座情報管理部320は、認証OKである場合、自動取引装置100で指定される金融取引に応じて口座情報記憶部310に記憶された口座情報へのアクセスおよび更新を許可する。
また、口座情報管理部320は、取引情報取得部120から受信する顧客情報に基づいて、口座情報記憶部310に記憶された口座情報に含まれる取引履歴データを取得し、取引情報取得部120に送信する。口座情報管理部320は、このように口座情報記憶部310に記憶された取引履歴データの読み出しのみに関しては、暗証番号などによる認証を行うことを要しない。ただし、暗証番号などによる認証を行うこととしてもよい。
図6は、第1の実施の形態の口座番号管理テーブルのデータ構造例を示す図である。口座管理テーブル231は、顧客情報記憶部230に格納される。口座管理テーブル231には、銀行コードを示す項目、支店コードを示す項目および口座番号を示す項目が設けられている。各項目の情報同士が互いに関連付けられて、1つの口座に関する情報を示す。
銀行コードを示す項目には、銀行を識別するコードが設定される。支店コードを示す項目には、該当の銀行の支店を識別するコードが設定される。口座番号を示す項目には、該当の銀行、支店における口座番号が設定される。
口座管理テーブル231には、例えば、銀行コードが“999”、支店コードが“100”、口座番号が“1234567”という情報が設定される。これは、キャッシュカード200が、銀行コード“999”で示される銀行の支店コード“100”で示される支店における口座番号“1234567”に対応するものであることを示している。
図7は、第1の実施の形態の取引履歴テーブルのデータ構造例を示す図である。取引履歴テーブル241は、取引情報記憶部240に格納される。取引履歴テーブル241には、取引日付を示す項目、取引時間を示す項目、取引区分を示す項目、取引先を示す項目、取引額を示す項目および残高を示す項目が設けられている。各項目の情報同士が互いに関連付けられて、1つの取引に関する情報を示す。
取引日付を示す項目には、取引が行われた日付が設定される。取引時間を示す項目には、取引が行われた時間が設定される。取引区分を示す項目には、取引の内容を表す区分が設定される。取引先を示す項目には、自口座と取引を行った取引先が設定される。取引額を示す項目には、取引によって生じた残高の増減金額が設定される。残高を示す項目には、該当の取引後の口座残高が設定される。
取引履歴テーブル241には、例えば、取引日付が“2009/02/14”、取引時間が“12:32:33”、取引区分が“残高照会”、取引先が“本人”、取引額が“−”(ハイフン)、残高が“2,000,000”という情報が設定される。これは、“2009/02/14”の“12:32:33”に“本人”により“残高照会”が行われており、このときの残高が“2,000,000”円であったことを示している。なお、残高照会では、入出金が発生しないため、取引額は“−”となる。
また、取引履歴テーブル241には、例えば、取引日付が“2009/2/13”、取引時間が“16:10:28”、取引区分が“入金”、取引先が“A会社”、取引額が“100,000”、残高が“2,000,000”という情報が設定される。これは、該当日の該当時刻に“A会社”から“100,000”円の入金があったことを示しており、その結果、残高が“2,000,000”円となったことを示している。
なお、取引区分が“出金”や取引先への“振込”である場合には、取引額がマイナス表記となり、その分、口座残高から減額されたことを示す。
図8は、第1の実施の形態の口座情報管理テーブルのデータ構造例を示す図である。口座情報管理テーブル311,312,313,・・・は、各顧客が所有するキャッシュカードの口座番号に対応付けられて、口座情報記憶部310に格納される。なお、口座情報管理テーブル311,312,313,・・・は、銀行コード“999”、支店コード“100”で特定される銀行の店舗に対応付けられているものとする。以下では、口座情報管理テーブル311に関して説明するが、口座情報管理テーブル312,313,・・・に関しても同様の構成である。
口座情報管理テーブル311には、取引日付を示す項目、取引時間を示す項目、取引区分を示す項目、取引先を示す項目、取引額を示す項目および残高を示す項目が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、1つの取引に関する情報を示す。
取引日付を示す項目には、取引が行われた日付が設定される。取引時間を示す項目には、取引が行われた時間が設定される。取引区分を示す項目には、取引の内容を表す区分が設定される。取引先を示す項目には、自口座と取引を行った取引先が設定される。取引額を示す項目には、取引によって生じた残高の増減金額が設定される。残高を示す項目には、該当の取引後の口座残高が設定される。このように、口座情報管理テーブル311には、これら各項目で示される取引履歴データが含まれる。口座情報管理テーブル311には、該当の口座における取引が発生するたびに新しいレコードが時系列に追加される。
