JP2010204205A - 光源装置、光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光源装置、光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】組付け誤差の影響によるビーム径の劣化を防ぎ、ビームピッチ偏差を抑え、安定した光学性能を実現しつつ小型の光走査装置を実現すること、低コストで低消費電力に適し、安定した画像品質を実現可能な画像形成装置の実現を図ること。そのための光源装置の提供。
【解決手段】光源装置1に関し、カップリングレンズ104をレンズ保持部材103に固定するのに薄肉部103a1の熱カシメによる溶着、光源を保持した光源保持部材102をレンズ保持部材103に固定するのに薄肉部103c1の熱カシメによる溶着を行うこととし、かかる光源装置を光走査装置や画像形成装置に用いた。
【選択図】図5

Description

本発明は、光源装置、該光源装置を用いた光走査装置及び該光源装置又は該光走査装置を用いた複写装置、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ、複合機、等の画像形成装置に関する。
(1)光走査装置、画像形成装置について:
レーザプリンタ等に関連して広く知られた光走査装置は一般に、光源側からの光ビームを光偏向器により偏向させ、fθレンズ等の走査結像光学系により被走査面に向けて集光して被走査面上に光スポットを形成し、この光スポットで被走査面を光走査(主走査)するように構成されている。被走査面の実体をなすものは光導電性の感光体等、感光媒体の感光面である。また、フルカラー画像形成装置の一例として、4つの感光体を記録紙の搬送方向に配列し、これらの各感光体に対応した複数の光源装置から放射された光ビームを1つの偏向手段により偏向走査し、各感光体に対応する複数の走査結像光学系により各感光体に同時に露光して潜像をつくり、これらの潜像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなどの各々異なる色の現像剤を使用する現像器で可視像化したのち、これらの可視像を同一の記録紙に順次重ね合わせて転写し定着することで、カラー画像を得ることができるように構成されている。このように、光走査装置と感光体の組み合わせを2組以上用いて、2色画像や多色画像、カラー画像等を得るようにした画像形成装置は「タンデム式画像形成装置」として知られている。
このようなタンデム式画像形成装置として、複数の感光媒体が単一の光偏向器を共用する方式のものが開示されている。
(a)感光体表面をレーザ光が走査する方向と感光体表面上に一直線上に並んだレーザ光スポットを結ぶ線との成す角度を可変としたレーザ走査光学装置に関連して、略平行でかつ副走査方向に離れた複数の光束を偏向器に入射し、複数の光束に対応する複数の走査光学素子を副走査方向に並べて走査するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
(b)偏向器の片側より光束が入射し、出射する光ビームがL1、L2、L3の3つの走査光学系を通過するようになっていて、L1、L2は異なる被走査面に向かう複数の光束が通過し、L3は各被走査面毎に設けられているものが開示されている(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。
このように、複数の被走査面で光偏向器を共用すると、光偏向器の数を減らすことにより、画像形成装置をコンパクト化することが可能になる。しかし、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4つの異なる被走査面(感光体)を持つフルカラー対応の画像形成装置の光走査装置としては、光偏向器の数を減らすことは可能だが、副走査方向に並べられた複数の感光体に向かう光ビームを略平行に並べて光偏向器に入射させるため、ポリゴンミラーが副走査方向に大型化する。このことから一般的に、光走査装置内の光学素子のうち、ポリゴンミラー部のコストは高いため、装置全体の低コスト化、及び小型化を狙う場合において、ポリゴンミラーの使用は適しないといえる。
(2)斜入射光学系について:
さらに最近では、カラー画像形成装置の光走査装置において、単一の光偏向器として低コスト化を図る手段として、光偏向器の偏向反射面に副走査方向に角度をもたせて光ビームを入射させる斜め入射光学系が知られている(例えば、特許文献5参照)。前記斜め入射光学系は、複数の光ビームがそれぞれ偏向反射面で偏向反射された後に、各々対応する被走査面(感光体)に、折返しミラーなどで分離され導かれる。この時、それぞれの光ビームの副走査方向の角度(光偏向器に斜め入射する角度)は、前記ミラーで各光束が分離可能な角度に設定されている。この斜め入射光学系を用いることで、前記ミラーで各光束が分離可能な副走査方向の隣接する光ビームの間隔を、光偏向器の大型化(副走査方向へのポリゴンミラーの多段化、厚肉化)無しに実現可能となる。
しかし反面、斜め入射方式には「走査線曲がり」が大きいという問題がある。この走査線曲がり発生量は、前記各光ビームの副走査方向の斜め入射角により異なり、各々の光ビームで描かれた潜像を各色のトナーにより重ね合わせ可視化した際に、色ずれとなって現れてしまう。また、斜め入射することにより、光束が走査レンズにねじれて入射することで、波面収差も増大し、特に周辺の像高で光学性能が著しく劣化し、ビームスポット径が太ってしまい、高画質化を妨げる要因となる。
このような、斜め入射方式に固有の「大きな走査線曲がり」を補正する方法として、走査結像光学系に「副走査断面内におけるレンズ面の固有傾きを、走査線曲がりを補正するように主走査方向へ変化させたレンズ面を有するレンズ」を含める方法(例えば、特許文献6参照)や、走査結像光学系に「副走査断面内における反射面の固有傾きを、走査線曲がりを補正するように主走査方向へ変化させた反射面を有する補正反射面」を含める方法(例えば、特許文献7参照)等が提案されている。
また、斜め入射される光束を走査レンズの軸外を通し、走査レンズの子線の非球面量を主走査方向に沿って変化させる面を用いて走査線の位置を揃える方法(例えば、特許文献8参照)が提案されている。しかし、本公報においては、1枚の走査レンズにて補正を行う例を挙げており、前記走査線曲がりの補正は可能であるが、以下に説明する波面収差増大によるビームスポット径の劣化については記述されていない。
斜め入射方式の問題点といえる上記「走査線曲がりと波面収差の劣化」を良好に補正できる光走査装置として、走査結像光学系に複数の回転非対称レンズを含め、これら回転非対称レンズのレンズ面の子線頂点を結ぶ母線形状を副走査方向に湾曲させたものが提案されている(例えば、特許文献9参照)。しかし、これらは設計値での補正方法は記載されているものの、光学素子の組み付け誤差、加工誤差等の影響により、斜入射角が変化することにより、設計時に補正した走査線曲がりや波面収差が劣化し、画像品質を低下させてしまう。
