JP2010197856A - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010197856A
JP2010197856A JP2009044417A JP2009044417A JP2010197856A JP 2010197856 A JP2010197856 A JP 2010197856A JP 2009044417 A JP2009044417 A JP 2009044417A JP 2009044417 A JP2009044417 A JP 2009044417A JP 2010197856 A JP2010197856 A JP 2010197856A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricant
holding member
application device
solid
lubricant application
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009044417A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Saito
洋 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009044417A priority Critical patent/JP2010197856A/ja
Publication of JP2010197856A publication Critical patent/JP2010197856A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】潤滑剤塗布手段に固形潤滑剤を押圧する際の潤滑剤の摺動性をさらに向上させることが可能となって固形潤滑剤の偏磨耗を抑制して潤滑剤の像担持体への塗布量を安定させることができる潤滑剤塗布装置、及びこの潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】潤滑剤保持部材24は、その側面24aを潤滑剤塗布ブラシローラ22の回転方向上流側の内壁面27aに突設された回転部材13に当接させ、この側面24aと反対側の潤滑剤保持部材24の側面24bと潤滑剤ホルダ25の内壁面27bとの間に挿入された屈曲板バネ28の弾性片28aを側面24bに当接させるように潤滑剤ホルダ25内に収容されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、像担持体表面に潤滑剤を塗布して潤滑剤の薄層を形成する潤滑剤塗布装置、及びこの潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置における画像形成工程は、光導電現象を利用して像担持体としての感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像に着色したトナー微粒子を静電気力を利用して付着させて可視像化する工程をいう。このような電子写真方式を採用した画像形成装置においては、通常、その主要部材である感光体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置が設けられている。
潤滑剤塗布装置は、画像形成装置のクリーニングプロセス、例えば、像転写後の感光体表面に残留したトナーをクリーニングブラシ又はクリーニングブレードで掻き取る工程で生じる諸問題を解消するために用いられる。即ち、感光体や中間転写ベルトの寿命は、主にクリーニングブラシ又はクリーニングブレードとの機械的摺擦による摩耗の程度によって決定されるので、感光体及び中間転写ベルト表面に潤滑剤を塗布することにより、その表面の摩擦係数を小さくして摩耗を抑制し、これによって、その長寿命化が図られている。さらに、感光体表面に潤滑剤を塗布することにより、単に感光体の寿命が延びるだけでなく、感光体表面の摩擦係数の低下に伴って感光体表面に付着した付着物のクリーニングが容易となる利点を有する。即ち、感光体表面に潤滑剤を塗布することにより、転写工程で記録媒体等に転写しきれずに感光体又は中間転写ベルト表面に残った残留トナーがクリーニングブラシ又はクリーニングブレードによって除去され易くなる。
ところで、近年、重合法によって調製された球形化トナーが好適に用いられるようになったが、球形化トナーは、粒径分布が揃っており、かつ、小粒径化も効率良く行えることから画質を向上させる効果を発現する一方、感光体上からの残留トナーの除去、即ち、クリーニングが難しくなるという問題がある。このような観点からも、潤滑剤塗布装置よって感光体表面に潤滑剤を塗布し、これによって感光体のクリーニング性を向上させる技術は、今後、更に重要になると考えられる。
潤滑剤は、粉体の形態で微量ずつ感光体表面に供給することによって塗布されるが、具体的な塗布方法としては、例えば特許文献1に開示されるように、回転する潤滑剤塗布ブラシローラなどの塗布手段によりブロック状に成形された固形潤滑剤を削り取って塗布する方法が挙げられる。潤滑性付与を重視するのであれば、一定量以上の潤滑剤を供給し続ければよいが、供給量が過剰になると、余剰の潤滑剤が、例えば隣接して設けられた帯電ローラ表面を汚し、感光体表面の均一な帯電を妨げるという不具合が生じることがある。逆に、塗布量が少なすぎると、トナーが像担持体表面に付着する所謂フィルミングが発生し易くなる。
また、潤滑剤塗布装置においては、感光体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布ブラシローラに対して固形潤滑剤を圧接させるために、固形潤滑剤を支持する潤滑剤保持部材を、これを収容する潤滑剤ホルダ内で潤滑剤塗布ブラシローラに対して固形潤滑剤を押圧する方向に摺動自在に取り付けられている。しかしながら、この潤滑剤保持部材と潤滑剤ホルダとの摺動不良により潤滑剤塗布ブラシローラに対して固形潤滑剤を均等に押圧することができず、感光体表面への潤滑剤塗布量が変動し易いという問題がある。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献2及び3に記載されているように、潤滑剤保持部材の長手方向の両端部に、潤滑剤保持部材の両側面と潤滑剤ホルダの内壁面との摺接部に半円筒状の凸状部を設けたり、当該摺接部にステンレス板を介在させて潤滑剤塗布ブラシローラに固形潤滑剤を押圧する際の潤滑剤の摺動性を向上させることが提案されている。そして、このように摺動性を向上させることによって、押圧時おける固形潤滑剤の傾き及び偏磨耗をなくし、これによって潤滑剤の感光体への塗布量を安定させ、潤滑剤を有効利用することができる潤滑剤塗布装置が提案されている。
