JP2010203756A - 除塵・除菌装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構成としつつ、クリーンルームに入室する様々な種類の被処理体に付着した塵埃、微生物および細菌等を効果的に除去する除塵・除菌装置を提供する。
【解決手段】クリーンルームに入室する被処理体の除塵及び除菌を行う除塵・除菌装置1は、エアーを噴出するエアー噴出手段を備えたエアーシャワー室3と、除菌液を噴霧する噴霧手段を備え、エアーシャワー室3を経た被処理体が入室する噴霧室5と、被処理体がエアーシャワー室3に位置するときに、エアー噴出手段を駆動して被処理体にエアーを噴出させると共に噴霧手段を駆動して噴霧室5内に除菌液を噴霧させる制御ユニット7と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】クリーンルームに入室する被処理体の除塵及び除菌を行う除塵・除菌装置1は、エアーを噴出するエアー噴出手段を備えたエアーシャワー室3と、除菌液を噴霧する噴霧手段を備え、エアーシャワー室3を経た被処理体が入室する噴霧室5と、被処理体がエアーシャワー室3に位置するときに、エアー噴出手段を駆動して被処理体にエアーを噴出させると共に噴霧手段を駆動して噴霧室5内に除菌液を噴霧させる制御ユニット7と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気中における浮遊微粒子や浮遊微生物が管理された管理区域(以下「クリーンルーム」という)の入口側に設けられる除塵・除菌装置に関する。
一般に、クリーンルームの入口にはエアーシャワー装置が設けられており、このエアーシャワー装置によりクリーンルームに入室する人や物(以下「被処理体」という)に付着した塵埃等が除去される。
特許文献1に記載のエアーシャワー装置では、クリーンルームに入室する被処理体に対してオゾンを含有した高速気流を噴出することにより、該被処理体に付着した塵埃を除去すると共に、該被処理体に付着した微生物、細菌を除去するようにしている。
しかし、上記従来のエアーシャワー装置では、人体に影響を及ぼすおそれのあるオゾンを用いているため、特別な装備のない人を被処理体とする場合には、装置内におけるオゾン濃度等の管理が必要となり、制御の複雑化を招くおそれがある。
ここで、上記従来のエアーシャワー装置において、装置内のオゾン濃度等を管理することなく、高速気流に含有させるオゾン濃度を低くしたり、処理時間を短くしたり、被処理体である人がマスク等を装着したりすることにより、オゾンによる人体への影響を低減することも考えられる。
しかし、このようにすると、十分の除菌、殺菌が行えないおそれがあり、また、被処理体となる人に対して煩わしさを与えることになる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構成としつつ、クリーンルーム等の管理区域内に入室する様々な種類の被処理体に付着した塵埃、微生物および細菌等を効果的に除去することのできる、除塵・除菌装置を提供することである。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構成としつつ、クリーンルーム等の管理区域内に入室する様々な種類の被処理体に付着した塵埃、微生物および細菌等を効果的に除去することのできる、除塵・除菌装置を提供することである。
本発明による除菌・除塵装置は、クリーンルームの入口側に設けられ、該クリーンルームに入室する被処理体を通過させることによって該被処理体の除塵および除菌を行うものであって、エアーを噴出するエアー噴出手段と、除菌液を噴霧する噴霧手段と、を備え、噴出されたエアーによって前記被処理体の除塵を行った後に、噴霧された除菌液によって前記被処理体の除菌を行う。
ここで、除菌液としては、次亜鉛素酸ソーダ、苛性ソーダ及び炭酸ソーダを含むものであるのが好ましいが、他の除菌液(例えば、次亜塩素酸水)を用いてもよい。
本発明によると、エアー噴出手段から噴出されるエアーによって被処理体の除塵を行いその後、噴霧手段から噴霧される除菌液によって被処理体の除菌を行うので、クリーンルームに入室しようとする被処理体に対して十分な除塵、除菌を行うことができ、クリーンルームの汚染が大幅に低減される。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による除塵・除菌装置の適用例の概略構成を示す図(平面図)である。図1に示すように、除塵・除菌装置1は、クリーンルーム10の入口側に設けられ、エアーシャワー室3と、エアーシャワー室3に隣接した噴霧室5と、除塵・除菌装置1の動作を制御する制御ユニット7と、を備えている。
図1は、本発明の第1実施形態による除塵・除菌装置の適用例の概略構成を示す図(平面図)である。図1に示すように、除塵・除菌装置1は、クリーンルーム10の入口側に設けられ、エアーシャワー室3と、エアーシャワー室3に隣接した噴霧室5と、除塵・除菌装置1の動作を制御する制御ユニット7と、を備えている。
