JP2010205089A - 道路交通情報作成装置および道路交通情報作成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】道路交通情報をより高精度に作成すること。
【解決手段】車両から収集された複数プローブ生データに基づいてその車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成するステップを備えている。その複数プローブ生データの各々50は、時刻51とその車両が時刻51に配置された位置52とを示している。このとき、時系列トリップデータ50は、その複数プローブ生データと、その複数プローブ生データの各々をその複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番57とを示している。このような時系列トリップデータ50は、道路交通状況に従わない車両の走行(長時間駐車や客待ちなど)の情報が排除されており、このような時系列トリップデータに基づいて作成された道路交通情報は、より高精度である。
【選択図】図3
【解決手段】車両から収集された複数プローブ生データに基づいてその車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成するステップを備えている。その複数プローブ生データの各々50は、時刻51とその車両が時刻51に配置された位置52とを示している。このとき、時系列トリップデータ50は、その複数プローブ生データと、その複数プローブ生データの各々をその複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番57とを示している。このような時系列トリップデータ50は、道路交通状況に従わない車両の走行(長時間駐車や客待ちなど)の情報が排除されており、このような時系列トリップデータに基づいて作成された道路交通情報は、より高精度である。
【選択図】図3
Description
本発明は、道路交通情報作成装置および道路交通情報作成方法に関し、特に、プローブカーにより観測された情報に基づいて道路交通情報を作成するときに利用される道路交通情報作成装置および道路交通情報作成方法に関する。
公衆回線網を介して、タクシーなど車両の自車位置及び時刻情報等の走行情報(プローブ情報)をその車両から収集し、リアルタイムに特定道路区間の旅行時間や渋滞状況を推定するプローブシステムが知られている。そのプローブシステムは、特定道路区間の旅行時間や渋滞状況を精度よく推定することが望まれている。
特開2002−221420号公報には、GPS(Global Positioning System)が受信されにくい場合や、車速をあまり速くできない等のさまざまな状況下でも正確に車両の推測位置を決定できる車両用ナビゲーション装置が開示されている。その車両用ナビゲーション装置は、車両の推測位置を決定する車両用ナビゲーション装置において、車両の現在位置を検出する現在地検出手段と、複数の測位衛星からの電波を受信する受信手段と、車両の速度を検出する車両速度検出手段と、測位衛星情報と車速の情報の少なくとも一方の情報、及びそれらのしきい値に基づいて、車両が高速道または一般道を走行しているか否か判断する制御手段とを備え、前記制御手段は、現在地情報に基づいて前記しきい値を変化させるしきい値変化手段を有していることを特徴としている。
特開2005−091112号公報には、走行経路の走行速度のパターンを容易に推定することが可能な走行速度パターン推定装置が開示されている。その走行速度パターン推定装置は、走行経路に対する走行データを記憶する走行情報記憶手段と、任意の走行経路と特定する走行経路特定手段と、前記走行データに基づいて、走行の安定が想定される走行安定地点で前記特定された経路を小区間に分割する区間分割手段と、前記走行データに基づいて、前記分割された小区間毎に走行速度パターン候補を生成する走行速度パターン候補生成手段と、前記小区間毎に、前記生成した走行速度パターン候補から1の走行パターン候補を抽出して、これから走行する前記特定された経路の推定走行速度パターンを出力する推定走行速度パターン出力手段と、を具備することを特徴としている。
特開2006−195907号公報には、車両が、分割された区間における正確な走行時間を情報センターに送信し、情報センターから区間における正確な予想走行時間を取得することが可能な車載ナビゲーション装置が開示されている。その車載ナビゲーション装置は、道路データを構成する各道路を複数の区間に分割し、分割した区間の始点を車両が出発してから当該区間の終点を通過するまでの、車両がその区間の走行に要した時間を示す、区間走行時間を算出する区間走行時間算出手段と、前記区間走行時間算出手段によって算出された区間走行時間に関するデータを記憶する記憶手段と、複数の車両から送信された各区間における区間走行時間を蓄積し、蓄積された区間走行時間に基づいて、各区間における予想走行時間を算出する情報センターに対して、前記記憶した区間における区間走行時間に関するデータを送信する送信手段と、前記情報センターから、所望の区間における予想走行時間を取得する取得手段とを備えた車載ナビゲーション装置であって、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、前記車両の運転状態に基づいて、当該車両が走行している前記区間において、当該車両が当該区間の走行を中断したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記車両が前記区間の走行を中断したと判定された場合、前記送信手段が送信する区間走行時間に関するデータを補正する補正手段とを備えることを特徴としている。
特開2007−248183号公報には、実際の道路事情に合わせて交差点の通過し易さを考慮した案内経路を探索する経路探索装置が開示されている。その経路探索装置は、出発地から目的地までの経路コストが最小となる経路を探索する経路探索手段を備えた経路探索装置であって、前記経路探索手段は、各地の交通状況を収集する車両の走行によって収集された前記交差点内の進入リンクに対する退出リンク毎の通過時間に応じた交差点内通過コストを含む前記ノードコストと交差点間を接続するリンクのリンクコストに基づいて前記経路コストを算出することを特徴としている。
特開2008−117422号公報には、プローブ車両から得た少ない情報からでも精度よく走行軌跡を推定し、且つ少ない台数のプローブ車両で効率的に区間旅行時間を推計することができる旅行時間推計装置が開示されている。その旅行時間推計装置は、自車の位置及び走行状態を示す走行情報に時刻情報を付加して発信するプローブ車両から収集された前記走行情報に基づいて、特定区間の区間旅行時間を推計する旅行時間推計装置であって、前記プローブ車両との間でデータ通信を行う通信手段と、前記通信手段により前記プローブ車両から、車両の走行に係る事象単位に前記走行情報を収集する情報収集手段と、を具備することを特徴としている。
一部のプローブ情報を利用して道路交通情報を作成するシステムには、所定速度との比較で、停車判定を行っているものもある。しかしながら、そのシステムにおいても、最も旅行時間計上に影響を与える走行状態(信号待ちによる正常停車であるか、それでも長時間駐車などの異常走行状態であるか)の判断までは殆んど及んでいない。それによって、乗客の乗降や長時間異常停車など道路交通状況に従わない車両の異常走行による旅行時間異常情報が誤って計上されるため、推計された旅行時間の精度が落ちている。より精度高い道路区間旅行時間を推定するために、車両走行状態判断によって、道路交通状況に従わない車両の異常走行による旅行時間異常情報の排除や、そして低頻度データの検出などを行うことがとても重要である。