しかしながら、トナーのさらなる球形化、小粒径化に対応するクリーニング性の向上、あるいは感光体周りユニットの長寿命化、さらには高画質化の要求により、従来よりも、さらに精度よく潤滑剤の塗布量を制御することが重要となってきており、上記特許文献1及び2記載のものでは、充分に対応できないという問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、潤滑剤塗布手段に固形潤滑剤を押圧する際の潤滑剤の摺動性をさらに向上させることが可能となって固形潤滑剤の偏磨耗を抑制して潤滑剤の像担持体への塗布量を安定させることができる潤滑剤塗布装置、及びこの潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、固形潤滑剤と、前記固形潤滑剤を支持する潤滑剤保持部材と、前記固形潤滑剤と前記潤滑剤保持部材とを収容する潤滑剤ホルダと、回転駆動しながら前記固形潤滑剤を被塗布対象物に塗布する潤滑剤塗布手段と、前記潤滑剤保持部材と前記潤滑剤ホルダとの間に配設されて前記潤滑剤保持部材を前記潤滑剤塗布手段に向かって押圧する押圧手段と、を備える潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤保持部材の側面と、当該側面と対向する前記潤滑剤ホルダの内壁との間に前記押圧手段による潤滑剤保持部材の押圧方向に回転可能な回転部材を介在させ、当該回転部材によって前記潤滑剤保持部材を摺動させたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、前記回転部材は、前記潤滑剤塗布手段の回転方向下流側に位置する前記潤滑剤保持部材の側面、又は当該側面に対向する前記潤滑剤ホルダの内壁面に設けたことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の潤滑剤塗布装置において、前記回転部材は、前記潤滑剤保持部材の押圧方向に沿って複数個配設したことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記回転部材が配設された前記潤滑剤保持部材の側面、又は当該側面と対向する前記潤滑剤ホルダの内壁面に対して反対側の前記潤滑剤保持部材の側面と前記潤滑剤ホルダの内壁との間に、前記潤滑剤保持部材を前記回転部材の方向へ押圧する第2の押圧手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記固形潤滑剤は、少なくとも固体の脂肪酸金属塩を含有することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記固形潤滑剤は、少なくとも無機潤滑剤を含有することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記固形潤滑剤は、少なくとも固体の脂肪酸金属塩と無機潤滑剤とを含有することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項5又は7記載の潤滑剤塗布装置において、前記固体の脂肪酸金属塩は、ステアリン酸亜鉛であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項6又は7記載の潤滑剤塗布装置において、前記無機潤滑剤は、窒化ホウ素であることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、像担持体と、少なくとも潤滑剤塗布装置とを一体に支持し、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置であることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、像担持体と、当該像担持体表面を帯電する帯電手段と、前記像担持体表面に形成された静電潜像上にトナー像を形成する現像手段と、当該像担持体表面上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、当該転写手段によって前記トナー像を転写した後に像担持体表面に残留したトナーを除去するクリーニング手段と、当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置において、前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置又は請求項10記載のプロセスカートリッジであることを特徴とする。
本発明によれば、潤滑剤保持部材の側面と、当該側面と対向する潤滑剤ホルダの内壁との間に押圧手段による潤滑剤保持部材の押圧方向に回転可能な回転部材を介在させ、当該回転部材によって前記潤滑剤保持部材を摺動させたことによって、潤滑剤塗布手段に固形潤滑剤を押圧する際の潤滑剤の摺動性をさらに向上させることが可能となって固形潤滑剤の偏磨耗を抑制して潤滑剤の像担持体への塗布量を安定させることができる潤滑剤塗布装置、及びこの潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することができる。
