JP2010216359A - 圧力制御弁 - Google Patents

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肇 今中
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Mitsuyoshi Kawarabayashi
光義 河原林
Nobuhide Okada
信秀 岡田
Noriyoshi Yamada
典好 山田
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Abstract

【課題】組み付け時や部品の交換時の作業性を向上させることができる圧力制御弁を提供する。
【解決手段】低圧燃料室101cが形成され、ソレノイド101dを具備するソレノイドケース101と、低圧燃料室101cと連通される第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cを有するシャフトガイド102と、前記燃料通路を閉塞する球状の弁体104と、その一側の端面が弁体104と一体的に連結されるシャフト105と、低圧燃料室101c内に配置され、ソレノイド101dにより弁体104が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢されるアーマチャ106と、アーマチャ106を挟んでシャフトガイド102と反対側に配置され、アーマチャ106を、弁体104が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢する付勢部材108と、
を具備した。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料通路を開閉し、蓄圧室内の燃料の逃がし量を調節することで、蓄圧室内の圧力を調節する圧力制御弁の技術に関する。
従来、燃料通路を開閉し、蓄圧室内の燃料の逃がし量を調節することで、蓄圧室内の圧力を調節する圧力制御弁の技術は公知となっている。このような圧力制御弁の技術としては、特許文献1に記載の圧力制御弁が知られている。
特許文献1に記載の圧力制御弁は、燃料通路を閉塞する球状の弁体と、弁体と連動するシャフトと、シャフトと連動するアーマチャと、前記弁体が前記燃料通路を閉塞する方向に前記アーマチャを付勢するスプリングと、通電された際に前記弁体が前記燃料通路を閉塞する方向に前記アーマチャを付勢するソレノイドと、を具備するものである。この圧力制御弁では、前記ソレノイドへの通電を制御することにより、蓄圧室内の圧力を所定の圧力に保持することが可能となっている。
しかし、特許文献1に記載の圧力制御弁では、弁体とシャフトとが別体で構成されているため、圧力制御弁の組み付け時に弁体が脱落すること等があり、組み付け時や部品の交換時の作業性が悪い点で不利であった。
特開2008−45486号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、組み付け時や部品の交換時の作業性を向上させることができる圧力制御弁を提供するものである。
請求項1においては、
燃料通路を開閉して燃料の逃がし量を調節することで圧力を調節する圧力制御弁であって、
内部に低圧燃料室が形成され、前記低圧燃料室の外周部にソレノイドを具備するソレノイドケースと、
前記低圧燃料室の一側に嵌合され、前記低圧燃料室と連通されるガイド孔を有するシャフトガイドと、
前記燃料通路を閉塞する球状の弁体と、
前記ガイド孔により案内され、その一側の端面が前記弁体と一体的に連結されるシャフトと、
前記シャフトと連動するように前記低圧燃料室内に配置され、前記ソレノイドにより前記弁体が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢されるアーマチャと、
前記アーマチャを挟んで前記シャフトガイドと反対側に配置され、前記アーマチャを、前記弁体が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢する付勢部材と、
を具備するものである。
請求項2においては、
前記シャフトと前記アーマチャとは、別体で構成されるものである。
請求項3においては、
前記ガイド孔の内径は、
前記シャフトの外径よりも大きく形成され、
前記アーマチャは、
その前記シャフトガイド側と前記付勢部材側とを連通する連通孔が形成されるものである。
請求項4においては、
前記ガイド孔の内径は、
前記弁体側で大きく、かつ前記アーマチャ側で小さくなるように形成されるものである。
請求項5においては、
前記シャフトは、
その一側の端部がテーパ状に形成され、
その一側の端面の外径が前記弁体の直径よりも大きく形成されるものである。
請求項6においては、
前記シャフトは、
