JP2010216143A - 空調設備の設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物ユニットを施工現場へ好適に搬送できるとともに、設置後の空調機のメンテナンス作業を好適に行うことができる空調設備の設置構造を提供する。
【解決手段】建物10は、複数の建物ユニット20が連結されてなる2階建てのユニット式建物である。上階ユニット20bの床板37には点検口38が設けられ、その床板37と下階ユニット20aの天井板35との間の階間空間Kには点検口38の下方位置に空調機30が設置されている。空調機30における天井小梁25側の両側面には支持板40が取り付けられ、その支持板40が天井小梁25上に支持台41及び防振ゴム42を介して設置されることで、空調機30の少なくとも一部が天井大梁22の上端位置よりも上方に突出する。一方、支持板40が支持台41及び防振ゴム42を介さないで天井小梁25上に設置されることで、空調機30の上端位置が天井大梁22の上端位置とほぼ同じ高さ位置となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調設備の設置構造に関する。
住宅等の建物において、天井裏スペースに空調室内機を設けるとともに、天井材に設けた吹出口から空調エアを吹き出す構成としたいわゆる隠蔽型空調設備が知られている。例えば、共通の空調機を用いて全館空調を行う全館空調システムが導入されている建物では、共通の空調機が天井裏スペースに設置されるとともに、その空調機から建物内の各部屋に延びるようにして複数の通気ダクトが設置され、空調機から各通気ダクトを通じて各居室に空調エアが供給されるようになっている。
ところで、複数の建物ユニットにより構築されるユニット式建物においても、天井裏のスペースに空調機が設置される場合がある。ユニット式建物は、予めユニット工場において建物ユニットを製造することにより、施工現場での工数を著しく削減することに特徴的な利点を有するものである。そこで、この建物ユニットの利点を引き出すために、空調機についても予めユニット工場において設置しようとする試みが行われている。例えば、特許文献1では、予めユニット工場において建物ユニットの天井裏スペース等に空調機を設置する場合の構成が開示されている。
また、建物ユニットの天井裏スペースに空調機を設置する構成とした場合、空調機のメンテナンス作業を如何に行うかが問題となるが、上記特許文献1では天井裏スペースをその上方の居室スペースと区画する床材に開口部を設け、この開口部を通じてメンテナンス作業を行う手段が示されている。この場合、床上からの作業により空調機のメンテナンスを行うことができる。
特開2005−336736号公報
ところで、空調機をユニット工場において建物ユニットの天井裏スペースに設置する場合、例えば空調機が天井梁の上に設置されると、空調機が建物ユニット(例えば天井梁)の上端位置よりも大きく突出するため、建物ユニットを施工現場へ搬送する際に邪魔となるおそれがある。そのため、この場合には、隣り合う天井梁の間に空調機を配設する等して空調機を建物ユニット内に納まるように設置するのが望ましいと考えられる。
一方、ユニット工場において空調機を建物ユニット内に納まるように設置する場合に、その設置状態にある建物ユニットを下階ユニットとしてその上方に上階ユニットが設置されると、空調機が上階ユニットと下階ユニットとの間の階間部分において下部に位置することとなる。この場合、空調機とその上方の開口部との間の距離が大きくなるため、開口部を通じて空調機のメンテナンス作業をするのが困難となるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建物ユニットを施工現場へ好適に搬送できるとともに、設置後の空調機のメンテナンス作業を好適に行うことができる空調設備の設置構造を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の空調設備の設置構造は、梁及び柱よりなる建物ユニットにより構築される多層階建てのユニット式建物に適用され、上階ユニットと下階ユニットとの境界部である階間部分に空調機が設置される空調設備の設置構造であって、前記上階ユニットの床板に設けられた開口部の下方において前記下階ユニットの天井材上に前記空調機を支持する台座を備え、前記天井材上に前記台座を介さずに前記空調機が設置された場合に同空調機の上端位置が前記下階ユニットの上端位置と同等かそれよりも低位となり、前記天井材上に前記台座を介して前記空調機が設置された場合に同空調機の少なくとも一部が前記下階ユニットの上端位置よりも高位となる構成を有することを特徴とする。