本発明による一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。 図1で示す画像形成装置が備えるプロセスカートリッジの概略構成を示す縦断面図である。 図2における潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構の概略構成を示す断面図である。 図3に示す潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構の一端側を示す分解斜視図である。 図4に示す潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構の組立てた状態を示す斜視図である。 図5のA−A線上で切断した断面図である。 運転開始初期における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構を説明する図で、(a)は押圧機構の一部を切り欠いた斜視図、(b)は(a)のB−B線上で切断した断面図、(c)は(a)の正面図である。 所定時間経過後における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構を説明する図で、(a)は押圧機構の一部を切り欠いた斜視図、(b)は(a)のC−C線上で切断した断面図、(c)は(a)の正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明による一実施形態に係る画像形成装置について、図1及び図2に基づいて説明する。図1は、本発明による一実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成を示す縦断面図である。図2は、図1で示す画像形成装置が備えるプロセスカートリッジの概略構成を縦断面図である。
この実施形態に係る画像形成装置200は、図1に示すように、フルカラー画像を形成する画像形成装置であって、原稿画像を読み取る読み取り部110、読み取られた原稿画像を形成する画像形成部120及び画像形成部120で画像が転写される転写紙等の記録媒体を画像形成部120に供給する給紙部130とを備えている。読み取り部110には、コンタクトガラス115上に載置された原稿カバー116によって押圧された原稿に光を照射してその反射光を反射させる第1読み取り走行体111、第1読み取り走行体によって反射された反射光を結像レンズ113に向けて反射する第2読み取り走行体112、及び第2読み取り走行体112によって反射された反射光を結像レンズ113で結像させて画像を読み取るCCD等の読み取りセンサ114が配置されている。
また、画像形成部120には、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー画像を形成する4個のプロセスカートリッジ121(Y、C、M、K)と、支持ローラ117A、117B、117Cに張架され、これらの支持ローラ117A、117B、117Cのうちの1個の支持ローラが回転駆動されることで矢印A方向に移送される無端状の中間転写ベルト122と、が備えられている。そして、中間転写ベルト122の移送方向Aに沿って、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの画像を形成する後述するプロセスカートリッジ121Y、121C、121M、121Kが配設されている。さらに、後述するように、中間転写ベルト122に転写されたトナー像を転写紙等の記録媒体に転写する二次転写ローラ123と、各プロセスカートリッジにトナーを供給する図示省略したトナーボトルが備えられている。
これらのプロセスカートリッジ121Y、121C、121M、121Kは、使用されるトナーが相違するのみで基本的には、同一構成を備えている。
そのため、図2に示すように、1個のプロセスカートリッジを代表としてプロセスカートリッジ121の説明を行う。プロセスカートリッジ121は、図2に示すように、回転可能に保持され、矢印B方向に回転駆動される像担持体であるドラム状の感光体10の周囲に配置された帯電装置40、現像装置50、クリーニング装置30、潤滑剤塗布装置20を備えている。
このようなプロセスカートリッジ121は、感光体10と帯電装置40、現像装置50、クリーニング装置30及び潤滑剤塗布装置20と一体に連結されており、装置本体200に対して着脱可能に取り付けられている。なお、本実施形態においては、感光体10と、帯電装置40、現像装置50、クリーニング装置30及び潤滑剤塗布装置20と一体に連結された構成となっているが、本発明においては、感光体10と少なくとも潤滑剤塗布装置20とが一体に連結されたプロセスカートリッジであれば充分である。
そして、中間転写ベルト122は、各プロセスカートリッジの感光体10の上方に配置され、この中間転写ベルト122の下側の走行面が各感光体10の周面に当接している。中間転写ベルト122は、各感光体10の表面にそれぞれ形成された互いに異なる色のトナー像が重ねて転写される転写材として機能する。中間転写ベルト122を挟んで、感光体10と対向する位置に、一次転写ローラ125が配置されている。
プロセスカートリッジ121Y、121C、121M、121K列の下方には、帯電された感光体10表面に、例えば、前述の読み取り部110で読取られた画像情報に基づいてレーザー光を照射して静電潜像を形成する露光装置60が配置されている。なお、図1中、符号124は、押圧バネ部材124cによって固形潤滑剤124bを回転する潤滑剤塗布ブラシローラ124aに対して押圧しながら削り取って固形潤滑剤124bを中間転写ベルト122の表面に塗布する潤滑剤塗布ブラシローラ124aを備えた潤滑剤塗布装置である。
一方、図1に示す給紙部130には、記録媒体としての転写紙Pを収容する給紙カセット131及び給紙ローラ132が設けられており、給紙ローラ132は、レジストローラ133を経て中間転写ベルト122と二次転写ローラ123との間のニップ部に向けて所定のタイミングで1枚ずつ転写紙Pを給送する。更に、二次転写ローラ123の出口には、二次転写ローラ123によって中間転写ベルト122上から転写紙P上に転写されたトナー像を加熱、加圧して転写紙P上に定着する定着装置126が配置されている。そして、この定着装置126の後流には、排紙ローラ127及び排紙された転写紙を収納する排紙収納部128が設けられている。
帯電装置40は、図2に示すように、感光体10に当接するように配置された帯電ローラ41と、この帯電ローラ41を感光体10に当接させる押圧手段42とから主として構成されている。そして、帯電ローラ41は、感光体10の表面を一様に帯電させる。
現像装置50は、図2に示すように、感光体10の表面に現像剤としてのトナーを供給して静電潜像を可視像化する現像ローラ51と、現像剤収容部に収容された現像剤を攪拌する混合ローラ52、攪拌、混合された現像剤を現像ローラ51に供給する供給ローラ53とから主として構成されている。トナーとしては、粉砕法により形成されたトナーのほか、粉砕トナーの粒径より小さい微粉状のトナーを用いることができる。微紛状トナーを用いることにより、形成される画像の高品質化(高画質化)を実現することができる。
