JP2010217848A - 画像表示装置 - Google Patents

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秋元  肇
Shingo Ishihara
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Abstract

【課題】製造時に発光素子の寿命を予測することが可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置は、それぞれが複数の画素回路を含む複数の画素回路群と、共通配線および少なくとも一つの前記画素回路群にそれぞれ対応する少なくとも一つの検査用配線を含む配線部と、オン信号供給線と、を含む。前記各画素回路は、該画素回路を含む前記画素回路群に対応する色の光を発する発光素子と、検査スイッチと、を含み、前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、前記発光素子を介して前記共通配線と該画素回路群に対応する前記検査用配線との間を流れる検査用電流を制御し、前記オン信号供給線は、前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチと接続され、前記検査スイッチに該検査スイッチをオンする信号を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は画像表示装置に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence)素子(以下、有機EL素子という)などの発光素子を用いた画像表示装置の開発が盛んに行われている。製造される画像表示装置の出荷前検査においては、一般に発光素子の電圧や発光強度の計測が行われている。
また、有機EL素子等の発光素子は発光によってその性能が徐々に劣化することが知られている。劣化がある程度以上進むと発光素子の寿命となる。有機ELディスプレイ装置のように発光素子を用いた画像表示装置ではこの現象が焼付きや輝度低下をもたらす。また、発光素子の寿命となるまでの発光時間は、製造プロセスにおいて混入する不純物等によって大きく変化することが知られている。
発光素子の寿命は、従来の製品検査において行われるような電圧や発光強度の計測では予測することができない。このため、生産された有機ELディスプレイ装置の寿命に問題がないことを評価してから出荷するためには、実際に画像表示装置の各発光素子を発光させてその劣化量を測定する寿命試験評価を行わなければならない。これは破壊検査になってしまうため、実際の出荷に際してこのような検査を行うことは不可能であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、製造時に発光素子の寿命を予測することを可能とする画像表示装置を提供することである。
本出願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下
の通りである。
(1)それぞれが複数の画素回路を含む複数の画素回路群と、共通配線および少なくとも一つの前記画素回路群にそれぞれ対応する少なくとも一つの検査用配線を含む配線部と、オン信号供給線と、を含む画像表示装置であって、前記各画素回路は、該画素回路を含む前記画素回路群に対応する色の光を発する発光素子と、検査スイッチと、を含み、前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、前記発光素子を介して前記共通配線と該画素回路群に対応する前記検査用配線との間を流れる検査用電流を制御し、前記オン信号供給線は、前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチと接続され、前記検査スイッチに該検査スイッチをオンする信号を供給する、ことを特徴とする画像表示装置。
(2)(1)において、前記各画素回路は、前記発光素子の一端に接続され、該発光素子を駆動する電流を調節する発光駆動回路を含み、前記複数の前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、前記発光素子の前記一端に接続される、ことを特徴とする画像表示装置。
(3)(2)において、一端を前記少なくとも一つの前記検査用配線の一端に接続された信号入力用スイッチをさらに含み、前記信号入力用スイッチの他端に映像信号が供給され、前記いずれかの前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記発光駆動回路は、前記映像信号に基づいて、前記発光素子を駆動する電流を調節する、ことを特徴とする画像表示装置。
