JP2010200818A - 消火器用安全栓及び消火器 - Google Patents

消火器用安全栓及び消火器 Download PDF

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Abstract

【課題】安全栓の引抜き時に安全栓に引っ掛けた指への刺激を低減した使い易い消火器を提供する。
【解決手段】
U字状の把持部51と、把持部51に連結され、且つ消火器100の起動レバー33が有する第1貫通孔33a及び起倒杆34が有する嵌入孔34aに嵌入される直状の嵌入棒52と、嵌入棒52の近傍の把持部51に連結され、且つ、第1貫通孔33aの近傍に形成される起動レバー33の第2貫通孔33bに遊貫されるとともに起倒杆34と係合する係合突起53とを備える。把持部51は、上方内側に嵌入棒52の直状方向と略垂直な平面部54を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、消火器用安全栓及びその消火器用安全栓を備えた消火器に関するものである。
従来より、操作レバーの回動により消火剤を噴射する消火器には、非使用時における不意の消火剤の噴射を防止するために、操作レバーの動きを妨げる安全栓が設けられている。従来の安全栓は、特許文献1にも記載されるように、安全栓を引抜くために指を通すためのループ部13bと、ループ部13bの中心部下方に形成される直線部13aとを備えている。このような安全栓により、操作レバーの間に配置される起倒杆が起立状態に保持されるため、操作レバーの回動が防止される。
実公昭62−43571号公報
しかし、上述のような従来の安全栓は、その安全栓を引抜く際に指を引っ掛ける部分が曲面によって形成される略円弧状をしていたため、安全栓に引っ掛けた指の一箇所に安全栓の引抜きの反力が集中していた。その結果、その反力が集中した指に負担が掛かり、不要な痛みを感じる虞があった。
本発明は、上述の課題を解消することにより、安全栓の引抜き時に安全栓に引っ掛けた指への刺激を低減した使い易い消火器の実現に大きく貢献するものである。
発明者は、まず、安全栓に引っ掛けた指に略均等に安全栓の引抜きの反力が分散される構造について検討を重ねた。さらに、発明者は、安全栓に引っ掛けた指によって加えられた力が、安全栓の引抜きに対して効率的に寄与する構造についても鋭意研究を重ねた。その結果、発明者は、安全栓に引っ掛けた指への局所的な反力の集中を回避するとともに、安全栓に引っ掛けた指によって加えられた力が効率的に安全栓の引抜きに寄与し得る構造を見出した。本発明は、そのような観点で創出された。
本発明の1つの消火器用安全栓は、リング状の把持部と、前述の把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前述の消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、前述の嵌入棒の近傍の前述のリング状把持部に連結され、且つ、前述の第1貫通孔の近傍に形成される前述の起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前述の起倒杆と係合する係合突起とを備える。また、前述の把持部は、上方内側に上述の嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有する。
この消火器用安全栓によれば、リング状の把持部が、上方内側に平面部を有することから、安全栓を引き抜く際の加えられた力に対する指への反力が、略均等に分散される。従って、安全栓を引き抜く際に、指への負担が大幅に低減され得る。また、この消火器用安全栓によれば、嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有することから、安全栓に引っ掛けた指によって加えられた力が、非常に効率的に安全栓の引抜きに寄与し得る。その結果、従来と比較して非常に簡単に安全栓を引抜くことができる。上述のとおり、この消火器用安全栓によれば、安全栓を引き抜く際に、安全栓に引っ掛けた指への刺激及び負担が低減され得る。
また、本発明の他の1つの消火器用安全栓は、U字状、コ字状、C字状、又はV字状の把持部と、前述の把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前述の消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、前述の嵌入棒の近傍の前記リング状把持部に連結され、且つ、前述の第1貫通孔の近傍に形成される前述の起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前述の起倒杆と係合する係合突起とを備える。また、前述の把持部は、上方内側に上述の嵌入棒の直状方向と略垂直な平面部を有する。