本発明によれば、上階ユニットの床板に設けられた開口部の下方には、天井材上に台座を介して空調機が設置されている。この状態では、空調機の少なくとも一部が下階ユニットの上端位置よりも高位となる。このため、上階側から開口部を通じての空調機へのアクセスが容易となり、空調機のメンテナンス作業を好適に行うことができる。一方、天井材上に台座を介さずに空調機が設置された場合には、空調機の上端位置が下階ユニットの上端位置と同等かそれよりも低位となる。そのため、ユニット製造工場において空調機を建物ユニットに設置し、その状態で建物ユニットを施工現場へ搬送する場合には、空調機がユニット搬送の邪魔になるのを回避できるため、建物ユニットを好適に搬送することができる。よって、以上より、建物ユニットを施工現場へ好適に搬送できるとともに、設置後の空調機のメンテナンス作業を好適に行うことができる。
第2の発明の空調設備の設置構造は、第1の発明において、前記台座は、前記空調機を支持した状態で当該空調機の高さ位置を調整可能であることを特徴とする。
本発明によれば、空調機を台座に支持させた状態で空調機の高さ位置を調整することができるため、例えば空調機を開口部付近まで上昇させることにより開口部から空調機へのアクセスを更に容易とすることができる。これにより、空調機のメンテナンス作業をより一層行い易くすることができる。
また、空調機が挿通可能な大きさで開口部を形成し、空調機の高さ位置を上階ユニットの床板よりも上方の高さ位置まで調整可能とすれば、開口部を通じて空調機を床板上まで上昇させることができるため、空調機の故障等により空調機を新品と交換する際にその交換作業を上記床板上で行うことができる。この場合、空調機の交換作業を階間部分において行う場合よりも好適に行うことができる。
第3の発明の空調設備の設置構造は、第2の発明において、前記台座は、前記空調機を支持した状態で当該空調機の高さ位置と水平方向の位置とを調整可能であることを特徴とする。
本発明によれば、空調機を台座に支持させた状態で空調機の水平方向の位置を調整できるため、例えば空調機の設置位置が開口部の真下に設定されていない場合でも、空調機の水平方向の位置を開口部の真下位置に調整することにより開口部から空調機へのアクセスを可能とすることができる。したがって、この場合においても空調機のメンテナンス作業を行うことができる。また、空調機の水平方向の位置に加えて高さ方向の位置も調整できるため、空調機の水平方向の位置を開口部の真下位置に調整した後、空調機を上昇させることにより開口部から空調機へのアクセスを容易とすることができる。これにより、空調機のメンテナンス作業を行い易くすることができる。
第4の発明の空調設備の設置構造は、第1の発明において、前記台座は、前記開口部の真下位置で前記空調機をその少なくとも一部が前記下階ユニットの上端位置よりも高位となるように支持する高位部と、前記開口部の真下位置とは異なる位置に向けて下方に傾斜しその終点部が前記天井材の上面である傾斜部とを有し、前記空調機は前記傾斜部上をスライド可能であることを特徴とする。
本発明によれば、ユニット製造工場において天井材上に設置した空調機を施工現場において台座の傾斜部上をスライドさせることにより台座の高位部まで移動させることができる。つまり、施工現場では空調機を持ち上げることなく、空調機をその少なくとも一部が下階ユニットの上端位置よりも高位となるように開口部の真下に設置できる。これにより、施工現場における空調機の設置作業の負荷軽減を図ることが期待できる。
第5の発明の空調設備の設置構造は、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記空調機は、対向する2つの側面から側方に延びる被支持部を有し、その被支持部と前記天井材との間に台座が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、空調機の対向する2つの側面から延びる被支持部が台座上に設けられることにより空調機が設置されている。この場合、空調機を台座と横並びとなる高さ位置に設置することができるため、空調機を台座上に設置する場合と比べ、空調機の設置高さを低くすることができる。これにより、下階ユニットの上端部よりも上方に空調機が突出するのをより一層制限することができるため、ユニット工場において空調機を建物ユニットに設置し、その状態で建物ユニットを施工現場へ搬送する場合には、更に好適に搬送することができる。
第6の発明の空調設備の設置構造は、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記天井材は、複数の天井梁とその天井梁に支持された天井板とからなり、前記台座は、隣り合う2つの天井梁上にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、台座が建物躯体の一部である天井梁上に設けられているため、重量物である空調機を安定して設置することができる。また、台座が隣り合う2つの天井梁上にそれぞれ設けられているため、それら離間した2つの台座を介して空調機を設置することができる。これにより、1つの天井梁上に設けられた台座を介して空調機を設置する場合と比べ、空調機をより安定して設置することができる。
第7の発明の空調設備の設置構造は、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記台座は、防振ゴムを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、空調機が防振ゴムを介して天井材上に設置されているため、空調機の運転時に発生する振動が台座を介して天井材に伝わるのを防振ゴムにより抑制することができる。