(4)(1)から(3)のいずれか一つにおいて、前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、該画素回路群に対応する前記検査用配線と該画素回路に含まれる前記発光素子との間に設けられ、前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記発光素子の他端は前記共通配線に接続される、ことを特徴とする画像表示装置。
(5)(1)から(4)のいずれか一つにおいて、前記配線部は少なくとも二つの前記画素回路群にそれぞれ対応する少なくとも二つの前記検査用配線を含み、前記少なくとも二つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、前記発光素子を介して前記共通配線と該画素回路群に対応する前記検査用配線との間を流れる検査用電流を制御し、前記オン信号供給線は、前記少なくとも二つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチと接続され、前記検査スイッチにオン信号を供給する、ことを特徴とする画像表示装置。
(6)(5)において、前記少なくとも二つの前記検査用配線の一端とそれぞれ接続される少なくとも二つの選択スイッチと、前記少なくとも二つの選択スイッチと接続される検査信号入力線と、選択信号を供給する少なくとも一つの選択信号線と、をさらに含み、前記選択スイッチは、前記選択信号に基づいて、前記検査信号入力線と前記少なくとも二つの前記画素回路群のうちいずれかに対応する前記検査用配線とを接続する、ことを特徴とする画像表示装置。
(7)(1)から(6)のいずれか一つにおいて、前記発光素子は有機エレクトロルミネッセンス素子である、ことを特徴とする画像表示装置。
(8)(1)から(7)のいずれか一つにおいて、前記第1の検査スイッチは薄膜トランジスタである、ことを特徴とする画像表示装置。
(9)(1)から(8)のいずれか一つにおいて、前記複数の前記画素回路群に対応する色は、赤、緑および青である、ことを特徴とする画像表示装置。
(1)から(9)において、画像表示装置の発光素子の検査方法としては、有機EL素子などの発光素子の解析技術の一つとして知られているインピーダンス分光法を用いることができる。インピーダンス分光法に関しては、例えば、応用物理学会誌、第76巻、第11号(2007年)、1252〜1258ページなどに詳しく記載されている。
本発明によれば、生産された画像表示装置における発光素子の状態をインピーダンス分光解析法によって非破壊評価することができるため、生産された画像表示装置が有する発光素子の寿命を予測することができる。
本発明の第1の実施形態に係る有機ELディスプレイ装置の構成図である。 第1の実施形態に係る有機ELディスプレイ装置の一つの画素回路を示す回路図である。 第1の実施形態に係る画素回路への映像信号電圧書込み時の動作タイミングを示す図である。 第1の実施形態に係る有機ELディスプレイ装置に対し有機EL素子の出荷検査を行う際の動作タイミングを示す図である。 第2の実施形態に係る有機ELディスプレイ装置の一つの画素回路を示す回路図である。 第2の実施形態に係る画素回路への信号電圧書込み時の動作タイミングを示す図である。
[第1の実施形態]
以下では、図1〜4を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイの構成図である。図中中央の表示領域24には画素回路13がマトリクスを構成するように配列されている。マトリクスの各列を構成する画素回路13は、R(赤)、G(緑)、B(青)のうちいずれか共通の色を発光する。それらの列はR(赤)、G(緑)、B(青)の順で並んでいる。図1では表示領域中に画素回路13が3列×3行の9つしか示されていないが、実際には画像出力を行うために多くの画素回路13が水平方向および垂直方向に並んでいる。例えば解像度が480(水平)×640(垂直)でカラーの場合には(480×3)列×640行の画素回路13が並ぶ。本実施形態では、R(赤)、G(緑)およびB(青)の3列が一組となり、その組が繰返し並んでいる。見方を変えれば、表示領域24に並べられた画素回路13は、その発光色によりR、G、Bのグループ(画素回路群)に分けることができる。