この消火器用安全栓によれば、U字状、コ字状、C字状、又はV字状の把持部が、上方内側に平面部を有することから、安全栓を引き抜く際の加えられた力に対する指への反力が、略均等に分散される。従って、安全栓を引き抜く際に、指への負担が大幅に低減され得る。また、この消火器用安全栓によれば、嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有することから、安全栓に引っ掛けた指によって加えられた力が、非常に効率的に安全栓の引抜きに寄与し得る。その結果、従来と比較して非常に簡単に安全栓を引抜くことができる。上述のとおり、この消火器用安全栓によれば、安全栓を引き抜く際に、安全栓に引っ掛けた指への刺激及び負担が低減され得る。
また、本発明の1つの消火器は、リング状の把持部と、前述の把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前述の消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、前述の嵌入棒の近傍の前述のリング状把持部に連結され、且つ、前述の第1貫通孔の近傍に形成される前述の起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前述の起倒杆と係合する係合突起とを有する安全栓を備えている。また、この安全栓の前述の把持部が上方内側に上述の嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有している。
この消火器によれば、リング状の把持部が、その上方内側に平面部を有することから、安全栓を引き抜く際の加えられた力に対する指への反力が、略均等に分散される。従って、安全栓を引き抜く際に、指への負担が大幅に低減され得る。また、この消火器用安全栓によれば、嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有することから、安全栓に引っ掛けた指によって加えられた力が、非常に効率的に安全栓の引抜きに寄与し得る。その結果、従来と比較して非常に簡単に安全栓を引抜くことができる。上述のとおり、この消火器用安全栓によれば、安全栓を引き抜く際に、安全栓に引っ掛けた指への刺激及び負担が低減され得る。
また、本発明の他の1つの消火器は、U字状、コ字状、C字状、又はV字状の把持部と、前述の把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前述の消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、前述の嵌入棒の近傍の前述のリング状把持部に連結され、且つ、前述の第1貫通孔の近傍に形成される前述の起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前述の起倒杆と係合する係合突起とを有する安全栓を備えている。また、この安全栓の前述の把持部が上方内側に上述の嵌入棒の直状方向と略垂直な平面部を有している。
この消火器によれば、U字状、コ字状、C字状、又はV字状の把持部が、その上方内側に平面部を有することから、安全栓を引き抜く際の加えられた力に対する指への反力が、略均等に分散される。従って、安全栓を引き抜く際に、指への負担が大幅に低減され得る。また、この消火器用安全栓によれば、嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有することから、安全栓に引っ掛けた指によって加えられた力が、非常に効率的に安全栓の引抜きに寄与し得る。その結果、従来と比較して非常に簡単に安全栓を引抜くことができる。上述のとおり、この消火器用安全栓によれば、安全栓を引き抜く際に、安全栓に引っ掛けた指への刺激及び負担が低減され得る。
なお、本出願において、「リング状」とは、円形状、楕円形状、多角形状、又は馬蹄形状等の無端の環状形状を意味する。
本発明によれば、安全栓の引抜き時に安全栓に引っ掛けた指への局所的な刺激が低減され、消火器の使い易さが向上する。
本発明の1つの実施形態の消火器を示す全体外観図である。 本発明の1つの実施形態の消火器の上部を拡大して示す側面図である。 本発明の1つの実施形態の安全栓を示す斜視図である。 本発明の1つの実施形態の安全栓を示す正面図である。 本発明の1つの実施形態の安全栓を取り外したときの安全栓及び消火器の上部を示す説明図である。 本発明の他の実施形態の安全栓を示す正面図である。 本発明の他の実施形態の安全栓を示す正面図である。 本発明の他の実施形態の安全栓を示す正面図である。 本発明の他の実施形態の消火器の上部を拡大して示す側面図である。
本発明の実施形態を、添付する図面に基づいて詳細に述べる。尚、この説明に際し、全図にわたり、特に言及がない限り、共通する部分には共通する参照符号が付されている。また、図中、本実施形態の要素は必ずしもスケール通りに示されていない。また、各図面を見やすくするために、一部の符号が省略されうる。
<第1の実施形態>
図1は本実施形態の消火器100を示す全体外観図である。また、図2は、本実施形態の消火器100の上部を拡大して示す側面図である。
図1及び図2に示す本実施形態の消火器100は、消火剤(例えば、粉末消火薬剤)が充填された公知の消火剤貯蔵容器10と、消火剤貯蔵容器10の上方に配設される操作レバー30と、操作レバー30を操作することにより消火剤貯蔵容器10の内部と流通可能に接続されるホース40と、非使用時に操作レバー30を固定する安全栓50と、消火剤貯蔵容器10の内部の圧力を測定する圧力計60とを備えている。
