JP2010194968A - 液体吐出装置、及び、液体吐出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
液体吐出装置は、温度を取得する温度取得部(温度センサー51)と、ノズル(44)に連通された圧力室(43)と、圧力室内の液体に圧力変化を与える動作をする素子(45)と、ノズルから液体を吐出させる動作を素子にさせる先行吐出パルス及び後行吐出パルスを生成し、先行吐出パルスの生成終了から後行吐出パルスの生成開始までのパルス間隔(Pwdis)を、温度センサーによる検出温度に応じて定めるパルス生成部(30,60)とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体の吐出を安定化することにある。
温度を取得する温度取得部と、
ノズルに連通された圧力室と、
前記圧力室内の液体に圧力変化を与える動作をする素子と、
前記ノズルから液体を吐出させる動作を前記素子にさせる先行吐出パルス及び後行吐出パルスを生成し、前記先行吐出パルスの生成終了から前記後行吐出パルスの生成開始までのパルス間隔を、前記温度取得部による取得温度に応じて定めるパルス生成部と、
を有する液体吐出装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
このような液体吐出装置によれば、後行吐出パルスの印加開始時点における液体の状態がパルス間隔に応じて定められ、適当な状態の時点で後行吐出パルスの印加を開始できる。これにより、液体の吐出を安定化できる。
このような液体吐出装置によれば、大きな残留振動が生じていても、液体の状態が適正な時点から後行吐出パルスの素子への印加を開始できる。これにより、液体滴を高い周波数で吐出する場合において、液体の吐出を安定化できる。
このような液体吐出装置によれば、パルス間隔を精度良く設定できる。
このような液体吐出装置によれば、圧力室における液体の固有振動周期が異なる仕様に対して容易に対応できる。
このような液体吐出装置によれば、電圧波形が精度良く定められた吐出パルスを生成できる。
すなわち、温度を取得する温度取得部、ノズルに連通された圧力室、前記圧力室内の液体に圧力変化を与える動作をする素子、及び、前記素子を動作させるパルスを生成するパルス生成部を有する液体吐出装置を用い、前記ノズルから前記液体を吐出させる液体吐出方法であって、前記温度取得部から温度を取得すること、前記素子を動作させる先行吐出パルスを生成すること、前記先行吐出パルスによって前記素子を動作させ、前記ノズルから前記液体を吐出させること、前記先行吐出パルスの生成終了から前記取得温度に応じて定めたパルス間隔の経過後に後行吐出パルスを生成すること、前記後行吐出パルスによって前記素子を動作させ、前記ノズルから前記液体を吐出させること、を有する液体吐出方法を実現できることも明らかにされる。
<印刷システムについて>
図1Aに例示した印刷システムは、プリンター1と、コンピューターCPとを有する。プリンター1は液体吐出装置に相当し、用紙、布、フィルム等の媒体に向けて、液体の一種であるインクを吐出する。媒体は、液体が吐出される対象となる対象物である。コンピューターCPは、プリンター1と通信可能に接続されている。プリンター1に画像を印刷させるため、コンピューターCPは、その画像に応じた印刷データをプリンター1に送信する。
プリンター1は、用紙搬送機構10、キャリッジ移動機構20、駆動信号生成回路30、ヘッドユニット40、検出器群50、及び、主制御部60を有する。
<ヘッドHDについて>
図2に示すように、ヘッドHDは、共通インク室41と、インク供給口42と、圧力室43と、ノズル44とを有する。そして、共通インク室41から圧力室43を通ってノズル44に至る一連のインク流路(液体で満たされる液体流路に相当する)をノズル44に対応する複数有している。共通インク室41は、インクカートリッジ(図示せず)からのインクが貯留される部分であり、共通液室に相当する。インク供給口42は、共通インク室41に溜められたインクを圧力室43に供給するための絞り流路であり、液体供給部の一種である。圧力室43は、インク流路内のインクに圧力変化を与えるための部分である。ノズル44は、インクが吐出される部分であり、圧力室43と連通している。
前述したように、このヘッドHDにはインク流路がノズル44毎に設けられている。このインク流路では、圧力室43に対してノズル44及びインク供給口42がそれぞれ連通している。このため、インクの流れなどの特性を解析する場合、ヘルムホルツの共鳴器の考え方が適用される。図3は、この考え方に基づくインク流路の構造を模式的に説明する図である。模式的に示している関係から、図3ではインク流路を実際とは異なる形状で示している。
