JP2010205966A - 半導体装置の試験測定方法及び半導体装置の試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体装置の試験測定方法及び半導体装置の試験測定装置に関し、実際の試験測定に先立ってプローブ針とパッドとの接触状態を確認して、プローブ針の先端部の溶断や破損を防止する。
【解決手段】 測定装置側から複数のプローブカード針の半導体装置のパッドに対する接触状態を確認する入力電圧を印加するステップと、前記入力電圧に対する前記半導体装置のパッドからの出力電圧を前記半導体装置内に設けた電圧検出手段で検出して前記接触状態を判定するステップとを設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は半導体装置の試験測定方法及び半導体装置の試験測定装置に関するものである。
半導体装置をウェーハ状態で特性試験を行うために、多数のプローブ針を備えたプローブカードを用いた試験測定が行われている。このような試験測定においては、LSIテスターのテストヘッドにウェーハ測定用ボードを装着し、ウェーハ測定用ボードをプローブカードに圧接して測定を行っている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、プローブカードを用いた半導体チップの試験測定工程の概念的説明図であり、半導体チップ40に搭載されている電源の種類によって、テスターの電源VSを振り分けて測定をしている。
しかし、或るプローブ針42が、オープン或いは針先異物付着による針先高抵抗化で測定不具合が発生した場合、他のプローブ針42に、過電流が流れてプローブ針42の先端部が溶断、破損することがある。
例えば、図において、左側のVSから供給しているプローブ針B,Cが、オープン或いは針先異物付着による針先高抵抗化で測定不具合となった場合、プローブ針Aに電流が集中して過電流が流れ、プローブ針Aの先端部が溶断、破損することになる。なお、図における符号41はパッドである。
このような問題を解決するために、プローブ針の先端部を定期的に研磨して異物を除去したり、或いは、半導体チップの試験開始前にプローブ針の接触抵抗を測定して、その結果に応じてプローブ針の先端部を研磨することが行われている。
例えば、プローブカードにリレー回路を設け、プローブ針の接触抵抗の測定時にリレー回路を接地して、流れる電流を測定してプローブ針の接触抵抗を評価することが提案されている。
或いは、プローブカードのプローブ針の接触抵抗測定のために、別途、導電性測定板を用意し、導電性測定板にプローブ針の先端部を接触させて流れる電流を測定してプローブ針の接触抵抗を評価することが提案されている。
特開2002−246427号公報 特開2004−085377号公報 特開2002−217254号公報
しかし、上記の提案では、プローブ針自体の接触抵抗の有無は測定することができても、半導体チップに設けたバッドに対する接触状態を測定することができないという問題がある。
例えば、プローブ針自体の接触抵抗が良好でも、プローブ針の変形によりパッドに対して非接触となるオープンが発生した場合や、プローブ針とパッドの間に異物が挟まった場合には、他のプローブ針において溶断や破損が発生することになる。
したがって、本発明は、実際の試験測定に先立ってプローブ針とパッドとの接触状態を確認して、プローブ針の先端部の溶断や破損を防止することを目的とする。
本発明の一観点からは、測定装置側から複数のプローブカード針の半導体装置のパッドに対する接触状態を確認する入力電圧を印加するステップと、前記入力電圧に対する前記半導体装置のパッドからの出力電圧を前記半導体装置内に設けた電圧検出手段で検出して前記接触状態を判定するステップとを有する半導体装置の試験測定方法が提供される。
また、本発明の別の観点からは、測定装置側にプローブカードに設けた各プローブカード針に個々に入力電圧を印加するためのスイッチング手段を設けた半導体装置の試験測定装置が提供される。
開示の半導体装置の試験測定方法及び半導体装置の試験測定装置によれば、プローブ針とパッドとの接触状態を事前に確認でき、それによって、実際の試験測定時におけるプローブ針の先端部の溶断や破損を防止することが可能になる。
