JP2010193483A - エリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法 - Google Patents

エリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】断線による不具合が無く、高速で駆動可能とする。
【解決手段】薄膜トランジスタと該薄膜トランジスタのドレイン電極又はソース電極に接続された光電変換素子とを有する画素が2次元に複数配置された画素群と、一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続されたゲート線と、前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極に共通に接続された信号線と、前記ゲート線に駆動信号を印加して前記薄膜トランジスタの駆動を行う駆動手段と、前記信号線に接続された信号読み出し手段と、を有するエリアセンサが提供される。
【選択図】図4

Description

本発明はデジタルカメラ、X線撮影装置などに用いられるエリアセンサ、それを有するデジタルカメラ、X線撮影装置などの画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法に関する。
詳しくは光電変換素子とスイッチ素子を有する画素を2次元的に配列したエリアセンサにおいて、各画素を駆動するための駆動信号を対向する2辺側から印加するようにしたエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法に関する。
光電変換素子とスイッチ素子を有する画素を2次元的に配列したエリアセンサの一例を、図11〜図13を用いて説明する。
図11は光電変換素子とスイッチ素子を画素に有するエリアセンサの一例の模式的回路図である。図12(a)はエリアセンサのゲートラインの等価回路図、図12(b)及び図12(c)はゲートドライバからゲートラインに印加された駆動波形の状態を説明するための図で、図12(b)及び図12(c)それぞれ図11及び図12(a)におけるA点及びB点における駆動波形(ゲートパルス)の形状を説明するための概念図であり、図13はエリアセンサにおけるゲートドライバの駆動の一例を説明するタイミング図である。
図11に示されるエリアセンサの各画素Sは光電変換素子(ここではフォトダイオード)PDと薄膜トランジスタ(TFT)Trにより夫々構成されている。フォトダイオードPDのカソード電極はバイアスラインVsに接続され電源3によりバイアス電圧が印加されている。薄膜トランジスタTrのソース電極は画素列ごとにそれぞれデータラインSig1〜SigNに接続され、薄膜トランジスタTrのゲート電極は画素行ごとにそれぞれゲートラインVg1〜VgNに接続されている。この例においてエリアセンサの駆動に必要な配線はバイアスラインVs、データラインSig1〜SigN、ゲートラインVg1〜VgNである。またフォトダイオードPDのアノード電極と薄膜トランジスタTrのドレイン電極は各画素で相互に接続されている。この例ではデータラインSig1〜SigNは垂直方向に、ゲートラインVg1〜VgNは図中水平方向にそれぞれ配置されている。さらに各データラインSig1〜SigNは読み出し装置1に接続されている。一般的に読み出し装置1はデータラインSig1〜SigNがそれぞれ接続されるアンプ1a、各アンプ1aからの信号が入力されるアナログマルチプレクサ1bなどにより構成される。一方、各ゲートラインVg1〜VgNはゲートドライバ2に接続される。一般的にゲートドライバ2はシフトレジスタなどにより構成される。
各画素で光電変換された像情報はデータラインSig1〜SigNを通じて読み出し装置1に転送され、1ゲートラインごとにシリアル信号として出力される。
上記エリアセンサではゲートドライバと読み出し装置が、それぞれ画素が配列された受像領域となる矩形領域の一辺でのみ接続されている。
特開平8−116044号公報
しかしながら、このような接続関係とされたエリアセンサでは、ゲートラインあるいはデータラインに断線が生じた場合、断線から先の画素の駆動あるいは画素からの信号の転送ができないという課題を有していた。
また、断線が生じていない場合であっても、上記エリアセンサのゲートラインは抵抗を有している。特に、受像領域が大面積化されたり、画素配置が高細密化されてゲートライン幅が細くされたりした場合は、その抵抗が実質的に無視できない場合が生じる。上記エリアセンサのゲートラインはゲートライン自身の抵抗Rvgとゲートラインの寄生容量Cvgとにより等価回路的に図12(a)のように表すことができる。従って図11中ゲートラインVgNのAに印加されたゲートパルス(図12(b))は抵抗Rvg、寄生容量Cvgにより、ゲートラインVgNのBでは信号に遅延が生じてしまい、図12(c)に示すように波形が変形し、しきい値(閾値)電圧Vthを超える部分の波長幅が変化してしまう。一般にTFTをONして電荷を転送するにはしきい値電圧Vthを超えた電圧が印加される時間が時間Tb以上必要である。ここで説明したような波形の遅延が生じると、この閾値電圧Vthを超える時間が短くなるのでもとのパルス幅の時間Taを長く設定して電荷転送に必要な時間Tbを確保しなくてはならない。