図2に示されるように、本実施形態の操作レバー30は、バルブを構成する弁箱としての蓋体31と、固定レバー32と、起動レバー33と、起倒杆34とを備える。起動レバー33は、固定レバー32に対して回動可能となるように軸35により係止されている。同様に、起倒杆34は、固定レバー32に対して、回動可能となるように軸36により係止されている。
次に、本実施形態の安全栓50について説明する。図3は、本実施形態の安全栓50を示す斜視図である。また、図4は、本実施形態の安全栓50の正面図である。また、図5は、安全栓50を取り外したときの安全栓50及び消火器100の上部を示す説明図である。
本実施形態の安全栓50は、U字状、C字状、乃至コ字状(以下、本実施形態において、総称してU字状という。)の把持部51と、把持部51に連結され直状の嵌入棒52と、嵌入棒52の近傍の把持部51に連結される係合突起53とを備える。把持部51は、上方内側に嵌入棒52の直状方向と略垂直な平面部54を有する。このため、安全栓50を引き抜く際の加えられた平面部54への力に対する指への反力が、略均等に分散される。従って、安全栓50を引き抜く際に、指への負担が大幅に低減され得る。さらに、本実施形態においては、平面部54の両端に、曲面部56を備えている。この曲面部56は、人間の指の形状にほぼ沿った形状であるとともに、平面部54と連続性のある滑らかな曲面で形成されている。
ここで、本実施形態における嵌入棒52の直状方向と略垂直とは、嵌入棒52の直状方向を中心にして、±10°以内の範囲である。このような範囲の角度の平面部54が採用されることにより、平面部54に引っ掛けた使用者の指による引抜きの力を非常に効率的に安全栓の引抜きに寄与し得る。また、平面部54と曲面部56とを合わせた幅T3が、30mm以上34mm以下となることが好ましい。一般的な人間の1本の指の幅が15mm以上17mm以下であると考えられるため、このような範囲の幅T3が適用されることにより、使用者の指を2本以上引っ掛けることが可能となるため、操作性がさらに向上する。また、曲面部56は、平面部54の両端部に人間の指の形状にほぼ沿った形状であるとともに、平面部54と連続性のある滑らかな曲面であるため、自身の指を曲面部56にしっかりと当接しながら安全栓50を引抜くことできる。その結果、安全栓50の引抜き時に使用者が不要な痛みを感じることを防止できる。加えて、平面部54の幅T1は、14mm以上17mm以下となることが好ましい。このような範囲の幅T1が適用されることにより、平面部54に指をしっかりと当接させた上で、最端に位置する指の中央部より端側を曲面部56に当接させながら安全栓50を引抜くことできる。従って、安全栓50の引抜き時に使用者が不要な痛みを感じることをさらに防止できる。
また、この把持部51の開口部51aが、嵌入棒52が把持部51と連結する箇所Aと係合突起53が把持部51と連結する箇所Bとの間の領域を除く位置に形成される。このため、使用者が安全栓50を引抜く際に、使用者の指を開口部51aから通すことが可能となる。ここで、開口部51aの幅T2は、15mm以上17mm以下となることが好ましい。このような開口部51aの幅T2が採用されることにより、使用者は、従来のようにリングの孔に指を嵌入させるのみならず、開口部51aの側方からスライド移動させることによって把持部51にその指を引っ掛けることが可能となる。加えて、本実施形態においては、開口部51aが、固定レバー32及び起動レバー33の配置される側と反対側に形成されている。これは、使用者は固定レバー32及び起動レバー33を把持する手と異なる手で安全栓50を引抜くことが一般的であるため、上述のような開口部51aの配置により開口部51aを利用した安全栓50の引抜きの操作性を高めるためである。
また、嵌入棒52は、起動レバー33が有する第1貫通孔33a及び起倒杆34が有する嵌入孔34aに嵌入される。また、図2に示すように、係合突起53は、第1貫通孔33aの近傍に形成される第2貫通孔33bに遊貫されるとともに起倒杆34と係合する。これにより、嵌入棒52が、第1貫通孔33a及び嵌入孔34aに嵌入された状態においては、起倒杆34の起立状態が維持される。
上述のような消火器100を使用する際には、まず、安全栓50が引抜かれる。このとき、使用者は、指を平面部54に引っ掛けた後、安全栓50の嵌入棒52の直状方向に向けて引き抜く。このため、安全栓50を引き抜く際に、指への負担が大幅に低減されるとともに、平面部54に引っ掛けた指によって加えられた力が、非常に効率的に安全栓の引抜きに寄与し得る。安全栓50が引抜かれると、起倒杆34が軸36を中心に傾倒するため、操作レバー30が操作可能な状態となる(図5参照)。次に、消火剤貯蔵容器10に接着されるホース40の先端が、消火剤貯蔵容器10から取り外された後、ホース40の先端が火災又はその周囲の方向に向けられる。尚、ホース40の先端と消火剤貯蔵容器10とは、取り外しが容易な状態で接着されていることが好ましい。この接着手段の一例は、面ファスナーである。
消火剤を噴射するための上述の準備が完了すると、使用者によって固定レバー32と起動レバー33とが強く挟持される。その結果、起動レバー33が固定レバー32に近づく方向に軸35を中心に回動する。起動レバー33が回動すると、起動レバー33によってバルブが解放されるため、消火剤貯蔵容器10の内部に貯蔵される消火剤が、ホース40を介して火炎又はその周囲に向けて噴射される。
