JP2010192135A - 回路装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケース本体部2の側壁の高さを回路基板5の下面より部分的に低く設定することによって、回路基板の下面側におけるケース側端子の一端部の半田付け部分を目視可能とする側面開口21,22,23,24を形成する。
【選択図】 図1
Description
この場合、上記半田接続を行う際には、回路基板の裏面がケースの側壁に囲まれて見えないため、回路基板の裏面側の半田状態を目視することができず、半田クラックなどの不具合が生じている不良品を信頼性高くかつ容易に発見することが困難であった。そのため、上記不具合が生じないようにより丁寧な半田付け作業を行う、或いはX線検査などのめんどうで費用のかかる検査を行う必要があった。
ところで、特許文献1には、回路基板の裏面側の半田状態を目視するための技術が開示され、この技術を上記回路装置にも適用することが考えられる。即ち特許文献1には、電子部品2と端子台3を搭載した第1のプリント配線板1、前記端子台からの端子ピン4を導出するように第1のプリント配線板を収納する金属ケ−ス5、金属ケ−スの端子ピン導出面に載置され、端子ピンが半田付けされるように配置する第2のプリント配線板6から成る電子回路装置において、金属ケ−スの端子ピン導出面に絶縁樹脂層10を形成し、その絶縁樹脂層は端子ピンと第2のプリント配線板の半田付け部分が目視できる厚さAとしたことを特徴とする電子回路装置が開示されている(特許文献1の図2参照)。
そこで本発明は、コネクタ部がケースに一体に設けられる回路装置において、装置全体の配置スペースや回路基板とコネクタ部の位置関係が限定されていても、回路基板裏側のケース側端子の半田付け部分が目視できる回路装置を提供することを目的としている。
前記ケース本体部の上面を塞ぐように配置されて前記ケースに取り付けられる回路基板と、
前記ケースに予め一体に設けられ、前記回路基板が前記ケースに取り付けられる際に、一端部が前記回路基板の対応するスルーホールに挿入されて半田付けされる複数のケース側端子と、を備える回路装置であって、
前記ケース側端子には、他端部が前記コネクタ部に配置されて前記コネクタ部とともに外部接続用のコネクタを構成するコネクタ端子が含まれ、
前記ケース本体部の側壁の高さが前記回路基板の下面より部分的に低く設定されることによって、前記回路基板の下面側における前記ケース側端子の一端部の半田付け部分を目視可能とする側面開口が形成されていることを特徴とする。
前記ケース側端子の一端部が挿入される各スルーホールが前記回路基板における前記コネクタ部に近い後縁に一列に並んで配置され、これによって前記ケース側端子の一端部の半田付け部分が、前記後側壁に沿って一列に並ぶ構成とされ、
前記側面開口は、前記後側壁、左側壁、及び右側壁に形成されているものである。
この態様であると、前記目視確認すべき箇所がケース本体部の後側に一列に並び、その周囲に側面開口があるため、前記目視確認が容易に可能となる。しかも、回路基板に半田付けされるケース側端子(コネクタ端子含む)の一端部がコネクタ部に近い回路基板の後縁に配置されるため、コネクタ端子が小型になる。また、ケース本体部の前側壁の全部と他の側壁の一部(上記側面開口が設けられていない部分)の高さを、回路基板よりも高く設定することによって、ケース全体の強度を確保し易い。
この態様であると、前記目視確認が全てのケース側端子について一度に(或いは少なくとも短時間に)可能となり、前記目視確認の作業がより容易となる。なお、コネクタ部の前端と回路基板の後縁との間に隙間が形成されていると、コネクタ部が目視の邪魔になり難いのに加えて、その隙間から外光が入って目視すべき箇所が明るくなり易く、それによっても前記目視確認が容易となる。
またこの態様であると、回路基板とケース側端子の半田付け部分が回路基板の後縁に配置され、その周囲近距離にはケースを構成する部材(ケース本体部の側壁や、コネクタ部の前端部)が存在しない構成になる。このため、上記ケース側端子の半田付け工程において高温の半田がケースを構成する部材(通常は合成樹脂)に接触してこれを損傷させる不具合の発生可能性が低減される効果もある。
