JP2010196278A - 柱梁架構 - Google Patents

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Abstract

【課題】居室内の空間に影響を及ぼすことなく、設備配管の配置が可能な柱梁架構を提供する。
【解決手段】柱梁架構10において、廊下と居室の間に立設された柱20の間の梁を省略するとともに、2通りの柱20に3通りに向かって突出する片持梁40を設ける。そして、片持梁40の間に梁41を架け渡し、柱梁架構10の外周の梁30及び片持梁40の間に架け渡された梁41により上階の床スラブ50を支持する。これにより、設備配管80から分岐した分岐配管81を柱20の中心側よりも廊下側で取りまわしすることができ、居室内に分岐配管81を取りまわすための空間を設ける必要がなくなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、居室内の空間を有効利用できる柱梁架構に関する。
図5は、従来の建物における柱梁架構110を示す斜視図である。同図に示すように、従来の柱梁架構110では、梁130は柱120間に架け渡されている。図6は、このような従来の建物における設備配管80の構成の一例を示す図である。なお、同図における間仕切り壁160の左側は廊下として利用され、右側は居室として利用されている。同図に示すように、居室側の天井にエアコンなどを設置する場合には、廊下側の天井裏空間170を通って、室外機から延びる設備配管80を配置し、この設備配管80から分岐した分岐配管81を梁130の下方を通り、居室内まで到達するように配置している。
また、居室と廊下の間の梁に貫通孔を設け、配管をこの貫通孔を挿通させる方法が用いられることもある(例えば、特許文献1の段落[0013]参照)。
特開2002―97715号公報
図6に示すように配管を配置すると、梁の居室内側の側部を配管が通るため、配管を通すための空間が居室内に突出し、その分、居室内の空間が削られるという問題がある。
また、梁に貫通孔を設ける方法では、梁が所定の強度を確保できるように、梁せいなどを大きくする必要があり、その分、居室内の空間が削られることとなる。
本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、居室内の空間に影響を及ぼすことなく、設備配管の配置が可能な柱梁架構を提供することである。
本発明の柱梁架構は、コンクリート造の柱梁架構であって、少なくとも一部の隣接する一対の柱間には梁が架け渡されておらず、当該隣接する一対の柱に、夫々前記第1の室側に向かって延びるように接続された一対の第1の梁の間に、第2の梁が架け渡されていることを特徴とする。
上記の柱梁架構において、前記第2の室は居室又は空調が必要な部屋であってもよく、前記第1の梁は片持ち梁であってもよい。
本発明によれば、柱間に梁が架け渡されていないため、居室外の空間において設備配管の取りまわしを行うことができる。これにより、居室内に設備配管を取りまわすための空間が突出することを防止することができる。
本実施形態の一層分の柱梁架構の構成を示す斜視図である。 居室と廊下の間における空調用設備配管の配置を示す鉛直断面図である。 (A)は従来の柱梁架構を示す鉛直断面図であり、(B)は本実施形態の柱梁架構を示す鉛直断面図である。 別の実施形態の一層分の柱梁架構の構成を示す斜視図である。 従来の建物における柱梁架構を示す斜視図である。 従来の建物における設備配管の構成の一例を示す図である。
以下、本発明の柱梁架構の一実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態の柱梁架構の構成を示す斜視図である。本実施形態の柱梁架構は、同図に示すようなY方向に2スパン、X方向に6スパンの柱梁架構10が複数層重なって構成される。なお、図1には1層分の柱梁架構10のみを図示している。同図に示すように、柱梁架構10は外周全周に亘って柱20間に外周梁30が架け渡され、1通り〜2通りの柱20の間には梁31が架け渡されている。また、2通りの柱20から3通りに向かって柱20の間のスパン長よりも短い長さの片持梁40が突出している。2通りの隣接する柱20の間には梁が架け渡されておらず、片持梁40の先端に梁41が架け渡されている。そして、上階の床スラブ(不図示)はこれら梁30、31、41により支持されている。なお、本実施形態では、1通りと2通りとの間の空間は居室として、2通りと3通りとの間の空間は一部を廊下として利用されているものとする。
床スラブに作用する長期荷重は、梁30、31、41が負担するが、このうち、梁41が負担する荷重は片持梁40を介して柱20に伝達されるため、従来の柱梁架構と同様に長期荷重を支持することができる。
また、地震動に対しては、X方向には外周の梁30により抵抗し、Y方向には外周の梁30及び1通りから2通りの間に架け渡された梁31により抵抗する。このように、柱梁架構10は建物の支持構造として十分な強度を有する。
