JP2010218067A - Plcのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御方法 - Google Patents

Plcのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、回路要素の並列入力の際の操作手順を可及的に簡素化して、プログラムの作成や編集の効率を向上させること。
【解決手段】 エンターキーが操作されたとき、カーソル位置に回路要素が全く存在しないときには、そのときカーソルが置かれた回路行に1若しくは2以上の回路要素が存在すると判定されるときには、それらの回路要素の中で最左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、PLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御方法に係り、特に、ラダー回路図式プログラミングにおける回路要素(例えば、a接点、b接点、コイル等々)の並列入力に好適なカーソルの挙動制御方法に関する。
プログラマブル・コントローラ(以下、PLCと言う)のプログラム開発支援装置において、作成済みのラダー回路図中に新たに回路要素を並列接続態様で挿入するに際しては、先ず、ラダー回路図中のその回路要素が挿入されるべき位置を含む回路行に空白行を挿入し、次に、その空白行内において、並列接続関係となるべき相手方回路要素の真下へとカーソルを移動させ、しかるのち、目的とする回路要素に対応する入力操作を行うと言った一連の操作手順が採用されている。
このような従来装置(例えば、PLCのプログラム開発支援装置)における回路要素の並列入力の際の操作手順の一例を示す画面説明図が図5に示されている。なお、後に図1に示すように、この種の装置は、画像表示装置、キーボード、マウス、ハードディスクドライブ等の外部記憶装置、及びCPUを有するパソコンに、専用のソフトウェアをインストールすることで構成されるのが一般的である。
今仮に、所定のディスプレイの画面上にラダー回路図が表示され、矩形状のカーソルCが2行目の回路行(第2回路行)L2のa接点0.02の位置にある状態において、上記のa接点0.02と並列となるように、その次の回路行(第3回路行)L3に、同様なa接点0.03を挿入する場合を想定する。
なお、図において、0.00、0.02、0.03は、入力命令の操作対象であるオペランドであって、0チャネルの第00ビット、0チャネルの第02ビット、0チャネルの第03ビットをそれぞれ意味するものである。尚、ここでチャネルとは、1ワード16ビットのメモリの各アドレスのことを意味している。例えば、0チャネルの第00ビットとは、上記メモリのアドレス00に格納された16ビットの中の00ビットのことを意味している。
この場合、先ず、図示しないキーボード上における所定のキー操作により、第2回路行L2の出力命令OUTに対応する回路要素のコイル100.01の位置(又は右側母線P2の右横位置)にカーソルCを移動させる。
次に、エンターキー(「Enterキー」)の操作により、次の回路行である第3回路行L3へとカーソルCを移動させる。このとき、カーソルCは、同図5(a)に示されるように、第3回路行L3の最左端位置、すなわち左側母線P1の右横へと自動的に移動する。
次に、所定のキー操作(例えば、「→キー」押し)を行うことにより、カーソルCを並列接続の相手方となるa接点0.02の真下にまで右方向へと移動させる。
最後に、目的とするa接点0.03の入力のための所定のキー操作を行うことにより、同図5(b)に示されるように、第3回路行L3にa接点0.03を第2回路行L2のa接点0.02と並列態様で入力することができる。
特開平2−82301号公報
しかしながら、このような従来の回路要素の並列入力の際の操作手順にあっては、第2回路行L2の出力命令OUTに対応する回路要素100.01の位置(又は右側母線P2の右横位置)にカーソルCが存在する状態において、エンターキー(「Enterキー」)を操作すると、図5(a)に示されるように、カーソルCは次の行である第3回路行L3の最左端位置、すなわち左側母線P1の右横へと自動的に移動してしまうため、並列接続の相手方となるa接点0.02が左右方向の左端に存在しないときには、その存在位置までカーソルCを右方向へと移動させるために、所定のキー操作(例えば、「→キー」押し)を必要回数だけ繰り返すと言った煩わしい操作が要求され、プログラム作成や編集の効率を低下させると言う問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、回路要素の並列入力の際の操作手順を可及的に簡素化して、プログラムの作成や編集の効率を向上させることにある。
本発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の技術的な課題は、以下の構成よりなるPLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御方法により解決することができる。
この方法は、表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、エンターキーが操作されたときにおけるカーソルの挙動を制御する方法である。