空調システムの構成を示す平面図。 ユニット工場における空調機の設置構造を示す縦断面図。 支持台周辺の構成を示す正面図。 施工現場における空調機の設置構造を示す縦断面図。 ユニット式建物の概要を示す斜視図。 建物ユニットの骨格を示す斜視図。 別例における空調機の設置構造を示す縦断面図。 別例における空調機の設置構造を示す縦断面図。 別例における空調機の設置構造を示す縦断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、鉄骨ラーメンユニット工法にて構築された2階建てユニット式建物に具体化しており、そのユニット式建物10の概要を図5に示す。ユニット式建物10は、複数の建物ユニット20を結合させてなる建物本体11と、この建物本体11の上方に配設される屋根12とにより構成されている。なお、ユニット式建物10に使用される建物ユニット20は、工場にてあらかじめ製造され、その後、建築現場にトラック等により運搬されるものとなっている。
図6は建物ユニット20の構成を示す斜視図である。建物ユニット20において、その四隅には柱21が配され、各柱21の上端部及び下端部がそれぞれ4本の天井大梁22、床大梁23により連結されている。そして、それら柱21、天井大梁22及び床大梁23により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱21は四角筒状の角形鋼よりなる。また、天井大梁22及び床大梁23は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部が向き合うようにして設置されている。天井大梁22(詳細には、溝形鋼のウエブ)には、複数箇所に直径100mm程度の梁貫通孔22aが設けられている。
建物ユニット20の長辺部の相対する天井大梁22の間には、所定間隔で複数の天井小梁25が架け渡されている。同じく建物ユニット20の長辺部の相対する床大梁23の間には、所定間隔で複数の床小梁26が架け渡されている。天井小梁25と床小梁26とはそれぞれ同間隔でかつ各々上下に対応する位置に水平に設けられている。
本実施形態のユニット式建物10においては、一階部分及び二階部分においてそれぞれ全館空調システムが採用されている。全館空調システムは、階ごとに設けられる空調機と、その空調機から各建物ユニット(各部屋)に延びる通気ダクトとを有しており、空調機及び通気ダクトは各階の天井裏にそれぞれ設置されている。以下、この全館空調システムの構成について簡単に説明する。なお、一階部分及び二階部分の各全館空調システムの構成は概ね同様であり、その構成について図1に示す。図1は、一階部分(詳細には一階部分及び二階部分の階間部分)における全館空調システムの構成を示す平面図である。図1では、説明の便宜上、各建物ユニット20を単純な矩形枠にて示している。
図1に示すように、建物10の一階部分は6つの建物ユニット20により構成されており、そのうち1つの建物ユニット20には空調機30が設置されている。空調機30には、複数の通気ダクト31が接続されており、これら複数の通気ダクト31がそれぞれ空調対象となる各建物ユニット20に延びるように設けられている。具体的には、各通気ダクト31は、天井大梁22の梁貫通孔22aを通じて建物ユニット20間を跨いで設けられていることで、空調対象の各建物ユニット20に導かれている。なお、複数の通気ダクト31のうち一部の通気ダクト31を一階ユニット用のダクトとして設ける一方、その他の通気ダクト31を二階ユニット用のダクトとして設けてもよい。
各通気ダクト31の先端部には給気口32が設けられている。空調機30から空調エアが通気ダクト31を通じて各給気口32へ導かれると、各給気口32より空調対象の各建物ユニット20内に空調エアが供給される。これにより、空調対象とされている各屋内空間が冷暖房される。また、空調機30には、その他に外気導入ダクト33が接続されており、その外気導入ダクト33を通じて外気が導入される。
ところで、本空調システムでは空調機30が一階部分と二階部分との間の階間空間に設置される構成であるため、空調機30のメンテナンス作業を如何にして行うかが問題となる。そこで、本実施形態では、二階部分の床部において空調機30の上方に二階居室と階間空間とを連通する点検口を設けることで、この点検口を通じて二階居室からの空調機30へのアクセスを可能とし、これにより空調機30のメンテナンス作業を行えるようにしている。以下、階間部分における空調機30の設置構造の詳細について図2に基づいて説明する。なお、図2は、一階部分及び二階部分の階間部分における空調機30の設置構造を示す縦断面図である。