また、別の課題として、組み付け誤差、加工誤差の影響で斜め入射角度が変化した場合、走査レンズ、折返しミラーなどの光学素子により光ビームが「ケラレ」てしまい、ビームスポット径の劣化、更には、被走査面に光ビームが到達しないという問題が発生する。各光学素子を精度よく加工し、組み付けることでかかる不利益を低減できるが、部品の大幅なコストアップや、組み付けの難易度が上がることで、組み付け時間が増大し現実的ではない。
斜め入射光学系においては、偏向反射面へ斜入射させる角度が増大すると、諸収差が劣化し光学性能が劣化する。具体的には波面収差の劣化によるビームスポット径の劣化、走査線曲がりの増大などが挙げられる。光学性能面、及び、光走査装置の小型化の観点からも、斜め入射角をできるだけ小さく設定することが望ましい。しかしながら、斜め入射角を小さくすると、各々対応する被走査面に各光ビームを分離するのが困難になる。これは、斜め入射角を小さく設定しつつ、異なる被走査面へ向かう光ビームを分離可能にするため、前記分離位置での光ビームの副走査方向の間隔は極力狭く設定される。この時、斜め入射角が変化し、光ビームが副走査方向に変化すると、光学素子に光ビームの一部がケラレ、ビームスポット径が太ってしまい、「ケラレ」ない場合、もしくは、ケラレ量によりビームスポット径が変動するため、安定したビームスポット径を得ることができない。
斜め入射光学系の光源装置の例として、出射した光束が副走査方向で所定の角度をなして互いに交差する、異なる筐体にパッケージ化された複数の光源と、前記複数の光源から出射したそれぞれの光束を略平行な光束にそれぞれ変換する複数のコリメータレンズと、前記複数の光源から出射した光束をそれぞれ異なる対象物に結像させる走査結像手段とを有する走査式光学装置において、前記それぞれの光源およびコリメータレンズを保持する鏡筒部を、それぞれの光源の光軸を傾斜させて一体化して設けるとともに、前記それぞれの光源またはコリメータレンズを照射位置およびピント方向に独立して調整可能に保持する鏡筒部材を備えた構成が知られている(例えば、特許文献10参照)。
しかし、該特許文献10において、前記、組み付け誤差、加工誤差の影響で斜入射角度が変化することに伴う上記問題は解決されていない。全ての光学素子が組みつけられた後にカップリングレンズを調整し、副走査方向の角度を調整する手段も考えられるが、光源装置の組み付けや調整が複雑になり、調整時間の増大などの問題も発生し望ましくない。
従来の光源装置では、カップリングレンズはその保持部材に対して接着剤により保持され(例えば、特許文献11、12参照)、或いはV溝に載置して上から板ばねで保持する(例えば、特許文献13、14、15参照)、光源は保持部材をネジにより締結されることが多い。光源装置を構成する際には、光軸やピントなどの調整を伴う。接着剤を用いる場合、その調整時に接着層の不均一性が発生し、光ビームの劣化へとつながる。また、ネジ締結を用いる場合には、複数間のネジ圧力の不均一性が生じ、接着剤と同様に光ビームの劣化へとつながる。接着剤やネジ等の調整に使用する部品も増え、作業工程も煩雑になり、調整時間の増大につながる。
本発明は上述の事情の下になされたもので、良好で且つ安定した光学性能を実現しつつ小型の光走査装置を実現する光源装置を提供することを第一の課題とする。光源装置の組付け誤差の影響によるビーム径の劣化を防ぎ、ビームピッチ偏差を抑えることを第二の課題とする。低コストで低消費電力に適し、良好で安定した画像品質を実現可能な画像形成装置の実現を第三の課題とする。
前記課題を達成するため請求項1に係る発明は、光源と、該光源を保持する光源保持部材と、該光源から発する光ビームを所望の光束にするカップリングレンズと、該カップリングレンズを保持するカップリングレンズ保持部材とを有する光源装置において、前記カップリングレンズ保持部材に対する前記カップリングレンズ又は前記光源保持部材の何れか又は両方の固定を、熱カシメにより行うこととした。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の光源装置において、前記カップリングレンズ保持部材には光を通すための開口があり、この開口の一方の出口のまわりは前記カップリングレンズを取り付けるための取付部が構成され、前記カップリングレンズの光軸位置を調整してから固定するための手段として、前記カップリングレンズと当接する平坦面であって該カップリングレンズの光軸と直交する設置面と、この設置面を囲むようにして光軸方向に起立し前記カップリングレンズの調整範囲を規定する調整枠と、この調整枠の先端部に形成された熱カシメ用の薄肉部を有することとした。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の光源装置において、前記カップリングレンズ保持部材には前記カップリングレンズの光軸方向に形成された光源装置設置溝があり、前記光源保持部材には前記光源装置設置溝に嵌合し摺動可能な凸部があり、前記光軸保持部材が光軸方向の位置調整をしてから固定するための手段として前記光源設置溝の、前記光源保持部材と嵌合する端部において、前記光軸方向と直交する方向に起立する熱カシメ用の薄肉部からなることとした。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の光源装置において、前記カップリングレンズ保持部材には光を通すための開口があり、この開口の一方の出口のまわりは前記光源保持部材を取り付けるための取付部が構成され、この取付部は、前記光源の光軸位置を調整してから固定するための手段として、前記光源保持部材と当接する平坦面であって該光源の光軸と直交する設置面と、この設置面を囲むようにして光軸方向に起立し前記光源の調整範囲を規定する調整枠と、この調整枠の先端部に形成された熱カシメ用の薄肉部を有することとした。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の光源装置において、前記カップリングレンズ保持部材には前記カップリングレンズの光軸進行方向に沿って前記カップリングレンズを摺動可能に支持するレンズ設置溝を有したレンズ支持台が一体化されており、このレンズ支持台には光ビームを所望の光束径にするアパーチャが一体的に保持されていることとした。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の光源装置において、前記光源として、複数の発光点を有する光源を用いていることとした。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の光源装置において、前記光源保持部材が金属、前記カップリングレンズ保持部材が樹脂からなることとした。
請求項8に係る発明は、画像形成用に整えられた形状の光束を出射する光源装置と、該光源装置より出射された光ビームを感光体の軸方向である主走査方向に走査する光偏向器を具備してなる光走査装置において、前記光源装置として請求項1乃至6の何れかに記載の光源装置を用いた。
