JP2010214587A - 作業工具 - Google Patents

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陽之介 青木
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Abstract

【課題】 作業工具における加工作業時の制振作用を奏しつつ大型化を回避する上で有効な技術を提供する。
【解決手段】 モータ111、および当該モータによって駆動される内部機構113が収容されたハウジング103と、当該ハウジングの一端部側に配置された工具ビット119と、ハウジングの他端部側に連接されたハンドグリップ102と、を有する作業工具において、複数の弾性要素157による付勢力が対向状に作用した状態で直線運動可能とされたウェイト155を有し、当該ウェイトが工具ビット長軸方向に運動することによって加工作業時の制振を行う動吸振器151を備える。そして動吸振器151は、ハウジングと内部機構との間の空間201を利用して当該動吸振器の制振方向が工具ビット長軸方向となるように配置される構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ハンマやハンマドリル等のように工具ビットを直線状に駆動する往復動式の作業工具の制振技術に関する。
特開昭52−109673号(特許文献1)では、制振装置が設けられた電動ハンマの構成が開示されている。この従来の電動ハンマでは、本体ハウジングの下方側であってモータハウジングの前方をなす領域に、当該本体ハウジング(およびモータハウジング)と一体状に防振室を形成するとともに、この防振室内に動吸振器を収容する。そしてハンマ駆動の際に生じるハンマ長軸方向への強い振動が当該動吸振器によって制振されるように構成される。
特許文献1に開示された電動ハンマは、当該電動ハンマの全体を、大別して、駆動モータおよび当該駆動モータの回転出力を直線運動に変換して工具ビットに直線運動を行わせる運動変換機構を収容したハウジングと、作業者が手で掴むことが可能なハンドグリップ部と、作業時の制振を行う動吸振器を内蔵した防振室とによって構成している。すなわち、特許文献1に開示された技術は、ハウジングとハンドグリップ部から構成されていた電動ハンマにおいて、加工作業時の制振機能を付加する構成を採用するに当り、動吸振器を収容する防振室をハウジングに設ける構成であり、その結果、電動ハンマが大型化することとなるものであり、この点でなお改良の余地がある。
特開昭52−109673号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、作業工具における加工作業時の制振作用を奏しつつ大型化を回避する上で有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、各請求項に記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、モータ、および当該モータによって駆動される内部機構が収容されたハウジングと、当該ハウジングの一端部側に配置された工具ビットと、ハウジングの他端部側に連接されたハンドグリップと、を有し、内部機構によって工具ビットを長軸方向に駆動させ、これによって当該工具ビットに所定の加工作業を遂行させる作業工具が構成される。作業工具としては、ハンマ、ハンマドリル、ジグソー、レシプロソー等といったように、工具ビットが、直線運動することで被加工材に加工作業を行う態様の作業工具を広く包含するものとする。なお本発明における「内部機構」は、作業工具がハンマあるいはハンマドリルの場合であれば、モータの回転出力を直線運動に変換して工具ビットを長軸方向に駆動する運動変換機構、モータの回転出力を適宜減速して工具ビットに回転運動として伝達する動力伝達機構がこれに該当する。
本発明では、弾性要素による付勢力が作用した状態で直線運動可能とされたウェイトを有し、当該ウェイトが工具ビット長軸方向と平行な方向に直線運動することによって加工作業時の制振を行う動吸振器を備えている。また、ハウジングは、内部機構を収容したインナハウジングと、当該インナハウジングおよびモータを当該モータの軸線方向が工具ビット長軸方向と交差する方向となるように収容したアウタハウジングと、を有する。そして、ハウジング内の上部領域において、アウタハウジングの内壁面とインナハウジングの外壁面との間の空間に動吸振器が当該動吸振器の制振方向が工具ビット長軸方向となるように配置された構成とされる。動吸振器は、制振対象物に対して弾性要素さらには減衰要素を介して接続されたウェイトを介して制振対象物の振動を軽減するための装置であり、作業工具による加工作業時に振動が生じる場合、弾性要素を介して器本体に連接されたウェイトが当該振動に対向状に動作することで制振作用を奏する。
本発明によれば、ハウジング内の上部領域において、アウタハウジングの内壁面とインナハウジングの外壁面との間の空間に動吸振器を配置する構成としている。このため、作業工具を大型化することなく動吸振器による加工作業時の制振作用を得ることが可能となる。またハウジング内に動吸振器を収容配置する構成のため、例えば作業工具を落下した場合において、外部から加わる衝撃に対する動吸振器の保護性能を得ることができる
