JP2010216569A - バッフルプレート - Google Patents

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Hiroaki Kodera
広明 小寺
Masafumi Nishigaya
雅文 西ヶ谷
Shingo Kato
真吾 加藤
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Abstract

【課題】潤滑が必要な複数の部位に油を適切に供給することが可能なバッフルプレートを提供する。
【解決手段】バッフルプレート100は、外筒部材40と内筒部材50とを備え、流体圧により内筒部材50および外筒部材40のいずれか一方が可動することで2方向からの油流れを整流する。
【選択図】図1

Description

この発明は、バッフルプレートに関し、より特定的には、2方向からの油流れを整流するバッフルプレートに関するものである。
従来、バッフルプレートは、たとえば特開2004−169794号公報(特許文献1)、特表2008−527284号公報(特許文献2)および特開平8−338511号公報(特許文献3)に開示されている。
特開2004−169794号公報 特表2008−527284号公報 特開平8−338511号公報
特許文献1では、トランスミッションの軸内へオイルを供給するオイルカバーは、オイルカバーの中心部に形成され軸に形成された軸内油路と連通する中央筒部と、中央筒部内に中央筒部の軸方向に沿って延在して形成された整流板と、中央筒部の半径方向外側に形成されハウジングケースに取付けられる環状部5とを備えたトランスミッションの軸内オイル供給構造が開示されている。
特許文献2では、回転軸受を介して変速機のケースの中に支持された中空の軸の内部へのオイルの案内装置であって、案内装置は、中空の軸の内部へ挿し込まれたオイルを導入するための筒状のカニューレに接続されるオイルの案内装置が開示されている。
特許文献3では、変速機構の入力軸と作動機構のドライブ軸との間に少なくとも1本の回転軸と、軸受と、ギアを有するトランスアクスルにおいて、回転軸は、回転軸内に設けた軸線方向の油路からインナーレースとアウターレースとの隙間に油を供給して潤滑を行なう少なくとも1つの潤滑油路を有し、ギアは油を強制的に排出する案内溝を有し、外周の端部は、隙間に対向するように位置する車両のトランスアクスルが開示されている。
従来の技術では、ある1つの方向からの流体(オイル)の整流作用のみを備え、対象部位へ流体を到達させることを目的としている。しかしながら、従来の技術では、潤滑が必要な複数の部位に油を適切に供給することが困難であるという問題があった。そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものあり、2つの方向から流れる流体の整流作用を有するバッフルプレートを提供することを目的とする。
この発明に従ったバッフルプレートは、外筒部材と内筒部材とを備えたバッフルプレートであって、流体圧により内筒部材および外筒部材のいずれか一方が可動することで2方向からの油流れを整流する。
このように構成されたバッフルプレートでは、内筒部材および外筒部材のいずれか一方が可動することで2方向からの油流れを整流し、潤滑が必要な箇所に油を供給することができる。
この発明の実施の形態1に従った、内筒部材と外筒部材とを有するバッフルプレートの模式的な断面図である。 この発明の実施の形態1に従ったバッフルプレートの別の状態を説明するための断面図である。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態1に従った、内筒部材と外筒部材とを有するバッフルプレートの模式的な断面図である。図1を参照して、この発明の実施の形態1に従ったバッフルプレート100は、内筒部材50と、外筒部材40とを有する。バッフルプレート100はハウジング20に保持されている。ハウジング20に隣接するようにキャッチタンク60が設けられている。キャッチタンク60は油溜まりであり、潤滑油またはオートマチックトランスミッションフルド(ATF)を溜めている。潤滑油としてのオイル61は、さまざまな部品を潤滑および冷却する働きを有する。
ハウジング20は、たとえば車両に用いられるドライブトレーン上のケースである。ハウジング20にさまざまな車両上の部品が取付けられる。ハウジング20はシャフト30を支持している。シャフト30とハウジング20との間にはニードルベアリング10が介在しており、シャフト30がハウジング20に対して自由に回転することを許容している。なお、ニードルベアリング10は、ローラベアリングやボールベアリングなどに置き換えられてもよい。さらに、シャフト30がタービンシャフトなどの高回転をするシャフトである場合には、ハウジング20とシャフト30との間にベアリングを設けず、油膜を介在させることでハウジング20がベアリングなしでシャフト30を保持してもよい。