図2は、居室と廊下の間における空調用設備配管80の配置を示す鉛直断面図である。同図に示すように、各居室には廊下に配置された空調用設備配管80から分岐した分岐配管81が延びている。廊下側における空調用設備配管80は、梁41の下方高さにおいて廊下に沿う方向(図2における紙面垂直方向)に延びるように配置されている。2通りの柱20間には間仕切り壁60が設けられている。分岐配管81は、空調用設備配管80から間仕切り壁60に向かって水平方向に延び、上向きに屈曲して間仕切り壁60に沿って上方に延び、再び水平方向に屈曲して上階の床スラブ50に沿って水平方向に延びて室内の空調装置まで到達している。廊下側の空調用設備配管80の下方には天井板70が設けられ、居室側の分岐配管81の下方には天井板71が設けられている。
このように、本実施形態では、2通りの柱20に廊下側へ突出する片持梁40を設け、この片持梁40の間に梁41を設けることとしたため、廊下側から居室に向かって延びる分岐配管81を、2通りの柱20よりも、廊下側の位置において梁41の下を通すことができる。このため、居室内においては分岐配管81を天井スラブ50の下面に沿うように配置することができる。これにより、従来のように設備配管の取りまわしのために居室内の空間が圧迫されることがなくなり、居室内の空間を有効利用することができる。
また、図3(A)に示すように、上階の天井スラブ50にPC部材を用いた場合には、梁130間のスパンが一定である必要がある。このため、柱120間に梁130を架け渡している場合には、梁130のスパンと等しくなるように柱120を配置しなければならず、柱120のスパンSを広げることが難しかった。これに対して、本実施形態では、片持梁40の間に梁を架け渡すこととしたため、図3(B)に示すように、柱20のスパンS´と片持梁40と同じ方向の梁31のスパンとを一致させる必要がない。これにより、梁31のスパンを一定としたまま、片持梁40の長さに応じて柱20を設ける位置を移動することで、柱20のスパンS´が大きな空間を形成することができる。
なお、本実施形態では、空調用設備配管80から分岐した分岐配管81を配置する場合を例として説明したが、これに限らず、排煙用の配管などを配置する場合にも本発明を適用できる。
また、本実施形態では、居室側から廊下側へ梁の位置を移動した場合について説明したが、これに限らず、居室又は空調が必要な部屋から、例えば、バルコニーなどの居室以外の空間方向へ梁の位置を移動する場合にも本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、2通りから3通り間に梁が架け渡されていない場合について説明したが、これに限らず、2通りから3通り間に梁が架け渡されている場合でも本発明を適用できる。この場合、図4に示すように、片持梁を設けずに、2通りから3通り間に架け渡された梁31の間に梁41を架け渡せばよい。なお、2通りから3通り間に梁41を架け渡した場合、1通りから2通りの間に梁を架け渡さなくてもよい。
また、本実施形態では、全ての2通りの柱間の梁を移動させる場合について説明したが、これに限らず、一部の梁のみを移動させてもよい。
また、本実施形態では、全ての階層の柱梁架構が同様の構成であるものとしたが、これに限らず、建物の一部の階層の柱梁架構においてのみ、本発明を適用してもよい。
また、本実施形態では、鉄筋コンクリート造の柱梁架構において本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、鉄骨コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の建物においても本発明を適用することができる。
10 柱梁架構 20 柱
30 外周梁 31 梁
40 片持梁 41 梁
50 床スラブ 60 間仕切り壁
70、71 天井板 80 設備配管
81 分岐配管

Claims (3)

  1. コンクリート造の柱梁架構であって、
    少なくとも一部の隣接する一対の柱間には梁が架け渡されておらず、
    当該隣接する一対の柱に、夫々前記第1の室側に向かって延びるように接続された一対の第1の梁の間に、第2の梁が架け渡されていることを特徴とする柱梁架構。
  2. 請求項1記載の柱梁架構であって、
    前記第2の室は居室又は空調が必要な部屋であることを特徴とする柱梁架構。
  3. 請求項1又は2記載の柱梁架構であって、
    前記第1の梁は、片持ち梁であることを特徴とする柱梁架構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015021277A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 株式会社竹中工務店 構造物
JP2017190627A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 清水建設株式会社 配管の配置構造および建物

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JP2004076273A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Shimizu Corp 建物

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