クリーニング装置30は、図2に示すように、感光体10の表面と摺接して、感光体10の表面に付着している残留トナーや異物を感光体10の表面から掻き取って除去、クリーニングするクリーニングブレード31やクリーニングブレード31によって感光体10の表面から掻き取られた残留トナーを回収する図示しない廃トナースクリュー等を備えている。
潤滑剤塗布装置20は、図2に示すように、矢印B方向に回転する感光体10の表面と矢印C方向に回転しながら摺接して潤滑剤を感光体表面に塗布する潤滑剤塗布ブラシローラ22、及び潤滑剤塗布ブラシローラ22で塗布された潤滑剤を感光体10の表面に均一厚みとなるように均す潤滑剤塗布ブレード23を備えている。潤滑剤塗布ブラシローラ22については後述する。
このような画像形成装置200における画像形成動作の概略を説明する。コンタクトガラス115上に原稿をセットしてスタートキーをオンさせると、画像読取部110により原稿の画像が読み取られ、読み取りセンサ114によって電気信号に変換される。このようにして読み取りにより得られた画像データに基づいてイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像情報に対応するレーザー光LY、LC、LM、LKが露光装置60から出射される(図1参照)。この際、これらのレーザー光LY、LC、LM、LKが、帯電装置40により一様に帯電されたそれぞれの感光体10Y、10C、10M、10Kの表面に照射される。
これらのレーザー光LY、LC、LM、LKの照射により感光体10Y、10C、10M、10Kの表面には、それぞれの色画像に対応する静電潜像が形成され、これらの静電潜像に現像装置50から供給されたそれぞれの色のトナーが付着することによって感光体10Y、10C、10M、10Kの表面にそれぞれの色のトナー像が形成される。
これらのトナー像は、一次転写ローラ125によって中間転写ベルト122上に積重して転写され、カラートナー像が形成される。このように、中間転写ベルト122上に転写されたトナー像は、レジストローラ133によりタイミングを図って搬送される転写紙P上に二次転写ローラ123によって転写される。転写紙P上に転写されたトナー像は、定着装置126により定着され、トナー像の定着処理が終了した転写紙Pは排紙ローラ127によって排紙収容部128に排出される。
このような画像形成動作においては、一次転写ローラ125による転写処理が終了した後に感光体10の表面に残留した残留トナーは、クリーニングブレード31により除去される。また、感光体10の表面には潤滑剤塗布ブラシローラ21により潤滑剤が塗布される。これにより、感光体10からのトナーの離反性が高まるため、転写後に感光体10の表面に残留した残留トナーを除去するクリーニング性が向上し、さらに、感光体10の表面の摩擦係数が低下するため、感光体10及びクリーニングブレード31の磨耗を抑えることができる。
本発明においては、潤滑剤塗布装置、特に、潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構に特徴を有する。本発明による一実施形態に係る潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構について、図2〜図8に基づいて説明する。図3は、図2における潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構の概略構成を示す断面図である。図4は、図3に示す潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構の一端側を示す分解斜視図である。図5は、図4に示す潤滑剤塗布装置における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構の組立てた状態を示す斜視図である。図6は、図5のA−A線上で切断した断面図である。
本実施形態に係る潤滑剤塗布装置20は、図2に示すように、固形潤滑剤21と、この固形潤滑剤21と感光体10との両方に接触して矢印C方向に回転する潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布ブラシローラ22と、潤滑剤塗布ブレード23と、固形潤滑剤21を潤滑剤塗布ブラシローラ22に対して押圧する押圧手段29とから主として構成されている。潤滑剤塗布ブラシローラ22は、図3に示すように、その回転軸22aに連結された駆動ギヤ22bが、感光体10を回転駆動する不図示の駆動ギヤと噛合して、矢印C方向に駆動回転されて円筒状基体22cの外周のブラシ部材22d(図2参照)が押圧する固形潤滑剤21の表面から削り取り、削り取った粉末状の潤滑剤をブラシ部材22dが感光体10の表面に塗布する。また、潤滑剤塗布ブレード23は、感光体10の表面に潤滑剤塗布ブラシローラ22で塗布された潤滑剤を均してその厚さを均一にするようになっている。
潤滑剤塗布ブラシローラ22は、図3に示すように、プロセスカートリッジ121の側板12に形成された軸受け12aに回転軸22aを挿通させて回転自在に支持され、前述のように、回転軸22aに連結された駆動ギヤ22bによって回転駆動されるようになっている。潤滑剤塗布ブラシローラ22の下方には、直方体状の固形潤滑剤21を表面に固着した潤滑剤保持部材24が、プロセスカートリッジ121の枠体11に形成された潤滑剤ホルダ25内に固形潤滑剤21の潤滑剤塗布ブラシローラ22に対する押圧方向(矢印D方向)摺動自在に収容されている。そして、潤滑剤保持部材24の潤滑剤載置面24aと対向する下面24bには、固形潤滑剤21を潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布ブラシローラ22に押圧する押圧手段29が設けられ、押圧手段29によって、固形潤滑剤21が潤滑剤塗布ブラシローラ22に対して押圧するようになっている。押圧手段29については後述する。
