JP2010209586A - 淡水製造装置 - Google Patents

淡水製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010209586A
JP2010209586A JP2009056804A JP2009056804A JP2010209586A JP 2010209586 A JP2010209586 A JP 2010209586A JP 2009056804 A JP2009056804 A JP 2009056804A JP 2009056804 A JP2009056804 A JP 2009056804A JP 2010209586 A JP2010209586 A JP 2010209586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
fresh water
outside air
housing
condensate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009056804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4463870B1 (ja
Inventor
Kazuhiko Aoki
一彦 青木
Yasuhiro Ikeo
康弘 池尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nuclear Engineering Ltd
Original Assignee
Nuclear Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nuclear Engineering Ltd filed Critical Nuclear Engineering Ltd
Priority to JP2009056804A priority Critical patent/JP4463870B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4463870B1 publication Critical patent/JP4463870B1/ja
Publication of JP2010209586A publication Critical patent/JP2010209586A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

【課題】 昼夜を問わず連続的に、かつ大量の淡水を製造可能にした淡水製造装置を提供する。
【解決手段】 ほぼ密閉された空間11を形成する筐体10と、前記筐体10内に配置され、少なくとも1以上の通気路23が設けられたセラミックやフライアッシュ、珪藻土、ゼオライトなどの多孔質材からなるブロック成型体21からなる水分凝縮体20と、前記空間11外から水分凝縮体20の一部の通気路23に外気を供給する外気供給路41と、前記水分凝縮体20の通気路23を通過させた外気を排出する外気排出路42と、残る通気路23内に気流を作るヒータ31である気流発生手段を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は淡水製造装置に関する。具体的には、大気中の湿分から淡水を製造するための装置に関する。
大気中の湿分から淡水を製造するための装置が、例えば特開2004−313842号公報(特許文献1)や特開2006−9483号公報(特許文献2)に開示されている。これらの装置は、本願発明者らによってなされたものである。これらの装置は、セラミックや珪藻土などの多孔性の粒状物である吸湿材を枠に詰めた凝集材ユニットを備える。これらの装置は、夜間等の気温の低い時に吸湿させた湿分を水滴に凝結させて淡水を製造する。
これらの装置において利用されうる吸湿材として、特開2006−232583号公報(特許文献3)に、シリカや珪藻土、フライアッシュなどの多孔質材料にセメントや水を加えて任意の形状に成型した多孔質加工石が開示されている。
特表平10−508350号公報(特許文献4)には、セルロース繊維やシリカゲルなどの吸湿媒体がトレイ上に並べられた淡水製造装置が開示されている。この装置においては、気温の低い夜間にトレイを収納したハウジングを開放して、ハウジング内に夜露を含んだ空気を通過させ、前記吸湿媒体に大気中の湿分を吸湿させる。そして、気温の高い昼間にハウジングを閉鎖して太陽の光によりハウジング内を暖めて吸湿媒体の湿分を蒸散させ、それをハウジング内壁で凝結させて淡水を得る。
一方、大気中の湿分を吸湿媒体であるデシカントに吸湿させ、それに熱を加えることにより大気中の除湿を行う除湿装置(又は空調装置)が、例えば特開平11−94316号公報(特許文献5)や特開2003−35434号公報(特許文献6)、特開2005−233528号公報(特許文献7)等に開示されている。これらの除湿装置は、湿気を含んだ大気を取り入れて回転体に組み込まれたデシカントに吸湿させ、それにより除湿された大気を排出する第1の通気路と、外部から取り入れた大気を加熱し、デシカントから湿分を奪いとって高湿の空気として排出する第2の通気路を備える。これらの装置では、回転体を回転させることにより、連続的に除湿を可能にしている。
