JP2010216581A - ブリーザ装置 - Google Patents

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大輔 柴垣
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

Abstract

【課題】ケース内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザ装置を提供する。
【解決手段】ドライブピニオン13と、ケース内部空間12を外部空間Pから仕切るようピニオン13の内方に支持される一方でピニオン13と共に内部空間12を外部空間Pに連通させる連通路25を形成するブリーザ本体21と、連通路25を開閉するよう設けられ、内部空間12で圧力が上昇したときに開放されるブリーザバルブ22とを備えたブリーザ装置において、ブリーザバルブ22が、貫通穴25cと共にブリーザ本体21に設けられたバルブシート部23と、このシート部23に係脱可能で開弁方向に大気圧を受圧するバルブ部24と、バルブ部24を閉弁方向に付勢する圧縮コイルばね26とを有し、ピニオン13の回転によりバルブ部24に遠心力が作用することで、その回転速度に応じてブリーザバルブ22の開弁および閉弁動作が切り替わる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブリーザ装置、特に車両用の終減速装置等の回転伝動装置において装置内部を外部空間に開放することでその装置ケース内の圧力を大気圧程度に調整するブリーザ装置に関する。
回転伝動装置、例えば車両用の終減速装置等のような回転伝動装置においては、そのケースの内部に歯車伝動部を潤滑するオイルが収容されるとともに回転伝動軸がケースを通る軸穴部にはオイルシールが装着されている。したがって、その回転伝動装置の作動状態に応じてケース内のオイルや空気の温度が変化するとき、ケース内の圧力が過度に上昇すると、ケース内のオイルが外部に漏れ出る可能性がある。そこで、ケース内の圧力を大気圧程度に抑えるよう、ケース内の圧力が大気圧より上昇するときにそのケース内を外部空間(大気圧)中に開放するブリーザ装置を設けるものが多い。
従来のこの種のブリーザ装置としては、例えば差動装置内のギヤ室とその上部に位置するブリーザ室との間に位置する可動の仕切り板が、ギヤの回転によりはね上げられるオイルの付勢力を受けて傾動し、ギヤ室とブリーザ室との間の連通穴を開閉するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、シャフト室からギヤ室の間でサイドギヤシャフトを支持するベアリングがテーパドローラとされ、その小径側と大径側の周速差に基づくポンプ作用によってシャフト室からギヤ室へのオイルの流れが形成されるとともに、中空のギヤシャフトの軸孔を通してギヤ室からシャフト室側に空気が流入し、そのシャフト室の上部のブリーザにオイルが入り難くなるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、ギヤシャフトの上端面部を取り囲むように形成されたブリーザ室の内方に、ギヤシャフトの上端面部に接する油切体を設けて、ブリーザ室内へのオイルの流入を制限するようにしたものが知られており(例えば、特許文献3参照)、上方に位置する大気側弁座および下方に位置するケース側弁座を有する筒状のブリーザ本体内に、自重によりケース側弁座に係合するもののオイルより比重の小さいボール弁体を収納して、オイル液面の上昇時にボール弁体が大気側弁座に係合することでオイル漏れを防止するようにしたものも知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2008−185154号公報 特開平08−178027号公報 実開平05−34349号公報 特開2008−106792号公報
しかしながら、上述のような従来のブリーザ装置にあっては、動力伝達装置のケース内で圧力が上昇したときに開放されるように一方向通気弁として構成されていたため、ケース内に負圧が発生するときには、オイルシールのギヤシャフトとの接触部に悪影響を与えてしまい、シール性能が低下するという問題があった。
