JP2010196175A - 繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法 - Google Patents

繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010196175A
JP2010196175A JP2009038652A JP2009038652A JP2010196175A JP 2010196175 A JP2010196175 A JP 2010196175A JP 2009038652 A JP2009038652 A JP 2009038652A JP 2009038652 A JP2009038652 A JP 2009038652A JP 2010196175 A JP2010196175 A JP 2010196175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
cross
crosslinked
linked
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009038652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5123873B2 (ja
Inventor
Takeji Tajima
武治 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Technofine Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Technofine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Technofine Co Ltd filed Critical Idemitsu Technofine Co Ltd
Priority to JP2009038652A priority Critical patent/JP5123873B2/ja
Priority to US12/708,772 priority patent/US20100215957A1/en
Priority to DE102010002146A priority patent/DE102010002146A1/de
Publication of JP2010196175A publication Critical patent/JP2010196175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5123873B2 publication Critical patent/JP5123873B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F24/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a heterocyclic ring containing oxygen
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/0007Electro-spinning
    • D01D5/0015Electro-spinning characterised by the initial state of the material
    • D01D5/003Electro-spinning characterised by the initial state of the material the material being a polymer solution or dispersion
    • D01D5/0038Electro-spinning characterised by the initial state of the material the material being a polymer solution or dispersion the fibre formed by solvent evaporation, i.e. dry electro-spinning
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/58Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products
    • D01F6/68Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from homopolycondensation products from polyaminoacids or polypeptides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/298Physical dimension

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

【課題】生分解性、生体適合性および吸湿・吸水性に優れるとともに、水に溶解しない耐水性を備えた繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法を提供すること。
【解決手段】分子量20万以上のポリグルタミン酸ナトリウムと高分子架橋剤とを原料として用いた繊維が架橋されてなることを特徴とする繊維架橋体。高分子架橋剤としては、オキサゾリン基を有する重合体またはエポキシ基を有する重合体であることが好ましい。製造方法としては、これらの原料を混合した溶液を静電紡糸法により紡糸して繊維および繊維集合体を形成する紡糸形成工程と、前記繊維および前記繊維集合体に加熱処理を施して繊維架橋体を形成する加熱工程と、を備える。
【選択図】なし