特開2004−313842号公報 特開2006−9483号公報 特開2006−232583号公報 特表平10−508350号公報 特開平11−94316号公報 特開2003−35434号公報 特開2005−233528号公報
しかしながら、特許文献1、2や4に記載された淡水製造装置では、昼夜間の気温差を利用して大気中の湿気を淡水化しているために、昼間時又は夜間時いずれかの時間帯にしか淡水を得ることができなかった。また、これらの方法では吸湿材から多量の淡水を得ることができなかった。特に、特許文献1や2の淡水製造装置では、凝結を開始させるために水を散布しているが、特許文献3に記載の多孔質加工石を利用した場合でも、吸湿させた湿分を吸湿材から放出させることができず、十分な量の淡水を回収できなかった。そして、特許文献2の方法では吸湿材における凝縮(凝結)を促進するために吸湿材表面に撥水処理や親水処理を施してはいるが、この方法でも十分な量の淡水を回収できるものではなかった。
一方、特許文献5〜7に記載された除湿装置等において、第2の通気路から排出された湿分を多く含んだ大気を冷却すれば淡水を連続的に製造することができる。しかしながら、デシカントは回転体として利用されるために大型化が困難である。また、回転体を駆動する駆動装置も回転体の大型化につれて大きな出力を必要とするので、投下エネルギーに対して淡水の製造効率がよいとは言えなかった。そして、砂漠地など水を多量に必要とする地域への運搬も困難になる。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明は、運搬にも容易で、昼夜を問わず、大量の淡水を効率良く製造できる淡水製造装置を提供することを目的とする。
本発明の淡水製造装置は、少なくとも上方が閉鎖された空間を形成する筐体と、前記筐体内に配置され、多孔質材の成型体からなり少なくとも1以上の通気路を有する水分凝縮体と、前記空間外から筐体内に外気を供給する外気供給路と、筐体内に供給された外気を空間外に排出する外気排出路と、前記水分凝縮体から湿分を蒸散させる気流を前記通気路内に作る気流発生手段を備える。
本発明によると、昼夜を問わず、大気中の湿分から淡水を連続的かつ大量に得ることができる。
本発明の第1の実施形態である淡水製造装置を一部破断した概略斜視図である。 同上の淡水製造装置の断面説明図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ淡水製造装置の底部に備えられる集水溝の断面図である。 水分凝縮体を構成するブロック成型体の一例を示す図であって、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 第1の実施形態の淡水製造装置における淡水化原理を示す説明図である。 水分凝縮体の他例を示す図であって、同図(a)は水分凝縮体を構成するブロック成型体の平面図、同図(b)はその側面図、同図(c)は当該ブロック成型体からなる水分凝縮体の平面図である。 水分凝縮体の他例を示す図であって、同図(a)は水分凝縮体を構成するブロック成型体の平面図、同図(b)はその側面図、同図(c)は当該ブロック成型体からなる水分凝縮体の平面図である。 (a)(b)(c)はそれぞれ水分凝縮体の外気通気路と蒸気通気路の位置関係を示す図である。 水分凝縮体の参照例を示す図であって、同図(a)は水分凝縮体を構成するブロック成型体の平面図、同図(b)は当該ブロック成型体からなる水分凝縮体の平面図である。 第1の実施形態の変形例である淡水製造装置の断面説明図である。 本発明の別な実施形態である淡水製造装置の断面説明図である。 水分凝縮体を構成するブロック成型体の他例を示す図であって、(a)はその平面図、(b)はその断面図である。
本発明の淡水製造装置は、少なくとも上方が閉鎖された空間を形成する筐体と、前記筐体内に配置され、多孔質材の成型体からなり少なくとも1以上の通気路を有する水分凝縮体と、前記空間外から筐体内に外気を供給する外気供給路と、筐体内に供給された外気を空間外に排出する外気排出路と、前記水分凝縮体から湿分を蒸散させる気流を通気路内に作る気流発生手段を備える。
上記構成は本発明の基本的態様をなすものである。本発明の淡水製造装置は、多孔質材の成型体からなり少なくとも1以上の通気路を有する水分凝縮体と、水分凝縮体から湿分を蒸散させる気流を強制的に発生させる気流発生手段、望ましくは貫通孔からなる通気路に配置されたヒータを用いたことに特徴を有する。前記多孔質材からなる水分凝縮体が有する通気路の利用態様と気流発生手段の使用方法によっていくつかの使用形態が考えられる。
まず、本発明の第1の実施形態について、添付した図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態である淡水製造装置1を一部破断した概略斜視図、図2は当該淡水製造装置1の概略断面図である。