図2に示すように、一階部分を構成する建物ユニット20(以下、下階ユニット20aという)の天井小梁25の下面には、天井下地材としての野縁34が当該天井小梁25に沿って設けられ、野縁34の下面には一階部分の天井面を形成する天井板35がビス等により取り付けられている。一方、二階部分を構成する建物ユニット20(以下、上階ユニット20bという)の床小梁26上には、二階部分の床面を形成する床板37が敷設されている。一階部分の天井板35と二階部分の床板37との間の空間は階間空間Kとなっている。
床板37には、二階居室と階間空間Kとを連通する点検口38が設けられている。点検口38には、当該点検口38を開閉する点検扉39が設けられている。点検扉39は、二階居室側に開放可能に構成されている。
階間空間Kにおける点検口38の下方位置には、空調機30が設置されている。空調機30は、階間空間Kにおいて隣り合う床小梁26の間に配設されている。空調機30は、全体として略直方体状をなし、平面視において床小梁26の長手方向に長い略長方形形状をなして形成されている。また、本実施形態の空調機30は、その高さ寸法が天井大梁22の高さ寸法と略同じかそれよりも小さい寸法に設定されている。なお、本実施形態では、通気ダクト31が空調機30の平面視長辺側の両側面に、換言すると床小梁26に対向する両側面に接続されている。
空調機30には、支持板40が取り付けられている。支持板40は、金属製の板材よりなり、空調機30における天井小梁25側の両側面にそれぞれ取り付けられている。支持板40は、空調機30の天井小梁25側の側面に取り付けられる取付板部40aと、空調機30から離間する側(以下、離間側という)に折り曲げ形成されることで天井小梁25の上方に設けられた支持板部40bと、支持板部40bの離間側端部が下方に折り曲げ形成された規制板部40cとを有している。支持板40の取付板部40aは、空調機30の天井小梁25側の側面にボルト等により固定されている。
支持板40の支持板部40bの下面には、防振ゴム42が設けられている。防振ゴム42は、空調機30の運転時における振動が天井小梁25等を通じて居室側に伝わるのを抑制するための制振部材であり、例えば略円盤状に形成されたゴム材よりなる。
防振ゴム42の下面には、金属製の板材よりなる支持台41が設けられている。図3に、この支持台41を図2のA方向から見た構成を示す。図3に示すように、支持台41は、その板面が防振ゴム42の下面に当接される上板部41aと、上板部41aにおける天井小梁25の長手方向両端部から下方に折り曲げ形成された一対の中間板部41bと、各中間板部41bの下端部から互いに離間する側に折り曲げ形成されるとともにその板面が天井小梁25の上面に当接される一対の下板部41cとを有している。支持台41の上板部41aは、支持板40の支持板部40bとの間に防振ゴム42を介在させた状態で、同支持板部40bに対してボルト43及びナット44により連結されている。なお、このとき防振ゴム42は、ボルト43により貫通された状態となっている。一方、かかる連結状態において、支持台41の各下板部41cは天井小梁25の上面にそれぞれビス45により固定されている。つまり、空調機30は支持台41及び防振ゴム42を介して天井小梁25上に設置され、その設置状態において天井小梁25に固定されている。なおここで、支持台41及び防振ゴム42が台座に相当する。
そして、かかる設置状態において空調機30は、その上端部が天井大梁22の上端部よりも上方に突出している。具体的には、空調機30は、当該空調機30に接続された通気ダクト31が床小梁26の下面に当接する高さ位置に設置されている。つまり、本実施形態では、空調機30の設置高さが、通気ダクト31の接続状態で空調機30を設置可能な設置高さ範囲のうち最も高い高さ位置に設定されており、これにより点検口38を通じての空調機30へのアクセスを容易としている。
また、本実施形態では、施工時における工数削減を図るために、空調機30を予めユニット工場において建物ユニット20(詳細には下階ユニット20a)の天井裏スペースに設置し、その設置状態で建物ユニット20を施工現場へ搬送するようにしている。ユニット工場では空調機30が建物ユニット20の搬送の支障となることがないよう、空調機30が天井大梁22の上端高さよりも上方に突出しないようにして天井裏スペースに設置される。建物ユニット20が施工現場へ搬送されると、空調機30は一旦取り外され、その後天井大梁22よりも上方に突出するようにして図2に示す設置位置に設置される。つまり、本実施形態では、空調機30がユニット工場において設置(以下、仮設置という)される設置位置と、施工現場において設置(以下、本設置という)される設置位置とが異なるため、空調機30の設置構造が仮設置時と本設置時とで異なる。以下、空調機30の仮設置時における設置構造について図4に基づいて説明する。なお、図4は、空調機30の仮設置時における設置構造を示す縦断面図である。
