JP2010200278A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズズーム中に生じる芯ズレにより、画像に像ゆれ等が発生することを防ぐ。
【解決手段】カメラは、被写体像を撮像素子6へ導く、ズーム可能な結像光学系2と、カメラのブレを検出するブレ検出手段14X、14Yと、ブレ検出手段14X、14Yにより検出されたブレに基づいて、光軸に直交する方向の結像光学系2と撮像素子6との相対位置を変更して撮像素子6上での像ブレを補正するブレ補正部材151と、結像光学系2のズーム位置を検出する位置検出手段20と、位置検出手段20により検出されたズーム位置に対応する結像光学系2の芯ズレ量を、ブレ補正部材151を用いて補正させる補正制御手段7とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブレ補正機能を有するカメラに関する。
従来から、初期化動作として、補正機構を可動ストロークの中央へセンタリングする手ブレ補正装置が知られている(たとえば特許文献1)。
特開平4−95933号公報
しかしながら、撮像素子の取り付け位置の誤差や経時的位置ズレ、レンズズーム時における鏡筒のガタ量の変化等により、レンズズーム中に画像中心がズレる現象、いわゆる芯ズレが生じる。その結果、画像に像ゆれや像ズレ等が発生しユーザに違和感を与えるという問題がある。
請求項1に記載の発明によるカメラは、被写体像を撮像素子へ導く、ズーム可能な結像光学系と、カメラのブレを検出するブレ検出手段と、ブレ検出手段により検出されたブレに基づいて、光軸に直交する方向の結像光学系と撮像素子との相対位置を変更して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、結像光学系のズーム位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出されたズーム位置に対応する結像光学系の芯ズレ量を、ブレ補正部材を用いて補正させる補正制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明によるカメラは、被写体像を撮像し、画像信号を出力する撮像素子と、被写体像を撮像素子へ導く、ズーム可能な結像光学系と、カメラのブレを検出するブレ検出手段と、ブレ検出手段により検出されたブレに基づいて、撮像素子から出力された画像信号の切り出し範囲を変更して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正手段と、結像光学系のズーム位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段により検出されたズーム位置に対応する結像光学系の芯ズレ量を、ブレ補正手段を用いて補正させる補正制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、結像光学系の芯ズレ量を、ブレ補正部材を用いて補正できる。
また、本発明によれば、結像光学系の芯ズレ量を、ブレ補正手段を用いて補正できる。
実施の形態によるカメラの外観図 実施の形態によるカメラの要部構成を説明するブロック図 芯ズレを説明する図 シフトレンズの駆動範囲を説明する図 実施の形態のカメラにおけるズーミング撮影時の動作を説明するフローチャート 第1の実施の形態のカメラにおけるズーミング撮影時の動作を説明するフローチャート 第1の実施の形態のカメラにおけるズーミング撮影時の動作を説明するフローチャート 電子式防振処理を説明する概念図 第2の実施の形態のカメラにおけるズーミング撮影時の動作を説明するフローチャート 第2の実施の形態のカメラにおけるズーミング撮影時の動作を説明するフローチャート
―第1の実施の形態―
図面を用いて、本発明の第1の実施の形態によるカメラについて説明する。
図1(a)に示すように、カメラ本体1には撮影レンズ2、レリーズボタン3、電源ボタン4、静止画撮影や動画撮影等の撮影モードの設定操作を行うモードダイヤル5が設けられている。図1(b)に示すように、カメラ本体1の背面には液晶モニタ17、および操作ボタン18が設けられている。操作ボタン18は、撮影画像の拡大率の変更操作をするためのズームボタン181、およびユーザがカメラの機能に関して各種の設定をするための操作ボタン182等を有する。ズームボタン181が操作されると、ズームスイッチ181a(図2)から各種の操作信号が出力される。ズームスイッチ181aは、たとえば異なる操作信号を択一的に出力するシーソースイッチとして構成され、操作内容に応じて右長押し操作信号、および左長押し操作信号が出力される。
撮影レンズ2には、ズームレンズ2a、その他の結像レンズ2b、ズームエンコーダ20、レンズ駆動回路21および後述するブレ補正装置15(図2)が内蔵されている。ズームレンズ2aは、後述する制御回路7(図2)からの指示に基づいて、レンズ駆動回路21により光軸方向に移動する。このズームレンズ2aの移動により撮影レンズ2の焦点距離が変化する。ズームエンコーダ20は、ズームレンズ2aの位置を検出して、位置信号を制御回路7へ出力する。