口座情報管理テーブル311には、例えば、取引日付が“2009/2/17”、取引時間が“11:02:51”、取引区分が“入金”、取引先が“B会社”、取引額が“300,000”、残高が“2,200,000”という情報が設定される。これは、“2009/2/17”の“11:02:51”に“B会社”より“入金”が行われており、その結果、口座残高が“2,200,000”円となったことを示している。
図9は、第1の実施の形態の通常取引画面の表示例を示す図である。通常取引画面151は、通常取引画面表示制御部150によりディスプレイ107に表示される。通常取引画面151は、顧客が操作入力することで、所望する金融取引を選択可能なように、複数の金融取引に応じたボタンが設けられている。通常取引画面151は、顧客の操作入力を待ち受けるための画面であり、取引が開始される前にもディスプレイ107に表示されている画面である。
取引処理部140は、タッチパネル106を介して通常取引画面151に対する顧客のタッチ操作を受け付け、管理サーバ300と連携して該当の金融取引を開始する。また、通常取引画面表示制御部150は、その金融取引の進行に応じて、通常取引画面151の内容を変更する。例えば、顧客が入金を選択した場合には、顧客に対して貨幣の入金を促す誘導画面をディスプレイ107に表示させる。また、例えば、顧客が出金を選択した場合には、顧客が出金金額を入力するための操作画面をディスプレイ107に表示させる。また、例えば、顧客が振込を選択した場合には、振込先の取引先口座番号の入力や振込金額の入力を促す誘導画面をディスプレイ107に表示させる。
図10は、第1の実施の形態の取引履歴照会画面の表示例を示す図である。取引履歴照会画面131,132は、表示制御部130により生成され、ディスプレイ107に表示される。
取引履歴照会画面131は、取引履歴表示部131a、スクロールバー131b、印刷ボタン131c、取引ボタン131dおよび通知部131eを有する。
取引履歴表示部131aは、取引情報記憶部240に記憶された取引履歴テーブル241の内容を表示する領域である。
スクロールバー131bは、取引履歴表示部131aの内容を上下にスクロールさせて、取引履歴表示部131aに収まりきらない他のレコードを表示させるための操作部である。
印刷ボタン131cは、取引履歴照会画面131の内容のレシートへの印字を指示するためのボタンである。表示制御部130は、タッチパネル106を介して印刷ボタン131cの押下を受け付けると、レシートプリンタ111に取引履歴照会画面131の内容を印字したレシートを発行させ、レシートユニット105から発行したレシートを放出させる。
取引ボタン131dは、通常取引画面151への遷移を指示するためのボタンである。表示制御部130は、タッチパネル106を介して取引ボタン131dの押下を受け付けると、取引履歴照会画面131の表示を中止する。その結果、通常取引画面表示制御部150による通常取引画面がディスプレイ107に表示される。
通知部131eは、取引履歴テーブル241の内容を口座情報記憶部310に記憶された口座情報管理テーブル311の内容に同期させていることを顧客に通知するためのインジケータである。
取引履歴照会画面132は、取引履歴テーブル241の内容を口座情報管理テーブル311の内容に同期させた後に、取引履歴照会画面131から遷移される画面である。取引履歴照会画面132は、取引履歴表示部132a、スクロールバー132b、印刷ボタン132c、取引ボタン132dおよび通知部132eを有する。
取引履歴表示部132aは、更新後の取引履歴テーブル241の内容を表示する領域である。
スクロールバー132bは、スクロールバー131bに対応する操作部である。
印刷ボタン132cは、印刷ボタン131cに対応するボタンである。
取引ボタン132dは、取引ボタン131dに対応するボタンである。
通知部132eは、取引履歴テーブル241の内容を口座情報管理テーブル311の内容に同期させる同期処理が完了したことを顧客に通知するためのインジケータである。
次に、以上のような構成を有する自動取引装置100の処理に関して説明する。
図11は、第1の実施の形態の取引履歴表示処理の手順を示すフローチャートである。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下の処理の開始時点では、自動取引装置100のディスプレイ107には通常取引画面151が表示されているものとする。
[ステップS11]タグR/W108は、キャッシュカード200が顧客によりかざされて通信可能な位置に配置されると、無線タグ部210からの信号を検知する。
[ステップS12]取引情報取得部120は、タグR/W108が無線タグ部210から読み出した信号に基づいて、顧客情報記憶部230に記憶された顧客情報と取引情報記憶部240に記憶された取引情報とを取得する。取引情報取得部120は、取得した取引情報を表示制御部130に出力する。