そして、この方法は、エンターキーが操作されたとき、カーソル位置に回路要素が全く存在しないことが肯定されるか否かを判定する第1のステップと、前記第1のステップにおいて、肯定されると判定されるときには、さらに、そのときカーソルが置かれた回路行に1若しくは2以上の回路要素が存在するか否かを判定する第2のステップと、前記第2のステップにおいて、回路要素が存在すると判定されるときには、それらの回路要素の中で最左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる一方、回路要素が存在しないと判定されるときには、左母線の右横の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる第3のステップとを有する、ことを特徴とするものである。
このような構成によれば、並列接続の作成を意図してエンターキーを操作する場合には、その操作時点でカーソルが置かれた回路行(編集中の回路行)には必ず並列接続の相手方となるべき回路要素が存在するから、そのような場合には、エンターキーの操作と共にカーソルを並列接続の相手方となるべき回路要素候補の1つの下へと1回のキー操作で移動(ジャンプ)させることができ、その回路要素がたまたま並列相手方となる回路要素であれば、「→キー」の操作でカーソルを右方向へと移動させる手間が省かれる一方、その回路要素がたまたま並列相手方となる回路要素でなければ、以後、「→キー」の操作でカーソルを右方向へと移動させることとなるが、その場合でも、回路行の左端から「→キー」の操作でカーソルを右方向へと移動させる場合に比べれば、「→キー」の操作回数は著しく軽減される。
したがって、この方法によれば、表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、回路要素の並列入力の際の操作手順を可及的に簡素化して、プログラムの作成や編集の効率を向上させることができる。
上述の方法の好ましい実施形態としては、前記第2のステップは、前記第1のステップにおいて、カーソル位置に回路要素が存在するものの、それが出力命令であると判定されるときには、そのときカーソルが置かれた出力命令に関して編集状態とするように仕組まれていてもよい。
このような構成によれば、上述のカーソルジャンプ動作を許容しつつも、出力命令の上にカーソルを置いた状態でエンターキーを操作した場合には、カーソルを静止させたまま、その位置にある回路要素に関する編集状態とすることができるから、これを利用して、出力命令の修正や変更が可能となる。
上述の技術的な課題は、以下の構成よりなるPLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御装置により解決することもできる。
この方法は、表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、エンターキーが操作されたときにおけるカーソルの挙動を制御する装置である。
そして、この装置は、エンターキーが操作されたとき、カーソル位置に回路要素が全く存在しないことが肯定されるか否かを判定する第1の手段と、前記第1の手段において、肯定されると判定されるときには、さらに、そのときカーソルが置かれた回路行に1若しくは2以上の回路要素が存在するか否かを判定する第2の手段と、前記第2の手段において、回路要素が存在すると判定されるときには、それらの回路要素の中で最左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる一方、回路要素が存在しないと判定されるときには、左母線の右横の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる第3の手段とを有する、ことを特徴とする。
上述の装置の好ましい実施形態としては、前記第2手段は、前記第1の手段において、カーソル位置に回路要素が存在するものの、それが出力命令であると判定されるときには、そのときカーソルが置かれた回路要素に関して編集状態とするように仕組まれていてもよい。
言うまでもないが、上述の各装置によっても、上述の各方法と同様な作用効果を得ることができる。
上述の技術的な課題は、以下の構成よりなるPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、エンターキーが操作されたときにおけるカーソルの挙動を制御する装置として機能させるためのコンピュータプログラムにより解決することもできる。
このプロクラムは、命令語やオペランドやエンター指令の入力が可能な入力手段と、文字や画像を表示可能なディスプレイと、演算の際に使用されるワーク領域が定義された記憶部と、各種のプログラムを実行するための演算部とを少なくとも有するコンピュータを、前記ディスプレイの画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、エンターキーが操作されたときにおけるカーソルの挙動を制御する装置として機能させるためのものである。
そして、このコンピュータプログラムは、エンターキーが操作されたとき、カーソル位置に回路要素が全く存在しないことが肯定されるか否かを判定する第1のステップと、前記第1のステップにおいて、肯定されると判定されるときには、さらに、そのときカーソルが置かれた回路行に1若しくは2以上の回路要素が存在するか否かを判定する第2のステップと、前記第2のステップにおいて、回路要素が存在すると判定されるときには、それらの回路要素の中で最左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる一方、回路要素が存在しないと判定されるときには、左母線の右横の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる第3のステップとを有するものである。