Description

本発明は、繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法に関する。
ポリグルタミン酸は、納豆の糸として古くから知られており、生分解性、生体適合性、高吸水性に優れた樹脂として注目されている。近年では、このポリグルタミン酸を工業的に製造することが可能となっている。
例えば、ポリグルタミン酸を架橋したゲルを化粧品などの保湿剤として使用したり、ポリグルタミン酸を含有した繊維が知られている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1には、ポリ−γ−グルタミン酸を含浸させた繊維が開示されている。
特許文献2には、ポリグルタミン酸を化学架橋してなるゲルが開示されている。
特許文献3には、ポリグルタミン酸を含む高分子をナノファイバー化した繊維を用いた医用材料が開示されている。
特許3737749号公報 特開平10−251402号公報 特開2004−321484号公報
しかしながら、特許文献1では、既存の繊維製品にポリ−γ−グルタミン酸を含浸させているため、繊維製品におけるポリ−γ−グルタミン酸の含有量が少ない。また、基本的に、繊維の特性は加工する繊維素材の特性に依存し、ポリグルタミン酸の生分解性等の特徴を繊維としては有していない。
また、特許文献2は、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体からなるゲル状の吸水性樹脂は吸水性に優れるものの、ナノファイバー状のものは得られていない。一方、特許文献3では、単なるポリグルタミン酸を用いた繊維からなる不織布は水を含んだ状態で長時間経過すると水溶化してしまい、繊維としての役割を果たせない可能性があった。
本発明の目的は、生分解性、生体適合性および吸湿・吸水性に優れるとともに、水に溶解しない耐水性を備えた繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法を提供することである。
前記課題を解決すべく、本発明は、以下のような繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法を提供するものである。
(1)本発明の繊維架橋体は、縮合性の官能基を含有する親水性化合物と高分子架橋剤とを原料として繊維状に架橋され、下記式(1)で表される架橋度が20%以上であることを特徴とする。
架橋度(%)=M/M×100 …(1)
(式(1)中、Mは繊維架橋体を水に浸漬した後乾燥させた繊維架橋体の質量を表し、Mは繊維架橋体を水に浸漬する前の繊維架橋体の質量を表す。)
(2)上記した(1)に記載の繊維架橋体において、前記縮合性の官能基を含有する親水性化合物は、ポリグルタミン酸であることが好ましい。
(3)上記した(1)または(2)に記載の繊維架橋体において、前記高分子架橋剤は、オキサゾリン基を有する重合体であることが好ましい。
(4)上記した(1)〜(3)のいずれかに記載の繊維架橋体において、前記高分子架橋剤は、エポキシ基を有する重合体であることが好ましい。
(5)上記した(1)〜(4)のいずれかに記載の繊維架橋体において、モノマー架橋剤でさらに架橋処理されたことが好ましい。
(6)上記した(1)〜(5)のいずれかに記載の繊維架橋体において、収斂剤でさらに収斂処理されたことが好ましい。
(7)上記した(1)〜(6)のいずれかに記載の繊維架橋体において、前記繊維の径寸法は、0.01μm以上3μm以下であることが好ましい。
(8)上記した(1)〜(7)のいずれかに記載の繊維架橋体において、前記繊維は、繊維集合体を構成していることが好ましい。
(9)本発明の繊維架橋体の製造方法は、前記縮合性の官能基を含有する親水性化合物および高分子架橋剤を含有する溶液を静電紡糸法により紡糸して繊維および繊維集合体を形成する紡糸形成工程と、前記繊維および前記繊維集合体に加熱処理を施して繊維架橋体を形成する加熱工程と、を備えたことを特徴とする。
(10)上記した(9)に記載の繊維架橋体の製造方法において、前記加熱工程の後に、モノマー架橋剤でさらに架橋処理を施す架橋処理工程と収斂剤でさらに収斂処理を施す収斂処理工程のうち少なくともいずれか一方を備えたことが好ましい。
生分解性、生体適合性および吸湿・吸水性に優れるとともに、吸湿・吸水した場合に水に溶解しない耐水性を備えた繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法を提供することができる。
実施例1における繊維架橋体の試験前の拡大写真。 実施例1における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 実施例1における繊維架橋体の耐水試験後の拡大写真。 実施例2における繊維架橋体の試験前の拡大写真。 実施例2における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 実施例3における繊維架橋体の試験前の拡大写真。 実施例3における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 実施例4における繊維架橋体の試験前の拡大写真。 実施例4における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 実施例5における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 実施例5における繊維架橋体の耐水試験後の拡大写真。 実施例6における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 実施例6における繊維架橋体の耐水試験後の拡大写真。 実施例7における繊維架橋体の試験前の拡大写真。 実施例7における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 実施例7における繊維架橋体の耐水試験後の拡大写真。 比較例1における繊維架橋体の試験前の拡大写真。 比較例1における繊維架橋体の吸湿試験後の拡大写真。 本実施例における繊維架橋体の耐水試験の写真。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態では、縮合性の官能基を含有する親水性化合物、高分子架橋剤および助剤を含む溶液を静電紡糸法により紡糸して繊維および繊維集合体を形成し、この繊維および繊維集合体に架橋処理を施して繊維架橋体を形成する。
(1・原料)
(1−1.縮合性の官能基を含有する親水性化合物)
縮合性の官能基とは、縮合反応により高分子架橋剤が有する官能基と反応しうる官能基をいう。例えば、アミノ基、水酸基、カルボニル基、カルボキシル基、シラノール基、エステル基、アミド基などが挙げられる。高分子架橋剤が有する官能基がオキサゾリン基である場合は、その反応性が高いことからカルボキシル基を用いることが望ましい。