また作業工具が、例えばハンマあるいはハンマドリルである場合、モータの回転出力を直線運動に変換する運動変換機構が駆動する際に、当該運動変換機構を収容したインナハウジング内の圧力が変動することに着目し、この変動圧力を動吸振器内に導入することで、ウェイトを積極的に駆動する強制加振方式を採用することがある。この場合において、本発明では、運動変換機構を収容するインナハウジングの上面領域に動吸振器を配置する構成のため、当該インナハウジング内の変動圧力を動吸振器内に容易に導入することが可能となる。
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作業工具において、インナハウジング内には、内部機構によって直線状に駆動されて前記工具ビットに打撃力を作用させる打撃要素を収容するシリンダが収容されている。また、作業工具の重心がシリンダの軸線よりも下方に位置している。そして動吸振器は、シリンダの軸線を挟んで重心と対向する側に配置された構成とされる。
本発明によれば、動吸振器をシリンダの軸線を挟んで作業工具の重心に対向する側に配置したことにより、作業工具の重心位置をシリンダの軸線、すなわち工具ビット長軸線上に近づけることが可能となり、その結果、作業工具に発生する上下方向の振動を抑える上で有効となる。
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の作業工具における空間は、鉛直方向よりも水平方向の寸法が大きくなるように設けられている。従って、動吸振器を水平方向に扁平な形状に形成することで、当該空間への配置を可能とする。
(請求項4に記載の発明)
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の作業工具における動吸振器は、器本体を有し、器本体は、空間の形状に合致するように形成されるとともに、鉛直方向よりも水平方向の寸法が大きくなるように設定されている。本発明によれば、空間形状が合理的に活用される。
(請求項5に記載の発明)
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の作業工具における動吸振器は、器本体を有する。そして、ウェイトは、当該ウェイトの長軸中央領域に左右側部に形成された突起を有する。また弾性要素は、複数の付勢バネを有し、各付勢バネは、突起と器本体の前後両端間に配設されている。本発明によれば、ウェイトと付勢バネが工具ビット長軸方向に関して並行する領域を有する並列配置となり、ウェイトの運動方向について動吸振器がコンパクトになる。
本発明によれば、電動工具における加工作業時の制振作用を奏しつつ大型化を回避する上で有効な技術が提供されることとなった。
以下、本発明の各実施の形態につき、図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。本発明の実施の形態では、作業工具の一例として電動式のハンマドリルを用いて説明する。各実施の形態は、動吸振器をハウジングあるいはハンドグリップの内部に存在する空間に配置することを特徴とするものであるが、当該配置技術を説明するに先立ち、ハンマドリルの概略構成について図1を参照して説明する。実施の形態に係るハンマドリル101は、概括的に見て、本体部103、当該本体部103の先端領域(図1の左端領域)にツールホルダ137を介して着脱自在に取付けられたハンマビット119、本体部103におけるハンマビット119の反対側に着脱自在に連接されたハンドグリップ102を主体として構成される。本体部103は、本発明における「ハウジング」に対応し、ハンマビット119は、本発明における「工具ビット」に対応し、ハンドグリップ102は、本発明における「ハンドグリップ」に対応する。
ハンマドリル101の本体部103は、大別して、ハンマドリル101の外郭を構成するモータハウジング105およびクランクハウジング107と、それらモータハウジング105およびクランクハウジング107内に収容されるインナハウジング109を主体にして構成されている。モータハウジング105およびクランクハウジング107は、本発明における「アウタハウジング」に対応し、インナハウジング109は、本発明における「インナハウジング」に対応する。モータハウジング105は、ハンドグリップ102の前方下部に位置し、駆動モータ111を収容する。駆動モータ111は、本発明における「モータ」に対応する。
なお本実施の形態では、説明の便宜上、作業者がハンドグリップ102を把持した使用状態において、ハンマビット119側を前側、ハンドグリップ102側を後側とし、駆動モータ111側を下側、その反対側を上側とし、更に前後方向と直交する方向のうち、垂直方向を上下方向とし、水平方向を左右方向とする。
クランクハウジング107は、ハンドグリップ112の前方上部に位置し、モータハウジング105に対し上方向から突合せ状に接合されて当該モータハウジング105と共にインナハウジング109を収容する。インナハウジング109は、ハンマビット119に長軸方向の打撃力を加えるべく駆動される打撃要素115を収容したシリンダ141、駆動モータ111の回転出力を直線運動に変換して空気バネを介して打撃要素115を駆動するクランク機構からなる運動変換機構113、駆動モータ111の回転出力をハンマビット119にツールホルダ137を介して回転運動として伝達する歯車式の動力伝達機構117を収容する。またインナハウジング109は、アッパハウジング109aとロアハウジング109bからなり、アッパハウジング109aが、シリンダ141全体と、運動変換機構113および動力伝達機構117の大部分を収容し、ロアハウジング109bが、運動変換機構113および動力伝達機構117の一部を収容する。運動変換機構113、打撃要素115、動力伝達機構117は、本発明における「内部機構」に対応する。
