JP2010216789A - 飛翔体の発射速度変更装置 - Google Patents

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【課題】発射装薬を増減調整することなく、飛翔体の発射速度を容易にかつ短時間で変更できるとともに、未使用の余剰の発射装薬を生じさせることがなく、さらには、従来の飛翔体をそのまま使用することができる発射速度変更装置を提供する。
【解決手段】発射筒10に装填された発射装薬20の燃焼ガスの圧力による飛翔体30の発射速度を増減変更する発射速度変更装置であって、その飛翔体30に作用する燃焼ガスの圧力を増減調整するためのガス圧力調整部B1を上記発射筒10に設けている。
【選択図】図2

Description

本発明は、砲弾等の飛翔体の発射速度を増減変更するための飛翔体の発射速度変更装置に関する。
従来、この種の発射速度変更装置として、特許文献1に開示された構成のものがある。
特許文献1に記載されている発射速度変更装置は、点火薬及び可燃容器を含む複数の発射火薬モジュールを、モジュールの全長に亘って互いに同軸に配列したものであり、発射速度に応じた数のモジュールを、砲身内に多層状に装填するようにしたものである。
特公昭62−31276号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、危険性を伴う火薬を射撃前に取り扱わなければならない上に、上記モジュールを発射速度に応じた数に変更する作業をしなければならず、その作業が煩雑であるとともに時間を要する。
さらに、未使用の余剰の火薬が射撃後に残存する場合、その取り扱いが面倒である。
そこで本発明は、発射装薬を増減調整することなく、飛翔体の発射速度を容易にかつ短時間で変更できるとともに、未使用の余剰の発射装薬を生じさせることがなく、さらには、従来の飛翔体をそのまま使用することができる飛翔体の発射速度変更装置の提供を目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、発射筒に装填された発射装薬の燃焼ガスの圧力により飛翔体の発射速度を増減変更する発射速度変更装置であって、その飛翔体に作用する燃焼ガスの圧力を増減調整するためのガス圧力調整部を上記発射筒に設けたことを特徴としている。
本発明によれば、発射装薬を増減調整することなく、飛翔体の発射速度を容易にかつ短時間で変更できるとともに、未使用の余剰の発射装薬を生じさせることがなく、さらには、従来の飛翔体をそのまま使用することができる。
(A)は、本発明の第一の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の側面図、(B)は、その発射筒を分解して示す側面図である。 (A)は、第一の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の断面図、(B)は、同上の発射筒を分解して示す分解断面図である。 第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の側面図である。 同上の分解側面図である。 (A)は、第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の断面図、(B)は、ガス流通孔形成部のガス流通孔とガス流通孔開閉体の開閉用孔との相対的な位置関係を示す部分拡大図である。 分解した第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を含む発射筒の分解断面図である。 第一の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置の変形例を示す側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。図1(A)は、本発明の第一の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の側面図、(B)は、その発射筒を分解して示す側面図である。また、図2(A)は、第一の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の断面図、(B)は、第一の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒を分解して示す分解断面図である。
