JP2010198721A - 磁気歳差を使用して垂直書込み磁極での磁化切換え時間を短縮する垂直磁気記録システム - Google Patents

磁気歳差を使用して垂直書込み磁極での磁化切換え時間を短縮する垂直磁気記録システム Download PDF

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Abstract

【課題】磁気歳差を使用して垂直書込み磁極での磁化切換え時間を短縮する垂直磁気記録システムを提供する。
【解決手段】垂直磁気記録システムは、垂直書込み主磁極が第1及び第2の電気コイルを伴うヨークに連結された書込みヘッドを有する。第1のコイルは主磁極の一方の側でヨークに巻き付けられ、第2のコイルは主磁極の他方の側でヨークに巻き付けられる。各コイルの第1の端部はそれぞれ対応する端子に接続される。この2つのコイルの第2の端部は、互いに接続されてコモン端子に接続される。コモン端子とコイルの1つの第1の端部との間には、リードタイム回路が接続される。ライトドライバによって書込み電流の方向が切り換えられた直後は、リードタイム回路により、一方のコイル内の電流が他方のコイル内の電流よりも先に変化する。2つのコイル間での電流変位により、磁束反転の歳差運動が引き起こされ、これにより書込みヘッド切換え時間が短縮される。
【選択図】図5

Description

本発明は一般に垂直磁気記録システムに関し、より詳細には、垂直書込みヘッドの磁化方向の切換え時間を短縮するシステムに関する。
垂直磁気記録は、記録層内において記録ビットを垂直、即ち面外の向きに格納するものであり、この記録方式を採用すれば磁気記録ハードディスク装置で超高密度記録を実現することができる。書込みヘッドは、高ビット密度でのデータ書込みだけでなく、高データレートでのデータ書込みも行えることが必要である。書込み速度は、企業向けディスク装置において特に重要である。しかし、データレートを高くするに従い、書込みヘッドの主磁極の磁化を一方向から反対の方向に切り換えるための切換え時間が制限因子となる。高データレートでは、書込みヘッドから出力される使用可能な磁束(ディスク上の記録層で見られる)は、書込みヘッドの低周波の磁束出力が支配的となる。このような書込み磁束の損失の原因として、書込みヘッドの主磁極における磁化反転の本質的な時定数が遅いことなどが挙げられる。また、データレートの低いシステムでは、磁化反転を助けるためにディスク装置のライトドライバ回路からの書込み電流のオーバーシュートを割り増しすることが依然として必要である。更に、このようにオーバーシュートを割り増しするには、ライトドライバ回路からの電力を増やす必要である。
したがって、高データレートと低データレートの両方の垂直磁気記録に対応するためには、磁化反転時間を短縮すると共に書込みヘッドの主磁極に対するオーバーシュートを低減する書込みヘッド及びシステムが必要である。
本発明は、切換え時間が短縮された書込みヘッドを有する垂直磁気記録システムに関する。書込みヘッドは、第1及び第2の電気コイルを伴うヨークに連結された垂直書込み主磁極を有する。第1のコイルは主磁極の一方の側でヨークに巻き付けられ、第2のコイルは主磁極の他方の側でヨークに巻き付けられる。各コイルの第1の端部はそれぞれ対応する端子に接続される。この2つのコイルの第2の端部は、互いに接続されてコモン端子に接続される。コモン端子と一方のコイルの第1の端部との間には、リードタイム(lead−time)回路が接続される。リードタイム回路では、ライトドライバで書込み電流の方向を切り換えたとき、書込み磁極の磁化が一方向から反対方向へ切り換わるのに要する時間を短縮する。書込み電流の方向が切り換えられた直後は、リードタイム回路により、一方のコイル内の電流が他方のコイル内の電流よりも先に変化する。2つのコイル間での電流変位により、磁束反転の歳差運動が引き起こされ、これにより切換え時間が短縮される。磁気歳差は2つのコイル間での遅延電流によって引き起こされ、これにより、主磁極に自己誘導の直交磁気成分が水平方向に作成される。切換えプロセス時に発生する、2つの電流の間の時間遅延は、リードタイム回路内の素子とコイルのインダクタンスを適切に選択することにより決められる。