図13の駆動タイミング図に示すようにエリアセンサ全体を駆動するにはこの遅延のために、(Ta−Tb)×N(Nはライン数)だけの余分な時間が必要となる。これはエリアセンサをよりいっそう高速で駆動するための妨げとなる場合がある。
このようにエリアセンサではゲートライン、データラインに断線が生じた場合に断線から先の駆動あるいは信号の転送ができないだけではなく、高速駆動を行うためにも改善の余地を有していた。
(発明の目的)
本発明はエリアセンサにおける上述の問題点を鑑みてなされたものであり、断線の影響がなくさらに高速駆動に適したエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供することを目的としている。
また、本発明は、ゲートラインやデータラインのような受像領域を横断する配線の断線によって生じるような駆動不良やデータ取得ができなくなるといったような不具合が無く、安定した像情報の出力を行うことができ、信頼性に富んだエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供することを目的とする。
加えて、本発明は、所望の駆動波形を供給することができ、高速で駆動することが可能となり、結果として動画取得にも適したエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を実現することを目的とする。
更に、本発明は、より大面積の受像領域を有するエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供でき、大面積化による駆動速度の低下も生じないかむしろ向上させることができ、あるいは、小面積の受像部を有するエリアセンサを組み合わせた場合に比べても、その駆動速度の低下を最小限にすることが可能であり、加えて、より高精細な読み取りや表示を可能にするエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供することを目的とする。
本発明のエリアセンサは、薄膜トランジスタと該薄膜トランジスタのドレイン電極又はソース電極に接続された光電変換素子とを有する画素が2次元に複数配置された画素群と、一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続されたゲート線と、前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極に共通に接続された信号線と、前記ゲート線に駆動信号を印加して前記薄膜トランジスタの駆動を行う駆動手段と、前記信号線に接続された信号読み出し手段と、を有するエリアセンサにおいて、前記画素群は、第1の画素群と第2の画素群とを含み、複数の前記信号線は、前記第1の画素群に含まれ前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極にのみ共通に接続された第1の信号線と、前記第2の画素群に含まれ前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極にのみ共通に接続された第2の信号線と、を含み、複数の前記信号読み出し手段は、前記第1の信号線に接続された第1の信号読み出し手段と、前記第2の信号線に接続された第2の信号読み出し手段と、を含み、複数の前記ゲート線は、前記第1の画素群に含まれ前記一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続された第1のゲート線と、前記第2の画素群に含まれ前記一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続された第2のゲート線と、を含み、複数の前記駆動手段は、前記第1のゲート線の一端に接続された第1の駆動手段と、前記第1のゲート線の他端に接続された第2の駆動手段と、前記第2のゲート線の一端に接続された第3の駆動手段と、前記第2のゲート線の他端に接続された第4の駆動手段と、を含み、前記駆動信号は、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段から前記第1のゲート線に同じタイミングで印加される第1の駆動信号と、前記第3の駆動手段と前記第4の駆動手段から同じタイミングで印加される第2の駆動信号と、を含み、前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号は同じタイミングで印加されることを特徴とする。
本発明によればゲートライン(ゲート線)やデータラインのような受像領域を横断する配線の断線によって生じるような駆動不良やデータ取得ができなくなるといったような不具合が無く、安定した像情報の出力を行うことができ、信頼性に富んだエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供することができる。