筐体10は少なくとも屋根12と側壁面13を有し、上方が閉鎖された空間11を有するハウジングである。筐体10は水分凝縮体から放出された湿分を空間11内部に閉じ込め、屋根12及び/又は側壁面13の内面において水滴に凝結させる。
筐体10のうち少なくとも側壁面13は金属やガラス、プラスチックなどから構成され、好ましくは透明な板材、例えばガラス、さらに望ましくは強化プラスチックから構成される。これにより、太陽光が筐体10内を暖め、水分凝縮体に凝縮された湿分の放出が促進される。また、屋根12の一部又は全面には太陽電池パネル14が設置されている。この太陽電池パネル14が、下記に述べる循環ポンプ16や気流発生手段(例えば、ヒータ31や送風ファン32)、送風装置40などの駆動源の全部又は少なくともその一部となる。
側壁面13の外面及び/又は内面には好ましくは冷却用のパイプ15が配設される。パイプ15には循環ポンプ16により水などの冷媒が供給され、冷媒が側壁面13を冷却する。パイプ15は隙間無く配設しても差し支えないが、太陽光により、水分凝縮体20の外表面を暖めたい場合には、パイプ15は適宜間隔を設けて配設される。この冷却用のパイプ15は、屋根12上にも配設されうる。
屋根12の内面及び/又は側壁面13の内面には、好ましくは撥水性処理又は親水性処理あるいはその両者が施される。それらの内面に付着した水が水滴として凝結、落下しやすくするためである。
筐体10内には水分凝縮体20が配置される。水分凝縮体20は足場となる基台26上に配置される。また、好ましくは、水分凝縮体20の側面と側壁面13との間に気流が出来る程度の空間が設けられる。基台26は、例えば水分凝縮体20を載せる平板部27と平板部27を支える台座部28とからなる。平板部27は水分凝縮体20が有する通気路23の開口位置に一致する多数の穴29を有する。これら多数の穴29の一部には外気を水分凝縮体20に供給する外気供給路41が接続される。台座部28は多数の支柱が組み合わされてなり、筐体10の底板17上に据え付けられる。
図示する筐体10は凝結された水滴を集める底板17を有する。底板17は水分凝縮体20を配置する空間11をほぼ密閉に保つ。底板17はその周縁から中央に向かう傾斜を有する。その中央には集められた淡水を取り出す配管19が引き出されている。底板17は、集水性を高めるために放射状に配設された複数の集水溝18を有する。この集水溝18は例えば図3に示すような断面形状を有する。底板17は送風ファン32からの配管33が接続される開口34を有する。
本発明における密閉とは厳密な意味としての密閉ではなく、水分凝縮体20から蒸散した湿分が空間11外に大量に逃げないという程度の意味として用いられる。従って、必ずしも、底板17は必須のものでもなく、空間11内で水分凝縮体20から蒸散した湿分がほぼ逃げることなく水滴に凝結すればよい。従って、この限りにおいて、底板17がなく筐体10の下部が開放されていても差し支えない。
水分凝縮体20は、複数のブロック成型体21が台座部28上に平面状に配列され、それが1段乃至数段に積み上げられて構成される。個々のブロック成型体21は、例えば、図4に示すようにほぼ直方体状をしており、図4に示すブロック成型体21は並行に配列された2つの貫通孔22を有する。
ブロック成型体21は多孔質材から成型されたものであり、特許文献3に開示されたものとほぼ同じものである。この多孔質材は、繰り返し湿分を吸着放出する物質であり、例えば、石灰石や黒曜石、トルマリンのような電気石、軟石、火山石などの自然石、シリカ、珪藻土、鹿沼土、フライアッシュ、ゼオライト、石灰岩、粘土、玄武岩、ガラス、金属、セラミック、高分子収着剤、コークス、木炭(備長炭)、メタルシリケート、シリカゲルなどが例示される。これらのうち、吸着放出のよいフライアッシュ、珪藻土、シリカゲル、ゼオライトが好ましく用いられる。また、ここにいう金属として、例えば鉄、銅、ニッケル、ステンレス鋼、アルミ合金などが例示される。また、高分子吸着剤として、デンプン系吸着剤やセルロース系吸着剤、ポリアクリル酸塩系吸着剤、ポリビニルアルコール系吸着剤、ポリアクリルアミド系吸着剤、ポリオキシエチレン系吸着剤、ポリアクリル酸ナトリウム系吸着剤などが例示される。これらの多孔質材として、例えばシラノール基含有化合物、二酸化チタン等などの親水性物質や、例えばフッ素化合物やシリコーン油(オルガノシラン重合体)、パラフフィンワックスなどの撥水性物質で表面を覆った多孔質材を用いることもできる。ブロック成型体21は、特許文献3に開示されたように、上記した多孔質材を、増粘剤や結着剤、例えばセメントのような化学物質との混練、焼結によって一定の形状に成型したものである。より具体的に言えば、上記の多孔質材を結着剤、水と混練してスラリーとし、このスラリーを型枠に入れ、その後焼結あるいは焼結せずに乾燥乾固して製造できる。もちろん、上記の親水性物質や撥水性物質と多孔質材とを混練してもよい。