書込みヘッドの一実施形態では、書込み磁極を横切る第1のコイルの区分は、書込み磁極の主軸又は垂直軸と直交するラインと第1のオフセット角度で交差し、書込み磁極を横切る第2のコイルの区分は、第1のオフセット角度と逆方向性の第2のオフセット角度にて交差している。この2つのオフセット角度の大きさは同じであり、0度より大きく45度以下である。
本発明の特性と利点を十分に理解できるように、添付の図を参照しながら以下に詳細を説明する。
ハードディスク装置のヘッド/ディスクアセンブリを上から視た平面図である。 スライダの拡大端面図と、図1の2−2線に沿ったディスク断面図である。 図2の3−3線に沿った図であり、ディスクから視た場合の読取り/書込みヘッドの端面を示している。 スライダ部分の断面図であり、先行技術に係る垂直書込みヘッドと垂直磁気記録ディスクの一部分とを示している。 図4Aの4B−4B線に沿った図であり、先行技術に係る垂直書込みヘッド用のフレア書込み磁極のフレア領域を示す。 スライダ上の本発明に係る垂直書込みヘッドを示す断面図である。 本発明に係るスライダの後端面上のコイル及びリードタイム回路とライトドライバとの接続を示している。 電流切換えプロセスの4つの段階において本発明に係る垂直書込み磁極及びコイルの略図を示し、更に4段階の各段階においてコイル内を流れる書込み電流のグラフを示す。
図1は、ハードディスク装置10のヘッド/ディスクアセンブリを、カバーを取り外した状態で上から視た平面図である。ディスク装置10は、スピンドル14を支持する剛性ベース12を備え、スピンドル14は上部ディスク16を含むディスクのスタック(積層体)を支持している。スピンドル14はスピンドルモーター(図示せず)によって回転され、カーブした矢印17の方向にディスクを回転させる。ハードディスク装置10は少なくとも1つのロードビームアセンブリ20を備え、ロードビームアセンブリ20は一体型リードサスペンション(ILS)又はフレクシャ30と、導電性相互接続トレース又はラインの配列32とを含む。ロードビームアセンブリ20は剛性アーム22に取り付けられ、剛性アーム22はE字形の支持構造体(Eブロックと称することもある)24に連結されている。各フクレクシャ30は、エアベアリングスライダ28に取り付けられている。磁気記録読取り/書込みヘッド29は、スライダ28の端面又は後端面25に配置されている。フレクシャ30の働きにより、スライダ28は、回転するディスク16によって生成されるエアベアリング上を「ピッチ運動」及び「ロール運動」することができる。ディスク装置10はまた、剛性ベース12に枢支点41で回転可能に取り付けられたロータリアクチュエータアセンブリ40を備える。アクチュエータアセンブリ40は、ベース12に固定されたマグネットアセンブリ42とボイスコイル43とを含むボイスコイルモーター(VCM)アクチュエータである。ボイスコイル43は制御回路(図示せず)によって励磁されると動作し、Eブロック24とこれに取り付けられているアーム22及びロードビームアセンブリ20とを一緒に回転させて、読取り/書込みヘッド29をディスク上のデータトラックに位置決めする。トレース相互接続配列32は、その一端は読取り/書込みヘッド29に接続され、他端は、Eブロック24の側面に固定された電気モジュール又はチップ50内に組み込まれた読取り/書込み回路に接続されている。チップ50は、リードプリアンプとライトドライバ回路を備えている。
図2はスライダ28の拡大端面図と、図1の2−2線に沿ったディスク16の断面図である。スライダ28は、フレクシャ30に取り付けられており、ディスク16に対面するエアベアリング面(ABS)27と、ABS27に対してほぼ垂直である端面又は後端面25とを含む。ABS27により、回転するディスク16からの空気流がエアベアリングを生成し、このエアベアリングはディスク16の表面と極めて近い距離つまりほぼ接触しそうな距離にスライダ28を支持する。読取り/書込みヘッド29は、スライダ28の後端面25に一連の薄膜を蒸着して形成される。通常、読取り/書込みヘッド29上にはアルミナ等の絶縁材料の層が蒸着され、スライダ28の外面としての役割を果たす。読取り/書込みヘッド29は、端子パッド31に接続されている。端子パッド31は、チップ50(図1)内のリードプリアンプ及びライトドライバとの電気的な接続のために、フレクシャ30のトレース配列32に接続される。