エリアセンサの一例を説明するための模式的回路図である。 (a)及び(b)はエリアセンサの動作の一例を説明するタイミング図である。 エリアセンサの一例を説明するための模式的回路図である。 エリアセンサである光電変換素子パネル部の構成の一例を示す模式的構成図である。 読み出し装置部分の回路構成を説明するための概略的回路構成図である。 読み出し装置部分の回路構成を説明するための概略的回路構成図である。 読み出し装置部分の回路構成を説明するための概略的回路構成図である。 画像入力装置の応用例を説明するシステム構成図である。 画像入力装置の概略構成図である。 エリアセンサの画素部の一例を説明するための模式的断面図である。 光電変換素子とスイッチ素子を画素に有するエリアセンサの一例の模式的回路図である。 (a)はエリアセンサのゲートラインの等価回路図、(b)及び(c)は各点における駆動波形(ゲートパルス)の概念図である。 エリアセンサにおけるゲートドライバの駆動の一例を説明するタイミング図である。 画素および読み出し装置を表す回路図である。 電荷転送を説明する等価回路図である。 ノイズの低減効果を説明するための図である。
本発明の実施例は、それぞれスイッチング素子を有する画素の複数を2次元的に配置し、一方向に配列された前記画素に対応する前記スイッチング素子に共通に接続される共通線を複数有し、前記共通線に制御信号を印加して前記スイッチング素子の駆動を行うエリアセンサにおいて、前記共通線には前記制御信号を印加する複数の駆動手段が接続されているエリアセンサを提供することを目的とする。
また本発明の実施例は、それぞれ薄膜トランジスタと光電変換素子とを有する画素の複数を2次元的に配置し、一方向に配列された前記薄膜トランジスタのソース電極に接続される共通ソース線を複数有するエリアセンサにおいて、前記共通ソース線には複数の信号読み出し手段が接続されているエリアセンサを提供することを目的とする。
また本発明の実施例は、それぞれ薄膜トランジスタと光電変換素子とを有する画素の複数を2次元的に配置し、第一の方向に配列された前記薄膜トランジスタのゲート電極に接続される共通ゲート線の複数と、該第一の方向とは別の第二の方向に配列された前記薄膜トランジスタのソース電極に接続される共通ソース線の複数と、を有するエリアセンサにおいて、前記共通ソース線には複数の信号読み出し手段が接続されており、かつ前記共通ゲート線には複数のゲート駆動手段が接続されているエリアセンサを提供することを目的とする。
また、本発明の実施例は、それぞれ薄膜トランジスタと光電変換素子とを有する複数の画素を2次元的に配置し、一方向に配列された前記薄膜トランジスタのゲート電極に接続される共通ゲート線の複数と、他方向に配列された前記薄膜トランジスタのソースまたはドレイン電極に接続される共通線の複数とを有し、前記共通線には複数の信号読み出し手段が接続されており、かつ前記共通ゲート線には複数のゲート駆動手段が接続され、該光電変換素子上に波長変換体を有するエリアセンサ、電磁波発生源、該エリアセンサからの像信号を処理する画像処理手段、該画像処理された画像を表示する表示手段とを有する画像入力装置を提供することを目的とする。
加えて本発明の実施例は、それぞれスイッチング素子を有する複数の画素を2次元的に配置し、該スイッチング素子を共通の共通線に接続された画素列を有するエリアセンサの駆動方法において、前記スイッチング素子を駆動するための制御信号を前記共通線の少なくとも異なる2点から同時に印加し、前記共通線に印加された制御信号により前記共通の共通線に接続されたスイッチング素子を駆動することを有するエリアセンサの駆動方法を提供することを目的とする。
このような構成による本発明の実施例によれば断線によって一ライン全体が駆動できなくなるというような不都合をなくすことが可能になり、また、より高速で駆動することが可能なエリアセンサを提供することができる。
また、本発明の実施例によれば、より高精度な画像情報の読み取りを図ることができる。さらに、本発明の実施例によれば、より高速の駆動が可能になるため動画の取得も行うことが可能になる。その結果、X線透過画像の読み取りに際しても、物体の動きや対象物の連続的な観察をリアルタイムに行うことが可能になる。したがって、作業効率が格段に向上するばかりか、医療、構造解析やセキュリティーチェックに際しては、検査時間を減少したり、検査精度を一段と向上させたりすることが可能になり、より的確な判断、診断を行うことが可能になる。
なお、本発明の実施例において、各画素には共通的に或いは個別的に光電変換素子が設けられる。共通的に設けられる場合は、各画素ごとにその光電変換情報がクロストークしないように調整されることが好ましい。光電変換素子は非晶質半導体、例えばアモルファスシリコン、を利用することがより大面積化のために好適である。光電変換素子はダイオード型、光導電型、トランジスタ型のいずれであっても使用することが可能である。
もちろん、光電変換素子はこれら構造に特定されるわけでない。また、コンデンサー構造と光導電型素子を一体化したようなMIS型構造としてもよいものである。この場合は、光電変換された画像情報を非破壊に読み出しすることが可能になったり、光電変換期間の調整による蓄積時間の調整で実質的に感度を調整したりすることも可能になる。
あるいは、X線などの電磁波を直接光電変換可能にするために、アモルファスセレン、PbI2 あるいはガリウムヒ素などを光電変換部に用いることもできる。
エリアセンサのゲート駆動手段または信号読み出し手段は、共通ゲート線あるいは共通ソース線と、例えば異方性導電樹脂を用いた配線接続である異方性接続で接続されてよく、これによって大面積化を図るに際して、その作製にかかる手間をより減少することができる。