その一側の端面の外径が前記弁体の直径の2倍以下となるように形成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、径の小さい弁体を用いる場合であっても、シャフトと一体となっているため、弁体が脱落することがなく、組み付けミスの発生を防止し、組み付け時や部品の交換時等の作業性を向上させることができる。
請求項2においては、アーマチャと閉塞すべき燃料通路との同軸度にずれが生じた場合であっても、弁体及びシャフトが燃料通路の位置に合わせて移動することができるため、燃料通路を確実に閉塞することができる。
請求項3においては、シャフト及びアーマチャの両端に発生する圧力差を小さく抑え、圧力制御弁の動作を安定させることができる。
請求項4においては、シャフトのアーマチャ側における半径方向の移動量を小さく制限することで、シャフトの傾斜を防止することができ、燃料通路を弁体により確実に閉塞することができる。
請求項5においては、弁体が燃料通路を開放した場合に、流通する燃料がシャフトの端面に当たることによって当該シャフトに加わる力を減少させることができ、圧力制御弁の動作を安定させることができる。
請求項6においては、流通する燃料がシャフトに与える力を効果的に減少させることができ、圧力制御弁の動作を安定させることができる。
圧力制御弁を具備する蓄圧式燃料噴射装置の概略構成図。 本発明の実施の一形態に係る圧力制御弁を示す断面図。 シャフト、弁体、及び燃料の流れを示す拡大図。
以下では、図1を用いて、本発明に係る圧力制御弁の第一実施形態である圧力制御弁100を具備する蓄圧式燃料噴射装置1の概略構成について説明する。なお、以下では図中の矢印Lの方向を「左」方向と定義して説明を行う。
蓄圧式燃料噴射装置1は、高圧に加圧された燃料を所定の時期に噴射するものである。蓄圧式燃料噴射装置1は、主としてレール10、圧力センサ20、圧力制御弁100、コントローラ30等を具備する。
レール10は、高圧化された燃料を貯溜するものである。レール10は、主として蓄圧室11、高圧連通孔12・12・・・、高圧連通孔13・13、高圧コネクタ14・14・・・、高圧コネクタ15・15、低圧連通孔16、低圧コネクタ17等が形成される。
蓄圧室11は、レール10の長手方向における左側の面と右側の面とを連通するものである。
高圧連通孔12・12・・・及び高圧連通孔13・13は、蓄圧室11とレール10の外周面とを連通するものである。高圧連通孔12・12・・・及び高圧連通孔13・13は、互いに所定間隔を置いて形成される。
高圧コネクタ14・14・・・はパイプ状の部材であり、その一端は、高圧連通孔12・12・・・とそれぞれ接続される。高圧コネクタ14・14・・・の他端は、燃料を燃焼室に噴射するインジェクタ(不図示)とそれぞれ接続される。
高圧コネクタ15・15はパイプ状の部材であり、その一端は、高圧連通孔13・13とそれぞれ接続される。高圧コネクタ15・15の他端は、燃料を蓄圧室11へと圧送するサプライポンプ(不図示)と接続される。
低圧連通孔16は、蓄圧室11とレール10の外周面とを連通するものである。低圧連通孔16は、レール10の右端部の近傍に形成される。
低圧コネクタ17はパイプ状の部材であり、その一端は低圧連通孔16と接続される。低圧コネクタ17の他端は、燃料を貯溜する燃料タンク(不図示)と接続される。
圧力センサ20は、蓄圧室11内の燃料の圧力を検出するものである。圧力センサ20は、蓄圧室11の左端部に、当該蓄圧室11を閉塞するように配置される。
圧力制御弁100は、蓄圧室11内の燃料の圧力を調節するものである。圧力制御弁100は、蓄圧室11の右端部に、当該蓄圧室11を閉塞するように配置される。また、圧力制御弁100は、蓄圧室11と低圧連通孔16との連通を遮断するように配置される。
コントローラ30は、圧力センサ20の検出信号に基づいて圧力制御弁100の動作を制御するものである。コントローラ30は圧力センサ20に接続され、圧力センサ20による蓄圧室11内の圧力の検出信号を受信することができる。また、コントローラ30は圧力制御弁100に接続され、圧力制御弁100の動作を制御することができる。
以下では、上述の如く構成された蓄圧式燃料噴射装置1の動作態様の概略について説明する。
蓄圧式燃料噴射装置1において、前記サプライポンプによって加圧された燃料は、蓄圧室11内へと圧送される。蓄圧室11内に高圧の状態で貯溜された燃料は、前記インジェクタによって所定のタイミングで燃料室に噴射される。
圧力制御弁100は、蓄圧室11内の圧力が所定圧力以上になると、蓄圧室11と低圧連通孔16とを連通させる。これによって、蓄圧室11内の燃料を、低圧コネクタ17を介して前記燃料タンクへと逃がすことができ、蓄圧室11内の圧力を前記所定圧力まで低下させることができる。また、コントローラ30は、圧力制御弁100への供給電流を調節することにより、前記所定圧力を調節する。これによって、蓄圧室11内の圧力を所望の圧力以下に調節することができる。