潤滑剤ホルダ25を備えた枠体11は、例えば、ポリカーボネート樹脂に硬化剤としてフィラーを混合した材質で構成されており、潤滑剤ホルダ25は、平面図上細長長方形の箱形を呈している。そして、この箱形潤滑剤ホルダ25の両端には、図4、図5に示すように、その短辺25aと、この短辺に連なる潤滑剤塗布ブラシローラ22の回転方向(C方向)下流側(図6参照)の内壁面27aに、回転部材13が潤滑剤保持部材24の摺動方向(矢印E方向)に沿って2個並んで設けられている(図4及び図6参照)。一方、潤滑剤塗布ブラシローラ22の回転方向上流側(図6参照)の内壁面27bには、潤滑剤ホルダ25を反対側の内壁面27a側に押圧する部材としてステンレス(SUS)製の板バネ28が設けられている。
そして、潤滑剤保持部材24は、図6に示すように、その側面24aを潤滑剤塗布ブラシローラ22の回転方向上流側の内壁面27aに突設された回転部材13に当接させ、この側面24aと反対側の潤滑剤保持部材24の側面24bと潤滑剤ホルダ25の内壁面27bとの間に挿入された屈曲板バネ28の弾性片28aを側面24bに当接させるように潤滑剤ホルダ25内に収容されている。板バネ28はリン青銅板や樹脂を使用しても良い。
従って、潤滑剤保持部材24は、その両端部の側面24aを回転部材13に当接するように屈曲板バネ29の弾性片28aによって押し付けられて位置規制されながら、回転部材13によって円滑に、摺動方向に摺動可能となっている。しかも、潤滑剤保持部材24の回転部材13による位置規制は、潤滑剤塗布ブラシローラ22によって固形潤滑剤21に対して偏倚させる潤滑剤塗布ブラシローラ22の回転方向(C方向)の下流側に配設された回転部材13によって行うので、潤滑剤塗布ブラシローラ22の回転に伴う固形潤滑剤21に対する偏倚力を抑制することが可能となる。その結果、固形潤滑剤21の偏磨耗を抑制して潤滑剤の感光体10への塗布量を安定させることができる。
この実施形態においては、回転部材13は、潤滑剤ホルダ25の両端部25A、25Bに配設しているが、潤滑剤ホルダ25の中央部に2個1組のみ配設しても良い。しかしながら、潤滑剤ホルダ25の両端部25A、25Bのそれぞれで2個1組の複数組配設する場合には、潤滑剤保持部材24が、潤滑剤ホルダ25内で安定して摺動方向に摺動可能となるので好適である。
また、この場合に、回転部材13は、潤滑剤ホルダ25の内壁面27aに配設したが、この内壁面27aと対向する潤滑剤保持部材24の側面24aに配設しても良い。さらに、この実施形態においては、回転部材13を潤滑剤ホルダ25の内壁面27aに、潤滑剤保持部材24の摺動方向E(図6参照)に沿って回転可能に2個並設したが、1個でも良い。しかしながら、潤滑剤保持部材24の摺動方向Eに沿って2個以上複数並設した場合には、潤滑剤保持部材24の摺動性がより安定するので好ましい。
回転部材13は、例えばポリアセタール樹脂で形成されたコロであり、中心軸が内壁面27aに勘合して摺動方向に自在に回転可能となっている。回転部材13はポリアセタール樹脂以外にも、摺動性の良い樹脂材料で形成されたコロや、小径の玉軸受でも良い。
また、本実施形態において、固形潤滑剤としては、ステアリン酸亜鉛(ZnSt)が好適に使用されるが、ステアリン酸カルシウム(CaSt)又はその他の固体の脂肪酸金属塩や二硫化モリブデン、グラファイトや、窒化ホウ素等の無機潤滑剤を使用することもできる。この場合、固体の脂肪酸金属塩及び無機潤滑剤を混合した固形潤滑剤も使用可能である。特に、ステアリン酸亜鉛と窒化ホウ素を混合した固形潤滑剤を使用したときには、固形潤滑剤の摩耗量を低減できるので好適である。
また、潤滑剤塗布手段として上記実施形態においては、潤滑剤塗布ブラシローラ22を使用したが、ブラシローラの外、スポンジローラ、不織布ローラ等を使用してもよい。
図3において、側板12を備えた枠体11の潤滑剤ホルダ25には、潤滑剤保持部材24に支持された固形潤滑剤21が収容されており、この固形潤滑剤21は、押圧手段29によって、側板12相互間に回転自在に支持された潤滑剤塗布ブラシローラ22に押圧されている。この押圧手段29としては、この実施形態においては、潤滑剤保持部材24の固形潤滑剤21の載置面24cに対向する下面24dには、所定間隔をおいて支点26a、を中心として回動する一対のカム部材26A、26Bと、これらのカム部材26A、26Bの係止部26b間に架設された、例えばつるまきバネからなるバネ部材26cとで構成している。即ち、主として一対のカム部材26A、26Bとその間に架設されたバネ部材26cによって加圧付勢手段が構成されている。そして、バネ部材26aによるカム部材26A、26B相互間の間隔を狭くするように作用する復元力によってカム部材26A、26Bは、固形潤滑剤21の消費に伴って次第に起立する。その結果、このカム部材26A、26Bの起立によってカム部材26A、26Bのカム面26dが潤滑剤ホルダ25の底部25bを押圧し、その反力によって潤滑剤保持部材24に支持された固形潤滑剤21が潤滑剤塗布ブラシローラ22に対して、常時所定の当接圧で当接するように押圧付勢される。
なお、この実施形態においては、押圧手段29として、カム部材26A、26Bを使用しているが、本発明においては、これに限らず、潤滑剤保持部材24を押圧方向D(図3参照)に押圧するバネ部材を使用しても良い。
上記カム部材26A、26Bを使用した押圧手段29による固形潤滑剤21の潤滑剤塗布ブラシローラ22に対する押圧動作について図7及び図8に基づいて説明する。図7は、運転開始初期における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構を説明する図で、(a)は押圧機構の一部を切り欠いた斜視図、(b)は(a)のB−B線上で切断した断面図、(c)は(a)の正面図である。図8は、所定時間経過後における潤滑剤塗布ブラシローラに対する固形潤滑剤の押圧機構を説明する図で、(a)は押圧機構の一部を切り欠いた斜視図、(b)は(a)のC−C線上で切断した断面図、(c)は(a)の正面図である。