スイッチング素子としては薄膜トランジスタが好適に使用できる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳しく説明する。
<第1の実施例>
図1は本発明のエリアセンサの一例を説明するための模式的回路図である。なお図11と同一構成部材については同一符号を付する。図2(a)及び図2(b)はそれぞれ第1の実施例におけるエリアセンサの動作の一例を説明するタイミング図である。
図11に示した例と同様にエリアセンサの各画素SはフォトダイオードPDと薄膜トランジスタ(TFT)Trにより構成されている。フォトダイオードPDのカソード電極はバイアスラインVsに接続され電源3によりバイアス電圧が印加されている。薄膜トランジスタTrのソース電極は画素列ごとにそれぞれデータラインSig1〜SigNに接続され、薄膜トランジスタTrのゲート電極は画素行ごとにそれぞれゲートラインVg1〜VgNに接続されている。フォトダイオードPDのアノード電極と薄膜トランジスタTrのドレイン電極は各画素で相互に接続されている。さらに各データラインSig1〜SigNはアンプ1a、アナログ・マルチプレクサ1bなどにより構成される読み出し装置1に接続されている。ここで留意すべきは各ゲートラインVg1〜VgNがシフトレジスタなどにより構成される第1のゲートドライバ2と該第1のゲートドライバ2が配置される側に対向して配置される第2のゲートドライバ6の両方に接続される点である。
図2(a)及び図2(b)はそれぞれ図1における第1のゲートドライバ2および第2のゲートドライバ6がそれぞれゲートラインVg1〜VgNに印加するゲートパルスのタイミング図の一例を示している。図1、図2(a)及び図2(b)で明らかなように、本実施例では各ゲートラインVg1〜VgNが第1のゲートドライバ2および第2のゲートドライバ6に接続され、かつ両方のゲートドライバ2,6から同時に同じパルス幅のゲートパルスが印加されている。
両方のゲートドライバの駆動タイミングは、両方のゲートドライバの駆動開始信号(スタート信号)を同時に入力することで同調することができる。もちろん、共通のクロック信号に基づいて駆動を制御されることはより好ましい。ゲートドライバには駆動開始信号(スタート信号)を受けて駆動を開始させるためのスタート信号入力部を設ける。
この構成によりゲートラインに断線が生じても、どちらか一方のゲートドライバからゲートパルスを印加することが可能になる。これによって、ゲートライン断線を原因とする、そのゲートラインに接続された画素からの信号転送ができなくなり像情報の読み取りが不良になるような不具合が生じない。
また各ゲートラインに同時にゲートパルスが印加されるため、実質的にゲートラインの抵抗および寄生容量が低減されることになりゲートパルスの遅延が軽減され、これにより駆動の高速化を図ることが可能となる。
本発明のエリアセンサのゲートラインに用いられるメタル材料の例と、それぞれを成膜形成した場合の比抵抗の例を表1に示す。
Figure 2010193483
この表1から例えば、ゲートラインのメタル材料をクロムとし、膜厚1000Å、配線幅10μm、線長20cmの場合ゲートライン抵抗すなわちRvgは100kΩに及ぶ。すなわちクロム、チタン、モリブデン、モリブデン−タンタル合金などをゲートラインの配線に用いた場合、一般に配線抵抗Rvgは数十〜百kΩとなる。
またゲートラインの寄生容量Cvgは一般に数十pF〜数百pFとなる場合があり、RvgとCvgによる時定数は数μsecとなる。
これは例えばゲートラインの総数が1000本の場合、遅延時間が全体として数msとなり、高速化のために無視できない。しかしながら本発明の構成にすることにより、実質的にRvgとCvgをそれぞれ1/2にすることができ、時定数としては1/4となる。
したがって本発明は、メタル配線の材料がクロム、チタン、モリブデン、モリブデン−タンタル合金など比抵抗が10μΩ・cmを越える場合に特に有効である。図12に示すように、TFT(薄膜トランジスタ)をオンして電荷を転送するためには一定の時間Tb以上が必要である。この時間Tbは図14及び図15で示すように、光電変換素子PDの容量CpdとTFTのオン抵抗Ronの積である時定数τ1により決定される。ちなみに図14は画素および読み出し装置を表し、図15は電荷転送を説明する等価回路である。
一方で図12(c)で示されるようなゲートラインのパルス波形のなまりは、ゲートラインVgの抵抗Rvgとゲートライン寄生容量Cvgの積である時定数τ2で決まる。本実施例でゲートパルスをゲート線の両端から印加し、
τ1 ≧ τ2
の関係を満たすようにすることは望ましい。
すなわち、このようにτ1 ≧ τ2の関係を実現することにより、ゲートパルスのなまりが実質的に全体のスピードに対して大きな影響を与えないようにできる。
ここで説明したRvgはゲートラインの両端間(図16のA点およびB点)の抵抗を測定することで求めることができる。またCvgはゲートラインの集中定数的な寄生容量である。CvgやRvgを直接測定できない場合は、図16に示すように、ゲートラインの中央(C点)でゲートパルスの波形を観察しそこから時定数τ2を求めることができる。
