JP2010210755A - 開閉装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】歯車を被噛合部側に付勢する手段と歯車の回転を制御する手段とを1つの付勢手段で兼用でき、よって部品点数を減らすことが可能な開閉装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】移動部材72には被噛合部72cが形成されている。画像形成装置本体12には、被噛合部72cに噛み合う歯車76が設けられている。歯車76はスイングリンク78に正逆回転自在に支持されている。スイングリンク78には、歯車76と一体となって回転する滑車80が設けられている。滑車80にはワイヤ82が取り付けられており、ワイヤ82の他端は、付勢手段であるばね84に連結されている。ばね84は、ワイヤ82を介して、滑車80および歯車76を、矢印Bで示す方向に回転するように付勢する。さらに、ばね84は、ワイヤ82および滑車80を介して、歯車76を移動部材72側に付勢する。
【選択図】図3
【解決手段】移動部材72には被噛合部72cが形成されている。画像形成装置本体12には、被噛合部72cに噛み合う歯車76が設けられている。歯車76はスイングリンク78に正逆回転自在に支持されている。スイングリンク78には、歯車76と一体となって回転する滑車80が設けられている。滑車80にはワイヤ82が取り付けられており、ワイヤ82の他端は、付勢手段であるばね84に連結されている。ばね84は、ワイヤ82を介して、滑車80および歯車76を、矢印Bで示す方向に回転するように付勢する。さらに、ばね84は、ワイヤ82および滑車80を介して、歯車76を移動部材72側に付勢する。
【選択図】図3
Description
本発明は、開閉装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1は、スライド部材がスライドする際に、摺動ローラが、押圧部材の回動によって押圧されスライド部材と摺動摩擦回転するダンパー装置を開示する。
特許文献2は、カバー手段が自重で落下しないように付勢する付勢手段を具備し、この付勢手段は、カバー手段が待機位置から動作位置に回動されたときに付勢力を解除し、動作位置から待機位置側に所定角度分回動されたときに付勢力を発生するように構成されている画像形成装置を開示する。
特許文献3は、開閉部材に取り付けられたラックと、このラックに噛合可能な第1ギアと、この第1ギアが噛合可能でダンパーで制御された第2ギアと、開閉部材が閉方向に閉止するときに第1ギアを第2ギアと噛合解除する方向へ付勢する付勢手段とを有するダンパー機構を開示する。
特許文献4は、開閉部に連結され、ラックが設けられたアーム部材と、このラックに噛合するピニオンと、このピニオンの回転を制動するダンパと、開閉部の閉止時にピニオンをラックから離間させる離間手段とを有する開閉部の開閉機構を開示する。
特許文献2は、カバー手段が自重で落下しないように付勢する付勢手段を具備し、この付勢手段は、カバー手段が待機位置から動作位置に回動されたときに付勢力を解除し、動作位置から待機位置側に所定角度分回動されたときに付勢力を発生するように構成されている画像形成装置を開示する。
特許文献3は、開閉部材に取り付けられたラックと、このラックに噛合可能な第1ギアと、この第1ギアが噛合可能でダンパーで制御された第2ギアと、開閉部材が閉方向に閉止するときに第1ギアを第2ギアと噛合解除する方向へ付勢する付勢手段とを有するダンパー機構を開示する。
特許文献4は、開閉部に連結され、ラックが設けられたアーム部材と、このラックに噛合するピニオンと、このピニオンの回転を制動するダンパと、開閉部の閉止時にピニオンをラックから離間させる離間手段とを有する開閉部の開閉機構を開示する。
本発明の目的は、部品点数を減らすことができる開閉装置及び画像形成装置を提供することにある。
請求項1に係る本発明は、装置本体に開閉自在に設けられた開閉部と、前記開閉部に連結されて前記開閉部の開閉動作に伴って移動し、被噛合部が形成された移動部材と、前記移動部材の前記被噛合部に噛み合う歯車と、前記開閉部が開動作を行う場合に、前記移動部材の移動方向とは逆の方向に前記歯車の回転を付勢するとともに、前記歯車を前記被噛合部側に付勢する付勢手段とを有する開閉装置である。
請求項2に係る本発明は、前記歯車と一体に回転する滑車をさらに有し、前記付勢手段は、前記滑車に連結されている請求項1に記載の開閉装置である。
請求項3に係る本発明は、前記滑車の径は、前記歯車の径よりも大きい請求項2に記載の開閉装置である。