貫通孔22の断面形状は特に制約されるものではなく、例えば円形の断面形状や矩形状、6角形状の断面形状が例示されるが、水分を含んだ外気との接触面積が大きくなる円形が好ましい。貫通孔22は、例えば、貫通孔22を形成するための杭を設けた型枠により、また、杭のない型枠を用いて成型した後にドリル等で設けることができる。
ブロック成型体21は貫通孔22が連続するように積み上げられ、水分凝縮体20にはそれを貫く通気路23が形成される。従って、図4に示すような2つの貫通孔22を有するブロック成型体21を用いた場合には、水分凝縮体20には、平面に並べた個数の2倍分の通気路23が形成される。水分凝縮体20を構成するブロック成型体21の個数は特に制約されず、設置環境、例えば外気の温度、湿度、必要とする水量や、筐体10の大きさ等に応じて適宜決めることができる。
複数の通気路23のうち、一部の通気路23の下部開口23aには、外気を供給する送風装置40と接続された外気供給路41が接続される。外気供給路41が接続された通気路23の上部開口23bには、通気路23を通過した外気を筐体10外に直接排出する外気排出路42が接続される。残る通気路23は筐体10内で開放されており、この通気路23の内部には気流発生手段であるヒータ31が配置される。
気流発生手段は、通気路23内に下方から上方に向かう気流を発生させる手段である。通気路23内のヒータ31が通気路23内の気体を暖める。そうすると、通気路23内に下方から上方に向かう気流が生じる。また、筐体10内には、通気路23内に下方から上方に向かう気流を生じさせる送風ファン32が配置されている。この送風ファン32から緩やかな送風が行われており、通気路23内に下方から上方に向かう気流を生じさせるだけでなく、ヒータ31によって生じた気流の流れを早めている。このように、気流発生手段として、ヒータ31だけに限られず、送風ファン32のような装置も使用できる。
本発明の淡水製造装置1は、湿分を含む外気を水分凝縮体20と接触させることにより水分凝縮体20に湿分を吸着させ、その後再び水分凝縮体20から水蒸気として筐体10内に供給した上で、筐体10の屋根 12や側壁面13において水滴として凝結させる。第1の実施形態である淡水製造装置1は、水分凝縮体20が有する複数の通気路23のうち、一部の通気路23を湿分を吸着させるための通気路23(以下「外気通気路24」と言う。)として利用し、残る通気路23を水分凝縮体20が吸着した湿分を水蒸気として筐体10内に供給するための通気路23(以下「蒸気通気路25」と言う。)として利用する点に特徴がある。
外気通気路24に外気が通過すると、水分凝縮体20は外気通気路24の表面から外気中の湿分を吸着する。一方、蒸気通気路25には下方から上方に向かう気流があるので、吸着された湿分が蒸気通気路25の表面からそこを流れる気流中に蒸散し、筐体10の空間11上方に湿分を供給する。空間11上方に供給された湿分は屋根12の内面や側壁面13の内面にて冷却されて凝結し、凝結した水滴が側壁面13を伝わり、あるいは屋根12から滴下して底板17上に落下し、淡水として回収される。この原理は確立されたものではないが、おそらく次のように考えられる。
図5は上記の原理を模式的に説明する図である。装置の運転前には外気の湿分と筐体10内の湿分は同じである。循環ポンプ16の運転により筐体10の屋根12や側壁面13が冷却されると、筐体10内の湿分は水滴となり筐体10内の湿分は減少する。この結果、蒸気通気路25の表面近傍における水分凝縮体20中の湿分濃度は低下する。一方、外気通気路24には絶え間なく外気が供給されるので、外気通気路24の表面から湿分が吸着され、この表面近傍における水分凝縮体20の湿分濃度は蒸気通気路25側に比べて高くなる。そうすると水分凝縮体20には、外気通気路24から蒸気通気路25に向けて湿分の濃度勾配ができる。この結果、湿分が外気通気路24側から蒸気通気路25側に移動する。また、蒸気通気路25側では、下方から上方に向かう気流によって湿分が蒸発しやすくなっており、常に湿分濃度は蒸気通気路25側が低く、外気通気路24側が高くなると考えられる。この結果、外気中の湿分から連続して淡水として回収できると考えられる。
本発明の装置では、水分凝縮体20から湿分を十分に蒸発させないと十分な量の淡水を得ることができない。そこで、通気路23内に筐体10内を下方から上方に向かう気流を発生させることにより、蒸気通気路25からの蒸散が促進される。気流発生手段であるヒータ31や送風ファン32がこの機能を果たす。
水分凝縮体20からの湿分蒸発はその蒸発表面の周囲温度が高いほど多くなる。この場合に、筐体10内全体の温度を上げる方法もあるが、蒸気通気路25にヒータ31を配置して、蒸気通気路25の内部温度を上げることが効果的である。もちろん、ヒータ31による加熱が蒸気通気路25に気流を生じさせるので、気流発生手段としてヒータ31のみを用いることも考えられる。しかしながら、ヒータ31による気流発生手段だけでは十分な気流を生じさせることができない場合もある。このことを考慮して、気流発生手段として、筐体10内に下方から上方に気流を発生させる送風ファン32とヒータ31などの加熱手段が併用されている。なお、ヒータ31の輻射熱を吸収しやすくするため、蒸気通気路25の表面を黒色などに着色するのが好ましい。