クリーンルーム10に入室する人や物などの被処理体は、破線矢印で示すように、エアーシャワー室3の入口ドア3aを通過して外部からエアーシャワー室3に移動し、このエアーシャワー室3で除塵処理が施される。その後、エアーシャワー室3の出口ドア3bを通過して噴霧室5に移動し、この噴霧室5で除菌処理が施される。このように、被処理体は、クリーンルーム10に入室する前に、エアーシャワー室3、噴霧室5を順に通過することによって除塵・除菌処理が施される。そして、噴霧室5において除菌処理が終了した後、被処理体は、噴霧室5の出口ドア5bを通過して噴霧室5からクリーンルーム10に移動する
ここで、各ドア3a,3b,5bは、開き戸式のものであっても引き戸式のものであってもよい。また、本実施形態において、少なくともエアーシャワー室3の出口ドア3bおよび噴霧室5の出口ドア5bは、ロック機構を有しており、ロックが解除されたときに被処理体の噴霧室5への移動またはクリーンルーム10への移動を可能にするように構成されている。
ここで、各ドア3a,3b,5bは、開き戸式のものであっても引き戸式のものであってもよい。また、本実施形態において、少なくともエアーシャワー室3の出口ドア3bおよび噴霧室5の出口ドア5bは、ロック機構を有しており、ロックが解除されたときに被処理体の噴霧室5への移動またはクリーンルーム10への移動を可能にするように構成されている。
なお、本実施形態においては、エアーシャワー室3の出口ドア3bが噴霧室5の入口ドアとなり、噴霧室5の出口ドア5bがクリーンルーム10の入口ドアとなっている。このため、エアーシャワー室3の出口ドア3bが本発明の「噴霧室入口ドア」に相当し、噴霧室5の出口ドア5bが本発明の「クリーンルーム入口ドア」に相当する。
図2は、エアーシャワー室3の構成を示す図(断面図)である。図2に示すように、エアーシャワー室3は、天井、床及び側壁によって周囲が囲まれており、該エアーシャワー室3の対向する側壁の外側には機械室31が配設されている。
エアーシャワー室3の側壁、より具体的には、機械室31と隣接するエアーシャワー室3の側壁には、該エアーシャワー室3に入室した被処理体に対してエアーを噴出できる複数のノズル33が設けられている。また、ノズル33が設けられている側壁の下部、すなわち、ノズル33の下方には、機械室31に連通する吸込み口35が形成されている。
機械室31には、プレフィルター37、送風機(ターボファン)39、ダクト41および集塵フィルター43が配設されている。プレフィルター37は、吸込み口35の機械室31側に取り付けられており、この吸込み口35を介してエアーシャワー室3から機械室31へと流れるエアーに含まれる比較的大きなサイズの塵埃等を除去する。送風機39は、吸込み口35から(プレフィルター37を介して)エアーシャワー室3のエアーを吸込み、この吸い込んだエアーをダクト41へと送り出すように動作する。ダクト41は、その一端側が送風機39に接続され、他端側がエアーシャワー室3内に設けられた各ノズル33に接続され、送風機39から送り出されたエアーを各ノズル33に導く。集塵フィルター43は、ダクト41と各ノズル33との間、さらに言えば、ダクト41から各ノズル33へと向かう流路の途中に設けられている。この集塵フィルター43は、プレフィルター37よりも小さいサイズの塵埃等(アレルゲン物質やウイルス等を含む)を除去できるものであり、例えばHEPAフィルターとすることができる。
このような構成を有するエアーシャワー室3において、送風機39が駆動されると、エアーシャワー室3内のエアーが吸込み口35からプレフィルター37を介して該送風機39に吸い込まれる。このとき、プレフィルター37によって、比較的大きな塵埃等が除去される。送風機39に吸い込まれたエアーは、ダクト41、集塵フィルター43を介して各ノズル33へと送り込まれる。このとき、集塵フィルター43によって、小さい塵埃等が除去される。エアーが送り込まれた各ノズル33は、エアーシャワー室3内に位置する被処理体に向かって、塵埃等が除去されたクリーンエアーを高速で噴出し、該被処理体に付着した塵埃等を除去する。その後、エアーシャワー室3内のエアーは、再び吸込み口35から吸い込まれて循環する。なお、主としてノズル33、送風機39及びダクト41が本発明における「エアー噴出手段」を構成する。
図3は、噴霧室5の構成を示す図(断面図)である。図3に示すように、噴霧室5は、エアーシャワー室3と同様、天井、床及び側壁によって周囲が囲まれており、噴霧室5の天井には、外部から加圧供給される除菌液を噴霧する噴霧ノズル51が下向きに設けられている。ここでは複数の噴霧ノズル51が設けられているが、一つであってもよい。
噴霧ノズル51は、除菌液の供給圧力(液圧)によって該除菌液を噴霧する、いわゆる一流体ノズルである。噴霧ノズル51は、後述するように、除菌液の供給圧力に応じて動作(開閉)する圧力動作弁を備えている。この圧力動作弁は、除菌液の供給圧力が所定値以上(例えば、6MPa以上)となると噴霧ノズル51の噴孔に至る流路を開き、除菌液の供給圧力が前記所定値未満の場合には前記噴孔に至る流路を閉じる。