点灯制御線8、AZ制御線9、ゲート線10および信号線11は、各画素回路13と他の回路とを接続する配線部を構成する。点灯制御線8、AZ制御線9およびゲート線10はそれぞれマトリクスの行を構成する複数の画素回路13と接続されて図中左右方向に延び、図中左側の端で垂直走査回路22に接続されている。複数の信号線11はそれぞれマトリクスの列を構成する画素回路13と接続されて図中上下方向に延びている。
各信号線11の図中上側の端は映像信号入力スイッチ25(信号入力用スイッチ)の一端に接続されており、映像信号入力スイッチ25の他端は、信号出力回路23に接続されている。映像信号入力スイッチ25は信号入力スイッチ制御回路26から出力される信号によって開閉制御されている。また各信号線11のそれぞれの図中下側の端は接続される画素回路13の色毎、つまりR(赤)、G(緑)、B(青)毎に、R信号線読出しスイッチ28、G信号線読出しスイッチ30、B信号線読出しスイッチ32、を介して検査信号入出力線36に接続されている。検査信号入出力線36の一端は、共通検査端子35に接続されている。R信号線読出しスイッチ28はR信号線読出しスイッチ制御回路29からR選択信号線37を介して供給されるR選択信号によって制御され、G信号線読出しスイッチ30はG信号線読出しスイッチ制御回路31からG選択信号線38を介して供給されるG選択信号によって制御され、B信号線読出しスイッチ32はB信号線読出しスイッチ制御回路33からB選択信号線39を介して供給されるB選択信号によって制御される。また検査スイッチ制御線20は表示領域24中の各画素回路13と接続されており、検査スイッチ制御回路27に接続される。なお共通検査端子35は有機ELディスプレイ装置の出荷検査時には、インピーダンス分光解析を行うためにインピーダンス分光法測定装置40の計測端子に接続され、インピーダンス分光法測定装置40からの検査信号は、検査信号入出力線36を経て各画素回路13に供給される。なお、インピーダンス分光法測定装置40のもう一つの計測端子は、各画素回路13に接続された共通電極と接続される端子(図示しない)に接続される。ここで、共通電極は各画素回路13の有機EL素子1の一方の電極どうしを接続する共通配線としての役目を果たす。ここで、共通電極は一つであり、画素回路13の属するグループに関係なく共通して接続しているが、画素回路13のグループ毎に共通電極を設け、各共通電極には同じグループの画素回路13が接続されるようにしてもよい。共通電極も、画素回路13と他の回路を接続する配線部を構成している。
図2は第1の実施形態に係る有機ELディスプレイ装置の一つの画素回路13を示す回路図である。各画素回路13には有機EL素子1が設けられており、有機EL素子1の一端は共通電極に接続され、他端は点灯制御スイッチ2、駆動トランジスタ3を介して電源線12に接続されている。駆動トランジスタ3は薄膜トランジスタ(Thin Film-Transistor:以下TFTと記す)である。駆動トランジスタ3のゲート電極−ドレイン電極間にはAZ(Auto Zero)スイッチ4が接続され、ゲート電極−ソース電極間には記憶容量5が接続されている。また駆動トランジスタ3のゲート電極はオフセットキャンセル容量6及び画素スイッチ7を介して信号線11に接続されている。なお点灯制御スイッチ2は点灯制御線8からの信号により、AZスイッチ4はAZ制御線9からの信号により、画素スイッチ7はゲート線10からの信号により制御される。より具体的には、点灯制御スイッチ2、AZスイッチ4、および画素スイッチ7はpMOSのTFTであり、それぞれのゲート電極が点灯制御線8、AZ制御線9、およびゲート線10に接続されている。さらに有機EL素子1の他端と信号線11との間には検査スイッチ21が設けられており、検査スイッチ制御回路27から検査スイッチ制御線20を介して画素回路13のそれぞれに含まれる検査スイッチ21を一斉に開閉制御する信号(オン信号)が供給されている。検査スイッチ制御線20は、言い方を換えれば、オン信号を供給するオン信号供給線とも呼ぶことができる。より具体的には各画素回路13に含まれる検査スイッチ21はTFTであり、その検査スイッチ21のゲート電極は検査スイッチ制御線20に接続されている。ここで、各画素回路13内の点灯制御スイッチ2、駆動トランジスタ3、AZスイッチ4、記憶容量5、オフセットキャンセル容量6、画素スイッチ7は信号線11を介して供給される映像信号に応じて有機EL素子1を流れる電流を調節しその発光の階調制御を行う発光駆動回路を構成している。