[ステップS13]表示制御部130は、取引情報取得部120から取得した取引情報に基づいて、取引履歴照会画面131を生成する。表示制御部130は、取引履歴照会画面131に最新データと同期中であることを通知する通知部131eを含める。
[ステップS14]表示制御部130は、ディスプレイ107の表示を通常取引画面151から取引履歴照会画面131に変更する。
[ステップS15]取引情報取得部120は、該当の顧客の口座情報に含まれる取引履歴データを口座情報管理部320に要求する。この要求には、顧客情報が含まれる。口座情報管理部320は、取引情報取得部120から取得した要求に基づき口座情報記憶部310に記憶された口座情報管理テーブル311を参照し、最新の取引履歴データを取引情報取得部120に送信する。
[ステップS16]取引情報取得部120は、口座情報管理部320から取得した取引履歴データと無線タグ部210から取得した取引情報とを比較して、取引情報に対する更新があるか否かを判定する。更新がある場合、処理がステップS17に移される。更新がない場合、処理がステップS19に移される。
[ステップS17]取引情報取得部120は、口座情報管理部320から取得した取引履歴データを表示制御部130に出力する。表示制御部130は、取引情報と取引履歴データとの差分を抽出して、この差分の情報を取引履歴表示部131aに表示させる。
[ステップS18]取引情報取得部120は、最新の取引履歴データを含む更新指示をタグR/W108に出力する。タグR/W108は、この更新指示を通信処理部250に送信する。通信処理部250は、取得した更新指示に応じて、取引情報記憶部240に記憶された取引履歴テーブル241を更新する。また、通信処理部250は、取引履歴テーブル241の更新が正常に完了すると、更新完了の通知をタグR/W108に送信する。取引情報取得部120は、タグR/W108から更新完了の通知を取得し、その旨を表示制御部130に通知する。
[ステップS19]表示制御部130は、通知部131e(“更新中”)を通知部132e(“更新完了”)に変更する。その結果、ディスプレイ107には、取引履歴照会画面132が表示される。また、これにより、取引情報の一連の更新処理が終了する。
[ステップS20]タグR/W108は、通信処理部250との間で所定のポーリングを開始する。このポーリングは、タグR/W108と無線タグ部210とが通信可能な距離に存在する間、継続される。これにより、タグR/W108は、所定のデータ通信完了後にもキャッシュカード200の存在を検知することができる。
[ステップS21]表示制御部130は、タグR/W108と無線タグ部210との間のポーリングが行われているか否かを判定する。ポーリングが行われている場合、処理がステップS22に移される。ポーリングが行われていない場合、処理がステップS23に移される。
[ステップS22]表示制御部130は、取引履歴照会画面132のディスプレイ107による表示を継続させる。そして、処理がステップS21に移される。
[ステップS23]表示制御部130は、ディスプレイ107の表示内容を取引履歴照会画面132から通常取引画面151に変更する。そして、処理が完了する。
このように、自動取引装置100は、タグR/W108と無線タグ部210との間の通信が行われている間、ディスプレイ107の表示内容を通常取引画面151から取引履歴照会画面131,132に変更する。
なお、上記ステップS12〜S19の処理の間にも顧客がキャッシュカード200を落としてしまうなどが原因で、タグR/W108がキャッシュカード200と通信が不可能となってしまい処理が中断する場合も考えられる。この場合、表示制御部130は、例えば、ディスプレイ107にキャッシュカード200を再度タグR/W108に促すよう指示する画面を表示する。そして、再度タグR/W108にキャッシュカード200がかざされたことを検知して、中断した処理を再開する。
また、上記ステップS20で示したポーリングは、所定のデータ通信完了後にタグR/W108がキャッシュカード200を検知する手段として説明したが、上記ステップS11でタグからの信号を検知したタイミングから開始されていてもよい。
図12は、第1の実施の形態の取引画面の切り替え処理を示す模式図である。(A)は、キャッシュカード200がタグR/W108から離れているために、無線タグ部210とタグR/W108との通信が行われない場合を例示している。この場合、ディスプレイ107には、通常取引画面表示制御部150により通常取引画面151が表示される。(B)は、キャッシュカード200がタグR/W108と通信可能な位置に配置され、無線タグ部210とタグR/W108との通信が行われている場合を例示している。この場合、ディスプレイ107の表示内容は、表示制御部130により通常取引画面151から取引履歴照会画面に変更される。ただし、無線タグ部210の取引情報の更新前は取引履歴照会画面131が表示され、更新処理の進行に伴って、取引履歴照会画面131から取引履歴照会画面132に遷移する。また、(B)の状態から、キャッシュカード200がタグR/W108から離されて(A)の状態となると、表示制御部130によりディスプレイ107の取引履歴照会画面の表示が終了される。その結果、ディスプレイ107の表示内容は、通常取引画面151に切り替わる。