車両の走行軌跡の判定及び旅行時間計算に対して、連続停車状態中のような重複したデータに対する処理もあれば、計算周期など人為的な設定によって、前周期情報との間の走行経路及び区間旅行時間が判定できないような計算損失もある。このような情報損失を避けるため、一つ前の計算周期のデータとのトリップ関連性を考慮しなければいけない。更に、複雑な道路ネットワークや低頻度データの場合、いままでの手法は、最大3点までしか考えていなかったため、走行軌跡の判定および旅行時間推定の精度がよくない。よりデータの関連性を最大限に生かすために、計算周期内の情報をトータル的に考慮しやすい時系列トリップデータ構造を予め整理することが必要である。
そして、今までのリアルタイムの道路区間旅行時間を加工するプローブシステムの多くは、周期の全データ単位で、マップマッチング、経路同定、と車両旅行時間計算処理が順次に実行されているため、途中処理結果の保存により多いシステムリソースが必要になり、マルチスレッド処理もできない。この一連の問題を改善するために、車両毎の時系列トリップデータ構造が必要になる。
一般的なプローブシステムは、特定道路区間のリアルタイム旅行時間と渋滞状況を推定するために、車両単位で計算周期内のプローブデータを時系列データにまとめている。そのプローブシステムは、データフォーマット基準などによる異常データ検出があるものの、車両の走行状態(長時間駐車、信号待ちなど)の判断にほとんど及んでいない。それによって、乗客の乗降や長期間駐車など道路交通状況に従わない車両の異常走行状態による旅行時間異常情報が排除されないため、推計された旅行時間の精度にも大きく影響されている。たとえば、特開2008−117422号公報に示された方法は、所定速度との比較で停車判定を行ったが、最も旅行時間計上に影響を与える走行状態(信号待ちによる正常停車であるか、それでも長期駐車などの異常走行状態であるか)の判断はされていない。
次に、連続停車状態中に収集されたデータは、車の走行軌跡判定にとって重複したデータであり、無条件に利用されると処理効率に影響を与えているため、処理対象から排除すべきである。一方、計算周期など人為的な設定による処理対象データの限定によって、前計算周期の最終のデータと本計算周期の最初のデータ間の走行経路及び区間旅行時間の計算ができないため、情報の損失が発生する課題があった。
そして、今までのプローブシステムは、頻度低いプローブデータの2点間の走行経路が唯一に判定できなく、システム全体処理結果の精度が落ちるため、最初からこのようなデータを処理対象から外す必要があった。更に、今までのプローブシステムには、マップマッチング処理や走行経路の判定処理は、基本的に連続2点間、最大3点までのプローブデータの関連性しかを考えてなかったため、低頻度データや複雑の道路ネットワークの場合、走行軌跡または推定された道路区間の旅行時間の精度がよくなかった。全情報量を最大限に活用できるよう、計算周期内の車両データを時系列トリップデータ構造に加工すべきである。最後に、今までのリアルタイムの道路区間旅行時間を加工するプローブシステムの多くには、全車両データ単位で、マップマッチング、経路同定、と車両旅行時間計算処理が順次に実行されている。途中処理結果の保存により多くのシステムリソースが必要になり、更にマルチスレッド処理もできないため、システムの実行効率がよくなかった。
本発明の目的は、道路交通情報をより高精度に作成する道路交通情報作成装置および道路交通情報作成方法を提供することにある。
本発明の目的は、道路交通情報をより高精度に作成する道路交通情報作成装置および道路交通情報作成方法を提供することにある。
本発明による道路交通情報作成装置は、読み込み処理部とトリップ切分け判定処理部とを備えている。その読み込み処理部は、車両から収集された複数プローブ生データを記憶装置に書き込む。そのトリップ切分け判定処理部は、その複数プローブ生データに基づいてその車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成する。その複数プローブ生データの各々は、時刻とその車両がその時刻に配置された位置とを示している。このとき、その時系列トリップデータは、その複数プローブ生データと、その複数プローブ生データの各々をその複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番とを示している。
本発明による道路交通情報作成方法は、車両から収集された複数プローブ生データを記憶装置に書き込むステップと、その複数プローブ生データに基づいてその車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成するステップとを備えている。その複数プローブ生データの各々は、時刻とその車両がその時刻に配置された位置とを示している。このとき、その時系列トリップデータは、その複数プローブ生データと、その複数プローブ生データの各々をその複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番とを示している。
本発明による道路交通情報作成プログラムは、読み込み処理部とトリップ切分け判定処理部とをコンピュータに実現させるための道路交通情報作成プログラムである。その読み込み処理部は、車両から収集された複数プローブ生データを記憶装置に書き込む。そのトリップ切分け判定処理部は、その複数プローブ生データに基づいてその車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成する。その複数プローブ生データの各々は、時刻とその車両がその時刻に配置された位置とを示している。このとき、その時系列トリップデータは、その複数プローブ生データと、その複数プローブ生データの各々をその複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番とを示している。
このような時系列トリップデータに基づいて作成された道路交通情報は、より高精度である。このため、本発明による道路交通情報作成装置および道路交通情報作成方法は、道路交通情報をより高精度に推定することができる。
図面を参照して、本発明による道路交通情報作成装置の実施の形態を記載する。その道路交通情報作成装置100は、図1に示されているように、生データ記憶装置10とデータ処理装置20とデータ記憶装置30とを備えている。データ処理装置20は、情報を互いに伝達可能に生データ記憶装置10とデータ記憶装置30とに接続されている。
生データ記憶装置10は、コンピュータであり、図示されていないCPUと記憶装置と通信装置とを備えている。そのCPUは、生データ記憶装置10にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置とインターフェースとを制御する。その記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUにより生成される情報を一時的に記録する。その通信装置は、携帯電話回線網に接続され、その携帯電話回線網を介して道路交通情報作成装置100に送信された情報をそのCPUに出力する。