このような縮合性の官能基を含有する親水性化合物の例としては、縮合性官能基を含有する脂肪族、芳香族などの低分子有機化合物、高分子化合物、ビニルモノマー、金属錯体、生体由来化合物など多種多様なものを挙げることができる。低分子有機化合物の例としては、エタノール、エチレングリコール、グリセロールなどの水酸基含有化合物、エチレンジアミンなどのアミノ基含有化合物、酢酸、マレイン酸、フタル酸などのカルボキシル基含有化合物などを挙げることができる。高分子化合物としては、セルロースなどの水酸基含有高分子、ポリエチレンイミンなどのアミノ基含有高分子、ポリ(メタ)アクリル酸や(メタ)アクリル酸を含有する種々の共重合体などのカルボキシル基含有高分子などを挙げることができる。また生体由来化合物としては、アミノ酸全般、タンパク質、キトサンなどのセルロース誘導体、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などの保湿性高分子、油脂、ビタミン類、その他の生理活性物質などを挙げることができる。好ましくは、アミノ酸、キトサン、セルロース誘導体、ヒアルロン酸が挙げられる。特に好ましくは、ポリグルタミン酸である。
本実施形態では、縮合性の官能基を含有する親水性化合物としてポリグルタミン酸塩を用いる。ポリグルタミン酸は、アミノ酸の一種であるグルタミン酸が直鎖状に連結した高分子で、生分解性、生体適合性などの特性を備えている。
ポリグルタミン酸塩としては、分子量が20万以上であれば特に限定されず、公知の製法で得られたもの、天然物由来のもの等を使用することができる。分子量が20万未満であると、静電紡糸法で繊維化する際に粒子しか生成されず、繊維化することが困難となるおそれがある。ポリグルタミン酸はD体、L体、または種々の誘導体を用いることができる。これらのうち、吸水・保水性があり、工業的に安定的に得られる点からポリ−γ−グルタミン酸ナトリウムを好適に用いることができる。
(1−2.高分子架橋剤)
高分子架橋剤は、ポリグルタミン酸のカルボキシル基と架橋可能な高分子として、オキサゾリン基を有する高分子架橋剤またはエポキシ基を有する高分子架橋剤を用いることができる。
オキサゾリン基を有する高分子架橋剤としては、下式一般式(1)で表される2−オキサゾリン基を有するビニルモノマーと必要に応じて1種以上の他のビニルモノマーを重合して得られるものを挙げることができる。
上式中、Xは水素原子またはメチル基を表し、R,R、R、及びRはそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、フェニル基、置換フェニル基またはハロゲン基を表す。
2−オキサゾリン基を有するビニルモノマーの具体例としては、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−5−メチル−2−オキサゾリンなどが挙げられる。中でも2−イソプロペニル−2−オキサゾリンが工業的にも入手しやすく好適である。
2−オキサゾリン基を有するビニルモノマーと共重合する他のビニルモノマーとしては、2−オキサゾリン基と反応しない、共重合可能なビニルモノマーであれば特に限定はない。例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキシポリエチレングリコール、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−アミノエチルおよびその塩類などの(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリロニトリルなどの不飽和ニトリル類、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−(2−ヒドロキシエチル)(メタ)アクリルアミドなどの不飽和アミド類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類、エチレン、プロピレンなどのα−オレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニルなどの含ハロゲンモノマー、スチレン、α−メチルスチレン、スチレンスルホン酸ナトリウムなどの芳香族官能基含有モノマーなどが挙げられ、これらの1種以上の混合物を使用することができる。
オキサゾリン基を有する重合体の重合方法については特に制限はなく、乳化重合、溶液重合、塊状重合、懸濁重合などの各種の重合法が任意に選択できる。
エポキシ基を有する高分子架橋剤としては、例えば、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテルが挙げられる。
高分子架橋剤の配合量は、ポリグルタミン酸に対して固形分比で0.1質量%以上50質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上20質量%以下であることがより好ましい。高分子架橋剤の配合量が0.1質量%未満であると架橋が不十分となり、形成された繊維架橋体は水に溶解してしまうおそれがある。また、高分子架橋剤の配合量が50質量%を超えるとポリグルタミン酸ナトリウムの特性(生分解性、生体適合性、吸湿・吸水性、保水性)が損なわれるおそれがある。
このような高分子架橋剤は、加熱処理を施すことによりポリグルタミン酸ナトリウムと架橋させることができる。特に、固体状態でも熱架橋するため、繊維を保持したまま架橋度を高めることができる。また、必要に応じて電子線架橋、紫外線架橋、放射線架橋、およびグルタルアルデヒド架橋剤に浸漬するなどの公知の架橋処理を併用してもよい。
(1−3.助剤)
必要に応じて、各種助剤を添加してもよい。
例えば、塩酸、酢酸、シュウ酸、りんご酸、クエン酸などの酸で溶液を酸性にすると、ポリグルタミン酸とオキサゾリン基またはエポキシ基との反応が促進される。すなわち、ポリグルタミン酸ナトリウムと高分子架橋剤との反応を促進する。これにより繊維架橋体の耐水性が向上する。
このような酸の配合量は、配合溶液が酸性になる量を加える必要があり、pH7以下が好ましく、pH5以下がより好ましい。なお、pH7を超えると架橋反応が進まなくなる可能性がある。
また、必要に応じてバインダーを配合してもよい。ここで用いられるバインダーとしては公知のものが使用可能で、例えば、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリプロリレンオキサイド、ポリエチレンイミド、ポリアニリン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、シリコーン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレンサルファイド、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリエチレンテレフタレート、など溶媒に溶解可能な合成高分子が挙げられる。また、コラーゲン、ゼラチン、デンプン、セルロース、キチン、キトサン、セリシン、フィブロイン、核酸、ヒアルロン酸、エラスチン、ヘパリン、カテキンなどの天然高分子も使用することが出来る。さらに、オルガノシリカやオルガノチタンなどのゾル溶液も挙げられる。