請求項4に係る本発明は、前記付勢手段は、弾性体で構成されている請求項1から3のいずれかに記載の開閉装置である。
請求項5に係る本発明は、前記装置本体に揺動自在に支持された揺動部材をさらに有し、前記歯車は前記揺動部材に正逆回転自在に支持されている請求項1から4のいずれかに記載の開閉装置である。
請求項6に係る本発明は、前記開閉部が閉じた状態の場合、前記歯車は前記被噛合部と噛み合わない状態となり、前記開閉部が開動作を行い、前記歯車と前記被噛合部とが噛み合い始めるときに、前記歯車は、当該歯車の先端が前記被噛合部に当たらない位置にあるように構成されている請求項1から5のいずれかに記載の開閉装置である。
請求項7に係る本発明は、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に開閉自在に設けられた開閉部と、前記開閉部に連結されて前記開閉部の開閉動作に伴って移動し、被噛合部が形成された移動部材と、前記移動部材の前記被噛合部に噛み合う歯車と、前記開閉部が開動作をする場合に、前記移動部材の移動方向と逆方向に前記歯車の回転を付勢するとともに、前記歯車を前記被噛合部側に付勢する付勢手段とを有する画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、部品点数を減らすことが可能な開閉装置を提供できる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、確実に開閉部を制動できる開閉装置を提供できる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、付勢手段の付勢力を小さくすることができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、開閉部の急激な開放による衝撃が緩和される。
請求項5に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、移動部材に形成された被噛合部と歯車とが確実に噛み合うようにできる。
請求項6に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、歯車と被噛合部とが滑らかに噛み合うことができる。
請求項7に係る発明によれば、部品点数を減らすことが可能な開閉装置を有する画像形成装置を提供できる。
次に本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1において、第1の本発明の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。この画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12の下部には、シート供給装置14が配置されていると共に、画像形成装置本体12の上部には排出部16が形成されている。
また、画像形成装置本体12の前面(図中右側面)には開閉装置70が設けられており、この開閉装置70は、画像形成装置本体12に対して開閉する開閉手段としての開閉カバー17を有する。
図1において、第1の本発明の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。この画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12の下部には、シート供給装置14が配置されていると共に、画像形成装置本体12の上部には排出部16が形成されている。
また、画像形成装置本体12の前面(図中右側面)には開閉装置70が設けられており、この開閉装置70は、画像形成装置本体12に対して開閉する開閉手段としての開閉カバー17を有する。
シート供給装置14は、シート収容部18を有し、このシート収容部18に多数のシートが積層される。シート収容部18の一端上部には、積層されたシートに接触する供給ロール20が配置されていると共に、この供給ロール20に対向して捌きロール22が設けられている。シート収容部18の最上位にあるシートが供給ロール20によりピックアップされ、供給ロール20と捌きロール22との協働によりシートが捌かれて搬送される。
シート収容部18から搬送されたシートは、レジストローラ24により一時停止され、所定のタイミングにより後述する感光体ユニット26とベルトユニット28との間及び定着装置30を通って排出ローラ32により排出部16へ排出される。
画像形成装置本体12内には、像形成構造体の一例である感光体ユニット26、ベルトユニット28、電源ユニット34及び制御部36が配置されている。