そのコンピュータプログラムは、プローブ生データ格納部11を含んでいる。プローブ生データ格納部11は、その通信装置を用いて携帯電話回線網を介して複数のプローブカーから複数のプローブ生データをそれぞれ収集し、その複数のプローブ生データを記憶装置に記録する。その複数のプローブカーは、タクシーとタクシー以外の車両とを含んでいる。そのタクシー以外の車両は、車両位置検出器と通信機器とを車載している。その車両位置検出器は、GPS(Global Positioning System)機能を搭載し、その車両の位置等を測定する。その通信機器は、その携帯電話回線網を介して、その測定された位置を示すプローブ生データを道路交通情報作成装置100に送信する。そのタクシーは、車両位置検出器とメーター機と通信機器とを車載している。その車両位置検出器は、GPS機能を搭載し、そのタクシーの位置等を測定する。そのメーター機は、そのタクシーの運転手により操作され、空車または実車のいずれかを示す状態に遷移する。その通信機器は、その携帯電話回線網を介して、その測定された位置とそのメーター機の状態とを示すプローブ生データを道路交通情報作成装置100に送信する。
データ記憶装置30は、コンピュータであり、図示されていないCPUと記憶装置とを備えている。そのCPUは、データ記憶装置30にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置を制御する。その記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUにより生成される情報を一時的に記録する。そのコンピュータプログラムは、時系列トリップデータ構造格納部31を含んでいる。時系列トリップデータ構造格納部31は、データ処理装置20により作成された時系列トリップデータをデータ処理装置20により使用可能に記憶装置に記録する。
データ処理装置20は、コンピュータであり、図示されていないCPUと記憶装置と入力装置と出力装置とを備えている。そのCPUは、データ処理装置20にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置と入力装置と出力装置とを制御する。その記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUにより生成される情報を一時的に記録する。その入力装置は、ユーザに操作されることにより情報を生成し、その情報をそのCPUに出力する。その入力装置としては、キーボードが例示される。その出力装置は、そのCPUにより生成された情報をユーザに認識可能に表現する。その外部機器としては、ディスプレイが例示される。そのディスプレイは、表示面を有し、そのCPUにより生成された画面をその表示面に表示する。
そのコンピュータプログラムは、初期化処理部21と読み込み処理部22とトリップ切分け判定処理部23と合併処理部24と道路交通情報作成部25とを含んでいる。
初期化処理部21は、初期化処理を実行して、データ記憶装置30に記録されている時系列トリップデータを初期化する。読み込み処理部22は、読み込み処理を実行して、生データ記憶装置10により記録されている複数のプローブ生データに基づいて、データ記憶装置30に記録されている時系列トリップデータを更新する。
トリップ切分け判定処理部23は、入力装置を介して入力される停車規定距離(D_Allow)と連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)と長時間駐車規定時間(TripStopTime)とを入力装置から収集する。トリップ切分け判定処理部23は、さらに、トリップ切分け判定処理を実行して、その停車規定距離と連続性規定時間と長時間駐車規定時間とに基づいてデータ記憶装置30に記録されている時系列トリップデータを更新する。合併処理部24は、誤って切分けられたトリップに対して合併処理を実行して、データ記憶装置30に記録されている時系列トリップデータを更新する。
道路交通情報作成部25は、データ記憶装置30に記録されている時系列トリップデータに基づいて、車の走行経路を推定し、その走行経路に含まれる複数の道路リンクに対応する複数の旅行時間を算出する。その道路複数リンクの旅行時間は、その複数の経路道路リンクを車両で走行するときの所要時間をそれぞれ示している。さらに、その道路リンク旅行時間は、他の経路探索システムなどにも利用される。道路交通情報作成部25は、さらに、その算出された旅行時間に基づいて道路交通情報を作成する。その道路交通情報は、道路リンクの渋滞状況を示している。道路交通情報作成部25は、さらに、その算出された旅行時間を示す画面を作成し、その画面をディスプレイに表示する。道路交通情報作成部25は、さらに、その作成された道路交通情報を示す画面を作成し、その画面をディスプレイに表示する。
なお、道路交通情報作成部25は、初期化処理部21と読み込み処理部22とトリップ切分け判定処理部23と合併処理部24とがインストールされるコンピュータ(データ処理装置20)にインストールされる必要がなく、データ処理装置20と別個のコンピュータにインストールされることもできる。
図2は、データ記憶装置30に記録されている時系列トリップデータを示している。その時系列トリップデータ40は、車両番号集合41をトリップデータリスト集合42に対応付けている。すなわち、車両番号集合41の任意の要素は、トリップデータリスト集合42の1つの要素に対応している。車両番号集合41の要素は、複数のプローブカーに割り当てられている複数の番号のうちの1つの番号を示し、その複数のプローブカーのうちの1つのプローブカーを識別している。トリップデータリスト集合42の要素は、複数のトリップデータを示している。
すなわち、全てのトリップデータは、車両番号毎に分類され、時系列トリップデータ構造におけるテーブルのトリップデータリストに集約される。例えば、車両番号nの車両から得られたトリップデータni(i=1,2,3,・・・)は、トリップデータn1,トリップデータn2,トリップデータn3,・・・,トリップデータnk,・・・,トリップデータnendといった時系列的なリストとして、時系列トリップデータ構造におけるテーブルに格納される。
図3は、トリップデータリスト集合42のうちのあるプローブカーに対応する複数のトリップデータの1つを示している。そのトリップデータ50は、日時51と位置52と方位53と速度54とタクシー状態55とデータ世代区別56とトリップ番号57とトリップ属性58と拡張情報59とを備えている。日時51は、時刻を示している。位置52は、そのプローブカーに車載されている車両位置検出器によりその時刻に測定されたそのプローブカーの位置を示し、その位置の緯度と経度とを示している。方位53は、そのプローブカーに車載されている車両位置検出器によりその時刻に測定されたそのプローブカーが向いている方角を示している。速度54は、そのプローブカーに車載されている車両位置検出器によりその時刻に測定されたそのプローブカーが走行している速度を示している。タクシー状態55は、「NULL」と「0」と「1」とのうちのいずれかを示している。タクシー状態55は、そのプローブカーがタクシーでないときに、「NULL」を示している。タクシー状態55は、そのプローブカーがタクシーであるときに、そのプローブカーに車載されているメーター機のその時刻での状態を示している。タクシー状態55は、そのタクシーが空車であるときに、「0」を示している。タクシー状態55は、そのタクシーが実車であるときに、「1」を示している。