噴霧ノズル51への除菌液の供給は、例えば、噴霧室5の外部に設けられた除菌液供給系20によって行われる。この除菌液供給系20は、除菌液を蓄えた除菌液タンク21、供給管23を介して除菌液タンク21内の除菌液を噴霧ノズル51に加圧供給するフィードポンプ(供給手段)25を含む。フィードポンプ(以下単に「ポンプ」という)25は、いわゆる給水ポンプを用いることができる。また、ポンプ25は、除菌液を6〜8MPa程度又はそれ以上の比較的高い圧力で吐出することができるものである。
ここで、本実施形態で用いる除菌液は、次亜鉛素酸ソーダ(NaOCl)、苛性ソーダ(NaOH)及び炭酸ソーダ(Na2CO3)を含む。より具体的には、上記除菌液は、次亜鉛素酸ソーダ、苛性ソーダ及び炭酸ソーダの濃度(含有量)がそれぞれ0.002(wt%)以下の水溶液である。かかる除菌液は、弱アルカリ性であり、臭気及び金属腐食のおそれがほとんどない無臭性・防腐食性を有する。なお、このような除菌液は、高濃度の原液を水で希釈することによって生成できるものであり、使用場所や用途などに応じて除菌液の濃度(原液の水による希釈割合)を適宜調整してもよい。また、上記除菌液は、除菌機能に加えて消臭(脱臭)機能も有する。
図4は、噴霧ノズル51の構成の一例を示している。図4に示すように、噴霧ノズル51は、(基端側の)ノズル本体53と、ノズル本体53に着脱可能に構成されたノズル先端部55と、を有する。なお、ノズル先端部55は、目的に応じて噴霧を実現するために適宜選択することができる。
ノズル本体53は、一端側(噴霧ノズル51の先端側)にめねじ部53aが形成されると共に、その内部に該一端側において拡径する流路53bが形成されている。
ノズル先端部55は、一端側(噴霧ノズル51の基端側)にノズル本体53のめねじ部53aに対応するおねじ部55aが形成されると共に、他端側(噴霧ノズル51の先端側)に噴孔55bが形成されている。この噴孔55bは、ノズル先端部55がノズル本体53(の一端側)に装着されたときにノズル本体53内の流路53bと連通する。
ノズル先端部55は、一端側(噴霧ノズル51の基端側)にノズル本体53のめねじ部53aに対応するおねじ部55aが形成されると共に、他端側(噴霧ノズル51の先端側)に噴孔55bが形成されている。この噴孔55bは、ノズル先端部55がノズル本体53(の一端側)に装着されたときにノズル本体53内の流路53bと連通する。
そして、図4に示すように、ノズル本体53とノズル先端部55との間に、ノズル先端部55側からシール部材(例えばOリング)57、加圧スプリング(弾性部材)59及びボール状の弁体61が配置され、ノズル本体53とノズル先端部55とがネジ締結されることによって噴霧ノズル51が構成される。
ここで、弁体61の径は、ノズル本体53内に形成された流路53bの拡径した部分よりも小さく、該流路53bの拡径しない部分よりも大きくなっている。このため、噴霧ノズル51において、弁体61は、ノズル本体53内に形成された流路53bの拡径した部分に配置されることとなり、ノズル先端部55側から加圧スプリング59によって付勢されて流路53bを閉塞する。一方、ポンプ25から流路53bに6MPa以上の圧力で除菌液が供給されると、弁体61が加圧スプリング59の付勢力に抗して移動して流路53bを開放する。これにより、噴霧ノズル51は、除菌液の供給圧力が6MPa以上の場合にのみ除菌液を噴霧し、除菌液の供給圧力が6MPa未満となると噴霧を停止する。なお、除菌液供給系20および噴霧ノズル51が本発明における「噴霧手段」に相当し、主として加圧スプリング59および弁体61が本発明における「圧力動作弁」を構成する。
このような構成を有する噴霧室5において、ポンプ25が駆動されると、タンク21内の除菌液が供給管23を介して噴霧ノズル51へと加圧供給される。除菌液の供給圧力が6MPa以上となると、噴霧ノズル51は、噴霧室5内に除菌液を噴霧する。このとき、噴霧ノズル51は、噴霧室5の壁面や被処理体をほとんど濡らすことのない、微細な噴霧を噴霧室5内に供給(放出)する。一方、除菌液の供給圧力が6MPaを下回ると、噴霧ノズル51は、内蔵する圧力動作弁によって速やかに噴孔に至る流路が閉じられるため、ポンプ25の停止時(すなわち、噴霧動作の停止時)等に、噴霧ノズル51からの除菌液の液だれが抑制される。
制御ユニット7には、被処理体がエアーシャワー室3に入室したことを検知する第1検知手段および被処理体が噴霧室5に入室したことを検知する第2検知手段などの各種センサ、スイッチからの信号が入力される。第1検知手段、第2検知手段としては、例えば、エアーシャワー室3または噴霧室5の床面または床下に配置されるマットスイッチ71,72を用いることができる。このようなマットスイッチは、例えば、エアーシャワー室3または噴霧室5の床部における重量変化を検知し、重量変化が所定値を超えたときに被処理体が入室したことを検知する。但し、これに限るものではなく、被処理体の入室を検知できるものであればどのようなセンサ等を用いてもよい。例えば、エアーシャワー室3において、ノズル33からのエアーの噴出が、エアーシャワー室3内に配置された図示しないスイッチ等を操作(オン)することによって行われる場合には、この操作されるスイッチ等を第1検知手段して利用してもよい。