さらに本発明は、ノイズの低減にも効果がある。すなわち、ゲートラインには抵抗に応じた熱雑音が生じている。また図16に示すようにゲートラインVgとデータラインSigは容量結合を有している。これはゲートラインの熱雑音が容量結合を介してデータラインに伝搬しランダムノイズの原因となることを示す。本発明ではゲートラインを両側から駆動することにより実質的にRvgを減じている。すなわちRvgに起因する熱雑音の影響を減じている。
<第2の実施例>
図3は本発明のエリアセンサの別の一例を説明するための模式的回路図である。なお図11と同一構成部材については同一符号を付する。
本実施例においても、前述した第1実施例と同様にエリアセンサの各ゲートラインVg1〜VgNはその一端に第1のゲートドライバ2および対向する他端に第2のゲートドライバ6をそれぞれ接続し、図2(a)及び図2(b)で説明されたように両方のゲートドライバ2,6から同時にゲートパルスが印加される。
また、本実施例では、ゲートラインVg1〜VgNに加え、各データラインSig1〜SigNが各データラインSig1〜SigNの一端に第1の読み出し装置1および対向する他端に第2の読み出し装置8を配置し、それ等読み出し装置2,8の両方に接続されている。第2の読み出し装置8は第1の読み出し装置1と同様にアンプ8a、アナログ・マルチプレクサ8bなどにより構成されている。
データラインSig1〜SigNを通って読み出された各画素で光電変換されたデータはそれぞれアンプ1a及びアンプ8aを介してそれぞれのアナログ・マルチプレクサ1b,8bに出力される。
このような接続構造とすることで、ゲートラインあるいはデータラインに断線が生じても、信号を供給し、読み出すことができるため断線による不具合が生じない。すなわち、データラインに断線が生じた場合に、断線箇所より図中上の画素からのデータは第1の読み出し装置1により、断線箇所より図中下の画素からのデータは第2の読み出し装置8により読み出すことができる。なお、第1の読み出し装置1の読み出しのタイミングと第2の読み出し装置8の読み出しのタイミングとは、同じでも異なるようにしてもよい。
ゲートラインの駆動については、実施例1で説明したように同時に行うことで実質的に抵抗及び寄生容量を減少することができるため、高速駆動を可能にする。また、ゲートラインが断線した場合は、いずれかのゲートドライバから駆動信号が供給されるのでゲートライン断線による問題は生じない。
<第3の実施例>
図4はX線撮像システムのX線撮像装置内に設けられたエリアセンサである光電変換素子パネル部の構成の一例を示す模式的構成図である。
光電変換素子パネルは、1枚のガラス基板のような少なくとも表面が絶縁性の基板上に光電変換素子と電荷を転送するための薄膜トランジスタのペアを有する画素SEがアレー状に構成されている。各画素からの像情報を担う信号は、二次元に配された画素群を図中左右の二つの領域に分け、それぞれの領域ごとに左右に複数の共通信号線(データライン)を引き出している。
図中、上下方向には複数の共通ゲート線(ゲートライン)が配線され、各々の共通ゲート線には上下の端部に2つのゲート駆動用のシフトレジスタ(ゲートドライバとなる)が接続されている。上下に配されたシフトレジスタは図示していないコントロール回路により同時に同じタイミングで駆動され1本のゲート線に一致したゲートパルスを印加するよう動作する。
本実施例ではゲート線は2つの群に分けられた画素群に分かれており、図中左半分の画素群に対応したゲート線群(1〜1440)と図中右半分の画素群に対応したゲート線群(1441〜2880)で構成されている。各ゲート線群からは1本づつのゲート線が選択され、それらにゲートパルスが供給される。したがって、光電変換パネル全体で見れば、同時に2本のゲート線にゲートパルスが印加され、これにより転送される電荷を左右の2組の、アンプとマルチプレクサ群を有する回路で構成されたアンプ&マルチプレクサ群(読み出し装置となる)でそれぞれ同時に処理できる構成になっている。
この構成により、パネル全面を読みとるのに1/2の時間ですむと同時に、共通信号線の長さや容量を実質的に1/2に構成できるためノイズの少ない高速読み取りが可能で、高感度のX線撮像システムを構成できる。
一つのシフトレジスタは、例えば、6個のIC(240bit/IC)で構成される。画像受像領域の周囲、つまり、図中上右側、上左側、下右側、下左側にそれぞれシフトレジスタが設けられ、合計4つのシフトレジスタが配されることになる。したがって、シフトレジスタに用いられるICはその周囲に計24個配置されている。
読取装置は実際にはアンプとマルチプレクサの両機能が集積化されたアンプICを有する。アンプICは撮像領域の左右にそれぞれ9個、計18個、配されている。アンプIC(AmpIC)(256Amp/IC)は256ラインのデータラインに対応して設けられている。本実施例におけるアンプICは電流積分タイプを用いている。また、図中Bで示したアンプとマルチプレクサを有するアンプIC群の部分(読取装置の部分)はたとえば以下に説明されるような3つの接続のタイプとすることができる。
3つのタイプの概略的回路構成の一例を図5、図6、図7にそれぞれ示す。
図5は9個のアンプICの出力を一つに接続し、1個のA/D変換回路に入力している。各アンプICの出力はICセレクト信号で制御され、どれか1個のアンプICの出力がA/D変換回路に入力される。A/D変換回路に入力されたアナログ出力はここでデジタル信号に変換されて出力される。ここでは、複数のアンプICは使っているものの全体として1つの大きなマルチプレクサ(2260入力、1出力)を構成している。