本例は、本発明を車両におけるスマートエントリーシステムのアンテナ回路装置1に適用した場合の例である。スマートエントリーシステムは、車両のユーザが携帯する携帯機(電子キー)と車載機との間の無線通信によって認証を行い、認証結果が肯定的であれば車両ドアの自動解錠等を行うシステムである。アンテナ回路装置1は、車載機側のアンテナ回路を構成する装置であり、例えば車両におけるピラー(車体の柱)の内部に取り付けられる。
図1は、本例のアンテナ回路装置1(上蓋を取り外した状態、以下同様)の上面側を斜めに見た斜視図である。図2は、アンテナ回路装置1の平面図(上面側から見た図)である。図3(a)は、アンテナ回路装置1の後面図である。図3(b)は、アンテナ回路装置1を図1におけるX方向から見た図である。図3(c)は、アンテナ回路装置1を図1におけるY方向から見た図である。なお以下では、図2の紙面において、上方を前方、下方を後方、左方を左方、右方を右方という。また以下では、図2の紙面に直交する方向を上下方向とする。
この場合、ケース側端子としては、コネクタ端子6,7,8と、コイル端子9,10とがある。図1において符号6a,7a,8aで示すものが、コネクタ端子6,7,8の一端部であり、符号9a,10aで示すものが、コイル端子9,10の一端部である。また、図3(a)に符号6b,7b,8bで示すものが、コネクタ端子6,7,8の他端部であり、図1に符号9b,10bで示すものが、コイル端子9,10の他端部である。
なおアンテナ11は、電磁波を良好に放射するために、車体(金属)よりも離して配置する必要があり、そのためにケース本体部2の区画壁2jよりも前側の底面は、区画壁2jよりも後側の底面よりも高い位置に設けられており、装置1を車体に取り付けた状態では、アンテナ11と車体との間に十分な距離が確保される構成となっている。
また、ケース本体部2の上面側には、最終的に図示省略した上蓋が取り付けられ、この上蓋によってケース本体部2の上面側が覆われて、アンテナ11や回路基板5の周囲全体が覆われて保護される構成となっている。
また上記目視確認のために既述した特許文献1の従来技術を適用しようとしても、問題がある。というのは、単にケース4の高さ方向の位置を回路基板5から下方に下げることによって(逆にいえば、回路基板5の配置高さをケース4に対して増やすことによって)目視確認用の隙間を形成しようとすると、コネクタ部3の位置も回路基板5からずれてしまう、装置全体が高さ方向に大型化してしまうなどの問題が生じる。また、ケース本体部2の側壁全体の高さを低くする(ケース本体部2の高さ方向の大きさを小さくする)ことによって、コネクタ部3の位置を変えないでまた装置全体を大型化させないで、目視確認用の隙間を作ることも考えられるが、この場合には、ケース4全体の強度が不足する恐れがあるとともに、コネクタ部3が目視確認の邪魔になる問題が残る。
まず、ケース本体部2の側壁(この場合、後側壁2b、左側壁2c、及び右側壁2d)の高さを回路基板5の下面より部分的に低く設定することによって、前記回路基板の下面側における前記ケース側端子の一端部の半田付け部分を目視可能とする側面開口21,22,23,24を形成した。ここで、側面開口21は後側壁2bの左側(コネクタ部3よりも左側)の高さを低く設定することによって形成され、側面開口22は後側壁2bの右側(コネクタ部3よりも右側)の高さを低く設定することによって形成され、側面開口23は左側壁2cの後側の一部の高さを低く設定することによって形成され、側面開口24は右側壁2dの後側の一部の高さを低く設定することによって形成されている。
また、ケース側端子の一端部6a,7a,8a,9a,10aが挿入される各スルーホールを回路基板5におけるコネクタ部3に近い後縁に一列に並んだ状態に配置し、これによってケース側端子の一端部6a,7a,8a,9a,10aの半田付け部分が、ケース本体部2における後側壁2bに沿って一列に並ぶ構成とした。
また、コネクタ部3の横から(例えば、図1に示すX方向から)側面開口22,24や側面開口21,23を通して斜めに見ることによって、回路基板5の下面側におけるケース側端子の一端部6a,7a,8a,9a,10aの半田付け部分の全てが一度に目視可能となるように、後側壁2bの前面及びコネクタ部3の前端と回路基板5の後縁との間に前後方向において寸法S(図2に示す)の隙間を形成した。