このように、顧客は、キャッシュカード200を自動取引装置100が備えるタグR/W108にかざすのみで、自身の口座の取引履歴照会画面をディスプレイ107に表示させることができる。また、顧客は、キャッシュカード200をタグR/W108にかざすのをやめれば、通常取引画面151に戻ることができる。このため、顧客は、キャッシュカード200をカードユニット104に挿入し、タッチパネル106で所定の操作入力を行うなどの手間がなくなる。また、取引履歴の照会の際に、管理サーバ300との通信が発生しないため、短時間で取引履歴を照会できる。
また、このとき、自動取引装置100は管理サーバ300と連携して、取引内容に更新がある場合には、キャッシュカード200の無線タグ部210に記録された取引情報を更新する。このため、無線タグ部210が保有する取引情報を、取引情報の照会と同時に最新のものとすることができる。
なお、取引情報の更新は、タグR/W108にキャッシュカード200がかざされた場合だけでなく、顧客により通常の金融取引が行われる際にも行うことができる。以下では、このための処理手順を説明する。
図13は、第1の実施の形態の通常取引処理の手順を示すフローチャートである。以下、図13に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下の処理の開始時点では、自動取引装置100のディスプレイ107には通常取引画面151が表示されているものとする。
[ステップS31]カードユニット104は、顧客によるキャッシュカード200の挿入を受け付ける。
[ステップS32]タグR/W104aは、無線タグ部210からの信号を検知し、読み取りを行う。
[ステップS33]取引処理部140は、タグR/W104aが無線タグ部210から読み出した信号に基づいて、顧客情報記憶部230に記憶された顧客情報を取得する。また、取引情報取得部120は、タグR/W104aが無線タグ部210から読み出した信号に基づいて、顧客情報記憶部230に記憶された顧客情報と取引情報記憶部240に記憶された取引情報とを取得する。
[ステップS34]取引処理部140は、タッチパネル106に対する顧客の所定の操作入力を受け付け、金融取引の選択入力(入金、出金および振込などの選択入力)を受け付ける。なお、この選択入力の後、取引処理部140は、通常取引画面表示制御部150によりディスプレイ107に暗証番号の入力画面を表示させる。
[ステップS35]取引処理部140は、タッチパネル106に対する顧客の所定の操作入力を受け付け、顧客に付与された暗証番号を受け付ける。
[ステップS36]取引処理部140は、取得した顧客情報と暗証番号とを口座情報管理部320に送信し、認証を受ける。取引処理部140は、口座情報管理部320により認証OKとされると、管理サーバ300と連携して上記ステップS34で選択された通常取引処理を行う。
[ステップS37]取引処理部140は、金融取引処理の結果に応じて口座情報記憶部310に記憶された口座情報管理テーブル311を更新するよう口座情報管理部320に要求する。口座情報管理部320は、この要求に応じて口座情報管理テーブル311を更新し、更新完了の通知を取引処理部140に送信する。取引処理部140は、更新完了の通知を受け付ける。
[ステップS38]取引情報取得部120は、取引情報取得部120は、該当の顧客の口座情報に含まれる取引履歴データを口座情報管理部320に要求する。この要求には、上記ステップS33で取得した顧客情報が含まれる。口座情報管理部320は、取引情報取得部120から取得した要求に基づき口座情報記憶部310に記憶された口座情報管理テーブル311を参照し、最新の取引履歴データを取引情報取得部120に送信する。
[ステップS39]取引情報取得部120は、口座情報管理部320から取得した取引履歴データと無線タグ部210から取得した取引情報とを比較して、取引情報に対する更新があるか否かを判定する。更新がある場合、処理がステップS40に移される。更新がない場合、処理がステップS41に移される。
[ステップS40]取引情報取得部120は、最新の取引履歴データを含む更新指示をタグR/W104aに出力する。タグR/W104aは、この更新指示を通信処理部250に送信する。通信処理部250は、取得した更新指示に応じて、取引情報記憶部240に記憶された取引履歴テーブル241を更新する。また、通信処理部250は、取引履歴テーブル241の更新が正常に完了すると、更新完了の通知をタグR/W104aに送信する。取引情報取得部120は、タグR/W104aから更新完了の通知を取得する。
