JP2010208052A - 画像形成装置 - Google Patents

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和秀 田辺
知希 ▲渋▼川
Tomoki Shibukawa
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亮乃輔 宮崎
Reiji Yukimoto
礼嗣 行本
Aritaka Hagiwara
有隆 萩原
Yumiko Murata
ゆみ子 邑田
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Abstract

【課題】割り込み禁止状態にあるジョブが印刷中断したとき、一定範囲で後続するジョブを実行できるようにする。
【解決手段】複数のジョブを受付可能な画像形成装置において、複数のジョブを受け付け、それらの印刷順番を定めたとき、割り込み印刷にて待機ジョブが印刷開始しないよう第1のジョブに割り込み禁止を設定する。前記割り込み禁止設定された第1のジョブがジョブ実行中に一時停止状態になったときは、待機する第2のジョブをユーザの指示または印刷枚数を制限して実行させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の画像送信先の情報装置と、画像入力装置もしくはそれに付加されたプリンタ、ファクシミリ、複写機、およびそれらの複合機としての画像形成装置に関する。
近年、オフィスのOA化が進み、オフィスで一台の複合機を複数のユーザで共有して使う機会が増えてきている。このような状況下で複合機の印刷機能を複数のユーザが使用した場合、ユーザが出力した印刷用紙が混在してしまうことがある。これを回避するために、印刷用紙の排出先を複数箇所設け、ユーザごとに印刷用紙の排出先を制御したり、印刷用紙の混在を防止するために出力処理中の割り込みを禁止するなどが可能な画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、前記特許文献1に記載された画像形成装置では、割り込み禁止状態にあるジョブに何らかの問題が発生して復旧が不可能、もしくは復旧に時間がかかることが想定されるケースについては考慮されていない。
すなわち、割り込み禁止状態にあるジョブが前記の状況のとき、後続するジョブはいつまでも実行できないケースが考えられるが、その状況に対する解決法は示されていない。
本発明の目的は、割り込み禁止状態にあるジョブを復旧させるのに時間がかかる場合において、限られた範囲内で後続するジョブを実行できるようにすることで、デバイスを効率的に、つまり不必要に休止する状態をなくして使用できるようにするものである。
請求項1の発明は、複数のジョブを受付可能な画像形成装置において、複数のジョブを受け付け、それらの印刷順番を定めるジョブ管理手段と、割り込み印刷にて待機ジョブが印刷開始しないよう第1のジョブに割り込み禁止を設定する手段と、前記割り込み禁止設定された第1のジョブがジョブ実行中に一時停止状態になったとき、第2のジョブを所定の条件で実行させる手段とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像形成装置において、前記待機ジョブを所定の条件で実行させる手段は、割り込み禁止設定された実行ジョブに対する割り込み印刷許可又は禁止をユーザが指定する手段であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項3の発明は、請求項1に記載された画像形成装置において、前記待機ジョブを所定の条件で実行させる手段は、前記第2のジョブの印刷出力量が前記第1のジョブに設定されている割り込み許容印刷出力量より少ない場合に前記第2のジョブの実行を指定する手段であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載された画像形成装置において、前記割り込み許容印刷出力量は印刷枚数であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項5の発明は、請求項2に記載された画像形成装置において、さらに当該画像形成装置の利用ユーザを特定するユーザ認証手段と、該ユーザ認証手段にて特定されたユーザが当該画像形成装置にジョブを投入したとき、当該ジョブと前記ユーザを関連付けて管理するジョブ管理テーブルとを有し、前記ジョブ管理手段は、前記ジョブ管理テーブルに基づき前記割り込み禁止設定されたジョブに対する割り込み印刷許可又は禁止を指定する手段の使用を前記ユーザに限定する管理を行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項6の発明は、請求項5に記載された画像形成装置において、さらに当該画像形成装置の管理者を特定する管理者認証手段を有し、前記ジョブ管理手段は、前記管理者認証手段により管理者が特定されたとき、当該管理者による割り込み禁止設定されたジョブに対する割り込み印刷許可又は禁止を指定する手段の操作を許容することを特徴とする画像形成装置である。