本発明の実施の形態の半導体装置の試験測定方法に用いる試験測定装置の概念的構成図である。 本発明の実施の形態の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図である。 本発明の実施の形態の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図である。 本発明の実施例1の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図である。 本発明の実施例2の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図である。 本発明の実施例3の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図である。 本発明の実施例4の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図である。 本発明の実施例5の半導体装置の試験測定方法の説明図である。 本発明の実施例6の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図である。 プローブカードを用いた半導体チップの試験測定工程の概念的説明図である。
ここで、図1及び図3を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態の半導体装置の試験測定方法に用いる試験測定装置の概念的構成図である。この場合の試験測定装置の基本的構成は、テスター本体部11、テスタ本体部11とケーブル12で接続されたテストヘッド13、テストヘッド13に取り付けられたプローブカード14、半導体ウェーハ20を載置するとともに駆動機構を有するプローブステージ16からなる。
なお、プローブカード14の半導体ウェーハ20に対向する面には多数のプローブ針15が設けられており、このプローブ針15が半導体ウェーハ20に形成されている半導体チップに設けられたパッド(いずれも図示は省略)に圧接されて電気的特性を測定する。
図2は本発明の実施の形態の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側と半導体ウェーハ20に設けられた半導体チップ21との間にスイッチング手段17を設けたものである。このスイッチング手段17は、例えば、リレー或いはスイッチングトランジスタからなる。
LSIテスター10側に設けられた電源VSと複数のプローブ針15との間を個々にスイッチング手段17を介して半導体チップ21に設けられたパッド22に順番に入力電圧を印加する。パッド22からの出力電圧は半導体チップ21内に設けられた電圧検出手段23で検出する。電圧検出手段23で検出した出力電圧を半導体チップ21に設けた出力パッド(図示は省略)を介してLSIテスター10側に送って、接触状態の良否を判定する。この場合、プローブ針15が、オープン或いは針先異物による針先高抵抗化により、入力レベル低下、信号立ち上がり速度低下することを利用する。
この場合の電圧検出手段23は、例えば、フリップ・フロップ、A/D変換回路、或いは、比較増幅器で構成する。なお、フリップ・フロップ或いは比較増幅器は低電圧における感度が低いので、昇圧器或いは演算増幅器で出力電圧を増幅してからフリップ・フロップ或いは比較増幅器に入力することが望ましい。
また、図2に示すようにスイッチング手段17を介して個々のパッド22に順次試験電圧を印加する場合も、電圧増幅手段を設けることが望ましい。これは、電源ショート(電源、GND間)が会った場合に抵抗が0になり、その状態で通常の電圧を印加すると過剰電流がながれて測定用のプローブ針15を破損する虞があるためである。
なお、この場合のフリップ・フロップ、A/D変換回路、或いは、比較増幅器は、配線を引き回すことによって半導体チップ内に汎用的に設けている所定の回路を構成するフリップ・フロップ、A/D変換回路、或いは、比較増幅器を用いても良い。或いは、接触試験用に別個に専用のフリップ・フロップ、A/D変換回路、或いは、比較増幅器を半導体チップ内に設けても良い。
また、昇圧器或いは演算増幅器は、各パッド毎に設けても良いし、或いは、各パッドに共通な一個の昇圧器或いは演算増幅器を設けても良い。いずれの場合にも、半導体チップ21の試験測定時或いは半導体チップ21の稼働時にはパッドと昇圧器或いは演算増幅器とを切り離す手段、例えば、リレーやヒューズを設けておく。