そして、制御ユニット7は、入力される各種信号に基づいて除塵・除菌装置1の動作全体を制御する。特に、制御ユニット7は、機械室31内に配設された送風機39および除菌液供給系20を構成するポンプ25の動作を制御し、また、エアーシャワー室3の出口ドア3bおよび噴霧室5の出口ドア5bのロック機構の状態を制御する。
図5は、制御ユニット7によって実行される制御のフローチャートである。ここでは、初期状態においてエアーシャワー室3の出口ドア3bおよび噴霧室5の出口ドア5bはロックされているものとする。
ステップS1では、被処理体がエアーシャワー室3に入室したか否か、すなわち、被処理体がエアーシャワー室3に位置するか否かを判定する。かかる判定は、第1検知手段としてのマットスイッチ71の検知信号に基づいて行われる。そして、被処理体がエアーシャワー室3に位置していればステップS2に進む。
ステップS2では、送風機39を駆動し、エアーシャワー室3においてノズル33からエアーを噴出させる。ここで、ステップS1により被処理体がエアーシャワー室3に位置していると判定された後、直ちに送風機39を駆動する必要はなく、判定された後、所定のディレイ時間(d1)が経過してから送風機39を駆動するようにしてもよい。
ステップS3では、ポンプ25を駆動し、噴霧室5内に噴霧ノズル51から除菌液を噴霧させる。このポンプ25の駆動も、送風機39の駆動と同様、ステップS1により被処理体がエアーシャワー室3に位置していると判定された後、所定のディレイ時間(d2)が経過してからポンプ25を駆動するようにしてもよい。
ここで、送風機39を駆動するためのディレイ時間(d1)<ポンプ25を駆動するためのディレイ時間(d2)とすれば、エアーシャワー室3におけるエアーの噴出開始後に噴霧室5における除菌液の噴霧が開始され、ディレイ時間(d1)=ディレイ時間(d2)とすれば、エアーシャワー室3におけるエアーの噴出開始と同時に噴霧室5における除菌液の噴霧が開始される。また、ディレイ時間(d1)>ディレイ時間(d2)とすれば、エアーシャワー室3におけるエアーの噴出開始前に噴霧室5における除菌液の噴霧が開始される(ステップS2とステップS3が逆になる)。いずれの場合においても、噴霧室5における除菌液の噴霧は、被処理体がエアーシャワー室3に位置するとき、すなわち、被処理体が噴霧室5に入室する前に開始されることになる。
ステップS4では、送風機39の駆動開始、すなわち、エアーシャワー室3におけるノズル33からのエアーの噴出開始から所定時間(t1)が経過したか否かを判定し、所定時間(t1)が経過するとステップS5に進む。この所定時間(t1)は、ノズル33から噴出されたエアーによって被処理体に付着した塵埃等が除去できる時間として予め設定されたものであり、クリーンルーム10の管理条件等に応じて変更することもできる。なお、この所定時間(t1)が本発明における「第1所定時間」に相当する。
ステップS5では、送風機39を停止してエアーシャワー室3におけるエアーの噴出を終了させると共に、エアーシャワー室3の出口ドア3bのロックを解除して被処理体がエアーシャワー室3から噴霧室5へと移動できるようにする。このとき、噴霧室5においては、すでに除菌液の噴霧が行われているため、噴霧室5内には除菌液の噴霧が十分に拡散している。
ステップS6では、被処理体が噴霧室5に入室したか否か、すなわち、被処理体が噴霧室5内に位置するか否かを判定する。かかる判定は、第2検知手段としてのマットスイッチ72の検知信号に基づいて行われる。そして、被処理体が噴霧室5に位置していればステップS7に進む。
ステップS7では、被処理体が噴霧室5に入室してから所定時間(t2)が経過したか否かを判定し、所定時間(t2)が経過するとステップS8に進む。この所定時間(t2)は、除菌液の噴霧によって被処理体に付着した微生物や細菌等が除去できる時間として予め設定されたものであり、クリーンルーム10の管理条件等によって変更することもできる。なお、この所定時間(t2)本発明における「第2所定時間」に相当する。
ステップS8では、ポンプ25を停止して噴霧室5における除菌液の噴霧を終了させると共に、噴霧室5の出口ドア5bのロックを解除して被処理体が噴霧室5からクリーンルーム10へと移動できるようにする。この段階において被処理体はクリーンルーム10への入室が許可されることになる。