図3は、図2の3−3線に沿った図であり、ディスク16から視た場合の読取り/書込みヘッド29の端面を示している。読取り/書込みヘッド29は、スライダ28の後端面25に一連の薄膜を蒸着しリソグラフィ法でパターンニングすることにより形成された読取りヘッド96と書込みヘッド33とを備え、読取りヘッドの薄膜がまず蒸着され、読取りヘッドの上方に書込みヘッドの薄膜が蒸着されている。磁気抵抗読取りセンサ又はヘッド96は、2つの磁気シールドS1、S2の間に配置され、第1のシールドS1は後端面25に配置されている。書込みヘッド33は、垂直書込みヘッドを有し、書込み磁極(WP)を含んでおり、この書込み磁極はWP先端部72と磁束リターン磁極76とを備えている。ABSでは、通常、オプションのサイドシールド84とトレーリングシールド80とによってWP先端部72を取り囲むことができる。トレーリングシールド80とサイドシールド84を連結することにより、回り込みシールド(WAS)を形成することができる。WASについては、本願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第7,002,775 B2号明細書に従来の垂直記録ヘッド用のシールドとして詳細が記載されている。WAS(非磁性ギャップ材料によってWP先端部72から分離されている)により、書込み時に書込み磁場の角度が変更されて書込み磁場の傾斜が改善されると共に、書込みが行われているトラックから離れているディスク領域において書込み磁場がシールドされる。読取りヘッド96用のシールドS1、S2及び書込み磁極72用のシールド80、84は、透磁性材料から形成されている。書込みヘッド33の上方にはアルミナ等の絶縁材料の層が蒸着され、外面26を形成している。トラックを横切る方向におけるWP先端部72と読取りヘッド96の幅は、通常、ディスク16上のデータトラックのトラック幅(TW)に対応する。
図4Aはスライダ28の部分の断面図であり、垂直書込みヘッド33と垂直磁気記録ディスク16の一部分とを示している。ディスク16は、ディスク基板上に形成された「軟磁性」(即ち、比較的に保持力が小さい透磁性)下地層(SUL)上に垂直磁気データ記録層(RL)を含む。書込みヘッド33は、主磁極74と、磁束リターン磁極76と、主磁極74及び磁束リターン磁極76を連結するヨークスタッド78とから構成されるヨークと、ヨークスタッド78の周りに巻き付けられた薄膜コイル79(断面として図示)を含む。図4Aの書込みヘッド33には、オプションのWAS(図3)は示されていない。コイル79は、スライダ28の外面26にある端子(端子31等)に接続されている。フレア書込み磁極(WP)70は主磁極74の一部であり、フレア部71とディスク16の表面に向き合うWP先端部72とを有する。薄膜コイル79を流れる書込み電流は、フレアWP70から磁場(点線90で示す)を誘導する。この磁場はデータRLを通り(WP70の下のRLの領域を磁化し)、SULによって提供される磁束リターンパスを通り抜けてリターン磁極76に戻る。ディスク16が矢印100の方向に書込みヘッド33を通過するとき、スライダ28のエアベアリング面(ABS)27はディスク16表面の上方に支持される。垂直に記録又は磁化されたRLの領域が図示されており、隣り合う領域は矢印で示すように磁化方向が逆になっている。それぞれ逆方向に磁化された隣り合う領域の間の磁気転移は、記録されたビットとして読取りヘッド(図4Aには図示せず)によって検出可能である。チップ50(図1)内のライトドライバから書込み電流がコイル79に向けて一方向に流れると(例えば、図4Aにおいて、ドット印で示す上側のコイル区分では紙面に垂直に裏から表に向かう、X印で示す下側のコイル区分では紙面に垂直に表から裏に向かう)、WP先端部72の下のRLの領域は、一方向(図4Aでは下方つまりディスクの内方向)へ磁化される。ライトドライバがコイル79に流す書込み電流の方向を切り換えると、WP先端部72の下のRLの領域は逆方向(即ち、図4Aでは上方つまりディスクの外方向)へ磁化される。
