JPH05502933A - 低エネルギー型薬筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 −Ｃに、本発明は法規の分野に関し、さらに詳細には、訓練及び戦争ゲームに用 いられる生命にかかわるものでない弾薬に関するものである。

発明の分野 正規の及び半正規の自動兵器は通常は、反動遊底部分に連結されたピストンに対 し発射薬ガスを膨張させることにより、又は弾薬の弾道自動発射中の発射薬膨張 時の遊底に対する薬莢の直接ガス圧利用により、作動される。

これらの装置において、反動機構にもたらされるエネルギはある程度、発射体（ 弾丸）に与えられるエネルギに依存する。

すなわち、薬室内の減少された圧力又は発射体の重量の変化が火器作動機構に与 えられる全エネルギに変化を生じそのためその自動発射速度又は作動の信転性に 影響を及ぼすことになる。低容量の発射体又は訓練及び死を招くほどでない弾薬 に用いられる型のものについては、この問題は特に厳しい。

こわれやすい発射体は高い加速には耐えることができない。

これらの軽量の発射体の発射にとって必要とされる低いエネルギは十分な反作用 を生ぜず又は公知の火器機構を反覆作動させるのに十分な高い薬室圧力を必要と する。空包、すなわち発射体なしの薬筒は通常、この機構を作動させるため機構 内の圧力を十分に増大させる銃口アダブタ−なしで火器を反覆作動させることが できない。

この問題はまた、高い加速に耐えるには限られた能力を持った比較的低速の発射 体が自動ガス作動火器から発射される４０鵬腐弾発射筒のような、大口径銃にお いて見られる。低い最大の発射体加速をもって信頼性のある火器作動を達成する 従来の試みは、発射薬が仕切られた薬莢の高圧部分で最初燃焼され、オリフィス を通って発射体を収容する側に、発射体の前記最大圧力又は加速を制限するのに 十分な速度で解放される、°“高−低”弾道装置を含むものであった。このよう な装置は米国特許第４，６８６，９０５号（Ｓｚａｂｏ）に記載されている。

この装置は火器の作動のために利用できる最大限の力を減少させることができる けれども、火器に必要な構造を要するものである。

発明の概要 本発明の第１の目的は、より一定の衝撃波を火器自動発射機構にもたらし発射体 に与えられるエネルギや発射体が存在するかどうかに関係なくその信転性ある作 動を保証する弾薬構造を提供することである。これは、発射体の限界を超えたり 空包を発射したりすることなしに低い質量の又は加速感知性の発射体を発射する ことを可能にし、しかもまた火器の信転性ある自動発射をもたらすものとなる。

本発明の他の目的は、火器自体に対して最小の変更をもって公知のガス圧利用型 の火器に上記の作用をもたらし、減少された速度で壊れやすいもしくは死を招か ない弾薬又は空包の発射を可能にし、しかもまた通常どおりに作動させるように することである。

本発明のさらに他の目的は、現存の製造方法に適合する弾薬構造を用い、コスト を最小とし現存の生産設備を最大限に利用する火器の自動発射手段を提供するこ とである。

本発明のこれらのまたその他の目的は、底部に雷管を口部に送弾筒又はピストン を有する薬莢を具備している、低質量の壊れやすい発射体のための薬筒を提供す ることによって、達成される。この送弾筒は、相補的な内側に向って形成された 段部又は銃身への入口の周りの火器の薬室の端部に形成された傾斜肩部に押しつ けることのできる外側環状肩部で終っている。送弾筒は少量のガスが通過できる シール状態の係合により薬莢の内部に摺動自在に収容される。送弾筒には、長手 方向のオリフィス、斜め方向のオリフィス、縦溝、又はオリフィスと縦溝との任 意の組合せが設けられ、送弾筒後側の薬莢の容積部分から発射体の背後へしたが ってまた銃の銃身へと発射薬ガスが流れるための通路をもたらすようにすること ができる。発射体は送弾筒の前方部分の円筒状凹所に挿入される。オリフィスは この凹所と連通し発射薬ガスが流出し点火時に発射体を加速できるようにする。

発射体に与えられるエネルギの量はオリフィスの大きさを変えることにより調節 することができる。

雷管が点火すると、薬莢及び／又は後方に移動するのが自由の雷管に関連する発 射薬の量は爆発する発射薬からの圧力のもとに移動される。この後方への移動の ため、火器を自動発射するのに十分な運動量が銃尾部分に与えられる。薬莢と送 弾筒とは縁曲げ部と段付き部分とがそれぞれ設けられ送弾筒に対する薬莢の移動 を制限するようにすることができる。