図2は実施の形態のカメラの回路構成を示すブロック図である。カメラは、半押しスイッチ3a、全押しスイッチ3b、電源スイッチ4a、撮像素子6、制御回路7、SDRAM8、フラッシュメモリ9、メモリカードインタフェース11、ブレ検出センサ14X、14Y、ブレ補正装置15、不揮発性メモリである内部メモリ16、液晶モニタ17、操作スイッチ18a、およびズームエンコーダ20を備える。
撮像素子6は、複数の光電変換素子を備えたCCDやCMOSイメージセンサによって構成される。撮像素子6は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像に応じた光電変換信号(画像信号)を制御回路7へ出力する。
制御回路7は、制御プログラムに基づいて、カメラを構成する各部から入力される信号を用いて所定の演算を行い、カメラの各部に対する制御信号を送出して、撮影動作を制御する。制御プログラムは、制御回路7内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。制御回路7は、撮像素子6から入力した画像信号をデジタル画像信号に変換し、そのデジタル画像信号に対して種々の画像処理を施して画像データを生成する。そして、制御回路7は生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード12へ記録する。
レンズ駆動回路21は、制御回路7から出力されるズーム調節信号に基づいて、ズームレンズ2aを光軸方向(テレ側もしくはワイド側)へ進退駆動する。制御回路7は、ズームボタン181の右長押し操作によりズームアップ信号をレンズ駆動回路21へ送り、ズームボタン181の左長押し操作によりズームダウン信号をレンズ駆動回路21へ送る。この結果、画像の拡大縮小が可能となる(光学ズーム)。
SDRAM8は、画像処理、画像圧縮処理および表示用画像データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される。表示用画像データは、撮像素子6からの出力に基づいて、制御回路7が生成した画像データ、もしくはメモリカード12に記録されている画像データに基づいて、制御回路7により生成される。生成された表示用画像データは、制御回路7によりSDRAM8に格納される。フラッシュメモリ9は、たとえば制御回路7が演算を行なうための各種の処理プログラムが記憶された不揮発性メモリである。
内部メモリ16には、撮像素子の取り付け位置の誤差や、撮影レンズ2のズーム駆動時における鏡筒のガタ量の変化等により、撮影レンズ2のズーム中に画像中心がズレる芯ズレを補正するための補正データが予め記録されている。図3に示すように、芯ズレが生じると、ズームレンズ2aがTele側にある場合の画像中心Lt(x1,y1)とWide側にある場合の画像中心Lw(x2,y2)との間に、芯ズレ量ΔL(=Lw(x2,y2)−Lt(x1,y1))分のズレが生じる。補正データは、動画撮影時やズーミングを行いながら撮影された複数枚の静止画を多重露光的に合成して一枚の静止画像を得る露光間ズーミング撮影時、スルー画表示中のズーミング操作時、ズーミングしながら撮影を行うとき(以降、これらをまとめて「ズーミング撮影」と称する)に上記の芯ズレにより発生する撮影画像の揺らぎを補正するために用いられる。補正データには、撮影レンズ2をズーム駆動させた場合のズームレンズ2aの位置(たとえば6箇所)と、ズームレンズ2aの位置P1〜P6における芯ズレ量ΔL1〜ΔL6とがそれぞれ対応付けされている。この補正データは、たとえばカメラの製造工程における精度調整等の機会に、ズームレンズ2aをWide側からTele側へ駆動させながら、芯ズレ量を実測して記録される。
制御回路7は、LCD駆動回路171を介して液晶モニタ17を駆動し、液晶モニタ17に画像を表示する。また、液晶モニタ17には、デジタルカメラの各種設定メニュー画面などが表示される。
メモリカードインタフェース11は、メモリカード12が着脱可能なインタフェースである。メモリカードインタフェース11は、制御回路7の制御に基づいて、画像データをメモリカード12に書き込んだり、メモリカード12に記録されている画像データを読み出すインタフェース回路である。メモリカード12はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
ブレ検出センサ14Xおよび14Yは、たとえば角速度センサ、ジャイロセンサなどで構成され、撮影時にカメラ本体1に発生するブレをピッチングとヨーイングに分解して検出する。ブレ検出センサ14X、14Yで検出されたピッチングとヨーイングを表すブレ量信号は制御回路7に出力される。制御回路7は、入力したブレ量信号に基づいて後述するブレ補正装置15を駆動してブレ補正を行う。
ブレ補正装置15は、シフトレンズ151、アクチュエータ153Xおよび153Y、および位置検出センサ154Xおよび154Yを備える。なお、図2においては、シフトレンズ151、アクチュエータ153Xおよび153Y、および位置検出センサ154Xおよび154Yの位置関係を便宜的に示している。