感光体ユニット26は、像保持体支持部材の一例である感光体ユニット本体38に像保持体の一例である例えば4つの感光体40が回転自在に支持されている。各感光体40の周囲には、感光体40を一様に帯電する帯電ロールを備えた帯電手段としての帯電装置42と、各感光体40に書き込まれた静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して可視化する現像手段としての現像装置44と、転写後の感光体40を除電する除電装置46と、転写がなされた後に感光体40表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード等からなるトナー除去装置48とを有する。
感光体ユニット26は、4つの感光体40、帯電装置42、現像装置44、除電装置46及びトナー除去装置48を一体化したものであり、後述するように画像形成装置本体12に対して着脱自在になっている。
感光体ユニット26は、像保持体支持部材の一例である感光体ユニット本体38に像保持体の一例である例えば4つの感光体40が回転自在に支持されている。各感光体40の周囲には、感光体40を一様に帯電する帯電ロールを備えた帯電手段としての帯電装置42と、各感光体40に書き込まれた静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して可視化する現像手段としての現像装置44と、転写後の感光体40を除電する除電装置46と、転写がなされた後に感光体40表面の残留トナーを除去するクリーニングブレード等からなるトナー除去装置48とを有する。
感光体ユニット26は、4つの感光体40、帯電装置42、現像装置44、除電装置46及びトナー除去装置48を一体化したものであり、後述するように画像形成装置本体12に対して着脱自在になっている。
電源ユニット34は、画像形成装置本体12上部に配置され、上述した給紙装置14、ベルトユニット28、帯電装置42及び現像装置44等に電力を供給するようになっている。
4つのトナーボックス50は、感光体ユニット26の裏面側方に接続されている。各トナーボックス50は、マゼンタ、イエロー、シアン及び黒用であり、トナー供給部52とトナー回収部54とが一体になって構成されている。
トナー供給部52は現像装置44に接続されて各色のトナーを現像装置44に供給し、トナー回収部54はトナー除去装置48に接続されて各色のトナーを回収する。
トナー供給部52は現像装置44に接続されて各色のトナーを現像装置44に供給し、トナー回収部54はトナー除去装置48に接続されて各色のトナーを回収する。
光書込み装置56は、それぞれレーザ露光装置からなり、感光体ユニット26の背面側にあって各感光体40に対応した位置に配置され、一様に帯電された感光体40に対してレーザを照射して潜像を形成するようになっている。
ベルトユニット28は、感光体ユニット26の表側にあって感光体ユニット26に対向して縦方向に配置されている。このベルトユニット28は、上下方向に設けられた二つの支持ロール58と、該二つの支持ロール58に掛けられた搬送ベルト60とが設けられている。
搬送ベルト60は、トナー像が転写されたシートを搬送するようになっている。また、各感光体40に搬送ベルト60を挟んで対向して転写ロール62が設けられている。
搬送ベルト60は、トナー像が転写されたシートを搬送するようになっている。また、各感光体40に搬送ベルト60を挟んで対向して転写ロール62が設けられている。
クリーニング装置64は、ベルトユニット28の表側にあって該ベルトユニット28に対向して配置されている。このクリーニング装置64は、搬送ベルト60表面のトナーや紙粉等の付着物を除去するようになっている。
したがって、各感光体40は、帯電装置42により一様に帯電され、光書込み装置56により潜像が形成され、現像装置44により潜像がトナーにより可視像化される。各感光体40に形成されたトナー像は、下方から順番にベルトユニット28の転写ロール62により、搬送されるシートに転写され、定着装置30によりシートに定着される。
図2に示すように、感光体ユニット26は、画像形成装置本体12に対して着脱自在に設けられており、画像形成装置本体12に対して、開閉カバー17を図2(A)に示す閉状態から図2(B)に示す開状態に開くことにより、着脱される。
開閉装置70は、開閉カバー17に連結された1対の移動部材72(アーム部材)を有する。
開閉装置70は、開閉カバー17に連結された1対の移動部材72(アーム部材)を有する。