以下では、図2及び図3を用いて、圧力制御弁100の構成について説明する。圧力制御弁100は、主としてソレノイドケース101、シャフトガイド102、バルブシート103、弁体104、シャフト105、アーマチャ106、バネ受け部材107、付勢部材108、第一シム109、蓋体110、第二シム111等を具備する。
ソレノイドケース101は、圧力制御弁100の主たる構造体を成す部材である。ソレノイドケース101は、ケース本体101a、キャップ101b、低圧燃料室101c、ソレノイド101d等を具備する。
ケース本体101aは、略円柱状の部材である。
キャップ101bは、その左側の外径が右側の外径より大きくなるように形成された略円柱状の部材である。キャップ101bの左端部は、ケース本体101aの右端部に固定される。
低圧燃料室101cは、ケース本体101aの左側の面とキャップ101bの右側の面とを連通するように形成される。
ソレノイド101dは、低圧燃料室101cの外周部を覆うように配置されるコイルである。ソレノイド101dはコントローラ30に接続され、当該コントローラ30によりソレノイド101dへ供給される励磁電流が調節される。
シャフトガイド102は、その左側の外径が右側の外径より大きくなるように形成された略円柱状の部材である。シャフトガイド102の右側は、低圧燃料室101cの左側から嵌め込まれた状態で固定される。シャフトガイド102の左側は、蓄圧室11の右側から嵌め込まれた状態で固定される。シャフトガイド102は、制御室102a、第一ガイド孔102b、第二ガイド孔102c、逃がし孔102d等を具備する。
制御室102aは、シャフトガイド102の左側の面に形成される略円柱状の凹部である。
第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cは、制御室102aとシャフトガイド102の右側の面とを連通する孔である。第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cは、ガイド孔の実施の一形態である。第一ガイド孔102bは、制御室102aと連通するように形成され、第二ガイド孔102cは、第一ガイド孔102bとシャフトガイド102の右側の面とを連通するように形成される。従って、シャフトガイド102は、制御室102a、第一ガイド孔102b、及び第二ガイド孔102cにより、その軸心部が貫通される。制御室102aの内径は第一ガイド孔102bの内径よりも大きく、第一ガイド孔102bの内径は第二ガイド孔102cの内径よりも大きくなるように、それぞれ形成される。
逃がし孔102dは、制御室102aとシャフトガイド102の外周面とを連通するものである。逃がし孔102dは、制御室102aの右端部の近傍であって、レール10の低圧連通孔16と連通される位置に形成される。
バルブシート103は、その左側の外径が右側の外径より大きくなるように形成された略円柱状の部材である。バルブシート103の右側は、制御室102aの左側から嵌め込まれた状態で固定される。バルブシート103は、高圧室103a、連通孔103b、フィルタ103c等を具備する。
高圧室103aは、バルブシート103の左側の面に形成される略円柱状の凹部である。
連通孔103bは、高圧室103aとバルブシート103の右側の面とを連通するものである。連通孔103bの内径は、高圧室103aの内径よりも小さく形成される。連通孔103bの右端部には、右側の内径が左側の内径より大きくなるような円錐台状のシート面103dが形成される。
フィルタ103cは、高圧室103aの左端部に配置され、当該フィルタ103cを通過する燃料中に混入した不純物等を除去するものである。
弁体104は、バルブシート103の連通孔103bを閉塞することが可能な球体状の部材である。弁体104は、バルブシート103のシート面103dに接するように配置される。
シャフト105は、略円柱状の部材である。シャフト105は、シャフトガイド102の第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cに挿入される。シャフト105の外径は、第二ガイド孔102cの内径よりも小さく構成される。これによって、シャフト105の外周面と第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cの内周面との間には、所定の間隙が形成される。当該間隙により、シャフト105が第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cに挿入された場合であっても、制御室102aと低圧燃料室101c(シャフトガイド102の右方)とが連通される。
また、図3に示すように、シャフト105の左端部は、左端に近づくにつれて径が小さくなるテーパ状に形成される。シャフト105の左端面の外径Dは、弁体104の直径dよりも大きくなるように形成される。シャフト105の左端面は、溶接等の適宜の方法によって弁体104に固接される。すなわち、弁体104とシャフト105とは一体として構成される。