駆動モータ111の回転出力は、運動変換機構113によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素115に伝達され、当該打撃要素115を介してハンマビット119の長軸方向への衝撃力を発生する。なお打撃要素115は、運動変換機構113の構成部材であるピストン113aの直線運動によってシリンダ141内の空気バネ作用を介して駆動される衝撃子としてのストライカ115a、および中間子としてのインパクトボルト(図示省略)から構成される。また駆動モータ111の回転出力は、動力伝達機構117によって適宜減速された上でハンマビット119に回転運動として伝達され、当該ハンマビット119が周方向に回転動作される。またハンマドリル101は、適宜作業者が操作することにより、ハンマビット119に対し長軸方向への打撃力のみを加えて被加工材の加工作業を行う、いわゆるハンマモードと、長軸方向への打撃力と周方向への回転力とを加えて被加工材の加工作業を行う、いわゆるハンマドリルモードとの間で切替可能とされている。
なお運動変換機構113および打撃要素115によりハンマビット119に長軸方向への打撃力を加えるハンマ駆動、およびハンマビット119に長軸方向への打撃力と、動力伝達機構117により周方向への回転力を加えるハンマドリル駆動の詳細、更にはハンマモードとハンマドリルモード間でのモード切替えの詳細については、それぞれ公知の事項であり、かつまた本発明には直接的には関係しないため、その説明を省略する。
ハンマビット119は、シリンダ141の軸線上において長軸方向に移動する構成とされる。また駆動モータ111は、出力軸111aの軸線がシリンダ141の軸線に対し直交するように配置され、当該駆動モータ111の上方にインナハウジング109が配置されている。
ハンドグリップ102は、作業者が握るグリップ部102aおよび当該グリップ部102aを本体部103の後端部に連接する上下の連接部102b、102cから構成される。グリプ部102aは、上下方向に延在するとともに本体部103の後端部に対して所定間隔をおいて対向状に配置された状態で、上下の連接部102b、102cを介して着脱自在に連接されている。
ハンマドリル101には、ハンマ駆動時、あるいはハンマドリル駆動時において、当該ハンマドリル101に発生する振動、特にハンマビット119の長軸方向の振動を制振するべく動吸振器121が設けられる。動吸振器151の構成が、1例として、図2および図3に断面構造で示される。動吸振器151は、箱形(あるいは筒形)に形成された器本体153と、当該器本体153内に器本体153の長軸方向に移動可能に収容されたウェイト155と、当該ウェイト155の前後に配置された付勢バネ157を主体として構成される。付勢バネ157は、本発明における「弾性要素」に対応する。付勢バネ157は、ウェイト155が器本体153の長軸方向に移動する際にウェイト155に対向状の弾発力を付与する。
次に動吸振器151の配置について実施の形態毎に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、図2および図3に示すように、本体部103内部の上部領域に存在する空間、具体的にはクランクハウジング107の上部領域内壁面と、インナハウジング109におけるアッパハウジング109aの上部領域外壁面との間に存在する空間201を利用して動吸振器151を配置する構成としている。動吸振器151は、ウェイト155の移動方向、すなわち制振方向がハンマビット119の長軸方向となるように空間201内に配置される。この空間201は、上下方向(高さ方向)寸法に比べて、水平方向(前後方向および左右方向)の寸法が大きい空間である。したがって、この実施の形態では、動吸振器151は、当該空間201に対応した形状、すなわち断面によって示すように、器本体153が上下方向に扁平で前後方向に長い箱型形状に形成されている。またウェイト155には、前後方向の中間部位における左右両側面にそれぞれ突起159を設け、当該突起159と、器本体153の前端部および後端部との間にそれぞれ付勢バネ157が配置される構成としている。これによって器本体153の前後長さを極力短縮しつつウェイト155の移動量を稼ぐとともに、ウェイト155の移動の安定化を図っている。
このように、第1の実施形態においては、本体部103の内部に存在する空間201を利用して動吸振器151を配置している。このことによって、ハンマドリル101の加工作業時に生ずる振動を動吸振器151の制振作用によって抑えることができるとともに、本体部103の大型化を回避することが可能となる。また本体部103内に動吸振器151を配置することで、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器151を保護することが可能となる。