シフトレンズ151は、図4に示すように、アクチュエータ153Xおよび153Yにより撮像素子6の撮像面と平行な面内、すなわち光軸に直交する平面内で、図4に符号Aで示す移動制限部材の内壁面で規定される範囲内で移動可能となるように設けられる。図4においては、シフトレンズ151が移動範囲の中央に位置している状態を示す。
アクチュエータ153X、153Yは、たとえば、コイル、磁石、およびヨークを有するボイスコイルモータである。アクチュエータ153X、153Yは、制御回路7により供給される電力に応じて駆動力を発生して、シフトレンズ151を移動させる。その結果、シフトレンズ151および撮像素子6における被写体光の光軸と直交する方向の相対位置が変化して、撮影レンズ2を通過した被写体光がブレを打ち消す方向に屈折される。
位置検出センサ154X、154Yは、たとえば、磁石および磁気検出素子を有する磁気センサであり、シフトレンズ151の位置に応じた電圧を制御回路7へ出力する。制御回路7は、位置検出センサ154X、154Yから入力した電圧の値に基づいて、シフトレンズ151の位置を検出する。なお、電圧値とシフトレンズ151の位置とは、予め対応付けられて、所定の記憶領域に記憶されているものとする。
以下、本発明によるカメラのズーミング撮影における撮影動作について説明する。ズーミング撮影時において撮影レンズ2がズーム駆動している場合、制御回路7は、ブレ補正装置15を用いて、カメラ本体1のブレに伴う像ブレを補正するとともに、上述した撮影レンズ2の芯ズレを補正する。カメラは、像ブレの補正を優先する第1モードと、芯ズレの補正を優先する第2モードとを備えている。ユーザは、操作ボタン182を操作して、第1モードと第2モードとを切替えて選択することができる。なお、第1モードと第2モードとの切り替えは、像ブレ補正動作を行う前であれば、撮影途中に切り替えてもよい。
1.第1モード
第1モードにおいては、制御回路7は、シフトレンズ151の全移動範囲のうち、像ブレ補正に使用しない移動範囲においてもシフトレンズ151を駆動させて、撮影レンズ2のズーム駆動に伴う芯ズレを補正する。以下具体的に説明する。制御回路7は、ズームスイッチ181aからズームアップ信号またはズームダウン信号(以下、ズーム指示信号)を入力すると、ズームエンコーダ20から入力した位置信号に基づいてズームレンズ2aの位置を検出する。そして、制御回路7は、内部メモリ16に記録された補正データを参照して、検出したズームレンズ2aの位置に対応する撮影レンズ2の芯ズレ補量ΔLを読み出す。このとき、制御回路7は、検出されたズームレンズ2aの位置が、たとえばP1とP2の中間である場合には、芯ズレ量ΔL1とΔL2とに基づいて、補間等により芯ズレ量ΔLhを算出する。そして、制御回路7は、読み出した芯ズレ量ΔLを、芯ズレ補正する際のシフトレンズ151の移動量である芯ズレ補正量ΔLhに換算する。
制御回路7は、ブレ検出センサ14X、14Yから入力したブレ量信号に基づいて、ブレ量に応じた像ブレ補正量Vを算出する。芯ズレ補正量ΔLhおよび像ブレ補正量Vを算出すると、制御回路7は、シフトレンズ151の全移動可能量Mのうち像ブレ補正で使用しない補正余裕量K1を、以下の式(1)により算出する。
K1=M−V ・・・(1)
次に、制御回路7は、補正余裕量K1の範囲でシフトレンズ151を移動させることにより、芯ズレ補正量ΔLhに相当する芯ズレが全て補正可能か否かを判定する。すなわち、制御回路7は、(2)の関係が成り立つ場合は、シフトレンズ151の駆動により芯ズレが全て補正できると判断し、式(3)を用いてシフトレンズ151の全補正量Zを算出する。
K1≧ΔLh ・・・(2)
Z=V+ΔLh ・・・(3)
上記(2)の関係が成り立たない場合、すなわちK1<ΔLhの場合、制御回路7は、補正余裕量K1の範囲でシフトレンズ151を移動させても全ての芯ズレが補正できないものと判断し、シフトレンズ151の全補正量Zを、式(4)を用いて算出する。すなわち、制御回路7は、シフトレンズ151を全移動可能量Mで移動させる。
Z=V+K1=M ・・・(4)
制御回路7は、上記のようにして算出した全補正量Zに対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給することによりシフトレンズ151を移動させる。
2.第2モード
第2モードにおいては、制御回路7は、シフトレンズ151の全移動範囲のうち、撮影レンズ2のズーム駆動に伴う芯ズレの補正に使用しない移動範囲においてシフトレンズ151を移動させて、カメラ1のブレによる像ブレを補正する。制御回路7は、第1モードの場合と同様にして、芯ズレ補正量ΔLhおよび像ブレ補正量Vを算出する。そして、制御回路7は、シフトレンズ151の全移動可能量Mのうち芯ズレ補正で使用しない補正余裕量K2を、以下の式(5)により算出する。
K2=M−ΔLh ・・・(5)
次に、制御回路7は、補正余裕量K2の範囲でシフトレンズ151を移動させることにより、像ブレ補正量Vに相当する像ブレが全て補正可能か否かを判定する。すなわち、制御回路7は、(6)の関係が成り立つ場合は、シフトレンズ151の移動により像ブレが全て補正できると判断し、式(7)を用いてシフトレンズ151の全補正量Zを算出する。