図7に示すように、運転開始当初は、固形潤滑剤21がほとんど消費されていないので、カム部材26は、ほとんど起立していない。一方、所定の運転期間が経過した場合には、図8に示すように、固形潤滑剤21が消費されるに従ってカム部材26がバネ部材26cの復元力によって起立し、このカム部材26の起立に伴って潤滑剤保持部材24が固形潤滑剤21と共に、押圧方向Dに移動するが(図3参照)、固形潤滑剤21の潤滑剤塗布ブラシローラ22に当接する当接圧は、運転開始当初の状態とほぼ同様に維持される。滑剤保持部材24が固形潤滑剤21を伴って押圧方向Dに移動する際、潤滑剤保持部材24の側面24aと潤滑剤ホルダ25の内壁面27aに設けた回転部材13とが接触するが、回転部材13は固形潤滑剤21の移動に伴って回転するので接触抵抗は潤滑剤保持部材24の長手方向及び幅方向で、均等に、且つ非常に小さくなる。従って、固形潤滑剤21は、消費されるに従って、押圧方向Dに均等に移動して均一な押圧力で潤滑剤塗布ブラシローラ22に当接し、均等に消費される。
また、潤滑剤保持部材24は屈曲板バネ28により回転部材13に押圧することで潤滑剤保持部材24の傾きを抑えることが可能となっている。屈曲板バネ28によって固形潤滑剤21の傾きを抑えることで、固形潤滑剤21は常に安定した押圧力と当接位置で潤滑剤塗布ブラシローラ22に当接する。これによって、感光体10への潤滑剤塗布量が安定し、潤滑剤塗布量が多すぎることによる隣接部材の汚れを防止することができると共に、潤滑剤の塗布量が少なすぎることによるトナーが感光体表面に付着するフィルミング現象の発生を阻止することができる。
摩擦抵抗低減部としての回転部材13を備えた潤滑剤保持部材24を有する潤滑剤塗布装置20は、上述した図2に示したように、感光体10と、例えばクリーニング装置30、帯電装置40及び現像装置50とを一体化したプロセスカートリッジに付設され、プロセスカートリッジの一部を構成することができる。このようなプロセスカートリッジは、上述した図1に示したように、画像形成装置に組みこまれて画像形成に供される。
以下、このような構成の潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジを組みこんだ画像形成装置の動作について説明する。
先ず、プロセスカートリッジ121の感光体10を、図1又は図2における時計方向に回転駆動させ、帯電電圧を印加した帯電装置40の帯電ローラ41によってその表面を所定の極性に帯電する。帯電後の感光体10に対し、露光装置60から出射され、光変調された例えばレーザビームを照射し、これによって各感光体10の表面にそれぞれ静電潜像を形成する。各静電潜像に対し、現像装置50の現像ローラ51から各色の現像剤を供給し、各現像剤に対応したトナー像を形成して可視像化する。
次いで、一次転写ローラ125(図2参照)に転写電圧を印加して感光体10上の各トナー像を、回転する中間転写ベルト122上に一次転写させ、合成画像としてのカラー画像を形成する。中間転写ベルト122上に一次転写されたカラー画像を、給紙部130の給紙ローラ132から所定のタイミングで払い出され、中間転写ベルト122と二次転写ローラ123との間に給送された転写紙に二次転写する。カラー画像が二次転写された転写紙を後流の定着装置126に送り、ここで転写紙上のカラー画像を熱と圧力の作用によって転写紙に定着させる。次いで、カラー画像を定着させた転写紙を、排紙ローラ127によって、排紙収容部128に排出する。
一方、トナー像転写後の感光体10上に残留する転写残トナーを、クリーニング装置30のクリーニングブレード31によって回収、除去する。
次に、クリーニングされた感光体10の表面に潤滑剤塗布装置20によって潤滑剤を塗布する。即ち、図3に示したように、潤滑剤ホルダ25内に摺動可能に収容された固形潤滑剤21と図示省略した感光体10との両方に接触して回転する潤滑剤塗布ブラシローラ22によって、固形潤滑剤21を削り取って粉末状の潤滑剤として感光体10表面に塗布する。このとき、潤滑剤ホルダ25の内壁面に回転部材13が設けられおり、回転部材13は固形潤滑剤21の移動に伴って回転するので接触抵抗は非常に小さくなって潤滑剤保持部材24が円滑に摺動する。これによって、固形潤滑剤21のブラシローラ22への当接圧がその長さ方向において均一化する。
また、屈曲板バネ28によって潤滑剤保持部材24が押圧されているので、固形潤滑剤21は、例えば塗布ブラシローラ22の回転方向に傾くことはなく、最後まで塗布ブラシローラ22に正対する姿勢を保持し、その全体が均等に消費される。これによって、感光体10表面への潤滑剤塗布量が安定し、塗布量が多すぎることに起因して発生する近接して設けられた、例えば帯電装置の潤滑剤による汚染が回避される。更に、潤滑剤塗布量が少なすぎることに起因して発生するトナー粒子が感光体表面に付着するフィルミング現象の発生が抑制される。感光体10の表面に塗布された潤滑剤は、後流の潤滑剤塗布ブレード23によって均され、その厚さが均一化される。潤滑剤が塗布された感光体10は、帯電装置40の帯電ローラ41によって所定の極性に一様に帯電され、以下、同様の操作を繰り返して画像形成工程が繰り返される。
本実施形態によれば、潤滑剤ホルダ25の内壁面に回転部材13を設けたことにより、潤滑剤保持部材24の摩擦抵抗が小さくなるので、潤滑剤保持部材24の摺動性が良好となり、固形潤滑剤21が均等に潤滑剤塗布ブラシローラ22に押圧されて偏り磨耗しなくなる。従って、感光体10への潤滑剤塗布量が安定し、潤滑剤を最後まで有効利用することができる。また、これによって、潤滑剤の塗布量過多による隣接部材の汚れ及び塗布量不足によるフィルミングの発生を防止することができる。
本実施形態によれば、潤滑剤保持部材24を板バネ28で回転部材13方向へ押圧することにより、固形潤滑剤21は常に、固形潤滑剤21の幅方向への傾きを確実に防止して固形潤滑剤21の偏り変形を防止し、潤滑剤を最後まで有効利用することができる。また、本実施形態によれば、摩擦抵抗低減部を備えた潤滑剤塗布装置20をプロセスカートリッジに組みこんだことにより、固形潤滑剤21をはじめとする各構成部材のメンテナンス及び交換が容易となる。更に、このようなプロセスカートリッジを画像形成装置に組みこむことによって、感光体10表面への潤滑剤の塗布量が安定し、隣接する帯電装置等の汚染を防止できると共に、フィルミング現象をなくして高品質の画像を長期間安定に形成することができる。