本発明の開示された実施態様のより良き理解は、種々の図に示されるように同一 部分には同一符号が用いられている添付図面と関連して詳細な記載が参酌される 時に得られるであろう。

図面の簡単な説明 第１図は本発明の第１の実施態様の薬筒の側面図である。

第２図は第１図の２−２線に沿った第１図の薬筒の断面図である。

第３図は第２図の３−３線に沿った第１図の薬筒の断面図である。

第４図は本発明の第２の実施態様の薬筒の側面図である。

第５図は第４図の５−５線に沿った第４図の薬筒の断面図である。

第６図は第５図の６−６線に沿った第４図の薬筒の断面図である。

第７図は本発明の第３の実施Ｂ様の薬筒の側面図である。

第８図は第７図の８−８線に沿った第７図の薬筒の断面図である。

第９図は第８図の９−９線に沿った第７図の薬筒の断面図である。

第１０図は第８図の１０−１０線に沿った第７図の薬筒の断面図である。

第１１図は本発明の第４の実施態様の薬筒の断面図である。

第１２１Ｅは第１１図の１２−１２線に沿った第１１図の薬筒の断面図である。

第１３図は本発明の第５の実施態様の薬筒の断面図である。

第１４図は発射位置の、第１３図の薬筒の断面図である。

第１５図は本発明の第６の実施態様の薬筒の側面図である。

第１６図は第１５図の１６−１６線に沿った第１５図の薬筒の断面図である。

第１７図は第１６図の１７−１７線に沿った第１５図の薬筒の断面図である。

好適な実施Ｈ様の詳細な説明 図面に示された本発明の好適な実施態様の記載において、特別の術語が明瞭のた めに使用される。しかし、本発明はこのように選ばれた特別の用語に限定される ことを意図するものではなく、各特別の用語は同じ目的を達成するため同じよう に作動する全ての技術上の均等物を含むものである。

本発明の薬筒の第１の実施態様は第１図から第３図にその全体が示されている。

この薬筒１０は薬莢１２の底部又は頭部１６に雷管１４を収容する薬莢１２を具 備し、点火及び／又は准進工矛ルギを得るようにする。公知の発射薬２０が任意 の薬莢空洞２２内部に配され、雷管１４のエネルギが火器を励起し発射体（含有 していたならば）を推進させるのに不十分であった場合に必要な推進エネルギを 与えるようにする。

フランジ２４又は縁曲げ部２４が後述する目的で薬莢の口部又は前端部２６に設 けられる。抜き取り溝２８が公知のように底部１６の近傍に設けられ排出工程に おいて用いるようにする。これに代え、公知のフランジ（図示しない）を設ける ことができる。

一部材のピストン又は送弾筒３０が前端８０と後端７２を有し薬莢１２の口部２ Ｂに挿入される。送弾筒３０の後方部分３２の少な（とも一部の外径は実質的に 筒１２の壁３４の内径と等しく、発射薬ガスの漏れるのを抑制する。後方部分３ ２は、後述の目的のため縮径された、すなわち壁３４の内径より小さい直径の側 壁８１を有する１つ又は複数の付加部分が形成されている。送弾筒３０の前方部 分４０は後方部分３２より直径が大きく、実質的に壁３４の外径と等しく、銃の 薬室１０２にぴったりと嵌まるようになっている（第１４図参照）。

長手方向のオリフィス４４が送弾筒３０の後方部分３２を通って延び、後方部分 ３２の前端８０で送弾筒３０に形成された円筒状軸方向凹所４６に開口しここで 終っており、薬莢１２内部の大きな面積の空洞２２から発射体６０の後方の送弾 筒３０の前端８０へしたがってまた銃の銃身への発射薬ガスのための通路又はガ ス通路手段４４を得るようにしている。

第２図と第３図に示されるように、送弾筒３０の長手方向軸線から等距離で長手 方向軸線にまた相互に平行な２つのオリフィス４４がある。しかし、オリフィス の精密な位置と数は重要なこととは考えられない。例えば、２つのオリフィスが 平衡のために設けられるが、軸線上に又は他の場所に位置する単一のオリフィス を用いることができる。

異なった直径の部分の間の変移部分によって区画形成された内側に向く段部４８ が、後述の目的で、前方部分４０の後方にこれから離間して送弾筒３０の後方部 分３２の側壁８１に形成されている。発射体６０は送弾筒３０の前方部分の凹所 ４６に収容される。空包の場合は、第１３図と第１４図について以下により詳細 に記載されるように、発射体が省略され、ガスが銃身に直接下方へ逃れることが できる。