図4Bは、図4Aの4B−4B線に沿った図であり、フレアWP70のフレア領域71を示す。WP先端部72とフレア部71の間の領域は、フレアポイント75と称される。WP70のフレアポイント75は、磁束密度が最高となるポイントでありWP70が飽和するポイントであることから「チョーク」ポイントと称されることもある。WP先端部72の「高さ」又は距離は、ABSからフレアポイント75までであり、スロートハイト(TH)と称されている。図4Bに示すように、WP先端部72の2つの側壁によりトラックを横切る方向におけるWP先端部の幅が定義され、これにより、ディスク16のRL内に記録されるデータのトラック幅(TW)が本質的に定義される。
図5は、ABS127及び外面126を有するスライダ128上の本発明に係る垂直書込みヘッド133を示す断面図である。書込みヘッド133は、透磁性材料から成るヨーク160に連結された主書込み磁極174を含む。ヨーク160は磁束リターン書込み磁極176と、オプションの第2の磁極177と、ヨークスタッド178とを含み、ここで、ヨークスタッド178はリターン磁極176とオプションの第2の磁極177を連結する。フレアWP170は主磁極174の一部であり、ディスク16の表面と向き合ったフレア部171とWP先端部172とを有する。第1の電気コイル(C1)179は主磁極174の一方側(外側又は上側)でヨーク160に巻き付けられており、第2の電気コイル(C2)180は主磁極174の他方側(内側又は下側)でヨーク160に巻き付けられている。C1の第1の終端は外面126にある端子T1に接続され、C2の第1の終端は外面126にある第2の端子T2に接続されている。C1の第2の終端及びC2の第2の終端は互いに電気的に接続され、外面126にあるコモン端子TCに接続されている。リードタイム回路190(以下に動作を詳細に説明する)は外面126に配置され、T1とTCとの間に接続されている。
ライトドライバからT1に入った書込み電流は、C1の第1のコイル巻線又は区分179aを通り、C1の巻回部を流れ、最後のコイル巻線又は区分179bに進む。ドット印とX印で示した方向にC1のコイル区分を電流が流れる場合、WP170において下方に(RLの内方向に)磁束が生成される。区分179bはTCへ接続されていると共にC2のコイル区分180bへも接続されている。このため、書込み電流は次にC2の巻回部を流れて最後のコイル区分180aに進み、更にライトドライバと接続されているT2に進む。したがって、C2を流れる電流の方向は、C1を流れる電流の方向と逆になる。しかし、C2はC1とはWP170を挟んで反対側に配置されているので、この場合もまたWP170において下方に(RLの内方向に)磁束が生成される。これらのコイルはほぼ同じものであるため、WP170によって生成される磁束に対して、通常、同様に寄与する。RLの領域を上方に(RLの外向きに)磁化するには、ライトドライバで、書込み電流がT2に入ってT1から出るように電流の向きを切り換える。
本発明では、ライトドライバが書込み電流の方向を切り換えたときに、コイルC1及びC2に接続されたリードタイム回路190によって、WP170の磁化が一方向から逆方向に切り換わるための時間が短縮される。図6はスライダ128の後端面上にパターンニングされたコイルC1、コイルC2、及びリードタイム回路190を示したものである。C1は、WP170より上に位置しているので実線で示されている。C2は、WP170及びC1より下に位置しているので、図6ではC1の部分しか見えない。WP170を横切るC1の区分(例えば、第1の区分179aや最終区分179b)は、WP170の主軸又は垂直軸と直交するラインと、オフセット角(+θ1)にて交差している。WP170を横切るC2の区分(例えば、第1の区分180bや最終区分180a)は、WP170の垂直軸と直交するラインと、逆方向のオフセット角(−θ2)にて交差している。好適な実施形態では、オフセット角度θ1及びθ2の大きさは同じであり、0度より大きく45度以下である。
図6では、リードタイム回路190は、直列に接続された抵抗RとキャパシタCを含み、これらもまた、スライダ128の後端面にパターンニングすることができる。リードタイム回路190は、図示したように、TCとT1(T1はC1と接続されている)の間に位置している。書込み電流の方向が切り換えられた直後は、リードタイム回路190により、C1の電流がC2の電流よりも先に変化する。しかし、リードタイム回路190は、TCとT2の間に配置することも可能である。この場合は、リードタイム回路190により、C2の電流がC1の電流よりも先に変化する。