ところで、ハンマドリル101の重心位置は、図2に符号Gによって示すように、シリンダ141の軸線よりも下方であって、かつ駆動モータ11の軸線よりもやや前側付近に位置しているのが一般的である。したがって、本実施の形態のように、本体部103の上部領域である、クランクハウジング107の上部領域内壁面と、インナハウジング109におけるアッパハウジング109aの上部領域外壁面との間に存在する空間201に動吸振器151を配置する構成したときは、当該動吸振器151は、シリンダ141の軸線を挟んでハンマドリル101の重心Gと対向する側に配置される。このことによって、ハンマドリル101の重心Gがシリンダ141の軸線に近づくこととなり、その結果、上下方向の振動を抑える上で有効となる。また空間201に配置された動吸振器151は、シリンダ141の軸線に比較的近接しているため、ハンマドリル101による加工作業時の振動に対して効果的な制振作用を奏することが可能とされる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、図2および図5に示すように、本体部103内部の上部寄り側面領域に存在する空間、具体的には、クランクハウジング107の側面領域における左右の内壁面と、アッパハウジング109aの側面領域における左右の外壁面との間に存在する左右の空間211のそれぞれを利用して動吸振器213を配置する構成としている。この空間211は、シリンダ141の下部領域に対応しており、シリンダ141の軸線と平行な方向、すなわち前後方向に延在する空間である。したがって、この場合は、動吸振器213は、図2および図5に破線で示すように、外郭形状が円筒状に形成され、ウェイトの移動方向、すなわち制振方向がハンマビット119の長軸方向となるように配置される。なお便宜上図示を省略するが、動吸振器213が外郭形状を除き、器本体、ウェイトおよび付勢バネによって構成されることについては変更がない。
第2の実施形態によれば、クランクハウジング107の側面領域における左右の内壁面と、アッパハウジング109aの側面領域における左右の外壁面との間に存在する左右の空間211に動吸振器213を配置したことによって、第1の実施形態と同様、ハンマドリル101の加工作業時における制振作用を奏しつつ本体部103の大型化を回避することが可能となるとともに、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器213を保護することができる。特に第2の実施形態においては、動吸振器213をアッパハウジング109aの側面凹部109cに配置してあるため、動吸振器213のアッパハウジング109aの側面からの側方への突出量を少なくできる。このため、外部からの衝撃に対し高い保護性能を得ることができる。なお側面凹部109cは、アッパハウジング109a内に収容される機構部材と、当該アッパハウジング109aの内壁面との間隙が可能な限り小さくなるように、ハウジング形状を設定する結果として形成されている。具体的には、側面凹部109cは、シリンダ141と、当該シリンダ141の下方に位置する運動変換機構113あるいは動力伝達機構117の構成部材である回転駆動用ギアとの位置関係から、アッパハウジング109aの側面にシリンダ141の軸線方向に延在する凹みとして形成される。この側面凹部109cは、本発明における「凹所」に対応する。
また第2の実施形態の場合、動吸振器213が配置される位置は、前述したように、ハンマドリル101の重心Gに極めて近い位置である。このため、当該位置に動吸振器213を配置しても、ハンマビット119の長軸方向(前後方向)と直交する方向である上下方向あるいは水平方向の重量バランスが良好に保持されることとなり、当該方向の振動の発生を抑える上で有効となる。また動吸振器213が配置される位置は、シリンダ141の軸線に比較的接近しているため、ハンマドリル101による加工作業時の振動の入力に対して効果的な制振作用を奏することができる。
ところで、駆動モータ111を備えたハンマドリル101においては、図2および図5に示すように、駆動モータ111を冷却するための冷却ファン121を有する。当該冷却ファン121の回転駆動によって、本体部103の後面を覆うカバー123の吸気口125から吸入された冷却風は、当該モータハウジング105内を上方へと流通して駆動モータ111を冷却した後、モータハウジング105の下部の排気口105aから外部へ放出される。このような冷却風の流れは、動吸振器213が配置された領域へと比較的容易に誘導することが可能である。すなわち、第2の実施形態によれば、駆動モータ111の冷却風を利用して動吸振器213を冷却することができるという利点がある。
またハンマドリル101においては、インナハウジング109内に収容される運動変換機構113が駆動するとき、当該インナハウジング109によって囲まれた密閉構造の空間であるクランク室127(図1参照)内の圧力が変動する(図1に示すシリンダ141内をピストン113aが直線運動することに基づく)ことを利用し、この変動圧力を動吸振器213の器本体内に導入することで、ウェイトを積極的に駆動する強制加振方式を採用することがある。この場合において、第2の実施の形態によれば、運動変換機構113を収容するインナハウジング109の近傍に動吸振器213が配置される構成のため、クランク室127の変動圧力を動吸振器213内に容易に導入することが可能となる。更には、例えば運動変換機構113が図1に示す如きクランク機構から構成される場合にあっては、クランクシャフトに偏心部分を設け、当該偏心部分の偏心回転を直線運動に変換して動吸振器213におけるウェイトの駆動力として入力することで当該ウェイトを強制加振する構成を容易に採用することが可能となる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、図2および図5に示すように、本体部103内部の側面領域に存在する空間、具体的には、モータハウジング105内における、駆動モータ111の軸方向の一端部(上端部)側とロアハウジング107bの下部側との間であって、当該駆動モータ111の軸線を挟んでシリンダ141の軸線(ハンマビット119の長軸方向)に延在する空間221のそれぞれを利用して動吸振器223が配置された構成としている。この空間221は、シリンダ141の軸線と平行な方向、すなわち前後方向に延在する空間である。したがって、この場合は、動吸振器223は、図2および図5に破線で示すように、外郭形状が円筒状に形成され、ウェイトの移動方向、すなわち制振方向がハンマビット119の長軸方向となるように配置される。なお便宜上図示を省略するが、動吸振器223が外郭形状を除き、器本体、ウェイトおよび付勢バネによって構成されることについては変更がない。