また、ケース内で負圧が発生するときの開放のために、正圧開放用のブリーザとは別個のブリーザプラグを設けることもできるが、部品点数が多くなり、ブリーザ装置の構成も複雑でコスト高のものとなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、ケース内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るブリーザ装置は、上記目的達成のため、(1)オイルが収容される回転伝動装置のケースに前記オイルに接触するよう回転自在に支持された回転体と、前記ケースの内部空間を外部空間から仕切るよう前記回転体の内方に支持される一方で前記回転体と共に前記ケースの内部空間を外部空間に連通させる連通路を形成するブリーザ本体と、前記連通路を開閉するよう設けられ、前記ケースの内部空間で圧力が上昇したときに該圧力に応じて開放されるブリーザバルブと、を備えたブリーザ装置において、前記ブリーザバルブが、前記ケースの内部空間を外部空間に連通させる連通路と共に前記ブリーザ本体に設けられたバルブシート部と、前記バルブシート部に係合する閉弁動作および前記バルブシート部から離脱する開弁動作が可能で、前記開弁方向に大気圧を受圧するバルブ部と、前記バルブ部を閉弁方向に付勢する付勢手段と、を有し、前記回転体の回転速度に応じて前記ブリーザバルブの前記開弁動作および前記閉弁動作が切り替わることを特徴とする。
この構成により、回転体が回転しない回転伝動装置の停止時、あるいは、回転体が低速で回転する回転伝動装置の低速回転伝動時には、ケースの内部空間の圧力は回転体等を通す軸穴のシール性能に悪影響を与える程度に高まることがなく、バルブ部がバルブシート部に係合する閉弁状態が維持される。一方、回転体が高速で回転する回転伝動装置の高速回転伝動時には、ケースの内部空間の温度および圧力が上昇するが、このとき、回転体の回転速度上昇によりバルブ部に作用する遠心力が大きくなっていることから、この遠心力が付勢手段からの閉弁方向の付勢力とバルブ部の前後差圧による付勢力との合力に打ち勝ち、バルブ部がバルブシート部から離脱するブリーザバルブの開弁動作がなされて、ケースの内部が、外部空間(例えば大気圧空間)に開放される。したがって、ケースの内部にシール性能に悪影響を与えるような正圧が生じることが未然に防止されることになる。なお、この高速回転伝動時には、オイルの液面は、回転体およびブリーザ本体の高速回転に伴って回転体の回転中心軸線から離間する側(放射外方側)に付勢されるから、オイルが連通路内に入ることが確実に防止される。
回転伝動装置の伝動状態が高速から低速に移行し、ケースの内部空間の圧力が低下するときには、回転体の回転速度低下によりバルブ部に作用する遠心力が付勢手段からの閉弁方向の付勢力とバルブ部の前後差圧による付勢力との合力に劣る程度に小さくなると、バルブ部がバルブシート部に係合するブリーザバルブの閉弁動作がなされる。そして、ブリーザバルブの閉弁動作後にケースの内部の温度がさらに低下し、ケースの内部空間が負圧になる場合には、バルブ部に開弁方向に作用する大気圧とケース内の負圧とによってバルブ部の前後差圧が開弁方向への付勢力として作用し、この開弁方向の付勢力が大きくなると、バルブ部がバルブシート部から離脱する開弁動作がなされることで、ケースの内部が外部空間に開放される。よって、ケース内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザ装置となる。
上記(1)に記載のブリーザ装置においては、(2)前記回転体が、少なくとも前記ケースの内方に位置する内端側に前記ブリーザ本体を保持する保持穴部を有するとともに、前記ブリーザ本体が、前記連通路の一部となる貫通穴が形成された内壁部を有し、前記内壁部の前記貫通穴の近傍に前記バルブシート部が配置されるとともに、前記バルブ部が前記付勢手段によって前記回転体の径方向に付勢されていることを特徴とする。
この構成により、バルブ部に回転体の回転速度に応じた遠心力が開弁方向に作用するとともに、付勢手段からの付勢力が閉弁方向に作用し、回転体の回転速度に応じてブリーザバルブの開弁動作および閉弁動作が確実に切り替わる。また、ブリーザバルブを、容易にユニット化でき、回転体の保持穴部へのブリーザバルブの組付け作業を容易化できる。
上記(2)に記載のブリーザ装置においては、(3)前記内壁部に形成される前記貫通穴が、前記ブリーザ本体の周方向に等間隔に離間する複数の径方向穴として構成され、前記バルブシート部および前記バルブ部が、前記ブリーザ本体の周方向に等間隔に離間するようそれぞれ複数設けられていても好ましい。
この構成により、回転体の回転バランスを良好に保つことができるとともに、ブリーザバルブの開弁動作および閉弁動作のためのバルブ部の移動量を抑えることができ、付勢手段に弾性部材を用いる場合にその撓み量を抑えることで十分な耐久性を確保できる。
上記(1)〜(3)に記載のブリーザ装置においては、(4)前記付勢手段が、前記ブリーザバルブの前記バルブ部と前記回転体の間に縮設された弾性部材によって構成されていてもよい。
この構成により、弾性部材にバルブ部の付勢のみならず、ブリーザ本体の保持や抜け止めの機能を併有させることもできる。