加熱手段は必ずしも蒸気通気路25内に配置する必要はなく、筐体10内やあるいは送風ファン32からの配管33内に配置しても差し支えない。蒸気通気路25の内部温度や水分凝縮体20表面の周囲温度を上げられるからである。
水分凝縮体20に設けられる外気通気路24と蒸気通気路25の数は、外気通気路24から蒸気通気路25へ湿分の移動がある限り、特に制約はない。例えば図8(a)に示すように外気通気路24と蒸気通気路25の数を等しくしてもよく、同図(b)に示すように蒸気通気路25の数を外気通気路24の数よりも多くしてもよい。また、同図(c)に示すように外気通気路24の数を蒸気通気路25の数よりも多くしても差し支えない。
外気通気路24と蒸気通気路25の配置も上記機能を果たす限り、特に制約はない。例えば図8(a)に示すように外気通気路24と蒸気通気路25を市松模様状に配置する、同図(b)に示すように外気通気路24と蒸気通気路25を並列に配置する、同図(c)に示すように外気通気路24を蒸気通気路25の周りに配置することもできる。
水分凝縮体20を構成するブロック成型体21の形状も特に制約を受けるものではない。例えば、図6(a)(b)に示すブロック成型体21は、立方体若しくは直方体に成型された成型体の側面に半円柱状の切り欠き21aを有する。このブロック成型体21を、同図(c)に示すように配置することにより、水分凝縮体20に断面円形状の通気路23を形成できる。
図7(a)(b)に示すブロック成型体21は、立方体若しくは直方体に成型された成型体の側面に断面で台形状となる切り欠き21bを有する。このブロック成型体21を、図7(c)に示すように配置することにより、水分凝縮体20に断面六角形状の通気路23を形成できる。このようなブロック成型体21を利用すれば、外気通気路24から蒸気通気路25への流れを多く作ることができる。この結果、淡水の製造能力が高くなり、効率のよい淡水製造装置が得られる。
図9(a)には別なブロック成型体21を示す。このブロック成型体21は、六角柱状に成型された成型体の中心に六角柱状の貫通孔22を有する。このブロック成型体21を配置することによって水分凝縮体20を構成できる。しかしながら、この場合には同図(b)に示すように、外気通気路24から蒸気通気路25への湿分の流れがブロック成型体21とブロック成型体21との間で遮断されてしまう虞がある。本発明の淡水製造装置では、外気通気路24から蒸気通気路25への湿分の流れが途切れないことが望ましく、このような観点から、例えば図6や図7に示すようなブロック成型体21を利用するのが好ましい。もちろん、図9(a)に示すようなブロック成型体21とブロック成型体21を出来る限り密着させることで、湿分の流れの遮断を少なくすれば、使用可能なものである。また、図6に示すブロック成型体21であっても、一つのブロック成型体21内で湿分が外気通気路24から蒸気通気路25へと移動するのみならず、隣接するブロック成型体21でも湿分が移動させることも可能となる。
水分凝縮体20は上記の如く複数のブロック成型体21から構成するのが好ましい。比較的小さなブロック成型体21は大量生産が容易であること、運搬に便利であること、水分凝縮体20の大きさを自由に設定できるなどのメリットを有する。もちろん、大きく成型された1個のブロック成型体21に貫通孔22を設けた水分凝縮体20を用いることもできる。
この第1の実施形態の淡水発生装置は、水分凝縮体20の通気路23に湿分を含んだ外気を連続的に供給すること、気流発生手段によって水分凝縮体20の表面から湿分の蒸発を促進することによって連続的に淡水を得る装置である。この結果、昼夜を問わず連続的に淡水を製造できる。
また、筐体10の側壁面13は透明なプラスチック材などから作製されているので、筐体10内は太陽光により温度が上昇する。この結果、水分凝縮体20の外表面からも湿分の蒸散が進み、外気通気路24と外表面との間で湿分の濃度勾配ができる。従って、水分凝縮体20の外表面の面積が大きい場合などには、蒸気通気路25は必ずしも必要ではなく、水分凝縮体20は外気を通過させる通気路23(外気通気路24)を有しさえすればよい。この場合には、筐体10内の下方、例えば底板17上に送風ファン32を設けたり、ヒータ31を設けて、筐体10内に上向きの気流を作ってやるのがよい。図10はこの態様を示したもので、この淡水製造装置1は、水分凝縮体20の通気路23の全部に対してその下部開口23aに外気を供給する外気供給路41が接続され、筐体10内の下方にヒータ31と送風ファン32が設置されている。この態様によれば、外気から水分凝縮体20に連続して湿分が供給され、水分凝縮体20の表面から湿分が筐体10内に供給される。
次に本発明の別な実施形態である淡水製造装置1について説明する。図11は当該淡水製造装置1の断面説明図である。