第3の実施形態によれば、モータハウジング105内における、駆動モータ111の軸方向の一端部(上端部)側とロアハウジング107bとの間の空間221に動吸振器223を配置したことによって、第1あるいは第2の実施形態と同様、ハンマドリル101の加工作業時における制振作用を奏しつつ本体部103の大型化を回避することが可能となるとともに、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器223を保護することができる。
第3の実施形態の場合、動吸振器223が配置される位置は、上述した第2の実施形態の場合と同様にハンマドリル101の重心Gに近い位置であり、また駆動モータ111に近接した位置である。このため、第2の実施形態の場合と同様に、動吸振器223を配置してもハンマビット119の長軸方向(前後方向)と直交する上下方向あるいは水平方向の重量バランスが良好に保持されるとともに、特に動吸振器223が駆動モータ111を冷却する冷却風の通路に位置しているため、より一層の冷却効果を得ることができる。また第2の実施形態に比べて、クランク室127から若干遠いものの、クランク室内の変動圧力を動吸振器223に導入してウェイトを積極的に駆動する強制加振方式の採用は、比較的容易に実現できる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、図2および図4に示すように、本体部103内部の左右の側面上部領域に存在する空間、具体的にはクランクハウジング107の左右の側面領域内壁面と、インナハウジング109におけるアッパハウジング109aの左右の側面領域外壁面との間に存在する空間231を利用して動吸振器233を配置する構成としている。この空間231は、クランクハウジング107の内壁面とアッパハウジング109aの外壁面との対向間隙が比較的狭いが、前後方向および上下方向に比較的広い空間である。したがって、この実施の形態では、動吸振器233は、当該空間231に対応した形状、すなわち図2および図4に破線で示すように、外郭形状が左右方向に扁平で前後および上下方向に長い箱型形状に形成され、そしてウェイトの移動方向、すなわち制振方向がハンマビット119の長軸方向となるように配置される。なお便宜上図示を省略するが、動吸振器233が外郭形状を除き、器本体、ウェイトおよび付勢バネによって構成されることについては変更がない。
第4の実施形態によれば、クランクハウジング107の左右の側面領域内壁面と、インナハウジング109におけるアッパハウジング109aの左右の側面領域外壁面との間に存在する空間231に動吸振器233を配置したことによって、上記の各実施形態と同様、ハンマドリル101の加工作業時における制振作用を奏しつつ本体部103の大型化を回避することが可能になるとともに、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器233を保護することができる。特に、第4の実施形態における動吸振器233は、クランクハウジング107の側面領域の内壁面とアッパハウジング109aの側面領域の外壁面との間に存在する空間231の概ね全体に亘って配置された構成とされる。当該空間231に配置された動吸振器233は、上記した各実施の形態に比べてシリンダ141の軸線に最も近接しているため、ハンマドリル101の加工作業時における振動の入力に対して効果的な制振作用を奏することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、図1および図6に示すように、本体部103内部に存在する空間、具体的には運動変換機構113および動力伝達機構117を収容するインナハウジング109内の密閉空間であるクランク室127に動吸振器243を配置する構成である。更に詳しくは、インナハウジング109におけるアッパハウジング109aとロアハウジング109bとの接合部付近において、図1に破線で示すように、インナハウジング109の内壁面と、当該インナハウジング109内の運動変換機構113および動力伝達機構117との間に存在する空間241を利用して動吸振器243を制振方向がハンマビット119の長軸方向となるように配置する構成としている。
このような空間241に動吸振器243を配置するために、図6に断面図で示すように当該動吸振器243の器本体245は、インナハウジング109のアッパハウジング109aの内壁面形状に対応した平面視で断面楕円形(長円形)に形成され、当該器本体245内に平面視で概ね馬蹄形に形成されたウェイト247が配置されている。ウェイト247は、運動変換機構113におけるクランクシャフト113bと、動力伝達機構117におけるギアシャフト117aに対し左右方向から挟み込むように摺接可能に配置され、前後方向(シリンダ141の軸線方向)に移動可能とされている。すなわち、クランクシャフト113bとギアシャフト117aは、ウェイト247の前後方向の移動を案内する部材として利用されている。ウェイト247の左右両側面には、それぞれ突起248を設け、この突起248を挟んで前後に付勢バネ249を対向状に配置している。すなわち、付勢バネ249は、ウェイト247を器本体243との間で連接し、ウェイト247が器本体243の長軸方向(シリンダ141の軸線方向)に移動する際に当該ウェイト247に対向状の弾発力を付与する。