K2≧V ・・・(6)
Z=ΔLh+V ・・・(7)
上記(6)の関係が成り立たない場合、制御回路7は、補正余裕量K2の範囲でシフトレンズ151を移動させても全ての像ブレが補正できないものと判断し、シフトレンズ151の全補正量Zを、式(8)を用いて算出する。すなわち、制御回路7は、シフトレンズ151を全移動可能量Mで移動させる。
Z=ΔLh+K2=M ・・・(8)
制御回路7は、上記の式(7)または(8)により算出された全補正量Zに対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給することによりシフトレンズ151を移動させる。
図5〜図7に示すフローチャートを参照して、第1の実施の形態のカメラのズーミング撮影時における像ブレおよび芯ズレ補正動作について説明する。図5〜図7の処理は制御回路7でプログラムを実行して行われる。このプログラムは、メモリ(不図示)に格納されており、ズーミング撮影時にズームスイッチ181aからズーム指示信号が入力されると起動される。
ステップS1においては、第1モードが設定されているか否かを判定する。第1モードが設定されている場合は、ステップS1が肯定判定されてステップS2へ進む。ステップS2においては、第1モードにおける像ブレ補正および芯ズレ補正を行って処理を終了する。なお、第1モードにおける処理については、図6を用いて後で詳細に説明する。第2モードが設定されている場合は、ステップS1が否定判定されてステップS3に進む。ステップS3においては、第2モードにおける像ブレ補正および芯ズレ補正を行って処理を終了する。なお、第2モードにおける処理については、図7を用いて後述する。
図6を用いて、第1モードにおける補正処理を説明する。ステップS101においては、ズームエンコーダ20からの位置信号に基づいて、ズームレンズ2aの位置を検出してステップS102へ進む。ステップS102においては、内部メモリ16に記録された補正データを参照して、ステップS101で検出したズームレンズ2aの位置に対応する芯ズレ補正量ΔLhを算出してステップS103へ進む。
ステップS103においては、ブレ検出センサ14X、14Yから入力したブレ量信号に基づいて、カメラ本体1のブレの量を検出してステップS104へ進む。ステップS104においては、ステップS103で検出したカメラ本体1のブレを補正するための像ブレ補正量Vを算出する。そして、上述した式(1)を用いて補正余裕量K1を算出してステップS105へ進む。
ステップS105においては、算出した補正余裕量K1が芯ズレ補正量ΔLh以上であるか否かを判定する。補正余裕量K1が芯ズレ補正量ΔLh以上の場合、ステップS105が肯定判定されてステップS106へ進む。ステップS106においては、上述した式(3)を用いて、像ブレ補正量Vに芯ズレ補正量ΔLhを加算した量を全補正量Zとして算出し、後述するステップS108へ進む。
算出した補正余裕量K1が芯ズレ補正量ΔLh未満の場合は、ステップS105が否定判定されてステップS107へ進む。ステップS107においては、上述した式(4)を用いて、像ブレ補正量Vに補正余裕量K1を加算した量、すなわち全移動可能量Mを全補正量Zとして算出してステップS108へ進む。
ステップS108においては、ステップS106もしくはステップS107で算出した全補正量Zに対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給して、シフトレンズ151を移動させてステップS109へ進む。ステップS109においては、ズームレンズ2aのズーム駆動が継続しているか否かを判定する。ズームスイッチ181aからズームアップ信号またはズームダウン信号を入力している場合は、ステップS109が肯定判定されてステップS101へ戻る。ズームスイッチ181aからズームアップ信号またはズームダウン信号を入力しない場合は、ステップS109が否定判定されて、図1のステップS2へ戻る。
次に、ステップS3における第2モードによる処理について図7を用いて説明する。ステップS201においては、図6のステップS101と同様にして、ズームレンズ2aの位置を検出してステップS202へ進む。ステップS202においては、補正データを参照して、ステップS201で検出したズームレンズ2aの位置に対応する新ズレ補正量ΔLhを算出する。そして、上述した式(5)を用いて補正余裕量K2を算出してステップS203へ進む。
ステップS203においては、ステップS103と同様にしてカメラ本体1のブレ量を検出してステップS204へ進む。ステップS204においては、検出したブレ量に基づいて、像ブレ補正量Vを算出してステップS205へ進む。
ステップS205においては、算出した補正余裕量K2が像ブレ補正量V以上であるか否かを判定する。補正余裕量K2が像ブレ補正量V以上の場合、ステップS205が肯定判定されてステップS206へ進む。ステップS206においては、上述した式(7)を用いて、芯ズレ補正量ΔLhに像ブレ補正量Vを加算した量を全補正量Zとして算出し、ステップS208へ進む。