火器発射ビン（図示しない）による雷管１４の起爆時ガスが雷管１４により発生 し及び／又は発射薬２０がこれを点火する。送弾筒３０の前方部分４０は、送弾 筒３０の前端４０の周りに形成された外側環状肩部７６と相補的でこれと係合す る火器の薬室１０２の段部１００によって前方へ動くのが抑制される（第１４図 参照）。銃身の方向と直角であるように示されているが、段部ｌＯＯと肩部７６ は、肩部７６が段部１００に押しつけられる限り斜めに配置させることができる 。膨張ガスはそのため薬莢１２を後方に推進させ、火器の遊底に運動量を与える 。同時に、このガスはオリフィス４４を通って発射体６０に流れることができ、 これを加速し始める。発射体６０に与えられるエネルギの量はオリフィス４４の 大きさを変えることにより調節することができる。空包の場合は、この時、ガス は銃身を下方に逃れることができ、実際の銃弾の発射に似せた閃光と騒音とを生 じる。

送弾筒３０の移動は、この移動の終端に達した時送弾筒３０の側壁８１の内側に 形成された段部４８の側面と衝突するような縁曲げ部の形式で筒の口部２６に内 側に向けて配されたフランジ２４によって、制限される。これはまた減少する内 部圧力と組合わされた側壁摩擦によって制限され、送弾筒３０の段部４８の必要 をなくすこともできる。

発射体６０が銃身の下方に向って加速するので、薬莢１２と送弾筒３０とは１つ のユニットとして後方に、遊底によって油取されるのを続け、公知の薬莢が反動 する遊底の火器から排出されるのと同じように排出される。薬莢１２は発射によ り始動されるため、薬莢が薬室１０２内部で動かなくなる機会が減少する。これ は、薬莢１２の壁３４にとってより軽量の材料の使用を可能にする。

本発明の第２の実施態様が第４図から第６図に示されている。この構造において 、送弾筒３０は内側に向って段部のつけられた表面７１を設けることによりその 後方部分３２の直径が減少され、口部２６から内方に設けられた厚い側壁３４ａ によって区画形成された薄い段付き部分６２を有する薬莢１２の中にぴったりと 嵌まるようにする。さらに、ガス通過手段４４ａとして作用する斜めのオリフィ ス４４ａが送弾筒３０の後方部分３２に設けられる。これらオリフィス４４ａは 送弾筒３０の前端部８０（発射体が存在する場合にあっては凹所４６の底）から 送弾筒３０の後方部分３２に向って外側後方に傾斜し、送弾筒３０がその後端部 ８３の短い個所で減少された直径となっている内側に向って段部がつけられた表 面７１で終っている。雷管１４及び／又は発射薬２０の初期設定時、ガスは薬莢 壁３４ａの薄い段付き部分６２の端部が送弾筒３０の後端７２を通過するまで完 全に閉し込められ、ガスがオリフィス４４ａを通って発射体６０に流れることが できるようにし発射体の加速に先だって火器が十分な作動衝撃波を受けるのを保 証する。

本発明の第３の実施態様が第７図から第１０図に示されている。送弾筒の後方部 分３２は溝６４（４個が図示されているが１個で十分である）によって縦溝がつ けられ、薬莢が溝６４の１つの終端部を露出させるのに十分に後方に向って動い た時ガスが逃げることができるようにする。その時、ガスは溝６４を通って薬莢 壁３４に沿いそして斜めの送弾筒オリフィス４４ａを通って発射体６０の底部へ と流れ上記のように発射体の加速を生じるようにする。この構造はまた、送弾　 ′第３０の運動がほとんどその限界に達するまで発射薬ガスがオリフィス４４ａ に、したがって発射体６０に到達するのを阻止し、十分なガスが遊底に供給され 発射体６０に供給されるエネルギに関係な（火器を反覆発射する。さらに、これ は第５図に示されるように薬莢１２の段部６２の必要をなくする。