第5の実施形態によれば、インナハウジング109の内部に存在する空間241に動吸振器243を配置したことによって、上記の各実施形態と同様、動吸振器243を本体部103のハンマドリル101の加工作業時における制振作用を奏しつつ本体部103の大型化を回避することが可能になるとともに、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器243を保護することができる。
また第5の実施形態の場合、動吸振器243が配置される位置は、前述したように、作業工具の重心Gに極めて近い位置である。このため、当該位置に動吸振器223を配置しても、第2の実施形態で説明したように、ハンマビット119の長軸方向(前後方向)と直交する上下方向あるいは水平方向の重量バランスが良好に保持されることとなり、当該方向の振動の発生を抑える上で有効となる。また動吸振器243が配置される位置は、シリンダ141の軸線に対しても比較的近い位置でもある。このため、ハンマドリル101の加工作業時におけるシリンダ軸線方向の振動に対して動吸振器243の制振機能を効果的に働かせることができる。またインナハウジング109で囲まれる空間は、いわゆるクランク室127である。このため、クランク室127に動吸振器243を配置する構成によれば、当該クランク室127の変動圧力を利用して動吸振器243のウェイト247を強制加振する方式を採用する場合、クランク室127と動吸振器243の器本体245の空間とを容易に接続することが可能となる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、図1および図7に示すように、本体部103内部に存在する空間、具体的にはモータハウジング105の上側に存在する空間251を利用して動吸振器253を配置する構成としている。したがって、第6の実施形態は、前述した第2の実施形態の変更例とも言える。この第6の実施形態では、図1に破線で示すように、駆動モータ111の回転子111bの上端側とインナハウジング109におけるロアハウジング109bの下面側との間の空間251を利用して動吸振器253を配置するべく、当該動吸振器253の器本体255を、図7に示すように、平面視で概ね断面楕円形に形成し、そして当該器本体245内に平面視で概ね長円形のリング状に形成されたウェイト257を配置している。ウェイト257は、駆動モータ111の出力軸111aを回転自在に支持する軸受131を収容する軸受収容部131a、運動伝達機構117のギアシャフト117aを回転自在に支持する軸受133を収容する軸受収容部133aに対し左右方向から挟み込むように摺接可能に配置され、前後方向(シリンダ141の軸線方向)に移動可能とされている。すなわち、2つの軸受収容部131a,133aは、ウェイト257の前後方向の移動を案内する部材として利用されている。またウェイト257の左右両側面には、それぞれ突起258を設け、この突起258を挟んで前後に付勢バネ259を対向状に配置している。すなわち、付勢バネ259は、ウェイト257を器本体253との間で連接し、ウェイト257が器本体253の長軸方向(シリンダ141の軸線方向)に移動する際に当該ウェイト257に対向状の弾発力を付与する。
第6の実施形態によれば、モータハウジング105の内部に存在する空間251に動吸振器253を配置したことによって、上記の各実施形態と同様、動吸振器253を本体部103のハンマドリル101の加工作業時における制振作用を奏しつつ本体部103の大型化を回避することが可能になるとともに、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器253を保護することができる。
また第6の実施形態では、動吸振器253が配置される位置は、前述したように、作業工具の重心Gに近い位置である。このような重心Gに近い位置に動吸振器253を配置したときは、第2の実施形態で説明したように、ハンマビット119の長軸方向(前後方向)と直交する上下方向あるいは水平方向の重量バランスが良好に保持されることとなり、当該方向の振動の発生を抑える上で有効となる。またロアハウジング109bの下方位置は、クランク室127に極めて近い位置であり、このため、動吸振器253を強制加振する方式を採用する場合、クランク室127の変動圧力を動吸振器253内に容易に導入することが可能であるし、また運動変換機構113のクランクシャフト113bに偏心部分を設け、当該偏心部分の偏心回転を直線運動に変換して動吸振器253におけるウェイト257の駆動力として入力することで当該ウェイト257を強制加振する構成を容易に採用することが可能となる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、図2〜図4に示すように、ハンドグリップ102の内部に存在する空間を利用して動吸振器263を配置したものである。ハンドグリップ102は、前述したように、作業者が握る握り部102aと当該握り部102aを本体部103に連接する上下の連接部102b,102cを有する。連接部102bは中空状に形成されており、本体部103に向って延在されている。第7の実施形態では、上下の連接部102b,102cのうちの上側の連接部102bが保有する前後方向(シリンダ141の軸線方向)に延在する空間261に動吸振器263を配置する構成としている。動吸振器263は、図2〜図4に破線で示すように、外郭形状が前後方向に長い長方形に形成される。なお便宜上図示を省略するが、動吸振器263が外郭形状を除き、器本体、ウェイトおよび付勢バネによって構成されることについては変更がない。