次に図6に示される回路構成を説明する。ここではセンサ信号を転送するためのデータラインが該データラインの奇数群と偶数群に分けた各アンプに接続されている。各アンプからの出力は、図5に示される回路構成と同様にサンプルホールド回路を通ってそれぞれ奇数群と偶数群のアンプ(またはデータライン)に対応したアナログ・マルチプレクサに送られる。したがってアンプとマルチプレクサを有するアンプICはデータラインの奇数または偶数に対応して配され、それらアンプICからはそれぞれ奇数群の出力と偶数群の出力の2つのアナログ信号がそれぞれ別に出力される。奇数群出力、偶数群出力はそれぞれ奇数、偶数に対応したA/D変換回路に入力されるようにそれぞれ接続される。
結果として、図6に示される構成では、奇数群のアンプICと偶数群のアンプICでは奇数群と偶数群に対応した2種のマルチプレクサが構成されている。奇数及び偶数に対応したそれぞれのA/D変換回路からのデジタル出力はデジタル・マルチプレクサで合成されてひとつの連続するデジタル信号として出力される。
図7は、図6の様にアンプICからは奇数群と偶数群とに区別された2本のアナログ信号が出力される。ここでは、これら偶数群と奇数群に対応したアナログ出力をそれぞれ1つのアナログ・マルチプレクサ(2入力、1出力)に入力し1つのアナログ出力を得ている。これは図5と同様に1つの大きなマルチプレクサ(2260入力、1出力)が構成されていると考えられる。アナログ・マルチプレクサからのアナログ出力はA/D変換回路に入力され、デジタル出力に変換されて信号出力される。
図8に、図4に示されるエリアセンサを有する画像入力装置の一例として、X線撮像システムに適用した例を示す。また、図9に、エリアセンサを用いたX線撮像装置のX線を波長変換してエリアセンサで検出可能な波長に変換する場合の一例を示す。
図8は本発明のエリアセンサを用いたX線撮像装置のX線撮像システムへの応用例を示す図である。
電磁波発生源としてのX線チューブ6050で発生したX線6060は患者あるいは被検体6061の胸部などの観察部分6062を透過し、波長変換体としてシンチレータを上部に実装したエリアセンサ(光電変換装置)6040に入射する。この入射したX線には被検体6061の内部の情報が含まれている。X線の入射に対応してシンチレータは発光し、これを光電変換して、電気的情報を得る。この情報はデジタルに変換されイメージプロセッサ6070により画像処理され制御室(コントロールルーム)のディスプレイ6080で観察できる。
また、この情報は電話回線や無線6090等の伝送手段により遠隔地などへ転送でき、別の場所のドクタールームなどでディスプレイ6081に表示もしくはフィルムなどの出力により遠隔地の医師が診断することも可能である。得られた情報はフィルムプロセッサなどの記録手段6100により光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどの各種記録材料を用いた記録媒体、フィルムや紙などの記録媒体6110に記録や保存することもできる。
なお、前述したX線撮像装置は特に医療用に限定されず、非破壊検査等の用途にも用いることができる。
医療診断用や内部検査用のような非破壊検査に用いられているX線撮像装置では、上述した如くX線を人体などの被検体に曝射させ被検体を透過したX線を蛍光体などの波長変換体によりエリアセンサが検出可能な光に変換して、その光を光電変換素子などの光電変換部に照射して像情報を担う電気信号に変換している。
図9は、このようなX線撮像装置の一例を示す概略的構成図である。図9において、501はX線源、502はX線源501から放出されたX線が曝射される人体(患者)などの被検査体、503はX線を吸収する物質とX線を透過する物質を交互に配置した、散乱されたX線成分を除去し解像度を良くするためのグリッドである。504は波長変換体で、照射された電磁波を光電変換素子が感知できる波長の光にその波長を変換するために設けられる。通常これは、X線を吸収し光電変換素子が光電変換できる波長の光を発光するシンチレータが用いられ、より具体的にはCsI(沃化セシウム)、Gd2 2 S、などの蛍光体を好適に使用することができる。505は波長変換体504からの光を受けるエリアセンサである。本発明のエリアセンサはこの部分に適用することができる。
エリアセンサの構成は、上述したように、一般的に知られる光電変換素子をマトリクス状に配置したものが使用できる。例えば、特開平8−116044号公報などに開示されるような構成のものを使用することができる。
例えば、図10に示されるように、ガラスなどの少なくとも表面が絶縁性とされた基板1310上に順に第1の電極1301、絶縁層1302、アモルファスシリコンなどの光導電層1303、オーミックコンタクト層1304、電極層1305を有する構成の光電変換素子S11は、薄膜トランジスタ素子(TFT)T11と同じ順で各層が積層された構成となっているので、それら素子を同時に一つの基板上に形成することが可能である。光電変換素子S11の第1の電極1310はTFTのゲート電極、絶縁層1301はゲート絶縁膜、光導電層1302は半導体層、n+層などのオーミックコンタクト層1304はオーミックコンタクト層、電極層1305はソースまたはドレイン電極にそれぞれ用いられる。