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載された画像形成装置において、割り込み印刷が一時停止状態になったとき、割り込み禁止設定されたジョブが再開可能であるか否か判断する手段と、前記判断する手段が前記ジョブが再開可能と判断したとき、割り込み禁止設定されたジョブを再開させるか否かをユーザに指定させる手段とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項8の発明は、請求項7に記載された画像形成装置において、割り込み禁止設定されたジョブを再開させる際に、割り込み印刷した用紙の有無を判断する判断手段と、前記判断手段が用紙ありと判断したとき、割り込み印刷した用紙を排紙先から取り除くことを促す表示を表示手段に表示させる手段とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項9の発明は、複数のジョブを受付可能な画像形成装置において、複数のジョブを受け付け、それらの印刷順番を定めるジョブ管理手段と、割り込み印刷にて待機ジョブが印刷開始しないよう第1のジョブに割り込み禁止を設定する手段と、前記割り込み禁止設定された第1のジョブがジョブ実行中に一時停止状態になったとき、前記割り込み禁止の設定を解除するか否か指定する手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、割り込み禁止状態にあるジョブを復旧させるのに時間がかかる場合において、一定限度内で後続するジョブの実行を許容することで、不必要な休止状態をなくし、デバイスを効率的に使用することができる。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置の制御コンポーネント構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のジョブ管理テーブルを示す図である。 第1の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジックを説明する図である。 第1の実施形態におけるジョブ投入時にジョブ管理が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。 第1の実施形態におけるジョブ管理が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。 第1の実施形態におけるジョブ管理がステップS213で行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。 第2の実施形態のジョブ管理テーブルを示す図である。 第2の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジック(実行権が移る場合)を説明する図である。 第2の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジック(実行権が移らない場合)を説明する図である。 第2の実施形態におけるジョブ管理が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。 第3の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジックを説明する図である。 図11において認証に失敗したときのロジックを説明する図である。 第3の実施形態におけるジョブ管理が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。 第3の実施形態における権限確認のためのロジックを示すフロー図である。 第3の実施形態における権限確認のためのロジックを示すフロー図である。 第4の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジックを説明する図である。 第4の実施形態におけるジョブ管理が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。 図17におけるステップS814のロジックを示す図である。 第5の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジックを説明する図である。 第5の実施形態におけるジョブ管理が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。 第6の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジックを説明する図である。 第6の実施形態におけるジョブ管理テーブルを示す図である。 第6の実施形態におけるジョブ管理テーブルを示す図である。 第6の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジックを説明する図である。 第6の実施形態におけるジョブ管理が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の制御コンポーネント構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置の制御コンポーネントは、画像処理装置に搭載されたコンピュータを通してユーザに画像処理装置の各種の機能を提供するソフトウエアであって、図1に示すように、UI(ユーザインタフェース)、アクティビティ(開始から終了まで連鎖的に自動実行される一連の動作の集まり)、フィルタ(入力に対し何らかの選択・変換動作を行い、その結果を出力する機能を持つもの)から成るレイヤー構造からなっている。
図中、操作部デバイス10は、オペレーションパネルに付随する装置(キー、LCD、LED、ブザー等)を制御するデバイスドライバの役割を果たすコンポーネントで(ソフトウエアコンポーネント)ある。