また、上記(1)〜(3)に記載のブリーザ装置においては、(5)前記付勢手段が、前記ブリーザバルブの前記バルブ部と前記ブリーザ本体の間に介装された弾性部材によって構成されていてもよい。
この構成により、付勢手段を予め組み込んだ状態でブリーザバルブをユニット化でき、ブリーザバルブの組付け作業を容易化できる。
上記(1)〜(5)に記載のブリーザ装置においては、(6)前記回転体が中空軸で構成されているのが好ましい。
この構成により、ケースの内部空間を外部空間に開放するための連通路の主要部を回転体の内部に容易に形成することができ、構成の簡素な軽量のブリーザ装置となる。
上記(1)〜(6)に記載のブリーザ装置においては、(7)前記回転伝動装置が、車両用のディファレンシャル装置であり、前記回転体が前記ディファレンシャル装置に回転動力を入力するドライブピニオンによって構成されるのが好ましい。
この構成により、ドライブピニオンの高速回転時には、オイルがドライブピニオンの歯部により移動させられながら、ドライブピニオンの回転中心軸線から離間する側に偏倚せしめられ、ブリーザバルブが開弁動作するときには、オイルが連通路内に入ることが確実に防止され、一方、ドライブピニオンの歯部が十分に潤滑される。また、ドライブピニオンの低速回転時あるいは停止時には、ケースの内部空間の圧力が低下するとともに、バルブ部に作用する遠心力が小さくなるか作用しなくなって、ブリーザバルブの閉弁動作がなされる。この閉弁後にケースの内部の温度がさらに低下すると、ケースの内部空間が負圧になるが、その温度の低下が顕著である場合、バルブ部に開弁方向に作用する大気圧と負圧とによってバルブ部の前後差圧が開弁方向に大きく作用し、バルブ部の開弁動作がなされて、ケースの内部が外部空間に開放される。よって、ケース内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なディファレンシャル装置となる。
本発明によれば、付勢手段により閉弁方向に付勢されるブリーザバルブのバルブ部に対し、その開弁方向に大気圧を受圧させるとともに回転体の回転による遠心力を作用させるようにしているので、回転体の回転速度に応じてブリーザバルブの開弁動作および閉弁動作が切り替わるようにでき、回転伝動装置の高速回転伝動時には、バルブ部を開弁動作させて、ケースの内部を外部空間に開放でき、一方、回転体が低速回転または停止状態に移行してケースの内部空間に負圧が発生するときにも、その負圧と開弁方向に作用する大気圧とによってバルブ部を開弁動作させることができ、ケース内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザ装置を提供することができるものである。
本発明の第1実施形態に係るブリーザ装置を装備した車両用のディファレンシャル装置の部分断面図である。 第1実施形態に係るブリーザ装置の構成を示す要部断面図である。 図2中のIII−III矢視断面図である。 第1実施形態に係るブリーザ装置の構成を示す図2の部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るブリーザ装置を装備した車両用のディファレンシャル装置の部分断面図である。 第2実施形態のブリーザ装置の要部構成を示す図で、(a)はそのブリーザバルブ付近の部分拡大断面図、(b)はその要部側面図である。 第2実施形態に係るブリーザ装置の構成を示す図5の部分拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係るブリーザ装置を示しており、本発明のブリーザ装置を回転伝動装置、例えば後輪駆動車用のリヤディファレンシャル装置(終減速装置)に適用したものを例示している。
まず、その構成について説明する。
図1に部分断面図で示すように、本実施形態のリヤディファレンシャル装置10(回転伝動装置)は、ディファレンシャルケース11(ケース)と、そのディファレンシャルケース11の先端部から車両前方側に向かって突出する外端部13a(入力軸端部)およびかさ歯車13cが装着された内端部13bを有するドライブピニオン13(回転体)と、そのドライブピニオン13のかさ歯車13cに噛合する大径のかさ歯車であるリングギヤ14と、リングギヤ14に一体に結合されるとともに車両左右方向を軸方向とする筒状のディファレンシャルハウジング15と、ディファレンシャルハウジング15の中央部に嵌着されたシャフト15aにより回転自在に支持された一対のピニオン16(片方のみ図示)と、これらピニオン16に噛合する左右のサイドギヤ17a、17bと、これらサイドギヤ17a、17bに回転方向一体に結合された左右のアクスル軸18a、18bとを有しており、ドライブピニオン13は2組の円錐ころ軸受19a、19bを介してディファレンシャルケース11により回転自在に支持され、図示しないプロペラシャフトからの回転動力をディファレンシャル装置10に入力するようになっている。