[ステップS41]取引処理部140は、通常取引の結果に応じて、紙幣ユニット101、硬貨ユニット102、通帳ユニット103、カードユニット104およびレシートユニット105から、貨幣やキャッシュカード200などの各種媒体を放出させる。そして、処理が完了する。
このように、自動取引装置100は、カードユニット104にキャッシュカード200が挿入されて、通常取引が行われる場合にも、キャッシュカード200が保有する取引情報を管理サーバ300で保有する取引履歴データに同期させる。これにより、自動取引装置100で行われた金融取引についても、その取引が行われた直後にキャッシュカード200に記録させることができる。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
第2の実施の形態の自動取引装置の外観、ハードウェア構成およびデータ構成は、図2〜4,6〜10に示した第1の実施の形態の自動取引装置100の外観、ハードウェア構成、機能構成およびデータ構成と同一であるため説明を省略する。
第2の実施の形態の自動取引装置は、第1の実施の形態の自動取引装置100とは通常取引処理の手順が異なる。具体的には、キャッシュカード200のMS部220に記録されたデータを読み取って、金融取引を行う。このとき、必要に応じてMS部220に記録されたデータを無線タグ部210に記録されたデータにより補完・修復可能とする。
以下では、このような自動取引装置に関して説明する。
図14は、第2の実施の形態の各装置の機能構成を示す図である。自動取引装置100aは、カードユニット104、ディスプレイ107、タグR/W108、取引情報取得部120、表示制御部130、取引処理部140、通常取引画面表示制御部150、MS読取情報取得部160および顧客情報補完部170を有する。なお、カードユニット104、ディスプレイ107、タグR/W108、取引情報取得部120、表示制御部130、取引処理部140および通常取引画面表示制御部150に関しては、図2,3,5で同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、その説明を省略する。また、図14では図5で示したタッチパネル106の図示を省略している。更に、取引情報取得部120、表示制御部130、取引処理部140、通常取引画面表示制御部150、MS読取情報取得部160および顧客情報補完部170の機能は、CPU109が所定のプログラムを実行することで実現される。ただし、これらの機能のうち、少なくとも一部または全部を専用のハードウェアで実現してもよい。
MS読取情報取得部160は、キャッシュカード200がカードユニット104に挿入されるとMSリーダ104bが読み取ったMS部220が保持する顧客情報を取得する。
ここで、MS部220は、外部磁界の影響を受けることで磁力が低下し、正常にデータを読み取れなくなることがある。このため、MSリーダ104bは、MS部220から読み取った信号が所定の電圧出力レベル以上となっているか、または、読み取った信号の復調などの過程で混入したジッタが所定のレベル以下であるかなどを判定し、MS部220から正常にデータを読み取ったか否かを判定する。MS読取情報取得部160は、MSリーダ104bから顧客情報と共に、この判定結果を取得する。そして、MS読取情報取得部160は、データが正常に読み取らなかった旨の判定結果を受け付けると、顧客情報補完部170に正常に読み取れなかった顧客情報の補完を要求する。
顧客情報補完部170は、MS読取情報取得部160からの顧客情報の補完の要求に応じて、取引情報取得部120に無線タグ部210の顧客情報記憶部230の情報を取得させる。そして、顧客情報補完部170は、取引情報取得部120から取得した顧客情報をMS読取情報取得部160に出力する。
キャッシュカード200は、無線タグ部210およびMS部220を有する。無線タグ部210に関しては、図5で同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、その説明を省略する。
MS部220は、顧客情報を磁気的に記憶する顧客情報記憶部260を有する。顧客情報記憶部260に記憶される顧客情報は、図6で説明した口座管理テーブル231と同一の内容である。
管理サーバ300は、口座情報記憶部310および口座情報管理部320を有する。なお、口座情報記憶部310および口座情報管理部320に関しては、図5で同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、その説明を省略する。
次に、以上のような構成を有する自動取引装置100aの処理に関して説明する。なお、自動取引装置100aの取引履歴表示処理の手順は、図11に示した第1の実施の形態の自動取引装置100の処理手順と同一であるため説明を省略する。
図15は、第2の実施の形態の通常取引処理の手順を示すフローチャートである。以下、図15に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS51]カードユニット104は、顧客によるキャッシュカード200の挿入を受け付ける。