図3は、本発明の他の実施の形態の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側から、プローブ針15を介して半導体チップ21に設けた各パッド22に同時に接触状態を確認するための入力電圧を印加する。パッド22からの出力電圧を半導体チップ21内に設けられた電圧検出手段23で検出し、電圧検出手段23で検出した出力電圧を半導体チップ21に設けた出力パッド(図示は省略)を介してLSIテスター10側に送って、接触状態の良否を判定する。
なお、この場合の入力電圧は、上述のオープンや接触不良があった場合に他のプローブ針の先端部が溶融或いは破損しないように、例えば、通常の測定電圧の1/10以下の低電圧に設定する。
また、半導体チップ21に設ける電圧検出回路23は、AND回路のフリップ・フロップの組合せ回路、或いは、パッド毎に設けたフリップ・フロップで構成する。なお、パッド毎にフリップ・フロップを設ける場合には、その前段に昇圧器或いは演算増幅器を設けることが望ましい。
このように、本発明の実施の形態においては、プローブ針15の先端部の接触抵抗の増大による接触不良ばかりではなく、プローブ針15の先端部の変形によるオープンによる接触不良も実際の試験測定に先立って確認することができる。
なお、接触不良が確認されたプローブ針15については、先端部の研磨を行ったのち、再び、接触状態の試験を行う。試験の結果、再度、接触不良と判定された場合には、プローブ針15の先端部の変形と判断してプローブ針15を交換する。
なお、フリップ・フロップ、比較増幅器、AND回路、A/D変換器、演算増幅器、或いは、昇圧器電源は、測定電源以外の電源を割り当てる。
以上を前提として、次に、図4を参照して本発明の実施例1の半導体装置の試験測定方法を説明する。図4は、本発明の実施例1の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側とプローブカード14の個々のプローブ針15との間にリレーからなるスイッチング手段17をプローブカード14に設けたものである。
一方、半導体チップ21に設けた各パッド22に対応するように昇圧器31を専用に設けるとともに、各昇圧器31に対して共通接続されるフリップ・フロップ32によって電圧検出手段23を構成する。
次に、測定手順を説明する。
ステップ1:LSIテスター10側に設けられた電源VSに接続される複数のプローブ針15の内の特定のプローブ針15をスイッチング手段17で選択して入力電圧を印加する。
ステップ2:パッド22からの出力電圧は昇圧器31で、例えば、10倍に増幅する。
ステップ3:増幅された出力電圧をフリップ・フロップ32に入力してフリップ・フロップ32をラッチする。
ステップ4:フリップ・フロップ32の出力を半導体チップ21に設けた出力パッドに出力させ、LSIテスター10側で、”0”,”1”を判定する。
ステップ5:ステップ1乃至ステップ3の工程をプローブ針15の数だけ繰り返す。
このように、本発明の実施例1においては、スイッチング手段17を設けて一個一個のプローブ針15のパッド22に対する接続状態を試験しているので、特定のプローブ針15に接触異常があっても、他のプローブ針15に過剰電流が流れることはない。
次に、図5を参照して本発明の実施例2の半導体装置の試験測定方法を説明する。図5は、本発明の実施例2の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側とプローブカード14の個々のプローブ針15との間にリレーからなるスイッチング手段17をプローブカード14に設けたものである。
一方、半導体チップ21に設けた各パッド22に対して共通の一個の昇圧器31を専用に設けるとともに、昇圧器31に接続されるフリップ・フロップ32によって電圧検出手段23を構成する。
次に、測定手順を説明するが、実施例1と全く同様である。
ステップ1:LSIテスター10側に設けられた電源VSに接続される複数のプローブ針15の内の特定のプローブ針15をスイッチング手段17で選択して入力電圧を印加する。
ステップ2:パッド22からの出力電圧は昇圧器31で、例えば、10倍に増幅する。
ステップ3:増幅された出力電圧をフリップ・フロップ32に入力してフリップ・フロップ32をラッチする。
ステップ4:フリップ・フロップ32の出力を半導体チップ21に設けた出力パッドに出力させ、LSIテスター10側で、”0”,”1”を判定する。
ステップ5:ステップ1乃至ステップ3の工程をプローブ針15の数だけ繰り返す。