データ世代区別56は、トリップデータ50が前周期で追加されたトリップデータか前周期よりもさらに前の周期に処理された後に残されているトリップデータかを示している。すなわち、データ世代区別56は、トリップデータ50が前周期よりもさらに前の周期に処理された後に残されているトリップデータであるときに、0を示す。データ世代区別56は、トリップデータ50が前周期で追加されたトリップデータであるときに、1を示す。
トリップ番号57は、そのプローブカーが走行した経路を複数のトリップに分割することができるときに、その複数のトリップのうちのトリップデータ50に対応するトリップを示している。すなわち、トリップ番号57が異なる2つのトリップデータは、互いに異なるトリップに分割される。
トリップ属性58は、そのプローブカーのその時刻での走行状態を示し、0〜4のうちのいずれかの整数を示している。その走行状態は、「正常」と「一時停止」と「走行開始」と「長時間駐車」と「低頻度トリップデータ」とを含んでいる。「正常」という走行状態は、そのプローブカーが正常に走行中である状態を示す。「一時停止」という走行状態は、信号待ちなど、道路交通情報に沿う範囲内でそのプローブカーが一時停止している状態を示す。「走行開始」という走行状態は、そのプローブカーが走行を開始したという状態を示す。「長時間駐車」という走行状態は、タクシーの客待ちなど、そのプローブカーが信号の周期よりも長く停止している状態を示す。「低頻度トリップデータ」という走行状態は、連続2地点のトリップデータ間の時間間隔が過大であるために、2地点間の走行経路が正確に判断できず、トリップデータに連続性がない状態を示す。トリップ属性58は、その走行状態が「正常」であるときに、0を示している。トリップ属性58は、その走行状態が「一時停止」であるときに、1を示している。トリップ属性58は、その走行状態が「走行開始」であるときに、2を示している。トリップ属性58は、その走行状態が「長時間駐車」であるときに、3を示している。トリップ属性58は、その走行状態が「低頻度トリップデータ」であるときに、4を示している。
拡張情報59は、車両位置検出器で観測した車両の現在位置情報の精度が低い場合に、マップマッチングや経路同定の処理を行った結果の情報などを示す。マップマッチングや経路同定では、車両の走行している方向などから、付近の地図で該当する道路を探し出して、正しい現在地を推測する。
図3は、さらに、日時51と位置52と方位53と速度54とタクシー状態55とデータ世代区別56とトリップ番号57とトリップ属性58とのデータ型を示している。そのデータ型は、項目データの性格やサイズを規定している。例えば、CHARは、最大255文字までの固定長文字列を示し、NUMBERは、数値を示す。括弧内の数字は、最大桁数を示す。
本発明による道路交通情報作成方法の実施の形態は、複数のプローブカーと道路交通情報作成装置100とにより実行され、プローブ生データ収集処理と初期化処理と読み込み処理とトリップ切分け判定処理と合併処理と道路交通情報作成処理とを備えている。
そのプローブ生データ収集処理では、各プローブカーの車両位置検出器は、GPS機能を用いてそのプローブカーの位置と方位と速度とを間欠的に測定し、その測定結果を通信機器に出力する。各プローブカーのメーター機は、そのタクシーの運転手により操作され、空車または実車のいずれかを示す状態に遷移し、その状態を示すデータを通信機器に出力する。
各プローブカーの通信機器は、車両位置検出器とメーター機との出力に基づいてプローブ生データを作成し、その携帯電話回線網を介してそのプローブ生データを道路交通情報作成装置100に送信する。そのプローブ生データは、車両番号と日時と位置と方位と速度とタクシー状態と拡張情報とを示している。その車両番号は、そのプローブカーを識別する番号を示している。その位置は、その日時でのそのプローブカーの位置を示している。その方位は、その日時でのそのプローブカーが向いている方角を示している。その速度は、その日時でのそのプローブカーの速度を示している。そのタクシー状態は、そのプローブカーがタクシーであるときに、その日時でのメーター機の状態を示し、そのプローブカーがタクシーでないときに、そのプローブカーがタクシーでないことを示している。その拡張情報は、車両位置検出器で観測した車両の現在位置情報の精度が低い場合に、マップマッチングや経路同定の処理を行った結果の情報などを示している。
生データ記憶装置10は、その通信装置を用いて携帯電話回線網を介して複数のプローブカーから収集された複数のプローブ生データを記憶装置に記録する。
図4は、その初期化処理を示している。データ処理装置20は、データ記憶装置30内に車両番号nに対応するトリップデータniが記録されているかどうかを確認する(ステップS100)。データ処理装置20は、トリップデータniが記録されている場合に(ステップS100“YES”)、車両番号nに対応するトリップデータのうちの最後に収集されたトリップデータnendをデータ記憶装置30から取得する(ステップS110)。データ処理装置20は、そのトリップデータnendのデータ世代区別56を確認する(ステップS120)。データ処理装置20は、最終のトリップデータnendのデータ世代区別56が1でない場合(ステップS120“NO”)、車両番号nに対応する全てのトリップデータniを削除する(ステップS140)。データ処理装置20は、トリップデータnendのデータ世代区別56が1である場合に(ステップS120“YES”)、車両番号nに対応する複数のトリップデータのうちのトリップデータnend以外のトリップデータを削除して、その最終のトリップデータnendのデータ世代区別56を0に設定する(ステップS130)。
データ処理装置20は、トリップデータniが存在しない場合に(ステップS100“NO”)、または、ステップS130、ステップS140の処理が完了したときに、車両番号(n+1)に関する処理に移行する。すなわち、データ処理装置20は、時系列トリップデータテーブルに記録されている全ての車両番号において、ステップS100〜ステップS140の処理を繰り返し実行する。
この初期化処理においては、車両番号毎に、前回の計算周期に追加されたトリップデータのうち、日時情報が最新のトリップデータのみを残し、その他の全てのトリップデータを削除する。残された最新のトリップデータは、今回の計算周期における最初のトリップデータと、時系列的に連続したトリップデータとなる。このような初期化処理により、車両の走行軌跡や旅行時間の推定精度を高めることができる。また、関連技術の方法に比べて、途中の処理結果を保存するためのリソースの削減やマルチスレッド処理が可能になるなどの利点を持つので、システムの実行効率を高めることが可能となる。
図5は、その読み込み処理を示している。その読み込み処理は、初期化処理が完了すると、実行される。データ処理装置20は、生データ記憶装置10内に格納されているプローブ生データのファイルを開き(ステップS200)、ファイル内のプローブ生データを順次読み込む(ステップS210)。
データ処理装置20は、その読み込んだプローブ生データに異常があるか否かをチェックする(ステップS220)。そのチェックの例として、データフォーマットチェックやデータ値チェックなどがある。データ処理装置20は、例えば、緯度情報のデータの度数が90以上になっていないかどうか、日時情報のデータの分や秒が60以上になっていないかどうかのデータ値チェックを行う。データ処理装置20は、プローブ生データに異常を検出した場合(ステップS220“YES”)、プローブ生データを破棄する(ステップS230)。