第一の実施形態に係る飛翔体30の発射速度変更装置A1は、図2(A),(B)に示すように、発射筒10に装填された発射装薬20の燃焼ガスの圧力による飛翔体(以下、「砲弾という。」)30の発射速度を増減変更するものであり、次の構成になっている。
すなわち、発射速度変更装置A1は、所要の全長からなる発射筒10に、砲弾30に作用する燃焼ガスの圧力を増減調整するためのガス圧力調整部B1を有している。
発射筒10は、基端を閉口しかつ先端を開口した円筒形の砲身(以下、単に「砲身」という。)11の基端から先端に向けて、鍔部12、ねじ部13、ガス流通孔形成部14、及びねじ部15を順次一体に形成したものである。
なお、本実施形態においては、砲身11の内周壁面11aにはライフリング(図示しない)が形成されている。
鍔部12は、砲身11よりも大きな外径にし、かつ、所要の厚みに形成されており、一方の先端側側面12aには、Oリングaを挿入するためのリング挿入溝12b(図2参照)が、ねじ部13よりも大きな半径の円環形に凹設されている。
ねじ部13は、砲身11よりも大径にし、かつ、鍔部12よりも小径にして形成されており、外周面13aにねじ(図示しない)が螺刻されている。
ガス流通孔形成部14は、砲身11よりも大径にし、かつ、ねじ部13よりもやや小径にした円柱形に形成されており、砲身11の中心軸線O1を中心とした所要の角度間隔で複数のガス流通孔14a…が形成されている。
ガス流通孔14aは砲身11の内外を連通して円筒形に形成されている。換言すると、その内端14a′を砲身11内に、また、外端14a″を外周面14bにそれぞれ臨ませて形成されている。
上記したガス流通孔14aの形成数や断面積等は、発射装薬20や砲弾30の発射速度等を勘案して適宜設定する。また、ガス流通孔14aの内径は、本実施形態においては互いに同一にしているが、例えば一つおきや二つおき等のごとく規則的に大小異なる内径のものを配列してもよい。換言すると、全てを同一にする必要はない。
ガス流通孔形成部14の先端部には、所要の幅にわたりやや小径にして形成することにより、後述する圧力保持体16とガス密的に嵌合する嵌合部14cが形成されている。
ねじ部15は、砲身11よりも大径にし、かつ、嵌合部14cよりも小径にして形成されており、外周面にねじ15aが螺刻されている。
ガス圧力調整部B1は、上記砲身11の上記鍔部12、ねじ部13、ガス流通孔形成部14、及びねじ部15とともに、圧力保持体16と押さえ板17を有して構成されている。
圧力保持体16は、上記ガス流通孔14a…から発射筒10外に噴出する燃焼ガスを受容して、砲弾30が所定の発射速度となる圧力に保持する機能を有するものであり、本実施形態においては、上記鍔部12と同じ外径にした円筒形に形成されているとともに、先端側壁面16aと基端側壁面16bに、中心軸線O1を中心とした嵌合用孔16c,16dを形成している。
「砲弾30が所定の発射速度となる圧力に保持する機能」は、圧力保持体16を発射筒10に嵌合螺着したときに、その発射筒10の周囲に区画形成される円環状の圧力調整用空間α(図2参照)の容積の大小によるものである。
すなわち、圧力調整用空間αの容積を小さくすると砲弾30の発射速度を増大させられ、また、圧力調整用空間αの容積を大きくすると砲弾30の発射速度を減少させることができる。
換言すると、圧力調整用空間αの容積を小さくすると、その空間の圧力を比較的高い値に保持して砲弾30の押圧力を高めることができ、また、圧力調整用空間αの容積を大きくすると、その空間の圧力を比較的低い値に保持して砲弾30の押圧力を低めることができる。
嵌合用孔16dは、上記発射筒10のねじ部13に螺合できる内径に形成されており、その内周面にはねじ(図示しない)が形成されている。
嵌合用孔16cは、発射筒10の嵌合部14cに嵌合する内径に形成されている。
押さえ板17は、圧力保持体16よりもやや小さい外径にした円板形のものであり、これの中心には、発射筒10のねじ部15に螺合するねじ孔17aが形成されているとともに、基端側端面17bには、ねじ孔17aを中心とした円環形の凹陥部17cが形成されている。