本発明の第４の実施態様が第１１図及び第１２図に示されている。これは、第２ 図に示される第１の実施態様におけるように送弾筒３０を通って延びる長手方向 のオリフィスを含み点火すると直ちに発射薬ガスが流出し発射体６０を加速でき るようにする点を除き、第７図から第１０図に示される第３の実施態様と同じで ある。オリフィス４４は、薬莢１２と遊底が送弾筒３０の溝６４を露出するのに 十分に後方に動かされる前に、十分でしかも限定された圧力を銃身に与えるよう になっている。この期間中発射体６０は銃身の端部に向って加速される。溝６４ が露出された時、非常に大量のガスが解放され、第１図又は第３図に示される実 施態様によって得られるよりも大きな騒音と閃光を生じる。長手方向のオリフィ ス４４、遊底容量及び発射薬のパラメータの適当な設計により、公知の火器発射 用普通弾と均等の騒音と反動が得られまた減少したエネルギの発射体を発射する ことができる。

同じ構想、すなわち初期発射体加速をもたらすオリフィスと結合する、銃身中の 発射体の衝程のある点に開放するよう設けられた１つのオリフィスの使用はまた 、公知の火器における大きな容量の発射体を加速する爆発増大をもたらすために 用いられることができ、火器と銃身の最大圧力の限界を超えることなしに発射体 の速度を増大させる。

第１３図と第１４図は本発明の第５の実施態様を示し、空包が第１図から第３図 に示される第１の実施態様と同じ原理で作動する。その発射薬エネルギは火器機 構を加速するために用いられ、残りのガスエネルギは送弾筒３０の後方部分３２ の溝６４が送弾筒３０に対する薬莢１２の運動によって露出された時銃身の下方 に向って解放される。これは空包発射アダプターを必要としないである種の火器 を反覆自動発射する手段を提供する。

第１図から第３図に示される実施態様のもう１つの変更例が第１５図から第１７ 図に示されている。この第６の実施態様においては、薬莢１２の寸法が逆にした 送弾筒３０に比例して減少されている。ある種の火器ではこの構造は静止した構 成部分に対し一層の支持をもたらし、ガスが火器の先細の薬室の壁に対し薬莢１ ２を膨張させ弾道反覆発射中追加の支持表面をもたらす。これは薄い壁の薬莢の 使用を可能にするがそれに伴い薬筒１０が排出に対しより大きな抵抗を受けると いう危険を有する。しかし、薬莢壁１２の相当の部分が発射時遊底に向って押し 返される限り、本発明の利点がもたらされる。この実施態様では、雷管１４と発 射薬２０が共にピストン７４の中に位置し、閃光孔７０を介して連通している。

同様に、単一の長手方向オリフィス４４と凹所４６が薬莢１２に形成されている 。

上記実施態様の全ては、小さな拳銃や軽機関銃のような公知のガス圧利用火器に 、この火器の少しの改造で又は全く改造しないで用いることができる。遅延ガス 圧利用自動発射機構の形式を用いる大きな拳銃における使用と、大概のライフル 及び自動砲のような半自動ガス作動火器における使用とは、火器に対しガス圧利 用作動機構に変換することを必要とする。

上記のことから、本発明の全ての変更と変形が上記の教示に照らし可能であるこ とが明らかである。したがって、添付の請求の範囲の範囲内で、本発明が詳細に 記述されたものの他に実施できることが理解されるべきである。