次に本実施形態に係る有機ELディスプレイ装置の映像表示動作について説明する。画素回路13への映像信号の電圧書込みは、行ごとに行われる。書込み対象となる行は、ゲート線10によって順次選択される。信号出力回路23から映像信号入力スイッチ25を介して各信号線11からゲート線10により選択された行の画素回路13に映像信号が供給され、その行の画素回路13に、映像信号の電位が書き込まれる。書込みが終了すると、画素回路13は書き込まれた電位に応じた強さで発光する。これを各行に対して行う。
図3は第1の実施形態に係る画素回路13への映像信号の電圧書込み時の動作タイミングを示す図である。本図は一つの画素回路13に対して供給される信号について示している。本図の波形図の上側から、信号線11から供給される映像信号の電位、AZ制御線9から供給される電位、点灯制御線8から供給される信号の電位、およびゲート線10から供給される信号の電位を示している。ここで上記点灯制御スイッチ2、AZスイッチ4、および画素スイッチ7はpMOSであるため、それらは、図3の各波形で電位が低い(下側の)期間にON、高い(上側の)期間にOFFとなる。
書込みを選択された行の画素回路13では、始めにゲート線(Sel)10によって画素スイッチ7がON、AZ制御線9によってAZスイッチ4がON、になる。このとき点灯制御スイッチ2はこの行の書込みが選択される前からONであるため、有機EL素子1にはダイオード接続された駆動トランジスタ3を介して電源線12から電流が流れる。次に点灯制御線8によって点灯制御スイッチ2がオフされると、駆動トランジスタ3のドレイン端が閾値電圧Vthになった時点で、駆動トランジスタ3はオフとなる。このとき信号線11(Data)には基準となる(「0レベル」の)信号電圧が印加されており、この電圧と上記閾値電圧Vthの差がオフセットキャンセル容量6に入力される。次いでAZ制御線9によってAZスイッチ4がOFFされた後に信号線11には映像信号電圧が印加される。このとき駆動トランジスタ3のゲートには上記閾値電圧Vthに上記映像信号電圧を加えた電圧が生じ、この電圧はゲート線10によって画素スイッチ7がOFFすることによって、記憶容量5に記憶される。この後点灯制御スイッチ2がONすることによって、画素への信号電圧書込みが完了し、有機EL素子1は上記映像信号電圧に対応した輝度で次の書込み期間まで発光を続ける。
なお、このような画素回路13の発光動作に関しては、検査スイッチ21、検査スイッチ制御線20は関与していない。検査スイッチ21や検査スイッチ制御線20が関与しない画素回路13については、例えば1998 SID Digest of Technical Papers, pp.11-14等に詳しく記載されている。
次に本実施形態に係る有機ELディスプレイ装置に対し出荷検査を行う場合の動作について説明する。
図4は本実施形態に係る有機ELディスプレイ装置に対し有機EL素子1の出荷検査を行う際の動作タイミングを示す図である。本図は上から、映像信号入力スイッチ制御回路26、検査スイッチ制御回路27、R信号線読出しスイッチ制御回路29、G信号線読出しスイッチ制御回路31、およびB信号線読出しスイッチ制御回路33から供給される信号の波形を示す。各波形が示す信号の電位が高い(上側の)期間では各制御回路からの信号を受けるスイッチやトランジスタのスイッチがONになり、信号の電位が低い(下側の)期間ではそれらがOFFになるように記載されている。本図ではインピーダンス分光法測定装置40による測定がされる期間をmeasureと記載している。
出荷検査を行う際には、最初に映像信号入力スイッチ制御回路26から映像信号入力スイッチ25をOFFにする信号が供給される。それと同時に、検査スイッチ制御回路27から検査スイッチ制御線20を介して各画素内に設けられた検査スイッチ21を一斉にONする信号が供給される。このタイミングでは、R信号線読出しスイッチ制御回路29、G信号線読出しスイッチ制御回路31、B信号線読出しスイッチ制御回路33からは対応するスイッチをOFFする信号が供給されている。
次いでR信号線読出しスイッチ制御回路29、G信号線読出しスイッチ制御回路31、B信号線読出しスイッチ制御回路33のうちいずれか一つからスイッチをONする信号が供給され、R信号線読出しスイッチ28、G信号線読出しスイッチ30、B信号線読出しスイッチ32のうちいずれか一つがONとなる。図3では、R信号線読出しスイッチ28からの信号、G信号線読出しスイッチ30、B信号線読出しスイッチ32の順でスイッチがONになる。