図4に示すように、ユニット工場において、建物ユニット20には天井小梁25の下面に野縁34が設けられ、野縁34の下面には天井板35が取り付けられる。建物ユニット20における天井板35上方の天井裏スペースには、空調機30が仮設置されている。この仮設置時には、空調機30に取り付けられた各支持板40に支持台41及び防振ゴム42が取り付けられておらず、各支持板40の支持板部40bが隣り合う一対の天井小梁25上に設置されている。これにより、空調機30が隣り合う一対の天井小梁25間において設置されている。そして、この設置状態において支持板40の各支持板部40bが天井小梁25の上面にビス47により固定されており、その結果空調機30が天井小梁25に固定されている。この仮設置状態において、空調機30は、その上端部が天井大梁22の上端部とほぼ同じ高さ位置に設定されている。
次に、ユニット工場において建物ユニット20に空調機30を仮設置する際の手順と、施工現場において空調機30を本設置する際の手順とについて、図2及び図4を参照しつつ簡単に説明する。
ユニット工場では、まず空調機30を建物ユニット20の天井裏スペースに仮設置する作業が行われる。この作業は、空調機30の側面に予め取り付けられた各支持板40の支持板部40bを隣り合う一対の天井小梁25上に設置することにより行われる。これにより、空調機30は隣り合う天井小梁25間において天井大梁22の上端高さよりも上方に突出しないように設置される(図4参照)。
次に、空調機30を天井小梁25に対して固定する作業が行われる。この作業は、支持板40の支持板部40bを天井小梁25の上面にビス47により固定することにより行われる。これにより、ユニット工場における空調機30の仮設置作業が終了する。その後、製造された建物ユニット20がトラック等により施工現場へ搬送される。
施工現場では、一階部分の各建物ユニット20が所定の位置にそれぞれ設置された後、まず空調機30を固定しているビス47が取り外され、空調機30(支持板40も含む)が仮設置位置より上方に持ち上げられる。そして、空調機30を持ち上げたまま支持板40の支持板部40bに支持台41と防振ゴム42とがボルト43及びナット44により取り付けられ、その取付状態で空調機30が建物ユニット20における所定の設置位置(図2参照)に設置される。この設置は、各支持台41の下板部41cを天井小梁25上に載置することにより行われる。
なお、本実施形態では、空調機30の本設置位置と仮設置位置とが平面視においてはほぼ同じ位置となっている。つまり、空調機30の本設置位置と仮設置位置とは設置高さが異なるだけであり、詳細には空調機30の本設置位置が仮設置位置よりも支持台41及び防振ゴム42の両高さ寸法分だけ上方に設定されている。そのため、本設置作業の際には空調機30を持ち運ぶ必要がなく、容易に作業を行うことが期待できる。
次に、支持台41の各下板部41cが天井小梁25の上面に対してビス47により固定される。これにより、空調機30が所定の設置位置において固定される。その後、各通気ダクト31が空調機30に接続され、空調機30の本設置作業が終了する。そして、本設置作業の終了後、二階部分を構成する建物ユニット20が一階部分の建物ユニット20の上方に設置される。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
上階ユニット20bの床板37に点検口38を設け、その点検口38の下方に空調機30を設置した。具体的には、空調機30を下階ユニット20aの天井小梁25上に支持台41及び防振ゴム42を介して設置することで、空調機30の少なくとも一部が天井大梁22の上端位置よりも上方に突出するようにした。これにより、二階居室側から点検口38を通じての空調機30へのアクセスが容易となり、空調機30のメンテナンス作業を好適に行うことができる。また、ユニット工場において空調機30を下階ユニット20aに設置する際には、空調機30を天井小梁25上に支持台41及び防振ゴム42を介さないで設置することで、空調機30の上端位置が下階ユニット20aの上端位置とほぼ同じ高さ位置となるようにした。これにより、空調機30がユニット搬送の邪魔となるのを回避できるため、建物ユニット20を好適に搬送することができる。よって、以上より、建物ユニット20を施工現場へ好適に搬送することができるとともに、設置後の空調機30のメンテナンス作業を好適に行うことができる。
空調機30の対向する2つの側面に支持板40を取り付け、同側面から側方に延びる支持板40の支持板部40bと天井小梁25との間に支持台41及び防振ゴム42を設けた。この場合、空調機30を支持台41及び防振ゴム42と横並びとなる高さ位置に設置できるため、空調機30を支持台41上に設置する場合と比べ、空調機30の設置高さを低くすることができる。これにより、天井大梁22の上端部よりも上方に空調機30が突出するのをより一層制限できるため、ユニット工場において空調機30を建物ユニット20に設置し、その状態で建物ユニット20を施工現場へ搬送する場合には更に好適に搬送することができる。
台座としての支持台41及び防振ゴム42を隣り合う2つの天井小梁25上に設ける構成とした。すなわち、建物躯体の一部である天井小梁25上に空調機30を支持台41及び防振ゴム42を介して設置する構成としたため、重量物である空調機30を安定して設置することができる。また、支持台41及び防振ゴム42が隣り合う2つの天井小梁25上にそれぞれ設けられているため、それら離間した支持台41及び防振ゴム42を介して空調機30を設置することができる。これにより、1つの天井小梁25上に設けられた支持台41等を介して空調機30を設置する場合と比べ、空調機30をより安定して設置することができる。