算出した補正余裕量K2が像ブレ補正量V未満の場合は、ステップS205が否定判定されてステップS207へ進む。ステップS207においては、上述した式(8)を用いて、芯ズレ補正量ΔLhに補正余裕量K2を加算した量、すなわち全移動可能量Mを全補正量Zとして算出してステップS208へ進む。ステップS208(ブレ補正機構の駆動)およびステップS209(ズーム駆動継続判定)の各処理は、図6のステップS108(ブレ補正機構の駆動)およびステップS109(ズーム駆動継続判定)の各処理と同様である。
以上で説明した第1の実施の形態のカメラによれば、以下の作用効果が得られる。
(1)制御回路7は、ズーミング撮影中に撮影レンズ2がズーム駆動された場合、ズームエンコーダ20で検出したズームレンズ2aの位置に対応する芯ズレ量ΔLを、シフトレンズ151を用いて補正するようにした。その結果、シフトレンズ151の移動により、撮影レンズ2の芯ズレを補正することができるので、ズーム駆動中に撮影される動画像、または露光間ズーミング撮影により得られた静止画像において、芯ズレによる像の揺れや像のズレの発生を抑制することができる。
(2)第1モードにおいては、制御回路7は、読み出した芯ズレ量ΔLをシフトレンズ151の移動により補正するための芯ズレ補正量ΔLhに換算し、芯ズレ補正量ΔLhを像ブレ補正量Vに加算して全補正量Zを算出するようにした。したがって、シフトレンズ151を移動させることにより、像ブレ補正を優先しながら芯ズレを補正するので、ズーム駆動中に撮影される動画像、または露光間ズーミング撮影により得られた静止画像において像ブレと芯ズレの双方が補正可能となり、画像の画質を向上させることができる。
(3)ズーミング撮影時に第1モードが選択されている場合、制御回路7は、補正余裕量K1が芯ズレ補正量ΔLh以上の場合は、像ブレ補正量Vに芯ズレ補正量ΔLhを加算して、シフトレンズ151の全補正量Zを算出し、補正余裕量K1が芯ズレ補正量ΔLh未満の場合は、像ブレ補正量Vに補正余裕量K1を加算して全補正量Zを算出するようにした。すなわち、シフトレンズ151の全移動可能範囲のうち、像ブレを補正するための移動範囲以外の領域を、芯ズレを補正するための領域として用いるようにした。したがって、像ブレの補正のためのシフトレンズ151の移動量を確保した状態で、芯ズレを補正するので、芯ズレ補正に伴う像ブレ補正の精度の低下を防止できる。
(4)第2モードにおいては、制御回路7は、芯ズレ補正量ΔLhに像ブレ補正量Vを加算して全補正量Zを算出するようにした。したがって、シフトレンズ151を移動させることにより、芯ズレ補正を優先しながら像ブレを補正するので、ズーム駆動中に撮影される動画像、または露光間ズーミング撮影により得られた静止画像において像ブレと芯ズレの双方が補正可能となり、画像の画質を向上させることができる。
(5)第2モードにおいては、制御回路7は、補正余裕量K2が像ブレ補正量V以上の場合は、芯ズレ補正量ΔLhに像ブレ補正量Vを加算して全補正量Zを算出し、補正余裕量K2が像ブレ補正量V未満の場合は、芯ズレ補正量ΔLhに補正余裕量K2を加算して全補正量Zを算出するようにした。すなわち、シフトレンズ151の全移動可能範囲のうち、芯ズレを補正するための移動範囲以外の領域を、像ブレを補正するための領域として用いるようにした。したがって、三脚等を使用して撮影する時のように、カメラ本体1のブレによる影響が少ないような場合には、撮影レンズ2aのズーム駆動に伴う芯ズレ補正を優先することができるので、画像の揺らぎの発生を確実に抑制して、画質を向上できる。
―第2の実施の形態―
本発明の第2の実施の形態によるカメラについて説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、電子式防振処理を更に備える点が第1の実施の形態と異なる。
ズーミング撮影時に、制御回路7は、図8(a)に示すように撮像素子6の全画素(たとえば1200万画素)のうち、破線で囲った所定領域R(たとえば900万画素)からの画像信号を用いて画像データを生成する。そして、図8(b)に示すように、カメラ本体1のブレ量に応じて、制御回路7は、所定領域Rを移動させて電子式防振処理により像ブレを補正する。第2の実施の形態においては、ズーミング撮影時に撮影レンズ2がズーム駆動されると、制御回路7は、ブレ補正装置15と電子式防振処理とを併用して像ブレおよび芯ズレを補正する。以下、第1モード(像ブレ補正優先)が選択された場合と第2モード(芯ズレ補正優先)が選択された場合とに分けて説明する。
1.第1モード
制御回路7は、第1の実施の形態の場合と同様にして、像ブレ補正量V、芯ズレ補正量ΔLhおよび補正余裕量K1を算出する。そして、上述した(2)の関係(K1≧ΔLh)が成立する場合には、制御回路7は、上述した式(3)を用いてシフトレンズ151の全補正量Z(=V+ΔLh)を算出する。(2)の関係が成立しない場合、制御回路7は、上記の式(4)を用いてシフトレンズ151の全補正量Z(=V+K1=M)を算出する。