R信号線読出しスイッチ28、G信号線読出しスイッチ30、B信号線読出しスイッチ32のいずれかのスイッチがONになった際には、共通検査端子35はR信号線読出しスイッチ28、G信号線読出しスイッチ30、B信号線読出しスイッチ32のいずれかのスイッチを介し、表示領域24内に設けられた画素回路13であって、発光色R(赤)、G(緑)、B(青)のグループのうちいずれか一つに属する全ての画素回路13と並列に接続される。ここで信号線11は、検査用配線としても用いられている。この際にインピーダンス分光法測定装置40は接続される画素回路13に含まれる同色の複数の有機EL素子1のインピーダンス分光測定を行う。より具体的には、インピーダンス分光法測定装置40はインピーダンス分光法によって、それらの有機EL素子1に様々な周波数の正弦波信号電圧をかけることによって有機EL素子1に検査用電流を流し、周波数ごとにその検査用電流を測定する。そして正弦波信号に対する検査用電流の振幅と位相から周波数ごとにインピーダンスを算出する。その算出された結果によって当該有機ELディスプレイ装置の良品/不良品判定を行う。この判定が可能なのは、周波数毎のインピーダンスの変化によって、有機EL素子の特性(等価回路)の違いをより細かく判断することができるからである。
これらの測定を行うことにより、通常の特性検査では検出/判定することが困難な有機EL素子1の寿命を非破壊で予測することが可能である。ここで、複数の有機EL素子1を並列接続しているのは、インピーダンス分光法では、検査対象に流れる電流量と電圧との両方をある程度の精度で計測する必要があるからである。一つ一つの有機EL素子1に流れる電流量は小さく、この電流量を精度良く測定することは難しい。しかし同じ色を発光する複数の有機EL素子1をまとめて検査することで、インピーダンス分光法測定装置40で計測する電流量を大きくすることができ、結果として精度の高い電流測定が可能となる。また、発光色毎にまとめて計測することで、有機EL素子1の構造が色毎に違うことによる影響を避けることができる。有機EL素子1の寿命の予測が可能になることにより、有機ELディスプレイ装置のスクリーニングができ、その品質安定性を向上させることができる。
なお上記の出荷検査時においては、有機EL素子1以外の回路の影響を減らすため、画素内のその他のスイッチである点灯制御スイッチ2、AZスイッチ4、画素スイッチ7等はOFF状態に固定しておくことが望ましい。
本実施形態に係る有機ELディスプレイ装置はガラス基板上にLTPS(低温ポリシリコン)−TFTにて回路を構成し、信号出力回路23及びインピーダンス分光法測定装置40はそれぞれドライバICチップ及び外部評価回路システムとして構成している。しかしながらこのような構成は、LTPS−TFTの代わりにアモルファスSi−TFTを採用することやガラス基板上にLTPSを用いて信号出力回路を設ける等の、様々な変更が可能である。また本実施形態では共通検査端子35に対してR、G、Bの信号線読出しスイッチを順に切り替える構成を採用したが、例えば共通検査端子35を色ごとに設けるとともにインピーダンス分光法測定装置40を3並列構成として接続することもできる。そうすればR、G、Bでパラレル処理することができ、評価の高速化に有効である。
[第2の実施形態]
以下では、図5、および図6を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る有機ELディスプレイ装置は、有機EL表示素子の発光期間を制御することにより各画素の階調表示を行っている。第1の実施形態と異なる点は、画素回路内部の構成が異なる点、ゲート線10が存在しない点、およびAZ制御線9に代えてリセット線49が存在する点である。以下では主に相違点について説明する。
第2の実施形態に係る携帯端末向けの有機ELディスプレイ装置の全体構成はゲート線10が無い点およびAZ制御線9に代えてリセット線49が存在する点を除いて第1の実施形態において説明した図1と同様である。
図5は第2の実施形態に係る有機ELディスプレイ装置の一つの画素回路13を示す回路図である。各画素回路13には有機EL素子1が設けられており、有機EL素子1の一端は共通電極に接続され、他端は点灯制御スイッチ2及び駆動トランジスタ3を介して電源線12に接続されている。駆動トランジスタ3のゲート電極−ドレイン電極間にはリセットスイッチ44が接続されている。また駆動トランジスタ3のゲート電極は記憶容量5を介して信号線11に接続されている。なおリセットスイッチ44はリセット線49からの信号により、点灯制御スイッチ2は点灯制御線8からの信号により制御される。より具体的には、点灯制御スイッチ2およびリセットスイッチ44はpMOSのTFTであり、それぞれのゲート電極が点灯制御線8およびリセット線49に接続されている。さらに有機EL素子1の他端と信号線11との間にはTFTからなる検査スイッチ21が設けられており、検査スイッチ21のゲート電極は検査スイッチ制御線20に接続されている。ここで、各画素回路13内の点灯制御スイッチ2、駆動トランジスタ3、リセットスイッチ44および記憶容量5は映像信号に応じて有機EL素子1を流れる電流を調節しその発光の階調制御を行う発光駆動回路を構成している。