空調機30(支持板40)を天井小梁25上に防振ゴム42を介して設置する構成とした。これにより、空調機30の運転時に発生する振動が支持台41を介して天井小梁25に、ひいては天井小梁25に支持されている天井板35に伝わるのを防振ゴム42により抑制することができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)空調機30を台座に支持した状態で空調機30の高さ位置を調整できるようにしてもよい。以下、その具体例について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、上記実施形態における支持台41に代えて、油圧シリンダ式の昇降装置50を天井小梁25上に設ける。昇降装置50は、油圧式の油圧ポンプ(図示略)と、油圧ポンプの駆動により昇降する昇降台51とを備える。昇降台51の上面には、防振ゴム42が設けられ、防振ゴム42上には支持板40の支持板部40bが設けられている。支持板40の支持板部40bは、昇降台51との間に防振ゴム42を介在させた状態で昇降台51に対してボルト53により連結されており、これにより、空調機30が昇降台51に対し固定されている。したがって、昇降装置50の油圧ポンプを駆動させて昇降台51を昇降させることで、空調機30が昇降する構成となっている。また、本実施形態では、上記実施形態と異なり、空調機30における天井小梁25と直交する側面に通気ダクト31が接続されている。そのため、空調機30の昇降に伴い、通気ダクト31が床小梁26に干渉するのを回避することができる。なお、上記実施形態と同様に空調機30における天井小梁25側の側面に通気ダクト31を接続させる構成としてもよいが、この場合、空調機30を上昇させる際予め通気ダクト31を空調機30から取り外しておく必要がある。
二階居室には、ユーザにより操作される操作部(図示略)と、操作部の操作に基づいて油圧ポンプを駆動制御する制御手段(図示略)とが設けられている。これにより、操作部に対する昇降操作に基づいて空調機30が昇降されるようになっている。なお、空調機30を昇降させるための駆動手段は、油圧ポンプでなく、空気圧式や水圧式のポンプでもよくモータ等の電動式駆動部でもよい。
上記構成では、昇降装置50により空調機30の高さ位置を、空調機30が階間空間Kにおける高さ方向の略中央に位置する下位置(図7において実線で示す位置)と、支持板40の固定ボルト53の頭部が床小梁26の下面に当接するとともに空調機30の上端位置が点検口38とほぼ同じ高さに位置する上位置(図7において一点鎖線で示す位置)との間で調整可能となっている。したがって、空調機30を昇降装置50により上位置まで上昇させることにより、空調機30へのアクセスをより一層容易とすることができる。
また、上記構成に代えて、隣り合う一対の天井小梁25上を跨ぐように平板状の支持部材を設けるとともにその支持部材上に昇降装置50を複数設置し、それら昇降装置50の昇降台51の上に空調機30を直置きする構成としてもよい。この場合、空調機30に支持板40を設けない構成とすることができるため、支持板40と床小梁26との干渉を回避することができ、その結果図7に示す上位置よりも上方へ空調機30を上昇させることが可能となる。そのため、空調機30が挿通可能な大きさで点検口38を形成し、空調機30の高さ位置を床板37よりも上方の高さ位置まで調整可能とすれば、点検口38を通じて床板37上まで空調機30を上昇させることができる。これにより、空調機30の故障等により空調機30を新品と交換する際にその交換作業を床板37上で行うことができるため、同作業を階間空間Kにおいて行う場合よりも好適に行うことができる。
なお、図7では昇降装置50により空調機30を昇降させる場合について説明したが、空調機30の昇降は必ずしも昇降装置等の駆動機器を用いて行う必要はなく、人力を使って空調機30を昇降させてもよい。例えば空調機30の上端部にロープを取り付け、そのロープを二階居室から上方に引っ張ることで空調機30を上昇させるようにしてもよい。
(2)図7では空調機30を台座に支持した状態で空調機30の高さ位置を調整可能とした場合の例を示したが、空調機30の高さ位置に加え水平方向の位置についても調整可能としてよい。以下、その具体例について図8を参照しつつ説明する。
図8に示すように、本実施例の建物60では、一階部分の天井板35と二階部分の床板64との間の階間空間Kにおいて、各天井小梁62が隣り合う各床小梁61の間の中間位置における下方に設けられている。空調機30は、図8(a)に示すように、平面視において隣り合う一対の天井小梁62の間に設置されており、それ故上方への移動が床小梁61により妨げられている。