ここで、ドライブピニオン13は、オイルが収容されるディファレンシャルケース11に対して、その内部のオイルに接触するように円錐ころ軸受19a、19bを介して回転自在に支持された回転体となっている。
本実施形態のブリーザ装置は、このドライブピニオン13を少なくとも内端側で中空とし、そのドライブピニオン13の内方に略円板状のブリーザ本体21とブリーザバルブ22とを保持させたものである。
具体的には、ドライブピニオン13の内方には、ディファレンシャルケース11の内部空間12を外部空間Pに連通させる連通路25が形成されており、その連通路25の途中に、ディファレンシャルケース11の内部空間12を外部空間Pから仕切ることができるよう、隔壁状のブリーザ本体21が配置されている。ただし、このブリーザ本体21は、後述するように、ブリーザバルブ22の開弁時に連通路25の一部を形成するようになっている。すなわち、ブリーザ本体21は、ドライブピニオン13と共にディファレンシャルケース11の内部空間12を外部空間Pに連通させる連通路25を形成している。
ブリーザバルブ22は、ディファレンシャル装置10の動力伝達の継続によってディファレンシャルケース11の内部空間12の圧力が上昇するとき、開放されるようになっている。
より具体的には、図2〜図4に示すように、ドライブピニオン13は、少なくともディファレンシャルケース11の内方に位置する内端部13b側に、その内端面上に開口する円形の凹部13d(保持穴部)を有しており、ブリーザ本体21は、この凹部13d内に保持されることでドライブピニオン13の回転中心軸線と同軸に配置されている。
図3および図4に示すように、ブリーザ本体21は、その一面21j側の中央部に位置する円形の凹部21aと、円形の凹部21aの近傍から半径方向外側に延びる一対の径方向穴21d、21eと、を有する略円板状の板状体として構成されている。また、ブリーザ本体21は、その他面21k側の外周縁部を部分的に切り欠いて形成された一対の切欠き21f、21gを有しており、これら切欠き21f、21gによって一対の径方向穴21d、21eはディファレンシャルケース11の内部空間12に連通するようになっている。
また、ブリーザ本体21の凹部21aと一対の径方向穴21d、21eの間には、凹部21aを形成する内壁部21cの一部を貫通するように、一対の径方向穴21d、21eより小径の少なくとも1つ、例えば一対の貫通穴25cが形成されている。すなわち、ブリーザ本体21の内壁部21cには、連通路25の一部となる一対の貫通穴25cが形成されており、これら貫通穴25cは、ブリーザ本体21の周方向に等間隔(等角度間隔)に離間しつつ互いに対向する径方向穴となっている。
さらに、ブリーザ本体21の内壁部21cは、一対の貫通穴25cの周囲にそれぞれ貫通穴25cを取り囲む環状弁座である一対のバルブシート部23を構成しており、バルブシート部23は、それぞれブリーザバルブ22の一部となっている。また、各バルブシート部23には、このバルブシート部23に係合する閉弁動作およびこのバルブシート部23から離脱する開弁動作が可能な弁体であるバルブ部24が対向している。すなわち、ブリーザ本体21には、連通路25の一部となる複数の貫通穴25cと共に少なくとも1つ、例えば一対(複数)のバルブシート部23が設けられており、一対のバルブシート部23に対応して一対のバルブ部24が設けられ、これら一対のバルブシート部23および一対のバルブ部24によって、一対のブリーザバルブ22が構成されている。
一対のバルブ部24は、それぞれ連通路25を通し、互いに対向するその一面24a側では外部空間Pからの大気圧を開弁方向への操作圧として受圧するとともに、他面24b側ではディファレンシャルケース11の内部空間12の圧力を閉弁方向への操作圧として受圧するようになっている。
これら一対のバルブ部24は、径方向穴21d、21eに収納される略円板状の弁体であり、それぞれ径方向穴21d、21eの穴径より小径で、かつ、貫通穴25cの穴径より大径になっている。
さらに、各バルブ部24は、付勢手段である圧縮コイルばね26によって閉弁方向に付勢されており、圧縮コイルばね26は、ブリーザバルブ22のバルブ部24とドライブピニオン13の間にドライブピニオン13の径方向に向けて縮設された弾性部材となっている。すなわち、一対のバルブ部24は、一対の圧縮コイルばね26によってドライブピニオン13の径方向に付勢されている。なお、バルブ部24の他面24b側を圧縮コイルばね26の端部に固着させてもよい。
連通路25は、その内端部25a側がドライブピニオン13の凹部13d内およびブリーザ本体21の凹部21a内の空間に連続しており、その外端部25b側で外部空間Pに連通している。