この淡水製造装置1は、第1の実施形態の淡水製造装置1とほぼ同様な構成であるが、外気を筐体10内に供給する外気供給路41が底板17の開口44に接続されると共に筐体10内に供給された外気を排出する外気排出路42が屋根12の開口30に接続された点、筐体10内に外気を供給する送風装置40を駆動して水分凝縮体20に湿分を吸着させる吸湿運転と、気流発生手段を駆動して水分凝縮体20から湿分を排出させて淡水を得る排湿運転を切り換える切換手段43とを備えた点が第1の実施形態である淡水製造装置1との違いである。すなわち、第1の実施形態による淡水製造装置1では、水分凝縮体20の通気路23を、外気通気路24と蒸気通気路25の2つの態様に使い分けて連続的に淡水を得るのに対し、第2の実施形態による淡水製造装置1では、一つの通気路23を外気通気路24と蒸気通気路25とに使い分け、水分凝縮体20に水分を吸着させる吸湿運転においては、水分凝縮体20が有する全ての通気路23を外気通気路24として使用し、吸着させた水分凝縮体20から湿分を排出させる排湿させる排湿運転においては、全ての通気路23を蒸気通気路25として使用し、間欠的に淡水を得る。
この淡水製造装置1の外気供給路41は底板17の開口44に接続され、筐体10内の空間11内に送風装置40によって外気が供給される。外気排出路42は通気路23に接続されずに屋根12の開口30に接続され、筐体10内に供給された外気を排出する。外気供給路41や外気排出路42はそれぞれ開閉弁45、開閉弁46を有する。
水分凝縮体20は上記と同じ構成を有し、水分凝縮体20の全ての通気路23内に気流発生手段であるヒータ31が配置されている。また、送風ファン32からの配管33にも開閉弁35が備えられる。
吸湿運転においては、外気供給路41の開閉弁45と外気排出路42の開閉弁46は開の状態にあり、外気が筐体10内に連続して供給される。一方、送風ファン32側の開閉弁35は閉の状態にあり、気流発生手段は停止している。この吸湿運転では、水分凝縮体20は湿分を吸着し、水分凝縮体20の通気路23は外気との接触面積を広げる機能を果たす。
排湿運転においては、送風ファン32側の開閉弁35は開の状態にあり、気流発生手段であるヒータ31及び送風ファン32は運転されている。また、外気供給路41の開閉弁45及び外気排出路42の開閉弁46は閉じられた状態で、送風装置40は停止している。この排湿運転では、水分凝縮体20から筐体10内に湿分が供給され、筐体10内上部で凝結して淡水として回収される。
切替手段43は吸湿運転と排湿運転を切り替える。両工程の切り替えは適宜行えばよい。例えば、タイマーの使用により予め設定した時刻に両工程を切り替える、外気の湿度と吸湿運転時間の積が一定の値に達した時点で吸湿運転から排湿運転に切り替え、回収した水分量が所定量になった時点で吸湿運転に切り替えることが例示される。このような切換制御にすれば、自動運転が可能になる。
この淡水製造装置1では、気流発生手段が備えられているので、外気温度が低い夜間においても水分凝縮体20から湿分の回収を行える。また、側壁面13には冷却用のパイプ15が配設されているので、昼間時においても湿分が淡水として回収できる。
なお、この淡水製造装置1では、必ずしも複数の通気路23は必要なく、水分凝縮体20は一つの通気路23を有しさえすればよい。この通気路23内に気流発生手段であるヒータ31を配置できさえすればよいからである。
図12は、水分凝縮体20として用いることができるブロック成型体51の別な実施形態を示す図である。このブロック成型体51の通気路52は、通気路52周囲におけるブロック成型体51の多孔質密度よりも低い密度の多孔質層から構成されている。つまり、通気路52の部分は多孔質材の密度が小さくなっており、当該部分の空気抵抗が小さい、言い換えると湿度が移動しやすい構造となっている。この密度が小さい通気路52を作るには、例えば、多孔質材の成型体に針で刺したような0.1mm〜数mm程度の小さな貫通孔を多数形成する方法が例示される。あるいは、図4に示されたような貫通孔を有するブロック成型体を作製した後に、当該ブロック成型体の密度よりも小さくなるように多孔質材を充填するなどの方法も考えられる。このブロック成型体51を用いた場合には、通気路52内にヒータ31を配置することはできないが、筐体11内に配置した気流発生手段によって通気路52内に気流を発生させることによって淡水を得ることができる。
上記のように、本発明の淡水製造装置1においては、筐体10内には気流発生手段によって気流が作られているので、筐体10内に供給された外気中の湿分を吸着した水分凝縮体20から、再び湿分が筐体10内に蒸散し、この湿分が筐体10の側壁面13において凝結し、淡水として回収される。
そして、複数の通気路23を有する水分凝縮体20を用い、一部の通気路23に外気を連続的に供給し、残る通気路23から湿分を蒸散させれば、外気から淡水を連続して得ることができる。また、筐体10内に外気を連続的に供給して水分凝縮体20に湿分を吸着させる吸湿運転と、水分凝縮体20に吸着させた湿分から淡水として回収する排湿運転を切り替えて淡水を得ることもできる。このため、昼夜を問うことなく淡水が得られる。
