JP2010216049A5 - - Google Patents
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請求項1の、繊維集合体の製造方法は「(1)紡糸原液に複数の超音波を作用させ、紡糸原液表面に波を形成する工程、(2)電界の作用により、前記紡糸原液の波の山を引き伸ばして繊維化する工程、(3)前記繊維化した繊維を集積させることで繊維集合体を形成する工程、とを備えていることを特徴とする繊維集合体の製造方法。」である。
そして、請求項2の、繊維集合体の製造方法は「紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成す、又は、超音波同士が交差点を成すように作用させることを特徴とする、請求項1に記載の繊維集合体の製造方法。」である。
そして、請求項2の、繊維集合体の製造方法は「紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成す、又は、超音波同士が交差点を成すように作用させることを特徴とする、請求項1に記載の繊維集合体の製造方法。」である。
請求項3の、繊維集合体の製造装置は「(1)紡糸原液に複数の超音波を作用させ、紡糸原液表面に波を形成できる波形成手段、(2)前記紡糸原液の波の山を引き伸ばして繊維化できる電界形成手段、(3)前記繊維化した繊維を集積させることで繊維集合体を形成できる捕集手段、とを備えていることを特徴とする繊維集合体の製造装置。」である。
そして、請求項4の、繊維集合体の製造装置は「波形成手段が、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成す、又は、超音波同士が交差点を成すように作用させ、紡糸原液表面に波を形成できることを特徴とする、請求項3に記載の繊維集合体の製造装置。」である。
そして、請求項4の、繊維集合体の製造装置は「波形成手段が、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成す、又は、超音波同士が交差点を成すように作用させ、紡糸原液表面に波を形成できることを特徴とする、請求項3に記載の繊維集合体の製造装置。」である。
本発明の請求項1にかかる製造方法は、超音波を用いることにより、紡糸原液を吐出するノズルを必要とせずに紡糸が可能である。そのため繊維集合体の生産性向上を妨げる原因となる、ノズル詰まりや液垂れが発生しないため、生産性良く繊維集合体を製造できる方法である。また、紡糸時にノズルを必要とせず、複数の超音波によって発生した無数の波の山から紡糸が行えることからも、生産性を高めることができる繊維集合体の製造方法である。
また、紡糸原液表面に波を形成させる力が複数の超音波であることから、複数の超音波を作用させる方向、複数の超音波の振動数や強度、超音波発生源の数等を適宜変更することで、紡糸原液表面に発生する、波の高さ、波の発生位置、波の発生間隔等を自由に変化させることができる。このように、紡糸原液への複数の超音波の作用条件を変更するだけで、繊維集合体の製造に最適な紡糸条件とすることができるため、紡糸原液の種類の影響を受けず、汎用性に優れる製造方法である。
なお、複数の超音波を紡糸原液の外部から紡糸原液へと作用させた場合には、紡糸原液の組成が変化しないため、繊維集合体をより安定して製造することができる方法である。
そして、本発明の請求項2にかかる製造方法は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の広域に波を形成でき、紡糸原液表面に発生する波の発生位置を変化できること、又は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が交差点を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の局所に高い波を発生でき、紡糸原液表面に発生する波の高さを変化できることによって、繊維集合体の製造に最適な紡糸条件とすることができるため、紡糸原液の種類の影響を受けず、汎用性に優れる繊維集合体の製造方法である。
そして、本発明の請求項2にかかる製造方法は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の広域に波を形成でき、紡糸原液表面に発生する波の発生位置を変化できること、又は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が交差点を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の局所に高い波を発生でき、紡糸原液表面に発生する波の高さを変化できることによって、繊維集合体の製造に最適な紡糸条件とすることができるため、紡糸原液の種類の影響を受けず、汎用性に優れる繊維集合体の製造方法である。
本発明の請求項3にかかる製造装置は、超音波を用いることにより、紡糸原液を吐出するノズルを必要とせずに紡糸が可能である。そのため繊維集合体の生産性向上を妨げる原因となる、ノズル詰まりや液垂れが発生しないため、生産性良く繊維集合体を製造できる装置である。また、紡糸時にノズルを必要とせず、複数の超音波によって発生した無数の波の山から紡糸が行えることからも、生産性を高めることができる繊維集合体の製造装置である。
また、紡糸原液表面に波を形成させる力が複数の超音波であることから、複数の超音波を作用させる方向、複数の超音波の振動数や強度、超音波発生源の数等を適宜変更することで、紡糸原液表面に発生する、波の高さ、波の発生位置、波の発生間隔等を自由に変化させることができる。このように、紡糸原液への複数の超音波の作用条件を変更するだけで、繊維集合体の製造に最適な紡糸条件とすることができるため、紡糸原液の種類の影響を受けず、汎用性に優れる製造装置である。
なお、複数の超音波を紡糸原液の外部から紡糸原液へと作用させた場合には、紡糸原液の組成が変化しないため、繊維集合体をより安定して製造することができる装置である。
そして、本発明の請求項4にかかる製造装置は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の広域に波を形成でき、紡糸原液表面に発生する波の発生位置を変化できること、又は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が交差点を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の局所に高い波を発生でき、紡糸原液表面に発生する波の高さを変化できることによって、繊維集合体の製造に最適な紡糸条件とすることができるため、紡糸原液の種類の影響を受けず、汎用性に優れる繊維集合体の製造装置である。
そして、本発明の請求項4にかかる製造装置は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の広域に波を形成でき、紡糸原液表面に発生する波の発生位置を変化できること、又は、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が交差点を成すように作用させた場合には、紡糸原液の表面の局所に高い波を発生でき、紡糸原液表面に発生する波の高さを変化できることによって、繊維集合体の製造に最適な紡糸条件とすることができるため、紡糸原液の種類の影響を受けず、汎用性に優れる繊維集合体の製造装置である。
以下、参考例は本発明の範囲を限定するものではない。
以上の結果から、参考例の製造方法、及び製造装置を用いることで、繊維集合体が生産性良く製造できることが判明した。
Claims (4)
- (1)紡糸原液に複数の超音波を作用させ、紡糸原液表面に波を形成する工程、(2)電界の作用により、前記紡糸原液の波の山を引き伸ばして繊維化する工程、(3)前記繊維化した繊維を集積させることで繊維集合体を形成する工程、とを備えていることを特徴とする繊維集合体の製造方法。
- 紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成す、又は、超音波同士が交差点を成すように作用させることを特徴とする、請求項1に記載の繊維集合体の製造方法。
- (1)紡糸原液に複数の超音波を作用させ、紡糸原液表面に波を形成できる波形成手段、(2)前記紡糸原液の波の山を引き伸ばして繊維化できる電界形成手段、(3)前記繊維化した繊維を集積させることで繊維集合体を形成できる捕集手段、とを備えていることを特徴とする繊維集合体の製造装置。
- 波形成手段が、紡糸原液に複数の超音波を、超音波同士が平行を成す、又は、超音波同士が交差点を成すように作用させ、紡糸原液表面に波を形成できることを特徴とする、請求項3に記載の繊維集合体の製造装置。
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JP2009067255A JP2010216049A (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 繊維集合体の製造方法及び製造装置 |
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JP2009067255A JP2010216049A (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 繊維集合体の製造方法及び製造装置 |
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