また、図中、1306は窒化シリコン(SiN)などの保護層であり、1307はCsIなどの波長変換体である。SIGはデータラインである。
このような同一積層構成の素子により画素が形成される場合は、受像領域の大面積化、製造コストの低減に有利である。また、上記構成の光電変換素子は像の情報を持つX線が入射されることによりこれに対応した電荷を発生し素子内に電荷を蓄積することができるので非破壊的に情報を読み出すこともでき、駆動方法の豊富なバリエーションに対応可能であるという点でも好ましいものである。
以上説明したように、本発明の実施例によればゲートラインやデータラインのような受像領域を横断する配線の断線によって生じるような駆動不良やデータ取得ができなくなるといったような不具合が無く、安定した像情報の出力を行うことができ、信頼性に富んだエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供することができる。
また、本発明の実施例によれば、所望の駆動波形を供給することができるので高速で駆動することが可能となり、結果として動画取得にも適したエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を実現することができる。
また、本発明の実施例によれば、より大面積の受像領域を有するエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供でき、大面積化による駆動速度の低下も生じないかむしろ向上させることができ、あるいは、小面積の受像部を有するエリアセンサを組み合わせた場合に比べても、その駆動速度の低下を最小限にすることが可能であり、加えて、より高精細な読み取りや表示を可能にするエリアセンサ、該エリアセンサを有する画像入力装置および該エリアセンサの駆動方法を提供することができる。
本発明の実施例によれば、信号読み出し手段が、各データラインに対し個別に設けられたアンプとアナログ・マルチプレクサを有するアンプICと、A/Dコンバーターと、で構成されることにより、高速、高精度で信号を読み出すことが可能なエリアセンサが実現できる。
さらに本発明の実施例によれば、各アンプICの出力はセレクト信号で選択、制御可能であることにより、任意の順序で信号を読み出すことが可能なエリアセンサが実現できる。
さらに本発明の実施例によれば、各アンプICの出力を偶数群、奇数群に分けて構成するために、より高速の読み出しが可能なエリアセンサが実現できる。
さらに本発明の実施例によれば、各アンプICの出力を偶数群、奇数群に分けて構成し、マルチプレクサ動作(選択動作)させることにより信号の並び替えが不要で、画像処理が容易なエリアセンサが実現できる。
さらに本発明の実施例によればゲートラインの配線抵抗に起因するランダムノイズを減じ、高いSN比を実現することができる。
1 第1の読み出し装置
1a アンプ
1b アナログ・マルチプレクサ
2 第1のゲートドライバ
3 電源
6 第2のゲートドライバ
8 第2の読み出し装置
501 X線源
502 被検査体
503 グリッド
504 波長変換体
505 エリアセンサ
1310 基板
1301 第1の電極
1302 絶縁層
1303 光導電層
1304 オーミックコンタクト層
1305 電極層
1306 保護層
1307 波長変換体
6050 X線チューブ
6060 X線
6061 患者あるいは被検体
6062 観察部分
6040 エリアセンサ(光電変換装置)
6070 イメージプロセッサ
6080 ディスプレイ
6100 記録手段
6110 記録媒体
S11 光電変換素子
T11 薄膜トランジスタ素子(TFT)
SIG データライン
S 画素
PD 光電変換素子(ここではフォトダイオード)
Tr 薄膜トランジスタ(TFT)
Vs バイアスライン
Sig1〜SigN データライン
Vg1〜VgN ゲートライン

Claims (8)

  1. 薄膜トランジスタと該薄膜トランジスタのドレイン電極又はソース電極に接続された光電変換素子とを有する画素が2次元に複数配置された画素群と、
    一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続されたゲート線と、前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極に共通に接続された信号線と、前記ゲート線に駆動信号を印加して前記薄膜トランジスタの駆動を行う駆動手段と、前記信号線に接続された信号読み出し手段と、を有するエリアセンサにおいて、
    前記画素群は、第1の画素群と第2の画素群とを含み、
    複数の前記信号線は、前記第1の画素群に含まれ前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極にのみ共通に接続された第1の信号線と、前記第2の画素群に含まれ前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極にのみ共通に接続された第2の信号線と、を含み、
    複数の前記信号読み出し手段は、前記第1の信号線に接続された第1の信号読み出し手段と、前記第2の信号線に接続された第2の信号読み出し手段と、を含み、