制御回路7は、シフトレンズ151の移動では補正しきれない芯ズレ補正量ΔLhを、電子式防振処理により補正するための電子補正量D1、すなわち所定領域Rの移動量を、以下の式(9)を用いて算出する。
D1=ΔLh−K1 ・・・(9)
制御回路7は、上記のようにして算出した全補正量Zに対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給することによりシフトレンズ151を移動させる。さらに、制御回路7は、撮像素子6上において、中心から式(9)により算出した電子補正量D1に相当する量だけオフセットした位置を中心として、所定領域Rを設定する。
2.第2モード
制御回路7は、第1の実施の形態の場合と同様にして、像ブレ補正量V、芯ズレ補正量ΔLhおよび補正余裕量K2を算出する。そして、上述した(6)の関係(K2≧V)が成立する場合には、制御回路7は、上述した式(7)を用いてシフトレンズ151の全補正量Z(=ΔLh+V)を算出する。(6)の関係が成立しない場合、制御回路7は、上記の式(8)を用いてシフトレンズ151の全補正量Z(=ΔLh+K2=M)を算出する。
制御回路7は、シフトレンズ151の移動では補正しきれない像ブレ補正量Vを、電子式防振処理により補正するための電子補正量D2、すなわち所定領域Rの移動量を、以下の式(10)を用いて算出する。
D2=V−K2 ・・・(10)
制御回路7は、上記のようにして算出した全補正量Zに対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給することによりシフトレンズ151を移動させる。さらに、制御回路7は、撮像素子6上において、中心から式(9)により算出した電子補正量D2に相当する量だけオフセットした位置を中心として、所定領域Rを設定する。
図9、図10に示すフローチャートを参照して、第2の実施の形態のカメラのズーミング撮影時における第1モードおよび第2モードでの像ブレおよび芯ズレ補正動作について説明する。図9のフローチャートは、図5のステップS2における処理(第1モード)を示すものである。
図9のステップS301(ズーム位置検出)からステップS306(全補正量算出)までの各処理は、図6のステップS101(ズーム位置検出)からステップS106(全補正量算出)までの各処理と同様である。ステップS307においては、ステップS306で算出した全補正量Z(=V+ΔLh)に対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給して、シフトレンズ151を移動させてステップS312へ進む。
ステップS305(補正余裕量K1≧芯ズレ補正量ΔLh判定)が否定されるとステップS308へ進み、図6のステップS107と同様にして、全補正量Z(=V+K1=M)を算出してステップS309へ進む。ステップS309においては、上述した式(9)を用いて、電子補正量D1を算出してステップS310へ進む。
ステップS310においては、ステップS308で算出した全補正量Zに対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給して、シフトレンズ151を移動させてステップS311へ進む。ステップS311においては、ステップS309で算出した電子補正量D1に相当する量だけオフセットした位置を中心として、撮像素子6上に所定領域Rを設定してステップS312へ進む。ステップS312においては、ズームレンズ2aのズーム駆動が継続しているか否かを判定する。ズームスイッチ181aからズームアップ信号またはズームダウン信号を入力している場合は、ステップS312が肯定判定されてステップS301へ戻る。ズームスイッチ181aからズームアップ信号またはズームダウン信号を入力しない場合は、ステップS312が否定判定されて、図1のステップS2へ戻る。
次に、図10を用いて、第2モードの処理を説明する。図10のフローチャートは、図5のステップS6における処理を示すものである。
ステップS401(ズーム位置検出)からステップS406(全補正量算出)までの各処理は、図7のステップS201(ズーム位置検出)からステップS206(全補正量算出)までの各処理と同様である。ステップS407においては、ステップS406で算出した全補正量Z(=ΔLh+V)に対応する電力をアクチュエータ153X、153Yに供給して、シフトレンズ151を移動させてステップS412へ進む。
ステップS405(補正余裕量K2≧像ブレ補正量V判定)が否定されるとステップS408へ進み、図7のステップS207と同様にして、全補正量Z(=V+K2=M)を算出してステップS409へ進む。ステップS409においては、上述した式(10)を用いて、電子補正量D2を算出してステップS410へ進む。ステップS410(ブレ補正装置駆動)からステップS412(ズーム継続判定)までの各処理は、図9のステップS310(ブレ補正装置駆動)からステップS312(ズーム継続判定)までの各処理と同様である。
以上で説明した第2の実施の形態のカメラによれば、第1の実施の形態により得られた作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。