なお、図1中では、連通路25は真直で、ドライブピニオン13の左端側にその外端部25bを向けているが、連通路25の外端部25bを少なくとも1つの径方向穴、例えば放射状にかつ等角度間隔に形成された複数の径方向穴によって構成することができる。
また、バルブ部24は、厳密な円板形状でなく、貫通穴25c内への位置決めのために凸球面やテーパ面を有するものであってもよい。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態のブリーザ装置においては、圧縮コイルばね26によって閉弁方向に付勢されているブリーザバルブ22のバルブ部24に対して、その前後の差圧、すなわち外部空間Pの圧力である大気圧とディファレンシャルケース11の内部空間12の圧力との差圧が作用するとともに、ドライブピニオン13の回転速度に応じた開弁方向への遠心力が作用する。したがって、バルブ部24の前後差圧およびドライブピニオン13の回転速度に応じてバルブ部24に作用する付勢力が変化し、その付勢方向も逆転し得ることになり、その結果、ドライブピニオン13の回転速度に応じて、ブリーザバルブ22のバルブ部24の開弁動作および閉弁動作が切り替わることになる。
例えば、ドライブピニオン13が回転しないディファレンシャル装置10の停止時、あるいは、ドライブピニオン13が低速で回転するディファレンシャル装置10の低速回転伝動時には、ディファレンシャルケース11の内部空間12の圧力は軸穴のシール性能等に悪影響を与える程度に高まらない。このとき、オイル液面Lがブリーザバルブ22の近傍に接近するが、バルブ部24がバルブシート部23に係合する閉弁状態が圧縮コイルばね26からの付勢力によって維持される。また、ブリーザバルブ22が、外部空間P側からディファレンシャルケース11内への吸込み側に開弁する構成であることから、オイル液面Lが接近しても液漏れが防止され得る。
一方、ドライブピニオン13が高速で回転するディファレンシャル装置10の高速回転伝動時には、ディファレンシャル装置10の停止時や低速回転伝動時に比べて、ディファレンシャルケース11の内部空間12の温度および圧力が上昇する。このとき、ドライブピニオン13の回転速度上昇によりバルブ部24に作用する遠心力が大きくなっており、この遠心力が圧縮コイルばね26からの閉弁方向の付勢力とバルブ部24の前後差圧に基づく付勢力との合力に打ち勝つ程度に大きくなると、バルブ部24がバルブシート部23から離脱するブリーザバルブ22の開弁動作がなされて、ディファレンシャルケース11の内部が、外部空間P、例えば大気圧空間に連通する。したがって、ディファレンシャルケース11の内部空間12にシール性能等に悪影響を与えるような正圧が生じることが未然に防止されることになる。
この高速回転伝動時には、オイル液面L(図2参照)は、ドライブピニオン13の高速回転に伴ってドライブピニオン13の回転中心軸線から離間する側(放射外方側)に偏倚せしめられる。また、ドライブピニオン13とブリーザ本体21とが一体に回転することで、切欠き21f、21gから一対の径方向穴21d、21eにオイルが入ることも遠心力により確実に防止される。したがって、オイルが開弁中のブリーザバルブ22を通って外部に漏れ出ることが確実に防止される。
また、ディファレンシャル装置10の伝動状態が高速から低速に移行し、ディファレンシャルケース11の内部空間12の圧力が低下するときには、ドライブピニオン13の回転速度低下によりバルブ部24に作用する遠心力が小さくなる。
このとき、バルブ部24に作用する遠心力が圧縮コイルばね26からの閉弁方向の付勢力とバルブ部24の前後差圧に基づく付勢力との合力に劣る程度に小さくなると、バルブ部24がバルブシート部23に係合するブリーザバルブ22の閉弁動作がなされる。
そして、ブリーザバルブ22の閉弁動作後にディファレンシャルケース11の内部の温度がさらに低下し、ディファレンシャルケース11の内部空間12が予め開放圧と決められた負圧になる場合には、バルブ部24に開弁方向に作用する大気圧と負圧とによってバルブ部24の前後差圧が開弁方向への比較的大きな付勢力となる。したがって、バルブ部24がバルブシート部23から離脱する開弁動作がなされて、ディファレンシャルケース11の内部空間12が、大気圧空間である外部空間Pに開放される。
このように、本実施形態のブリーザ装置においては、ディファレンシャルケース11内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザバルブ22を用いることで、ディファレンシャルケース11の内部空間12の圧力を適正範囲内に維持することができる。その結果、ディファレンシャル装置10のオイル漏れやシール性能の低下を確実に防止することができる。