プラグイン管理コンポーネント11は、画像処理装置へのモジュールのインストール又はアンインストールを制御するコンポーネントである。
読取コンポーネント12は、画像形成装置のスキャナ動作を制御することで原稿読取機能をユーザに提供するコンポーネントである。
編集コンポーネント13は、画像形成装置内の図示しない画像処理ユニット(IPU)を制御することで画像編集機能をユーザに提供するコンポーネントである。
印刷コンポーネント14は、画像形成装置の印刷動作を制御することで印刷機能をユーザに提供するコンポーネントである。
アクティビティコンポーネント15は、読取コンポーネント12と編集コンポーネント13、印刷コンポーネント14などの配下のコンポーネントの動作制御をすることで、印刷動作等の機能をユーザに提供するコンポーネントである。
ジョブ管理17は、複数のジョブの実行順制御を行なうコンポーネントである。
認証コンポーネント21は、画像形成装置にログインするユーザの情報を管理し、認証を実行するコンポーネントである。
次に、以上の画像処理装置の制御コンポーネントを用いて実行される、複数の印刷ジョブが投入される処理手順(シーケンス)について図2に示すジョブ管理テーブルを参照して説明する。
例えば、印刷ジョブの実行に当たり、ユーザは操作部デバイス10を介して予め登録されている暗証番号等の識別情報を、キー或いはタッチパネルなどの入力部から入力するなどにより、認証コンポーネント21に管理されているユーザの情報と照合して認証を行う。
次に、入力部でのユーザからの印刷指示に基づき、操作部デバイス10は当該印刷動作に必要な条件作成をアクティビティコンポーネント15を介してアクティビティ16に依頼する。アクティビティ16は印刷動作に必要な各フィルタ(読取フィルタ18、編集フィルタ19、印刷フィルタ20)に条件生成を依頼する。操作部デバイス10は、ユーザの選択に基づき生成された条件に基づく所望の条件を各フィルタ18〜20に設定した後に、アクティビティ16へ実行をかける。印刷フィルタ20は、アクティビティ16を介して実行がかかるとジョブ管理17に対しジョブを投入する。
印刷フィルタ19は、このジョブ管理17より実行開始の通知を受けた段階で印刷動作に入る。但し、ジョブ管理17で指定したジョブが実行順待ちの通知を受けた場合は待機する。ジョブのスケジューリングは、例えば図2に示すジョブ管理テーブルを利用し図3に示すロジック(実行手順)で実施される。
ジョブ管理テーブルには、図2に示すように、実行順、ジョブ番号、ユーザアカウント、動作設定、印刷の優先度、割り込み禁止フラグ、ジョブ状態、割り込みフラグなどの各項目毎に、それぞれの情報が記録されており、このジョブ管理テーブルを用いて、例えば図3に示す複数のジョブが実行されるときのロジック(実行手順)で印刷ジョブが実行される。なお、ジョブ管理テーブルの上記各項目は、例えばユーザが入力部から操作部デバイス10を通して設定されたものである。
(第1の実施形態)。
本実施形態におけるジョブを実行する際のロジックについて説明する。
印刷フィルタ20がジョブ管理17に対しジョブを投入する場合において、ジョブ管理17が作成するスケジューリングのロジックは、図3に示すとおりである。
即ち、待機ジョブ(図3のジョブ番号7、以下ジョブ7と呼ぶ)がある状態で、実行中のジョブ(図3のジョブ番号5、以下ジョブ5と呼ぶ)が何らかの理由(ここでは用紙切れ)で印刷中断状態になった場合、印刷フィルタ20はジョブ管理17に対して再スケューリングを要請する。
ジョブ管理17は、再スケューリングの要請を受けると、管理テーブルのジョブ5の割り込み禁止フラグをチェックする。ここで、割り込み禁止フラグがあると、ジョブ管理17は操作部デバイス10を通じて、画面1を表示してユーザに待機ジョブの割り込みを許可するか否かを問い合わせる。
ユーザが画面1で「はい」と回答して割り込みを許可した場合、ジョブ管理17はジョブ7の割り込み実行を許可し、印刷フィルタ20に対して実行をかける。
それによって、印刷待機中のジョブ7の印刷が開始され、その間に用紙の補給がなされても(つまり、ジョブ5の印刷中断要因が解消しても)、ジョブ5はジョブ7の印刷中はそのまま印刷を中断してジョブ7の印刷が終了して印刷が再開するのを待つ。ジョブ7の印刷が終了すると、ジョブ5の印刷を再開する。
なお、ジョブ5が中断中に待機中のジョブがなく、初めてジョブが投入された場合もジョブ管理17は上記と同様にスケジューリングを行う。
上記動作を以下のフロー図で説明する。
図4は、ジョブ投入時にジョブ管理17が行う上記スケジューリングのロジックを説明するフロー図である。
新規ジョブが発生したとき、当該ジョブを図3に示すジョブ管理テーブルの一番最後に加える(S101)。その際、ジョブ管理17は、既に実行中のジョブが存在するか否かをチェックし(S102)、存在していれば(S102、YES)、新規ジョブに対して実行順序待ちを通知する(S103)。
実行中のジョブがなければ(S102、NO)、ジョブ管理17は、ジョブ管理テーブルの先頭にあるジョブを取得し(S104)、先頭ジョブに実行開始を通知する(S105)。
図5は、実行状況が変化した時に、ジョブ管理17が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。
即ち、ジョブ管理17は、実行中のジョブより状態通知を受けると(S201)、受けた状態通知がジョブ実行の終了であるか否かをチェックし(S202)、ジョブ実行の終了であるときは(S202、YES)、ジョブ管理テーブルから実行ジョブを削除する(S203)。