データ処理装置20は、プローブ生データに異常を検出しなかった場合(ステップS220“NO”)、プローブ生データをトリップデータniに加工する(ステップS240)。データ処理装置20は、処理中のトリップデータniに係る車両番号nが時系列トリップデータ構造のテーブル内に既に存在するか否かを確認する(ステップS250)。データ処理装置20は、処理中のトリップデータniに係る車両番号nが時系列トリップデータ構造のテーブル内に存在しない場合に(ステップS250“NO”)、車両番号nのレコードを新規に作成し(ステップS260)、車両番号nのトリップデータリストに、処理中のトリップデータniを追加する(ステップS270)。
データ処理装置20は、処理中のトリップデータniの対象となる車両番号nが時系列トリップデータ構造のテーブル内に既に存在する場合に(ステップS250“YES”)、車両番号nのトリップデータリストに処理中のトリップデータniを追加する(ステップS270)。読み込み処理部22は、処理中のトリップデータniを初期化する(ステップS280)。このとき、データ処理装置20は、処理中のトリップデータniのデータ世代区別56を1に設定し、トリップ番号57を1に設定し、トリップ属性58を0に設定する。
データ処理装置20は、ファイル内の全てのファイル内のプローブ生データにおいて、ステップS210〜ステップS280の処理を繰り返し実行する。データ処理装置20は、全てのプローブ生データに関してステップS210〜ステップS280の処理を実行した後に、プローブ生データのファイルを閉じ、さらにそのファイルを破棄する(ステップS290)。
図6、図7は、トリップ切分け判定処理を示している。トリップ切分け判定処理は、読み込み処理が終了すると、実行される。ユーザは、トリップ切分け判定処理が実行される前に、入力装置を介して、停車規定距離(D_Allow)と連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)と長時間駐車規定時間(TripStopTime)とをデータ処理装置20に予め入力する。停車規定距離(D_Allow)は、GPSの誤差値より設定される。停車規定距離(D_Allow)としては、20mが例示される。長時間駐車規定時間(TripStopTime)は、信号機の周期よりも長い値とし、望ましくは、タクシーの平均乗降時間に基づいて設定される。長時間駐車規定時間(TripStopTime)としては、150秒が例示される。連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)は、正確な経路を同定するために必要なプローブ生データの最低頻度に基づいて設定される。連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)としては、300秒が例示される。
データ処理装置20は、1つの車両番号nに対応するトリップデータリスト内の複数のトリップデータをデータ記憶装置30から読み出し(ステップS300)、変数Counterに0を代入する。データ処理装置20は、日時51に基づいて、その複数のトリップデータのうちの1つのトリップデータniがその複数のトリップデータのうちの最初のデータであるかどうかを確認する(ステップS310)。
データ処理装置20は、トリップデータniが車両番号nの最初のデータである場合に(ステップS310“YES”)、トリップデータniのトリップ属性58を2に設定する。データ処理装置20は、さらに、変数Counterに1を加算した値を変数Counterに代入し、変数Counterの値をトリップ番号57に代入する(ステップS360)。
データ処理装置20は、トリップデータniが最初のデータではない場合(ステップS310“NO”)、その複数のトリップデータからトリップデータniの直前のトリップデータni−1を抽出する。データ処理装置20は、トリップデータni−1のタクシー状態55から処理中のトリップデータniのタクシー状態55に変更があるかどうかを確認する(ステップS320)。
データ処理装置20は、その変更があるときに(ステップS320“YES”)、トリップデータniのトリップ属性58を2に設定する。データ処理装置20は、さらに、変数Counterに1を加算した値を変数Counterに代入し、変数Counterの値をトリップ番号57に代入する(ステップS360)。
データ処理装置20は、その変更がないときに(ステップS320“NO”)、トリップデータni−1の位置52からトリップデータniの位置52までの距離と停車規定距離(D_Allow)とを比較する(ステップS330)。
データ処理装置20は、トリップデータni−1の位置とトリップデータniの位置との距離が停車規定距離(D_Allow)よりも小さい場合に(ステップS330“YES”)、そのプローブカーが停車中であると判断する。このとき、データ処理装置20は、さらに、トリップデータni−1の日時51とトリップデータniの日時51との時間差と長時間駐車規定時間(TripStopTime)とを比較する(ステップS340)。
データ処理装置20は、その時間差が長時間駐車規定時間(TripStopTime)より大きい場合に(ステップS340“YES”)、そのプローブカーが長時間駐車していると判断し、トリップ属性58を3に設定する(ステップS370)。このとき、データ処理装置20は、さらに、変数Counterに1を加算した値を変数Counterに代入し、変数Counterの値をトリップ番号57に代入する。
データ処理装置20は、その時間差が長時間駐車規定時間(TripStopTime)よりも小さい場合(ステップS340“NO”)、そのプローブカーが道路交通状況に沿う範囲内の一時停止中であると判断し、トリップ属性58を1に設定し、トリップデータniを破棄する(ステップS380)。
データ処理装置20は、トリップデータni−1の位置52とトリップデータniの位置52との距離が停車規定距離(D_Allow)よりも大きい場合に(ステップS330“NO”)、そのプローブカーが走行中であると判断する。データ処理装置20は、トリップデータni−1の日時51とトリップデータniの日時51との時間差を連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)と比較する(ステップS350)。
データ処理装置20は、その時間差が連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)よりも大きい場合(ステップS350“YES”)、トリップデータni−1とトリップデータniとの間の時間間隔は大き過ぎて連続性がないと判断し、トリップ属性58を4に設定する(ステップS390)。このとき、データ処理装置20は、さらに、変数Counterに1を加算した値を変数Counterに代入し、変数Counterの値をトリップ番号57に代入する。
データ処理装置20は、その時間差が連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)よりも小さい場合(ステップS350“NO”)、そのプローブカーが正常に走行していると判断し、トリップ属性58を0に設定する(ステップS400)。