[ステップS52]MSリーダ104bは、MS部220に記録された情報の読取を行う。このとき、MSリーダ104bは、MS部220から読み取った信号が所定の電圧出力レベル以上となっているか、または、読み取った信号の復調などの過程で混入したジッタが所定のレベル以下であるかなどを判定し、MS部220から正常にデータを読み取ったか否かを判定する。MSリーダ104bは、読み取った顧客情報と判定結果とをMS読取情報取得部160に出力する。
[ステップS53]MS読取情報取得部160は、MSリーダ104bから取得した判定結果が正常にデータを読み取れなかったこと(読取NG)を示しているか否かを判定する。読取NGである場合、処理がステップS54に移される。読取NGでない、すなわち、正常にデータを読み取れたと判定すると、MS読取情報取得部160は取得した顧客情報を取引処理部140に出力して、処理がステップS58に移される。
[ステップS54]MS読取情報取得部160は、顧客情報補完部170に顧客情報の補完を要求する。顧客情報補完部170は、この要求を受け付けると取引情報取得部120に対し、顧客情報記憶部230に記憶された顧客情報の読み出し指示を行う。
[ステップS55]取引情報取得部120は、タグR/W104bを介して顧客情報記憶部230に記憶された顧客情報を取得する。取引情報取得部120は、取得した顧客情報を顧客情報補完部170に出力する。
[ステップS56]顧客情報補完部170は、取引情報取得部120から取得した顧客情報をMS読取情報取得部160に出力する。MS読取情報取得部160は、顧客情報補完部170から取得した顧客情報で、MS部220から読み取った顧客情報の一部または全部を代替する。なお、一部のみの代替を可能とする場合、MSリーダ104bは上記ステップS52において顧客情報記憶部260に記憶された顧客情報に含まれるデータごとに、読み取りの正否を判定する。MS読取情報取得部160は、代替した顧客情報を取引処理部140に出力する。
[ステップS57]MS読取情報取得部160は、MSリーダ104bに代替したデータの顧客情報記憶部260への書き込みを指示する。MSリーダ104bは、この依頼に応じて顧客情報記憶部260に新たにデータを書き込む。これにより、MS部220の磁力が正常読み取り可能なレベルに回復される。
[ステップS58]取引処理部140は、タッチパネル106に対する顧客の所定の操作入力を受け付け、金融取引の選択入力(入金、出金および振込などの選択入力)を受け付ける。なお、この選択入力の後、取引処理部140は、通常取引画面表示制御部150によりディスプレイ107に暗証番号の入力画面を表示させる。
[ステップS59]取引処理部140は、タッチパネル106に対する顧客の所定の操作入力を受け付け、顧客に付与された暗証番号を受け付ける。
[ステップS60]取引処理部140は、取得した顧客情報と暗証番号とを口座情報管理部320に送信し、認証を受ける。取引処理部140は、口座情報管理部320により認証OKとされると、管理サーバ300と連携して上記ステップS58で選択された通常取引処理を行う。
[ステップS61]取引処理部140は、金融取引処理の結果に応じて口座情報記憶部310に記憶された口座情報管理テーブル311を更新するよう口座情報管理部320に要求する。口座情報管理部320は、この要求に応じて口座情報管理テーブル311を更新し、更新完了の通知を取引処理部140に送信する。取引処理部140は、更新完了の通知を受け付ける。
[ステップS62]取引情報取得部120は、取引情報取得部120は、該当の顧客の口座情報に含まれる取引履歴データを口座情報管理部320に要求する。この要求には、上記ステップS33で取得した顧客情報が含まれる。口座情報管理部320は、取引情報取得部120から取得した要求に基づき口座情報記憶部310に記憶された口座情報管理テーブル311を参照し、最新の取引履歴データを取引情報取得部120に送信する。
[ステップS63]取引情報取得部120は、口座情報管理部320から取得した取引履歴データと無線タグ部210から取得した取引情報とを比較して、取引情報に対する更新があるか否かを判定する。更新がある場合、処理がステップS64に移される。更新がない場合、処理がステップS65に移される。
[ステップS64]取引情報取得部120は、最新の取引履歴データを含む更新指示をタグR/W104aに出力する。タグR/W104aは、この更新指示を通信処理部250に送信する。通信処理部250は、取得した更新指示に応じて、取引情報記憶部240に記憶された取引履歴テーブル241を更新する。また、通信処理部250は、取引履歴テーブル241の更新が正常に完了すると、更新完了の通知をタグR/W104aに送信する。取引情報取得部120は、タグR/W104aから更新完了の通知を取得する。
[ステップS65]取引処理部140は、通常取引の結果に応じて、紙幣ユニット101、硬貨ユニット102、通帳ユニット103、カードユニット104およびレシートユニット105から、貨幣やキャッシュカード200などの各種媒体を放出させる。そして、処理が完了する。