このように、本発明の実施例2においては、スイッチング手段17を設けて一個一個のプローブ針15のパッド22に対する接続状態を試験しているので、特定のプローブ針15に接触異常があっても、他のプローブ針15に過剰電流が流れることはない。この時、一個の昇圧器31を各プローブ針に対して共通にしているので、半導体チップ21に占める昇圧器31の占有面積を低減することができる。
次に、図6を参照して本発明の実施例3の半導体装置の試験測定方法を説明する。図6は、本発明の実施例3の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側とプローブカード14の個々のプローブ針15との間にリレーからなるスイッチング手段17をプローブカード14に設けたものである。
一方、半導体チップ21に設けた各パッド22に対して共通接続されるA/D変換器33によって電圧検出手段23を構成する。なお、この場合のA/D変換器33にはデータレジスタ34が備わっている。
次に、測定手順を説明する。
ステップ1:LSIテスター10側に設けられた電源VSに接続される複数のプローブ針15の内の特定のプローブ針15をスイッチング手段17で選択して入力電圧を印加する。
ステップ2:パッド22からの出力電圧をA/D変換器33に入力して、A/D変換を行う。
ステップ3:A/D変換後、A/D変換器33内のデータレジスタ34を読むことで、プローブ針15の接触状態を判定する。なお、この場合、データレジスタ34の値で直接半導体チップ21に設けた出力パッドに出力させ、LSIテスター10側で基準値と比較して判定する方法や、A/D変換器33自体で接触状態の判定ができる場合、また、CPU搭載品でCMP命令を利用し、データレジスタ34の比較が半導体チップ21内でできる場合は、LSIテスター10側で”0”,”1”を判定する。
ステップ4:ステップ1乃至ステップ3の工程をプローブ針15の数だけ繰り返す。
このように、本発明の実施例3においては、低電圧に対する感度の高いA/D変換器33を用いているので昇圧器は不要になるため、半導体チップ21に占める電圧検出手段23の占有面積を大幅に低減することができる。また、接触状態の判定がA/D変換器自体で行える場合は、判定手順が簡素化される。
次に、図7を参照して本発明の実施例4の半導体装置の試験測定方法を説明する。図7は、本発明の実施例4の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側とプローブカード14の個々のプローブ針15との間にリレーからなるスイッチング手段17をプローブカード14に設けたものである。
一方、半導体チップ21に設けた各パッド22に対応するように昇圧器31を専用に設けるとともに、各昇圧器31に対して共通接続される比較増幅器35によって電圧検出手段23を構成する。
次に、測定手順を説明する。
ステップ1:LSIテスター10側に設けられた電源VSに接続される複数のプローブ針15の内の特定のプローブ針15をスイッチング手段17で選択して入力電圧を印加する。
ステップ2:パッド22からの出力電圧を昇圧器31で、例えば、10倍に増幅する。
ステップ3:増幅した出力電圧を比較増幅器35で基準電圧と比較する。
ステップ4:比較増幅器35の出力を半導体チップ21に設けた出力パッドに出力させ、LSIテスター10側で、”0”,”1”を判定する。
ステップ5:ステップ1乃至ステップ3の工程をプローブ針15の数だけ繰り返す。
このように、本発明の実施例4においても、スイッチング手段17を設けて一個一個のプローブ針15のパッド22に対する接続状態を試験しているので、特定のプローブ針15に接触異常があっても、他のプローブ針15に過剰電流が流れることはない。
次に、図8を参照して本発明の実施例5の半導体装置の試験測定方法を説明する。図8(a)は、本発明の実施例5の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側とプローブカード14との関係は従来の構成と同様である。但し、LSIテスター10側に設けられた電源VSとして、通常の特性測定電圧の1/10以下の低電圧、例えば、0.1Vを用いる。
一方、半導体チップ21に設けた各パッド22に対応するように昇圧器31を専用に設けるとともに、各昇圧器31からの出力を入力とする多入力AND回路36と、多入力AND回路36からの論理演算出力を入力とするフリップ・フロップ32により電圧検出手段23を構成する。
次に、測定手順を説明する。