さらに、ポリグルタミン酸塩を溶解せしめる溶媒には、水と水溶性有機溶媒が用いられる。特に、ポリグルタミン酸ナトリウムは水に可溶であるが、静電紡糸する際の紡糸性を向上させるため、水溶性有機溶媒と併用する。
水溶性有機溶媒としてはポリグルタミン酸塩水溶液と混合しうるものが適宜選択される。例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどのアルコール類以外にも、アセトン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどを用いることができる。この中でも、取り扱いが容易かつ経済的である点で、特に、炭素数1〜3の脂肪族低級アルコールであるメタノール、エタノール、プロパノールを用いることが好ましい。これらは一種を単独で用いてもよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
そして、必要に応じて、界面活性剤、金属塩、増粘剤、色剤、防腐剤、各種安定剤を適宜使用することができる。
界面活性剤としては、特に制限はなく、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤といった公知の界面活性剤を使用することができ、具体的には、p−ノニルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルオキシスルホン酸ナトリウム、ラウリルオキシリン酸二ナトリウム等のアニオン界面活性剤や、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド等のカチオン界面活性剤や、ステアリン酸ポリエチレングリコール、ペンタエリスリットステアリン酸モノエステル等のノニオン界面活性剤や、ラウリルジメチルペタイン等の両性界面活性剤が挙げられ、これらの一種を単独で、または、二種以上を組み合わせて使用することができる。
金属塩としては、塩化物、臭化物、ヨウ化物などの金属塩が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、メチルセルロースやヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、各種ガム類やペクチン、アルギン酸ソーダ、デキストリン、寒天、ゼラチン等の天然高分子増粘剤が挙げられる。
(2.製造方法)
ポリグルタミン酸塩としてポリグルタミン酸ナトリウムを用い、高分子架橋剤および助剤を溶媒とともに所定の配合比で混合して溶液を調整する。
そして、調整された溶液を帯電させることにより紡糸する静電防止法(エレクトロスピニング法)で繊維および繊維集合体を形成する。
次に、繊維集合体に加熱処理を施すことにより繊維架橋体を形成する。なお、必要に応じて電子線架橋、紫外線架橋、放射線架橋、グルタルアルデヒド架橋剤に浸漬するなどの公知の架橋処理を併用してもよい。
また、上述の架橋処理によって形成された繊維架橋体に対して、モノマー架橋剤を用いてさらに架橋処理を行う。モノマー架橋剤としては、例えば、ジベニルベンゼン、グルタルアルデヒド、ジアクリレート、ジメタクリレートが挙げられる。これによれば、吸湿しても溶解しにくく、より繊維状の形態を保持することのできる繊維架橋体を提供することができる。
さらに、この繊維架橋体に対して、収斂剤を用いて収斂処理を行う。収斂剤としては、例えば、ミョウバン、タンニン、柿渋、ビスマス等が挙げられる。これによれば、吸湿しても溶解しにくく、より繊維状の形態を保持することのできる繊維架橋体を提供することができる。
なお、これらの架橋処理および収斂処理はいずれか一方のみを行ってもよいし、両方を行ってもよい。
このようにして形成された繊維集合体および繊維架橋体を構成する繊維は、その径が、0.01μm以上3μm以下となる。なお、繊維径のより好ましい範囲は0.05μm以上1.8μm以下である。繊維径が3μmを超えると、超極細繊維としての特徴であるフィルター性能および表面積による吸水性が低下し、風合い的にもゴアゴア感が生じてくる可能性がある。一方繊維径が0.01μm未満であると、生産性、強度、取り扱いに問題が生じる可能性がある。
したがって、繊維径を上記範囲内とすることにより、繊維集合体および繊維架橋体の表面積を大きくすることができ、繊維間に多数の細孔が形成される。これは、細孔に水分が取り込まれやすく、取り込まれた水分は流出しにくい構造となるため、吸水性と保水性に優れた繊維集合体および繊維架橋体とすることができる。
(3.本実施形態の作用効果)
以上の実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
本実施形態では、ポリグルタミン酸は生分解性および生体適合性に優れているので、ポリグルタミン酸ナトリウムを用いた溶液を紡糸して得られるポリグルタミン酸からなる繊維架橋体は、生分解性および生体適合性に優れる。
また、本実施形態では、ポリグルタミン酸ナトリウムと高分子架橋剤とを含む溶液を静電紡糸法により紡糸し、繊維集合体を形成させた。静電紡糸法によれば、電荷の高まりにより糸の細化を促進し、この細化に伴い溶媒の揮散が進むため、極細繊維を得ることができる。これによれば、繊維架橋体に浸入してきた水分と接触する表面積が大きくなるため、吸湿・吸水性に優れる。また、極細繊維であるため、繊維集合体としての風合い、柔軟性に優れる。さらに、本実施形態では、溶媒として水および水溶性有機溶媒を用いることができるため、経済的かつ取り扱いや製造を容易に行うことができる。
そして、本実施形態では、ポリグルタミン酸ナトリウムに高分子架橋剤を配合した。この混合溶液を静電紡糸法により紡糸して繊維および繊維集合体を形成した。この繊維および繊維集合体に対して加熱処理を施す。架橋は、加熱によりポリグルタミン酸のカルボキシル基と高分子架橋剤の官能基と開環重合することで生じ、繊維架橋体が形成される。このようにして得られる繊維架橋体は、ポリグルタミン酸と高分子架橋剤の官能基とが架橋しているため、水溶化しにくい。したがって、吸湿・吸水した状態で長時間経過したとしても、水溶化せず耐水性に優れた製品を提供することができる。
また、本実施形態では、繊維および繊維集合体を加熱処理するのみで繊維架橋体を形成することができるので、処理工程としても加熱設備を設けるだけなので、経済的に有利である。
以下、本発明の効果を実施例および比較例により確認する。なお、本発明のその要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