図3及び図4において、開閉装置70の詳細が示されている。図3及び図4は、開閉カバー17が閉状態である場合を示す。
移動部材72の端部には連結部72aが設けられており、この連結部72aが開閉カバー17に正逆回転自在に連結されている。
移動部材72の側面には案内溝72bが長手方向に形成されており、画像形成装置本体12に設けられた突起部74が、この案内溝72bに係合して、移動部材72の連結部72aと反対側の端部を、移動可能に支持する。突起部74は、移動部材72の移動に伴って案内溝72bを摺動し、それによって、移動部材72の移動方向を規制する。
移動部材72の端部には連結部72aが設けられており、この連結部72aが開閉カバー17に正逆回転自在に連結されている。
移動部材72の側面には案内溝72bが長手方向に形成されており、画像形成装置本体12に設けられた突起部74が、この案内溝72bに係合して、移動部材72の連結部72aと反対側の端部を、移動可能に支持する。突起部74は、移動部材72の移動に伴って案内溝72bを摺動し、それによって、移動部材72の移動方向を規制する。
また、開閉カバー17が閉位置にあり、移動部材72が画像形成装置本体12内部に位置する場合に、画像形成装置本体12内に設置されたモータ(図示せず)と移動部材72との干渉を回避するために、案内溝72bは、図4の矢印Aに示すように、一部が曲線に形成されている。よって、移動部材72は、開閉カバー17が開閉動作をする場合に、曲線の軌跡を描きながら移動する。
移動部材72の上部の、連結部72aと反対側の端部には、被噛合部72c(ラック)が形成されている。
移動部材72の上部の、連結部72aと反対側の端部には、被噛合部72c(ラック)が形成されている。
画像形成装置本体12には、被噛合部72cに噛み合う歯車76が設けられている。この歯車76は、開閉カバー17が開状態にある場合は被噛合部72cに噛み合い、開閉カバー17が閉状態にある場合は被噛合部が形成されていない歯欠け部72dに係合している。つまり、被噛合部72cと歯車76は、開閉カバー17が所定位置まで開いた状態となった場合に噛み合うようになっている。
歯車76は、画像形成装置本体12に揺動自在に支持されたスイングリンク78に、正逆回転自在に支持されている。スイングリンク78は、連結部78aが画像形成装置本体12に回転自在に接続されるようになっている。
また、スイングリンク78には、歯車76と一体となって回転する滑車80が設けられている。滑車80の径は、歯車76の径よりも大きくなるように形成されている。
歯車76は、画像形成装置本体12に揺動自在に支持されたスイングリンク78に、正逆回転自在に支持されている。スイングリンク78は、連結部78aが画像形成装置本体12に回転自在に接続されるようになっている。
また、スイングリンク78には、歯車76と一体となって回転する滑車80が設けられている。滑車80の径は、歯車76の径よりも大きくなるように形成されている。
滑車80にはワイヤ82が取り付けられており、ワイヤ82の他端は、付勢手段であるばね84に連結されている。ばね84は、画像形成装置本体12の、滑車80よりも下の位置に設けられている。
ばね84は、ワイヤ82を介して、滑車80および歯車76を、図3に矢印Bで示す方向に回転するように付勢する。さらに、ばね84は、ワイヤ82および滑車80を介して、歯車76を移動部材72側に付勢する。
つまり、本実施形態においては、歯車76を被噛合部72c側に付勢する手段と歯車76の回転を制御する手段とを1つの付勢手段で兼用でき、よって部品点数を減らすことができる。
ワイヤ82は、画像形成装置本体12に設けられたボス86を摺動するようになっており、このボス86によって滑車80を付勢する方向が調整される。
ばね84は、ワイヤ82を介して、滑車80および歯車76を、図3に矢印Bで示す方向に回転するように付勢する。さらに、ばね84は、ワイヤ82および滑車80を介して、歯車76を移動部材72側に付勢する。
つまり、本実施形態においては、歯車76を被噛合部72c側に付勢する手段と歯車76の回転を制御する手段とを1つの付勢手段で兼用でき、よって部品点数を減らすことができる。
ワイヤ82は、画像形成装置本体12に設けられたボス86を摺動するようになっており、このボス86によって滑車80を付勢する方向が調整される。
次に、本発明の実施形態の作用を説明する。
図3及び図4に示した開閉カバー17が閉じた状態から、開閉カバー17が開動作を行う場合、歯車76は、歯欠け部72dと係合している間は歯と噛み合わないが、ある程度開閉カバー17が開くと、図5に示すように、歯車76は、被噛合部72cに噛み合う。