請求項9に係る発明は、請求項8記載の光走査装置において、前記光源装置から発して前記光偏向器に向かう光ビームが前記主走査方向と直交する副走査方向に所定角度傾いて入射する斜め入射の構成となるように、前記偏向器に対する前記光源装置の配置を設定した。
請求項10に係る発明は、光ビームを感光体上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより可視像化し、記録媒体に転写し、定着して記録画像を得る画像形成装置において、前記光ビームを出射する光源装置として請求項1乃至7記載の光源装置を用い、又は前記光ビームを感光体に走査する手段として請求項8乃至9記載の光走査装置を用いることとした。
本発明では、光源装置に関し、走査光の光源や走査光が経由する光学部材の固定手段として機械的な固定手段を使用することなく、光源及びカップリングレンズの何れか又は両者を被保持部材に固定した光源装置の構成を可能とし、調整時においても、カップリングレンズと光源を位置調整された状態を保持したまま固着することが可能となり、機械的な固定手段等による従来技術に比べて固定部の不均一性を抑え光源装置の組付け誤差の影響によるビーム径の劣化を防ぎ、複数ビーム書き込み系ではビームピッチ偏差を抑えることが可能となる。
本発明では、光走査装置に関し、光源装置における熱カシメにより良好で且つ安定した光学性能を実現しつつ、斜め入射の構成を採ることで小型の光走査装置を実現することができる。
本発明では、画像形成装置に関し、光源装置に熱カシメを採用したことから低コストで低消費電力に適し、走査用光ビームの位置が高精度に安定して得られることから良好で安定した画像品質を実現可能な画像形成装置の実現が可能となる。
第1の実施形態に係る光源装置をカップリングレンズ側からみたときの斜視図である。 第1の実施形態に係る光源装置を光源側からみたときの斜視図である。 第1の実施形態に係る光源装置をカップリングレンズ側からみたときの正面図である。 第1の実施形態に係る光源装置の断面図である。 第1の実施形態に係る光源装置をカップリングレンズ側からみたときの分解斜視図である。 第1の実施形態に係る光源装置を光源側からみたときの分解斜視図である。 光走査装置における斜め入射の構成を説明した図である。 斜め入射による光走査装置による感光体への光路を説明した図である。 画像形成装置の概略構成図である。 第2の実施形態に係る光源装置をカップリングレンズ側からみたときの斜視図である。 第2の実施形態に係る光源装置を光源側からみたときの斜視図である。 第2の実施形態に係る光源装置の側面図である。 第2の実施形態に係る光源装置の断面図である。 第2の実施形態に係る光源装置をカップリングレンズ側からみたときの分解斜視図である。 第2の実施形態に係る光源装置を光源側からみたときの分解斜視図である。 第2の実施形態の変形例でマルチビーム光源装置をカップリングレンズ側からみたときの分解斜視図である。 第2の実施形態の変形例でマルチビーム光源装置を光源側からみたときの分解斜視図である。
[第1の実施形態]
[例1]
本例は、光源と、該光源を保持する光源保持部材と、該光源から発する光ビームを、所望の状態になるように収束もしくは発散させる役割をもつカップリングレンズと、該カップリングレンズを保持するカップリングレンズ保持部材とを有する光源装置において、前記カップリングレンズ保持部材に対する前記カップリングレンズの固定及び前記カップリングレンズ保持部材に対する前記光源保持部材の固定を共に熱カシメにより行う例である。
本例において、前記カップリングレンズに対して前記光源保持部材は光軸方向に位置調節可能であり、調節後に固定される。
本例では前記カップリングレンズ保持部材に対する前記カップリングレンズの固定及び前記カップリングレンズ保持部材に対する前記光源保持部材の固定が共に熱カシメによる固定であるので、機械的な固定手段である締結部品を用いることなく、調整時間の短縮を図り、小型かつ安価で、交換が容易な光源装置の提供が可能となる。また、光源またはカップリングレンズの少なくとも一方を熱カシメで固定することによっても、その部位について同様の利益を得る。光源装置の基本構成について説明を加える。
<光源装置の構成>
図1乃至図6を適宜参照しつつ説明する。本例の光源装置1は、半導体レーザによる光源101と、該光源101を保持する光源保持部材102と、該光源101から発する光ビームを所望の光束にするカップリングレンズ104と、該カップリングレンズ104を保持するカップリングレンズ保持部材103を主な要素としている。
<光源装置における要素部材の固定手段>
図4〜図6に示すように光源101は、大径のフランジ状部(ヒートシンク部)101aと、このフランジ状部101aに隣接する小径の円筒状部101bを有する。このフランジ状部101aを、円環状をした光源保持部材102の内径部102aに嵌合させ締まり嵌めにより、光源101は光源保持部材102と一体化されている。
このようにして一体化された光源保持部材102の組み付け対象物であるカップリングレンズ保持部材103は全体としてその側面形状が概略凸字状をなしており、その中央から突出した部位が円筒状部103dを形成している。この円筒状部103dの内径部103d1は光を通すための開口であり、ここには光源保持部材102の外径部が挿入嵌合される。この円筒状部103dの基端側は平板状部103eと一体化されている。平板状部103eはカップリングレンズ保持部材103を光源装置本体(一例を図16に符号208で例示)等に取り付ける際の取付座としても機能し、取り付け用のねじ孔が形成されている。また、円筒状部103dにおいて基端側の反対側である自由端側の端部にはカップリングレンズ104が固定される。
円筒状部103dの基端側であって平板状部103eの設置方向と直交する方向上には、円筒状部103dの肉厚部を貫通して光源保持部材102を設置するための光源装置設置溝103cが直径方向上に対向して2つ形成されている。これら光源装置設置溝103cは円筒状部103dの軸線方向(カップリングレンズの光軸上)に長さを有する形状をしている。さらに、この光源装置設置溝103cには該溝幅を確保しつつ、円筒状部103dの半径方向外方(カップリングレンズの光軸と交差する高さ方向)に突出し、この突出方向に高さをもつ薄肉の板状をした薄肉部103c1が該円筒状部103dの長手方向に長さを有して形成されている。すなわち、薄肉部103c1は、光源保持部材102が光軸方向の位置調整をされたのち、カップリングレンズ保持部材103に固定するための手段であって、光源設置溝103cの、光源保持部材102に設けられた凸部102bと嵌合する端部において、光軸方向と直交する方向に起立する熱カシメ用の薄肉部である。一方、光源保持部材102の外円周面には直径方向上で対向して2つの4角柱状の凸部102bが形成されている。これらの凸部102bは光源保持部材102の軸線方向に整列されている。2つの凸部102bはそれぞれ、2つの光源装置設置溝103cに嵌合して摺動可能である。
こうして光源保持部材102は、カップリングレンズ保持部材103の光源装置設置溝103cに摺動される状態で装着される。この装着状態で、薄肉部103c1は後工程の熱カシメ工程において固定がより効果的になるように凸部102bの頂部よりも少し高い高さ寸法を有している。これにより、熱カシメにおいて薄肉部103c1の頂部が軟化溶融して凸部の頂部にまわりこみ両部材の一体化による固定を強固にできる。
<光源の位置調整>
光源101の位置調整について説明を加える。光源101を保持した光源保持部材102は、カップリングレンズ保持部材103上に設けられた光源装置設置溝103cに凸部102bが嵌合摺動可能に設置されることにより、光軸方向での調整を可能とする。光源保持部材102が、光源装置設置溝103cに沿って位置を調整された後、光源装置設置溝103c上に設けられた熱カシメ用の薄肉部103c1に熱を加えられる。薄肉部103c1の薄肉部が溶けることにより光源保持部材102と一体の凸部102がカップリングレンズ保持部材103と一体化し、溶けた箇所が固まることにより、光源保持部材102とカップリングレンズ103の位置関係が保持されることになる。
<カップリングレンズの固定手段>
図1乃至図6を適宜参照しつつ説明する。カップリングレンズ104は、円筒状部103d上、光源保持部材102が装着された該円筒状部103dの基端側の反対側に保持される。カップリングレンズ保持部材103の内径部103d1の、光源保持部材102が装着された基端側の反対側(自由端側)の出口端面のまわりはカップリングレンズ104を取り付けるための取付部を構成し、カップリングレンズ104の光軸位置を調整してから固定するための手段として、カップリングレンズ104と当接する平坦面であって該カップリングレンズ104の光軸方向と直交する設置面103d2と、この設置面103d2の中心部を囲むようにして光軸方向に起立しカップリングレンズ104の調整範囲を規定する4つのカップリングレンズ用の調整枠103aと、これらの調整枠103aの先端部に形成された熱カシメ用の薄肉部103a1を有している。
<カップリングレンズの位置調整>
カップリングレンズ104の位置調整について説明を加える。カップリングレンズ104は、カップリングレンズ保持部材103の設置面103d2に対して当接された状態のまま、光軸の進行方向に垂直な平面内でカップリングレンズ用の調整枠103aの範囲での調整を可能とする。調整される方向としては、感光体の回転軸方向(主走査)、感光体の回転方向(副走査)、光軸を中心とする回転方向の3軸を基本としている。その調整範囲はカップリングレンズ用の調整枠103aにより規制される。
<調整手順>
カップリンレンズ104は、カップリングレンズ保持部材103に設けられた設置面103d2上に設けられたカップリングレンズ用の調整枠103aに囲まれた範囲内にて光ビームの中心がカップリングレンズ104の光軸と合致するように位置調整され、また、光源101はカップリングレンズ104との関係でピントが合うように凸部102bが光源装置設置溝103cに沿って往復動方向に移動調整される。これらの調整は同時的に行なわれ、位置が定まったところで、光源とレンズは同時に熱カシメにより固着されることとなる。
<光源及びカップリングレンズの固定>
光源101を保持した光源保持部材102は、カップリングレンズ保持部材103の内径部(開口)103d1に挿入されると同時に、その凸部102bをカップリングレンズ保持部材103の設置溝103cに挿入され摺動される状態となって、カップリングレンズ104との関係で光軸方向での位置調整がなされてから、薄肉部103c1を熱でカシメることによりカップリングレンズ保持部材103に固定され、光源101とカップリングレンズ保持部材103の位置関係が固定保持されることになる。
一方、カップリングレンズ104は、その光軸と直交する端面がカップリングレンズ保持部材103上に設けられた設置面103d2に、図示しない組み立て治具である調整器により押し当てられる。その際、カップリングレンズ104と、光源調整枠103aの間には、画像書き込み光走査用の光ビームを形成するために必要な調整代が存在する。つまり、この調整代の範囲で、カップリングレンズ104は設置面103d2に押し当てられた状態のもとで位置調整可能であり、設置面103d2上を全方位にスライドでき、押し当てたままで摺動回転動作も可能である。カップリングレンズ104は、設置面103d2に当接された状態で主走査方向、副走査方向、回転方向等について、その位置を調整された後、カップリングレンズ用の調整枠103a上に設けられた熱カシメ用の薄肉部103a1に熱を加えられる。これにより、薄肉部103a1が溶けてカップリングレンズ104に接し、溶けた箇所が固まることにより、カップリングレンズ104はカップリングレンズ保持部材103に固定され、カップリングレンズ104とカップリングレンズ保持部材103位置関係が保持されることになる。
このように、カップリングレンズ保持部材103を介して、カップリングレンズ104と光源101との位置関係が定まる。本例では、カップリングレンズ104と光源101との相対的な位置関係を調整した上で、その調整状態を保持したまま固定するため、調整及び両熱カシメは時間的に並行して同時的に行なわれる。
<熱カシメによる利点>
本例では、ネジなどの締結部品を使用することなく光源装置を構成する光源、カップリングレンズが固定される構成のため、光源装置に用いる部品点数の軽減が可能となる。位置を調整した直後に熱により固着することから、ばねやネジなど機械的固定手段に比べ、固着時に起こる位置変動を抑え、良好な光ビームを形成することが可能となる。光源装置が共通の部品から構成されることにより、公差を抑えた量産体制により製造上の部品ばらつきが抑えられ、各光源装置間の光ビームが安定した品質を保つことが可能となる。また、カップリングレンズ設置部、光源設置部ともに、熱カシメに際して熱を加える部分を薄肉部103c1、103a1のみにすることにより加熱による光源への影響を最小限に抑えることが可能となる。さらに、光源とカップリングレンズを一体で同時的に調整することにより、調整箇所の逓減及び調整時間の縮小が可能となる。また、光源装置としてのサービスパーツ化が容易となり、組み換え前後の画像品質の差を軽減することが可能となる。
[例2]
前記例1では、光源装置1において、光源101として単数の発光点を有するものについて説明した。本例は光源101に代えて、複数の発光点を有する光源、所謂マルチ光源を用いる。例えば、光源101に代えて、複数の発光点を有する半導体レーザアレイ等を使用し、熱カシメにより固定し、複数の光ビームを偏向させて、複数の感光体表面に同時に走査するように構成することにより、高速化、高密度化を図った光走査装置および画像形成装置を構成することができ、かかる光走査装置および画像形成装置を構成した場合も、これまで説明してきた効果と同様の効果を得ることができる。
[例3]
前記例1の光源装置1において、光源保持部材102として金属、カップリングレンズ保持部材103として樹脂を用いることにより、溶融点の違いにより、薄肉部103c1(樹脂)と凸部102b(金属)との間で熱カシメを良好に行なうことができる。また、カップリングレンズ104は硝子であり、カップリングレンズ保持部材103(樹脂)の一部である薄肉部103a1との間でも材料の違いから溶融点に差があるので熱カシメによる固定が良好に行なわれる。
[例4]
画像形成用に整えられた形状の光束を出射する光源装置と、該光源装置より出射された光ビームを感光体の軸方向である主走査方向に走査する光偏向器を具備してなる光走査装置において、例1、2、3等の構成からなる光源装置を使用することにより、かかる光源装置の特性を生かした光走査装置を提供することができる。
[例5]
図7は例1の光源装置1を適用した光走査装置について光ビームの光路及び光学部材を示している。光源101より出射した光ビームLはカップリングレンズ104、アパーチャ109の開口109a、シリンドリカルレンズ110を通り、光偏向器112に入射され、偏向されて感光体に向けて出射される構成である。本例では、図7のように、光ビームLが光偏向器112の中心軸に直交する平面114、115に対して、副走査方向に所定角度(α)傾いた光束が入射するように、光源101と、カップリングレンズ104と、光整形用の開口を有するアパーチャ109と、シリンドリカルレンズ110とが、光走査装置の斜入射平面113に沿って配置される構成としていることを示している。光偏向器112への入射ビームを生成する図7に示したような光学手段を、所定角度(α)を異ならせて光偏向器の略同じ位置に入射するようにして4組(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック用の4組)配置することにより、図8に示したように、光偏向器112により偏向される4つの各出射光束L1、L2、L3、L4が、光偏向器112への入射角度(所定角度αに対応する角度であって互いに異なる角度)と同じ角度を有して出射され、それぞれの光束が、対応する各結像光学系106、107、ミラーMRを経て、感光体116Y、116M、116C、116Kへと結像される。このような斜め入射光学系の構成をとることにより、光走査装置全体の物理的な大きさを抑えることが可能となり、かつ、折り返しミラー等の部材の使用数を軽減することが可能となる。
本例においては、光源101、カップリングレンズ104は光源装置に含まれ、さらに該光源装置を含みかつ、アパーチャ109、シリンドリカルレンズ110、光偏向器112、結像光学系106、107を含んで光走査装置9を構成している。なお、光源装置として光源101、カップリングレンズ104に加えてアパーチャ109を含む例もあるし、含まない例もある。
[例6]
光ビームを感光体上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより可視像化し、記録媒体に転写し、定着して記録画像を得る画像形成装置において、これまで説明した光源装置や光走査装置を適用することができる。画像形成装置の一例を以下に説明する。本例は、本発明に係る光走査装置9をタンデム型フルカラーレーザプリンタに適用した例である。
図9において、装置内の下部側には水平方向に配設された給紙カセット13から送り出しローラ14、分離ローラ対15を経て給紙されるシート状媒体の一例である転写紙Sを搬送する搬送ベルト17が設けられている。搬送ベルと17は支持ローラ18、19により支持されて回転駆動される。この搬送ベルト17上にはイエローY用の感光体116Y,マゼンタM用の感光体116M,シアンC用の感光体116C及びブラックK用の感光体116Kが、転写紙の搬送方向上流側から順に等間隔で配設されている。
なお、以下、符号に対する添字Y,M,C,Kを適宜付けて区別するものとする。これらの感光体116Y,116M,116C,116Kは全て同一径に形成されたもので、その周囲には、電子写真プロセスにしたがって各プロセスを実行するプロセス部材が順に配設されている。感光体116Yを例に採れば、帯電チャージャ8Y、光走査光学系6Y、現像装置10Y、転写チャージ11Y、クリーニング装置12Y等が順に配設されている。他の感光体7M,7C,7Kに対しても同様である。即ち、本例では、感光体116Y,116M,116C,116Kの表面を各色毎に設定された被走査面ないしは被照射面とするものであり、各々の感光体に対して光走査光学系6Y,6M,6C,6Kが1対1の対応関係で設けられている。但し、結像光学系106は、M,Yで共通使用し、また、K,Cで共通使用している。
光走査装置9における光走査光学系6Yは、光偏向器112以降については、光偏向器112、結像光学系106、107、ミラーMRからなり、光源から光偏向器112までについては、図7に準ずる。
また、図9において、搬送ベルト17の周囲には、感光体116Yよりも上流側に位置させてレジストローラ16と、ベルト帯電チャージャ20が設けられ、感光体116Kよりもベルト17の回転方向下流側に位置させてベルト分離チャージャ21、除電チャージャ22、クリーニング装置23等が順に設けられている。また、ベルト分離チャージャ21よりも転写紙搬送方向下流側には定着装置24が設けられ、定着後の転写紙Sを送り出す排紙ローラ25と結ばれている。
このような概略構成において、例えば、フルカラーモード(複数色モード)時であれば、各感光体116Y,116M,116C,116Kに対してY,M,C,K用の各色の画像信号に基づき各々の光走査光学系6Y,6M,6C,6Kによる光ビームの光走査で、各感光体表面に、各色信号に対応した静電潜像が形成される。これらの静電潜像は各々の対応する現像装置10Y,10M,10C,10Kで色トナーにより現像されてトナー像となり、搬送ベルト17上に静電的に吸着されて搬送される転写紙S上に順次転写されることにより重ね合わせられ、転写紙S上にフルカラー画像が形成される。
このフルカラー像は定着装置24で定着された後、排紙ローラ25により排紙トレイ26に排紙される。上記画像形成装置の光走査光学系6Y,6M,6C,6Kを、前述した例にかかる光源装置を具備した光走査装置とすることで、低コスト化、低消費電力、小型化に適した斜め入射方式の光走査装置において、組み付け誤差、加工誤差の影響による光ビームの副走査方向の角度変化を低減し、走査線曲がりと波面収差の劣化を低減し、良好で安定した画像品質を実現可能な画像形成装置の実現が可能となる。
本例では、第1の実施形態にかかる光源装置をタンデム型フルカラーレーザプリンタに適用した場合を説明したが、これに限らず、カラー或いはモノクロの複写装置、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ、複合機、等の画像形成装置の走査用光源装置として用いることができることはもちろんである。
また、本発明に係る光源装置を用いた光走査装置及び画像形成装置において、従来のポリゴンスキャナと比較し、振動ミラーを用いた場合、発熱量が少なく、また装置稼動時における騒音も軽減される。振動ミラー自身での発熱量が少ないことから、光走査装置における発熱量が軽減され、各部材による熱膨張が抑えられ、光走査装置内の発熱による画像品質の劣化が軽減される。光学特性による画像品質においては、振動ミラーに対応した走査光学系を用いることにより、従来のポリゴンスキャナ使用の光走査装置と同等以上の書込特性を得ることが可能となり、振動ミラーの姿勢調整を容易とする機構を設けることにより、短時間で高精度な画像品質を得る組付けが可能となる。タンデム型フルカラーの画像形成装置においても同様のことが言える。上記のことから、低コスト化、低消費電力、低発熱、低騒音、小型化に適した斜め入射方式の光走査装置において、組み付け誤差、加工誤差の影響による光ビームの副走査方向の角度変化を低減し、走査線曲がりと波面収差の劣化を低減し、光偏向器の発熱による画像品角劣化を抑えた、良好で安定した画像品質を実現可能な画像形成装置の実現が可能となる。
[第2の実施形態]
[例7]
本例は、光源と、該光源を保持する光源保持部材と、該光源から発する光ビームを所望の光束にするカップリングレンズと、該カップリングレンズを保持するカップリングレンズ保持部材とを有する光源装置において、前記カップリングレンズ保持部材に対する前記光源部材の固定を熱カシメにより行い、前記カップリングレンズ保持部材に対する前記光源保持部材の固定を接着により行う例である。
本例において、前記光源を含む光源保持部材に対して前記カップリングレンズは光軸進行方向に沿って位置調節可能であり、調節後に固定される。
本例ではカップリングレンズ保持部材に対する光源保持部材の固定を熱カシメにより行なうので、該固定において、締結部品を用いることなく、調整時間の短縮を図り、小型かつ安価で、交換が容易な光源装置の提供が可能となる。光源装置の基本構成について説明を加える。
<光源装置の構成>
図10乃至図15を適宜参照しつつ説明する。本例の光源装置100は、半導体レーザによる光源101と、該光源101を保持する光源保持部材1020と、該光源101から発する光ビームを所望の光束にするカップリングレンズ104と、該カップリングレンズ104を保持するカップリングレンズ保持部材1030を主な要素としている。なお、カップリングレンズ保持部材1030には光ビームの形状を整えるアパーチャ1090が設けられる構成となっているが、このアパーチャ1090は本例の光源装置100として必須の構成ではなく、光走査装置に設けるなど、別設されるようにしてもよい。
<光源装置における要素部材の固定手段>
図13〜図15に示すように光源101は、大径のフランジ状部(ヒートシンク部)101aと、このフランジ状部101aに隣接する小径の円筒状部101bを有する。この円筒状部101bを、円環状をした光源保持部材1020の内径部1020aに嵌合させ締まり嵌めにより、光源101は光源保持部材1020と一体化されている。
(カップリングレンズの固定手段)
このようにして一体化された光源保持部材1020の組み付け対象物であるカップリングレンズ保持部材1030は全体としてその側面形状が概略凸字状をなしており、その中央から突出した部位が概略半円筒状(樋状)のレンズ支持台としての半円筒状部1030dを形成し、軸心方向からみた形状が概略凹型をしている。この半円筒状部1030dにおける概略凹型の内面は、カップリングレンズ104の取付部を構成し、ピント合わせに際して光軸進行方向に摺動できるように、略円板状をしたカップリングレンズ104の縁部である円周面との当たりを確保するために軸線方向に長い帯状の一対のレンズ支持部1030d1を2すじ残した中抜きのレンズ設置溝構造をしている。
半円筒状部1030dは本体部である矩形板状をしたカップリングレンズ保持部材1030から突出している。半円筒状部1030dの基端部はフランジ状部1030eを介して板状の本体部と一体となっている。フランジ状部1030eの中心部には光源101からの光ビームを通すための孔1030fが形成されている。この孔1030fは半円筒状部1030dの内面を構成する樋状をした半円部の軸心と同心であり、本体部を貫通し、光源101からの光ビームをカップリングレンズ104に導く光通路を形成している。
矩形板状をしたカップリングレンズ保持部材1030の本体部は、当該カップリングレンズ保持部材1030を光源装置本体(一例を図16に符号208で例示)光走査装置等に取り付ける際の取付座としても機能し、取り付け用のねじ孔が形成されている。また、半円筒状部1030dにおいてその自由端(基端側の反対側)の端部にはアパーチャ1090が固定される。アパーチャ1090の中央部には光ビームを所望の光束にする光整形用の開口1090aが形成されている。カップリングレンズ保持部材1030の本体部であって、半円筒状部1030dが設けられた側の反対側の面には、光源101を保持した光源部材1020が取り付けられるようになっている。
(光源の位置調整及び固定)
図11、図13〜図15を適宜参照しつつ説明する。本例における光源101の固定手段は前記例(第1の実施形態)におけるカップリングレンズ104の固定手段に類似している。光源101を保持した光源保持部材1020は、カップリングレンズ保持部材1030上、半円筒状部1030dが形成された側の反対側に調整器(治具)により当接される。この当接部は光源保持部材1020の端面1020b(図14参照)に対向して当接する平坦面であって該カップリングレンズ104の光軸方向と直交する平面である設置面1030d2(図15参照)である。設置面1030d2は、孔1030fのまわりに形成されている。
光源保持部材1030が設置面1030d2に当接の際は、光源保持部材1020と光源調整枠1030aとの間には走査用の光ビームを形成するために必要な調整代が存在する。光源保持部材1020は設置面1030d2に当接された状態でカップリングレンズ保持部材1030上に設けられた設置面1030d2に密接された状態で光源調整枠1030a内にて、カップリングレンズ104との関係で、感光体の回転軸方向(主走査)、感光体の回転方向(副走査)、光軸を中心とする回転方向の3軸を基本として光軸位置を調整されてから、薄肉部1030bを熱カシメすることにより位置固定される。
<カップリングレンズの位置調整及び固定>
カップリングレンズ104の位置調整について説明を加える。カップリングレンズ104は、半円筒状部1030dに設けられた設置面であるレンズ支持部1030d1にピント位置決め後、接着剤により固定される。これら光源の位置調整、カップリングレンズの位置調整は同時的に行なわれ、位置が定まったところで、光源とレンズは同時に固着されることとなる。
<光源及びカップリングレンズの固定>
<熱カシメによる利点>
本例では、ネジなどの締結部品を使用することなく光源装置を構成する光源、カップリングレンズが固定される構成のため、光源装置に用いる部品点数の軽減が可能となる。光源保持部材1020については、位置を調整した直後に熱により固着することから、機械的手段に比べ、固着時に起こる位置変動を抑え、良好な光ビームを形成することが可能となる。光源装置が共通の部品から構成されることにより、製造上の部品ばらつきが抑えられ、各光源装置間の光ビームが安定した品質を保つことが可能となる。また、光源保持部材1020の固定は、熱カシメに際して熱を加える部分を薄肉部1030bのみにすることにより加熱による光源への影響を最小限に抑えることが可能となる。さらに、光源とカップリングレンズを一体で調整することにより、調整箇所の軽減及び調整時間の縮小が可能となる。また、光源装置としてのサービスパーツ化が容易となり、組み換え前後の画像品質の差を軽減することが可能となる。
[例8]
例7では、光源装置において、光源101として単数の発光点を有するものについて説明した。本例においても、例2で述べたように、光源101に代えて、複数の発光点を有する光源、所謂マルチ光源を用いることができる。例えば、光源101に代えて、複数の発光点を有する半導体レーザアレイ等を使用し、複数の光ビームを偏向させて、複数の感光体表面に同時に走査するように構成することにより、高速化、高密度化を図った光走査装置および画像形成装置を構成することができ、かかる光走査装置および画像形成装置を構成した場合も、これまで説明してきた効果と同様の効果を得ることができる。
マルチビーム光源装置の具体例を図16、図17により説明する。
半導体レーザからなる光源201、202は、各々光源を保持する光源保持部材203、204に形成した嵌合孔203a、204aの入口側(光源側)から個別に嵌合され、締まり嵌めにより固定されている。光源保持部材203、204の嵌合孔203a、204aの出口側(カップリングレンズ保持部材205と対面する側)には図示しないが嵌合孔203a、204aと同心のリング状の凸部が形成されている。一方、カップリングレンズ保持部材205上であって、光源保持部材203、204との対向面部には光路用開口205f、205gが形成されていて、さらにこれら光路用開口205f、205gのまわりには、上記図示しない凸部と緩い嵌合関係を有する光源調整枠(図示されず)が構成されている。この光源調整枠は前記図11等に示した光源調整枠1030aに準ずる構成をしていて、これら凸部と光源調整枠の組み合わせは、図11等で示した熱カシメ構造に準じた固定手段を構成し、該固定手段により、光源保持部材203、204はカップリングレンズ保持部材205に対して位置調整後に熱カシメにより固定される。カップリングレンズ保持部材205の裏側に形成される当接面205d、205eは、主走査方向に所定角度(α)、実施例では約1度という微小な角度で傾斜しており、各々光源保持部材203、204がそれぞれ、当接面205d、205eに沿って当接して固定されることにより、光源201、202も主走査方向へ約1度傾斜することになる。
光源201、202は、そのフランジ状部(ヒートシンク部)201a、202aに切り欠きが形成されていて、光源保持部材203、204に形成された切り欠き203b、204bに合わせられることにより、発光源の配列方向が合わせられる。また、カップリングレンズとしてのコリメートレンズ206、207は各々その外周をカップリングレンズ保持部材205の溝状の取り付けガイド面205a、205bに沿わせて光軸方向の調整が行われ、光源201、202から射出した発散ビームが平行光束となるよう位置決めされ接着される。
これら複数個の光源保持部材203、204をカップリングレンズ保持部材205に副走査方向に配列して保持することで、本発明の光源装置150において、複数の発光点を有するマルチビーム光源装置とすることが可能となる。このとき、光源保持部材203、204の光源201、202を副走査方向に角度(α)を持つように形成してもよいし、各々の光源保持部材203、204を副走査方向に角度(α)を持つようにカップリングレンズ保持部材205に保持させてもよい。
さらに、本発明の構成を光源保持部材203、204とカップリングレンズ保持部材205と間で適用し、光源保持部材203、204のほかにカップリングレンズ保持部材205についても副走査方向の角度を調整する機構を設けても構わない。また、光源201、202は、複数の発光点を持つ半導体レーザアレイを用いても構わない。また、半導体レーザアレイを複数持たず、単独でマルチビームを構成してもよいことはいうまでもない。
カップリングレンズ保持部材205には取り付けガイド面205a,205bを囲む嵌合筒205cが一体形成されている。一方、側面形状がL字状をした光源装置本体208の立ち壁状部には嵌合筒205cと嵌合する光路用開口208aが形成されている。光源保持部材203、204を熱カシメで、カップリングレンズ206、207を接着により固定されたカップリングレンズ保持部材205は、嵌合筒205cを光路用開口208aに嵌合させることにより光源装置本体208に固定される。上記立ち壁状部の、カップリングレンズ保持部材205取付け側の反対側には、アパーチャ209が取付けられる。アパーチャ209には、光源201、202に対応させて開口209a、209bが形成されている。
[例9]
例7の光源装置において、光源保持部材1020として金属、カップリングレンズ保持部材1030として樹脂を用いることにより、溶融点の違いにより、薄肉部1030b(樹脂)と光源保持部材1020(金属)との間で熱カシメを良好に行なうことができる。なお、例7ではカップリングレンズ104を接着剤による接着により半円筒状部1030dに固定しているが、これに限らず、カップリングレンズ104は硝子であり、樹脂からなる半円筒状部1030dとの間でも材料の違いから溶融点に差があるので熱カシメによる固定も必要に応じて可能である。
[例10]
画像形成用に整えられた形状の光束を出射する光源装置と、該光源装置より出射された光ビームを感光体の軸方向である主走査方向に走査する光偏向器を具備してなる光走査装置において、例7、8、9等の構成からなる光源装置を使用することにより、熱カシメによる光学部材の固定を適用したかかる光源装置の特性を生かした光走査装置を提供することができる。
[例11]
例7の光源装置100或いは例8の光源装置150を適用した光走査装置について例5(図7、図8参照)の斜め入射光学系の構成をとることにより、光走査装置全体の物理的な大きさを抑えることが可能である。
[例12]
光ビームを感光体上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより可視像化し、記録媒体に転写し、定着して記録画像を得る画像形成装置において、例7や例8で説明した光源装置や該光源装置を用いた光走査装置を適用することができる。また、これらの光源装置や該光源装置を用いた光走査装置を前記例6のタンデム型フルカラーレーザプリンタ(図9参照)やその他の画像形成装置に適用することにより低コスト化、低消費電力、小型化に適した斜め入射方式の光走査装置において、組み付け誤差、加工誤差の影響による光ビームの副走査方向の角度変化を低減し、走査線曲がりと波面収差の劣化を低減し、良好で安定した画像品質を実現可能な画像形成装置の実現が可能となる。本第2の実施形態に係る光源装置を用いた光走査装置及び画像形成装置において、従来のポリゴンスキャナと比較し、振動ミラーを用いた場合において、前記第1の実施の形態の文末で述べたと同様、発熱量が少なく、また装置稼動時における騒音も軽減される。振動ミラー自身での発熱量が少ないことから、光走査装置における発熱量が軽減され、各部材による熱膨張が抑えられ、光走査装置内の発熱による画像品質の劣化が軽減されるなどの利点があることはもちろんである。
1、100、150 光源装置
6Y 光走査光学系
8Y 帯電チャージャ
9 光走査装置
10Y 現像装置
11Y 転写チャージ
12Y クリーニング装置
13 給紙カセット
14 送り出しローラ
15 分離ローラ対
16 レジストローラ
17 搬送ベルト
18、19 支持ローラ
20 ベルト帯電チャージャ
21 ベルト分離チャージャ
22 除電チャージャ
23 クリーニング装置
24 定着装置
25 排紙ローラ
26 排紙トレイ
101、201、202 光源
101a、201a、202a フランジ状部(ヒートシンク部)
101b 円筒状部
102、1020、203、204 光源保持部材
102a、1020a 内径部
102b 凸部
103、205 カップリングレンズ保持部材
103a カップリングレンズ用の調整枠
103c 光源装置設置溝
103a1、103c1、1030b 薄肉部
103d 円筒状部
103d1 内径部(開口)
103d2、1030d2 設置面
103e 平板状部
104 カップリングレンズ
106、107 結像光学系
109、209、1090 アパーチャ
109a、1090a、209a、209b 開口
110 シリンドリカルレンズ
112 光偏向器
113 斜め入射平面
114、115 平面
203a、204a 嵌合孔
203b、204b 切り欠き
205a、205b 取り付けガイド面
205c 嵌合筒
205d、205e 当接面
205f、205g 光路用開口
206、207 コリメートレンズ
208 光源装置本体
208a 光路用開口
1020a 内径部
1020b 端面
1030a 調整枠
1030d 半円筒状部(レンズ支持台)
1030d1 レンズ支持部
1030e フランジ状部
1030f 孔
1090b ねじ
L 光ビーム
L1、L2、L3、L4 出射光束
MR ミラー
S 転写紙
α 角度
特開平9‐54263号公報 特開2001‐4948号公報 特開2001‐10107号公報 特開2001‐33720号公報 特開2003‐5114号公報 特開平11‐14932号公報 特開平11‐38348号公報 特開2004‐70109号公報 特開平10‐73778号公報 特開2004‐271906号公報 特開2005‐37558号公報 特開2006‐227047号公報 特開2004‐309902号公報 特開2005‐37560号公報 特許第3917889号公報

Claims (10)

  1. 光源と、該光源を保持する光源保持部材と、該光源から発する光ビームを所望の光束にするカップリングレンズと、該カップリングレンズを保持するカップリングレンズ保持部材とを有する光源装置において、
    前記カップリングレンズ保持部材に対する前記カップリングレンズ又は前記光源保持部材の何れか又は両方の固定を、熱カシメにより行うことを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1記載の光源装置において、
    前記カップリングレンズ保持部材には光を通すための開口があり、この開口の一方の出口のまわりは前記カップリングレンズを取り付けるための取付部が構成され、前記カップリングレンズの光軸位置を調整してから固定するための手段として、
    前記カップリングレンズと当接する平坦面であって該カップリングレンズの光軸と直交する設置面と、この設置面を囲むようにして光軸方向に起立し前記カップリングレンズの調整範囲を規定する調整枠と、この調整枠の先端部に形成された熱カシメ用の薄肉部を有することを特徴とする光源装置。
  3. 請求項1又は2記載の光源装置において、
    前記カップリングレンズ保持部材には前記カップリングレンズの光軸方向に形成された光源装置設置溝があり、前記光源保持部材には前記光源装置設置溝に嵌合し摺動可能な凸部があり、前記光源保持部材が光軸方向の位置調整をしてから固定するための手段として、前記光源装置設置溝の、前記光源保持部材と嵌合する端部において、前記光軸方向と直交する方向に起立する熱カシメ用の薄肉部からなることを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1記載の光源装置において、
    前記カップリングレンズ保持部材には光を通すための開口があり、この開口の一方の出口のまわりは前記光源保持部材を取り付けるための取付部が構成され、この取付部は、前記光源の光軸位置を調整してから固定するための手段として、
    前記光源保持部材と当接する平坦面であって該光源の光軸と直交する設置面と、この設置面を囲むようにして光軸方向に起立し前記光源の調整範囲を規定する調整枠と、この調整枠の先端部に形成された熱カシメ用の薄肉部を有することを特徴とする光源装置。
  5. 請求項4記載の光源装置において、
    前記カップリングレンズ保持部材には前記カップリングレンズの光軸進行方向に沿って前記カップリングレンズを摺動可能に支持するレンズ設置溝を有したレンズ支持台が一体化されており、このレンズ支持台には光ビームを所望の光束径にするアパーチャが一体的に保持されていることを特徴とする光源装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の光源装置において、
    前記光源として、複数の発光点を有する光源を用いていることを特徴とする光源装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の光源装置において、
    前記光源保持部材が金属、前記カップリングレンズ保持部材が樹脂からなることを特徴とする光源装置。
  8. 画像形成用に整えられた形状の光束を出射する光源装置と、該光源装置より出射された光ビームを感光体の軸方向である主走査方向に走査する光偏向器を具備してなる光走査装置において、
    前記光源装置として請求項1乃至6の何れかに記載の光源装置を用いたことを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項8記載の光走査装置において、
    前記光源装置から発して前記光偏向器に向かう光ビームが前記主走査方向と直交する副走査方向に所定角度傾いて入射する斜め入射の構成となるように、前記偏向器に対する前記光源装置の配置を設定したことを特徴とする光走査装置。
  10. 光ビームを感光体上に走査して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにより可視像化し、記録媒体に転写し、定着して記録画像を得る画像形成装置において、
    前記光ビームを出射する光源装置として請求項1乃至7記載の光源装置を用い、又は前記光ビームを感光体に走査する手段として請求項8乃至9記載の光走査装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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