10 感光体、11 枠体、12 側板、20 潤滑剤塗布装置、21 固形潤滑剤、22 潤滑剤塗布ブラシローラ、22a 回転軸、22b 駆動ギヤ、22c 円筒状基体、22d ブラシ部材、23 潤滑剤塗布ブレード、24 潤滑剤保持部材、24a、24b 側面、24c 載置面、24d 下面、25 潤滑剤ホルダ、26A、26B カム部材、26a 支軸、26b 係止部、26c バネ部材、26d カム面、27a 下流側内壁面、27b 上流側内壁面、28 屈曲板バネ、29 押圧手段、30 クリーニング装置、31 クリーニングブレード、40 帯電装置、50 現像装置、60 露光装置、110 読み取り部、120 画像形成部、121 プロセスカートリッジ、122 中間転写ベルト、123 二次転写ローラ、125 一次転写ローラ、126 定着装置、130 給紙部、133 レジストローラ、200 画像形成装置
特開2000−162881公報 特開2007−298948公報 特開2007−219506公報

Claims (11)

  1. 固形潤滑剤と、前記固形潤滑剤を支持する潤滑剤保持部材と、前記固形潤滑剤及び前記潤滑剤保持部材を収容する潤滑剤ホルダと、回転駆動しながら前記固形潤滑剤を被塗布対象物に塗布する潤滑剤塗布手段と、前記潤滑剤保持部材と前記潤滑剤ホルダとの間に配設されて前記潤滑剤保持部材を前記潤滑剤塗布手段に向かって押圧する押圧手段と、を備える潤滑剤塗布装置において、
    前記潤滑剤保持部材の側面と、当該側面と対向する前記潤滑剤ホルダの内壁と、の間に前記押圧手段による潤滑剤保持部材の押圧方向に回転可能な回転部材を介在させ、当該回転部材によって前記潤滑剤保持部材を摺動させたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  2. 請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記回転部材は、前記潤滑剤塗布手段の回転方向下流側に位置する前記潤滑剤保持部材の側面、又は当該側面に対向する前記潤滑剤ホルダの内壁面に設けたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  3. 請求項1又は2記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記回転部材は、前記潤滑剤保持部材の押圧方向に沿って複数個配設したことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記回転部材が配設された前記潤滑剤保持部材の側面、又は当該側面と対向する前記潤滑剤ホルダの内壁面に対して反対側の前記潤滑剤保持部材の側面と前記潤滑剤ホルダの内壁との間に、前記潤滑剤保持部材を前記回転部材の方向へ押圧する第2の押圧手段を設けたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記固形潤滑剤は、少なくとも固体の脂肪酸金属塩を含有することを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記固形潤滑剤は、少なくとも無機潤滑剤を含有することを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記固形潤滑剤は、少なくとも固体の脂肪酸金属塩及び無機潤滑剤を含有することを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  8. 請求項5又は7記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記固体の脂肪酸金属塩は、ステアリン酸亜鉛であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  9. 請求項6又は7記載の潤滑剤塗布装置において、
    前記無機潤滑剤は、窒化ホウ素であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  10. 像担持体と、少なくとも潤滑剤塗布装置とを一体に支持し、装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 像担持体と、当該像担持体表面を帯電する帯電手段と、前記像担持体表面に形成された静電潜像上にトナー像を形成する現像手段と、当該像担持体表面上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、当該転写手段によって前記トナー像を転写した後に像担持体表面に残留したトナーを除去するクリーニング手段と、当該クリーニング手段によってクリーニングされた像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を備えた画像形成装置において、
    前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置又は請求項10記載のプロセスカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
JP2009044417A 2009-02-26 2009-02-26 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Pending JP2010197856A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009044417A JP2010197856A (ja) 2009-02-26 2009-02-26 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009044417A JP2010197856A (ja) 2009-02-26 2009-02-26 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010197856A true JP2010197856A (ja) 2010-09-09

Family

ID=42822614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009044417A Pending JP2010197856A (ja) 2009-02-26 2009-02-26 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010197856A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2426755A2 (en) 2010-09-03 2012-03-07 Hitachi Vehicle Energy, Ltd. In-vehicle electric storage device