開閉カバー17が開方向に移動する場合、移動部材72は、矢印C方向(図5に示す)に移動するので、被噛合部72cと噛み合った歯車76は、矢印D方向(図5に示す)に回転する。
図3及び図4に示した開閉カバー17が閉じた状態から、開閉カバー17が開動作を行う場合、歯車76は、歯欠け部72dと係合している間は歯と噛み合わないが、ある程度開閉カバー17が開くと、図5に示すように、歯車76は、被噛合部72cに噛み合う。
開閉カバー17が開方向に移動する場合、移動部材72は、矢印C方向(図5に示す)に移動するので、被噛合部72cと噛み合った歯車76は、矢印D方向(図5に示す)に回転する。
一方、ばね84は、ワイヤ82を矢印E方向(図5に示す)に引っ張るので、滑車80は、矢印D方向とは逆方向の矢印F方向(図5に示す)に付勢される。つまり、移動部材72が矢印C方向に移動する場合、滑車80および歯車76は、矢印F方向の付勢力を抵抗として受けながら、矢印D方向に回転する。
よって、被噛合部72c(移動部材72)が矢印C方向に移動するとき、歯車76の回転は、ばね84の付勢力によって制動される。したがって、開閉カバー17が急激に開放されることが防止され、この急激な開放による開閉カバー17および画像形成装置本体12に対する衝撃が緩和される。
よって、被噛合部72c(移動部材72)が矢印C方向に移動するとき、歯車76の回転は、ばね84の付勢力によって制動される。したがって、開閉カバー17が急激に開放されることが防止され、この急激な開放による開閉カバー17および画像形成装置本体12に対する衝撃が緩和される。
また、開閉カバー17が開方向に移動する場合(つまり移動部材72が矢印C方向に移動する場合)、歯車76は矢印D方向に回転するので、ワイヤ82は、開閉カバー17が開くほど(つまり移動部材72が矢印C方向に移動するほど)、滑車80に巻き取られる。これに伴って、ばね84の引っ張り力は増加する。
したがって、開閉カバー17が開かれるほど、歯車76に加わる付勢力(抵抗)は大きくなる。
開閉カバー17が急激に開かれる場合、完全に開いた状態になる時に、開閉カバー17および画像形成装置本体12に対する衝撃が最も大きくなるが、本実施形態においては、開閉カバー17が完全に開いた状態の時に、開方向に対する抵抗力が最も大きくなるようになっているので、従来の開閉装置よりも、急激な開放による開閉カバー17および画像形成装置本体12に対する衝撃が緩和される。
なお、開閉カバー17の自重は、完全に開いた状態のときに、ばね84による付勢力によって閉方向に移動しない程度に重くなるようになっている。
したがって、開閉カバー17が開かれるほど、歯車76に加わる付勢力(抵抗)は大きくなる。
開閉カバー17が急激に開かれる場合、完全に開いた状態になる時に、開閉カバー17および画像形成装置本体12に対する衝撃が最も大きくなるが、本実施形態においては、開閉カバー17が完全に開いた状態の時に、開方向に対する抵抗力が最も大きくなるようになっているので、従来の開閉装置よりも、急激な開放による開閉カバー17および画像形成装置本体12に対する衝撃が緩和される。
なお、開閉カバー17の自重は、完全に開いた状態のときに、ばね84による付勢力によって閉方向に移動しない程度に重くなるようになっている。
また、前述のように、移動部材72は、開閉カバー17が開閉動作をする場合に、曲線の軌跡を描きながら移動する。したがって、移動部材72の開方向の移動を制動するための歯車76は、画像形成装置本体12に対して揺動するスイングリンク78に回転自在に支持されている。スイングリンク78が揺動することにより、移動部材72の上下方向の移動に伴って、歯車76も移動する。
ここで、歯車76と被噛合部72cが確実に噛み合うようにするために、歯車76を被噛合部72c側に付勢する必要があるが、本発明の実施形態においては、ばね84によって、歯車72は被噛合部72c側に付勢されるようになっている。
ここで、歯車76と被噛合部72cが確実に噛み合うようにするために、歯車76を被噛合部72c側に付勢する必要があるが、本発明の実施形態においては、ばね84によって、歯車72は被噛合部72c側に付勢されるようになっている。
被噛合部72cから歯車76に作用する力の方向を図5に矢印Gで示すと、矢印G方向と移動部材72の移動方向(矢印C方向)とは、約20度の角度をなす。
ここで、スイングリンク78の回転中心(つまり連結部78aの中心)の位置は、歯車76の回転中心と結ぶ線Hの向きが、矢印G方向よりも移動部材72から離れる方向に傾いた位置になるようになっている。本実施形態においては、線Hと矢印Gのなす角度は、およそ10度である。