ここで、ジョブ管理17はジョブ管理テーブルを参照して、印刷中断中で退避しているジョブ、つまり退避ジョブが存在するか否かチェックし(S204)、退避ジョブが存在するときは(S204、YES)、次に退避ジョブが再開可能かどうかチェックし(S205)、再開が可能であれば(S205、YES)、ジョブ管理テーブルから退避ジョブを削除して退避ジョブなしにして(S206)、当該退避ジョブに対して再開を通知する(S207)。
上記ステップS205において、退避ジョブが再開可能でなければ(S205、NO)、ジョブ管理17は、割り込み禁止ジョブが中断したときのスケジューリングを行う(S208)。
上記ステップS204において、退避ジョブが存在していなければ(S204、NO)、待機中のジョブが存在する否かをチェックし(S209)、待機中のジョブが存在していれば(S209、YES)、待機ジョブに実行開始を通知する(S210)。
上記ステップS202において、ジョブ管理17が受けた状態通知がジョブ実行終了でないときであって(S202、NO)、その状態通知が印刷ジョブの中断であるときは(S211、YES)、さらに、中断中の実行ジョブの割り込み禁止フラグが“あり”であれば(S212、YES)、別途定める割り込みジョブが中断したときのスケジューリングを行う(S213)。
ステップS211において受けた状態通知が印刷ジョブの中断でないとき(S211、NO)、或いはステップS212において実行ジョブの割り込み禁止フラグが“あり”でないとき(S212、NO)、ステップS209において待機ジョブが存在していないとき(S209、NO)はそこでロジックを終了する。
図6は、図5のフローにおけるステップS213で行う、割り込み禁止ジョブが中断したときに、ジョブ管理17が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。
このフローを開始すると、まず、待機ジョブが存在するか否かチェックする(S301)。ここで、待機ジョブが存在していれば(S301、YES)、操作部デバイス10を通じて割り込み可否確認画面(図3の画面1)を表示し(S302)、画面で“はい”が押されたか否かをチェックし(S303)、“はい”が押されたときは(S303、YES)、ジョブ管理17は実行ジョブの次に実行すべき待機中のジョブを取得し(S304)、次に実行ジョブを退避ジョブに指定し(S305)、さらに、待機ジョブに実行開始を通知する(S306)。
上記ステップS301において、待機ジョブが存在しないとき(S301、NO)或いはステップS303において画面で“はい”が押されなかったときは、ロジックを修了する。
本実施形態によれば、(1)割り込み禁止状態の印刷ジョブが中断状態になっているときに、次に待機している印刷ジョブの実行を所定の限定条件(ここではユーザに選択させること)の下で許可する。これにより、割り込み禁止設定された印刷ジョブが長期間滞留することで後続の印刷ジョブが動けなくなるようなことを禁止する。また、割り込み禁止の印刷ジョブが完了する前に不用意に他の印刷ジョブが順次実行されてしまうのを防止することもできる。
(2)割り込み禁止設定されたジョブに対する割り込み印刷許可又は禁止をユーザに選択させることにより、ユーザはトレードオフの関係にある生産性の向上と出力物の混在回避のいずれかを選択することができる。つまり、画像形成装置の使い勝手が向上する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の動作を説明する。
図7は、ジョブ管理17が持つ第2の実施形態のジョブ管理テーブルを示す。
本実施形態では、割り込み禁止フラグを有効にした場合に、一定の印刷出力量(ここでは印刷枚数)の範囲内で割り込み印刷を可能にしている。即ち、図7のジョブ管理テーブルには、"割り込み許容枚数"について30と記録されている。"割り込み許容枚数"自体は、印刷コンポーネント14が管理(保持)しており、印刷条件の一部であるので印刷条件としてユーザが操作部デバイス10を通して自由に設定することができる。
ここで、"割り込み許容枚数"は、ジョブ管理17でのスケジューリングで利用されるため、ユーザによりジョブ実行指示が行われるタイミングで、ジョブ管理17によって印刷コンポーネント14が設定した印刷条件からジョブ管理テーブルに(一時的に)記録され、ジョブのスケジューリングを実施する際に利用される。
図8、図9は、本実施形態において、複数のジョブ、例えばジョブ5および7が実行されるときのロジック(実行手順)を示す。
このロジックでは、割り込みが禁止されている場合でも、印刷実行中のジョブが何らかの理由で印刷を中断したとき、待機しているジョブがあれば、一定の範囲の印刷出力量、例えば一定の枚数(図示の例では30枚)については、割り込み印刷を認める。ここではその処理(印刷実行権の移動)について説明する。
即ち、ジョブ7(待機ジョブ)が存在する状態で、ジョブ5(実行中のジョブ)が何らかの理由(ここでは用紙切れ)で中断状態になったとき、印刷フィルタ20はジョブ管理17に対して再スケジューリングを要請する。
これを受けてジョブ管理17は、管理テーブル図7を参照しジョブ5の割り込み禁止フラグ欄の「あり」を参照する。
ジョブ管理17は、割り込み禁止フラグ「あり」を参照して、図7のジョブ管理テーブルの「ジョブ状態」からジョブ5の次に実行される予定のジョブがジョブ7であること確認する。次に、ジョブ管理17はジョブ管理テーブル上でジョブ7の印刷予定枚数を参照すると共に、ジョブ5の割り込み許容枚数を参照する。図7からジョブ5の割り込み許容枚数は30枚、ジョブ7の印刷予定枚数は15枚であることが分かる。
