JP2010210167A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気調和機本体外部への水漏れを防ぎ、ドレンポンプの振動が直接空気調和機本体に伝達するのを防止することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】熱交換器2で生成されるドレン水3を受け集留するドレンパン4と、ドレンパン4内のドレン水3を排出するためのドレンポンプ5とを内蔵した空気調和機本体1aと、空気調和機本体1aの一側板10に設けた角穴(図示せず)に挿入され、複数個のネジ12などで固定されると共に、ドレンポンプ5と連通する排水ホ−ス7を接続する接続口13を有したドレンソケット8を具備し、角穴の下部に、空気調和機本体1a内部に向かって突出したフランジ15を設けたもので、フランジ15により、接続口13からドレン水3が漏れても外部への水漏れを防ぎ、また、側板10の角穴部の強度が上がり、ドレンポンプ5の振動が直接空気調和機本体1aに伝達するのを防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】熱交換器2で生成されるドレン水3を受け集留するドレンパン4と、ドレンパン4内のドレン水3を排出するためのドレンポンプ5とを内蔵した空気調和機本体1aと、空気調和機本体1aの一側板10に設けた角穴(図示せず)に挿入され、複数個のネジ12などで固定されると共に、ドレンポンプ5と連通する排水ホ−ス7を接続する接続口13を有したドレンソケット8を具備し、角穴の下部に、空気調和機本体1a内部に向かって突出したフランジ15を設けたもので、フランジ15により、接続口13からドレン水3が漏れても外部への水漏れを防ぎ、また、側板10の角穴部の強度が上がり、ドレンポンプ5の振動が直接空気調和機本体1aに伝達するのを防止することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機に関するものである。
例えば、天井埋め込み形の空気調和機の室内機等の場合、熱交換作用にともなって熱交換器にドレン水が生成されるため、熱交換器の下部に発泡スチロ−ル等で形成されたドレンパンと、前記ドレンパンに集留されたドレン水を外部に排出させるためドレンポンプを設けるのが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
図7は、上記特許文献1に記載された従来の空気調和機の側面図、図8は、同空気調和機のドレンポンプ部の断面図、図9は、同空気調和機のドレンソケットの取り付け詳細側面図、図10は、同ドレンソケットの取り付け詳細正面図を示すものである。
図7から図10に示すように、従来の空気調和機1を冷房運転させたとき、内部に配置された熱交換器2の熱交換作用にともない、熱交換器2に、ドレン水3が生成され、そのドレン水3を集留させるため、熱交換器2の下部にドレンパン4を備えている。前記ドレンパン4に集留されたドレン水3は、ドレンポンプ5により空気調和機1の外部に排出され、さらにドレンパン4に溜まったドレン水3の水位をフロ−トスイッチ6が検知し、フロ−トスイッチ6からの信号を検知して、ドレンポンプ5を停止させるようになっている。ドレンポンプ5で吸上げられたドレン水3は、排水ホ−ス7からドレンソケット8を通り、さらにドレンソケット8に接続された外部ドレン配管9を通り屋外へ排出される。
前記ドレンソケット8は、空気調和機1の空気調和機本体1a(以下、「本体1a」という)の側板10に設けられた角穴11に複数個のネジ12で固定され、さらに前記排水ホ−ス7をドレンソケット8のドレン接続口13に挿入させ、それらの接続部を固定バンド14で固定している。
特開平7−145986号公報
しかしながら、前記従来の空気調和機の構成では、熱交換器2で生成され、ドレンパン4に溜まったドレン水3をドレンポンプ5で上部へ吸上げ、屋外へ排出するとき、ドレンポンプ5とドレンソケット8の間を、排水ホ−ス7で接続した場合、前記排水ホ−ス7をドレンソケット8に接続した後、固定バンド14を利用して固着しているため、ドレンポンプ5の駆動に伴って発生した振動が、排水ホ−ス7に伝わり、ドレンソケット8との接続部が緩み、ドレンポンプ5との接続部に隙間が生じて最悪の場合、ドレン水3が接続部より漏れて下部に滴下し、ドレンパン4と側板10との隙間から、空気調和機1の本体1aの外に漏れるという課題があった。