また、図6に示す回路図では、ライトドライバは、端子T1及び端子T2にてそれぞれC1及びC2と接続されている。ライトドライバ回路は、スライダ128から離れた場所、通常はEブロック24(図1)上にあるチップ50(図1)内に組み込まれている。ライトドライバ回路は、一体型リードサスペンション(ILS)上の相互接続ライン配列32(図1)を介して、端子T1、T2にてC1及びC2と接続されている。ライトドライバとT1、T2との相互接続には特性インピーダンスZが存在する。
上記した垂直書込みヘッドシステムの動作を、図7を参照しながら説明する。図7は、書込み電流切換えプロセスの4段階A〜Dにおける垂直WP170と、上に位置するC1の一区分及び下に位置するC2の一区分を示すと共に、4段階の各々でのC1及びC2内の書込み電流を示した略図である。段階Aでは、C1及びC2の書込み電流IC1及びIC2は等しくそれぞれ図示した向きに流れているので、矢印200で示すように磁束は下向きになる。C1及びC2を流れる書込み電流は約−45mAである。同様に段階Dでも書込み電流IC1及びIC2は等しいが、段階Dでは段階Aの場合とは逆向きに流れているので、矢印203で示すように磁束は上向きになる。C1及びC2を流れる書込み電流は約+45mAである。段階Bは、切換えプロセスの段階Aと段階Dとの間の段階である。リードタイム回路は、IC1を時間的にIC2よりも先に変化させる。書込み電流IC1は−45mA(段階A)からゼロへと変化し、一方、IC2は−45mAから約−20mAへと変化している。結果として、C1はWP170に磁束をもたらさず、磁束は唯一C2からもたらされる。このため、磁束の方向は少し回転し、コイルC2の区分にほぼ垂直になっている。即ち、磁束は約θ度(WP170の垂直軸に直交するラインとコイル区分とが交差しているオフセット角度の値)だけ回転される。また、電流の大きさが45mAから20mAに減少したので、矢印201が矢印200より短くなっていることから分かるように磁束の大きさも減少している。段階Cは、切換えプロセスの段階Bと段階Dとの間の段階である。リードタイム回路は、引き続きIC1を時間的にIC2よりも先に変化させる。書込み電流IC1はゼロ(段階B)から約+20mAまで変化し、一方、IC2は−20mA(段階B)からゼロまで変化している。結果として、今度は、C2はWP170に磁束をもたらさず、磁束は唯一C1からもたらされる。したがって、磁束の方向は矢印201の方向から矢印202の方向に回転し、コイルC1の区分にほぼ垂直になっている。即ち、磁束は段階Bでの磁束の方向から約90+2θ度だけ回転される。また、電流の大きさは約20mAとなって段階Bの場合と同じであるが、段階Aでの書込み電流45mAより小さいので、矢印202が矢印201と同じ長さであることから分かるように磁束の大きさは段階Bと同じである。
したがって、段階Aと段階Bの間ではX軸方向(ABSと平行、且つWP170の垂直軸、即ちY軸方向と直交する方向)の磁束成分が存在する。これらのX軸方向の磁束成分は磁束の反転を手助けし、切換え時間を短縮、ひいてはオーバーシュートの要件を緩和する。好適な実施形態では、互いに反対向きのオフセット角度θ1及びθ2の大きさは等しく、その値は0度より大きく45度以下である。ただし、θ1及びθ2の大きさは、等しくなくてもよい。また、オフセット角度をゼロにすることもできる。即ち、C1及びC2の区分を両方とも、WP170の垂直軸と直交させることができる(θ1=θ2=0)。そのような実施形態では、上方のコイル(C1)と下方のコイル(C2)間での電流変位はまた、磁束反転の歳差運動を引き起こし、これによって切換え時間が短縮されるので、リードタイム回路は磁束反転に引き続き有効である。磁気歳差は2つのコイル間での遅延電流によって引き起こされ、これにより、WP170に自己誘導の直交磁気成分が水平方向に作成される。