ポリグルタミン酸ナトリウムとして味丹社製「HM−NaFORM」(分子量130万Da)、オキサゾリン基含有高分子架橋剤の25%水溶液として日本触媒社製「WS−770」、エポキシ基含有高分子架橋剤として日本油脂社製「エピオールE−400」を用い、以下の実施例1〜7および比較例1〜3に示す配合比でポリグルタミン酸溶液を調整した。
なお、分子量の測定は、ポリグルタミン酸ナトリウム5mlを水1mlに溶解し、ゲル浸透クロマトグラフ測定(島津製作所製「LC−10ADvpシステム」、カラム:昭和電工製「SHODEX ASAHIPAK GS−710+GS−310 7G」、室温、移動相:(50mmol/lリン酸緩衝液)+(0.3mol/lNaCl水溶液)、0.7ml/min、検出器:示差屈折率検出器)により行った。
次に、静電紡糸を行う装置としてエルマルコ社製「NS−LAB200S」を用いた。各種条件は、電極間距離100mm以上110mm以下、電圧40kV以上75kV以下、電極回転速度4r/min、ライン速度0.08m/minであった。上述の調整したポリグルタミン酸溶液をこの装置で静電紡糸することにより、目付け30g/mのポリプロピレン製不織布(出光ユニテック社製「RC2030」)にナノファイバーを堆積させた。
次に、ナノファイバーが堆積された不織布を、120℃の真空オーブンで1時間加熱することにより、ポリグルタミン酸繊維を熱架橋処理した。熱架橋処理における加熱温度は100℃以上120℃以下であることが好ましい。加熱温度が100℃未満であると架橋処理が完了するまでに時間がかかり過ぎる。一方、120℃を越えるとポリグルタミン酸及びこれを堆積させている基材の熱劣化が懸念される。
得られたポリグルタミン酸繊維架橋体について、吸湿性および耐水性を以下の方法で評価し、その評価結果を表1および図1〜図19に示す。
[吸湿試験]
ポリグルタミン酸架橋体を温度23℃、湿度50%の環境に12時間放置し、放置前後の状態の観察および繊維径の測定を行った。
なお、繊維径の測定は、サンユー電子社製「SC−701 GUICKCOATER」を用いて金蒸着し、キーエンス社製の3Dリアルサーフェイスビュー顕微鏡「VE−8800」を用いて繊維径を観察した。
[耐水試験]
ポリグルタミン酸繊維架橋体を水に4時間浸漬し、その状態を観察した。浸漬後、繊維架橋体を真空乾燥機で12時間乾燥させた。浸漬前後の繊維架橋体の質量を以下の式(1)に示す架橋度として表し、架橋度が20%以上のものを水に浸漬しても完全溶解しないポリグルタミン酸繊維架橋体とする。
架橋度(%)=M/M×100 …(1)
式(1)中、Mは繊維架橋体を水に浸漬した後乾燥させた繊維架橋体の質量を表し、Mは繊維架橋体を水に浸漬する前の繊維架橋体の質量を表す。
なお、耐水試験中の繊維架橋体の状態を図19に示す。図19において、左から実施例1、2、3、4、6、5、比較例1の繊維架橋体の状態を示している。
評価結果を以下の表1に示す。
[実施例1]
水/エタノール/1N−HCL水溶液/ポリグルタミン酸ナトリウム/オキサゾリン基含有高分子架橋剤=45質量%/27質量%/20質量%/4.8質量%/3.2質量%の割合で配合し、ポリグルタミン酸60質量%の繊維架橋体を作製した。
図1および図2から分かるように吸湿しても繊維架橋体は溶解せず、図3から分かるように水に浸漬しても繊維架橋体の形態を保持していた。これを乾燥すると、一部がフィルム状になったが溶解することなく繊維状の形態も認められた。
[実施例2]
水/エタノール/1N−HCL水溶液/ポリグルタミン酸ナトリウム/オキサゾリン基含有高分子架橋剤=45質量%/27質量%/20質量%/7.2質量%/0.8質量%の割合で配合し、ポリグルタミン酸90質量%の繊維架橋体を作製した。
図4および図5に示すように、吸湿しても溶解しなかった。また、水に浸漬してもわずかに透明になり乾固するとフィルム状になるが、溶解してなくなることは無かった。
[実施例3]
水/エタノール/1N−HCL水溶液/ポリグルタミン酸ナトリウム/オキサゾリン基含有高分子架橋剤=45質量%/27質量%/20質量%/7.7質量%/0.3質量%の割合で配合し、ポリグルタミン酸96質量%の繊維架橋体を作製した。
図6および図7に示すように吸湿しても溶解しなかった。また、水に浸漬してもやや透明になり乾固するとフィルム状になるが、溶解してなくなることは無かった。
[実施例4]
水/エタノール/1N−HCL水溶液/ポリグルタミン酸ナトリウム/オキサゾリン基含有高分子架橋剤=45質量%/27質量%/20質量%/7.94質量%/0.06質量%の割合で配合し、ポリグルタミン酸99.3質量%の繊維架橋体を作成した。
図8および図9に示すように、吸湿してかなりフィルム状になったが溶解しなかった。また、水に浸漬するとかなり透明になり乾固するとフィルム状になるが、溶解してなくなることは無かった。
[実施例5]
実施例2の繊維架橋体を用い、グルタルアルデヒド/NaSO/HSO=0.06/0.96/0.4Mの水溶液に12時間浸漬し、水洗、真空乾燥させ、グルタルアルデヒドで架橋処理したポリグルタミン酸90質量%の繊維架橋体を作製した。
グルタルアルデヒドで架橋処理する際に繊維が収縮するが、図10に示すように吸湿しても溶解しない。また、図11に示すように水に浸漬しても繊維状の形態を保持していた。
[実施例6]
実施例2の繊維架橋体を用い、ミョウバン0.1Mの水溶液に1時間浸漬し、水洗、真空乾燥させ、ミョウバン水で収斂処理したポリグルタミン酸90質量%の繊維架橋体を作製した。
ミョウバン水で収斂処理する際に繊維がかなり収縮するが、図12に示すように吸湿しても溶解しない。また、図13に示すように水に浸漬しても繊維状の形態を保持していた。
[実施例7]
水/メタノール/1N−HCL水溶液/ポリグルタミン酸ナトリウム/エポキシ基含有高分子架橋剤=36質量%/15質量%/1質量%/9質量%/39質量%の割合で配合し、ポリグルタミン酸18質量%の繊維架橋体を作製した。
図14および15から分かるように、吸湿しても溶解しない。また、図16から分かるように、水に浸漬しても形態を保持していた。これを乾燥した状態でも一部がフィルム状になったが溶解することなく繊維状の形態も認められた。
[比較例1]
水/エタノール/ポリグルタミン酸ナトリウム=65質量%/27質量%/8質量%の割合で配合し、ポリグルタミン酸ナトリウム100質量%の繊維を作製した。
図17および図18から分かるように、吸湿、吸水して全て溶出してしまった。
[比較例2]
比較例1の繊維を用い、実施例5と同様の架橋処理をした。
繊維は架橋処理時に溶解してしまった。
[比較例3]
比較例1の繊維を用い、実施例6と同様の架橋処理をした。
繊維は収斂処理時に溶解してしまった。
本発明は、パックやフェイスマスクなどの化粧用品、創傷被覆剤や止血シートや癒着防止シートなどの医療用品、また、細胞培養床や発芽シートなどのバイオ、農業用品、さらには、水系インクの受理体としての日用品や電気電子材料に利用できる。