シャフト30内にはオイル通路31が設けられる。シャフト30内のオイル通路31はシャフトの軸方向に沿って延びており、シャフト30へオイルを供給する働きをする。オイル通路31から外周方向(ラジアル方向)に向って小さなオイル排出路が設けられており、シャフト30が回転することで、このラジアル方向に延びるオイル排出路から遠心力で外周方向にオイルが供給されてもよい。
バッフルプレート100は、オイル通路31側に延びる内筒部材50と、キャッチタンク60側に面する外筒部材40とを有する。内筒部材50は円筒形状であり、その内部にオイル通路51が設けられている。内筒部材50の一方端部52および他方端部53は鍔上になっており、外径が相対的に大きくなっている。一方端部52は外筒部材40の内周面41と係合している。外筒部材40はハウジング20に嵌め合わせられており移動することがない。これに対して、内筒部材50は軸方向に移動することが可能である。
図1で示した状態において、キャッチタンク60から矢印110で示す方向の油の流れが発生すると、この油の流れに沿って内筒部材50は軸方向(オイル通路31に近づく方向)に移動し、図1で示す位置に位置決めされる。矢印110で示す方向の流れのオイルは、外筒部材40の内周面410で取囲まれる空間、および、内筒部材50のオイル通路51を経由してシャフト30のオイル通路31へ送られる。すなわち、矢印111で示す方向にオイルが流れ、キャッチタンク60のオイル61はオイル通路31へ供給される。
図2は、この発明の実施の形態1に従ったバッフルプレートの別の状態を説明するための断面図である。図2で示すように、オイル通路31側から矢印120で示す方向の油の流れが発生する場合がある。この場合には、他方端部53側がオイルに押されることで、内筒部材50がキャッチタンク60側へ移動する。その結果、内筒部材50のオイル通路51を流れるよりも、内筒部材50の外周を矢印121で示す方向に流れる方がオイルの流れの抵抗が少なくなるため、オイルは、矢印121で示す方向に流れ、ニードルベアリング10側へ供給される。これにより、ニードルベアリング10が潤滑および冷却される。潤滑に対する優先度は、オイル通路31が一番高く、次いでニードルベアリング10が高くキャッチタンク60側が一番低い。すなわち、最もオイル61を供給したいのはオイル通路31である。オイル通路31に十分にオイルが供給されて矢印120で示す方向のオイルの流れが生じた場合、このオイルをニードルベアリング10側へ導きたい。これを可能にするのが、図2で示したような内筒部材50の構成であり、内筒部材50が軸方向に移動することで、矢印120で示すオイルの流れが矢印121で示す、オイルのニードルベアリング10側への流れとなる。
すなわち、この発明の実施の形態では、外筒部材40と内筒部材50とから構成されるバッフルプレート100であって、オイルの圧力により内筒部材50が可動することで、2方向(矢印110で示す方向と矢印120で示す方向)の2種類のオイルの流れを整流することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、内筒部材50が移動し、外筒部材40が移動しない構成としてが、これに限られるものではなく、内筒部材50を固定し、外筒部材40を可動可能に構成してもよい。
さらに、本発明が適用される部位は、シャフトの潤滑に限られず、車両において、潤滑が必要な2つの箇所にオイルを導く構成であればその適用範囲は実施の形態で示したものに限定されるものではない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、車両の分野で用いることができる。
10 ニードルベアリング、20 ハウジング、30 シャフト、31 オイル通路、40 外筒部材、41 内周面、50 内筒部材、51 オイル通路、52 一方端部、53 他方端部、60 キャッチタンク、61 オイル、100 バッフルプレート。

Claims (1)

  1. 内筒部材と外筒部材とを備えたバッフルプレートであって、
    流体圧により内筒部材および外筒部材のいずれか一方が可動することで2方向からの油流れを整流する、バッフルプレート。
JP2009064053A 2009-03-17 2009-03-17 バッフルプレート Withdrawn JP2010216569A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012233537A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Toyota Motor Corp 軸受潤滑構造
JP2015183786A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 富士重工業株式会社 潤滑油供給構造及び変速機

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