また、本実施形態では、ブリーザ本体21の内壁部21cの貫通穴25cの近傍にバルブシート部23が配置されるとともに、バルブ部24が圧縮コイルばね26によってドライブピニオン13の径方向に付勢されているので、バルブ部24にドライブピニオン13の回転速度に応じた遠心力が開弁方向に作用するとともに、圧縮コイルばね26からの付勢力が閉弁方向に作用し、ドライブピニオン13の回転速度に応じてブリーザバルブ22の開弁動作および閉弁動作が確実に切り替わる。また、ブリーザバルブ22を容易にユニット化でき、ドライブピニオン13の保持穴部へのブリーザバルブ22の組付け作業を容易化できる。
さらに、内壁部21cに形成される貫通穴25cが、内壁部21cの周方向に等間隔に離間する複数の径方向穴として構成され、バルブシート部23およびバルブ部24が、内壁部21cの周方向に等間隔に離間し互いに対向するように設けられているので、ドライブピニオン13の回転バランスを良好に保つことができるとともに、ブリーザバルブ22の開弁動作および閉弁動作のためのバルブ部24の移動量を抑えることができ、圧縮コイルばね26に弾性部材を用いる場合にその撓み量を抑えることで十分な耐久性を確保できる。
加えて、圧縮コイルばね26が、ブリーザバルブ22のバルブ部24とドライブピニオン13の間に縮設された弾性部材となっているので、弾性部材にバルブ部24の付勢のみならず、ブリーザ本体21のドライブピニオン13への保持機能を併有させることもでき、ドライブピニオン13側のばね受け形状を例えば凹形状にすることで、抜け止めの機能を持たせることも可能である。
また、ドライブピニオン13が中空軸で構成されているので、ディファレンシャルケース11の内部空間12を外部空間Pに開放するための連通路25の主要部をドライブピニオン13の内部に容易に形成することができ、構成の簡素な軽量のブリーザ装置とすることができる。
さらに、ドライブピニオン13の高速回転時には、オイルがドライブピニオン13のかさ歯車13cの歯部によってその回転方向に流動させられながら、ドライブピニオン13の回転中心軸線から離間する側に偏倚せしめられることで、オイルが連通路25内に入ることが防止されるとともに、ドライブピニオン13のかさ歯車13cの歯部が十分に潤滑される。
このように、本実施形態によれば、圧縮コイルばね26により閉弁方向に付勢されるブリーザバルブ22のバルブ部24に対し、その開弁方向に大気圧を受圧させるとともにドライブピニオン13の回転による遠心力を作用させるようにしているので、ドライブピニオン13の回転速度に応じてブリーザバルブ22の開弁動作および閉弁動作が切り替わるようにすることができ、ディファレンシャル装置10の高速回転伝動時には、バルブ部24を開弁動作させてディファレンシャルケース11の内部を外部空間Pに開放でき、一方、ドライブピニオン13が低速回転または停止状態に移行してディファレンシャルケース11の内部空間12に負圧が発生するときにも、その負圧と開弁方向に作用する大気圧とによってバルブ部24を開弁動作させることができ、ディファレンシャルケース11内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザ装置を提供することができるものである。
(第2実施形態)
図5〜図7は、本発明の第2実施形態に係るブリーザ装置を示している。なお、本実施形態は、上述の第1実施形態と同様なリヤディファレンシャル装置にバルブ構造の異なるブリーザ装置を用いるものであるので、上述の実施形態と同一の構成要素については図1〜図4に示した符号を用い、第1実施形態との相違点について以下に説明する。
図5に示すように、本実施形態のリヤディファレンシャル装置10は、ドライブピニオン13の凹部13dの内方に、ブリーザ本体31とブリーザバルブ32とを保持させたものであり、ドライブピニオン13の内方の連通路25の途中に、ディファレンシャルケース11の内部空間12を外部空間Pから仕切ることができるよう、隔壁状のブリーザ本体31が配置されている。このブリーザ本体31は、後述するように、ブリーザバルブ32の開弁時に連通路25の一部を形成するようになっている。すなわち、ブリーザ本体31は、ドライブピニオン13と共にディファレンシャルケース11の内部空間12を外部空間Pに連通させる連通路25を形成している。そして、ブリーザバルブ32は、ディファレンシャル装置10の動力伝達の継続によってディファレンシャルケース11の内部空間12の圧力が上昇するとき、開放されるようになっている。
具体的には、図5〜図7に示すように、ブリーザ本体31は、その一面31j側の中央部に位置する円形の凹部31aを有する略円径の皿状体として構成されており、他面31k側の円形の外周側壁部31bと、凹部31aを取り囲む略円筒状の環状壁部31cと、環状壁部31cと共に凹部31aを形成する内底壁部31dと、を有している。ここで、円形の外周側壁部31bの外周と環状壁部31cとは同心的に形成されており、ドライブピニオン13の凹部13dの内方で環状壁部31cがドライブピニオン13に対し同軸に配置されるようになっている。