このように、自動取引装置100aは、カードユニット104にキャッシュカード200が挿入されて、通常取引が行われる際に、MS部220に記録された顧客情報を読み取って、取引を行う。
そして、MS部220に記録された顧客情報が正常に読み取れない場合には、無線タグ部210に記録された顧客情報を読み取って取引を継続する。このため、外部磁場の影響などでMS部220の情報が劣化または破壊されている場合でも取引を中断することなく完了することができる。
また、MS部220に記録された顧客情報が正常に読み取れない場合には、無線タグ部210に記録された顧客情報を読み取って、この顧客情報でMS部220の顧客情報を修復する。このため、タグR/W104a,108に対応する構成を備えていないICタグ未対応の自動取引装置でキャッシュカード200を利用する場合に、MS部220から顧客情報を正常に読み取れず取引が中断するという事態を未然に防止することができる。
上述したように自動取引装置100,100aによれば、顧客は、キャッシュカード200を自動取引装置100,100aが備えるタグR/W108にかざすのみで、自身の口座の取引履歴照会画面をディスプレイ107に表示させることができる。また、顧客は、キャッシュカード200をタグR/W108にかざすのをやめれば、通常取引画面151に戻ることができる。このため、顧客は、キャッシュカード200をカードユニット104に挿入し、タッチパネル106で所定の操作入力を行うなどの手間がなくなる。また、取引履歴の照会の際に、管理サーバ300との通信が発生しないため、短時間で取引履歴を照会できる。
また、このとき、自動取引装置100,100aは管理サーバ300と連携して、取引内容に更新がある場合には、キャッシュカード200の無線タグ部210に記録された取引情報を更新する。このため、無線タグ部210が保有する取引情報を、取引情報の照会と同時に最新のものとすることができる。
更に、自動取引装置100aでは、MS部220に記録された顧客情報が正常に読み取れない場合には、無線タグ部210に記録された顧客情報を読み取って取引を継続する。このため、外部磁場の影響などでMS部220の情報が劣化または破壊されている場合でも取引を中断することなく完了することができる。
また、MS部220に記録された顧客情報が正常に読み取れない場合には、無線タグ部210に記録された顧客情報を読み取って、この顧客情報でMS部220の顧客情報を修復する。このため、ICタグ未対応の自動取引装置でキャッシュカード200を利用する場合に、MS部220から顧客情報を正常に読み取れず取引が中断するという事態を未然に防止することができる。
なお、説明した実施の形態では、キャッシュカード200を例示したが、他の取引用媒体(例えば、預金通帳)に無線タグを設けて、同様の機能を実現することも可能である。
以上、本発明の自動取引装置、自動取引システムおよび画面表示方法を図示の実施の形態に基づいて説明したが、これらに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、本発明は前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
10 自動取引装置
11 通信部
12 表示部
13 表示制御部
20 取引用媒体
21 無線タグ
21a 取引情報記憶部
21b 通信部

Claims (10)

  1. 金融取引を行う自動取引装置であって、
    所定の取引用媒体が備える無線タグに記憶された前記金融取引の内容に関する取引情報を、前記無線タグとの通信により読み取る通信部と、
    前記通信部による前記通信が行われているか否かを判定し、前記通信が行われていないと判定すると所定の通常取引画面を表示部に表示させ、前記通信が行われていると判定すると前記通信部が読み取った前記取引情報を含む取引情報確認画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を有することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記無線タグは、更に、顧客の口座を特定する顧客情報を記憶し、
    前記通信部は、前記無線タグとの前記通信により、前記取引情報と共に前記顧客情報を読み取っており、
    前記通信部が読み取った前記顧客情報に基づいて、前記顧客の口座に対する前記金融取引の内容を前記顧客情報に対応付けて記録した取引履歴情報を記憶する管理装置から前記取引履歴情報を取得し、前記通信部が読み取った前記取引情報と当該取引履歴情報との差分の情報を前記通信部を介して前記無線タグに格納する取引情報更新部、
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記表示制御部は、前記取引情報更新部により前記無線タグに前記差分の情報が格納されると、当該差分の情報を前記取引情報確認画面に含めて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2記載の自動取引装置。
