JP2010192067A - 磁気ヘッドユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 連続する磁気カードの読み書き処理を停止させることなく磁気ヘッドのクリーニングを自動的に行うことができ、かつ磁気カードの傷や汚れの発生を防止することが可能な磁気ヘッドのクリーニング機構を有する磁気ヘッドユニットを提供すること。
【解決手段】 回転軸10上に軸対称となるように1対以上の磁気ヘッド1を備え、回転軸10に対して軸対称となる位置で、それぞれ磁気カード4の読み書き処理および磁気ヘッド1のクリーニングを行えるようにし、定期回数の読み書き処理後に回転軸10が回転することにより、読み書き処理後の磁気ヘッド1を順次クリーニング位置に配置し、クリーニング後の他の磁気ヘッド1を順次読み書き処理位置に配置させる構造とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、磁気カードの磁気記録情報を読み書きするための磁気ヘッドをクリーニングする機構を有する磁気ヘッドユニットに関するものである。
従来から、磁気カードの磁気記録情報を読み書きするリーダライタ装置には、磁気ヘッドが使用されている。磁気カードからゴミ等が転写して磁気ヘッドが汚れた場合、磁気記録情報の読み書きにおいてエラーが発生する、あるいは磁気カードの搬送傷等の不具合が発生する事が課題であった。
そのような課題に対処するための磁気ヘッドのクリーニング方法として、特許文献1に開示されるクリーニングカードを用いるものがある。特許文献1に開示されるクリーニングカードは、磁気ヘッドの清浄に際しては、機器本体を分解することなく、磁気記録層を有するカード類と同一の取扱要領で磁気ヘッドを簡単に清掃することができる磁気ヘッド用クリーニングカードを提供するために、カード式磁気記録媒体の磁気情報の再生および記録を行なう磁気ヘッドを有する磁気記録再生装置を清掃するクリーニングカードにおいて、前記クリーニングカードは前記カード式磁気記録媒体とほぼ同一の外形寸法にして、 かつ表面に研磨材を固着形成して構成されるものとしている。
クリーニングカードとしては、磁気ヘッドと接触する面に研磨剤を塗布した乾式のクリーニングカードや、磁気ヘッドと接触する面に貼り付けたフェルトにアルコール等を浸み込ませた湿式のクリーニングカードが知られている。
また、特許文献2には、磁気ヘッドのクリーニングについて、プリペイドカード等カード状の記憶媒体を対象とし情報の書込みや読出を行う磁気カード装置に関し、情報の書込みや読出しが行われる磁気カードを装置に挿入することによってヘッドがセルフクリーニングされる磁気カード装置とそのクリーニング方法の提供を目的として、磁気カードの情報書込領域が磁気ヘッドと対向する位置に搬送される間または磁気ヘッドを通過した磁気カードが装置から排出される間に、ヘッドローラに巻着されたシートまたは磁気カードに貼着されたシートによって磁気ヘッドの表面をクリーニングするように構成する技術が開示されている。
図3は、クリーニングカードを用いて磁気ヘッドをクリーニングする構成を模式的に示す図である。情報を読み書きするための磁気カードではないクリーニングカード2を用いて磁気ヘッド1のクリーニングを行う方法では、次のような課題がある。磁気カードを複数枚連続してリーダライタで読み書き処理を行うと、磁気ヘッド1に汚れが徐徐に転写され、その汚れによって磁気カード表面に傷等が発生することがある。そのような場合には、読み書き処理を一旦停止してクリーニング処理を行う必要があり、磁気カードの連続読み書き処理の効率が悪くなる。また、磁気カード表面の傷発生に気づくのが遅れれば、多くの傷付き磁気カードを発生させる等の課題である。
図4は、磁気ヘッド部と対向するクリーニング用ローラによりクリーニングする構成を模式的に示す図である。特許文献2にも開示される図4に示す方式では、磁気ヘッドのゴミだけでなく、磁気カード裏面に付着したゴミ等もクリーニング用ローラに転写するため、該ローラ自体のクリーニング頻度を高くせざるを得ず、また該ローラに付着したゴミが磁気カード裏面の傷や汚れの発生原因となる課題があった。