天井小梁62上には、天井小梁62の長手方向に対して直交する方向に延びるように一対の案内レール65が所定間隔をおいて設けられている。これら各案内レール65上には、案内レール65と天井小梁62との交差部において図7に示す昇降装置50が設置され、昇降装置50の昇降台51上には防振ゴム42が設けられている。防振ゴム42上には空調機30の側面に取り付けられた支持板40の支持板部40bが設けられ、支持板部40bが昇降台51との間に防振ゴム42を介在させた状態で昇降台51に対してボルト53により連結されている。
昇降装置50の下部には、昇降装置50を、ひいては空調機30を案内レール65に沿って移動させる駆動装置67が設けられている。駆動装置67は、例えば電動モータ等の電動式の駆動機構からなる。昇降装置50の下端部には例えば図示しない回転体が設けられており、その回転体が案内レール65のレール溝に配設されている。そして、駆動装置67により回転体が回転駆動されると、回転体が案内レール65の溝内を転がり、空調機30が案内レール65に沿って移動する。
床板64における空調機30の移動可能範囲上には、二階居室と階間空間Kとを連通する一対の点検口69が設けられている。各点検口69は、それぞれ隣り合う一対の床小梁61の間の梁間スペースに対応して設けられており、具体的には図8(a)に示す空調機30の上方に配設された床小梁61を挟んで両側の梁間スペースに対応して設けられている。つまり、本実施例では、点検口69が空調機30の設置位置の真上に設けられていない。また、各点検口69には、それぞれ各々の点検口69を開閉する点検扉70が設けられている。
上記構成によれば、空調機30の設置位置が点検口69の真下に設定されていないが、空調機30を駆動装置67により点検口69の真下位置に移動させることができるため、かかる場合においても点検口69から空調機30へのアクセスを可能とすることができる。つまり、かかる場合でも空調機30のメンテナンス作業を行うことができる。また、空調機30を点検口69の真下位置まで移動させた後、昇降装置50により空調機30を点検口69付近まで上昇させれば点検口69から空調機30へのアクセスを容易とすることができる。これにより、空調機30のメンテナンス作業を行い易くすることができる。なお、この場合通気ダクト31が床小梁61の下面に干渉するのを回避するため、空調機30の両側面に接続されている通気ダクト31を予め空調機30から取り外しておく必要がある。ここで、空調機30と通気ダクト31との接続箇所は空調機30の両側面に設けられているが、本例では点検口69が一対設けられているため、各点検口69を通じて空調機30の両側面の接続箇所にそれぞれアクセスすることができる。
(3)空調機30を天井小梁25上に支持させたまま空調機30を昇降させつつスライド移動させることが可能なスライド台を設け、施工時にはこのスライド台を用いて空調機30を仮設置位置から本設置位置まで移動させるようにしてもよい。以下、その詳細について図9を参照しつつ説明する。
図9に示すように、スライド台75は、隣り合う一対の天井小梁25上にその長手方向に沿って延びるようそれぞれ設けられている。スライド台75は、天井小梁25上方の所定の高さ位置において天井小梁25に沿って延びる水平板状の高位部75aと、その高位部75aの長手方向一端部から天井小梁25の上面まで下方傾斜する傾斜部75bとを有し、高位部75a及び傾斜部75bの上にレール部(図示略)が形成されている。支持板40の支持板部40bの下面には回転体(図示略)が設けられ、この回転体が天井小梁25上及びスライド台75のレール部上を転がることが可能となっている。つまり、空調機30が天井小梁25上に支持されたまま、天井小梁25及びスライド台75のレール部に沿って天井小梁25と高位部75aとの間で移動できるようになっている。スライド台75の高位部75aは、支持板40を当該高位部75a上に設置した場合に空調機30の少なくとも一部が天井大梁22の上端部よりも上方に突出する高さ位置に設けられている。また、スライド台75の高位部75aは、その高位部75aに支持された空調機30が床板37に設けられた点検口38の真下に位置するように設けられている。
上記構成によれば、ユニット製造工場において支持台41及び防振ゴム42を介さないで天井小梁25上に仮設置された空調機30を施工現場においてスライド台75の傾斜部75b上をスライドさせながら高位部75a上まで移動させることができる。つまり、施工現場において空調機30を持ち上げることなく、空調機30をその少なくとも一部が天井大梁22の上端位置よりも高位となるように点検口38真下の本設置位置に設置することができる。これにより、施工現場における空調機30の設置作業の負荷軽減を図ることが期待できる。
(4)上記実施形態では、天井材としての天井小梁25の上に台座としての支持台41及び防振ゴム42を設置したが、天井小梁25以外の天井材の上に台座を設置してもよい。例えば、天井板35が建物躯体の一部をなす構造体により形成されている場合には、天井板35上に台座を設置し、その台座を介して空調機30を天井板35上に支持させることができる。