データ処理装置20は、車両番号nに対応するトリップデータリスト内にある全てのトリップデータniにおいて、ステップS300〜ステップS400の処理を繰り返し実行する。データ処理装置20は、さらに、時系列トリップデータに存在する全ての車両番号において、ステップS300〜ステップS400の処理を繰り返し実行する。
その合併処理は、トリップ切分け判定処理が実行された後に実行される。データ処理装置20は、時系列トリップデータのうちの車両番号nに対応するトリップデータリストに基づいて経路を複数のトリップに分割する。属性58が「長時間駐車」の分割されたトリップに対して、その分割位置が所在する道路リンクを算出する。もし、該道路リンクに、複数の車のトリップが「長時間駐車」の理由で切分けられた場合、車両が長時間駐車と誤って判断されてしまうことになるため、切り分けられたトリップを改めて一つに合併することになる。その経路は、そのトリップデータリストに含まれる複数のトリップデータが示す複数の位置を辿る経路を示し、車両番号nにより識別されるプローブカーが走行した経路を示している。その複数のトリップは、それぞれ、車両番号nにより識別されるプローブカーが走行した経路の部分を示し、その複数のトリップデータのうちのトリップ番号57が一致しているトリップデータが示す複数の位置を辿っている。その分割位置は、その経路がその複数のトリップに分割される位置を示し、その複数のトリップデータのうちのトリップ番号57が切り換わる2つのトリップデータがそれぞれ示す2つに位置の近傍を示している。すなわち、その分割位置は、トリップ属性58が「走行開始」または「長時間駐車」または「低頻度トリップデータ」を示すトリップデータの位置52が示す位置に概ね一致している。
その道路交通情報作成処理は、そのトリップ切分け判定処理と合併処理とが実行された後に実行される。データ処理装置20は、時系列トリップデータのうちの車両番号nに対応するトリップデータリストに基づいて複数のトリップを算出する。その複数のトリップは、それぞれ、車両番号nにより識別されるプローブカーが走行した経路の部分を示し、その複数のトリップデータのうちのトリップ番号57が一致しているトリップデータが示す複数の位置を辿っている。データ処理装置20は、その複数のトリップの各々を示す複数のトリップデータに基づいて、道路交通情報を作成する。その道路交通情報は、渋滞している渋滞区間を示し、または、車両が走行する経路の旅行時間を示している。このような道路交通情報の作成に関する一般的な方法は、周知である。
図8は、あるプローブカーから収集された複数のトリップデータを示している。このとき、停車規定距離(D_Allow)は、20mを示している。長時間駐車規定時間(TripStopTime)は、150秒を示している。連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)は、300秒を示している。時刻(10:20:20)におけるトリップデータは、最初のデータでるために、トリップ属性58が2に設定され、トリップ番号が1に設定される。つまり、車両の運転が時刻(10:20:20)に開始されたことを意味する。
時刻(10:20:50)におけるトリップデータは、1つ前の時刻(10:20:20)におけるトリップデータとの距離の差が停車規定距離(D_Allow)より大きいため、車両は走行中であると判断される。更に、時刻(10:20:50)におけるトリップデータは、1つ前の時刻(10:20:20)におけるトリップデータとの時間の差(30秒)が連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)より小さいため、車両は正常に走行中であると判断される。同様に、時刻(10:21:20)におけるトリップデータからも、車両は正常に走行していると判断される。
時刻(10:21:50)におけるトリップデータは、時刻(10:21:20)におけるトリップデータとの距離の差が停車規定距離(D_Allow)より小さいため、車両は一時停止していると判断される。更に、時刻(10:21:50)におけるトリップデータは、時刻(10:21:20)におけるトリップデータとの時間の差(30秒)が、長時間駐車規定時間(TripStopTime)よりも小さいため、車両は信号待ちなどによって一時停止していると判断される。一時停止の属性が設定されることによって、時刻(10:21:50)におけるトリップデータは、プローブデータリストから削除される。
同様に、時刻(10:22:20)におけるトリップデータは、1つ前の時刻(10:21:50)におけるトリップデータとの距離の差が停車規定距離(D_Allow)より小さいため、車両は一時停止していると判断される。更に、時刻(10:22:20)におけるトリップデータは、時刻(10:21:50)におけるトリップデータとの時間の差(30秒)が、長時間駐車規定時間(TripStopTime)よりも小さいため、車両は信号待ちなどによって一時停止していると判断される。一時停止の属性が設定されることによって、時刻(10:22:20)におけるトリップデータは、プローブデータリストから削除される。
続いて、時刻(10:23:20)におけるトリップデータは、1つ前の時刻(10:22:20)におけるトリップデータとの距離の差が停車規定距離(D_Allow)よりも大きいため、車両は正常に走行中であると判断される。更に、時刻(10:23:20)におけるトリップデータは、1つ前の時刻(10:22:20)におけるトリップデータとの時間の差(60秒)が連続性規定時間(MaxTimeStampInterval)より小さいため、車両は正常に走行していると判断される。同様に、時刻(10:23:50)以降のトリップデータにおいても、車両は正常に走行していると判断される。
このとき、このような複数のトリップデータは、図9に示されているように、トリップ切分け判定処理部23によって、トリップ番号の1が、時刻(10:20:20)、時刻(10:20:50)、時刻(10:21:20)、時刻(10:23:20)、時刻(10:23:50)、時刻(10:24:20)、時刻(10:24:50)及び時刻(10:24:55)におけるトリップデータに対して設定される。図9に示されているように、時系列的に得られたトリップデータが、同一のトリップに纏められる。
図10は、あるプローブカーから収集された他の複数のトリップデータを示している。時刻(10:20:20)におけるトリップデータは、最初のデータであるため、トリップ属性58は2に設定され、トリップ番号は1に設定される。つまり、車両の運転が時刻(10:20:20)に開始されたことを意味する。続いて、時刻(10:20:50)におけるトリップデータから、また、時刻(10:21:20)におけるトリップデータから、車両は正常に走行していると判断される。
一方、時刻(10:21:50)、時刻(10:22:20)、時刻(10:22:50)及び時刻(10:23:20)におけるトリップデータから、車両は一時停止していると判断される。これらのトリップデータは、プローブデータリストから削除される。
時刻(10:24:20)におけるトリップデータは、プローブデータリストに残された1つ前の時刻(10:21:20)におけるトリップデータとの距離の差が停車規定距離(D_Allow)より小さく、かつ時間の差(180秒)が長時間駐車規定時間(TripStopTime)より大きいため、車両は長期駐車していると判断される。時刻(10:24:20)におけるトリップデータのトリップ属性58は3に設定され、トリップ番号が更新される。