そこで本発明では、上記課題を解決するために、連続する磁気カードの読み書き処理を停止させることなく磁気ヘッドのクリーニングを自動的に行うことができ、かつ磁気カードの傷や汚れの発生を防止することが可能な磁気ヘッドのクリーニング機構を有する磁気ヘッドユニットを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、回転軸上に軸対称となるように1対以上の磁気ヘッドを備え、前記回転軸に対して軸対称となる位置で、それぞれ磁気カードの読み書き処理および磁気ヘッドのクリーニングを行えるようにし、定期回数の読み書き処理後に前記回転軸が回転することにより、読み書き処理後の磁気ヘッドを順次クリーニング位置に配置し、クリーニング後の他の磁気ヘッドを順次読み書き処理位置に配置させる構造としている。
磁気ヘッドのクリーニング機構としては、リールに巻かれたクリーニングテープをフィードしながらテンションローラにて磁気ヘッドに押圧させ、他のリールに巻き取りながらクリーニングを行う構造としている。
回転軸の回転角度は、磁気ヘッドを固定している回転軸を中心として、軸対称の位置にある1対の磁気ヘッドが、それぞれ読み書き処理位置と、テンションローラに接触する位置に配置させる180°としても良いが、軸対称となる多数対の磁気ヘッドを用いて、隣り合う磁気ヘッド同士のなす角度としても良い。
また、隣り合う磁気ヘッド同士のなす角度は、必ずしも一定でなくても良いが、制御性向上のためには、一定の角度であることが望ましい。
本発明は、回転軸上に磁気ヘッドを1対若しくは多数対備え、回転軸を回転させるだけで、読み書き処理により汚染された磁気ヘッドを順次クリーニングされた磁気ヘッドと交換できることにより、読み書き処理を停止することなく磁気ヘッドのクリーニングを並行して行うことが可能である。
磁気ヘッドの汚れを定期的にクリーニングすることにより、磁気カードの傷や汚れの防止が可能である。
クリーニングテープで磁気ヘッドをクリーニングする事により、磁気カード裏面への傷や汚れの発生を防止することが可能である。
磁気ヘッドを多数対備えることにより、磁気ヘッドの寿命を延ばすことが可能となり、使用頻度の高いものや、長期間使用する装置に対して、傷破損防止や、読み書きエラー防止を向上させることが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における磁気ヘッドのクリーニング機構を有する磁気ヘッドユニットを説明する図である。1対の磁気ヘッド1を回転軸10上に、磁気ヘッド1の読み書き部を回転軸10の外周方向に向けて軸対称になるよう固定する。回転軸10としては、例えば直径5mmのものを用いることができる。図1では、回転軸10は、時計回りに回転するようにしているが、回転方向としては、時計回りでも反時計まわりでも良い。
図1は、本発明の実施の形態1における磁気ヘッドのクリーニング機構を有する磁気ヘッドユニットを説明する図である。1対の磁気ヘッド1を回転軸10上に、磁気ヘッド1の読み書き部を回転軸10の外周方向に向けて軸対称になるよう固定する。回転軸10としては、例えば直径5mmのものを用いることができる。図1では、回転軸10は、時計回りに回転するようにしているが、回転方向としては、時計回りでも反時計まわりでも良い。
例えば、直径20mm、幅12mmのクリーニングテープ用リール11(巻芯)に、長さ10m、幅12mmのクリーニングテープ8を巻きつけたものを用いて、巻取り用リール12を対向して巻取り装置に取り付けたユニットとすることができる。クリーニングテープ用リール11と巻き取り用リール12は、位置が逆であっても良い。
クリーニングテープ8を磁気ヘッド1に接触させる箇所に、例えば、直径20mm、幅15mmのテンションローラ9を、テープの押圧が約0.5kgfになるように調整して巻き取り装置に設置することができる。尚、テンションローラ9の材質は、磁気ヘッド1に対しクリーニングテープ8の密着度を良くするため、シリコンゴム製のものとしても良い。
このような磁気ヘッドユニットを用い、連続カード読み書き処理を行い、磁気カード4への傷発生までの読み書き処理のカード数を調べてみたところ、表1に示す結果が得られた。
この結果により、本発明の実施の形態1の磁気ヘッドユニットを用いて、ほぼ1000枚毎にクリーニングを行えば、傷が発生しないことが確認できたので、磁気カード4の傷破損防止に有効な構成とすることができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における磁気ヘッドのクリーニング機構を有する磁気ヘッドユニットを説明する図である。回転軸10上に多数対の磁気ヘッド1を設置した多数対型磁気ヘッドユニット7とする場合には、それぞれの磁気ヘッド1にかかる読み書き処理のカード数の負荷を減らすことができるので、磁気ヘッドユニット自体の寿命を延ばすことに有用な構成が可能となる。例えば、2対あるいは3対の磁気ヘッド1を備えるようにすれば、原理的には、1対の磁気ヘッド1を備える構成よりも、2倍および3倍の寿命が期待できる。