切換えプロセス時に発生する、2つの電流IC1及びIC2の間の時間遅延は、リードタイム回路190内の素子とコイルのインダクタンスを適切に選択することにより設計可能である。リードタイム回路の素子及び/又はコイルのインダクタンス(L及びL)の値を調整することにより、電流IC1及びIC2についてそれぞれ異なる時定数(τ及びτ)を作成することができる。時定数は次の式で表わされる。
τ=L/(Z+R) 式(1)
τ=L(Z+R)/(ZR) 式(2)
好適な実施形態を参照して本発明を具体的に図示及び説明してきたが、本発明の精神や範囲から逸脱しない限りは形態及び詳細において種々の変更が行えることを当事者であれば理解できよう。したがって、開示された発明は単に例示的なものであって且つ添付の特許請求で指定された範囲内に限定されるものと見なされるべきである。
10:ハードディスク装置 12:剛性ベース 14:スピンドル
16:上部ディスク 17:カーブした矢印 20:ロードビームアセンブリ
22::剛性アーム 24:Eブロック 25:端面又は後端面
26:外面 27:エアべアリング面(ABS) 28:エアべアリングスライダ
29:磁気記録読取り/書込みヘッド
30:一体型リードサスペンション(ILS)又はフレクシャ
31:端子パッド 32:導電性相互接続トレース又はラインの配列
33:書込みヘッド 40:ロータリアクチュエータアセンブリ
41:枢支部 42:マグネットアセンブリ 43:ボイスコイル
50:電気モジュール又はチップ 70:フレア書込み磁極 71:フレア部
72:WPの先端部 74:主磁極 75:フレアポイント
76:磁束リターン磁極 78:ヨークスタッド 79:薄膜コイル
80:トレーリングシールド 84:オプションのサイドシールド 90:点線
96:読取りヘッド 100:矢印 126:外面
127:ABS 128:スライダ 133:垂直書込みヘッド
160:ヨーク 170:フレアWP 171:フレア部
172:WP先端部 174:主書込み磁極 176:磁束リターン書込み磁極 177:オプションの第2の磁極 178:ヨークスタッド
179:第1の電気コイル(C1)
179a:C1の第1のコイル巻線又は区分179a
179b:最終のコイル巻線又は区分179b
180a:コイルの最終区分180a
180b:C2の第1のコイル区分180b
180:第2の電気コイル(C2) 190:リードタイム回路
200、201、202、203:矢印
R:抵抗 C:コンデンサ IC1、IC2:書込み電流
S1、S2:磁気シールド T1:第1の端子 T2:第2の端子
TC:コモン端子 Z:特性インピーダンス θ1:オフセット角度
θ2:オフセット角度 τ1、τ:時定数。

Claims (19)

  1. 磁気記録層内の領域を磁化するための垂直磁気記録書込みシステムであって、
    主磁極と、前記主磁極内に磁束を生成するために前記主磁極と結合される第1の導電性コイルと、前記第1の導電性コイルと接続され、前記主磁極内に磁束を生成するために前記主磁極と結合される第2の導電性コイルとを備える書込みヘッドと、
    前記第1及び第2のコイルに書込み電流を供給するライトドライバと、
    前記ライトドライバと前記第1及び第2のコイルとの間に配置され、前記ライトドライバが前記第1及び第2のコイルへの書込み電流の方向を切り換えたときに、前記コイルのうちの一方のコイルへの書込み電流を他方のコイルへの書込み電流より先に変化させるリードタイム回路と、を有する垂直磁気記録書込みシステム。
  2. 透磁性材料から成るヨークを更に有し、前記主磁極は前記ヨークに連結され、前記第1のコイルは前記主磁極の第1の側で前記ヨークに巻き付けられ、前記第2のコイルは前記主磁極の第2の側で前記ヨークに巻き付けられる請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1のコイルの一端は第1の端子に、他端はコモン端子に接続され、前記第2のコイルの一端は第2の端子に、他端は前記コモン端子に接続され、更に前記ライトドライバは前記第1及び第2の端子に接続される請求項2に記載のシステム。
  4. 前記リードタイム回路は前記コモン端子と前記第1及び第2の端子のいずれか一方の端子との間に接続される請求項3に記載のシステム。