時刻(10:24:50)、時刻(10:25:10)及び時刻(10:25:20)におけるトリップデータから、車両は正常に走行していると判断される。
このとき、このような複数のトリップデータは、図11に示されているように、トリップ切分け判定処理部23によって、トリップ番号の1が、時刻(10:20:20)、時刻(10:20:50)及び時刻(10:21:20)におけるトリップデータに対して設定される。また、トリップ番号の2が、時刻(10:24:20)、時刻(10:24:50)、時刻(10:25:10)及び時刻(10:25:20)におけるトリップデータに対して設定される。図11に示されているように、時系列的に得られたトリップデータが、トリップ番号1のトリップと、トリップ番号2のトリップとの異なるトリップに分割される。
本発明による道路交通情報作成方法は、停止判断、駐車判定、データ頻度判断などを行って、トリップデータをトリップ単位で切分けるので、道路交通状況に沿わない車両の異常走行状態の排除や、低頻度データの検出などが可能になり、より精度高い特定道路区間の旅行時間の推計が可能になる。本発明による道路交通情報作成方法は、さらに、前回の計算周期におけるトリップデータを利用するなどするので、特定道路区間の旅行時間計算や車両の走行軌跡判定に必要な情報量を維持しながら、各計算周期におけるトリップの前後関係をトータル的に考慮しやすい時系列トリップデータを作成することができる。本発明による道路交通情報作成方法は、さらに、この時系列トリップデータ構造を作成することによって、低頻度データや複雑な道路ネットワークにおいても、精度高く走行軌跡の判定や特定道路区間の旅行時間計算が可能になる。
本発明による道路交通情報作成方法は、初期化処理において、前回の計算周期における最後のトリップデータを、今回の計算周期で利用するようにしている。このため、本発明による道路交通情報作成方法は、初期化処理により、前回の計算周期における最後のトリップと、今回の計算周期における最初のトリップとを、一つのトリップに纏めることが可能になる。前回の計算周期におけるトリップデータは、計算周期などの人為的な設定(例えば5分)によって、今回の計算周期で利用が困難になることがある。本発明による道路交通情報作成方法では、前回の計算周期における最終のトリップデータを利用して、異なる計算周期で別々に切分けられた2つのトリップを繋げることができる。
図10及び図11の例では、停車時間が信号周期よりも長い渋滞の場合、駐車判定によって、車両が長時間駐車と誤って判断されてしまうことになる。本発明による道路交通情報作成方法は、合併処理によりこのような長時間駐車が車両の個別行動ではなく、交通渋滞によるものと見られる。このため、本発明による道路交通情報作成方法は、誤って排除された駐車時間を、交通渋滞による停止時間として、道路交通の渋滞状況に反映することが可能になる。
なお、本発明による道路交通情報作成方法は、その合併処理を省略することもできる。
100:道路交通情報作成装置
10 :生データ記憶装置
11 :プローブ生データ格納部
20 :データ処理装置
21 :初期化処理部
22 :読み込み処理部
23 :トリップ切分け判定処理部
24 :合併処理部
25 :道路交通情報作成部
30 :データ記憶装置
31 :時系列トリップデータ構造格納部
40 :時系列トリップデータ
41 :車両番号集合
42 :トリップデータリスト集合
50 :トリップデータ
51 :日時
52 :位置
53 :方位
54 :速度
55 :タクシー状態
56 :データ世代区別
57 :トリップ番号
58 :トリップ属性
59 :拡張情報
10 :生データ記憶装置
11 :プローブ生データ格納部
20 :データ処理装置
21 :初期化処理部
22 :読み込み処理部
23 :トリップ切分け判定処理部
24 :合併処理部
25 :道路交通情報作成部
30 :データ記憶装置
31 :時系列トリップデータ構造格納部
40 :時系列トリップデータ
41 :車両番号集合
42 :トリップデータリスト集合
50 :トリップデータ
51 :日時
52 :位置
53 :方位
54 :速度
55 :タクシー状態
56 :データ世代区別
57 :トリップ番号
58 :トリップ属性
59 :拡張情報
Claims (24)
- 車両から収集された複数プローブ生データを記憶装置に書き込む読み込み処理部と、
前記複数プローブ生データに基づいて前記車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成するトリップ切分け判定処理部とを具備し、
前記複数プローブ生データの各々は、時刻と前記車両が前記時刻に配置された位置とを示し、
前記時系列トリップデータは、
前記複数プローブ生データと、
前記複数プローブ生データの各々を前記複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番とを示す
道路交通情報作成装置。 - 請求項1において、
所定経路を車両が移動する旅行時間を前記時系列トリップデータに基づいて算出する道路交通情報作成部
をさらに具備する道路交通情報作成装置。 - 請求項2において、
前記複数プローブ生データのうちの第1プローブ生データが示す位置から前記複数プローブ生データのうちの前記第1プローブ生データと時間的に隣接する第2プローブ生データが示す位置までの距離が所定距離より短く、かつ、前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が所定時間より長いときに、前記複数トリップのうちの前記第1プローブ生データに対応する第1トリップは、前記複数トリップのうちの前記第2プローブ生データに対応する第2トリップと異なる
道路交通情報作成装置。 - 請求項3において、
前記第1プローブ生データが示す位置から前記第2プローブ生データが示す位置までの距離が前記所定距離より長く、かつ、前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が他の所定時間より長いときに、前記第1トリップは、前記第2トリップと異なる
道路交通情報作成装置。 - 請求項3または請求項4のいずれかにおいて、
前記プローブ生データの各々は、前記車両に車載されるメーター機が操作されることにより更新された前記時刻での状態情報をさらに示し、
前記第1プローブ生データが示す状態情報が前記第2プローブ生データが示す状態情報と異なるときに、前記第1トリップは、前記第2トリップと異なる
道路交通情報作成装置。 - 請求項5において、
前記状態情報は、前記車両が顧客を乗車させている実車と前記車両が顧客を乗車させていない空車とのうちから選択された1つの状態を示す
道路交通情報作成装置。 - 請求項3において、
前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が前記所定時間より長く、かつ、前記第1プローブ生データが示す位置と前記第2プローブ生データが示す位置とが所定位置の近傍であるときに、前記第1トリップと前記第2トリップとを1つのトリップに結合する合併処理部
をさらに具備する道路交通情報作成装置。 - 請求項7において、