上述のコンピュータプログラムの好ましい実施形態としては、前記第2のステップは、前記第1のステップにおいて、カーソル位置に回路要素が存在するものの、それが出力命令であると判定されるときには、そのときカーソルが置かれた回路要素に関して編集状態とするように仕組まれていてもよい。
言うまでもないが、上述の各コンピュータプログラムによっても、上述の各方法と同様な作用効果を得ることができる。
本発明によれば、並列接続の作成を意図してエンターキーを操作する場合には、その操作時点でカーソルが置かれた回路行には必ず並列接続の相手方となるべき回路要素が存在するから、そのような場合には、エンターキーの操作と共にカーソルを並列接続の相手方となるべき回路要素候補の1つの下へと1回のキー操作で移動(ジャンプ)させることができ、その回路要素がたまたま並列相手方となる回路要素であれば、「→キー」の操作でカーソルを右方向へと移動させる手間が省かれる一方、その回路要素がたまたま並列相手方となる回路要素でなければ、以後、「→キー」の操作でカーソルを右方向へと移動させることとなるが、その場合でも、回路行の左端から「→キー」の操作でカーソルを右方向へと移動させる場合に比べれば、「→キー」の操作回数は著しく軽減される。
したがって、この方法によれば、表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、回路要素の並列入力の際の操作手順を可及的に簡素化して、プログラムの作成や編集の効率を向上させることができる。
本発明に係る装置のハードウェア構成図である。 本発明に係る装置のソフトウェア構成図である。 本発明の作用説明図(その1)である。 本発明の作用説明図(その2)である。 従来技術の問題点の説明図である。
以下に、本発明に係るPLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御方法、装置、及びコンピュータプログラムの好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る方法、装置、及びプログラムは、例えばパソコンに専用ソフトをインストールしてなるプログラム開発支援装置に組み込むことができる。このようなプログラム開発支援装置として機能するパソコンの一般的なハードウェア構成図が図1に示されている。
同図に示されるように、このパソコン(PC)10は、命令語やオペランドやエンター指令の入力が可能な入力手段として機能するキーボード11と、マウス等のポインティングデバイス12と、文字や画像を表示可能なディスプレイ13と、演算の際に使用されるワーク領域が定義された記憶部(メモリ)14と、各種のプログラムを実行するための演算部(CPU)15と、図示しないが、ハードディスクドライブやCDドライブ等の外部記憶装置を有する。
なお、16は、図示しないPLC等との通信(ラダープログラムのダウンロード、アップロード、モニタ等)を行うための通信インタフェースである。
本発明に係る装置のソフトウェア構成図が図2に示されている。同図に示されるフローチャートは、本発明に係る装置をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムを概略的に示すものである。同時に、このコンピュータプログラムは、図1に示されるパソコン(PC)10を、プログラム開発支援装置として機能させるためのコンピュータプログラム全体の一部を構成するものでもある。
この種のプログラム開発装置を使用して、ラダー回路図式プログラミングを行う場合、オペレータは、マウスやキーボードの所定操作により、画面上においてカーソルを適宜に移動させつつ、命令語入力とオペランド入力とを交互に繰り返すのが通例である。
このような状態において、エンターキーの操作が検出されると(ステップ101)、そのときのカーソル位置に何らかの回路要素があるか否かの判定が行われる(ステップ102)。ここで、回路要素とは、例えば、a接点、b接点、コイル、各種のファンクションブロック等々を意味する。
上述の判定において、カーソル位置に回路要素が全く存在しないと判定されると(ステップ102NO)、直ちに処理はステップ103へと移行する。
一方、上述の判定において、カーソル位置に何らかの回路要素が存在すると判定されると(ステップ102YES)、そのときのカーソル位置に関して、命令語編集状態への移行が行われる(ステップ106)。この命令語編集状態(ステップ106)では、出力命令(OUT)の入力が可能な状態となる。
そして、この状態において何らかの命令が入力された後、エンターキーが操作されると(ステップ107)、このエンターキーにより入力された命令語が、出力命令であるか否かの判定が行われる(ステップ108)。
ここで、エンターキーにより入力された命令語が出力命令(OUT)と判定されると(ステップ108YES)、直ちに回路の正規化処理(ステップ109)が実行される。
この回路の正規化処理(ステップ109)では、それまでに入力された各命令(例えば、LD、AND、OR、OUT等々)のそれぞれに対応する回路要素(例えば、a接点、b接点、コイル、ファンクションブロック等々)の配置を整えることによって、左右の母線間に、それらの回路要素を整然と配置する処理が実行される。そして、この回路の正規化処理(ステップ109)の実行完了と共に、ステップ103への移行が行われる。
このように、エンターキーが操作された時点において(ステップ101)、カーソル位置に全く回路要素が存在しないと判定されたとき(ステップ102NO)、又はエンターキーが操作された時点において(ステップ107)、そのエンターキーにより入力された命令語が出力命令と判定されたとき(ステップ108YES)、ステップ103への移行が行われるのである。