また、ブリーザ本体31には、環状壁部31cの一部を貫通するように、少なくとも1つ、例えば1つの貫通穴25cが、ドライブピニオン13の凹部13d内で連通路25の一部となるように形成されている。
さらに、ブリーザ本体31の環状壁部31cは、貫通穴25cを取り囲む環状弁座であるバルブシート部33を構成しており、バルブシート部33は、ブリーザバルブ32の一部となっている。また、バルブシート部33には、このバルブシート部33に係合する閉弁動作およびこのバルブシート部33から離脱する開弁動作が可能な弁体であるバルブ部34が対向している。すなわち、ブリーザ本体31には、連通路25の一部となる貫通穴25cと共にバルブシート部33が設けられており、このバルブシート部33に対応してバルブ部34が設けられ、これらバルブシート部33およびバルブ部34によってブリーザバルブ32が構成されている。
このブリーザバルブ32のバルブ部34とブリーザ本体31との間には、弾性部材である湾曲した板ばね36が介装されている。
この板ばね36は、バルブ部34が固着された一端部36aおよびボルト37によってブリーザ本体31の環状壁部31cに締結・固定された他端部36bを有しており、バルブ部34とブリーザ本体31との間に介装された状態となっている。
また、板ばね36は、その自由形状では環状壁部31cの外周面側の曲率より十分に小さい曲率半径を有するように湾曲して形成されており、その他端部36bをボルト37によってブリーザ本体31の環状壁部31cに締結・固定される際に、バルブ部34の外側面34bが固着された一端部36a側でバルブ部34の内側面34aをバルブシート部33に押し当てながら、予め設定された撓み角度だけ撓められている。したがって、板ばね36は、バルブ部34に対し常時バルブシート部33に接近する閉弁方向側への付勢力を加えることができるようになっている。すなわち、板ばね36は、バルブ部34を閉弁方向に付勢する付勢手段となっている。
このように構成された本実施形態のブリーザ装置では、板ばね36により閉弁方向に付勢されるブリーザバルブ32のバルブ部34に対し、その開弁方向に大気圧を受圧させるとともにドライブピニオン13の回転による遠心力を作用させるようにしているので、ドライブピニオン13の回転速度に応じてブリーザバルブ32の開弁動作および閉弁動作が切り替わるようにすることができ、ディファレンシャル装置10の高速回転伝動時には、バルブ部34を開弁動作させてディファレンシャルケース11の内部を外部空間Pに連通させることができ、一方、ドライブピニオン13が低速回転または停止状態に移行してディファレンシャルケース11の内部空間12に負圧が発生するときにも、その負圧と開弁方向に作用する大気圧とによってバルブ部34を開弁動作させることができる。したがって、上述の第1実施形態と同様に、ディファレンシャルケース11内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザ装置を提供することができる。
また、本実施形態においては、板ばね36を予め組み込んだ状態でブリーザ本体31およびブリーザバルブ32をユニット化することができ、そのユニットのドライブピニオン13への組付け作業を非常に容易にすることができる。
なお、上述の各実施形態においては、圧縮コイルばね26は、バルブ部24の数に対応して、内壁部21cの周方向に等間隔に離間するよう複数設けられているが、一対のバルブ部24の間に介在する引張ばねであってもよい。また、ブリーザ本体21の内壁部21cを略一定厚さの環状壁部としてもよい。その場合、ブリーザ本体21は、両面側の略円板状体が環状壁部によって連結されるとともに、径方向穴21d、21eの近傍に両面側の略円板状体同士を連結する連結壁部が設けられることになる。また、本発明は、ディファレンシャル装置のドライブピニオン以外の回転体にブリーザバルブを装着するものであってもよく、ディファレンシャル装置以外の動力伝達装置、その他の歯車伝動装置、あるいはチェーン等の無端伝動要素を用いる回転伝動装置等であっても、本発明は適用可能である。
以上説明したように、本発明に係るブリーザ装置は、付勢手段により閉弁方向に付勢されるブリーザバルブのバルブ部に対し、その開弁方向に大気圧を受圧させるとともに回転体の回転による遠心力を作用させるようにしているので、回転体の回転速度に応じてブリーザバルブの開弁動作および閉弁動作が切り替わるようにでき、回転伝動装置の高速回転伝動時には、バルブ部を開弁動作させて、ケースの内部を外部空間に開放でき、一方、回転体が低速回転または停止状態に移行してケースの内部空間に負圧が発生するときにも、その負圧と開弁方向に作用する大気圧とによってバルブ部を開弁動作させることができ、ケース内における正圧発生時および負圧発生時の双方に対応可能なブリーザ装置を提供することができるという効果を奏するものであり、車両用の終減速装置等の回転伝動装置において装置内部を外部空間に開放することでその装置ケース内の圧力を大気圧程度に調整するブリーザ装置全般に有用である。