このインク流路では、圧力室43内のインクに圧力変化を与えることで、ノズル44からインクを吐出させる。このとき、圧力室43、インク供給口42、及び、ノズル44は、ヘルムホルツの共鳴器のように機能する。このため、圧力室43内のインクに圧力が加わると、この圧力の大きさはヘルムホルツ周期Tcと呼ばれる固有の周期で変化する。すなわち、インクには圧力振動が生じる。
Tc=1/f
f=1/2π√〔(Mn+Ms)/(Mn×Ms×(Cc+Ci))〕・・・(1)
式(1)において、Mnはノズル44のイナータンス(単位断面積あたりのインクの質量)、Msはインク供給口42のイナータンス、Ccは圧力室43のコンプライアンス(単位圧力あたりの容積変化、柔らかさの度合いを示す。)、Ciはインクのコンプライアンス(Ci=体積V/〔密度ρ×音速c2〕)である。
この圧力振動の振幅は、インク流路をインクが流れることで次第に小さくなる。例えば、ノズル44やインク供給口42における損失、及び、圧力室43を区画する壁部等における損失により、圧力振動は減衰する。
一般的なヘッドHDにおいて、圧力室43におけるヘルムホルツ周期Tcは5μsから10μsの範囲内に定められる。なお、このヘルムホルツ周期Tcは、隣り合う圧力室43同士を区画する壁部の厚さ、振動板46の厚さやコンプライアンス、ノズルプレートの素材や厚さによっても変化する。
主制御部60(メインコントローラー)は、プリンター1における全体的な制御を行う。例えば、コンピューターCPから受け取った印刷データや各検出器からの検出結果に基づいて制御対象部を制御し、用紙に画像を印刷させる。図1Aに示すように、主制御部60は、インタフェース部61と、CPU62と、メモリー63とを有する。インタフェース部61は、コンピューターCPとの間でデータの受け渡しを行う。CPU62は、プリンター1の全体的な制御を行う。メモリー63は、コンピュータープログラムを記憶する領域や作業領域等を確保する。例えば、図1Bに示すように、メモリー63の一部領域は、ファームウェアを記憶するファームウェア記憶領域、DACデータ(駆動信号COMを生成させるための制御信号)を記憶するDACデータ記憶領域、駆動信号COMに含まれる吐出パルスPS,PS同士の間隔と温度センサー51による検出温度との関係を定める関係式(後述する)を記憶するための関係式記憶領域とを有する。この関係式記憶領域は、パルス間隔Pwdis(図5等を参照)を示すパルス間隔情報を記憶したパルス間隔情報記憶領域に相当する。そして、関係式記憶領域を有するメモリー63は、関係式記憶部に相当する。また、この関係式は、ヘッドHD毎に定められるヘルムホルツ周期Tcに応じた複数種類記憶される。
駆動信号生成回路30は、主制御部60とともにパルス生成部として機能し、DACデータに基づき、吐出パルスPSを含んだ駆動信号COMを生成する。図4に示すように、駆動信号生成回路30は、DAC回路31と、電圧増幅回路32と、電流増幅回路33とを有する。DAC回路31は、デジタルのDACデータをアナログ信号に変換する。電圧増幅回路32は、DAC回路31で変換されたアナログ信号の電圧を、ピエゾ素子45を駆動できるレベルまで増幅し、波形信号として出力する。電流増幅回路33は、電圧増幅回路32からの波形信号について電流の増幅をし、駆動信号COMとして出力する。この電流増幅回路33は、例えば、プッシュプル接続されたトランジスタ対によって構成される。
ヘッド制御部HCは、駆動信号生成回路30で生成された駆動信号COMの必要部分をヘッド制御信号に基づいて選択し、ピエゾ素子45へ印加する。このため、ヘッド制御部HCは、図4に示すように、駆動信号COMの供給線の途中に、ピエゾ素子45毎に設けられた複数のスイッチ47を有する。ヘッド制御部HCは、ヘッド制御信号からスイッチ制御信号を生成する。このスイッチ制御信号によって各スイッチ47を制御することで、駆動信号COMの必要部分、例えば吐出パルスPSがピエゾ素子45へ印加される。このとき、必要部分の選択の仕方次第で、ノズル44からのインクの吐出を制御できる。例えば、ドット階調に応じて必要な吐出パルスPSを選択し、ピエゾ素子45へ印加できる。このようなヘッド制御部HCは、駆動信号COMに含まれる吐出パルスPSを主制御部60からのヘッド制御信号に応じて選択し、ピエゾ素子45へ印加するパルス印加部に相当する。
次に、駆動信号生成回路30によって生成される駆動信号COMの概略について説明する。図5に示すように、駆動信号COMには、繰り返し生成される複数の吐出パルスPSが含まれている。例示した吐出パルスPSは、いずれも同じ波形をしている。すなわち、電圧の変化パターンが同じである。前述したように、この駆動信号COMは、ピエゾ素子45が有する上電極に印加される。これにより、固定電位とされた共通電極との間に波形に応じた電位差が生じる。その結果、ピエゾ素子45は波形に応じて変形し、圧力室43の容積を変化させる。例示した吐出パルスPSは、第1減圧部分Pd1と第1ホールド部分Ph1と加圧部分Pc1と第2ホールド部分Ph2と第2減圧部分Pd2とを有している。