(1)第1モードにおいて、制御回路7は、補正余裕量K1が芯ズレ補正量ΔLh未満の場合は、像ブレ補正量Vに補正余裕量K1を加算してシフトレンズ151を移動させるための全補正量Zを算出する。そして、制御回路7は、芯ズレ補正量ΔLhと補正余裕量K1との差分値を電子補正量D1として算出し、撮像素子6上において、中心から電子補正量D1に相当する量だけオフセットした位置を中心として、所定領域Rを設定するようにした。すなわち、シフトレンズ151の移動により補正しきれない芯ズレ補正量ΔLhを、電子式防振処理を用いて補正するようにした。したがって、ズーム駆動中に撮影される動画像、または露光間ズーミング撮影により得られた静止画像において像ブレと芯ズレの双方が補正可能となり、画像の画質を向上させることができる。
(2)第2モードにおいて、制御回路7は、補正余裕量K2が像ブレ補正量V未満の場合は、芯ズレ補正量ΔLhに補正余裕量K2を加算してシフトレンズ151を移動させるための全補正量Zを算出する。そして、制御回路7は、像ブレ補正量Vと補正余裕量K2との差分値を電子補正量D2として算出し、撮像素子6上において、中心から電子補正量D2に相当する量だけオフセットした位置を中心として、所定領域Rを設定するようにした。すなわち、シフトレンズ151の移動により補正しきれない像ブレ補正量Vを、電子式防振処理を用いて補正するようにした。したがって、ズーム駆動中に撮影される動画像、または露光間ズーミング撮影により得られた静止画像において像ブレと芯ズレの双方が補正可能となり、画像に像の揺れや像のズレが発生することを防ぐことができる。
以上で説明した第1および第2の実施の形態のカメラを、以下のように変形できる。
(1)制御回路7は、ズームレンズ2aの位置P1〜P6で芯ズレ量ΔLを内蔵メモリ16から読み出すものに代えて、ズームレンズ2aの駆動速度に応じて、芯ズレ量ΔLの読み出しに対応する位置を位置P1〜P6の中から選択するようにしてもよい。この場合、制御回路7aは、ズームエンコーダ20から順次入力する位置信号に基づいて、ズームレンズ2aの所定時間における位置変化、すなわちズームレンズ2aの速度を算出する。そして、算出した速度が所定値以上の場合、制御回路7は、たとえば位置P1、P3およびP5における芯ズレ量ΔLを内蔵メモリ16から読み出せばよい。この結果、たとえば撮影レンズ2をWide側からTele側へ一気に駆動している場合、ズームレンズ2aの位置を検出する回数を変更することによって、芯ズレ補正を撮影レンズ2のズーム駆動に追従させることができる。
(2)カメラ本体1に姿勢センサを設け、カメラを横位置に構えた場合や縦位置に構えた場合等のカメラの姿勢に応じて、芯ズレ補正量ΔLhを変更可能にしてもよい。この場合、補正データには、カメラを横位置にした場合のズームレンズ2aの位置と芯ズレ量ΔLとが対応付けされ、およびカメラを縦位置にした場合のズームレンズ2bの位置と芯ズレ量ΔLとが対応付けされている。なお、芯ズレ量ΔLを対応付けるカメラ姿勢は横位置および縦位置のみに限定されるものではなく、横位置と縦位置の間の所定姿勢(たとえば、45°位置等)について芯ズレ量ΔLを対応付けてもよい。
(3)補正データの値は、シミュレーションによって計測されたものでもよい。
(4)ズーミング撮影時に第1モード(像ブレ補正優先)と第2モード(芯ズレ補正優先)とを切り替えるものとしたが、第1モードのみ、もしくは第2モードのみを備えるものであってもよい。
(5)シフトレンズ151を駆動させるものに代えて、撮像素子6を駆動させて撮影レンズ2および撮像素子6における被写体光の光軸と直交する方向の相対位置を変更させて、像ブレを補正するものでもよい。
(6)シフトレンズ151や撮像素子6を駆動させることにより像ブレを補正する、いわゆる光学的ブレ補正に代えて、撮像素子6から出力された画像信号の切り出し範囲を変更することにより、撮像素子上での像ブレを補正する電子式ブレ補正により像ブレを補正するものでもよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。説明に用いた実施の形態および変形例は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。
2・・・撮影レンズ 2a・・・ズームレンズ 6・・・撮像素子 7・・・制御回路
14X、14Y・・・ブレ検出センサ 15・・・ブレ補正装置 20・・・ズームエンコーダ 151・・・シフトレンズ

Claims (13)

  1. 被写体像を撮像素子へ導く、ズーム可能な結像光学系と、
    カメラのブレを検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段により検出されたブレに基づいて、光軸に直交する方向の前記結像光学系と前記撮像素子との相対位置を変更して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、