次に本実施形態に係る映像表示動作について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係る画素回路13の動作タイミング図である。図6において、1フレーム期間(Frame Period)は前半の書込み(Data input)期間と後半の点灯(Illuminate)期間とに分かれる。書込み期間には行ごとに各画素回路13への映像信号電圧書込みが行われ、点灯期間に画素の階調発光がなされる。この有機ELディスプレイ装置は、点灯期間内に書込み期間に設定された電位に応じた時間だけ各有機EL素子1が発光する点灯時間制御方式である。ここで上記リセットスイッチ44、点灯制御スイッチ2は図5に示したようにpMOSであるため、図6の各波形において電位が低い(下側の)期間に各スイッチはONとなり、電位が高い(上側の)期間に各スイッチはOFFとなる。
書込み対象となる行の画素回路13では、始めに点灯制御線(電源制御線)8に供給される信号の電位がOFFからONに切り替わることによって、有機EL素子1が駆動トランジスタ3に接続され、更にリセット線49によってリセットスイッチ44がONになると、リセットスイッチ44によってダイオード接続された駆動トランジスタ3と有機EL素子1は、点灯制御スイッチ2によって電源線12に接続され電流が流れる。次いで点灯制御線8に供給される信号の電位がターンオフして点灯制御スイッチ2がOFFになると、駆動トランジスタ3のドレイン端が閾値電圧Vthになった時点で、駆動トランジスタ3はターンオフする。このとき信号線11には映像信号の電圧が印加されており、この映像信号電圧と上記閾値電圧Vthの差が記憶容量5に入力される。次いでリセット線49によってリセットスイッチ44がOFFになった時点で、この画素への信号電圧書込みは終了する。このようにして、前半の書込み期間には各画素への映像信号電圧の書込みが順次行われる。
画素への書込みが完了すると、後半の点灯期間に各画素回路13の有機EL素子1がその光が観察者に階調認識されるように発光する。この期間には図6に示したように、信号線11には下に凸の三角波電圧が入力される。このとき信号線11の電圧値が先に書込まれた映像信号電圧に一致した瞬間では、駆動トランジスタ3のゲート電圧は先の閾値電圧Vthであるため、有機EL素子1は点灯と消灯の中間状態になる。信号線11の電圧値が映像信号電圧よりも大きければ駆動トランジスタ3はターンオフするから、有機EL素子1は点灯せず、信号線11の電圧値が映像信号電圧よりも小さければ駆動トランジスタ3はターンオンするから、有機EL素子1は点灯することになる。従ってあらかじめ書込まれた映像信号電圧値と信号線11に印加される三角波電圧の大小関係によって、有機EL素子1の1フレーム期間内の点灯時間が規定される。従って有機EL素子1は映像信号電圧に対応する発光期間で点灯することによって、輝度階調表示を実現することができる。このような画素回路13の発光動作に関しては、検査スイッチ21や検査スイッチ制御線20は関与していない。検査スイッチ21や検査スイッチ制御線20が関与しない画素回路13については、例えば特開2003−122301号等に記載されている。
次に本実施形態に係る有機ELディスプレイ装置を出荷検査する場合の動作については、有機EL素子以外の回路の影響を減らすためにはAZスイッチ4に代えてリセットスイッチ44がOFF状態に固定されることが望ましい点を除いて第1の実施形態と同様である。本実施形態は第1の実施形態とは画素回路及びその発光動作は異なるものの、同様に有機EL素子の寿命を非破壊で予測することが可能である。
1 有機EL素子、2 点灯制御スイッチ、3 駆動トランジスタ、4 AZスイッチ、5 記憶容量、6 オフセットキャンセル容量、7 画素スイッチ、8 点灯制御線、9 AZ制御線、10 ゲート線、11 信号線、12 電源線、13 画素回路、20 検査スイッチ制御線、21 検査スイッチ、22 垂直走査回路、23 信号出力回路、24 表示領域、25 映像信号入力スイッチ、26 映像信号入力スイッチ制御回路、27 検査スイッチ制御回路、28 R信号線読出しスイッチ、29 R信号線読出しスイッチ制御回路、30 G信号線読出しスイッチ、31 G信号線読出しスイッチ制御回路、32 B信号線読出しスイッチ、33 B信号線読出しスイッチ制御回路、35 共通検査端子、36 検査信号入出力線、37 R選択信号線、38 G選択信号線、39 B選択信号線、40 インピーダンス分光法測定装置、44 リセットスイッチ、49 リセット線。