10 ディファレンシャル装置(回転伝動装置)
11 ディファレンシャルケース(ケース)
12 内部空間
13 ドライブピニオン(回転体)
13a 外端部
13b 内端部
13c かさ歯車
13d 凹部
21、31 ブリーザ本体
21a、31a 凹部
21c 内壁部
21d、21e 径方向穴
21f、21g 切欠き
21j 一面
21k 他面
22、32 ブリーザバルブ
23、33 バルブシート部
24、34 バルブ部
24a 一面
24b 他面
25 連通路
25a 内端部
25b 外端部
25c 貫通穴
31b 外周側壁部
31c 環状壁部
31d 内底壁部
31j 一面
36 板ばね(弾性部材、付勢手段)
37 ボルト
P 外部空間

Claims (7)

  1. オイルが収容される回転伝動装置のケースに前記オイルに接触するよう回転自在に支持された回転体と、前記ケースの内部空間を外部空間から仕切るよう前記回転体の内方に支持される一方で前記回転体と共に前記ケースの内部空間を外部空間に連通させる連通路を形成するブリーザ本体と、前記連通路を開閉するよう設けられ、前記ケースの内部空間で圧力が上昇したときに該圧力に応じて開放されるブリーザバルブと、を備えたブリーザ装置において、
    前記ブリーザバルブが、前記ケースの内部空間を外部空間に連通させる連通路と共に前記ブリーザ本体に設けられたバルブシート部と、前記バルブシート部に係合する閉弁動作および前記バルブシート部から離脱する開弁動作が可能で、前記開弁方向に大気圧を受圧するバルブ部と、前記バルブ部を閉弁方向に付勢する付勢手段と、を有し、
    前記回転体の回転速度に応じて前記ブリーザバルブの前記開弁動作および前記閉弁動作が切り替わることを特徴とするブリーザ装置。
  2. 前記回転体が、少なくとも前記ケースの内方に位置する内端側に前記ブリーザ本体を保持する保持穴部を有するとともに、前記ブリーザ本体が、前記連通路の一部となる貫通穴が形成された内壁部を有し、
    前記内壁部の前記貫通穴の近傍に前記バルブシート部が配置されるとともに、
    前記バルブ部が前記付勢手段によって前記回転体の径方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載のブリーザ装置。
  3. 前記内壁部に形成される前記貫通穴が、前記ブリーザ本体の周方向に等間隔に離間する複数の径方向穴として構成され、前記バルブシート部および前記バルブ部が、前記ブリーザ本体の周方向に等間隔に離間するようそれぞれ複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載のブリーザ装置。
  4. 前記付勢手段が、前記ブリーザバルブの前記バルブ部と前記回転体の間に縮設された弾性部材によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1の請求項に記載のブリーザ装置。
  5. 前記付勢手段が、前記ブリーザバルブの前記バルブ部と前記ブリーザ本体の間に介装された弾性部材によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1の請求項に記載のブリーザ装置。
  6. 前記回転体が中空軸で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1の請求項に記載のブリーザ装置。
  7. 前記回転伝動装置が、車両用のディファレンシャル装置であり、
    前記回転体が前記ディファレンシャル装置に回転動力を入力するドライブピニオンによって構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1の請求項に記載のブリーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104976313A (zh) * 2015-06-15 2015-10-14 重庆工商职业学院 双锥齿传动机构
JP2020193629A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 本田技研工業株式会社 車両のブリーザ装置

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