第7の実施形態によれば、ハンドグリップ102の内部に存在する空間261に動吸振器263を配置したことによって、上記の各実施形態と同様、ハンマドリル101の加工作業時における制振作用を奏しつつ本体部103の大型化を回避することが可能になるとともに、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器263を保護することができる。特に第7の実施形態では、ハンドグリップ102における上側の連接部102bの空間261に動吸振器263を配置する構成であり、この位置は、シリンダ141の軸線に比較的近接した位置である。このため、ハンマドリル101加工作業時におけるシリンダ軸線方向の振動に対して動吸振器243の制振機能を効果的に働かせることができる。
一般に、シリンダ141の軸線に対して駆動モータ111の軸線が概ね直交状に配置されるハンマドリル101の場合、ハンドグリップ102は、本体部103の後端部に対して着脱自在に構成されている。このため、本実施形態のように、動吸振器263をハンドグリップ102の連接部102bの空間261に配置する構成とすれば、製造の段階でハンドグリップ102に動吸振器263を組付けることができることは勿論のこと、購入者の要請に応じて後付けとして組付けることが可能である。
(第8の実施形態)
第8の実施形態は、上述の第7の実施形態と同様に、ハンドグリップ102内部に存在する空間を利用して動吸振器273を配置する例であって、具体的には、図2に破線で示すように、ハンドグリップ102における下側の連接部102cに存在する空間271に動吸振器273を配置している。下側の連接部102cの空間271は、上述した上側の連接部102bの空間261と同様に、前後方向(シリンダ141に軸線方向)に延在する空間である。したがって、当該空間271の形状に対応するべく動吸振器273は、図2に破線で示すように、外郭形状が前後方向に長い長方形に形成される。なお便宜上図示を省略するが、動吸振器273が外郭形状を除き、器本体、ウェイトおよび付勢バネによって構成されることについては変更がない。
第8の実施形態によれば、ハンドグリップ102の内部に存在する空間271に動吸振器273を配置したことによって、上記の各実施形態と同様、ハンマドリル101の加工作業時における制振作用を奏しつつ本体部103の大型化を回避することが可能になるとともに、ハンマドリル101を落下したような場合に、外部衝撃から動吸振器273を保護することができる。またハンドグリップ102が本体部103に対して着脱自在な構成であれば、第7の実施形態と同様に、動吸振器273を製造時には勿論のこと、購買者の要請に応じて後付けとして組付けることが可能である。
なお上述した実施形態は、電動式のハンマドリルの場合を例にして説明したが、ハンマドリル以外の作業工具としては、例えばハンマビット119にハンマ動作のみを行わせる構成の電動式のハンマに適用できることは当然のことであり、更にはレシプロソーやジグソー等のように、工具ビットが直線運動することで被加工材に加工作業を行う態様の作業工具であれば適用することが可能である。
本発明の実施の形態に係るハンマドリルのアウタハウジングおよびインナハウジングを切断した状態の側面図である。 ハンマドリルのアウタハウジングを切断した状態の側面図である。 ハンマドリルのアウタハウジングを切断した状態の平面図である。 ハンマドリルのアウタハウジングを切断した状態の平面図である。 ハンマドリルのアウタハウジングを切断した状態の背面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。
101 ハンマドリル(作業工具)
102 ハンドグリップ
102a 握り部
102b,102c 上下の連接部
103 本体部(ハウジング)
105 モータハウジング(アウタハウジング)
105a 吸気口
107 クランクハウジング(アウタハウジング)
109 インナハウジング
109a アッパハウジング
109b ロアハウジング
109c 側面凹部(凹所)
111 駆動モータ(モータ)
111a 出力軸
111b 回転子
113 運動変換機構(内部機構)
113a ピストン
113b クランクシャフト
115 打撃機構
115a ストライカ
117 動力伝達機構(内部機構)
117a ギアシャフト
119 ハンマビット(工具ビット)
121 冷却ファン
123 カバー
125 排気口
127 クランク室
131,133 軸受
131a,133a 収容保持部
137 ツールホルダ
141 シリンダ
151 動吸振器
153 器本体
155 ウェイト
157 付勢バネ(弾性要素)
159 突起
201,211,221,231 空間
213,223,233 動吸振器
241 空間
243 動吸振器
245 器本体
247 ウェイト
248 突起
249 付勢バネ
251 空間
253 動吸振器
255 器本体
257 ウェイト
258 突起
259 付勢バネ
261,271 空間
263,273 動吸振器

Claims (9)

  1. モータ、および当該モータによって駆動される内部機構が収容されたハウジングと、