ＦＩＧ、　２　ＦＩＧ、　３ ＦＩＧ、　４ ＦＩＧ、　１５ 要　約　書 底部に雷管（１４）と、開口端に送弾筒（３０）又はピストン（３０）とを有す る薬莢（１２）を備えた小質量の脆弱な発射体（６０）用薬筒（１０）。ピスト ン（３０）には、縦方向の通路（４４Ｌ斜め方向通路（４４ａ）、溝（６４）又 は通路、溝の組合せを設けることが可能である。発射体（６０）は送弾筒（３０ ）前部の円筒状凹部（４６）に挿入される。通路（４４）は凹部（４６）と共に 、点火の際発射薬ガスがこれらを通って発射体（６０）を加速させることができ るようになっている。薬莢（１２）と送弾筒（３０）には、送弾筒（３０）が薬 莢外部に送出されるのを制限するためのフランジ（２４）と段付部（４８）とを それぞれ設けることができる。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．（１）後方部分に底端部（１６）を有する薬莢（１２）と、 （２）雷管（１４）と、 （３）薬莢（１２）の前方部分を閉鎖する送弾筒（３０）であって、薬莢（１２ ）の前端部にシール状態に配置され雷管（１４）を収容する薬莢（１２）内の閉 じた空洞（２２）を区画形成し、また火器の薬室（１０２）内部の相補的な内側 に向って形成された段部（１００）又は傾斜肩部に係止しかつ押しつけられるよ う配された外側環状肩部（７６）によって区画された前端部を有している送弾筒 （３０）と、（４）前記閉じた空洞（２２）から送弾筒（３０）を通って延び、 空洞（２２）内部に発生したガスが続いて雷管（１４）を点火し送弾筒（３０） の前端部から外部に向って通過できるようにするガス通路手段（４４）とを具備 し、 前記薬莢（１２）の少なくとも一部が、前記送弾筒（３０）上を摺動可能で雷管 （１４）の点火時に前記送弾筒（３０）に対し後方に摺動ずるようになっている 薬筒（１０）。 ２．（１）送弾筒（３０）はその側壁（８１）内部に送弾筒（３０）の後方部分 （３２）内の内側に向って形成された段部（４８）が設けられ、該段部は送弾筒 の後端部に向っては延出せず、 （２）薬莢（１２）が、内側に向って形成された段部（４８）とシール状態に係 合するよう内側に向って位置するフランジ（２４）が設けられた壁（３４）を有 し、薬莢（１２）が送弾筒（３０）に摺動自在に配置されしかも送弾筒（３０） から外れないようになっている請求の範囲１に記載の薬筒（１０）。 ３．前記ガス通過手段（４４）が最初に閉鎖され、薬莢（１２）が後方に移動す ると開放されるようになっている請求の範囲１又は２に記載の薬筒。 ４．（ａ）送弾筒（３０）はその側壁（８１）に、送弾筒（３０）の後方部分（ ３２）に内側に向って形成された段部（４８）が設けられ、 （ｂ）送弾筒（３０）の側壁（８１）はその後方部分（３２）に少なくとも１つ の溝（６４）が設けられ、該溝（６４）が送弾筒（３０）の後端部（７２）から 、内側に向って形成された段部（４８）の両端部の中間の終端部（８４）へと延 びており、 （ｃ）ガス通過手段（４４ａ）が送弾筒（３０）の前端部から延び内側に向って 形成された段部（４８）への通路を得るようになっており、 送弾筒（３０）に対して薬莢（１２）が後方へ移動すると、発射薬ガスが閉じた 空洞（２２）から送弾筒（３０）の前端部（８０）を通って外に流れるようにな っている請求の範囲１又は２に記載の薬筒。 ５．（１）送弾筒（３０）はその側壁（８１）内に、送弾筒（３０）の後方部分 （３２）内の内側に向って形成された段部付き表面（７１）が設けられ、該段部 付き表面（７１）が送弾筒の後端部（７２）に延びており、（２）薬莢（１２） の壁（３４）は段部付き表面（７１）の上に位置し該表面と摺動嵌合するようシ ール状態に係合する厚い側壁（３４ａ）が設けられ、 （３）薬莢（１２）の壁（３４）は段部付き表面（７１）の前方の送弾筒（３０ ）の側壁と係合する薄い部分（６２）が設けられ、 （４）ガス通路手段（４４ａ）が送弾筒（３０）の前端部から延び、送弾筒（３ ０）の後端部（７２）の短い内側に向って形成された段部付き表面（７１）への 通路を得るようにし、 送弾筒（３０）に対し薬莢（１２）が後方に移動すると、発射薬ガスが閉じた空 洞（２２）から送弾筒（３０）の前端部（８０）を通って外に流れるようにして いる請求の範囲１又は２に記載の薬筒。 ６．前記ガス通路手段（４４）が、最初に閉じられた間接ガス通路手段（４４ａ ）と送弾筒（３０）を通って空洞（２２）から送弾筒の前端部（８０）へと延び る相補的な直接ガス通路４４との両者を具備し、発射薬ガスが、間接ガス通路手 段（４４ａ）か閉じられている時間中前記直接通路（４４）を通って直接通過す るようにしている請求の範囲２，３又は４項に記載の薬筒。 ７．直接通路（４４）が、発射薬ガスが間接ガス通路手段（４４ａ）のために要 した時間中銃身の銃口を越えて発射体（６０）を担持することができ開放される ようになる大きさに形成されている請求の範囲６に記載の薬筒。 ８．直接通路（４４）が、発射薬ガスが間接ガス通路手段（４４ａ）のために要 した時間中銃身の銃口に向って銃身に沿って途中まで発射体（６０）を担持する ことができ開放されるようになる大きさに形成されている請求の範囲６に記載の 薬筒。 ９．前記雷管が発射薬ガスの供給源を形成する請求の範囲１に記載の薬筒。 １０．追加の発射薬ガス材料を前記空洞の中に含んでいる請求の範囲１に記載の 薬筒。 １１．前記送弾筒の前端部に発射体を含んでいる請求の範囲１に記載の薬筒。