一方、ステップ103においては、そのときカーソルが置かれた回路行に、1もしくは2以上の回路要素が存在するか否かの判定が行われる。ここで先に説明したように、回路要素とは、例えばa接点、b接点、コイル、ファンクションブロック等々を意味している。
上述の判定において、カーソルが存在する回路行に1もしくは2以上の回路要素が存在すると判定されると(ステップ103YES)、それらの回路要素の中で最も左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルは移動される。換言すれば、カーソルは、それらの回路要素の中で、最左端の回路要素の下へと移動される(ステップ104)。
これに対して、上述の判定において、カーソルが存在する回路行に回路要素が全く存在しないと判定されると(ステップ103NO)、1行下の行へと改行後、左母線の右横へとカーソルは移動(ジャンプ)される(ステップ105)。
このように、カーソルが存在する回路行に1もしくは2以上の回路要素が存在する場合には(ステップ103YES)、最左端の回路要素の下へとカーソルは移動されるのに対し(ステップ104)、カーソルが存在する回路行に回路要素が全く存在しないと判定される場合には(ステップ103NO)、改行後、左母線の右横へとカーソルは移動されるのである(ステップ105)。
なお、ステップ108において、エンターキーで入力された命令語が出力命令以外の命令であると判定された場合には(ステップ108NO)、その時点のカーソル位置の右側に回路要素が存在するか否かの判定が行われる(ステップ110)。
ここで、カーソルの右側に回路要素が存在すると判定された場合には(ステップ110YES)、カーソルは静止状態に維持されるのに対し、カーソルの右側に回路要素が存在しないと判定された場合には(ステップ110NO)、カーソルは1単位分だけ右方向へと移動される(ステップ112)。
次に、本発明の作用説明図(その1)が図3に示されている。いま仮に、同図に示されるように、左母線P1と右母線P2との間に、第1回路行L1と第2回路行L2とが存在し、第1回路行L1には回路要素としてはa接点0.00とコイル100.00とが存在し、第2回路行L2には回路要素としてa接点0.02とコイル100.01とが存在するものと想定する。
このようなラダー回路図を前提として、いま仮に、a接点0.02の下に他の接点を並列に配置したい場合には、まず、カーソルを第2回路行L2においてコイル100.01の右に置き、その状態で、エンターキーを操作する。
すると、図2に示されるように、それまでコイル100.01の右に置かれたカーソルは、第3回路行L3にあって、第2回路行L2のa接点0.02の真下へと移動(ジャンプ)する。このようなカーソルの挙動のために、図5に示した従来例のように、第3回路行L3の左端から右方向へとカーソルをシフトさせる必要がない。
これは、当初カーソルが置かれた第2回路行L2には、a接点0.02とコイル100.01との2つの回路要素が存在し、そのうち最左端の回路要素がa接点0.02に相当するため、図2のフローチャートで説明したように、ステップ103及び104が実行される結果、カーソルCは最左端の回路要素であるa接点0.02の真下へと移動(ジャンプ)するからである。
本発明の作用説明図(その2)が図4に示されている。この例にあっては、左母線P1と右母線P2との間には、第1回路行L1と第2回路行L2とが存在し、第1回路行L1には、回路要素として、a接点0.00、0.01、0.02、0.04、コイ100.00が存在し、第2回路行L2には、回路要素として、a接点0.03とコイル100.01とが存在する。
このようなラダー図回路を前提として、いま仮に、a接点0.03の下に別の接点を並列に配置したい場合には、第2回路行L2においてカーソルをコイル100.01の右に置き、その状態において、エンターキーを操作する。
すると、それまでカーソルが置かれていた第2回路行L2には、a接点0.03とコイル100.01との2つの回路要素が存在し、そのうち最左端に位置する回路要素は0.03であるから、ステップ103及び104が実行される結果、カーソルCはコイル100.01の上から、a接点0.03の真下へと移動(ジャンプ)する。
このようなカーソルの挙動のために、図5に示す従来例のように、カーソルが左側電源母線P1の右横に移動するものではないから、改行後にカーソルを右方向へとシフトさせるキー操作が全く不要となり、この種の並列接点の挿入操作を少ないキー操作回数で実現することができる。
なお、いま仮に、図3の例において、a接点0.02が存在しないものとすれば、カーソルをコイル100.01の右に置いて、エンターキーを操作すれば、カーソルはコイル100.01の真下へと移動する。同様に、図4の例において、a接点0.03が存在しないものとすれば、カーソルをコイル100.01の上に置いて、エンターキーを操作すれば、カーソルはコイル100.01の真下へと移動する。このようにして、接点のみならずコイルの並列接続も容易に実現することができる。
なお、1の回路行に2以上の接点が存在すれば、カーソルはそれらの接点のうちの最左端の接点の下へと移動するため、最左端の接点以外の接点の下にカーソルを移動するためには、やはり矢印キーでカーソルを右側へシフトする必要があるが、その場合にあっても、当初のジャンプ位置はその回路行の左端ではないから、従前のものに比べて右方向へカーソルを移動するためのキー操作回数は低減される。
本発明は、PLCのラダー図式プログラム開発支援装置において、回路要素をラダー図中に並列態様で挿入するための入力操作の簡便化に資するものである。
10 パーソナル・コンピュータ(PC)
11 キーボード