また、水分凝縮体20は多孔質材からなるブロック成型体21からなるので、水分の吸着量が多く、また、ブロック成型体21の製造できる大きさ(吸着量)の自由度は高い。また、ブロック成型体21を積み上げることにより大きな水分凝縮体20を構成することができるので、運搬も容易に行える。
1 淡水製造装置
10 筐体
11 空間
13 側壁面
14 太陽電池パネル
15 冷却用のパイプ
16 循環ポンプ
17 底板
18 集水溝
19 水を取り出す配管
20 水分凝縮体
21 ブロック成型体
21a 切り欠き
22 貫通孔
23 通気路
23a 通気路の下部開口
23b 通気路の上部開口
24 外気通気路
25 蒸気通気路
26 基台
27 平板部
28 台座部
29 平板部の穴
30 屋根の開口
31 気流発生手段であるヒータ
32 気流発生手段である送風ファン
33 送風ファンからの配管
40 送風装置
41 外気供給路
42 外気排出路
43 切換手段
44 外気供給路上の開閉弁
45 外気排出路上の開閉弁
51 別な実施形態であるブロック成型体
52 多孔質材の密度が周囲の多孔質材の密度よりも低くなった通気路

Claims (11)

  1. 少なくとも上方が閉鎖された空間を形成する筐体と、
    前記筐体内に配置され、多孔質材の成型体からなり少なくとも1以上の通気路を有する水分凝縮体と、
    前記空間外から筐体内に外気を供給する外気供給路と、
    筐体内に供給された外気を空間外に排出する外気排出路と、
    前記水分凝縮体から湿分を蒸散させる気流を前記筐体内に作る気流発生手段を備えた淡水製造装置。
  2. 前記水分凝縮体が有する全ての通気路若しくは一部の通気路の一端に前記外気供給路が接続され、前記外気供給路が接続された通気路の他端に前記外気排出路が接続された請求項1に記載の淡水製造装置。
  3. 前記筐体内に外気を供給し、外気中の湿分を水分凝縮体に吸湿させる吸湿運転と、前記気流発生手段を駆動して水分凝縮体の湿分を排出する排湿運転を切り換える運転切換手段を設けた請求項1に記載の淡水製造装置。
  4. 前記気流発生手段は、前記通気路内に下方から上方に向かう気流を作る請求項1〜3の何れか1項に記載の淡水製造装置。
  5. 前記気流発生手段は、送風手段及び/又は加熱手段である請求項1〜4の何れか1項に記載の淡水製造装置。
  6. 前記通気路が貫通孔である請求項1〜5の何れか1項に記載の淡水製造装置。
  7. 前記加熱手段が前記通気路中に配置された請求項6に記載の淡水製造装置。
  8. 前記通気路が通気路周囲の多孔質密度よりも低い密度の多孔質層となっている請求項1〜5の何れか1項に記載の淡水製造装置。
  9. 前記多孔質材は、自然石、シリカ、珪藻土、鹿沼土、フライアッシュ、ゼオライト、石灰岩、粘土、玄武岩、ガラス、金属、セラミック、高分子収着剤、コークス、木炭(備長炭)、メタルシリケートの何れか1種又は2種以上である請求項1〜8の何れか1項に記載の淡水製造装置。
  10. 前記水分凝縮体は多数のブロック成型体からなる請求項1〜9の何れか1項に記載の淡水製造装置。
  11. 前記筐体の外面及び/又は内面を冷却する冷却手段を備えた請求項1〜10の何れか1項に記載の淡水製造装置。
JP2009056804A 2009-03-10 2009-03-10 淡水製造装置 Expired - Fee Related JP4463870B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009056804A JP4463870B1 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 淡水製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009056804A JP4463870B1 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 淡水製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4463870B1 JP4463870B1 (ja) 2010-05-19
JP2010209586A true JP2010209586A (ja) 2010-09-24

Family

ID=42306558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009056804A Expired - Fee Related JP4463870B1 (ja) 2009-03-10 2009-03-10 淡水製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4463870B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5349676B1 (ja) * 2012-12-27 2013-11-20 株式会社原子力エンジニアリング 淡水製造装置