ここで、それぞれの印刷枚数を対比すると、待機ジョブ7の印刷予定枚数は15枚であり、中断中の実行ジョブ5の割り込み許容枚数30枚であるため、待機ジョブ7の印刷予定枚数は、実行ジョブ5の割り込み許容枚数30枚未満である。そこで、ジョブ管理17は、待機ジョブ7の実行を許可し、待機ジョブ7に対して実行を指示し、ジョブ7が実行される。
ジョブ7の実行が終了すると、ジョブ5が実行可能な状態にあれば、ジョブ管理はジョブ5の実行再開を指示する。
一方、待機ジョブ7の印刷予定枚数が、実行ジョブ5の割り込み許容枚数より多い場合は、図9に示すように、割り込みは実行されず、実行ジョブ5は中断したままとなり、中断要因例えば用紙切れが解消されるのを待っている状態になる。
用紙が補給され中断要因が解消されればジョブ5の実行を再開する。
図10は、以上で説明したジョブ管理17が行うスケジューリングのロジック(印刷実行処理手順)をまとめたフロー図である。
この印刷処理では、まず印刷中のジョブ5が何らかの理由で印刷を中断すると、ジョブ管理17は(印刷)待機ジョブが存在するか否かをチェックし(S401)、待機ジョブ(ジョブ7)が存在するときは(S401、YES)、ジョブ管理テーブルで実行ジョブ5の割り込み許可枚数を参照する(S402)。また、待機ジョブ7の印刷予定枚数も参照する(S403)。ここで、ジョブ7の印刷予定枚数がジョブ5の割り込み許可枚数よりも少ないときは(S404、YES)、印刷実行ジョブ5を退避ジョブに指定し(S405)、待機ジョブ7に実行開始を通知して(S406)、処理を終了する。
ステップS404において、印刷予定枚数が割り込み許可枚数よりも多い場合(S404、NO)或いはステップS401で待機ジョブが存在しない場合(S401、NO)は、処理を終了する。
本実施形態によれば、予め定められた「限定条件」を次に待機している印刷ジョブの出力予定枚数にすることにより、割り込み禁止にしているジョブに対し割り込まれる可能性のある出力枚数の多いジョブの投入がなされることを回避することができる。
(第3の実施形態)
図11は、第3の実施形態における複数のジョブが実行されるときのロジック(印刷実行手順)を示す。
割り込み禁止ジョブ(ジョブ5)が何らかの理由で印刷を中断したとき、割り込みを許可して待機ジョブ(ジョブ7)の印刷が実行される場合に、認証21がジョブ7を実行するユーザに認証を要求し、認証したときのみ割り込み印刷を行えるようにする。
図11において、待機ジョブ(ジョブ7)が存在する状態で、実行中のジョブ(ジョブ5)が何らかの理由(ここではペーパーエンド)で中断状態になった場合、印刷フィルタ20はジョブ管理17に対して再スケジューリングを要請する。
これを受けてジョブ管理17は、管理テーブルを参照しジョブ5の割り込み禁止フラグを確認する。
割り込み禁止フラグがある場合、ジョブ管理17は、ジョブ管理テーブルからジョブ5の次に実行される予定のジョブを参照する(ここでは、ジョブ7がジョブ5の次に実行される予定になっている)。
ジョブ管理17は、操作部デバイス10を通じて画面1の割り込み可否確認画面を表示し、ユーザに対して待機ジョブ(ジョブ7)の実行を許可するかを問い合わせる。
画面1で”いいえ”が押下された場合は、実行権の移動は発生しないので、ジョブ5は中断中、ジョブ7は印刷待機中の状態のままとなる。
画面1で”はい”が押下された場合、ジョブ管理17は、ジョブ管理テーブルを参照し、実行ジョブ(ジョブ5)のオーナー(ユーザアカウント)を確認する。
この時点でのログインユーザが、実行ジョブのオーナーと一致した場合、ジョブ7の実行を指示する。
ログインユーザと実行ジョブのオーナーが異なる場合は、操作部デバイス10を通じて図11の画面2の認証画面を表示する。ユーザは画面2で、ユーザ名、パスワード等を入力して認証ボタンを操作する。
ここで認証されたユーザが、実行ジョブのオーナーと一致する場合は、ジョブ7の実行を指示する。
図12は、図11の印刷実行手順において認証に失敗したときのロジック(実行手順)を示す。
即ち、図12において、ジョブ5の印刷中に何らかの理由で印刷が中断したとき、画面1でユーザが画面1で「はい」を選択すると、操作部デバイス10は必要な認証のための手続きを行う同図の画面2を表示する。ここまでは図11について説明したのと同様であるが、ここで、認証ボタンを押したユーザが、実行ジョブのオーナーと一致しない場合は、図12の画面3bを表示し、待機ジョブの割り込みが出来なかった旨をユーザに知らせる。あるいは、画面3aを表示し、認証に失敗したために待機ジョブの割り込みは実施されなかったことをユーザに知らせる。即ち、画面3aでは、「認証に失敗しました。割り込みは許可されません。」の表示が、また画面3bでは、「この操作を実施できるユーザではありません。」の表示がなされる。
図13は、上記のように割り込みジョブが失敗したときの、ジョブ管理が行うスケジューリングのロジック(実行手順)を説明するフロー図である。
印刷実行中のジョブ5が何らかの理由で印刷を中断したとき、ジョブ管理17は待機ジョブ(ジョブ7)が存在するか否かをチェックする(S501)、ここで、待機ジョブがあると(S501、YES)、割り込み可否確認画面(画面1)が表示される(S502)。上記画面1で“はい”が押下されると(S503、YES)、認証画面(画面2)が表示される(S504)。ここで、ユーザにより必要な入力が行われ“認証”ボタンが押下され(S505、YES)、認証が成功したときは(S506、YES)、権限確認作業(ルーチン)が実施され(S507)、ジョブ管理17はその結果を参照して(S508)、権限確認結果が“OK”であれば(S509、YES)、実行ジョブを待機中のジョブ(ジョブ7)に指定し(S510)、実行中のジョブ(ジョブ5)を退避ジョブに指定し(S511)、待機ジョブ(ジョブ7)に対して実行開始を通知し(S512)、更に、ユーザをログアウトする(513)。ここで処理を終了する。