(5)上記実施形態では、空調機30の側面に支持板40を取り付け、その支持板40を支持台41上に設置することにより空調機30を天井小梁25上に設置する構成としたが、空調機30に支持板40を取り付けないで、空調機30を支持台41上に直置きする構成としてもよい。この場合、例えば隣り合う一対の天井小梁25上を跨ぐようにして空調機30を支持台41上に直置きすることが考えられる。また、上記実施形態における支持台41に代えて、隣り合う一対の天井小梁25上を跨ぐようにして支持台を設け、その支持台上に空調機30を直置きする構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、支持板40(詳細には支持板部40b)と天井小梁25との間に防振ゴム42を介在させたが、それらの部材40,25の間に防振ゴム42を介在させないで、すなわち支持台41のみを介在させて空調機30を設置してもよい。但し、空調機30の運転時における振動が支持台41を介してそのまま天井小梁25(ひいては天井板35)に伝わるおそれがあることを鑑みると、支持板40と天井小梁25との間には防振ゴム42を介在させるのが望ましい。
(7)天井材において、空調機30を支持する部分の強度を他の部分よりも高めるようにしてもよい。具体的には、空調機30を支持する一対の天井小梁25(以下、支持用天井小梁という)をその他の天井小梁25よりも高強度の鋼材により形成する。例えば、鋼材の厚みを大きくしたり、鋼材のサイズを大きくしたりすることが考えられる。また、支持用天井小梁と天井大梁22との連結部について、その他の天井小梁25と天井大梁22との連結部よりも連結強度を大きくしてもよい。例えば、天井小梁25と天井大梁22とを連結するブラケット自体を高強度のものにしたり、ブラケットと各天井梁22,25との溶接強度を溶接代を増やす等して大きくしたりすることができる。これにより、重量物である空調機30を安定して設置することが可能となる。
(8)ユニット工場において、相対する天井大梁22間に空調機30上を跨ぐようにして長尺状の押え部材を架け渡してもよい。これにより、建物ユニット20の搬送時に同ユニット20に設置された空調機30が天井大梁22よりも上方に突出するのを確実に防止することができる。
10…建物、20…建物ユニット、20a…下階ユニット、20b…上階ユニット、25…天井材及び天井梁としての天井小梁、30…空調機、35…天井板、37…床板、38…開口部としての点検口、40…被支持部としての支持板、40b…支持板部、41…台座としての支持台、42…台座としての防振ゴム、50…台座としての昇降装置、75…台座としてのスライド台、75a…高位部、75b…傾斜部。

Claims (7)

  1. 梁及び柱よりなる建物ユニットにより構築される多層階建てのユニット式建物に適用され、上階ユニットと下階ユニットとの境界部である階間部分に空調機が設置される空調設備の設置構造であって、
    前記上階ユニットの床板に設けられた開口部の下方において前記下階ユニットの天井材上に前記空調機を支持する台座を備え、
    前記天井材上に前記台座を介さずに前記空調機が設置された場合に同空調機の上端位置が前記下階ユニットの上端位置と同等かそれよりも低位となり、前記天井材上に前記台座を介して前記空調機が設置された場合に同空調機の少なくとも一部が前記下階ユニットの上端位置よりも高位となる構成を有することを特徴とする空調設備の設置構造。
  2. 前記台座は、前記空調機を支持した状態で当該空調機の高さ位置を調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の空調設備の設置構造。
  3. 前記台座は、前記空調機を支持した状態で当該空調機の高さ位置と水平方向の位置とを調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の空調設備の設置構造。
  4. 前記台座は、前記開口部の真下位置で前記空調機をその少なくとも一部が前記下階ユニットの上端位置よりも高位となるように支持する高位部と、前記開口部の真下位置とは異なる位置に向けて下方に傾斜しその終点部が前記天井材の上面である傾斜部とを有し、前記空調機は前記傾斜部上をスライド可能であることを特徴とする請求項1に記載の空調設備の設置構造。
  5. 前記空調機は、対向する2つの側面から側方に延びる被支持部を有し、その被支持部と前記天井材との間に台座が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空調設備の設置構造。
  6. 前記天井材は、複数の天井梁とその天井梁に支持された天井板とからなり、
    前記台座は、隣り合う2つの天井梁上にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の空調設備の設置構造。
  7. 前記台座は、防振ゴムを備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の空調設備の設置構造。
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