なお、本実施形態においては、弁体104とシャフト105とは別個の部材であり、両部材を固設する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、弁体104とシャフト105とを、一つの部材として形成することも可能である。
図2に示すように、アーマチャ106は、略円柱状の部材である。アーマチャ106は、シャフトガイド102の右方において低圧燃料室101cに摺動可能に挿入される。アーマチャ106の右側の面には、略円柱状の凹部であるバネ受け部106aが形成される。アーマチャ106の左側の面は、シャフト105の右端面と当接する。ソレノイド101dに励磁電流が供給された場合、アーマチャ106は、当該励磁電流の大きさに応じて、左方へと付勢される。
また、アーマチャ106には、その左側の面と右側の面とを連通する連通孔106b・106bが形成される。なお、本実施形態においては、アーマチャ106は連通孔106bを2つ形成されるものとするが、本発明はこれに限るものではなく、1つ又は3つ以上形成する構成とすることも可能である。また、連通孔106b・106bは、アーマチャ106の外周に形成される溝によって構成することも可能である。
バネ受け部材107は、略円柱状のものである。バネ受け部材107は、受け部材の実施の一形態である。バネ受け部材107は、アーマチャ106の右方において低圧燃料室101cに摺動可能に挿入される。バネ受け部材107の左側の面には、略円柱状の凹部であるバネ受け部107aが形成される。
付勢部材108は、圧縮コイルバネにより構成される。付勢部材108の左端部は、アーマチャ106のバネ受け部106aに挿入される。付勢部材108の右端部は、バネ受け部材107のバネ受け部107aに挿入される。
第一シム109は、所定の厚みになるように形成される円板状の部材である。第一シム109は、バネ受け部107a内であって付勢部材108の右方に配置される。
なお、第一シム109は圧力制御弁100による蓄圧室11内の圧力の制御性を調節するために具備されるものである。よって、本実施形態における圧力制御弁100は、第一シム109を1つ具備する構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、第一シム109を2つ以上具備する構成や、第一シム109を具備しない構成とすることも可能である。
蓋体110は、ソレノイドケース101の低圧燃料室101cを閉塞する部材である。蓋体110は、ソレノイドケース101の低圧燃料室101cの右端部にねじ込まれることでとりつけられ、当該低圧燃料室101cを閉塞するように配置される。また、蓋体110は、ねじることでキャップ101bから取り外すことが可能である。
第二シム111は、所定の厚みになるように形成される円板状の部材である。第二シム111は、バネ受け部材107と蓋体110との間に配置される。
なお、第二シム111は圧力制御弁100による蓄圧室11内の圧力の制御性を調節するために具備されるものである。よって、本実施形態における圧力制御弁100は、第二シム111を1つ具備する構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、第二シム111を2つ以上具備する構成や、第二シム111を具備しない構成とすることも可能である。
上述の如く構成された圧力制御弁100において、バネ受け部材107は、第二シム111を介して蓋体110と当接する。アーマチャ106は、付勢部材108により左方へと付勢される。これによって、アーマチャ106と当接するシャフト105、及びシャフト105に固設される弁体104が左方へと付勢される。左方へ付勢される弁体104は、バルブシート103のシート面103dに押圧されることで、バルブシート103の連通孔103bを閉塞する。これによって、蓄圧室11から高圧室103a、連通孔103b、制御室102a、及び逃がし孔102dを経て低圧連通孔16へと流通する燃料の流れが妨げられる。
なお、以下では、高圧室103a、連通孔103b、制御室102a、及び逃がし孔102dにより構成される燃料の通路を、単に「燃料通路」と記す。
上述の如く、アーマチャ106とシャフト105とを別部材で構成し、互いに固定されない構成にすることにより、シャフト105は第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102c内でその長手方向と直交する方向(半径方向)に自由に移動することができる。従って、連通孔103b(シート面103d)とアーマチャ106との同軸度に多少のずれが生じた場合であっても、弁体104及びシャフト105が連通孔103bの位置に合わせて移動し、確実に連通孔103bを閉塞することができる。