また、基端側端面17bには、凹陥部17cの壁面17dの外周縁部に沿う円環状のリング溝17eと、外周縁部と凹陥部17cとの間の壁面17bに、同じく円環形のリング溝17fが形成されている。なお、bはリング溝17fに、また、cはリング溝17eに挿入されたそれぞれOリングである。
なお、Oリングに代えて、ガスケット等を採用することもできる。
上述した発射筒10に圧力保持体16を嵌合螺着することにより、ガス流通孔形成部14の周囲に所要容積の圧力調整用空間αが区画形成される。
また、圧力保持体16を発射筒10に螺合することにより、Oリングaが鍔部12の先端側壁面12aに押圧された密着し、さらに、押さえ板17を発射筒10に螺合して圧力保持体16を押さえることにより、Oリングb,cが、先端側壁面16a、嵌合部14cの先端側端面14c′にそれぞれ押圧されて密着することにより気密性が確保される。
本実施形態において示す砲弾30は、図2(B)に示すように、前半部を尖頭形にするとともに後半部を円柱形にした本体31と、この本体31の弾底部32の外周面に弾帯33を配設したものである。
弾帯33は、砲身11のライフリングに食い込んで、砲弾30を旋転させるためのものである。
発射装薬20は、例えば一定量のダブルベース発射薬等からなるものであり、公知のものである。
上記砲弾30は、砲身11に装填されたときにガス流通孔14a…よりも先端側に位置するようにしている。
上述した構成からなる発射速度変更装置A1の動作は、次のとおりである。
発射装薬20が点火されると、その発射装薬20と砲弾30との間の燃焼空間β(図2(B)参照)に燃焼ガスが生じ、その燃焼ガスの圧力によって砲弾30が(ア)に示すように先端開口に向けて移動し始める。
そして、燃焼空間βがガス流通孔14a…に臨むように膨張すると、燃焼空間β内の燃焼ガスの一部がガス流通孔14a…を通じて圧力調整用空間αに墳入し、これにより、燃焼空間βの圧力を所定値にすることができる。
すなわち、圧力調整用空間αの大小によって燃焼ガスが砲弾30を押圧する力を増減することによって、砲弾30の発射速度を増減変更できるのである。
以上のように、圧力調整用空間αの容積を、砲弾30が所定の発射速度となるように設定しているので、同一の発射装薬20を使用しながら、砲弾30を任意の速度により発射することができる。
また、従来のように、複数の発射装薬を組み合わせて使用しなくともよいので、余剰の未使用の発射装薬を生じさせることがない。
次に、第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置について、図3〜6を参照して説明する。図3は、第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の側面図、図4は、その分解図である。また、図5(A)は、第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の断面図、(B)は、ガス流通孔形成部のガス流通孔とガス流通孔開閉体の開閉用孔との相対的な位置関係を示す部分拡大図、図6は、第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置を設けた発射筒の分解断面図である。
なお、上述した実施形態において説明したものと同等のものについては、それらと同一の符号を付して説明を省略する。
第二の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置A2は、図5,6に示すように、発射筒50に装填された発射装薬20の燃焼ガスの圧力により発射する砲弾30の発射速度を増減変更するものであり、次の構成になっている。
すなわち、発射速度変更装置A2は、所要の全長からなる発射筒50に、砲弾30に作用する燃焼ガスの圧力を増減調整するための他例に係るガス圧力調整部B2を設けている。
発射筒50は、基端を閉口しかつ先端を開口した円筒形の砲身51の基端から先端に向けて、鍔部52、ねじ部53、ガス流通孔形成部54、及びねじ部55a,55bを順次一体に形成したものである。
なお、砲身51の内周壁面51aにはライフリング(図示しない)が形成されている。