ステップS509において権限確認結果が“OK”でないとき(S509、NO)は、権限不足画面(画面3b)を表示して(S514)、処理を終了する。ステップ506で認証が成功しないとき(S506、NO)は、認証失敗画面(画面3a)を表示して(S515)、処理を終了する。ステップ505で認証(ボタン)が押下されないとき(S505、NO)、ステップ503で“はい”が押下されないとき、ステップ501で待機ジョブが存在しないとき(S501、NO)は、いずれも処理を終了する。
図14、図15は、以上で説明した権限確認のためのロジック(実行手順)を示すフロー図である。
つまり、図14のフローでは、認証されたユーザが実行ジョブのオーナーか否かが判断される(S601)。ここで、実行ジョブのオーナーであれば(S601、YES)、権限確認結果を“OK”にする(S602)。実行ジョブのオーナーでなければ(S601、NO)、権限確認結果を“NG”にする(S607)。
図15のフローでは、認証されたユーザが実行ジョブのオーナーか否かが判断される(S701)。ここで、認証されたユーザが実行ジョブのオーナーであれば(S701、YES)、権限確認結果を“OK”にする。
ステップS701において、認証されたユーザが実行ジョブのオーナーでなければ(S701、NO)、次に、認証されたユーザは機器管理者であるか否かのチェックを行い(S703)、認証されたユーザは機器管理者であれば(S703、YES)、権限確認結果を“OK”にする(S704)。認証されたユーザが機器管理者でなければ(S703、NO)、権限確認結果を“NG”にする(S705)。
以上のように、本実施形態によれば、ログインユーザ、あるいは、画面2で認証されたユーザが機器管理者の場合に限り待機ジョブの割り込みが許可され、ジョブ7に実行を指示する。
本実施形態によれば(1)割り込み禁止設定されたジョブに対してして、割り込み印刷を許可又は禁止する権限をジョブオーナーに限定することにより、割り込み禁止設定をした本人の意思に関係なく、割り込んで印刷されてしまうことを防止することができる。
(2)割り込み禁止設定されたジョブに対してして、割り込み印刷を許可又は禁止する権限を装置の管理者に与えることにより、割り込み禁止設定をしたジョブが一時停止している状態でかつジョブオーナーが不在になっているような場合に機器が使えないままになっていることを防ぐ。
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態における複数のジョブが実行されているときのロジック(実行手順)を示す図である。
本実施形態では、実行ジョブ(ジョブ5)が中断して待機ジョブ(ジョブ7)が実行された後、ジョブ7が何らかの理由(用紙切れ)で印刷実行を中断してしまった場合、ジョブ管理17は、その時点でジョブ5の中断要因が解消されていて実行可能な状態になっていたら、操作部デバイス10を通じて図16の画面4の元ジョブ再開確認画面を表示し、ユーザが画面4で“はい”を選択した場合、ジョブ管理はジョブ5に再開を指示する。つまり本実施形態では、元々実行していたジョブ5の実行を再開するかどうかを選択することが出来るようになっている。
なお、画面4で”いいえ”を選択した場合、ジョブ5は実行可能な状態ではあるが、ジョブ管理17は実行権の移動を行わず、ジョブ7の中断要因が解消されるのを待つ状態とする。
図17は、本実施形態におけるジョブ管理17が行うスケジューリングのロジック(実行手順)を説明するフロー図である。
本実行手順は、ジョブ管理17が、実行中のジョブ(ジョブ7)より状態通知を受ける(S801)と、その状態通知がジョブの実行終了であれば(S802、YES)、ジョブ管理テーブルから実行ジョブを削除し(S803)、次に、退避ジョブ(ジョブ5)が存在するか否かをチェックし(S804)、退避ジョブが存在していれば(S804、YES)、退避ジョブ(ジョブ5)が印刷再開可能か同かチェックし(S805)、印刷可能であれば(S805、YES)、ジョブ管理テーブルから退避ジョブを削除即ち無しにして(S806)、退避ジョブ(ジョブ5)に印刷再開を通知する(S807)。
ステップ805において、退避ジョブ(ジョブ5)が再開可能でなければ(S805、NO)、割り込み禁止ジョブが印刷を中断したときのスケジューリングが行われる(S809)。
ステップS804において、退避ジョブが存在しておらず(S804、NO)、待機ジョブが存在していれば(S809、YES)、ジョブ管理17は待機ジョブに実行開始を通知する(S810)。
ステップS802において、受けた状態通知がジョブ実行終了でなく(S802、NO)、その状態通知が中断であるときは(S811、YES)、ジョブ管理17は、ジョブ管理テーブルを参照し、実行ジョブは割り込み禁止フラグが“あり”のものでないと確認したときは(S812、NO)、割り込み禁止ジョブが中断状態で退避ジョブを再開するときの処理ルーチンを実行する(S813)。
ステップ812において、実行ジョブは割り込み禁止フラグが“あり”のものあるときは(S812、YES)、割り込み禁止ジョブが中断したときのスケジューリングを行う(S814)。
