JP2010211813A - 自動火災報知設備補助具 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の自動火災報知設備は音又は音声鳴動と消防法で定められているため、聴覚障害者には知らせられない問題があった。
【解決手段】 既設の自動火災報知設備の機能・性能に影響を与えることなく、自動火災報知設備の補助具として、火災時に地区音響に流れる電圧をリレ−で感知し、振動用発信機から常時無線信号を発信しているのを遮断し、常時無線信号を受信している携帯型振動受信機の回路を振動モ−タ−側に切り替え振動モ−タ−を起動して知らせることができるようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は、耳の不自由な人に火災を知らせる事のできる自動火災報知設備に関するものである。

従来より、住宅用では聴覚障害者用の火災報知器があるが、消防法で定めるところの自動火災報知設備では音又は音声で警報を発するものと決められているため、聴覚障害者には火災を知らせることができない。

特許公開２００８−２２５８７４

発明が解決しょうとする課題

ところが、前記の自動火災報知設備では聴覚障害者には不利である。消防法で定める自動火災報知設備は全ての人に火災を知らせなくてはならない。

課題を解決するための手段

そこで、本発明は自動火災報知設備の機能に影響を与えることなく、自動火災報知設備の補助具として聴覚障害者の人にも知らせる事のできる携帯型振動受信機を作動させて、振動により知らせる事ができるのを目的とする。

請求項１に記載の発明は、既設の自動火災報知設備の地区音響又は、総合盤内の端子にリレ−及び振動用発信機を接続し、リレ−、振動用発信機、携帯型振動受信機から構成したことを要旨とする。

請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明の作動に加え携帯型振動受信機を作動させて聴覚障害者の人にも知らせることが可能になる。

発明の効果

請求項１に記載の発明によれば、既設の設備に応用ができコストダウンで福祉社会作りに貢献ができる。

請求項２に記載の発明は、公共施設、ショッピングセンタ−等、特定防火対象物の既設の自動火災報知設備に接続することにより聴覚障害者個々の持つ携帯型振動受信機の振動により自分の身は自分で守ることができる。

請求項３の常時無線信号を発信しているのは受信範囲外へ出たときに知らせるのと、誤作動を防ぐためである。

本発明の実施形態を示す自動火災報知設備の系統図 本発明の接続図

以下、本発明の実施形態を図１、図２に基づいて説明する。

図１、図２、に示すように火災が発生するとリレ−で地区音響に流れる電圧を感知し、振動用発信機から常時発信されている無線信号を遮断させる。

携帯型振動受信機ほ常時受信していた無線信号が停止し、振動モ−タ−側に回路を切り替え振動モ−タ−を作動させて知らせるものである。

振動用発信機から常時信号を発信しているのは、受信機を持った人が受信範囲外へ出たとき無線信号が入らなくなり、振動で知らせるためと、受信機の誤動作を防ぐためである。

１ 自動火災報知設備受信機
２ 総合盤
３ 感知器
４ リレ−
５ 振動用発信機
６ 携帯型振動受信機
７ 総合盤内端子
８ 地区音響
９ 表示灯

Claims (3)

1. 既設の自動火災報知設備の地区音響装置又は、総合盤内の端子にリレ−及び振動用発信機を接続し、火災時に流れる電圧を感知して振動用発信機から常時発信している無線信号を遮断する。
2. 振動用発信機からは常時無線信号が発信されており、火災時には振動用発信機からの信号が停止し、常時無線信号を受信していた携帯型振動受信機の回路を振動モ−タ−側に切り替え振動モ−タ−を起動して知らせるものである。
3. 振動用発信機から常時信号を発信しているのは振動受信機を持った人が受信範囲外へ出たときと、誤作動を防ぐためである。

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