そして、ステップS9において、マットスイッチ71,72からの信号に基づき、エアーシャワー室3および噴霧室5に被処理体がない(位置していない)ことを確認し、エアーシャワー室3および噴霧室5に被処理体がない場合には、ステップS10において、エアーシャワー室3の出口ドア3bおよび噴霧室5の出口ドア5bをロックして本フローを終了する。
本実施形態による除塵・除菌装置1によると、エアーシャワー室3においてノズル33から噴出されるエアーおよび噴霧室5において噴霧ノズル51からの除菌液の噴霧によってクリーンルーム10に入室する前の被処理体の除塵および除菌を効果的に行うことができる。ここで、除菌液として用いる次亜鉛素酸ソーダ、苛性ソーダ及び炭酸ソーダを含む水溶液は、高い安全性を有するとともに、インフルエンザウイルス、ノロウイルス、パルボウイルスなどのウイルスや大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSAなどの細菌に対する除菌効果があることが確認されている。
これにより、ほとんどの被処理体を除菌対象とすることができ、特に人や動物などを被処理体としたときの安全性が確保され、被処理体の付着等しているウイルスや細菌等を効果的に除去することができる。また、除菌液は、消臭機能も有しており、除菌と同時に消臭も行われる。
また、噴霧室5における除菌液の噴霧は、被処理体が噴霧室5に入室する前のエアーシャワー室3に位置するときに開始されており、被処理体が噴霧室5に移動するときには、噴霧室5内に十分に除菌液の噴霧が拡散している。これにより、噴霧室5における被処理体の除菌が効果的かつ短時間で行うことができる。また、被処理体が噴霧室5に移動する際に、エアーシャワー室3にも除菌液の噴霧が流入するため、この流入した除菌液の噴霧によってエアーシャワー室3の除菌及び消臭も行うことができる。
ここで、エアーシャワー室3の圧力を噴霧室5の圧力よりも低く設定しておけば、被処理体の移動時に除菌液の噴霧がより効果的にエアーシャワー室3に流入し、エアーシャワー室3の除菌、消臭効果を高めることができる。
さらに、被処理体のエアーシャワー室3から噴霧室5への移動は、噴出されたエアーによる除塵が十分に行われたと判断できる時間(所定時間t1)が経過するまでには許可されず、被処理体の噴霧室5からクリーンルーム10への移動は、除菌液の噴霧による除菌が十分に行われたと判断できる時間(所定時間t2)が経過するまでに許可されない。これにより、クリーンルーム10への汚染物質の持ち込みが効果的に防止される。
なお、以上説明した実施形態では、エアーシャワー室3の出口ドア3bが噴霧室5の入口ドアを兼用し、噴霧室5の出口ドア5bがクリーンルーム10の入口ドアを兼用しているが、エアーシャワー室3の出口ドア3bとは別に噴霧室5の入口ドアを設けたり、噴霧室5の出口ドア5bとは別にクリーンルーム10の入口ドアを設けたりしてもよい。この場合、エアーシャワー室3の出口ドア3bおよび噴霧室5の入口ドアの少なくとも一方を本発明の「噴霧室入口ドア」とし、噴霧室5の出口ドア5bおよびクリーンルーム10の入口ドアの少なくとも一方を本発明の「クリーンルーム入口ドア」とすることができる。
また、噴霧ノズル51を噴霧室5の天井に設けているが、これに限るものではない。噴霧ノズル51を噴霧室5の側壁上部に設けもよい。また、噴霧ノズルを含む噴霧ユニットを設けてもよい。
図6は、このような噴霧ユニットの一例を示している。
図6に示すように、噴霧ユニット80は、上記除菌液を霧化された状態で放出する放出口81及び外気を導入する外気導入口82が形成されたハウジング83と、ハウジング83内に配置された噴霧ノズル84とを備えており、外気導入口82から導入された外気と噴霧ノズル84からの噴霧とを混合させて、霧化された除菌液として放出口81から放出する。なお、噴霧ノズル84として上述した噴霧ノズル51を用いてもよい。
図6に示すように、噴霧ユニット80は、上記除菌液を霧化された状態で放出する放出口81及び外気を導入する外気導入口82が形成されたハウジング83と、ハウジング83内に配置された噴霧ノズル84とを備えており、外気導入口82から導入された外気と噴霧ノズル84からの噴霧とを混合させて、霧化された除菌液として放出口81から放出する。なお、噴霧ノズル84として上述した噴霧ノズル51を用いてもよい。
ハウジング83は、例えば噴霧室5の壁に取り付けられる。ハウジング83は、その内部が上面側から下面側に向かって延びる仕切り壁84によって第1室85と第2室86とに仕切られている。但し、第1室85と第2室86とは、仕切り壁84によって完全に仕切られておらず、仕切り壁84の下方に設けられた連通部87を介して連通している。そして、本実施形態においては、放出口81は、第1室85の上部に形成され、外気導入口82は、第2室86の上面に形成されている。また、ハウジング83の底部には、ハウジング83内に貯留した除菌液を排出するための排出口88が形成されており、この排出口88は接続管89によって除菌液タンク21に接続される。
噴霧ノズル84は、ハウジング83の第2室86内に配置されており、除菌液供給系20によって供給された除菌液を、ハウジング83(第2室86)内にて水平方向よりも下向きに噴霧する。