また、前記ドレンソケット8は、本体1aの側板10に設けられた角穴11に複数個のネジ12で固定されるため、ドレンポンプ5の振動が側板10に伝達し、本体1aの振動が高くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、最悪排水ホ−スとドレンソケットの接続口からドレン水が漏れた場合でも、空気調和機外部への水漏れを防ぐことができ、また側板の角穴部の強度を上げることでドレンポンプの振動を直接空気調和機本体に伝達するのを防止することができる空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、熱交換器と、冷房運転時に前記熱交換器で生成されるドレン水を受け集留するドレンパンと、前記ドレンパンに集留されたドレン水を吸上げて外部へ排出するためのドレンポンプとを内蔵した空気調和機本体と、前記空気調和機本体の一側板に設けられた角穴に挿入され、複数個のネジなどで固定されると共に、前記ドレンポンプと連通する排水ホ−スを接続する接続口を有したドレンソケットを具備し、前記角穴の下部に、前記空気調和機本体内部に向かって突出したフランジを設けたもので、最悪排水ホ−スとドレンソケットの接続口からドレン水が漏れた場合でも空気調和機外部への水漏れを防ぐことができ、また、フランジにより側板の角穴部の強度が上げるので、ドレンポンプの振動が直接空気調和機本体に伝達するのを防止することができる。
本発明の空気調和機は、フランジにより、最悪、排水ホ−スとドレンソケットの接続部からドレン水が漏れた場合でも、空気調和機本体の外部に漏れるのを防ぎ、また、側板の強度が上がるので、ドレンポンプからの振動が直接空気調和機本体に伝達するのを防止することができる。
第1の発明は、熱交換器と、冷房運転時に前記熱交換器で生成されるドレン水を受け集留するドレンパンと、前記ドレンパンに集留されたドレン水を吸上げて外部へ排出するためのドレンポンプとを内蔵した空気調和機本体と、前記空気調和機本体の一側板に設けられた角穴に挿入され、複数個のネジなどで固定されると共に、前記ドレンポンプと連通する排水ホ−スを接続する接続口を有したドレンソケットを具備し、前記角穴の下部に、前記空気調和機本体内部に向かって突出したフランジを設けたもので、最悪排水ホ−スとドレンソケットの接続口からドレン水が漏れた場合でも空気調和機外部への水漏れを防ぐことができ、また、フランジにより側板の角穴部の強度が上げるので、ドレンポンプの振動が直接空気調和機本体に伝達するのを防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のフランジを、そのフランジで受けたドレン水をドレンパンの集留部の内側まで確実に導く寸法まで突出させたもので、最悪排水ホ−スとドレンソケットの接続口からドレン水が漏れた場合でも空気調和機外部への水漏れを防ぐことができ、また側板の角穴部の強度が上げるので、ドレンポンプの振動が直接空気調和機本体に伝達するのを防止し、さらにドレンソケットと排水ホ−スとの接続口から漏れたドレン水を前記ドレンパンの集留部に確実に導くことができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の側板の一部を折り曲げてフランジを形成すると共に、前記フランジを、ドレンパンの集留部内側に向かって斜め下方に傾斜させたもので、最悪排水ホ−スとドレンソケットの接続口からドレン水が漏れた場合でも空気調和機外部への水漏れを防ぐことができ、また側板の角穴部の強度が上げるので、ドレンポンプの振動が直接空気調和機本体に伝達するのを防止し、さらにドレンソケットと排水ホ−スとの接続口から漏れたドレン水を、傾斜したフランジで確実にドレンパンの集留部に導くことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機のドレンポンプ部分の断面図、図2は、同空気調和機のドレンソケットの取り付け詳細側面図、図3は、同ドレンソケットの取り付け詳細正面図、図4は、同空気調和機の側板の詳細断面図である。尚、上記従
来の空気調和機と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機のドレンポンプ部分の断面図、図2は、同空気調和機のドレンソケットの取り付け詳細側面図、図3は、同ドレンソケットの取り付け詳細正面図、図4は、同空気調和機の側板の詳細断面図である。尚、上記従
来の空気調和機と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図1〜4において、本実施の形態における空気調和機1を冷房運転したとき、内部に配置された熱交換器2の熱交換作用にともない、熱交換器2にドレン水3が生成され、そのドレン水3を集留させるため、熱交換器2の下部にドレンパン4を備えている。前記ドレンパン4に集留されたドレン水3は、ドレンポンプ5により空気調和機1の外部に排出され、さらにドレンパン4に溜まったドレン水3の水位をフロ−トスイッチ6が検知し、フロ−トスイッチ6からの信号を検知して、ドレンポンプ5を停止させる。ドレンポンプ5で吸上げられたドレン水3は、排水ホ−ス7からドレンソケット8を通り、さらにドレンソケット8に接続された、外部ドレン配管9を通り屋外へ排出される。