ステップ1:LSIテスター10側に設けられた電源VSに接続される複数のプローブ針15の全てに同時に入力電圧を印加する。
ステップ2:各パッド22からの出力電圧を昇圧器31で、例えば、10倍に増幅する。
ステップ3:増幅した出力電圧を多入力AND回路36に入力して論理演算を行う。
ステップ4:多入力AND回路36からの論理演算出力をフリップ・フロップ32に入力してフリップ・フロップ32をラッチする。
ステップ5:フリップ・フロップ32の出力を半導体チップ21に設けた出力パッドに出力させ、LSIテスター10側で、”0”,”1”を判定する。
図8(b)は、論理演算結果と判定結果の説明図であり、全てのパッド22からの出力電圧が低下していない場合、即ち、論理演算結果が”1”の場合にのみ判定結果はOKとなる。但し、どのプローブ針15が接触不良であるかは、この判定だけでは決定することはできない。
このように、本発明の実施例5においては、複数のプローブ針15のパッド22に対する接続状態を一括して試験しているが、入力電圧を通常の特性測定電圧より低くしている。したがって、あるプローブ針15に接触不良が発生しても他のプローブ針15に溶断や破損が発生するほどの過剰電流が流れることはない。また、この実施例5においては、半導体チップ側に設ける電圧検出手段23を変更するだけで、LSIテスター10やプローブカード14の構成に変更を加える必要がなくなる。
次に、図9を参照して本発明の実施例6の半導体装置の試験測定方法を説明する。図9は、本発明の実施例6の半導体装置の試験測定方法の概念的構成図であり、LSIテスター10側とプローブカード14との関係は従来の構成と同様である。但し、LSIテスター10側に設けられた電源VSとして、通常の特性測定電圧の1/10以下の低電圧、例えば、0.1Vを用いる。
一方、半導体チップ21に設けた各パッド22に対応するように昇圧器31を専用に設けるとともに、各昇圧器31に個々に対応する複数のフリップ・フロップ32により電圧検出手段23を構成する。
次に、測定手順を説明する。
ステップ1:LSIテスター10側に設けられた電源VSに接続される複数のプローブ針15の全てに同時に入力電圧を印加する。
ステップ2:各パッド22からの出力電圧を昇圧器31で、例えば、10倍に増幅する。
ステップ3:増幅した出力電圧を対応するフリップ・フロップ32に入力してフリップ・フロップ32をラッチする。
ステップ4:フリップ・フロップ32の出力を半導体チップ21に設けた対応する複数の出力パッドに出力させ、LSIテスター10側で、”0”,”1”を判定する。
このように、本発明の実施例6においても、複数のプローブ針15のパッド22に対する接続状態を一括して試験しているが、入力電圧を通常の特性測定電圧より低くしている。したがって、あるプローブ針15に接触不良が発生しても他のプローブ針15に溶断や破損が発生するほどの過剰電流が流れることはない。また、この実施例6においては、どのプローブ針15が接触不良であるのかを即座に判定することができる。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は、各実施例に示した条件に限られるものではない。例えば、上記の実施例1乃至実施例4においては、スイッチング手段17をリレーで構成しているが、リレーに限られるものではなく、例えば、MOSFET等のスイッチングトランジスタによって構成しても良い。
また、上記の実施例1乃至実施例4においては、スイッチング手段17をプローブカード14に設けているが、このようなスイッチング手段17はLSIテスター10に設けても良く、内部に設けたスイッチング手段により電源VSの印加状態を制御すれば良い。
また、実施例4においても、実施例2と同様に、一個の昇圧器を複数のパッドに対して共有するように設けても良い。
また、上記の実施例1乃至実施例6においては、半導体チップ21内に設ける電圧検出手段23を接触状態の試験工程専用のものとして設けているが、半導体チップ21に元々設けられている回路構成を電圧検出手段23の全部或いは一部として利用しても良い。
ここで、実施例1及び実施例6を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を開示する。
(付記1) 測定装置側から複数のプローブカード針の半導体装置のパッドに対する接触状態を確認する入力電圧を印加するステップと、
前記入力電圧に対する前記半導体装置のパッドからの出力電圧を前記半導体装置内に設けた電圧検出手段で検出して前記接触状態を判定するステップと