    複数の前記ゲート線は、前記第1の画素群に含まれ前記一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続された第1のゲート線と、前記第2の画素群に含まれ前記一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続された第2のゲート線と、を含み、
    複数の前記駆動手段は、前記第1のゲート線の一端に接続された第1の駆動手段と、前記第1のゲート線の他端に接続された第2の駆動手段と、前記第2のゲート線の一端に接続された第3の駆動手段と、前記第2のゲート線の他端に接続された第4の駆動手段と、を含み、
    前記駆動信号は、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段から前記第1のゲート線に同じタイミングで印加される第1の駆動信号と、前記第3の駆動手段と前記第4の駆動手段から同じタイミングで印加される第2の駆動信号と、を含み、
    前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号は同じタイミングで印加されることを特徴とするエリアセンサ。
  2. 前記駆動手段は駆動を開始させるためのスタート信号が入力するスタート信号入力部を有し、前記第1の駆動手段、第2の駆動手段、第3の駆動手段、及び第4の駆動手段は、前記スタート信号が同時に与えられるもしくは共通の前記スタート信号が与えられることを特徴とする請求項1に記載のエリアセンサ。
  3. 前記第1の信号読み出し手段及び前記第2の信号読み出し手段から同じタイミングで信号読み出しが行われる請求項1又は2に記載のエリアセンサ。
  4. 前記薄膜トランジスタはアモルファスシリコンからなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のエリアセンサ。
  5. 前記ゲート線の材料の比抵抗が10μΩ・cmを超えるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエリアセンサ。
  6. X線を前記光電変換素子が感知できる波長の光に変換する波長変換体を更に有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のエリアセンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のエリアセンサと、
    電磁波発生源と、
    を有する画像入力装置。
  8. 薄膜トランジスタと該薄膜トランジスタのドレイン電極又はソース電極に接続された光電変換素子とを有する画素が2次元に複数配置された画素群と、一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続されたゲート線と、前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極に共通に接続された信号線と、前記ゲート線に駆動信号を印加して前記薄膜トランジスタの駆動を行う駆動手段と、前記信号線に接続された信号読み出し手段と、を有するエリアセンサの駆動方法であって、
    前記画素群は、第1の画素群と第2の画素群とを含み、
    複数の前記信号線は、前記第1の画素群に含まれ前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極にのみ共通に接続された第1の信号線と、前記第2の画素群に含まれ前記一方向と異なる方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極にのみ共通に接続された第2の信号線と、を含み、
    複数の前記信号読み出し手段は、前記第1の信号線に接続された第1の信号読み出し手段と、前記第2の信号線に接続された第2の信号読み出し手段と、を含み、
    複数の前記ゲート線は、前記第1の画素群に含まれ前記一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続された第1のゲート線と、前記第2の画素群に含まれ前記一方向に配列された複数の前記画素に対応する前記薄膜トランジスタのゲートに共通に接続された第2のゲート線と、を含み、
    複数の前記駆動手段は、前記第1のゲート線の一端に接続された第1の駆動手段と、前記第1のゲート線の他端に接続された第2の駆動手段と、前記第2のゲート線の一端に接続された第3の駆動手段と、前記第2のゲート線の他端に接続された第4の駆動手段と、を含み、
    前記駆動信号は、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段から前記第1のゲート線に同じタイミングで印加される第1の駆動信号と、前記第3の駆動手段と前記第4の駆動手段から同じタイミングで印加される第2の駆動信号と、を含み、
    前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号が同じタイミングで印加されることを特徴とするエリアセンサの駆動方法。
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