この駆動信号COMでは、各吐出パルスPS同士の間に定電圧部分Piを生成している。そして、各吐出パルスPSがピエゾ素子45へ印加されるインターバルは、定電圧部分Piの生成期間(パルス間隔Pwdis)に応じて定まる。すなわち、インク滴の吐出周波数は、吐出パルスPSの生成期間と定電圧部分Piの生成期間とを加算した期間によって定まる。
このプリンター1では、印刷の高速化が求められている。印刷を高速化するためには、インク滴の吐出周波数を高める必要がある。ここで、インク供給口42から圧力室43を経てノズル44に至る一連のインク流路は、前述したようにヘルムホルツの共鳴器のように動作をする。このため、インク滴を吐出した後に圧力室43のインクには圧力振動が残る。この圧力振動(残留振動)は時間の経過とともに減衰するが、吐出周波数を高めた場合には残留振動が減衰されない状態で次の吐出パルスPS(後行吐出パルスPS)の印加を開始せざるを得ない。従って、インク滴の吐出を安定化させるためには、後行吐出パルスPSの印加開始タイミング、言い換えれば相前後する吐出パルスPS同士のパルス間隔Pwdisを精度よく定める必要がある。
流路抵抗R円=(8×μ×L)/(π×r4) ・・・ (2)
流路抵抗R直=(12×μ×L)/(W×H3) ・・・ (3)
これらの式(2),(3)において、μはインクの粘度、Lは流路の長さ、πは円周率、rは流路の半径、Wは流路の幅、Hは流路の高さである。
まず、パルス間隔Pwdisとインクの吐出量との関係について説明する。ここで、図8から図13は、温度15℃におけるパルス間隔Pwdisとメニスカスの動きの関係を説明する図である。これらの図において、縦軸及び横軸は図6と同じであるので、説明は省略する。
次に、周辺温度による駆動信号COMの調整について説明する。図26Aは、温度15℃、25℃、40℃の各温度における駆動信号COMを説明する図である。図26Bは、メモリー63に記憶させる関係式と各温度におけるパルス間隔Pwdisの関係を説明する図である。このプリンター1では、先のシミュレーションデータを踏まえて、次式(4)の関係式をメモリー63に記憶させている。
Pwdis=2.60+0.16×(周辺温度T−25) ・・・ (4)
これにより、パルス間隔Pwdisは、温度15℃で1μsに、温度25℃で2.6μsに、温度40℃で5μsにそれぞれ設定される。すなわち、図13や図23から判るように、先行吐出パルスPSの生成終了(タイミングte)から圧力振動における1周期(液体の固有振動周期の1周期)以内に、後行吐出パルスPSの生成を開始している。このように後行吐出パルスPSの生成を開始する期間を設定し、この期間内における開始タイミングを関係式によって定めているので、インク滴の吐出後において大きな圧力振動が残っている状態であっても、インク滴の吐出を安定化できる。
図27から図29はヘルムホルツ周期Tcが異なる他のヘッドHDについて、パルス間隔Pwdisと吐出量の関係を説明する図である。すなわち、図27は、温度15度においてパルス間隔Pwdisを5μs(一点鎖線)、3μs(破線)、1μs(実線)に定めた場合を説明する図である。図28は、温度25度においてパルス間隔Pwdisを5μs(一点鎖線)、3μs(破線)、1μs(実線)に定めた場合、図29は、温度40度においてパルス間隔Pwdisを5μs(一点鎖線)、3μs(破線)、1μs(実線)に定めた場合を説明する図である。
Pwdis=1.40+0.04×(周辺温度T−25) ・・・ (5)
これにより、パルス間隔Pwdisは、温度15℃で1μsに、温度25℃で1.4μsに、温度40℃で2μsにそれぞれ設定される。この場合も、後行吐出パルスPSの生成は、先行吐出パルスPSの生成終了(タイミングte)から圧力振動における1周期(液体の固有振動周期の1周期)以内に開始される。このように後行吐出パルスPSの生成を開始する期間を設定し、この期間内における開始タイミングを関係式によって定めているので、インク滴の吐出後において大きな圧力振動が残っている状態であっても、インク滴の吐出を安定化できる。
以上説明したように、このプリンター1では、駆動信号生成回路30及び主制御部60が、温度センサー51による検出温度に応じて先行吐出パルスPSの生成終了から後行吐出パルスPSの生成開始までのパルス間隔Pwdisを、温度センサーによる検出温度に応じて定めている。これにより、インク滴吐出後における残留振動の大きさを適切に管理でき、連続的なインク滴の吐出を安定化できる。