前記ドレンソケット8は、空気調和機1の本体1aの一つの側板10に設けられた角穴11に挿入され、前記側板10の角穴11の周辺に設けられた複数個の穴10aにネジ12で固定される。さらに、本実施の形態では、前記側板10の角穴11の下部に、本体1aの内部に向かって突出したフランジ15を一体に形成している。
以上のように構成された本実施の形態における空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。
側板10に設けられた角穴11の下部に、本体1aの内部に向かって突出したフランジ15を配設したことにより、最悪、排水ホ−ス7とドレンソケット8の接続口13からドレン水3が漏れた場合でも、空気調和機1の外部への水漏れを防ぐことができる。また、側板10の角穴11の下部にフランジ15を設けることにより側板10の強度が上がりドレンポンプ5の振動が直接空気調和機1の本体1aに伝達するのを防止することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機のドレンポンプ部分の断面図である。尚、上記実施の形態1における空気調和機と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図5は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機のドレンポンプ部分の断面図である。尚、上記実施の形態1における空気調和機と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態における空気調和機は、図5に示すように、側板10の角穴11の下部に設けたフランジ15の突出代15aを、ドレンパン4の側板10側の外壁4bの上端の厚み4aより大きくして、万一接続口13からドレン水3が漏れ出ても、そのドレン水3を集留部内側まで確実に導く寸法に設定、突出するように構成したものである。
以上のように構成された本実施の形態における空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。
側板10に設けられた角穴11の下部に、空気調和機1の本体1aの内部に向かって突出させたフランジ15を設け、前記フランジ15の突出代15aを、ドレンパン4の側板10側の外壁4bの先端の厚み4aより大きな寸法に設定して、集留部内側までドレン水を確実に導くように突出させることにより、最悪、排水ホ−ス7とドレンソケット8の接続口13からドレン水3が漏れた場合でも、その漏れたドレン水3を前記ドレンパン4の集留部に確実に導いて、空気調和機1の外部への水漏れを防ぐことができる。
また、フランジ15により、側板10の角穴11部の強度が上るので、ドレンポンプ5の振動が直接空気調和機1の本体1aに伝達するのを防止することが出来る。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態における空気調和機の側板の詳細断面図である。尚、上記実施の形態における空気調和機と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図6は、本発明の第3の実施の形態における空気調和機の側板の詳細断面図である。尚、上記実施の形態における空気調和機と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図6において、本実施の形態における空気調和機は、側板10の一部を折り曲げて、角穴11の下部に本体1a内部に向かって突出するフランジ15を形成すると共に、そのフランジ15を、ドレンパン4の集留部内側に向かって斜め下方に傾斜させたものである。
以上のように構成された本実施の形態における空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。
前記側板10に設けられた角穴11の下部に空気調和機1の本体1aの内部に向かって突出するフランジ15を設け、そのフランジ15を、ドレンパン4の集留部内側に向かって斜め下方に傾斜させたことにより、最悪排水ホ−ス7とドレンソケット8の接続口13からドレン水3が漏れた場合でも、空気調和機1の外部への水漏れを防ぐことができ、また側板10の角穴11部の強度が上げるので、ドレンポンプ5の振動が、直接空気調和機1の本体1aに伝達するのを防止し、さらにドレンソケット8と排水ホ−ス7との接続口13から漏れたドレン水3を、確実にドレンパン4の集留部に導くことができるものである。
以上のように、本発明に係る空気調和機は、フランジにより、最悪排水ホ−スとドレンソケットの接続口からドレン水が漏れた場合でも空気調和機外部への水漏れを防ぐことができ、また側板の角穴部の強度が上がるので、ドレンポンプの振動が直接空気調和機本体に伝達するのを防止することが可能になるもので、ドレンポンプを有した空気調和機に適用できる。