Claims (9)

  1. それぞれが複数の画素回路を含む複数の画素回路群と、共通配線および少なくとも一つの前記画素回路群にそれぞれ対応する少なくとも一つの検査用配線を含む配線部と、オン信号供給線と、を含む画像表示装置であって、
    前記各画素回路は、該画素回路を含む前記画素回路群に対応する色の光を発する発光素子と、検査スイッチと、を含み、
    前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、前記発光素子を介して前記共通配線と該画素回路群に対応する前記検査用配線との間を流れる検査用電流を制御し、
    前記オン信号供給線は、前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチと接続され、前記検査スイッチに該検査スイッチをオンする信号を供給する、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記各画素回路は、前記発光素子の一端に接続され、該発光素子を駆動する電流を調節する発光駆動回路を含み、
    前記複数の前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、前記発光素子の前記一端に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 一端を前記少なくとも一つの前記検査用配線の一端に接続された信号入力用スイッチをさらに含み、
    前記信号入力用スイッチの他端に映像信号が供給され、
    前記いずれかの前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記発光駆動回路は、前記映像信号に基づいて、前記発光素子を駆動する電流を調節する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、該画素回路群に対応する前記検査用配線と該画素回路に含まれる前記発光素子との間に設けられ、
    前記少なくとも一つの前記画素回路群に含まれる前記複数の前記画素回路のそれぞれに含まれる前記発光素子の他端は前記共通配線に接続される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 前記配線部は少なくとも二つの前記画素回路群にそれぞれ対応する少なくとも二つの前記検査用配線を含み、
    前記少なくとも二つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチは、前記発光素子を介して前記共通配線と該画素回路群に対応する前記検査用配線との間を流れる検査用電流を制御し、
    前記オン信号供給線は、前記少なくとも二つの前記画素回路群に含まれる前記画素回路のそれぞれに含まれる前記検査スイッチと接続され、前記検査スイッチにオン信号を供給する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 前記少なくとも二つの前記検査用配線の一端とそれぞれ接続される少なくとも二つの選択スイッチと、
    前記少なくとも二つの選択スイッチと接続される検査信号入力線と、
    選択信号を供給する少なくとも一つの選択信号線と、をさらに含み、
    前記選択スイッチは、前記選択信号に基づいて、前記検査信号入力線と前記少なくとも二つの前記画素回路群のうちいずれかに対応する前記検査用配線とを接続する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記発光素子は有機エレクトロルミネッセンス素子である、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1の検査スイッチは薄膜トランジスタである、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  9. 前記複数の前記画素回路群に対応する色は、赤、緑および青である、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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