  5. 前記主磁極は主軸を有し、前記第1のコイルの巻線は前記主軸に直交するラインから正のオフセット角度だけずらして位置決めされ、前記第2のコイルの巻線は前記直交ラインから負のオフセット角度だけずらして位置決めされる請求項2に記載のシステム。
  6. 前記正のオフセット角度と前記負のオフセット角度の大きさが0度より大きく45度以下である請求項5に記載のシステム。
  7. 前記リードタイム回路は、直列に接続された抵抗RとコンデンサCを有する請求項1に記載のシステム。
  8. 前記ライトドライバを前記コイルに接続すると共に特性インピーダンスZを持つ伝送ラインを更に有し、前記リードタイム回路によって設定される、前記第1のコイルに前記書込み電流を流すための時定数τは、τ=(L)/(Z+R)によってほぼ表わされ、式中、Lは前記第1のコイルのインダクタンスである請求項7に記載のシステム。
  9. 垂直磁気記録ディスク装置であって、
    基板と前記基板上の垂直磁気記録層とを備える磁気記録ディスクと、
    透磁性のヨークと、前記ヨークに連結され、前記ディスクの記録層と対面した書込み磁極先端部を備える書込み磁極と、前記書込み磁極の第1の側で前記ヨークに巻き付けられる第1の導電性コイルと、前記第1のコイルに接続され、前記書込み磁極の第2の側で前記ヨークに巻き付けられる第2の導電性コイルを備える書込みヘッドと、
    前記第1及び第2のコイルへの2方向の書込み電流を生成可能なライトドライバと、
    前記ライトドライバと前記第1及び第2のコイルとの間に配置され、前記ライトドライバが前記第1及び第2のコイルへの書込み電流の方向を切り換えたときに、前記コイルのうちの一方のコイルへの書込み電流を他方のコイルへの書込み電流より先に変化させるリードタイム回路と、を有する垂直磁気記録ディスク装置。
  10. 前記第1のコイルの一端は第1の端子に、他端はコモン端子に接続され、前記第2のコイルの一端は第2の端子に、他端は前記コモン端子に接続され、前記ライトドライバは前記第1及び第2の端子に接続され、更に、前記リードタイム回路は前記コモン端子と前記第1及び第2の端子のいずれか一方の端子との間に接続される請求項9に記載のディスク装置。
  11. 前記ディスクと対面したエアベアリング面(ABS)と前記ABSに概ね直交する後端面とを備えるエアベアリングスライダを更に有し、前記第1の端子と前記第2の端子と前記コモン端子は前記スライダの後端面に配置される請求項10に記載のディスク装置。
  12. 前記ヨークと、前記書込み磁極と、前記第1及び第2のコイルと、前記リードタイム回路は前記スライダの後端面に配置される請求項11に記載のディスク装置。
  13. 前記主磁極は主軸を有し、前記第1のコイルの巻線が前記主軸に直交したラインから正のオフセット角度だけずらして位置決めされ、前記第2のコイルの巻線は前記直交ラインから負のオフセット角度だけずらして位置決めされる請求項9に記載のディスク装置。
  14. 前記正のオフセット角度と前記負のオフセット角度の大きさが0度より大きく45度以下である請求項13に記載のディスク装置。
  15. 前記リードタイム回路は、直列に接続された抵抗RとコンデンサCを有する請求項9に記載のディスク装置。
  16. 前記ライトドライバを前記コイルに接続すると共に特性インピーダンスZを持つ伝送ラインを更に有し、前記リードタイム回路によって設定される、前記第1のコイルに前記書込み電流を流すための時定数τが、τ=(L)/(Z+R)によってほぼ表わされ、式中、L1は前記第1のコイルのインダクタンスである請求項15に記載のディスク装置。
  17. 前記ディスクは、前記基板と前記記録層との間に透磁性の磁束リターン下地層を更に有し、前記書込みヘッドは、前記ヨークに連結された磁束リターン磁極を更に有する請求項9に記載のディスク装置。
  18. 前記書込みヘッドは一対のサイドシールドを更に有し、該一対のサイドシールドの端部は前記書込み磁極の先端部と概ね同一平面上にあり、前記書込み磁極の先端部の両サイドに離間される請求項9に記載のディスク装置。
  19. 前記書込みヘッドは、前記サイドシールドと隣接したトレーリングシールドを更に有し、これにより回り込みシールドが形成される請求項18に記載のディスク装置。
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