鍔部52は、砲身51よりも大きな外径にし、かつ、所要の厚みにして形成されており、それの先端側側面52aには、Oリングdを挿入するためのリング挿入溝52bが円環形に凹設されている。
ねじ部53は、砲身51よりも大径にし、かつ、鍔部52よりも小径の円柱形に形成されており、外周面53aにねじ(図示しない)が螺刻されている。
ガス流通孔形成部54は、砲身51よりも大径にし、かつ、ねじ部53よりも小径の円柱形に形成されており、砲身51の中心軸線O1を中心とした所要の角度間隔で複数のガス流通孔54a…が形成されている。
ガス流通孔54aは断面円形に形成されているとともに、内端を砲身51内に、また、外端を外周面54bにそれぞれ臨ませて形成されている。
ガス流通孔54aの形成数や断面積等は、発射装薬や飛翔体の発射速度等を勘案して適宜設定する。また、ガス流通孔54aの内径は、本実施形態においては互いに同一にしているが、例えば一つおきや二つおき等のごとく規則的に大小異なる内径のものを配列してもよい。換言すると、全てを同一にする必要はない。
ガス流通孔形成部54の先端部は、所要の幅にわたりやや小径にして形成することにより、後述する圧力保持体56と気密を保持して嵌合する嵌合部54cが段差として形成されている。
ねじ部55aは、砲身51よりも大径にし、かつ、嵌合部54cよりも小径の円柱形に形成されており、外周面にねじが螺刻されている。
ねじ部55bは、砲身51よりも大径にし、かつ、ねじ部55aよりも小径の円柱形に形成されており、外周面にねじが螺刻されている。
ねじ部55aの先端側壁面55a′には、中心軸線O1を中心としたリング挿入溝55c,55dが互いに所要の間隔をおいて同心円状に配列形成されているとともに、それらリング挿入溝55c,55dの間の壁面部分に、ガス流通孔開閉体60の一部を摺動自在に挿入するための円環形の開閉用溝55eが、ガス流通孔54a…に至る深さよりやや深く形成されている。なお、e,fはOリングである。
ガス圧力調整部B2は、上記発射筒50の上記鍔部52、ねじ部53、ガス流通孔形成部54、及びねじ部55a,55bとともに、圧力保持体56、第一の押さえ板57、ガス流通孔開閉体60、及び第二の押さえ板70を有して構成されている。
圧力保持体56は、ガス流通孔54a…から発射筒50外に噴出する燃焼ガスを受容して、砲弾30が所定の発射速度となる圧力に保持する機能を有するものであり、上記した鍔部52と同じ外径にした円筒形に形成されているとともに、上壁面56aと下壁面56bに、中心軸線O1を中心とした嵌合用孔56c,56dを形成している。
「砲弾30が所定の発射速度となる圧力に保持する機能」は、圧力保持体56を発射筒50に嵌合螺着したときに、その発射筒50の周囲に区画形成される円環形の圧力調整用空間αの容積の大小によることは、第一の実施形態と同じである。
すなわち、圧力調整用空間αの容積を小さくすると砲弾30の発射速度を増大させられ、また、圧力調整用空間αの容積を大きくすると砲弾30の発射速度を減少させることができる。
嵌合用孔56dは、上記発射筒50のねじ部53に螺合できる内径に形成されており、その内周面にはねじが形成されている。
嵌合用孔56cは、発射筒50の嵌合部54cに嵌合する内径に形成されている。
第一の押さえ板57は、圧力保持体56よりもやや小さい外径にした円板形のものであり、これの中心には、発射筒50のねじ部55aに螺合するねじ孔57aが形成されているとともに、基端側端面57bには、ねじ孔57aを中心とした円形の凹陥部57cが形成されている。
また、基端側端面57bには、凹陥部57cの壁面57dの外周縁部に沿う円環状のリング溝57eと、外周縁部と凹陥部57cとの間の壁面57bに、同じく円環形のリング溝57fが形成されている。なお、gはリング溝57eに、また、hはリング溝57fに挿入されたそれぞれOリングである。
上述した発射筒50に圧力保持体56を嵌合螺着することにより、ガス流通孔形成部54の周囲に所要容量の圧力調整用空間αが区画形成され、また、第一の押さえ板57を発射筒50に螺合して圧力保持体56を押さえること等により、第一の実施形態と同様にして気密性が確保される。
ガス流通孔開閉体60は、ねじ部55aの外径よりもやや小さい外径にした円形の鍔部61に、上記開閉用溝55eに挿入する円筒形の開閉部62を一体に形成したものである。