例えば、前述の形態例では、スマートエントリーシステム用のアンテナ回路装置を例示した。しかし、他のシステム(例えばイモビライザシステム)のアンテナ回路装置でもよいし、ケースに回路基板のみを取り付けた回路装置(アンテナの無い回路装置)でもよい。
また本発明は、半田付け部の目視確認用の側面開口をコネクタとは反対側に設けた態様(即ち、ケース本体部の一側面にコネクタ部を形成し、これとは反対のケース本体部の他側面に側面開口を設け、この側面開口からケース本体部内に取り付けられた回路基板の下面側の半田付け部分が目視できる態様)でもよい。
2 ケース本体部
2a 前側壁
2b 後側壁
2c 左側壁
2d 右側壁
3 コネクタ部
4 ケース
5 回路基板
6,7,8 コネクタ端子(ケース側端子)
6a,7a,8a コネクタ端子の一端部(ケース側端子の一端部)
9,10 コイル端子(ケース側端子)
9a,10a コイル端子の一端部(ケース側端子の一端部)
21,22,23,24 側面開口
Claims (3)
- 上面が開口した箱型のケース本体部を有し、このケース本体部の側面から側方に突出するようにコネクタ部が一体に形成されたケースと、
前記ケース本体部の上面を塞ぐように配置されて前記ケースに取り付けられる回路基板と、
前記ケースに予め一体に設けられ、前記回路基板が前記ケースに取り付けられる際に、一端部が前記回路基板の対応するスルーホールに挿入されて半田付けされる複数のケース側端子と、を備える回路装置であって、
前記ケース側端子には、他端部が前記コネクタ部に配置されて前記コネクタ部とともに外部接続用のコネクタを構成するコネクタ端子が含まれ、
前記ケース本体部の側壁の高さが前記回路基板の下面より部分的に低く設定されることによって、前記回路基板の下面側における前記ケース側端子の一端部の半田付け部分を目視可能とする側面開口が形成されていることを特徴とする回路装置。 - 前記ケース本体部は、前側壁、後側壁、左側壁、及び右側壁を四方に有するもので、前記コネクタ部は後側壁から後方に突出するように形成され、
前記ケース側端子の一端部が挿入される各スルーホールは前記回路基板における前記コネクタ部に近い後縁に一列に並んで配置され、これによって前記ケース側端子の一端部の半田付け部分が、前記後側壁に沿って一列に並ぶ構成とされ、
前記側面開口は、前記後側壁、左側壁、及び右側壁に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路装置。 - 前記コネクタ部の横から前記側面開口を通して斜めに見ることによって、前記回路基板の下面側における前記ケース側端子の一端部の半田付け部分の全てが目視可能となるように、前記後側壁の前面及び前記コネクタ部の前端と前記回路基板の後縁との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項2に記載の回路装置。
Priority Applications (1)
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JP2009032306A Pending JP2010192135A (ja) | 2009-02-16 | 2009-02-16 | 回路装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012115052A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
JP2013096782A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Denso Corp | 電流検出装置 |
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- 2009-02-16 JP JP2009032306A patent/JP2010192135A/ja active Pending
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