JP2012103530A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2012173478A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置、像担持体ユニット、プロセスユニット、及び画像形成装置
JP2012181346A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置及び画像形成装置
JP2013072894A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Ricoh Co Ltd 帯電装置および画像形成装置
US11573520B2 (en) 2018-07-23 2023-02-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Lubricant application device for image forming apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2426755A2 (en) 2010-09-03 2012-03-07 Hitachi Vehicle Energy, Ltd. In-vehicle electric storage device
JP2012103530A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2012173478A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置、像担持体ユニット、プロセスユニット、及び画像形成装置
JP2012181346A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Ricoh Co Ltd 潤滑剤供給装置及び画像形成装置
JP2013072894A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Ricoh Co Ltd 帯電装置および画像形成装置
US11573520B2 (en) 2018-07-23 2023-02-07 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Lubricant application device for image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5447938B2 (ja) 画像形成装置
JP2010197856A (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5073418B2 (ja) 潤滑剤供給構造及びクリーニング装置並びに画像形成装置
JP2009042274A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US7890016B2 (en) Charging apparatus, image forming unit that employs the charging apparatus, and image forming apparatus that employs the image forming unit
JP4837575B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5103098B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP4854526B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US8712293B2 (en) Toner cartridge and image forming apparatus including the same
JP5347822B2 (ja) 露光装置及び画像形成装置
JP4712565B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5569741B2 (ja) 潤滑剤ユニット、潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5640676B2 (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5407805B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2005189767A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP7205766B2 (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4684634B2 (ja) 潤滑剤塗布装置、及びこれを備えるプロセスカートリッジ、画像形成装置、
JP6011839B2 (ja) 軸受、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2014052400A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP4783836B2 (ja) 画像形成装置
JP2021189386A (ja) 潤滑剤の残余を低減する潤滑剤塗布
JP5641317B2 (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2014202931A (ja) 画像形成装置
JP2021128281A (ja) 潤滑剤供給装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2009036805A (ja) 現像装置及びこれを用いた画像形成装置