Claims (10)

  1. 縮合性の官能基を含有する親水性化合物と高分子架橋剤とを原料として繊維状に架橋され、
    下記式(1)で表される架橋度が20%以上である
    ことを特徴とする繊維架橋体。
    架橋度(%)=M/M×100 …(1)
    (式(1)中、Mは繊維架橋体を水に浸漬した後乾燥させた繊維架橋体の質量を表し、Mは繊維架橋体を水に浸漬する前の繊維架橋体の質量を表す。)
  2. 請求項1に記載の繊維架橋体において、
    前記縮合性の官能基を含有する親水性化合物は、ポリグルタミン酸である
    ことを特徴とする繊維架橋体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の繊維架橋体において、
    前記高分子架橋剤は、オキサゾリン基を有する重合体である
    ことを特徴とする繊維架橋体。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の繊維架橋体において、
    前記高分子架橋剤は、エポキシ基を有する重合体である
    ことを特徴とする繊維架橋体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の繊維架橋体において、
    モノマー架橋剤でさらに架橋処理された
    ことを特徴とする繊維架橋体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の繊維架橋体において、
    収斂剤でさらに収斂処理された
    ことを特徴とする繊維架橋体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の繊維架橋体において、
    前記繊維の径寸法は、0.01μm以上3μm以下である
    ことを特徴とする繊維架橋体。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の繊維架橋体において、
    前記繊維は、繊維集合体を構成している
    ことを特徴とする繊維架橋体。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の繊維架橋体の製造方法であって、
    前記縮合性の官能基を含有する親水性化合物および高分子架橋剤を含有する溶液を静電紡糸法により紡糸して繊維および繊維集合体を形成する紡糸形成工程と、
    前記繊維および前記繊維集合体に加熱処理を施して繊維架橋体を形成する加熱工程と、を備えた
    ことを特徴とする繊維架橋体の製造方法。
  10. 請求項9に記載の繊維架橋体の製造方法において、
    前記加熱工程の後に、モノマー架橋剤でさらに架橋処理を施す架橋処理工程と収斂剤でさらに収斂処理を施す収斂処理工程のうち少なくともいずれか一方を備えた
    ことを特徴とする繊維架橋体の製造方法。
JP2009038652A 2009-02-20 2009-02-20 繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法 Active JP5123873B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009038652A JP5123873B2 (ja) 2009-02-20 2009-02-20 繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法
US12/708,772 US20100215957A1 (en) 2009-02-20 2010-02-19 Fiber cross-linked body and manufacturing method of fiber cross-linked body
DE102010002146A DE102010002146A1 (de) 2009-02-20 2010-02-19 Vernetzter Faserkörper und Herstellungsverfahren für vernetzten Faserkörper