<第2の実施形態>
図6は、本実施形態の安全栓250を示す正面図である。
本実施形態の安全栓250は、第1の実施形態の安全栓50を構成する把持部51が把持部251に変更されている点以外は、第1の実施形態の安全栓50と同じ構成を備えている。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略される。
本実施形態の安全栓250は、開口部51aが形成された把持部51の代わりに、開口部が形成されないリング状の把持部251を有する点で、第1の実施形態の安全栓50と異なる。開口部が形成されないリング状の把持部251を備える安全栓250であっても、第1の実施形態の安全栓50の少なくとも一部の効果が奏される。すなわち、安全栓250を引き抜く際の加えられた力に対する指への反力が、略均等に分散されるため、安全栓250を引き抜く際に、指への負担が大幅に低減され得る。また、安全栓250に引っ掛けた指によって加えられた力が、非常に効率的に安全栓250の引抜きに寄与し得るため、従来と比較して非常に簡単に安全栓250を引抜くことができる。但し、使用者の操作性の観点から、第1の実施形態の安全栓50が採用される方が好ましい。
<第3の実施形態>
図7は、本実施形態の安全栓350を示す正面図である。
本実施形態の安全栓350は、第1の実施形態の安全栓50を構成する把持部51が把持部351に変更されている点以外は、第1の実施形態の安全栓50と同じ構成を備えている。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略される。
本実施形態の安全栓350は、第1の実施形態の把持部51と同様に、開口部351aが形成されたU字状の把持部351を備えている。但し、この開口部351aは、嵌入棒52が把持部351と連結する箇所Aと係合突起53が把持部351と連結する箇所Bとの間の位置に形成されている。本実施形態の安全栓350も、第2の実施形態の安全栓250の効果と同様の効果が奏される。但し、使用者の操作性の観点から、第1の実施形態の安全栓50が採用される方が好ましい。
<第4の実施形態>
図8は、本実施形態の安全栓450を示す正面図である。
本実施形態の安全栓450は、第1の実施形態の安全栓50を構成する把持部51が把持部451に変更されている点以外は、第1の実施形態の安全栓50と同じ構成を備えている。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略される。
本実施形態の安全性450の把持部451は、第1の実施形態の把持部51の平面部54に相当する部分の一部に、曲面を備えた凹部455が2つ形成されている。本実施形態の凹部455は、凹部455以外の把持部451との連続性のある滑らかな形状を維持している。なお、この凹部455の1つの曲面の幅(図8の幅W)は、人間の指の幅(一般的な人間の指1本の幅は15mm以上17mm以下と考えられる)と略同じになっている。その結果、使用者が、自身の指を凹部455に当接しながら安全栓450を引抜くことができる。従って、使用者の引抜きの操作性がさらに向上する。
ところで、本実施形態では、2つの凹部455が形成されているが、その数は限定されない。例えば、1つ、3つ、又は4つの凹部455が形成されても、同等の効果が奏される。また、凹部455の曲面の幅が人間に指の幅と同程度の幅に形成されているが、人間の指の幅よりも広い幅を持つ曲面が形成されていても、本実施形態の効果と同等の効果が奏される。
<第5の実施形態>
図9は、本実施形態の消火器500の上部を拡大して示す側面図である。
本実施形態の消火器500は、安全栓50の嵌入の方向及びその嵌入に対応する起倒杆34が変更されている点以外は、第1の実施形態と同じ構成を備えている。従って、第1の実施形態と重複する説明は省略される。
本実施形態の安全栓50の嵌入棒52は、略鉛直上に第1貫通孔33a及び嵌入孔34aに嵌入される。このため、使用者は、単に鉛直方向に力を入れることにより安全栓50を引抜くことが可能となる。従って、使用者の引抜きの操作性がさらに向上する。尚、「略鉛直上」とは、鉛直方向を中心にして、±10°以内の範囲である。
<その他の実施形態>
上述した第1、第3の実施形態の把持部51、351の代わりに、V字状の把持部が採用されても、本発明の少なくとも一部の効果が奏される。但し、デザイン的な観点から、U字状、C字状の把持部51、351が採用されることが好ましい。
また、上述した第2、第3の実施形態において、平面部54に相当する部分の一部に、1個又は複数個の曲面を備えた凹部455が形成された把持部251、351が採用されることも好ましい一態様である。凹部455が形成された把持部251、351が採用されることにより、第4の実施形態と同様に、使用者による引抜きの操作性の更なる向上が図られ得る。
また、上述した第1乃至第4の実施形態において、平面部54の両端に曲面部56を備える構成が採用されているが、これに限定されない。平面部54の両端に曲面部56を備えない構成が採用されても、本発明の少なくとも一部の効果が奏される。但し、使用者の使用感及び操作性の観点から、平面部54の両端に曲面部56を備える構成が採用される方が好ましい。