ステップS811において、受けた状態通知が中断であるときは(S811、NO)、そのまま処理を終了する。
図18は、図17におけるステップS814のロジック(処理手順)を示す。
退避ジョブが存在するとき(S901、YES)、操作部デバイス10を用いて、退避していた元のジョブ(ジョブ5)の再開確認画面(画面4)を表示し(S902)、ここで、ユーザが“はい”を押下すると(S903、YES)、ジョブ管理17はジョブ管理テーブルの退避ジョブを消去つまり退避ジョブなしにし(S904)、退避ジョブ(ジョブ5)に再開を通知する(S905)。
ステップS903で“はい”が押下されないとき(S903、NO)、ステップ901で退避ジョブが存在しないとき(S901、NO)は、いずれも処理を終了する。
本実施形態によれば、割り込んだ印刷が一時停止状態になった場合、割り込み禁止ジョブが再開可能であれば、割り込み禁止ジョブを再開させるか否かを指定する手段を有することで、割り込んだ印刷の復旧を待って割り込んだ印刷ジョブも混在なく終了させることができる。
(第5の実施形態)
図19は、第5の実施形態における複数のジョブが実行されているときのロジック(実行手順)を示す図である。
割り込み禁止ジョブ5が中断したことをきっかけにそのときの待機ジョブであるジョブ7が実行されるが、途中で何らかの中断要因(用紙切れ)により、このジョブも実行が中断してしまった場合、画面4の元ジョブ再開確認画面(図面4)が表示される。
但し、この画面4にて、”はい”を押下した場合、本実施形態では、ジョブ5に対してすぐに再開を指示することなく、このタイミングで、画面5の出力物除去確認画面(画面5)を表示する。
これは、例えば、排紙先が一つしかないような場合、ジョブ5の出力途中でジョブ7の出力を行うと、排紙先にジョブ5の上にジョブ7の出力が重なって出力される状態(出力物が混ざった状態)になるためである。
そこで、本実施形態では、表示手段に画面5の出力物除去確認画面を表示し、ユーザに対してジョブ7の出力を除去するように促している。
ユーザがジョブ7の出力を取り除いた後、”再開”を押下すると、これを受けたジョブ管理17はジョブ5に再開を指示し、印刷が再開される。つまり、ユーザにアクションを促すことによって、ジョブ5の出力に他の出力が混ざらないようにしている。
図20は、図17におけるステップS813の他のロジックを示す。
退避ジョブが存在するとき(S1001、YES)、操作部デバイス10を用いて、退避していた元のジョブ(ジョブ5)の再開確認画面(画面4)を表示し(S1002)、ここで、ユーザが“はい”を押下すると(S1003、YES)、操作部デバイス10により出力物除去確認画面(画面5)を表示し(S1004)、ジョブ管理17はジョブ管理テーブルの退避ジョブを消去つまり退避ジョブなしにし(S1005)、ジョブ5に対して退避ジョブ再開を通知する。
ステップS1003で“はい”が押下されないとき(S1003、NO)、ステップ1001で退避ジョブが存在しないとき(S1001、NO)は、いずれも処理を終了する。
本実施形態によれば、割り込み禁止ジョブを再開させる際に、割り込んで印刷した用紙を排紙先から取り除くようユーザに促すことで、割り込み禁止ジョブの出力用紙内に他の出力物が混在することを回避することができる。
(第6の実施形態)
図21は、第6の実施形態における複数のジョブが実行されているときのロジック(実行手順)を示す図である。
ジョブ7(待機ジョブ)がある状態で、ジョブ5(実行中のジョブ)が何らかの理由(用紙切れ)で中断状態になった場合、印刷フィルタはジョブ管理に対して再スケジューリングを要請する。
ジョブ管理17は管理テーブルのジョブ5の割り込み禁止フラグを確認する。
割り込み禁止フラグがある場合、ジョブ管理は操作部デバイス10を通じて、図21の画面6の割り込み禁止フラグ解除確認画面を表示する。
ここでは、ユーザが割り込み禁止フラグを解除して、他のジョブに完全に実行を譲ることができる。
画面6の割り込み禁止フラグ解除確認画面で、”いいえ”を押下した場合は、図24に示すとおり実行状態は何も変化しない。すなわち、ジョブ5は中断したまま、中断要因の解消を待っている状態、ジョブ5は印刷待機状態となる。
画面6の割り込み禁止フラグ解除確認画面で、”はい”を押下した場合、ジョブ管理はジョブ管理テーブルを更新し、図22に示すように、ジョブ7が1番目、ジョブ5が2番目に実行されるようにスケジュールされる。
ジョブ7の実行途中で中断してしまった場合、ジョブ管理17はこの中断をきっかけに図23に示すとおりにジョブ管理テーブルを更新する。
ジョブ7が中断したので、ジョブ5の実行再開を指示する。
このように、割り込み禁止フラグが解除された後、ジョブ管理17は、中断したら待機ジョブを実行するというスケジュールを実施する。
図25は、本実施形態におけるジョブ管理17が行うスケジューリングのロジックを説明するフロー図である。
図25は、図17におけるステップS813の処理ルーチンを示す。
退避ジョブが存在するとき(S1101、YES)、操作部デバイス10を用いて、割り込み禁止フラグ解除確認画面(画面6)を表示し(S1102)、ここで、ユーザが“はい”を押下すると(S1103、YES)、ジョブ管理17は、実行ジョブの次ぎに実行すべき待機中のジョブを取得し(S1104)、ジョブ管理テーブルの割り込み禁止フラグを“なし”にし(S1105)、実行ジョブをジョブ管理テーブルの一番最後におき(S1106)、待機ジョブをジョブ管理テーブルの先頭にして(S1107)、待機ジョブに対し実行開始を通知する(S1108)。