を有する半導体装置の試験測定方法。
(付記2) 前記複数のプローブカード針に入力する電圧を、各プローブカード針に対応するスイッチング手段を介して入力する付記1に記載の半導体装置の試験測定方法。
(付記3) 前記半導体装置内に設けた電圧検出手段が、電圧昇圧手段とフリップ・フロップ回路とを少なくとも備えている電圧検出手段、A/D変換回路とデータレジスタとを少なくとも備えている電圧検出手段、或いは、電圧昇圧手段と比較器とを少なくとも備えている電圧検出手段のいずれかである付記2に記載の半導体装置の試験測定方法。
(付記4) 前記入力電圧を印加するステップが、複数のプローブカード針郡に同時に入力電圧を印加するステップであり、前記接触状態を判定するステップが、前記半導体装置のパッド毎に設けた電圧昇圧手段を介して前記出力電圧をフリップ・フロップ回路に入力し、前記フリップ・フロップ回路からの出力により接触状態を判定するステップである付記1に記載の半導体装置の試験測定方法。
(付記5) 前記入力電圧を印加するステップが、複数のプローブカード針郡に同時に入力電圧を印加するステップであり、前記接触状態を判定するステップが、前記半導体装置のパッド毎に設けた電圧昇圧手段を介して前記出力電圧をアンド回路に入力し、前記アンド回路からの出力をフリップ・フロップ回路に入力し、前記フリップ・フロップ回路からの出力により接触状態を判定するステップである付記1に記載の半導体装置の試験測定方法。
(付記6) 測定装置側にプローブカードに設けた各プローブカード針に個々に入力電圧を印加するためのスイッチング手段を設けた半導体装置の試験測定装置。
(付記7) 半導体装置のパッドに対するプローブカード針の接触状態を確認する入力電圧に対する前記半導体装置のパッドからの出力電圧を検出して前記接触状態を判定する専用の電圧検出手段を備えた半導体装置。
10 LSIテスター
11 テスター本体部
12 ケーブル
13 テストヘッド
14 プローブカード
15 プローブ針
16 プローブステージ
17 スイッチング手段
20 半導体ウェーハ
21 半導体チップ
22 パッド
23 電圧検出手段
31 昇圧器
32 フリップ・フロップ
33 A/D変換器
34 データレジスタ
35 比較増幅器
36 多入力AND回路
40 半導体チップ
41 パッド
42 プローブ針

Claims (6)

  1. 測定装置側から複数のプローブカード針の半導体装置のパッドに対する接触状態を確認する入力電圧を印加するステップと、
    前記入力電圧に対する前記半導体装置のパッドからの出力電圧を前記半導体装置内に設けた電圧検出手段で検出して前記接触状態を判定するステップと
    を有する半導体装置の試験測定方法。
  2. 前記複数のプローブカード針に入力する電圧を、各プローブカード針に対応するスイッチング手段を介して入力する請求項1に記載の半導体装置の試験測定方法。
  3. 前記半導体装置内に設けた電圧検出手段が、電圧昇圧手段とフリップ・フロップ回路とを少なくとも備えている電圧検出手段、A/D変換回路とデータレジスタとを少なくとも備えている電圧検出手段、或いは、電圧昇圧手段と比較器とを少なくとも備えている電圧検出手段のいずれかである請求項2に記載の半導体装置の試験測定方法。
  4. 前記入力電圧を印加するステップが、複数のプローブカード針郡に同時に入力電圧を印加するステップであり、前記接触状態を判定するステップが、前記半導体装置のパッド毎に設けた電圧昇圧手段を介して前記出力電圧をフリップ・フロップ回路に入力し、前記フリップ・フロップ回路からの出力により接触状態を判定するステップである請求項1に記載の半導体装置の試験測定方法。
  5. 前記入力電圧を印加するステップが、複数のプローブカード針郡に同時に入力電圧を印加するステップであり、前記接触状態を判定するステップが、前記半導体装置のパッド毎に設けた電圧昇圧手段を介して前記出力電圧をアンド回路に入力し、前記アンド回路からの出力をフリップ・フロップ回路に入力し、前記フリップ・フロップ回路からの出力により接触状態を判定するステップである請求項1に記載の半導体装置の試験測定方法。
  6. 測定装置側にプローブカードに設けた各プローブカード針に個々に入力電圧を印加するためのスイッチング手段を設けた半導体装置の試験測定装置。
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