1 空気調和機
1a 空気調和機本体(本体)
2 熱交換器
3 ドレン水
4 ドレンパン
4a 厚み
4b 外壁
5 ドレンポンプ
6 フロ−トスイッチ
7 排水ホ−ス
8 ドレンソケット
9 外部ドレン配管
10 側板
11 角穴
12 ネジ
13 接続口
14 固定バンド
15 フランジ
15a 突出代
1a 空気調和機本体(本体)
2 熱交換器
3 ドレン水
4 ドレンパン
4a 厚み
4b 外壁
5 ドレンポンプ
6 フロ−トスイッチ
7 排水ホ−ス
8 ドレンソケット
9 外部ドレン配管
10 側板
11 角穴
12 ネジ
13 接続口
14 固定バンド
15 フランジ
15a 突出代
Claims (3)
- 熱交換器と、冷房運転時に前記熱交換器で生成されるドレン水を受け集留するドレンパンと、前記ドレンパンに集留されたドレン水を吸上げて外部へ排出するためのドレンポンプとを内蔵した空気調和機本体と、前記空気調和機本体の一側板に設けられた角穴に挿入され、複数個のネジなどで固定されると共に、前記ドレンポンプと連通する排水ホ−スを接続する接続口を有したドレンソケットを具備し、前記角穴の下部に、前記空気調和機本体内部に向かって突出したフランジを設けたことを特徴とする空気調和機。
- フランジを、そのフランジで受けたドレン水をドレンパンの集留部の内側まで確実に導く寸法まで突出させたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 側板の一部を折り曲げてフランジを形成すると共に、前記フランジを、ドレンパンの集留部内側に向かって斜め下方に傾斜させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057698A JP2010210167A (ja) | 2009-03-11 | 2009-03-11 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009057698A JP2010210167A (ja) | 2009-03-11 | 2009-03-11 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010210167A true JP2010210167A (ja) | 2010-09-24 |
Family
ID=42970535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009057698A Pending JP2010210167A (ja) | 2009-03-11 | 2009-03-11 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010210167A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108151288A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-06-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 窗机底盘、窗机空调器 |
CN109028568A (zh) * | 2018-09-12 | 2018-12-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 暖风机 |
-
2009
- 2009-03-11 JP JP2009057698A patent/JP2010210167A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108151288A (zh) * | 2018-01-05 | 2018-06-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 窗机底盘、窗机空调器 |
CN108151288B (zh) * | 2018-01-05 | 2023-09-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 窗机底盘、窗机空调器 |
CN109028568A (zh) * | 2018-09-12 | 2018-12-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 暖风机 |
CN109028568B (zh) * | 2018-09-12 | 2023-09-26 | 珠海格力电器股份有限公司 | 暖风机 |
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