    前記ハウジングの一端部側に配置された工具ビットと、
    前記ハウジングの他端部側に連接されたハンドグリップと、を有し、
    前記内部機構によって前記工具ビットを長軸方向に駆動させ、これによって当該工具ビットに所定の加工作業を遂行させる作業工具であって、
    弾性要素による付勢力が作用した状態で直線運動可能とされたウェイトを有し、当該ウェイトが前記工具ビット長軸方向に運動することによって加工作業時の制振を行う動吸振器を備えており、
    前記動吸振器は、前記ハウジングと前記内部機構との間の空間を利用して当該動吸振器の制振方向が前記工具ビット長軸方向となるように配置されていることを特徴とする作業工具。
  2. モータ、および当該モータによって駆動される内部機構が収容されたハウジングと、
    前記工具本体の一端部側に配置された工具ビットと、
    前記ハウジングの他端部側に連接されたハンドグリップと、を有し、
    前記内部機構によって前記工具ビットを長軸方向に駆動させ、これによって当該工具ビットに所定の加工作業を遂行させる作業工具であって、
    弾性要素による付勢力が作用した状態で直線運動可能とされたウェイトを有し、当該ウェイトが前記工具ビット長軸方向に運動することによって加工作業時の制振を行う動吸振器を備えており、
    前記動吸振器は、前記ハンドグリップの内部に存在する空間を利用して当該動吸振器の制振方向が前記工具ビット長軸方向となるように配置されていることを特徴とする作業工具。
  3. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記ハウジングは、前記内部機構を収容したインナハウジングと、当該インナハウジングおよび前記モータを当該モータの軸線方向が前記工具ビット長軸方向と交差する方向となるように収容したアウタハウジングと、を有し、
    前記動吸振器は、前記モータの軸方向の一端部側と前記インナハウジングとの間に存在する空間を利用して配置されていることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項3に記載の作業工具であって、
    前記インナハウジングは、前記モータの出力軸を回転自在に支持する軸受の収容保持部および前記内部機構の回転部材を回転自在に支持する軸受の収容保持部を有し、これら軸受の収容保持部によって前記動吸振器におけるウェイトの直線運動を案内する構成としたことを特徴とする作業工具。
  5. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記ハウジングは、前記内部機構を収容したインナハウジングと、当該インナハウジングおよび前記モータを当該モータの軸線方向が前記工具ビット長軸方向と交差する方向となるように収容したアウタハウジングと、を有し、
    前記動吸振器は、前記インナハウジングの側面領域の外壁面と前記アウタハウジングの側面領域の内壁面との間の空間であって、かつ前記インナハウジングの外壁面が保有する前記工具ビット長軸方向に延在する凹所を利用して配置されていることを特徴とする作業工具。
  6. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記ハウジングは、前記内部機構を収容したインナハウジングと、当該インナハウジングおよび前記モータを当該モータの軸線方向が前記工具ビット長軸方向と交差する方向となるように収容したアウタハウジングと、を有し、
    前記動吸振器は、前記インナハウジングの側面領域の外壁面と前記アウタハウジングの側面領域の内壁面との間であって、かつ前記工具ビット長軸方向に延在する空間を利用して配置されていることを特徴とする作業工具。
  7. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記ハウジングは、前記内部機構を収容したインナハウジングと、当該インナハウジングおよび前記モータを当該モータの軸線方向が前記工具ビット長軸方向と交差する方向となるように収容したアウタハウジングと、を有し、
    前記動吸振器は、前記インナハウジングの上面領域の外壁面と前記アウタハウジングの上面領域の内壁面との間であって、かつ前記工具ビット長軸方向に延びる空間を利用して配置されていることを特徴とする作業工具。
  8. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記ハウジングは、前記内部機構を収容したインナハウジングと、当該インナハウジングおよび前記モータを当該モータの軸線方向が前記工具ビット長軸方向と交差する方向となるように収容したアウタハウジングと、を有し、
    前記動吸振器は、前記インナハウジングと前記内部機構との間に存在する空間を利用して配置されるとともに、当該動吸振器におけるウェイトの直線運動が前記内部機構の構成部材によって案内される構成としたことを特徴とする作業工具。
  9. 請求項2に記載の作業工具であって、
    前記ハンドグリップは、作業者が握るべく前記工具ビット長軸方向と交差する方向に延在状に配置されるグリップ部と、当該グリップ部を前記ハウジングに対して工具ビット長軸方向に所定間隔を置いて連接する少なくとも2つの連接部からなり、
    前記動吸振器は、前記各連接部に存在する工具ビット長軸方向の空間のいずれか一方または双方を利用して配置されていることを特徴とする作業工具。
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