鍔部61には、中心軸線O1に一致し、かつ、ねじ部55bに遊挿できる内径の挿入孔61aが形成されている。
開閉部62は、鍔部61を基端側壁面55a′に当接したときに、開閉用溝55eの深さに一致する高さに形成され、かつ、ガス流通孔54aに一致する高さ位置に、それらガス流通孔54aと同じ角度間隔で同数の開閉用孔62a…が形成されている。
第二の押さえ板70は、ガス流通孔開閉体60の鍔部61よりもやや小さい外径にした円板形のものであり、これの中心には、発射筒50のねじ部55bに螺合するねじ孔71が形成されている。
上記のガス流通孔開閉体60は、これを中心軸線O1周りに回転させることにより、図5(B)に示すように、発射筒50のガス流通孔54aに対する開閉用孔62aの相対位置を調整することができる。
すなわち、ガス流通孔54aと開閉用孔62aとを互いにずれることなく対向させた全開位置と、ガス流通孔54aと開閉用孔62aとが互いに対向しない全閉位置との間において、ガス流通孔54aと開閉用孔62aとの対向位置をずらすことにより、燃焼ガスの流通量を増減させることができる。
これにより、燃焼ガスが砲弾30を押圧する力を増減でき、従ってまた、砲弾30の発射速度を増減変更できるのである。
図7は、第一の実施形態に係る飛翔体の発射速度変更装置の変形例を示す側面図である。
本変形例に係る発射速度変更装置A1′は、圧力保持体が図1,2に示すものと相違しているので、その圧力保持体について説明し、その他のものについては、それらと同等のものに同一の符号を付して説明を省略する。
変形例に係る圧力保持体80は、ガス流通孔14a…から発射筒10外に噴出する燃焼ガスを受容して、砲弾30が所定の発射速度となる圧力に保持する機能を有するものであり、上記鍔部12よりも大きな外径の円筒形に形成されている。
また、上壁面80aと下壁面80bに、中心軸線O1を中心とした嵌合用孔81,82を形成している。
すなわち、圧力保持体80は、上述した圧力保持体16よりも圧力調整用空間α1の容積を大きくしているので、その圧力保持体16を使用したときに比較して、その空間の圧力を比較的低い値に保持して砲弾30の押圧力を低めることができる。すなわち、砲弾30の発射速度を減少させることができるのである。
従って、互いに容積の異なる圧力保持体を複数用意しておき、これらを交換するだけで容易に砲弾30の発射速度、従ってまた、砲弾30の射程距離を変更することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
上記した実施形態においては、単一のガス流通孔開閉体を設けた例について説明したが、例えばガス流通孔を2列に形成した場合には、各列毎にガス流通孔開閉体を配設した構成にしてもよい。換言すると、2つのガス流通孔開閉体を配設してもよい。
10,50 発射筒
14a,54a ガス流通孔
16,56,80 圧力保持体
20 発射装薬
30 砲弾(飛翔体)
60 ガス流通孔開閉体
A1,A2 発射速度変更装置
B1,B2 ガス圧力調整部

Claims (5)

  1. 発射筒に装填された発射装薬の燃焼ガスの圧力により飛翔体の発射速度を増減変更する発射速度変更装置であって、
    飛翔体に作用する燃焼ガスの圧力を増減調整するためのガス圧力調整部を上記発射筒に設けていることを特徴とする飛翔体の発射速度変更装置。
  2. ガス圧力調整部は、発射筒の内外を連通して形成されたガス流通孔を有していることを特徴とする請求項1に記載の飛翔体の発射速度変更装置。
  3. ガス流通孔から発射筒外に噴出する燃焼ガスを受容して、飛翔体が所定の発射速度となる圧力に保持する圧力保持体とを有していることを特徴とする請求項2に記載の飛翔体の発射速度変更装置。
  4. 圧力保持体を、飛翔体が所定の発射速度となる圧力に保持する容積を有する大きさに形成していることを特徴とする請求項3に記載の飛翔体の発射速度変更装置。
  5. ガス流通孔の開口面積を増減するためのガス流通孔開閉体を設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の飛翔体の発射速度変更装置。
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