    前記結像光学系のズーム位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出されたズーム位置に対応する前記結像光学系の芯ズレ量を、前記ブレ補正部材を用いて補正させる補正制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記結像光学系のズーム位置と前記芯ズレ量とを対応付けて格納する格納手段をさらに備え、
    前記補正制御手段は、前記位置検出手段により検出したズーム位置に対応する前記芯ズレ量を前記格納手段から読み出すことを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記補正制御手段は、前記格納手段から読み出した芯ズレ量を前記ブレ補正部材による芯ズレ補正量に換算し、前記芯ズレ補正量を像ブレ補正量に加算して前記ブレ補正部材を駆動することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項3に記載のカメラにおいて、
    前記補正制御手段は、前記ブレ補正部材による全補正量から前記像ブレ補正量を減算して補正余裕量を算出し、
    前記補正余裕量が前記芯ズレ補正量以上の場合は、前記像ブレ補正量に前記芯ズレ補正量を加算して前記ブレ補正部材の補正量を算出し、
    前記補正余裕量が前記芯ズレ補正量未満の場合は、前記像ブレ補正量に前記補正余裕量を加算して前記ブレ補正部材の補正量を算出することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記撮像素子による前記被写体像の撮像範囲を変更して像ブレを補正するブレ補正手段をさらに備え、
    前記補正制御手段は、前記芯ズレ補正量から前記補正余裕量を減算した差分補正量を用いて前記ブレ補正手段を制御することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記補正制御手段は、前記格納手段から読み出した芯ズレ量を前記ブレ補正部材による芯ズレ補正量に換算し、前記換算した芯ズレ補正量に像ブレ補正量を加算して前記ブレ補正部材を駆動することを特徴とするカメラ。
  7. 請求項6に記載のカメラにおいて、
    前記補正制御手段は、前記ブレ補正部材による全補正量から前記芯ズレ補正量を減算して補正余裕量を算出し、
    前記補正余裕量が前記像ブレ補正量以上の場合は、前記芯ズレ補正量に前記像ブレ補正量を加算して前記ブレ補正部材の補正量を算出し、
    前記補正余裕量が前記像ブレ補正量未満の場合は、前記芯ズレ補正量に前記補正余裕量を加算して前記ブレ補正部材の補正量を算出することを特徴とするカメラ。
  8. 請求項7に記載のカメラにおいて、
    前記撮像素子による前記被写体像の撮像範囲を変更して像ブレを補正するブレ補正手段をさらに備え、
    前記補正制御手段は、前記像ブレ補正量から前記補正余裕量を減算した差分補正量を用いて前記ブレ補正手段を制御することを特徴とするカメラ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記結像光学系のズームの速度を検出する速度検出手段をさらに備え、
    前記位置検出手段は、前記検出された速度に応じてズーム位置を検出する回数を変更することを特徴とするカメラ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    カメラの姿勢を検出する姿勢検出手段をさらに備え、
    前記補正制御手段は、前記検出されたカメラの姿勢と前記検出されたズーム位置に対応する前記結像光学系の芯ズレ量を前記ブレ補正部材を用いて補正することを特徴とするカメラ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記ブレ補正部材は、前記結像光学系の一部を構成するブレ補正光学系であることを特徴とするカメラ。
  12. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記ブレ補正部材は、前記撮像素子の位置補正機構であることを特徴とするカメラ。
  13. 被写体像を撮像し、画像信号を出力する撮像素子と、
    前記被写体像を前記撮像素子へ導く、ズーム可能な結像光学系と、
    カメラのブレを検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段により検出されたブレに基づいて、前記撮像素子から出力された前記画像信号の切り出し範囲を変更して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正手段と、
    前記結像光学系のズーム位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段により検出されたズーム位置に対応する前記結像光学系の芯ズレ量を、前記ブレ補正手段を用いて補正させる補正制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。
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