図2は、本発明の実施の形態2における磁気ヘッドのクリーニング機構を有する磁気ヘッドユニットを説明する図である。回転軸10上に多数対の磁気ヘッド1を設置した多数対型磁気ヘッドユニット7とする場合には、それぞれの磁気ヘッド1にかかる読み書き処理のカード数の負荷を減らすことができるので、磁気ヘッドユニット自体の寿命を延ばすことに有用な構成が可能となる。例えば、2対あるいは3対の磁気ヘッド1を備えるようにすれば、原理的には、1対の磁気ヘッド1を備える構成よりも、2倍および3倍の寿命が期待できる。
図2の構成によれば、磁気ヘッド1のクリーニングは、磁気カード4の読み書き位置の軸対称となる180°回転した側でなくても、90°回転または270°回転した側でも行うことが可能であるが、クリーニングテープ用リール11および巻き取り用リール12の配置を考慮すると、180°回転した側であることが望ましい。
また、多数対の磁気ヘッド1のそれぞれの対を、異なる仕様で構成するいわゆるマルチ仕様磁気ヘッドとすることにより、1つの磁気ヘッドユニットで、複数種の異なる仕様の磁気カードの読み書き処理に対応することも可能となる。
1 磁気ヘッド
2 クリーニングカード
3 ヘッドクリーニング媒体
4 磁気カード
5 磁気カードの記録再生部
6 クリーニング用ローラ
7 多数対型磁気ヘッドユニット
8 クリーニングテープ
9 テンションローラ
10 回転軸
11 クリーニングテープ用リール
12 巻き取り用リール
2 クリーニングカード
3 ヘッドクリーニング媒体
4 磁気カード
5 磁気カードの記録再生部
6 クリーニング用ローラ
7 多数対型磁気ヘッドユニット
8 クリーニングテープ
9 テンションローラ
10 回転軸
11 クリーニングテープ用リール
12 巻き取り用リール
Claims (2)
- 回転軸上に軸対称となるように1対以上の磁気ヘッドを備え、前記回転軸に対して軸対称となる位置で、それぞれ磁気カードの読み書き処理および磁気ヘッドのクリーニングを行えるようにし、定期回数の読み書き処理後に前記回転軸が回転することにより、読み書き処理後の磁気ヘッドを順次クリーニング位置に配置し、クリーニング後の他の磁気ヘッドを順次読み書き処理位置に配置させる構造とすることを特徴とする磁気ヘッドユニット。
- 前記磁気ヘッドのクリーニングを、リールに巻かれたクリーニングテープをフィードしながらテンションローラにて前記磁気ヘッドに押圧させ、他のリールに巻き取りながら行う構造としたことを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッドユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009038141A JP2010192067A (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 磁気ヘッドユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009038141A JP2010192067A (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 磁気ヘッドユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010192067A true JP2010192067A (ja) | 2010-09-02 |
Family
ID=42817943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009038141A Pending JP2010192067A (ja) | 2009-02-20 | 2009-02-20 | 磁気ヘッドユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010192067A (ja) |
-
2009
- 2009-02-20 JP JP2009038141A patent/JP2010192067A/ja active Pending
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