かかる噴霧ユニット80においては、除菌液供給系20によって供給された除菌液は、噴霧ノズル84によって第2室86内にて水平方向よりも下向きに噴霧される。このとき、噴霧ノズル84の噴霧動作に伴うエジェクタ効果によって、外気が外気導入口82からハウジング83(第2室86)内に導入され、ハウジング83内を外気導入口82から放出口81へと流れる気流が生成される。これにより、噴霧ノズル84からの噴霧は、導入された外気と混合されつつ放出口81へと導かれる。
ここで、ハウジング83内において第1室85と第2室86とは、仕切り壁84の下方に設けられた連通部87によって連通しており、また、放出口81は、第1室85における噴霧ノズル84(の噴孔)よりも上側の位置に形成されている。このため、噴霧ノズル84からの噴霧は、図6において破線矢印で示すように、導入された外気と混合されつつ連通部87を介して第2室86から第1室85へとほぼ水平方向に移動し、その後、第1室85内を上方へと移動して放出口81から放出される。
このように、ハウジング83内に仕切り壁84を設け、下向きの噴霧を水平方向に移動させ、その後、上方に移動させてから放出することにより、噴霧ノズル84から放出口81までの噴霧の経路を迂回させることとなり、噴霧ノズル84からの噴霧と導入された外気との混合が促進されるとともに噴霧ノズル84からの噴霧のうち粒径の大きな除菌液が放出口61から放出されることが抑制される。この結果、放出口81から放出される噴霧(霧化された除菌液)は、人や物をほとんど濡らすことのない微細な粒径のものとなる。
したがって、このような噴霧ユニット80を用いることにより、被処理体をほとんど濡らすことなく除菌液による除菌が効果的に行われる。
図7は、本発明の第2実施形態による除塵・除菌装置90の適用例を示す図(平面図)である。この第2実施形態による除塵・除菌装置90も、第1実施形態による除塵・除菌装置1と同様、クリーンルーム110の入口側に設けられる。そして、クリーンルーム110に入室する被処理体は、破線矢印で示すように、入口ドア90aを通過して外部から除塵・除菌装置90(後述する空間91)に移動し、出口ドア90bを通過して除塵・除菌装置90(後述する空間91)からクリーンルーム100に移動する。これにより、クリーンルーム110に入室する被処理体は、まず除塵・除菌処理が施され、その後にクリーンルーム110に入室することになる。
図7は、本発明の第2実施形態による除塵・除菌装置90の適用例を示す図(平面図)である。この第2実施形態による除塵・除菌装置90も、第1実施形態による除塵・除菌装置1と同様、クリーンルーム110の入口側に設けられる。そして、クリーンルーム110に入室する被処理体は、破線矢印で示すように、入口ドア90aを通過して外部から除塵・除菌装置90(後述する空間91)に移動し、出口ドア90bを通過して除塵・除菌装置90(後述する空間91)からクリーンルーム100に移動する。これにより、クリーンルーム110に入室する被処理体は、まず除塵・除菌処理が施され、その後にクリーンルーム110に入室することになる。
図8は、第2実施形態による除塵・除菌装置90の構成を示している。図8に示すように、除塵・除菌装置90は、天井、床及び側壁によって囲まれた空間91と、空間91内にエアーを噴出する複数のノズル93と、空間91の外側に配設された機械室95と、空間91内に除菌液を噴霧する複数の噴霧ノズル97と、を備える。ここで、除塵・除菌装置90の動作は、制御ユニット99(図6参照)によって制御される。なお、図では省略しているが、入口ドア90aおよび出口ドア90bは、機械室95に隣接しない空間91の側壁に設けられる。ここで、出口ドア90bは、ロック機構を有しており、ロックが解除されたときに被処理体のクリーンルーム110の移動を可能にするように構成されている。
各ノズル93は、機械室95に隣接する空間91の側壁に設けられており、該側壁の下部には吸込み口101が形成されている。機械室95内には、プレフィルター103、送風機(ターボファン)105、ダクト107および集塵フィルター109が配設されている。これらは、上記第1実施形態におけるエアーシャワー室3および機械室31に配設されたものと同じであるので、ここでの説明は省略する。
噴霧ノズル97は、空間91の天井に下向きに設けられており、外部から加圧供給される除菌液を噴霧する。この噴霧ノズル97は、上記第1実施形態における噴霧ノズル51と同じであり、噴霧ノズル97への除菌液の供給は、除菌液供給系200によって行われる。この除菌液供給系200は、上記第1実施形態における除菌液供給系20と同様に、除菌液を蓄えた除菌液タンク201、供給管203を介してタンク201内の除菌液を噴霧ノズル97に加圧供給するポンプ(供給手段)205を含んでいる。