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009038652A JP5123873B2 (ja) 2009-02-20 2009-02-20 繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010196175A true JP2010196175A (ja) 2010-09-09
JP5123873B2 JP5123873B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=42631231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009038652A Active JP5123873B2 (ja) 2009-02-20 2009-02-20 繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100215957A1 (ja)
JP (1) JP5123873B2 (ja)
DE (1) DE102010002146A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012082534A (ja) * 2010-10-06 2012-04-26 Toyobo Co Ltd 繊維とその製造方法
JP2015227440A (ja) * 2014-05-02 2015-12-17 出光興産株式会社 架橋体、架橋剤組成物、繊維状架橋体、繊維状架橋体の製造方法、細胞培養床、細胞培養床による細胞の培養方法、および細胞培養床による移植用細胞シートの製造方法
JP2017190535A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 日本バイリーン株式会社 不織布及びその製造方法
JP2019147322A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 シンワ株式会社 ポリグルタミン酸ナノファイバー複合シート

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2163590B1 (en) * 2008-09-12 2011-07-06 Rohm and Haas Company Wood adhesives comprising protein and oxazoline polymer or resin
TWI449823B (zh) * 2010-10-04 2014-08-21 Far Eastern New Century Corp Superabsorbent antibacterial fiber and its use
TWI407907B (zh) * 2010-10-04 2013-09-11 Far Eastern New Century Corp An antibacterial agent with water solubility and biodegradability
CN102453974B (zh) * 2010-10-15 2015-04-15 远东新世纪股份有限公司 一种高吸水性抗菌纤维
WO2013083698A1 (en) * 2011-12-08 2013-06-13 Basf Se Process for producing water-absorbing polymer fibres
MY180366A (en) * 2013-05-17 2020-11-28 Xyleco Inc Processing biomass
CN108291025A (zh) * 2015-12-03 2018-07-17 桑福德有限合伙人公司 基于噁唑啉的粘着剂调配物
CN106222763B (zh) * 2016-09-13 2018-06-22 浙江大学 一种连续制备螺旋微纳米纤维的静电纺丝装置及其方法
US20230190997A1 (en) 2017-06-26 2023-06-22 Evolved By Nature, Inc. Silk-hyaluronic acid based tissue filers and methods of using the same
JP7192566B2 (ja) 2019-02-25 2022-12-20 マツダ株式会社 電気抵抗溶接における散り検知方法及びその装置
CN112323254B (zh) * 2020-10-26 2022-02-01 浙江理工大学 一种亲疏水性可转换的纳米纤维膜材料的制备方法
CN116043412A (zh) * 2022-12-09 2023-05-02 天津工业大学 兔皮明胶纳米纤维膜及其制备方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07138364A (ja) * 1993-11-16 1995-05-30 Fukuoka Pref Gov ポリ−γ−グルタミン酸成形物およびその成形方法
JP2000290373A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Dainippon Ink & Chem Inc 吸水性複合体の製造方法
JP2001164419A (ja) * 1999-12-13 2001-06-19 Fuji Spinning Co Ltd 改質セルロース再生繊維の製造方法
JP2002145988A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Mitsui Chemicals Inc 架橋重合体及びその製造方法
JP2002145990A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Mitsui Chemicals Inc 架橋重合体及びその製造方法
JP3737749B2 (ja) * 2001-12-13 2006-01-25 出光テクノファイン株式会社 ポリ−γ−グルタミン酸架橋体含有組成物およびその製品
JP2009089837A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Idemitsu Technofine Co Ltd 創傷被覆材
JP2009209362A (ja) * 2008-02-08 2009-09-17 Kochi Univ ポリ−γ−グルタミン酸架橋体の製造方法およびポリ−γ−グルタミン酸架橋体からなる成形体

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3715414B2 (ja) 1997-01-07 2005-11-09 敏夫 原 生分解性吸水性樹脂
JP4074905B2 (ja) * 2001-02-28 2008-04-16 大日本インキ化学工業株式会社 吸水性材料、その製造方法および吸水性物品
JP4496360B2 (ja) 2003-04-24 2010-07-07 国立大学法人九州大学 医療用高分子ナノ・マイクロファイバー