また、上述の如く、第二ガイド孔102cの内径を、第一ガイド孔102bの内径よりも小さくなるように形成したことにより、シャフト105のアーマチャ106と当接する側(右側)における半径方向の移動量を小さく制限することができる。従って、シャフト105とアーマチャ106とが当接する位置が、アーマチャ106の軸心から大きくずれること、及び当該ずれによりシャフト105が傾斜すること、を防止することができ、ひいては弁体104によって確実に連通孔103bを閉塞することができる。
また、上述の如く、弁体104とシャフト105とを一体として構成することにより、弁体104やシャフト105の組み付け時や部品の交換時において、弁体104が脱落することがなく、組み付けミスの発生や作業性を向上させることができる。
以下では、図2及び図3を用いて、上述の如く構成された圧力制御弁100の動作態様について説明する。
コントローラ30によりソレノイド101dに励磁電流が供給されない場合、上述の如く付勢部材108の付勢力により弁体104がバルブシート103のシート面103dに押圧され、燃料通路を閉塞する。
蓄圧室11内の圧力が上昇し、当該圧力により弁体104に加わる力が、付勢部材108の付勢力よりも大きくなると、弁体104は付勢部材108の付勢力に抗してシート面103dから離間する。従って、燃料通路の閉塞が解除され、蓄圧室11内の燃料は燃料通路を経て逃がし孔102dへと流通する。以下、燃料通路の閉塞が解除される際の蓄圧室11内の圧力を、単に「開弁圧」と記す。
弁体104がシート面103dから離間した際、蓄圧室11内から制御室102a内へと流入する燃料が、弁体104及びシャフト105の左端面に当たることにより、シャフト105には右向きの力が加わる。しかし、上述の如くシャフト105の左端面はテーパ状に形成されているため、制御室102a内へ流入する燃料の流れが滑らかになり(図3の白抜き矢印参照)、前記シャフト105に加わる力を減少させることができる。従って、当該力によってシャフト105の動作が不安定になることを防止することができる。
なお、弁体104と固設されるシャフト105の左端面の外径Dは、弁体104の直径dの2倍以下(D≦2d)となるように形成されることが望ましい。このように、シャフト105の左端面の外径Dを小さくすることで、制御室102a内へ流入する燃料によってシャフト105に加わる力を効果的に減少させることができる。
また、弁体104がシート面103dから離間した際、制御室102a内へと流入する燃料は、第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cを経てシャフトガイド102の右側へと流通することができる。さらに、シャフトガイド102の右側へと流通した燃料は、連通孔106b・106bを経てアーマチャ106の右側へと流通することができる。これによって、シャフトガイド102の左側(制御室102a)と右側(低圧燃料室101c)との圧力差、及び、アーマチャ106の左側と右側との圧力差、を小さく抑えることができる。従って、当該圧力差によってシャフト105やアーマチャ106に加わる力を小さく抑えることができ、当該力によってシャフト105やアーマチャ106の動作が不安定になることを防止することができる。
蓄圧室11内の燃料が逃がし孔102dへと流通するにつれて、蓄圧室11内の圧力は低下する。蓄圧室11内の圧力が低下し、当該圧力により弁体104に加わる力が、付勢部材108の付勢力よりも小さくなると、弁体104は付勢部材108の付勢力によりシート面103dに押圧される。従って、燃料通路が再び閉塞される。
このようにして、蓄圧室11内の圧力は開弁圧以下に調節される。
コントローラ30によりソレノイド101dに励磁電流が供給される場合、付勢部材108の付勢力に加えて、当該励磁電流によりアーマチャ106に加わる付勢力により、弁体104がバルブシート103のシート面103dに押圧され、燃料通路を閉塞する。従って、開弁圧は、ソレノイド101dに励磁電流が供給されない場合よりも大きくなる。
このように、コントローラ30によりソレノイド101dに供給される励磁電流を調節することで、開弁圧を所望の値に調節することが可能となる。
以上の如く、本実施形態に係る圧力制御弁100は、
燃料通路を開閉して燃料の逃がし量を調節することで圧力を調節する圧力制御弁100であって、
内部に低圧燃料室101cが形成され、低圧燃料室101cの外周部にソレノイド101dを具備するソレノイドケース101と、
低圧燃料室101cの一側に嵌合され、低圧燃料室101cと連通される第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cを有するシャフトガイド102と、
前記燃料通路を閉塞する球状の弁体104と、
第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cにより案内され、その一側の端面が弁体104と一体的に連結されるシャフト105と、
シャフト105と連動するように低圧燃料室101c内に配置され、ソレノイド101dにより弁体104が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢されるアーマチャ106と、