制御ユニット99には、被処理体が空間91に入室したことを検知する検知手段の検知信号が入力される。この検知手段は、上記第1実施形態における第1,第2検知手段と同様であり、例えば、空間91の床面または床下に配置されたマットスイッチ73とすることができる。また、ノズル93からのエアーの噴出を行わせるスイッチ等(図示省略)を検知手段としてもよい。
そして、制御ユニット99は、入力された検知信号に基づいて除塵・除菌装置90の動作全体を制御する。特に、制御ユニット99は、機械室95に配設された送風機105および除菌液供給系200のポンプ205の動作を制御し、また、出口ドア90bのロック機構の状態を制御する。
図9は、制御ユニット99によって実行される制御のフローチャートである。ここでは、初期状態において出口ドア90bはロックされているものとする。
ステップS21では、被処理体が空間91に入室したか否か、すなわち、被処理体が空間91内に位置するか否かを判定する。かかる判定は、検知手段としてのマットスイッチ73の検知信号に基づいて行う。そして、被処理体が空間91内に位置していればステップS22に進む。
ステップS21では、被処理体が空間91に入室したか否か、すなわち、被処理体が空間91内に位置するか否かを判定する。かかる判定は、検知手段としてのマットスイッチ73の検知信号に基づいて行う。そして、被処理体が空間91内に位置していればステップS22に進む。
ステップS22では、図5のステップS2と同様、送風機105を駆動し、空間91内においてノズル93からエアーを噴出させる。送風機105の駆動に所定のディレイ時間を設定してもよいことは上記第1実施形態と同じである。
ステップS23では、図5のステップS4と同様、送風機105の駆動開始、すなわち、ノズル93からのエアーの噴出開始から所定時間(t1)が経過したか否かを判定し、所定時間(t1)が経過するとステップS24に進む。
ステップS24では、送風機105を停止してノズル93からのエアーの噴出を終了する。
ステップS25では、図5のステップS3と同様、ポンプ205を駆動し、空間91内に噴霧ノズル97から除菌液を噴霧させる。
ステップS25では、図5のステップS3と同様、ポンプ205を駆動し、空間91内に噴霧ノズル97から除菌液を噴霧させる。
ステップS26では、ポンプ205の駆動開始、すなわち、噴霧ノズル97からの除菌液の噴霧開始から所定時間(t3)が経過したか否かを判定し、所定時間(t3)が経過するとステップS27に進む。この所定時間(t3)は、除菌液の噴霧によって被処理体に付着した微生物や細菌等が除去できる時間(噴霧開始からの時間)として予め設定されたものであり、クリーンルーム110の管理条件等によって変更可能としてもよい。
ステップS27では、図5のステップS8と同様、ポンプ205を停止して噴霧ノズル97からの除菌液の噴霧を終了すると共に、出口ドア90bのロックを解除して被処理体が空間91からクリーンルーム110へと移動できるようにする。
そして、ステップS28において、マットスイッチ73からの信号に基づいて空間91内に被処理体がない(位置していない)ことを確認し、空間91内に被処理体がない場合には、ステップS29において、出口ドア90bをロックして本フローを終了する。
本実施形態による除塵・除菌装置90においてもクリーンルーム110に入室する被処理体の除塵および除菌を効果的に行うことができる。また、被処理体の除菌には、(弱酸性の)除菌液の噴霧を用いるので、ほとんどの被処理体を除塵および除菌の対象にすることができ、特に人や動物などを被処理体としたときの安全性が確保される。
また、本実施形態による除塵・除菌装置90によれば、従来のエアーシャワー室とほぼ同程度の設置スペースで済むので、装置の設置スペースの拡大を抑制できる。
なお、以上説明した第1、第2実施形態においては、除菌液として、次亜鉛素酸ソーダ、苛性ソーダ及び炭酸ソーダを含む水溶液を用いているが、これに限るものではなく、人体等への影響がほとんどない除菌液であればよい。例えば、上記除菌液に代えて、次亜鉛素酸ソーダ、亜鉛素酸ソーダ、炭酸二ソーダ及び苛性ソーダを含む水溶液を除菌液として用いてもよい。この場合、各成分の濃度は5(wt%)以下であり、適宜濃度を調整することも可能である。また、次亜塩素酸水(例えば、pH5〜7程度の弱酸性の次亜塩素酸水)を除菌液として用いてもよい。
なお、以上説明した第1、第2実施形態においては、除菌液として、次亜鉛素酸ソーダ、苛性ソーダ及び炭酸ソーダを含む水溶液を用いているが、これに限るものではなく、人体等への影響がほとんどない除菌液であればよい。例えば、上記除菌液に代えて、次亜鉛素酸ソーダ、亜鉛素酸ソーダ、炭酸二ソーダ及び苛性ソーダを含む水溶液を除菌液として用いてもよい。この場合、各成分の濃度は5(wt%)以下であり、適宜濃度を調整することも可能である。また、次亜塩素酸水(例えば、pH5〜7程度の弱酸性の次亜塩素酸水)を除菌液として用いてもよい。
