JP2010195332A - 車両のブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレーキペダルと、上記ブレーキペダルの踏み込みによって機械制動を発揮する機械ブレーキと、上記ブレーキペダルの踏み込みによってこれを電気的に検知して回生制動を発揮する回生ブレーキと、を具備してなる車両のブレーキ装置において、ブレーキ操作時上記ブレーキペダルを所定量を越えるまで踏み込む間は上記回生ブレーキが機能し、次いで、上記ブレーキペダルを所定量を越える領域まで踏み込むことにより上記回生ブレーキと上記機械ブレーキが共に機能するようにした。
【選択図】図4
Description
尚、タイミング(1)とタイミング(2)の間は機械的な遊びである。
又、請求項2による車両のブレーキ装置は、請求項1記載の車両のブレーキ装置において、上記ブレーキペダルは、一段目ブレーキペダルと、この一段目ブレーキペダルに対して非踏み込み時の初期位置が所定量低く設定された二段目ブレーキペダルとから構成されていて、ブレーキ操作時には上記一段目ブレーキペダルを踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段が機能し、次いで、上記一段目ブレーキペダルと上記二段目ブレーキペダルを共に踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段と上記機械ブレーキ手段が共に機能するように構成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による車両のブレーキ装置は、請求項1記載の車両のブレーキ装置において、上記ブレーキペダルは単一のブレーキペダルであり、ブレーキ操作時上記ブレーキペダルを所定量を越えるまで踏み込む間は上記回生ブレーキ手段が機能し、次いで、上記ブレーキペダルを踏み込み時の抵抗が増大する所定量を越える領域まで踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段と上記機械ブレーキ手段が共に機能するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による車両用のブレーキ装置は、請求項1記載の車両のブレーキ装置において、上記ブレーキペダルは、一段目ブレーキペダルと、この一段目ブレーキペダルに対して非踏み込み時の初期位置が所定量低く設定された二段目ブレーキペダルとから構成されていて、ブレーキ操作時には上記一段目ブレーキペダルを踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段が機能し、次いで、上記一段目ブレーキペダルと上記二段目ブレーキペダルを共に踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段と上記機械ブレーキ手段が共に機能するように構成されているので、運転者は回生ブレーキ手段のみが機能しているのか或いは回生ブレーキ手段と機械ブレーキ手段の両方が機能しているかを容易に識別することができ、上記効果をより確実なものとすることができる。
又、請求項3による車両用のブレーキ装置は、請求項1記載の車両のブレーキ装置において、上記ブレーキペダルは単一のブレーキペダルであり、ブレーキ操作時上記ブレーキペダルを所定量を越えるまで踏み込む間は上記回生ブレーキ手段が機能し、次いで、上記ブレーキペダルを踏み込み時の抵抗が増大する所定量を越える領域まで踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段と上記機械ブレーキ手段が共に機能するようにしたので、上記効果を得ることができると共に構成の簡略化を図ることができる。
まず、電気自動車としての一般的な作用から説明する。図1に示す「駆動時」には、バッテリ17からコントローラ11を介して駆動モータ9、9に電力が供給される。そして、一対の後輪5、5が駆動モータ9、9によって駆動され、それによって、電気自動車は走行することになる。これに対して、図2に示すような「回生時」には、回生された電力がコントローラ11を介してバッテリ17に充電されることになる。
尚、上記機械ブレーキ用ペダル41と回生ブレーキ用ペダル43は、図3に示すように、非操作時の初期位置が異なっていて、上記機械ブレーキ用ペダル41の非操作時の初期位置は上記回生ブレーキ用ペダル43の非操作時の初期位置に対して所定量だけ踏み込み方向に踏み込まれた位置に設定されているので、図示しない運転者が足で踏み込んだ場合、その初期時には必然的に回生ブレーキ用ペダル43のみを踏み込むことになる。
まず、ブレーキ操作直後においては、運転者の選択により、回生ブレーキ用ペダル43のみを踏み込んで、回生ブレーキのみを機能させることができるので、回生エネルギを効果的に回収することができる。これは、従来例の説明で使用した図9と本実施の形態の説明で使用している図4を比較すると明らかであり、回生電流を示す図中右上がり斜線の部分が増大しているものである。
又、その際、機械ブレーキが作用することはないので発熱ロスもない。
又、機械ブレーキ用ペダル41と回生ブレーキ用ペダル43を別個に設け、且つ、非操作時の初期位置が異なっていて、機械ブレーキ用ペダル41の非操作時の初期位置は上記回生ブレーキ用ペダル43の非操作時の初期位置に対して所定量だけ踏み込み方向に踏み込まれた位置に設定されているので、運転者も容易に確認して、回生ブレーキのみを選択することができる。
ブレーキペダル53を最初に踏み込んだ段階では、回生ブレーキのみが作用するようになっている。これに対して、所定量以上踏み込むことにより、回生ブレーキと機械ブレーキの両方が作用することになる。
因みに、従来の場合には、図7に示すように、ブレーキペダルの踏み込み開始直後より油圧シリンダに対向する反発力が作用することになるため、回生ブレーキのみが作用しているのか、或いは回生ブレーキと機械ブレーキの両方が作用しているのかを認識することができない。
又、ブレーキペダル53のみで良いので部品点数の削減を図って構成の簡略化を図ることができる。
例えば、図示した電気自動車の基本的な構成はこれを特に限定するものではない。
又、電気自動車だけでなくハイブリッド車であっても適用可能である。
5 後輪
9 駆動モータ
11 コントローラ
13 アクセルボリューム
15 ブレーキボリューム
17 バッテリ
21 ブレーキ装置
23 機械ブレーキ手段
25 回生ブレーキ手段
27 油圧シリンダ
29 油圧ブレーキ
31 油圧配管
41 機械ブレーキペダル
43 回生ブレーキペダル
53 ブレーキペダル
Claims (3)
- ブレーキペダルと、上記ブレーキペダルの踏み込みによって機械ブレーキを作用させる機械ブレーキ手段と、上記ブレーキペダルの踏み込みによってこれを電気的に検知して回生ブレーキを作用させる回生ブレーキ手段、を具備してなる車両のブレーキ装置において、
ブレーキ操作時上記ブレーキペダルを所定量を越えるまで踏み込む間は上記回生ブレーキ手段が機能し、次いで、上記ブレーキペダルを所定量を越える領域まで踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段と上記機械ブレーキ手段が共に機能するようにしたことを特徴とする車両のブレーキ装置。 - 請求項1記載の車両のブレーキ装置において、
上記ブレーキペダルは、一段目ブレーキペダルと、この一段目ブレーキペダルに対して非踏み込み時の初期位置が所定量低く設定された二段目ブレーキペダルとから構成されていて、
ブレーキ操作時には上記一段目ブレーキペダルを踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段が機能し、次いで、上記一段目ブレーキペダルと上記二段目ブレーキペダルを共に踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段と上記機械ブレーキ手段が共に機能するように構成されていることを特徴とする車両のブレーキ装置。 - 請求項1記載の車両のブレーキ装置において、
上記ブレーキペダルは単一のブレーキペダルであり、ブレーキ操作時上記ブレーキペダルを所定量を越えるまで踏み込む間は上記回生ブレーキ手段が機能し、次いで、上記ブレーキペダルを踏み込み時の抵抗が増大する所定量を越える領域まで踏み込むことにより上記回生ブレーキ手段と上記機械ブレーキ手段が共に機能するようにし、たことを特徴とする車両のブレーキ装置。
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