また、線Hとワイヤ82とのなす角度が約90度になるように、ボス86の位置が調整されている。
以上のように各部材が配置されることによって、歯車76は、被噛合部72c側に付勢され、被噛合部72cから歯車76が離間することが抑制される。また、これによって、確実に、移動部材72および開閉カバー17の移動を制動できる。
ここで、スイングリンク78の回転中心(つまり連結部78aの中心)の位置は、歯車76の回転中心と結ぶ線Hの向きが、矢印G方向よりも移動部材72から離れる方向に傾いた位置になるようになっている。本実施形態においては、線Hと矢印Gのなす角度は、およそ10度である。
また、線Hとワイヤ82とのなす角度が約90度になるように、ボス86の位置が調整されている。
以上のように各部材が配置されることによって、歯車76は、被噛合部72c側に付勢され、被噛合部72cから歯車76が離間することが抑制される。また、これによって、確実に、移動部材72および開閉カバー17の移動を制動できる。
また、滑車80の径は、少なくとも歯車76の径よりも大きくなるように形成されている。滑車80の径を大きくすることによって、ばね84を、ばね定数の小さなばねとすることができる。
図6において、被噛合部72cと歯車76が噛み合っていない状態における、歯車76と被噛合部72cとの位置関係が示されている。
前述のように、開閉カバー17が閉じた状態となると、歯車76は被噛合部72cと噛み合わない状態となり、歯欠け部72dと対向する。
このとき、歯車76およびばね84は、歯車76の被噛合部cに最も近い歯の先端部76bの位置が被噛合部72cの歯の先端と所定の間隔Wを有するように、調整されている。
この状態から、開閉カバー17が開動作を開始して移動部材72が矢印C方向に移動する場合、被噛合部72cの歯72eが歯車76の歯の先端部76bに当たると、歯車76と被噛合部72cとが滑らかに噛み合わないが、本実施形態においては、被噛合部72cの歯72eが歯車76の側縁76cに当たるので、歯車76と被噛合部72cとは滑らかに噛み合う。
前述のように、開閉カバー17が閉じた状態となると、歯車76は被噛合部72cと噛み合わない状態となり、歯欠け部72dと対向する。
このとき、歯車76およびばね84は、歯車76の被噛合部cに最も近い歯の先端部76bの位置が被噛合部72cの歯の先端と所定の間隔Wを有するように、調整されている。
この状態から、開閉カバー17が開動作を開始して移動部材72が矢印C方向に移動する場合、被噛合部72cの歯72eが歯車76の歯の先端部76bに当たると、歯車76と被噛合部72cとが滑らかに噛み合わないが、本実施形態においては、被噛合部72cの歯72eが歯車76の側縁76cに当たるので、歯車76と被噛合部72cとは滑らかに噛み合う。
上述した実施形態においては、歯車76はスイングリンク78に支持されているとしたが、スイングリンク78に支持されるようにしなくてもよい。
たとえば、図7に示すように、画像形成装置本体12に長穴90を設け、歯車76(および滑車80)の回転軸76aがこの長穴90に摺動自在に支持されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、付勢手段としてばね84を用いたが、付勢手段は、弾性体であれば例えばゴムでもよく、また、ワイヤ82とばね84の代わりに糸状のゴムなどを用いてもよい。
たとえば、図7に示すように、画像形成装置本体12に長穴90を設け、歯車76(および滑車80)の回転軸76aがこの長穴90に摺動自在に支持されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、付勢手段としてばね84を用いたが、付勢手段は、弾性体であれば例えばゴムでもよく、また、ワイヤ82とばね84の代わりに糸状のゴムなどを用いてもよい。
本発明は、開閉装置および画像形成装置に利用可能である。
10 画像形成装置
17 開閉カバー
70 開閉装置
72 移動部材
72b 案内溝
72c 被噛合部
72d 歯欠け部
74 突起部
76 歯車
78 スイングリンク
80 滑車
82 ワイヤ
84 ばね
86 ボス
17 開閉カバー
70 開閉装置
72 移動部材
72b 案内溝
72c 被噛合部
72d 歯欠け部
74 突起部
76 歯車
78 スイングリンク
80 滑車
82 ワイヤ
84 ばね
86 ボス
Claims (7)
- 装置本体に開閉自在に設けられた開閉部と、
前記開閉部に連結されて前記開閉部の開閉動作に伴って移動し、被噛合部が形成された移動部材と、
前記移動部材の前記被噛合部に噛み合う歯車と、