1,90…除塵・除菌装置、3…エアーシャワー室、3b…出口ドア(噴霧室入口ドア)、5…噴霧室、5b…出口ドア(クリーンルーム入口ドア)、7,99…制御ユニット、10,110…クリーンルーム、20,200…除菌液供給系、21,201…除菌液タンク、23,203…供給管、25,205…ポンプ、31,95…機械室、33,93…ノズル、35,101…吸込み口、37,103…プレフィルター、39,105…送風機(ターボファン)、41,107…ダクト、43,109…集塵フィルター、51,97…噴霧ノズル、71,72,73…マットスイッチ、80…噴霧ユニット、81…放出口、82…外気導入口、83…ハウジング、84…噴霧ノズル
Claims (11)
- クリーンルームの入口側に設けられ、該クリーンルームに入室する被処理体を通過させることによって該被処理体の除塵および除菌を行う除塵・除菌装置であって、
エアーを噴出するエアー噴出手段と、
除菌液を噴霧する噴霧手段と、を備え、
噴出されたエアーによって前記被処理体の除塵を行った後に、噴霧された除菌液によって前記被処理体の除菌を行う除塵・除菌装置。 - 前記除菌液は、次亜鉛素酸ソーダ、苛性ソーダ及び炭酸ソーダを含む水溶液である請求項1に記載の除塵・除菌装置。
- 前記除菌液は、次亜塩素酸水である請求項1に記載の除塵・除菌装置。
- 前記エアー噴出手段を備えたエアーシャワー室と、
前記噴霧手段を備え、前記エアーシャワー室を経た前記被処理体が入室する噴霧室と、
前記被処理体が前記エアーシャワー室内に位置するときに、前記エアー噴出手段を駆動して前記被処理体に向かってエアーを噴出させるとともに前記噴霧手段を駆動して前記噴霧室内に前記除菌液を噴霧させる制御ユニットと、
を備える請求項1〜3のいずれか1つに記載の除塵・除菌装置。 - 前記被処理体が前記エアーシャワー室に入室したことを検知する第1検知手段を備え、
前記制御ユニットは、前記第1検知手段の検知結果に基づいて前記エアー噴出手段及び前記噴霧手段を駆動する請求項4に記載の除塵・除菌装置。 - ロック機構を有し、前記被処理体が前記エアーシャワー室から前記噴霧室へと移動する際に通過する噴霧室入口ドアを備え、
前記制御ユニットは、前記エアー噴出手段によるエアーの噴出開始から第1所定時間が経過したときに、前記噴霧室入口ドアのロックを解除して前記被処理体の前記噴霧室への移動を可能にする請求項4又は請求項5に記載の除塵・除菌装置。 - ロック機構を有し、前記被処理体が前記噴霧室から前記クリーンルームへと移動する際に通過するクリーンルーム入口ドアと、
前記被処理体が前記噴霧室に入室したことを検知する第2検知手段と、を備え、
前記制御ユニットは、前記被処理体が前記噴霧室に入室してから第2所定時間が経過したときに、前記クリーンルーム入口ドアのロックを解除して前記被処理体の前記クリーンルームへの移動を可能にする請求項4〜6のいずれか1つに記載の除塵・除菌装置 - 前記エアー噴射手段及び前記噴霧手段が配設され、周囲が囲まれた空間と、
外部から前記空間へと移動する際に通過する入口ドアおよび前記空間から前記クリーンルームへと移動する際に通過する出口ドアと、
記被処理体が前記空間内に位置するときに、前記エアー噴出手段を駆動して前記被処理体に向かってエアーを噴出させ、該エアーの噴出を終了した後に、前記噴霧手段を駆動して前記空間内に前記除菌液を噴霧させる制御ユニットと、
を備える請求項1〜3のいずれか1つに記載の除塵・除菌装置。 - 前記出口ドアは、ロック機構を有し、
前記制御ユニットは、前記噴霧手段による前記除菌液の噴霧開始から第3所定時間が経過したときに、前記出口ドアのロックを解除して前記被処理体の前記クリーンルームへの移動を可能にする請求項8に記載の除塵・除菌装置。 - 前記噴霧手段は、
前記除菌液を蓄えた除菌液タンクと、
前記除菌液タンク内の除菌液を加圧して供給する供給手段と
前記供給手段によって加圧供給された除菌液を噴霧する噴霧ノズルを含み
該噴霧ノズルは、前記除菌液の供給圧力が所定値以上のときに噴孔に至る流路を開く一方、前記除菌液の供給圧力が前記所定値未満となると前記噴孔に至る流路を閉じる圧力動作弁を有する請求項1〜9のいずれか1つに記載の除塵・除菌装置。 - 前記噴霧手段は、
前記除菌液を蓄えた除菌液タンクと、
前記除菌液タンク内の除菌液を加圧して供給する供給手段と、
前記除菌液を霧化された状態で放出する放出口及び外気を導入する外気導入口が形成されたハウジングと、該ハウジング内に設置されて前記供給手段によって加圧供給された除菌液を噴霧する噴霧ノズルと、を有し、前記外気導入口から導入された外気と前記噴霧ノズルからの噴霧とを混合させ、霧化された除菌液として前記放出口から放出する噴霧ユニットと、
を備える請求項1〜9のいずれか1つに記載の除塵・除菌装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-08-28 JP JP2009198782A patent/JP2010203756A/ja active Pending
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