  4. 前記取引用媒体の挿入を受け付ける挿入部と、前記挿入部に前記取引用媒体が挿入されると前記無線タグに記憶された前記取引情報と前記顧客情報とを前記通信により読み取る内部通信部と、を備える取引用媒体受付ユニットと、
    前記内部通信部が読み取った前記顧客情報に基づき前記金融取引を行い、当該金融取引の結果に応じて前記管理装置が記憶する前記取引履歴情報を更新する取引処理部と、
    を更に有し、
    前記取引情報更新部は、前記取引処理部による前記更新が完了すると、前記内部通信部が読み取った前記顧客情報に基づいて、前記管理装置から前記取引履歴情報を取得し、前記内部通信部が読み取った前記取引情報と当該取引履歴情報との差分の情報を前記内部通信部を介して前記無線タグに格納する、
    ことを特徴とする請求項2または3の何れか1項に記載の自動取引装置。
  5. 前記取引用媒体の挿入を受け付ける挿入部と、前記挿入部に前記取引用媒体が挿入されると前記無線タグに記憶された前記取引情報と前記顧客情報とを前記通信により読み取る内部通信部と、前記取引用媒体が備える磁気ストライプに記録された前記顧客情報を読み取る磁気ストライプ内部読取部と、を備える取引用媒体受付ユニットと、
    前記磁気ストライプ内部読取部が前記顧客情報を正常に読み取った場合には、前記磁気ストライプ内部読取部が読み取った前記顧客情報に基づき前記金融取引を行い、前記磁気ストライプ内部読取部が前記顧客情報を正常に読み取れなかった場合には、前記内部通信部に前記顧客情報を読み取らせ、前記内部通信が読み取った前記顧客情報に基づき前記金融取引を行い、当該金融取引の結果に応じて前記管理装置が記憶する前記取引履歴情報を更新する取引処理部と、
    を更に有することを特徴とする請求項2または3の何れか1項に記載の自動取引装置。
  6. 前記磁気ストライプ内部読取部は、前記顧客情報を正常に読み取れなかった場合、前記内部通信部が読み取った前記顧客情報を前記磁気ストライプに書き込むことを特徴とする請求項5記載の自動取引装置。
  7. 前記取引情報更新部は、前記取引処理部による前記更新が完了すると前記内部通信部が読み取った前記顧客情報に基づいて、前記管理装置から前記取引履歴情報を取得し、前記内部通信部が読み取った前記取引情報と当該取引履歴情報との差分の情報を前記内部通信部を介して前記無線タグに格納することを特徴とする請求項5または6の何れか1項に記載の自動取引装置。
  8. 前記表示制御部は、前記通信部と前記無線タグとの間で所定のポーリングが行われている場合に、前記通信が行われていると判定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の自動取引装置。
  9. 金融取引を行う自動取引システムであって、
    顧客の口座に対する前記金融取引の内容を、顧客の口座を特定する顧客情報に対応付けて記録した取引履歴情報を記憶する取引履歴情報記憶部、
    を備える管理装置と、
    所定の取引用媒体が備える無線タグに記憶された前記金融取引の内容に関する取引情報および前記顧客情報を、前記無線タグとの通信により読み取る通信部と、
    前記通信部が読み取った前記顧客情報に基づいて、前記取引履歴情報記憶部に記憶され前記顧客情報に対応する前記取引履歴情報を取得し、前記通信部が読み取った前記取引情報と当該取引履歴情報との差分の情報を前記通信部を介して前記無線タグに格納する取引情報更新部と、
    前記通信部による前記通信が行われているか否かを判定し、前記通信が行われていないと判定すると所定の通常取引画面を表示部に表示させ、前記通信が行われていると判定すると前記通信部が読み取った前記取引情報を含む取引情報確認画面を前記表示部に表示させ、前記取引情報確認画面の表示中に前記取引情報更新部により前記無線タグが記憶する前記取引情報が更新されると、前記差分の情報を前記取引情報確認画面に含めて前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える自動取引装置と、
    を有することを特徴とする自動取引システム。
  10. 金融取引を行う自動取引装置の画面表示方法であって、
    通信部が、所定の取引用媒体が備える無線タグに記憶された前記金融取引の内容に関する取引情報を、前記無線タグとの通信により読み取り、
    表示制御部が、前記通信部による前記通信が行われているか否かを判定し、前記通信が行われていないと判定すると所定の通常取引画面を表示部に表示させ、前記通信が行われていると判定すると前記通信部が読み取った前記取引情報を含む取引情報確認画面を前記表示部に表示させる、
    ことを特徴とする画面表示方法。
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