前記開閉部が開動作を行う場合に、前記移動部材の移動方向とは逆の方向に前記歯車の回転を付勢するとともに、前記歯車を前記被噛合部側に付勢する付勢手段と
を有する開閉装置。 - 前記歯車と一体に回転する滑車
をさらに有し、
前記付勢手段は、前記滑車に連結されている
請求項1に記載の開閉装置。 - 前記滑車の径は、前記歯車の径よりも大きい
請求項2に記載の開閉装置。 - 前記付勢手段は、弾性体で構成されている
請求項1から3のいずれかに記載の開閉装置。 - 前記装置本体に揺動自在に支持された揺動部材
をさらに有し、
前記歯車は前記揺動部材に正逆回転自在に支持されている
請求項1から4のいずれかに記載の開閉装置。 - 前記開閉部が閉じた状態の場合、前記歯車は前記被噛合部と噛み合わない状態となり、
前記開閉部が開動作を行い、前記歯車と前記被噛合部とが噛み合い始めるときに、前記歯車は、当該歯車の先端が前記被噛合部に当たらない位置にあるように構成されている
請求項1から5のいずれかに記載の開閉装置。 - 画像形成装置本体と、
前記画像形成装置本体に開閉自在に設けられた開閉部と、
前記開閉部に連結されて前記開閉部の開閉動作に伴って移動し、被噛合部が形成された移動部材と、
前記移動部材の前記被噛合部に噛み合う歯車と、
前記開閉部が開動作をする場合に、前記移動部材の移動方向と逆方向に前記歯車の回転を付勢するとともに、前記歯車を前記被噛合部側に付勢する付勢手段と
を有する画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009054695A JP2010210755A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 開閉装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009054695A JP2010210755A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 開閉装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010210755A true JP2010210755A (ja) | 2010-09-24 |
Family
ID=42971012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009054695A Pending JP2010210755A (ja) | 2009-03-09 | 2009-03-09 | 開閉装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010210755A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011113730A1 (de) | 2010-09-21 | 2012-04-12 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Stromerzeugungseinheit und dessen Steuergerät |
JP2016109781A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | シート積載装置および画像形成装置 |
-
2009
- 2009-03-09 JP JP2009054695A patent/JP2010210755A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011113730A1 (de) | 2010-09-21 | 2012-04-12 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Stromerzeugungseinheit und dessen Steuergerät |
JP2016109781A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | シート積載装置および画像形成装置 |
US10099891B2 (en) | 2014-12-03 | 2018-10-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet stacking apparatus and image forming apparatus |
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