また、上述した第2乃至第4の実施形態において、第1貫通孔33a及び嵌入孔34aに対して、安全栓250,350,450の嵌入棒52が略鉛直上に嵌入される構成が採用されても良い。このような安全栓250,350,450の構成が採用されることにより、第5の実施形態と同様に、使用者による引抜きの操作性の更なる向上が図られ得る。以上、述べたとおり、各実施形態の他の組合せを含む本発明の範囲内に存在する変形例もまた、特許請求の範囲に含まれるものとする。
本発明は、消火器用の安全栓及びその安全栓を備える消火器として広く利用され得る。
10 消火剤貯蔵容器
30 操作レバー
31 蓋体
32 固定レバー
33 起動レバー
33a 第1貫通孔
33b 第2貫通孔
34 起倒杆
34a 嵌入孔
35 軸
36 軸
40 ホース
50,250,350,450 安全栓
51,251,351,451 把持部
51a,351a 開口部
52 嵌入棒
53 係合突起
54 平面部
56 曲面部
60 圧力計
100,500 消火器
455 凹部
A 嵌入棒が把持部と連結する箇所
B 係合突起が把持部と連結する箇所
T1 平面部の幅
T2 開口部の幅
T3 平面部と曲面部とを合わせた幅
W 凹部の1つの曲面の幅

Claims (9)

  1. リング状の把持部と、
    前記把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前記消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、
    前記嵌入棒の近傍の前記把持部に連結され、且つ、前記第1貫通孔の近傍に形成される前記起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前記起倒杆と係合する係合突起とを備え、
    前記把持部は、上方内側に前記嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有する
    消火器用安全栓。
  2. U字状、コ字状、C字状、又はV字状の把持部と、
    前記把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前記消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、
    前記嵌入棒の近傍の前記把持部に連結され、且つ、前記第1貫通孔の近傍に形成される前記起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前記起倒杆と係合する係合突起とを備え、
    前記把持部は、上方内側に前記嵌入棒の直状方向と略垂直な平面部を有する
    消火器用安全栓。
  3. 前記平面部の幅が、14mm以上17mm以下である
    請求項1又は請求項2に記載の消火器用安全栓。
  4. 前記把持部の開口部が、前記嵌入棒が前記把持部と連結する箇所と前記係合突起が前記把持部と連結する箇所との間の領域を除く位置に形成され、且つ
    前記開口部の幅が、15mm以上17mm以下である
    請求項2に記載の消火器用安全栓。
  5. 前記平面部の一部に、人間の指の幅と略同じ又はその幅よりも広い曲面を備えた凹部が少なくとも1つ形成された
    請求項1又は請求項2に記載の消火器用安全栓。
  6. 前記平面部の両端に、人間の指の形状にほぼ沿った形状であるとともに、前記平面部と連続性のある滑らかな曲面部を備え、
    前記平面部と前記曲面部とを合わせた幅が、30mm以上34mm以下である
    請求項1又は請求項2に記載の消火器用安全栓。
  7. リング状の把持部と、前記把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前記消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、前記嵌入棒の近傍の前記把持部に連結され、且つ、前記第1貫通孔の近傍に形成される前記起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前記起倒杆と係合する係合突起とを有し、前記把持部が上方内側に前記嵌入棒の直状方向に略垂直な平面部を有する安全栓を備えた
    消火器。
  8. U字状、コ字状、C字状、又はV字状の把持部と、前記把持部に連結され、且つ消火器の起動レバーが有する第1貫通孔及び前記消火器の起倒杆が有する嵌入孔に嵌入される直状の嵌入棒と、前記嵌入棒の近傍の前記把持部に連結され、且つ、前記第1貫通孔の近傍に形成される前記起動レバーの第2貫通孔に遊貫されるとともに前記起倒杆と係合する係合突起とを有し、前記把持部が上方内側に前記嵌入棒の直状方向と略垂直な平面部を有する安全栓を備えた
    消火器。
  9. 前記嵌入棒が、略鉛直上に前記第1貫通孔及び前記嵌入孔に嵌入される
    請求項7又は請求項8に記載の消火器。
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