前記所定位置は、前記車両と異なる他の車両から収集された他の複数プローブ生データのうちの第3プローブ生データが示す位置から前記他の複数プローブ生データのうちの前記第3プローブ生データと時間的に隣接する第4プローブ生データが示す位置までの距離が前記所定距離より短く、かつ、前記第3プローブ生データが示す時刻から前記第4プローブ生データが示す時刻までの時間が前記所定時間より長いときに、前記第3プローブ生データが示す位置と前記第4プローブ生データが示す位置との近傍を示す
道路交通情報作成装置。 - 車両から収集された複数プローブ生データを記憶装置に書き込むステップと、
前記複数プローブ生データに基づいて前記車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成するステップとを具備し、
前記複数プローブ生データの各々は、時刻と前記車両が前記時刻に配置された位置とを示し、
前記時系列トリップデータは、
前記複数プローブ生データと、
前記複数プローブ生データの各々を前記複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番とを示す
道路交通情報作成方法。 - 請求項9において、
所定経路を車両が移動する旅行時間を前記時系列トリップデータに基づいて算出するステップ
をさらに具備する道路交通情報作成方法。 - 請求項10において、
前記複数プローブ生データのうちの第1プローブ生データが示す位置から前記複数プローブ生データのうちの前記第1プローブ生データと時間的に隣接する第2プローブ生データが示す位置までの距離が所定距離より短く、かつ、前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が所定時間より長いときに、前記複数トリップのうちの前記第1プローブ生データに対応する第1トリップは、前記複数トリップのうちの前記第2プローブ生データに対応する第2トリップと異なる
道路交通情報作成方法。 - 請求項11において、
前記第1プローブ生データが示す位置から前記第2プローブ生データが示す位置までの距離が前記所定距離より長く、かつ、前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が他の所定時間より長いときに、前記第1トリップは、前記第2トリップと異なる
道路交通情報作成方法。 - 請求項11または請求項12のいずれかにおいて、
前記プローブ生データの各々は、前記車両に車載されるメーター機が操作されることにより更新された前記時刻での状態情報をさらに示し、
前記第1プローブ生データが示す状態情報が前記第2プローブ生データが示す状態情報と異なるときに、前記第1トリップは、前記第2トリップと異なる
道路交通情報作成方法。 - 請求項13において、
前記状態情報は、前記車両が顧客を乗車させている実車と前記車両が顧客を乗車させていない空車とのうちから選択された1つの状態を示す
道路交通情報作成方法。 - 請求項11において、
前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が前記所定時間より長く、かつ、前記第1プローブ生データが示す位置と前記第2プローブ生データが示す位置とが所定位置の近傍であるときに、前記第1トリップと前記第2トリップとを1つのトリップに結合するステップ
をさらに具備する道路交通情報作成方法。 - 請求項15において、
前記所定位置は、前記車両と異なる他の車両から収集された他の複数プローブ生データのうちの第3プローブ生データが示す位置から前記他の複数プローブ生データのうちの前記第3プローブ生データと時間的に隣接する第4プローブ生データが示す位置までの距離が前記所定距離より短く、かつ、前記第3プローブ生データが示す時刻から前記第4プローブ生データが示す時刻までの時間が前記所定時間より長いときに、前記第3プローブ生データが示す位置と前記第4プローブ生データが示す位置との近傍を示す
道路交通情報作成方法。 - 車両から収集された複数プローブ生データを記憶装置に書き込む読み込み処理部と、
前記複数プローブ生データに基づいて前記車両が走行した経路を複数トリップに分割することにより複数時系列トリップデータを作成するトリップ切分け判定処理部とをコンピュータに実現させるための道路交通情報作成プログラムであり、
前記複数プローブ生データの各々は、時刻と前記車両が前記時刻に配置された位置とを示し、
前記時系列トリップデータは、
前記複数プローブ生データと、
前記複数プローブ生データの各々を前記複数トリップのいずれかに対応付けるトリップ追番とを示す
道路交通情報作成プログラム。 - 請求項17において、
所定経路を車両が移動する旅行時間を前記時系列トリップデータに基づいて算出する道路交通情報作成部
を前記コンピュータにさらに実現させる道路交通情報作成プログラム。 - 請求項18において、
前記複数プローブ生データのうちの第1プローブ生データが示す位置から前記複数プローブ生データのうちの前記第1プローブ生データと時間的に隣接する第2プローブ生データが示す位置までの距離が所定距離より短く、かつ、前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が所定時間より長いときに、前記複数トリップのうちの前記第1プローブ生データに対応する第1トリップは、前記複数トリップのうちの前記第2プローブ生データに対応する第2トリップと異なる
道路交通情報作成プログラム。 - 請求項19において、
前記第1プローブ生データが示す位置から前記第2プローブ生データが示す位置までの距離が前記所定距離より長く、かつ、前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が他の所定時間より長いときに、前記第1トリップは、前記第2トリップと異なる
道路交通情報作成プログラム。 - 請求項19または請求項20のいずれかにおいて、
前記プローブ生データの各々は、前記車両に車載されるメーター機が操作されることにより更新された前記時刻での状態情報をさらに示し、
前記第1プローブ生データが示す状態情報が前記第2プローブ生データが示す状態情報と異なるときに、前記第1トリップは、前記第2トリップと異なる
道路交通情報作成プログラム。 - 請求項21において、
前記状態情報は、前記車両が顧客を乗車させている実車と前記車両が顧客を乗車させていない空車とのうちから選択された1つの状態を示す
道路交通情報作成プログラム。 - 請求項19において、
前記第1プローブ生データが示す時刻から前記第2プローブ生データが示す時刻までの時間が前記所定時間より長く、かつ、前記第1プローブ生データが示す位置と前記第2プローブ生データが示す位置とが所定位置の近傍であるときに、前記第1トリップと前記第2トリップとを1つのトリップに結合する合併処理部
を前記コンピュータにさらに実現させる道路交通情報作成プログラム。 - 請求項23において、
前記所定位置は、前記車両と異なる他の車両から収集された他の複数プローブ生データのうちの第3プローブ生データが示す位置から前記他の複数プローブ生データのうちの前記第3プローブ生データと時間的に隣接する第4プローブ生データが示す位置までの距離が前記所定距離より短く、かつ、前記第3プローブ生データが示す時刻から前記第4プローブ生データが示す時刻までの時間が前記所定時間より長いときに、前記第3プローブ生データが示す位置と前記第4プローブ生データが示す位置との近傍を示す
道路交通情報作成プログラム。
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