JP6159912B1 (ja) * 2016-12-28 2017-07-05 青木 一彦 淡水製造装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109424A (en) * 1979-02-15 1980-08-22 Mitsubishi Electric Corp Water making apparatus
JP2006232583A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Nuclear Engineering Ltd 大気中の湿分から淡水を発生させる多孔質加工石及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109424A (en) * 1979-02-15 1980-08-22 Mitsubishi Electric Corp Water making apparatus
JP2006232583A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Nuclear Engineering Ltd 大気中の湿分から淡水を発生させる多孔質加工石及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5349676B1 (ja) * 2012-12-27 2013-11-20 株式会社原子力エンジニアリング 淡水製造装置
JP6159912B1 (ja) * 2016-12-28 2017-07-05 青木 一彦 淡水製造装置
JP2018105095A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 青木 一彦 淡水製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4463870B1 (ja) 2010-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Misha et al. Review of solid/liquid desiccant in the drying applications and its regeneration methods
JP6432022B2 (ja) 除湿機および製水機
JP5885781B2 (ja) 除湿装置および除湿システム
CA3077343C (en) Gas adsorbent body, method for producing thereof, and carbon dioxide gas concentration device
JP2020131166A (ja) 二酸化炭素吸着設備
ATE474654T1 (de) Temperaturwechsel-feuchtigkeitssammler mit benutzung der kraftwerksabwärme zur regenerierung des adsorbers
US20140150651A1 (en) System and procedure for extracting water from the environment
JP2009103373A (ja) 空気調和装置
EP3043888B1 (en) Water extracting device
JP2005233435A (ja) 吸収式除湿空調システム
JP4463870B1 (ja) 淡水製造装置
CN102327728A (zh) 一种可再生除湿器
JP2005331135A (ja) 自己気化型電子クーラー
JP2003001047A (ja) 除湿デバイスと前記除湿デバイスを使用した冷風発生装置
JP6309087B2 (ja) 冷却装置
KR101501727B1 (ko) 하이브리드형 데시칸트 제습기 및 그 제습방법
JP5349676B1 (ja) 淡水製造装置
CN201625495U (zh) 一种可再生除湿器
JP2013066820A (ja) 除湿器及び除湿装置
JPH07275642A (ja) 除湿装置
MX2010004596A (es) Aparato para producir agua dulce.
JP2014198279A (ja) 除湿装置
CN102235020A (zh) 淡水制造装置
JP3115390U (ja) 固定型水蒸気サイフォン透過式蜂巣除湿機
TWI259891B (en) Stationary moisture siphonic permeation type honeycomb dehumidifier

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130226

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140226

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees