JP2010204177A - カラオケリモコン - Google Patents

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Abstract

【課題】未歌唱の楽曲を効果的に提示することができるカラオケリモコン等を提供する。
【解決手段】制御部111は、アーティスト名を表示部113に表示させる際に、「パーフェクト状態である」、「前回のログアウト後にパーフェクト状態が失われた」、「一度もパーフェクト状態になっていない」という3つの状態のうちいずれの状態かを判断し、その判断結果に応じてアーティスト名の表示状態を決定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、表示部を有するカラオケリモコンに関するものであり、特に当該表示部を用いてカラオケ楽曲を効果的に提示することができるカラオケリモコンに関するものである。
従来、分厚いカラオケ目次本の代わりに、表示部を有するカラオケリモコン(電子目次本)が普及している。このようなリモコンは、コンピュータのように演算機能、記憶機能、通信機能を有しているのでこれらの機能を用いてカラオケ楽曲(以下、単に「楽曲」ともいう。)の検索を行い、その検索結果を表示部に表示させている。例えば、下記特許文献1には、歌唱者の歌唱履歴を用いて楽曲の検索を行い、その検索結果を表示部に表示させるカラオケリモコンが開示されている。
特開2006−337408号公報
現在の通信カラオケシステムは、10万曲を超える楽曲を配信可能であるが、実際に歌唱される楽曲はそのうちの一部にすぎない。そのため、楽曲を新たに作成しても歌唱されずにその楽曲の魅力に気づいてもらえないということがあり、歌唱されていない楽曲を効果的に提示することができるカラオケリモコンが望まれている。
この要望に対し、例えば、歌唱者が好きなアーティストの楽曲のうち未歌唱の楽曲を検索して提示することで、当該未歌唱の楽曲の歌唱を促すことができる。特に、アーティストの全ての楽曲を歌唱したときに特別な画像を表示したり、特別な表示状態に変化させたりすることで、歌唱者は全曲歌唱済み(以下、「パーフェクト」という。)を達成しようとして未歌唱の楽曲を歌唱するようになると考えられる。さらに、パーフェクトのアーティスト数を表示するようにすれば、多くのアーティストに対してパーフェクトを達成しようとして多くの未歌唱の楽曲を歌唱するようになると考えられる。
ところで、通信カラオケシステムでは、新しい楽曲が次々と作成され歌唱可能となる楽曲が増えていく。そのため、あるアーティストに対してパーフェクトを達成したとしても、そのあとに新譜(新曲やカップリング曲など)が作成された場合にはそのパーフェクトの状態(以下、単に「パーフェクト状態」という)が失われることになり、パーフェクト状態を維持したい歌唱者にとっては、パーフェクト状態が失われたことを知りたいという要望がある。
本発明は、表示部を用いてカラオケ楽曲を効果的に提示することができるカラオケリモコン等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、制御部と表示部を有し、センタと通信可能なカラオケリモコンであって、前記制御部は、ユーザから受け付けたログイン情報を前記センタに送信し、前記センタから、当該ユーザがどのアーティストのどの楽曲を歌ったことがあるかを示す歌唱履歴情報を受信し、前記歌唱履歴情報に基いて、前記ユーザの前回のログアウト時において全曲歌唱済みとなっているアーティストを特定し、前記特定したアーティストの楽曲のうち、前記ユーザの前回のログアウト後に歌唱可能となった新楽曲があるか否かを判断し、前記新楽曲があると判断した場合に、当該新楽曲のアーティストを対象アーティストとして選択し、前記対象アーティストの名前を前記表示部に表示するときに、まず、当該対象アーティストの名前を、全曲歌唱済みであることを示す第1の表示状態で前記表示部に表示し、次いで、当該対象アーティストの名前を、全曲歌唱済みではなくなったことを示す第2の表示状態に変化させて前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、歌唱履歴情報に基いて、ユーザの前回のログアウト時において全曲歌唱済みとなっているアーティストを特定し、前記特定したアーティストの楽曲のうち、前記ユーザの前回のログアウト後に歌唱可能となった新楽曲があるか否かを判断することで、パーフェクト状態ではなくなったアーティストを選択することができる。そして、そのアーティストの名前を、全曲歌唱済みであることを示す第1状態でまず表示し、次いで全曲歌唱済みではなくなったことを示す第2の表示状態に変化させて表示することで、歌唱者に対し、パーフェクト状態でなくなったことを効果的に提示することができる。
なお、第1の状態を、アーティストの名前の横に所定のマークが表示されている状態とすることができる。また、第2の状態を、前記所定のマークが表示されていない状態とすることができる。また、第1の状態から第2の状態に変化させるときに、所定の演出(例えば、前記所定のマークが徐々に消えていく演出、音が鳴る演出等)を伴ってもよい。
これにより、歌唱者の歌唱範囲が広がるので、歌唱されていない楽曲を減らすことができる。また、利用者は、パーフェクトのアーティストの数を増やす・パーフェクト状態を維持するという目的で多くの楽曲を歌唱するので、カラオケ事業の収益を向上させることができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1のカラオケリモコンであって、前記制御部は、前記歌唱履歴情報に含まれる複数のアーティストの名前を表示する際に、前記対象アーティストの名前を優先的に前記表示部に表示することを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、歌唱履歴に含まれる複数のアーティストを表示する際に、パーフェクト状態ではなくなったアーティストを優先的に表示する。
例えば、表示部のリストに表示可能なアーティスト数が6つであり歌唱履歴に含まれるアーティスト数が8つである場合には、パーフェクト状態ではなくなったアーティストを先に表示する。また、パーフェクト状態ではなくなったアーティストをリスト中の上の方に表示してもよい。
これにより、請求項1に係る発明の効果に加えて、パーフェクト状態ではなくなったアーティストを効果的に提示することができるので、利用者に未歌唱の楽曲の歌唱を効果的に促すことができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2のカラオケリモコンであって、前記制御部は、一度も全曲歌唱済みとなっていないアーティストは、前記第2の表示状態とは異なる第3の表示状態で前記表示部に表示し、全曲歌唱済みとなっているアーティストは、前記第1の表示状態で前記表示部に表示し、それ以外のアーティストは、前記第2の表示状態で前記表示部に表示することを特徴とする。
これにより、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加えて、パーフェクト状態になった後でパーフェクト状態ではなくなったアーティストと、一度もパーフェクト状態になっていないアーティストとを異なる状態で表示することにより、パーフェクト状態ではなくなったアーティストを効果的に提示することができるので、利用者に未歌唱の楽曲の歌唱を効果的に促すことができる。
本発明によれば、表示部を用いてカラオケ楽曲を効果的に提示することができる。
カラオケシステムの構成の一例を示した図である。 楽曲データベースのデータ構造の一例を示した図である。 第1歌唱者情報データベースのデータ構造の一例を示した図である。 第2歌唱者情報データベースのデータ構造の一例を示した図である。 リモコン、コマンダ、センタの間で送受信される情報の一例を示した図である。 リモコン側処理のフローチャートである。 リモコンの表示部の表示レイアウトの一例である。 リモコンの表示部の表示レイアウトの一例である。 対象アーティスト選択処理及びアーティスト表示処理のフローチャートである。 リモコンの表示部の表示レイアウトの一例である。 リモコンの表示部の表示レイアウトの一例である。 コマンダ側処理のフローチャートである。 センタ側処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るカラオケリモコンを有するカラオケシステムについて説明する。
[カラオケステムの構成]
カラオケシステムは、図1に示すように、各地のカラオケ店舗の客室に設置されたカラオケ装置100と各種情報の配信・管理を行うセンタ200とから構成され、各カラオケ装置100とセンタ200とは通信網を介して接続されている。なお、通信網は、有線、無線、併用どのような形態でもよく、インターネット等を利用してもよい。図1ではカラオケ装置100は1つであるが、実際は多数のカラオケ装置100がセンタ200に接続される構成となっている。
[センタの構成]
センタ200は、カラオケ装置100でのカラオケ楽曲の演奏に用いられる情報及び歌唱者ごとの情報を管理し、また、カラオケ装置100からの要求によりこれらの情報を配信する。
センタ200は、図1に示すように、制御部201と楽曲データベース202と第1歌唱者情報データベース203と第2歌唱者情報データベース204とから構成される。
制御部201は、CPUとRAMとROM等から構成され、CPUがROMに記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、センタ200全体を統括制御する。
以下、各データベースについて順に説明する。
まず、楽曲データベース202について説明する。楽曲データベース202には、カラオケ楽曲の演奏に用いられる種々の情報が記憶されている。図2に示すように、楽曲データベース202には、楽曲IDをキーとして、配信日と楽曲名とアーティストIDとアーティスト名と楽音データと背景データと歌詞データ等が記憶されている。
「楽曲ID」は、カラオケ楽曲ごとに付されたユニークな識別符号である。
「配信日」は、カラオケ楽曲の配信日時(すなわち、カラオケ楽曲の演奏が可能となった日時)である。
「楽曲名」は、カラオケ楽曲の曲名であり、楽曲の検索・選択時においてリモコン110の表示部113に表示される。
「アーティストID」は、カラオケ楽曲原曲のアーティストごとに付されたユニークな識別符号である。
「アーティスト名」は、上記アーティストIDに対応付けられるアーティスト名であり、後述するように、楽曲の検索・選択時においてリモコン110の表示部113に所定の表示状態で表示される。また、カラオケ楽曲の演奏開始時にコマンダに接続されているディスプレイに表示される。
「楽音データ」は、カラオケ楽曲の生成起源となるデータである。例えば、MIDIデータ、MPEGデータとすることができるが、本実施形態においては、楽音データのフォーマットはどのようなものであってもよい。
「背景データ」は、カラオケ楽曲の演奏中に表示される背景画像(動画、静止画)の生成起源となるデータである。本実施形態においては、背景データのフォーマットはどのようなものであってもよい。
「歌詞データ」は、カラオケ楽曲の演奏中に表示される歌詞の生起起源となるデータである。なお、楽曲演奏中の歌詞表示態様については公知の種々の技術を用いることができる。
また、楽曲データベース202の内容は、適宜のタイミングで更新される。例えば、所定の時間間隔で更新(例えば、日単位)してもよく、新譜が作成されるごとに更新してもよい。
次に、第1歌唱者情報データベース203について説明する。第1歌唱者情報データベース203には、歌唱者に関する種々の情報が記憶されている。図3に示すように、第1歌唱者情報データベース203には、歌唱者IDをキーとして、ニックネームと住所と性別と生年月日とログアウト日時と歌唱楽曲IDと歌唱日時と採点データ等が記憶されている。
「歌唱者ID」は、歌唱者を識別するためのユニークな識別符号である。
「ニックネーム」は、例えば、カラオケ装置100において、順位を表示する際に用いられる。なお、ニックネームは、歌唱者自身が任意に決めることができる。
「ログアウト日時」は、前回のログアウト日時である。
「歌唱楽曲ID」は、歌唱者が歌唱した楽曲のIDであり、楽曲データベース202(図2)の「楽曲ID」と共通の内容である。
「歌唱日時」は、歌唱者が歌唱した日時である。
「採点データ」は、カラオケ楽曲を歌唱したときの採点値である。
また、第1歌唱者情報データベース203の内容は、適宜のタイミングで更新される。例えば、歌唱者のログアウト時、歌唱者の新規登録があったとき、歌唱が行われたとき等に更新することができる。
また、第1歌唱者情報データベース203の一部の情報(ニックネーム、住所、性別、生年月日)は、カラオケ装置100のリモコン110を用いて登録することができる。また、パソコンや携帯電話を用いて登録することができる。
次に、第2歌唱者情報データベース204について説明する。第2歌唱者情報データベース204には、歌唱者IDをキーとして、歌唱者ごとに作成された歌唱履歴情報が記憶されている。図4は、歌唱者ごとに作成された歌唱履歴情報のデータ構造の一例を示している。
アーティストID(1)〜アーティストID(m)は、歌唱者が歌唱したカラオケ楽曲のアーティストを示す識別符号であり、楽曲データベース202(図2)の「アーティストID」と共通の内容である。アーティストIDの総数は、歌唱者が歌唱したことのあるアーティストの数を示すものであり、新しいアーティストのカラオケ楽曲が歌唱されるたびに、新しいアーティストIDが新規に付与される。図4においては、アーティストIDの総数は「m」であるから、「m」(人・グループ)のアーティストを歌唱したことがあることを示している。
パーフェクトフラグは、そのアーティストの全ての楽曲を歌唱した(パーフェクト状態になった)場合に「ON」となり、全てを歌唱していない場合(パーフェクト状態になっていない場合)は「OFF」となる。また、一度パーフェクト状態となった後でパーフェクト状態ではなくなった場合は「RE−OFF」となる。すなわち、パーフェクトを達成したあとに新譜(新曲やカップリング曲など)が配信された場合にはそのパーフェクトの状態(以下、単に「パーフェクト状態」という)が失われて「RE−OFF」となる。
マスターフラグは、そのアーティストの全ての楽曲を歌唱し、かつ全ての楽曲の採点値が一定値以上(例えば、90点以上)となった場合に「ON」となり、そうではない場合に「OFF」となる。
歌唱済み楽曲ID(1)〜歌唱済み楽曲ID(n・x)は、歌唱者が歌唱したカラオケ楽曲を示す識別符号であり、楽曲データベース(図2)の「楽曲ID」と共通の内容である。歌唱済み楽曲IDの総数は、歌唱者が歌唱したことのあるカラオケ楽曲の数を示すものであり、新しいカラオケ楽曲が歌唱されるたびに、新しい歌唱済み楽曲IDが新規に付与される。図1においては、アーティストIDが「1」のアーティストについては、異なる「n」(曲)を歌唱したことがあることを示しており、また、アーティストIDが「m」のアーティストについては、異なる「x」(曲)を歌唱したことがあることを示している。
「歌唱回数」は、その楽曲を何回歌ったことがあるかを示すものである。「最高得点」は、その楽曲の採点値のうち、最も高い点数を示すものである。「最高順位」は、最高得点における順位であり、他の歌唱者の最高得点との比較によって算出される。
第2歌唱者情報データベース204は、第1歌唱者情報データベース203とリンクしており、第1歌唱者情報データベース203の更新に応じて、第2歌唱者情報データベースも更新される。ただし、パーフェクトフラグ及びマスターフラグについては、後述するようにリモコン110からの指示により更新される。
[カラオケ装置の構成]
図1に示すように、カラオケ装置100は、リモコン110とコマンダ120とから構成される。なお、複数のリモコン110が、コマンダ120と通信可能となるように構成してもよい。
リモコン110は、制御部111と通信部112と表示部113とタッチパネル114と記憶部115とから構成されている。
制御部111は、CPUとRAMとROM等から構成され、CPUがROMに記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、リモコン110全体を統括制御する。
通信部112は、コマンダ120と無線通信を行うためのインタフェース及びセンタ200と通信するためのインタフェースである。なお、コマンダ120との間で赤外線通信も行うように構成してもよい。
表示部113には、本実施形態を実現するために必要な情報を含む種々の情報を表示する。また、表示部113の前面にはユーザインタフェースとして機能するタッチパネル114が設けられている。
記憶部115には、楽曲の検索に用いられる目次本データやログインしている歌唱者の歌唱者データが記憶される。目次本データは、センタ200から取得され楽曲データベース202の項目の一部と同じである。ただし、楽音データ及び背景データは目次本データには含まれていない。また、目次本データの内容は、例えば新譜が作成されるたびに更新され、更新のための情報はセンタ200またはコマンダ120から取得する。歌唱者データは、センタ200から取得された第1歌唱者情報データベース203及び第2歌唱者情報データベース204の項目の一部と同じである。また、歌唱者データには、後述の対象アーティストフラグとパーフェクトリストが含まれる。
コマンダ120は、制御部121と通信部122と映像音声再生部123と補助記憶部124とから構成されている。
制御部121は、CPUとRAMとROM等から構成され、CPUがROMに記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、コマンダ120全体を統括制御する。
通信部122は、リモコン110と無線通信を行うためのインタフェース及びセンタ200と通信するためのインタフェースである。なお、リモコン110との間で赤外線通信も行うように構成してもよい。
映像音声再生部123は楽曲の演奏及び映像の再生を行う。また、センタ200から送信されたデータに基いてストリーミング再生を行うことも可能である。
補助記憶部124には、例えば、楽曲の演奏に必要な音声データ及び映像データ等が記憶される。また、ゲーム等のアプリケーションデータが記憶される。これらのデータは、センタ200よりダウンロードによって受信している。
また、図示しない音声入力手段(マイク等)、映像表示手段(ディスプレイ等)が、コマンダ120に接続されている。
なお、本発明の理解に直接関係のない部分(センタ及びカラオケ装置における一般的な構成)については、図示を省略し冗長な説明を避ける。
[カラオケシステムで送受信される情報]
次に、リモコン、コマンダ、センタ間で送受信される情報について、図5を参照しつつ説明する。
リモコン110は、ログイン操作(歌唱者IDとパスワードの入力)を歌唱者から受け付けると(1)、センタ200に対しログイン情報(歌唱者IDとパスワード)を送信する(2)。
センタ200は、受信したログイン情報に基いてログイン認証を行い(3)、認証後、第1歌唱者情報データベース203及び第2歌唱者情報データベース204を参照し、ニックネーム等の歌唱者情報をリモコン110に送信する(4)。また、第1歌唱者情報データベース203にキー設定情報や音量設定情報が含まれている場合は、これらの情報についても歌唱者情報として送信する。
リモコン110は、表示部113に第1操作画面を表示する(5)。なお、以下ではマイアーティストボタン141(後述)が押下されたものとして説明を行う。リモコン110は、マイアーティストボタン141の押下を受け付けると(6)、センタ200に対し歌唱履歴要求情報を送信する(7)。歌唱履歴要求情報には、操作した歌唱者の歌唱者IDが含まれている。なお、第1操作画面の詳細については後述する。
センタ200は、歌唱履歴要求情報を受信すると、第2歌唱者情報データベース204を参照し、受信した歌唱履歴要求情報に含まれる歌唱者IDに対応する歌唱履歴情報を取得し(8)、取得した歌唱者履歴情報をリモコン110に対し送信する(9)。
リモコン110は、受信した歌唱履歴情報に基いて表示部113に第2操作画面を表示し(10)、歌唱者からのリクエスト操作を受け付け(11)、受け付けたリクエスト操作に基いてリクエスト情報をコマンダ120に対し送信する(12)。リクエスト情報には、演奏をリクエストする楽曲IDとリクエストした歌唱者の歌唱者IDが含まれる。なお、第2操作画面の詳細については後述する。
コマンダ120は、リクエスト情報を受信すると、受信したリクエスト情報に含まれる楽曲IDのカラオケ楽曲の演奏を行い、また、歌唱内容を採点する(13)。
コマンダ120は、楽曲の演奏を終了すると、演奏結果情報をリモコン110に対し送信する(14)。演奏結果情報には、歌唱された楽曲IDと歌唱者IDと採点データが含まれている。
リモコン110は、演奏結果情報を受信すると、記憶部115に記憶されている歌唱者データを更新する(15)。
また、コマンダ120は、楽曲の演奏を終了すると、演奏結果情報をセンタ200に対し送信する(16)。演奏結果情報には、歌唱された楽曲ID、歌唱者ID、採点データが含まれる。
センタ200は、演奏結果情報を受信すると、第1歌唱者情報データベース203を更新する(17)。
リモコン110は、歌唱者からログアウト操作を受け付けると(18)、センタ200にフラグ更新情報を送信する(19)。フラグ更新情報には、歌唱者ID及び更新すべきパーフェクトフラグ及びマスターフラグの内容が含まれる。
センタ200は、フラグ更新情報を受信すると、第2歌唱者情報データベース204を更新する(20)。
なお、上記(5)において、マイアーティストボタン141以外が押下されてリクエスト操作が行われた場合は、上記(5)のあと、リクエスト操作受付・楽曲演奏・採点・更新処理が順に行われる。すなわち、リモコン110は歌唱履歴要求情報をセンタ200に送信しない。
また、第1操作画面においてマイアーティストボタン141が再度押下された場合は、既に歌唱者情報をセンタ200から取得されているので、リモコン110は、上記(7)の処理(すなわち、センタ200に歌唱履歴要求情報を送信する処理)は行われない。
また、歌唱者がログアウト操作を行うまでの間、リクエスト操作受付・楽曲演奏・採点・更新処理が繰り返し行われる。
なお、センタ200は、上記(4)で歌唱者情報を送信するときに歌唱者履歴要求情報も併せて送信してもよい。
また、上記(14)及び(15)の処理は、後述するように歌唱採点(13)ごとにパーフェクトフラグやマスターフラグの更新を行う(すなわち、パーフェクト状態やマスター状態の更新を歌唱採点(13)ごとに行う)ために必要であるが、パーフェクト状態やマスター状態の更新を歌唱採点(13)ごとに行うのではなく、マイアーティストボタン141の押下(6)ごとに行う場合は、(14)及び(15)の処理を行わなくてもよい。この場合、コマンダ120は、演奏結果情報をリモコン110に送信せず、また、リモコン110は、演奏結果情報に基いた歌唱者データの更新を行わない。
このような構成では、コマンダ120は、演奏結果情報をセンタ200に対してのみ送信し(16)、センタ200は演奏結果情報に基いて第1歌唱者情報データベース203を更新する。
そして、このような構成では、マイアーティストボタン141を押下される(6)ごとに、リモコン110は、センタ200に対し歌唱履歴要求情報を送信する(7)。すなわち、マイアーティストボタン141が押下されるごとに、パーフェクト状態やマスター状態の更新が行われる。これにより、第2操作画面の表示内容(マスターマーク171やパーフェクトマーク172の表示状態)が歌唱採点ごとに次々と変化することがないので、歌唱者の歌唱気分が散在することがなくなる。また、歌唱者の意思でパーフェクト状態やマスター状態の更新を行うことができる。
[リモコン110側の処理]
次に、リモコン110側で実行されるリモコン側処理について具体的に説明する。リモコン側処理のプログラムは、制御部111内のROMに記憶されており、制御部111内のCPUにより実行される。図6は、リモコン側処理のフローチャートである。以下では、ログイン操作後、第1操作画面上でマイアーティストボタン141を押下されたものとして説明を行う。
まず、S11において、制御部111は初期画面を表示部113に表示する。初期画面には、ログイン操作を促すメッセージ等が表示される。
S12において、制御部111は、歌唱者からログイン操作(歌唱者ID及びパスワードの入力)をタッチパネル114を介して受け付ける。なお、ログイン操作は、歌唱者が有するICカード等が用いられてもよい。
S13において、制御部111は、センタ200に対し、上記S12で受け付けた歌唱者ID及びパスワードをログイン情報として送信する。なお、制御部111は、ログイン情報を暗号化して送信してもよい。
S14において、制御部111は、センタ200から歌唱者情報を受信し、記憶部115に歌唱者データとして記憶する。歌唱者情報には、センタ200の第1歌唱者情報データベース203に記憶されているニックネームと歌唱楽曲IDと歌唱日時、及び、第2歌唱者情報データベース204に記憶されているパーフェクトフラグとマスターフラグが含まれている。
S15において、制御部111は、受信した歌唱者情報に基いて表示部113に第1操作画面を表示する。図7は、第1操作画面のレイアウトの一例を示している。図7に示すように、表示部113の右上にはニックネーム(受信した歌唱者情報に含まれている)が表示され、また、楽曲検索や演奏操作のための複数の操作子が表示されている。また、マイアーティストボタン141が表示されている。なお、第1操作画面のレイアウトは単なる一例であり、第1操作画面上にキャラクター等を表示してもよい。
説明を図6に戻す。
S16において、制御部111は、マイアーティストボタン141の押下を受け付ける。
S17において、制御部111は、センタ200に対し歌唱履歴要求情報を送信する。歌唱履歴要求情報には、操作した歌唱者の歌唱者IDが含まれている。
S18において、制御部111は、センタ200から歌唱履歴情報を受信し、記憶部115に歌唱者データの一部として記憶する。なお、パーフェクトフラグとマスターフラグについては、S14で既に送信されているから、このS18では送信されない。
S19において、制御部111は対象アーティスト選択処理を実行する。対象アーティスト処理の詳細については後述する。
S20において、制御部111はアーティスト表示処理を実行する。アーティスト表示処理では、表示部113に第2操作画面が表示される。
図8は、第2操作画面のレイアウトの一例を示している。図8に示すように、表示部113には、アーティスト表示部151〜156とマスター数表示領域161とパーフェクト数表示領域162が設けられている。各アーティスト表示部には、歌唱者が「お気に入り」として登録したアーティスト名が表示される。なお、歌唱者は、「お気に入り」の登録をリモコン110を用いて行うことができる。また、パソコンや携帯電話を用いて登録できるように構成してもよい。また、「お気に入り」として登録されたアーティストのアーティストIDは、センタ200側(例えば、第1歌唱者情報データベース203)で管理され、この情報は、歌唱者情報の一部として上記S14で受信しているものとする。
いずれかのアーティスト表示部が押下されると、制御部111は、そのアーティストの楽曲一覧が表示され、いずれかの楽曲を選択してリクエストを行う。なお、楽曲一覧を表示する際に、それぞれの楽曲の歌唱回数を表示してもよい。
また、図8において、アーティスト表示部151及びアーティスト表示部155内に、パーフェクトマーク172が表示されている。パーフェクトマーク172は、パーフェクト状態にあるアーティストを示している。なお、以下では、パーフェクトマーク172が表示されている状態を第1の表示状態という。また、図8のパーフェクトマーク172の形状は単なる一例である。
また、図8において、アーティスト表示部151内に、マスターマーク171が表示されている。マスターマーク171は、パーフェクト状態、かつ全ての楽曲の採点値が一定値以上(例えば、90点以上)となっている状態(以下、「マスター状態」という)のアーティストを示している。なお、図8のマスターマーク171の形状は単なる一例である。
また、図8において、アーティスト表示部154の背景は、他のアーティスト表示部とは異なる表示状態(以下、「第2の表示状態」という。)となっている。第2の表示状態は、パーフェクトを達成したあとに新譜(新曲やカップリング曲など)が配信されたことによってそのパーフェクトの状態が失われたアーティストであることを示している。
また、図8において、アーティスト表示部152、153、156には、第1の表示状態及び第2の表示状態以外の状態(以下、「第3の表示状態」という。)でアーティスト名が表示されている。
また、図8において、マスター数表示領域161内には、マスター状態となっているアーティスト数が表示され、パーフェクト数表示領域162内には、パーフェクト状態となっているアーティスト数が表示されている。マスター状態となっているアーティスト数は、マスターフラグが「ON」となっているアーティスト数をカウントすることにより算出される。また、パーフェクト状態となっているアーティスト数は、パーフェクトフラグが「ON」となっているアーティスト数をカウントすることにより算出される。
パーフェクト状態が報知されることにより、歌唱者は多くのアーティストに対してパーフェクト状態を達成しようとして未歌唱の楽曲を歌唱するようになる。これにより、未歌唱のカラオケ楽曲を効果的に提示することができる。
また、マスター状態が報知されることにより、歌唱者は多くのアーティストに対してマスター状態を達成しようとして数多くの歌唱を行うようになる。これにより、カラオケ店舗の利用時間が長くなり、該カラオケ店舗の事業者は収益を向上させることができる。
なお、第2操作画面のレイアウトは単なる一例である。アーティスト表示処理の詳細については後述する。
説明を図6に戻す。
S21において、歌唱者からリクエスト操作をタッチパネル114を介して受け付ける。
S22において、上記S21で受け付けたリクエスト操作に基いてリクエスト情報をコマンダ120に対し送信する。リクエスト情報には、演奏をリクエストする楽曲IDとリクエストした歌唱者の歌唱者IDが含まれている。
コマンダ120でリクエストした楽曲が演奏された後、S23において、制御部111はコマンダ120から演奏結果情報を受信し、歌唱者データを更新する。具体的には、歌唱された楽曲IDと歌唱日時と採点データの組として新たに記憶する。また、パーフェクトフラグやマスターフラグの更新が必要な場合は、これらのフラグの内容を更新する。具体的には、制御部111は、受信した楽曲IDに基いて、歌唱された楽曲が「お気に入り」に登録されているアーティストであって、かつ今回の歌唱によってパーフェクト状態になったと判断した場合は、パーフェクトフラグを「ON」に更新する。さらに、制御部111は、受信した採点データに基いて、今回の歌唱によってマスター状態になったと判断した場合は、マスターフラグを「ON」に更新する。
S24において、ログアウト操作を歌唱者から受け付ける。
S25において、フラグ更新情報をセンタ200に対し送信する。フラグ更新情報には、歌唱者IDとパーフェクトフラグとマスターフラグが含まれている。これにより、第2歌唱者情報データベース204の情報のうち、パーフェクトフラグ及びマスターフラグの内容については、リモコン110から送信されるフラグ更新情報に基いて更新されることになる。
[対象アーティスト選択処理]
次に、リモコン側処理のS19で実行される対象アーティスト選択処理について具体的に説明する。図9は、対象アーティスト選択処理のフローチャートである。
S31において、制御部111は、センタ200から受信した歌唱履歴情報に含まれるアーティストIDを1つ特定する。
S32において、制御部111は、上記S31で特定したアーティストIDのパーフェクトフラグを調べ、「ON」となっているか(すなわち、そのアーティストはパーフェクト状態か)否かを判断する。
パーフェクトフラグが「ON」となっている場合は(S32:YES)、制御部111は、S33において、そのアーティストIDを記憶部115のパーフェクトリストに追加する。
S34において、制御部111は、歌唱履歴情報に含まれるアーティストIDの全てに上記処理を行ったか否かを判断する。
上記処理を行っていないアーティストIDが存在する場合は(S34:NO)、制御部111は、処理をS31に移行させる。一方、全てのアーティストIDに対し上記処理を行った場合は(S34:YES)、制御部111は、処理をS35に移行させる。
S35において、制御部111は、パーフェクトリストからアーティストIDを1つ特定する。
S36において、制御部111は、上記S35で特定したアーティストIDのアーティストの楽曲のうち、歌唱者の前回のログアウト後に歌唱可能となった新楽曲があるか否かを判断する。具体的には、制御部111は、歌唱者データを参照して前回のログアウト日時を取得し、その後目次本データを参照して当該ログアウト日時よりも遅い配信日を有するそのアーティストの楽曲(新楽曲)が存在するか否かを判断する。
新楽曲があると判断すると(S36:YES)、制御部111は、S37において、S35で特定したアーティストIDの「対象アーティストフラグ」をONとする。ただし、パーフェクトフラグは「ON」のまま変化させない。以下、対象アーティストフラグをONとしたアーティストを対象アーティストという。
S38において、制御部111は、パーフェクトリストに含まれるアーティストIDの全てに上記処理を行ったか否かを判断する。
上記処理を行っていないアーティストIDが存在する場合は(S38:NO)、制御部111は、処理をS35に移行させる。一方、全てのアーティストIDに対し上記処理を行った場合は(S38:YES)、制御部111は、対象アーティスト選択処理を終了する。
[アーティスト表示処理]
次に、リモコン側処理のS20で実行されるアーティスト表示処理について具体的に説明する。図9は、アーティスト表示処理のフローチャートである。
まず、S51において、制御部111は、第2操作画面のアーティスト表示部151〜156に表示するアーティスト名を決定する。図8に示したように、アーティスト表示部の個数は6つであるので、「お気に入り」に登録されているアーティストの数がそれよりも大きい場合は、どのアーティスト名を第2操作画面に表示するかを選択する必要がある。
本実施形態では、前回のログイン後に新楽曲が配信されたためにパーフェクト状態ではなくなったアーティスト(対象アーティスト)のアーティスト名を表示部113に優先的に表示する。これにより、歌唱者に対して、新たに未歌唱曲が発生した(作成された)アーティスト名を効果的に提示することができる。なお、制御部111は、対象アーティストフラグを参照することにより、対象アーティストを抽出することができる。また、対象アーティスト以外のアーティスト名については、歌唱回数が大きい順や五十音順等で選択してもよい。
なお、パーフェクトフラグが「RE−OFF」となっているアーティストのアーティスト名も優先的に表示してもよい。
S52において、制御部111は、上記S51で決定されたアーティストを所定の表示状態で表示する。このとき、パーフェクトフラグ及びマスターフラグを参照して表示態様を決定する。
パーフェクトフラグが「ON」となっている場合は、制御部111は第1の表示状態でアーティスト名を表示部113に表示する。また、マスターフラグも「ON」となっている場合は、制御部111はアーティスト名の横にマスターマーク171も表示する。
また、パーフェクトフラグが「RE−OFF」となっている場合は、制御部111は第2の表示状態でアーティスト名を表示部113に表示する。
また、パーフェクトフラグが「OFF」となっている場合は、制御部111は第3の表示状態でアーティスト名を表示部113に表示する。
図10は、S52における第2操作画面のレイアウトの一例である。以下では、前回のログイン後に、「ミスチルドレン」の新譜が配信されたためにパーフェクト状態を失ったものとして説明を行う。
図10に示すように、アーティスト名「ミスチルドレン」が、アーティスト表示部の最上段であるアーティスト表示部151に優先的に表示されている。また、アーティスト表示部151には、「ミスチルドレン」はパーフェクト状態を失ったものの第1の表示状態で表示されている。また、マスター数表示領域161及びパーフェクト数表示領域162には、パーフェクト状態が失われる前の数が表示されている。
説明を図9に戻す。
S53において、制御部111は、対象アーティストが存在するか否かを判断する。具体的には、制御部111は、第2操作画面に表示したアーティストのうち対象アーティストフラグがONとなっているアーティストが存在するか否かを判断する。
対象アーティストが存在する場合は(S53:YES)、制御部111は、S54において、演出処理を行う。演出処理では、制御部111は対象アーティストのアーティスト名の横に表示されているパーフェクトマーク172(マスターマーク171が表示されている場合には、マスターマーク171も)を削除し、第2の表示状態に変更して表示する。また、制御部111は、このアーティストのパーフェクトフラグを「RE−OFF」に変更する。また、制御部111は、マスター数表示領域161及びパーフェクト数表示領域162の数を減算して表示する。
図11は、S54における第2操作画面のレイアウトの一例である。図11に示すように、アーティスト名「ミスチルドレン」が、第2の表示状態で表示されている。
なお、第1の表示状態から第2の表示状態に変化させるときに、所定の演出(例えば、前記所定のマークが徐々に消えていく演出、音が鳴る演出等)を伴ってもよい。
これにより、歌唱者は、パーフェクト状態であったアーティストがパーフェクト状態ではなくなったことを容易に認識することができる。
[コマンダ120側の処理]
次に、コマンダ120側で実行されるコマンダ側処理について具体的に説明する。コマンダ側処理のプログラムは、制御部121内のROMに記憶されており、制御部121内のCPUにより繰り返し実行される。図12は、コマンダ側処理のフローチャートである。
S71において、制御部121は、リモコン110からリクエスト情報を受信したか否かを判断する。リクエスト情報を受信していないと判断した場合は(S71:NO)、制御部111は、コマンダ側処理を終了する。
一方、リクエスト情報を受信したと判断した場合は(S71:YES)、映像音声再生部123は、S72において、リクエスト情報に含まれる楽曲IDで特定されるカラオケ楽曲を演奏し、また、制御部121は、歌唱内容を採点する。
S73において、カラオケ楽曲の演奏終了後、制御部121は、リモコン110に対し演奏結果情報を送信する。演奏結果情報には、歌唱された楽曲IDと歌唱者IDと採点データが含まれている。
S74において、制御部121は、リモコン110に対し演奏結果情報を送信する。演奏結果情報には、歌唱された楽曲IDと歌唱者IDと採点データが含まれている。
[センタ200側の処理]
次に、センタ200側で実行されるセンタ側処理について具体的に説明する。センタ側処理のプログラムは、制御部201内のROMに記憶されており、制御部201内のCPUにより繰り返し実行される。図13は、センタ側処理のフローチャートである。
S91において、制御部201はリモコン110からログイン情報を受信したか否かを判断する。ログイン情報を受信していないと判断した場合は(S91:NO)、制御部201は、処理をS93に移行させる。一方、ログイン情報を受信したと判断した場合は(S91:YES)、制御部201は、処理をS92に移行させる。
S92において、制御部201は、ログイン認証処理を行い、認証後、第1歌唱者情報データベース203及び第2歌唱者情報データベース204を参照し、ニックネームと歌唱楽曲IDと歌唱日時、及び、パーフェクトフラグとマスターフラグを歌唱者情報としてリモコン110に対し送信する。
S93において、制御部201は、リモコン110から歌唱履歴要求情報を受信したか否かを判断する。歌唱履歴要求情報を受信していないと判断した場合は(S93:NO)、制御部201は、処理をS95に移行させる。一方、歌唱履歴要求情報を受信したと判断した場合は(S93:YES)、制御部201は、処理をS94に移行させる。
S94において、制御部201は、第2歌唱者情報データベース204を参照し、歌唱履歴情報をリモコン110に送信する。
S95において、制御部201は、コマンダ120から演奏結果情報を受信したか否かを判断する。演奏結果情報を受信していないと判断した場合は(S95:NO)、制御部201は、処理をS97に移行させる。
一方、演奏結果情報を受信したと判断した場合は(S95:YES)、制御部201は、処理をS96に移行させる。S96において、制御部201は、第1歌唱者情報データベース203を更新する。また、第1歌唱者情報データベース203の更新に伴い、制御部201は、第2歌唱者情報データベース204を更新する。
S97において、制御部201は、リモコン110からフラグ更新情報を受信したか否かを判断する。フラグ更新情報を受信していないと判断した場合は(S97:NO)、制御部201は、センタ側処理を終了する。一方、フラグ更新情報を受信したと判断した場合は(S97:YES)、制御部201は、処理をS98に移行させる。
S98において、制御部201は、第2歌唱者情報データベース204のパーフェクトフラグ及びマスターフラグを更新する。
上述したとおり、本実施形態では、制御部111は、アーティスト名を表示部113に表示させる際に、「パーフェクト状態である」、「前回のログアウト後にパーフェクト状態が失われた」、「一度もパーフェクト状態になっていない」という3つの状態のうちいずれの状態かを判断し、その判断結果に応じてアーティスト名の表示状態を決定する。これにより、本実施形態のリモコン110は、未歌唱曲が存在するアーティストを効果的に提示することができる。
また、前回のログアウト後にパーフェクト状態が失われたアーティストのアーティスト名を表示部113に表示する際には、まず、第1の表示状態で表示部113に表示し、次いで、第2の表示状態に変化させて表示部113に表示するので、未歌唱曲が存在するアーティストをより効果的に提示することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはいうまでもない。例えば、第1歌唱者情報データベース203と第2歌唱者情報データベース204を1つの歌唱者情報データベースとして構成してもよい。
また、上述した各フローチャートは単なる一例であり、該各フローチャートの処理と同等の結果を得ることができるものであれば、他のフローチャートによって処理を実現してもよい。
また、上述したリモコンに係る方法、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体等としても本発明は実現可能である。
100…カラオケ装置
110…リモコン
111…制御部、112…通信部、113…表示部、114…タッチパネル、115…記憶部
120…コマンダ
121…制御部、122…通信部、123…映像音声再生部、124…補助記憶部
200…センタ
201…制御部、202…楽曲データベース、
203…第1歌唱者情報データベース、204…第2歌唱者情報データベース

Claims (3)

  1. 制御部と表示部を有し、センタと通信可能なカラオケリモコンであって、
    前記制御部は、
    ユーザから受け付けたログイン情報を前記センタに送信し、
    前記センタから、当該ユーザがどのアーティストのどの楽曲を歌ったことがあるかを示す歌唱履歴情報を受信し、
    前記歌唱履歴情報に基いて、前記ユーザの前回のログアウト時において全曲歌唱済みとなっているアーティストを特定し、
    前記特定したアーティストの楽曲のうち、前記ユーザの前回のログアウト後に歌唱可能となった新楽曲があるか否かを判断し、
    前記新楽曲があると判断した場合に、当該新楽曲のアーティストを対象アーティストとして選択し、
    前記対象アーティストの名前を前記表示部に表示するときに、
    まず、当該対象アーティストの名前を、全曲歌唱済みであることを示す第1の表示状態で前記表示部に表示し、
    次いで、当該対象アーティストの名前を、全曲歌唱済みではなくなったことを示す第2の表示状態に変化させて前記表示部に表示する、
    ことを特徴とするカラオケリモコン。
  2. 前記制御部は、前記歌唱履歴情報に含まれる複数のアーティストの名前を表示する際に、前記対象アーティストの名前を優先的に前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカラオケリモコン。
  3. 前記制御部は、
    一度も全曲歌唱済みとなっていないアーティストは、前記第2の表示状態とは異なる第3の表示状態で前記表示部に表示し、
    全曲歌唱済みとなっているアーティストは、前記第1の表示状態で前記表示部に表示し、
    それ以外のアーティストは、前記第2の表示状態で前記表示部に表示する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラオケリモコン。
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