ステップS1103で“はい”が押下されないとき(S1103、NO)、ステップ1101で待機ジョブが存在しないとき(S1101、NO)は、いずれも処理を終了する。
本実施形態によれば、割込み禁止設定された第1ジョブの次に実行する第2ジョブが待機している状態で、割り込み禁止設定された第1ジョブが一時停止状態になった場合、割り込み禁止設定を解除するか否かをユーザが指定可能とすることで、トナー補給など復旧に長時間かかる場合などは割り込み禁止設定を解除することにより以降のユーザ確認等の処理を割愛できる。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、上記各実施形態において、「割り込み禁止フラグ」、「割り込み許容枚数」の設定は、本画像形成装置のオペレーションパネルから操作部デバイス10を通じて行う。また、割り込み許可画面はパーソナルコンピュータに通知されるだけではなく、同様に操作部デバイス10を通じて画像形成装置のオペレーションパネルに表示することもできる。
10・・・操作部デバイス、11・・・プラグイン管理、12・・・読取、13・・・編集、14・・・印刷、15,16・・・アクティビティ、17・・・ジョブ管理、18・・・読取フィルタ、19・・・編集フィルタ、20・・・印刷フィルタ、21・・・認証。
特開2006−79591号公報

Claims (9)

  1. 複数のジョブを受付可能な画像形成装置において、
    複数のジョブを受け付け、それらの印刷順番を定めるジョブ管理手段と、割り込み印刷にて待機ジョブが印刷開始しないよう第1のジョブに割り込み禁止を設定する手段と、前記割り込み禁止設定された第1のジョブがジョブ実行中に一時停止状態になったとき、第2のジョブを所定の条件で実行させる手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記待機ジョブを所定の条件で実行させる手段は、割り込み禁止設定された実行ジョブに対する割り込み印刷許可又は禁止をユーザが指定する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記待機ジョブを所定の条件で実行させる手段は、前記第2のジョブの印刷出力量が前記第1のジョブに設定されている割り込み許容印刷出力量より少ない場合に前記第2のジョブの実行を指定する手段であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載された画像形成装置において、
    前記割り込み許容印刷出力量は印刷枚数であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載された画像形成装置において、
    さらに当該画像形成装置の利用ユーザを特定するユーザ認証手段と、該ユーザ認証手段にて特定されたユーザが当該画像形成装置にジョブを投入したとき、当該ジョブと前記ユーザを関連付けて管理するジョブ管理テーブルとを有し、
    前記ジョブ管理手段は、前記ジョブ管理テーブルに基づき前記割り込み禁止設定されたジョブに対する割り込み印刷許可又は禁止を指定する手段の使用を前記ユーザに限定する管理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載された画像形成装置において、
    さらに当該画像形成装置の管理者を特定する管理者認証手段を有し、前記ジョブ管理手段は、前記管理者認証手段により管理者が特定されたとき、当該管理者による割り込み禁止設定されたジョブに対する割り込み印刷許可又は禁止を指定する手段の操作を許容することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載された画像形成装置において、
    割り込み印刷が一時停止状態になったとき、割り込み禁止設定されたジョブが再開可能であるか否か判断する手段と、前記判断する手段が前記ジョブが再開可能と判断したとき、割り込み禁止設定されたジョブを再開させるか否かをユーザに指定させる手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載された画像形成装置において、
    割り込み禁止設定されたジョブを再開させる際に、割り込み印刷した用紙の有無を判断する判断手段と、前記判断手段が用紙ありと判断したとき、割り込み印刷した用紙を排紙先から取り除くことを促す表示を表示手段に表示させる手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 複数のジョブを受付可能な画像形成装置において、複数のジョブを受け付け、それらの印刷順番を定めるジョブ管理手段と、割り込み印刷にて待機ジョブが印刷開始しないよう第1のジョブに割り込み禁止を設定する手段と、前記割り込み禁止設定された第1のジョブがジョブ実行中に一時停止状態になったとき、前記割り込み禁止の設定を解除するか否か指定する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014144619A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2015162101A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 シャープ株式会社 ジョブ管理システム

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