12 ポインティングデバイス
13 ディスプレイ
14 メモリ
15 CPU
16 COMポートシリアル通信部
L1 第1行(第1の回路行)
L2 第2行(第2の回路行)
L3 第3行(第3の回路行)
C カーソル

Claims (6)

  1. 表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、エンターキーが操作されたときにおけるカーソルの挙動を制御する方法であって、
    エンターキーが操作されたとき、カーソル位置に回路要素が全く存在しないこと、が肯定されるか否かを判定する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて、肯定されると判定されるときには、さらに、そのときカーソルが置かれた回路行に1若しくは2以上の回路要素が存在するか否かを判定する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて、回路要素が存在すると判定されるときには、それらの回路要素の中で最左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる一方、回路要素が存在しないと判定されるときには、左母線の右横の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる第3のステップとを有する、ことを特徴とするPLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御方法。
  2. 前記第2のステップは、前記第1のステップにおいて、カーソル位置に回路要素が存在するものの、それが出力命令であると判定されるときには、そのときカーソルが置かれた出力命令に関して編集状態とするように仕組まれている、ことを特徴とする請求項1に記載のPLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御方法。
  3. 表示装置の画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、エンターキーが操作されたときにおけるカーソルの挙動を制御する装置であって、
    エンターキーが操作されたとき、カーソル位置に回路要素が全く存在しないことが肯定されるか否かを判定する第1の手段と、
    前記第1の手段において、肯定されると判定されるときには、さらに、そのときカーソルが置かれた回路行に1若しくは2以上の回路要素が存在するか否かを判定する第2の手段と、
    前記第2の手段において、回路要素が存在すると判定されるときには、それらの回路要素の中で最左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる一方、回路要素が存在しないと判定されるときには、左母線の右横の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる第3の手段とを有する、ことを特徴とするPLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御装置。
  4. 前記第2手段は、前記第1の手段において、カーソル位置に回路要素が存在するものの、それが出力命令であると判定されるときには、そのときカーソルが置かれた出力命令に関して編集状態とするように仕組まれている、ことを特徴とする請求項3に記載のPLCのラダー回路図式プログラミング装置におけるカーソルの挙動制御装置。
  5. 命令語やオペランドやエンター指令の入力が可能な入力手段と、文字や画像を表示可能なディスプレイと、演算の際に使用されるワーク領域が定義された記憶部と、各種のプログラムを実行するための演算部とを少なくとも有するコンピュータを、前記ディスプレイの画面上にラダー回路図を描画させながらプログラミングを行うPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、エンターキーが操作されたときにおけるカーソルの挙動を制御する装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    エンターキーが操作されたとき、カーソル位置に回路要素が全く存在しないことが肯定されるか否かを判定する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて、肯定されると判定されるときには、さらに、そのときカーソルが置かれた回路行に1若しくは2以上の回路要素が存在するか否かを判定する第2のステップと、
    前記第2のステップにおいて、回路要素が存在すると判定されるときには、それらの回路要素の中で最左端の回路要素の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる一方、回路要素が存在しないと判定されるときには、左母線の右横の位置に対応する1行下の回路行へとカーソルを移動させる第3のステップとを有する、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 前記第2のステップは、前記第1のステップにおいて、カーソル位置に回路要素が存在するものの、それが出力命令であると判定されるときには、そのときカーソルが置かれた出力命令に関して編集状態とするように仕組まれている、ことを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
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