前述の実施形態は、主として、液体吐出装置としてのプリンター1を有する印刷システムについて記載されているが、その中には、液体吐出方法や液体吐出システムの開示が含まれている。また、液体吐出ヘッドや液体吐出ヘッドの制御方法の開示も含まれている。また、この実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、プリンター1に備えられた温度センサー51を用いたが、温度計にて別途取得した温度を、ユーザーインタフェースを通じて入力するようにしてもよい。ユーザーインタフェースとしては、例えばプリンター1に備えられるディスプレイや操作ボタンが該当する。また、コンピューターCPの入力装置や表示装置であってもよい。
また、温度取得部は、温度センサー51のように温度を直接検出するものに限らず、温度を間接的に取得するものであってもよい。温度を間接的に表すものとしては、例えば、印字データやインクの吐出量データがある。印字データはピエゾ素子45の動作を示し、ピエゾ素子45は動作に応じて熱を発生するので、ヘッドHDの周辺温度を推定するための情報になり得る。吐出量データは、ピエゾ素子45の動作結果を示すので、やはりヘッドHDの周辺温度を推定するための情報になり得る。
前述の実施形態では、圧力室43のインクに圧力変化を与える素子としてピエゾ素子45を例示したが、他の電気機械変換素子(例えば磁歪素子)であってもよい。
前述の実施形態における駆動信号COMは一例であり、種々の態様が考えられる。例えば、吐出パルスPSに関し、波形が異なる複数種類の吐出パルスPSを駆動信号COMに含ませてもよい。そして、駆動信号生成回路30に関し、前述の実施形態で説明したDAC回路31によって波形信号を生成する形態に限られない。例えば、アナログ回路で駆動信号COMを生成するものであってもよい。要するに、駆動信号COMを生成するものであればよい。そして、前述の実施形態のように、DAC回路31によって波形信号を生成するようにすると、電圧波形が精度良く定められた駆動信号COM(各吐出パルスPS)を生成できる。
前述の実施形態では、シミュレーションデータに基づいて関係式を定めたが、ストロボ写真を用いた観察によって関係式を定めてもよい。要するに、吐出の安定性を測定し、測定結果に応じて関係式を定めればよい。
前述の実施形態では、周辺温度からパルス間隔Pwdisを関係式に応じて定めていたが、これに限られない。温度とパルス間隔Pwdisの関係を示すテーブル情報をメモリー63に記憶させるようにしてもよい。
前述の実施形態では、液体吐出装置としてプリンター1が説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
Claims (6)
- 温度を取得する温度取得部と、
ノズルに連通された圧力室と、
前記圧力室内の液体に圧力変化を与える動作をする素子と、
前記ノズルから液体を吐出させる動作を前記素子にさせる先行吐出パルス及び後行吐出パルスを生成し、前記先行吐出パルスの生成終了から前記後行吐出パルスの生成開始までのパルス間隔を、前記温度取得部による取得温度に応じて定めるパルス生成部と、
を有する液体吐出装置。 - 前記パルス生成部は、
前記先行吐出パルスの生成終了から、前記圧力室における液体の固有振動周期の1周期以内に、前記後行吐出パルスの生成を開始する、請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記パルス生成部は、
前記取得温度と前記パルス間隔の関係を示す関係式を記憶する関係式記憶部を有する、請求項1又は2に記載の液体吐出装置。 - 前記関係式記憶部は、
前記関係式を、前記圧力室における液体の固有振動周期に応じた複数種類記憶する、請求項3に記載の液体吐出装置。 - 前記パルス生成部は、
前記先行吐出パルスの電圧情報、及び、前記後行吐出パルスの電圧情報を記憶する電圧情報記憶部を有し、これらの電圧情報を用いて前記先行吐出パルス及び前記後行吐出パルスを生成する、請求項1から4の何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 温度を取得する温度取得部、ノズルに連通された圧力室、前記圧力室内の液体に圧力変化を与える動作をする素子、及び、前記素子を動作させるパルスを生成するパルス生成部を有する液体吐出装置を用い、前記ノズルから前記液体を吐出させる液体吐出方法であって、
前記温度取得部から温度を取得すること、
前記素子を動作させる先行吐出パルスを生成すること、
前記先行吐出パルスによって前記素子を動作させ、前記ノズルから前記液体を吐出させること、
前記先行吐出パルスの生成終了から前記取得温度に応じて定めたパルス間隔の経過後に後行吐出パルスを生成すること、
前記後行吐出パルスによって前記素子を動作させ、前記ノズルから前記液体を吐出させること、
を有する液体吐出方法。
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