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07138364A (ja) * 1993-11-16 1995-05-30 Fukuoka Pref Gov ポリ−γ−グルタミン酸成形物およびその成形方法
JP2000290373A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Dainippon Ink & Chem Inc 吸水性複合体の製造方法
JP2001164419A (ja) * 1999-12-13 2001-06-19 Fuji Spinning Co Ltd 改質セルロース再生繊維の製造方法
JP2002145988A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Mitsui Chemicals Inc 架橋重合体及びその製造方法
JP2002145990A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Mitsui Chemicals Inc 架橋重合体及びその製造方法
JP3737749B2 (ja) * 2001-12-13 2006-01-25 出光テクノファイン株式会社 ポリ−γ−グルタミン酸架橋体含有組成物およびその製品
JP2009089837A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Idemitsu Technofine Co Ltd 創傷被覆材
JP2009209362A (ja) * 2008-02-08 2009-09-17 Kochi Univ ポリ−γ−グルタミン酸架橋体の製造方法およびポリ−γ−グルタミン酸架橋体からなる成形体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012082534A (ja) * 2010-10-06 2012-04-26 Toyobo Co Ltd 繊維とその製造方法
JP2015227440A (ja) * 2014-05-02 2015-12-17 出光興産株式会社 架橋体、架橋剤組成物、繊維状架橋体、繊維状架橋体の製造方法、細胞培養床、細胞培養床による細胞の培養方法、および細胞培養床による移植用細胞シートの製造方法
JP2017190535A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 日本バイリーン株式会社 不織布及びその製造方法
JP2019147322A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 シンワ株式会社 ポリグルタミン酸ナノファイバー複合シート
JP2021185045A (ja) * 2018-02-28 2021-12-09 シンワ株式会社 ポリグルタミン酸ナノファイバー複合シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP5123873B2 (ja) 2013-01-23
DE102010002146A1 (de) 2010-11-25
US20100215957A1 (en) 2010-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5123873B2 (ja) 繊維架橋体および繊維架橋体の製造方法
Avossa et al. Electrospinning based on benign solvents: Current definitions, implications and strategies
Peresin et al. Effect of moisture on electrospun nanofiber composites of poly (vinyl alcohol) and cellulose nanocrystals
Kang et al. Chitosan‐coated poly (vinyl alcohol) nanofibers for wound dressings
Naseri et al. Porous electrospun nanocomposite mats based on chitosan–cellulose nanocrystals for wound dressing: effect of surface characteristics of nanocrystals
Jayakumar et al. Novel chitin and chitosan nanofibers in biomedical applications
Wang et al. Quaternary ammonium chitosan/polyvinyl alcohol composites prepared by electrospinning with high antibacterial properties and filtration efficiency
CN107708754B (zh) 抗菌纳米纤维
KR100835082B1 (ko) 전기방사법을 이용한 가교된 폴리비닐알코올 나노섬유 웹및 이의 제조방법
Chutipakdeevong et al. Process optimization of electrospun silk fibroin fiber mat for accelerated wound healing
JP2009041117A (ja) 多糖類ナノファイバー
Gupta et al. Chitosan-polyethylene glycol coated cotton membranes for wound dressings
Gupta et al. Electrospun pH responsive poly (acrylic acid-co-acrylamide) hydrogel nanofibrous mats for drug delivery
KR20150090135A (ko) N-아세틸-d-글루코사민 기의 6번 위치에서 선택적으로 산화된 히알루로난을 기재로 하는 무한 섬유, 이의 제조 방법 및 용도, 이로부터 제조된 스레드, 스테이플, 방적사, 패브릭 및 이를 변형시키는 방법
Hsieh et al. Characterization and cell culture of a grafted chitosan scaffold for tissue engineering
Doğan et al. Fabrication of electrospun chitosan and chitosan/poly (ethylene oxide) nanofiber webs and assessment of their antimicrobial activity
JP2015093857A (ja) 水不溶性シルクタンパク質
CN113634048B (zh) 天然蚕丝微纳米纤维复合多孔材料及其应用
JP6090160B2 (ja) 刺激応答性材料およびそれを用いた医療材料
Joshi Nanotechnology in Textiles: Advances and Developments in Polymer Nanocomposites
JP5051544B2 (ja) アミノ基含有繊維およびその製造方法ならびに該繊維を含む繊維構造物
JP2008308780A (ja) 電気紡糸したキトサンおよびセルロース極細繊維
JP6450237B2 (ja) 架橋体、架橋剤組成物、繊維状架橋体、繊維状架橋体の製造方法、細胞培養床、細胞培養床による細胞の培養方法、および細胞培養床による移植用細胞シートの製造方法
JP2005036376A (ja) ナノファイバーの機能加工品
Jocic et al. Biopolymer-based stimuli-responsive polymeric systems for functional finishing of textiles

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121016

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121026

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5123873

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350