JP2010214824A - 化粧シートおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明ポリプロピレン樹脂層が、プロピレンを主原料としエチレンかつ/或いはプロピレン以外のαオレフィンをランダム共重合してなるランダムポリプロピレン樹脂と、プロピレンとエチレンまたは炭素数が3〜20のαオレフィンとからなる共重合体とからなり、配合比率が50/50〜95/5であり、前記プロピレンとエチレンまたは炭素数が3〜20のプロピレン以外のαオレフィンとからなる共重合体が、ショアーA硬度が65〜90、融点が130〜170℃、密度が860〜875kg/m3、ガラス転移温度が−35℃〜−25℃であり、前記透明ポリプロピレン樹脂層が、2軸延伸したシートからなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
前記基材シート上に模様層2としてグラビア印刷法により絵柄用インキ(東洋インキ製造株式会社製;ラミスター)を使用して木目模様を施した。
このようにして、実施例1〜4の化粧シートを得た。この時、延伸後の透明ポリプロピレン樹脂シート厚みが80μmのものを使用して作製した化粧シートが実施例1であり、以下130μmのシートを使用したものが実施例2、180μmのシートを使用したものが実施例3、230μmのシートを使用したものが実施例4である。
突起模様(化粧シートに付与する木目導管模様とは凹凸を逆転させたもの)を施したヒートドラムを90℃に加熱し、更にシリコン製のニップロールとニップさせた後に、そのニップ部に前記実施例1で得た化粧シートを通して木目調の凹陥模様を付与し、実施例5〜8の化粧シートを得た。この時、実施例1の化粧シートに木目調の凹陥模様を付与したものが実施例5であり、以下実施例2に凹陥模様を付与したものが実施例6、実施例3に凹陥模様を付与したものが実施例7、実施例4に凹陥模様を付与したものが実施例8である。
表層に亜鉛めっき処理を施した厚み0.6mmの鋼板基材上に、オレフィン・鋼板接着用接着剤「ハイボン」(日立化成ポリマー(株)製)を塗布厚20μmで塗布した後に、180℃の熱で3分間過熱して接着剤活性化させた後、実施例1〜8に記載の化粧シートをシリコン製ロールでニップしながら積層し、かつ積層直後に冷却水による冷却を行ない、その後に化粧板表層の水分を除去する事で、実施例9〜実施例16の鋼板化粧板を得た。実施例1の化粧シートを使用して作製した鋼板化粧板が実施例9、実施例2の化粧シートを使用して作製した鋼板化粧板が実施例10、以下化粧シートと鋼板化粧板との対応は、実施例3が実施例11、実施例4が実施例12、実施例5が実施例13、実施例6が実施例14、実施例7が実施例15、実施例8が実施例16である。
透明ポリプロピレン樹脂層4として、樹脂(A)として「プライムポリプロ Y−2045GP」((株)プライムポリマー社製、MFR=20)を99重量%とし、樹脂(B)を未添加とした他は、実施例1と同様の手法を用いて、比較例1の化粧シートを得た。
1軸延伸法により、製膜方向(MD方向)のみに約4倍の延伸がなされた他は、実施例1と同様の手法を用いて、比較例2に記載の化粧シートを得た。
Tダイから押し出された以降、延伸を行わず、未延伸とした他は実施例1と同様の手法を用いて、比較例3に記載の化粧シートを得た。
比較例1の化粧シートに、実施例5〜8の場合と同様に凹陥模様を施し、比較例4の化粧シートを得た。同様に比較例2から比較例5の化粧シートを、比較例3から比較例6の化粧シートを得た。
厚み0.6mmの鋼板基材上に、オレフィン・鋼板接着用接着剤「ハイボン」(日立化成ポリマー(株)製)を塗布厚20μmで塗布した後に、180℃の熱で3分間過熱して接着剤活性化させた後、比較例1〜3に記載の化粧シートをシリコン製ロールでニップしながら積層し、かつ積層直後に冷却水による冷却を行ない、その後に化粧板表層の水分を除去する事で、比較例7〜比較例12の鋼板化粧板を得た。比較例1の化粧シートを使用して作製した鋼板化粧板が比較例7、比較例2の化粧シートを使用して作製した鋼板化粧板が比較例8であり、以下、同順に対応していき、比較例6の化粧シートを使用して作製した鋼板化粧板が比較例12である。
このようにして得られた実施例9〜16及び比較例4〜6の鋼板化粧板について、折り曲げ加工を行った。折り曲げ加工条件は、雰囲気温度2水準(5℃、25℃)、折り曲げ方向2水準(MD方向曲げ、TD方向曲げ)で行った。折り曲げ角度は90°のL形曲げ(但し、化粧シート側が外面となるようにする)とした。具体的な折り曲げ方法は、各鋼板化粧板を50mm×50mmのサイズにカットし、L型の鋭角治具と鈍角治具の間にサンプルをセットし、プレス機でエアプレスする事で行った。曲げ加工部の白化と割れの程度を、相対評価した結果を表3に示す。
2…模様層
3…接着剤層
4…透明ポリプロピレン樹脂層
5…凹陥エンボス模様
6…表面保護層
Claims (4)
- 基材シート上に模様層、透明ポリプロピレン樹脂層、表面保護層を少なくともこの順に有してなる化粧シートにおいて、
(1)前記透明ポリプロピレン樹脂層が、
プロピレンを主原料としエチレンかつ/或いはプロピレン以外のαオレフィンをランダム共重合してなるランダムポリプロピレン樹脂(A)と、プロピレンとエチレンまたは炭素数が3〜20のプロピレン以外のαオレフィンとからなる共重合体(B)とからなり、前記(A)と(B)の配合比率が50/50〜95/5であり、
(2)前記プロピレンとエチレンまたは炭素数が3〜20のαオレフィンとからなる共重合体(B)が、
ショアーA硬度(ASTMD2240)が65〜90、融点が130〜170℃、密度(ASTMD1505)が860〜875kg/m3、DSC測定によるガラス転移温度が−35℃〜−25℃であり、
(3)前記透明ポリプロピレン樹脂層が、2軸延伸したシートからなる。
ことを特徴とする化粧シート。 - 前記化粧シートの総厚が40〜300μmであることを特徴とする請求項1記載の化粧シート。
- 前記透明ポリプロピレン樹脂層が、2軸延伸法により、Tダイから押し出されて以降に、製膜方向および製膜方向に垂直な方向に延伸処理がなされることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の化粧シートの製造方法。
- 前記透明ポリプロピレン樹脂層に、前記延伸処理のあとに、表面側より凹陥エンボス模様処理が施される事を特徴とする、請求項3に記載の化粧シートの製造方法。
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JP2009065325A JP2010214824A (ja) | 2009-03-18 | 2009-03-18 | 化粧シートおよびその製造方法 |
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JP5663701B1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-02-04 | ニチバン株式会社 | 打ち抜き・絞り加工用表面保護粘着シート又はテープ |
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2009
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JP5663701B1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-02-04 | ニチバン株式会社 | 打ち抜き・絞り加工用表面保護粘着シート又はテープ |
WO2015097847A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | ニチバン株式会社 | 打ち抜き・絞り加工用表面保護粘着シート又はテープ |
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