アーマチャ106を挟んでシャフトガイド102と反対側に配置され、アーマチャ106を、弁体104が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢する付勢部材108と、
を具備するものである。
このような構成において、直径dの小さい弁体104を用いる場合であっても、シャフト105と一体となっているため、弁体104が脱落することがなく、組み付けミスの発生を防止し、組み付け時や部品の交換時等の作業性を向上させることができる。
また、シャフト105とアーマチャ106とは、別体で構成されるものである。
このような構成において、アーマチャ106と閉塞すべき燃料通路との同軸度にずれが生じた場合であっても、弁体104及びシャフト105が連通孔103b(燃料通路)の位置に合わせて移動することができるため、燃料通路を確実に閉塞することができる。
また、第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cの内径は、
シャフト105の外径よりも大きく形成され、
アーマチャ106は、
そのシャフトガイド102側と付勢部材108側とを連通する連通孔106b・106bが形成されるものである。
このような構成において、シャフト105及びアーマチャ106の両端に発生する圧力差を小さく抑え、圧力制御弁100の動作を安定させることができる。
また、第一ガイド孔102b及び第二ガイド孔102cの内径は、
弁体104側で大きく、かつアーマチャ106側で小さくなるように形成されるものである。
このような構成において、シャフト105のアーマチャ106側における半径方向の移動量を小さく制限することで、シャフト105の傾斜を防止することができ、燃料通路を弁体104により確実に閉塞することができる。
また、シャフト105は、
その左側の端部がテーパ状に形成され、
その左側の端面の外径Dが弁体104の直径dよりも大きく形成されるものである。
このような構成において、弁体104が燃料通路を開放した場合に、流通する燃料がシャフト105の端面に当たることによって当該シャフト105に加わる力を減少させることができ、圧力制御弁100の動作を安定させることができる。
また、シャフト105は、
その左側の端面の外径Dが弁体104の直径dの2倍以下となるように形成されるものである。
このような構成において、流通する燃料がシャフト105に与える力を効果的に減少させることができ、圧力制御弁100の動作を安定させることができる。
1 蓄圧式燃料噴射装置
100 圧力制御弁
101 ソレノイドケース
101c 低圧燃料室
101d ソレノイド
102 シャフトガイド
102b 第一ガイド孔(ガイド孔)
102c 第二ガイド孔(ガイド孔)
104 弁体
105 シャフト
106 アーマチャ
106b 連通孔
108 付勢部材

Claims (6)

  1. 燃料通路を開閉して燃料の逃がし量を調節することで圧力を調節する圧力制御弁であって、
    内部に低圧燃料室が形成され、前記低圧燃料室の外周部にソレノイドを具備するソレノイドケースと、
    前記低圧燃料室の一側に嵌合され、前記低圧燃料室と連通されるガイド孔を有するシャフトガイドと、
    前記燃料通路を閉塞する球状の弁体と、
    前記ガイド孔により案内され、その一側の端面が前記弁体と一体的に連結されるシャフトと、
    前記シャフトと連動するように前記低圧燃料室内に配置され、前記ソレノイドにより前記弁体が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢されるアーマチャと、
    前記アーマチャを挟んで前記シャフトガイドと反対側に配置され、前記アーマチャを、前記弁体が前記燃料通路を閉塞する方向に付勢する付勢部材と、
    を具備する圧力制御弁。
  2. 前記シャフトと前記アーマチャとは、別体で構成される請求項1に記載の圧力制御弁。
  3. 前記ガイド孔の内径は、
    前記シャフトの外径よりも大きく形成され、
    前記アーマチャは、
    その前記シャフトガイド側と前記付勢部材側とを連通する連通孔が形成される請求項1又は請求項2に記載の圧力制御弁。
  4. 前記ガイド孔の内径は、
    前記弁体側で大きく、かつ前記アーマチャ側で小さくなるように形成される請求項3に記載の圧力制御弁。
  5. 前記シャフトは、
    その一側の端部がテーパ状に形成され、
    その一側の端面の外径が前記弁体の直径よりも大きく形成される請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の圧力制御弁。
  6. 前記シャフトは、
    その一側の端面の外径が前記弁体の直径の2倍以下となるように形成される請求項5に記載の圧力制御弁。
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