JP2010189894A - セパレータ切断工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】人力によってセパレータを折る作業における作業者の負担を軽減でき、効率のよいセパ折りを実現できるセパレータ切断工具を提供する。
【解決手段】コンクリートの型枠形成に使用されるセパレータSPを折るために使用される工具であって、セパレータSPの軸端部を収容しうる、略筒状の開口部2hを有しており、開口部2hの内面に、セパレータSPの端部に形成されているネジ部Sと係合しうる係合突起3を備えている。セパレータSPの軸端部を開口部2hに挿入してセパレータSPを揺動させたときに、工具に加えた力を確実にセパレータSPを折り曲げる力に利用できるので、従来の工具に比べて、一本のセパレータを折るために必要とする力を軽減することができる。よって、セパレータSPを折る作業における作業者の負担を軽減でき、セパレータSPの先端を切断する作業工数が多くても、その作業負担を軽減でき、作業時間も短くできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セパレータ切断工具に関する。さらに詳しくは、打設されたコンクリート壁面から突出する型枠用セパレータの先端部分を折断するためのセパレータ折断工具に関する。
型枠用セパレータ(以下、単にセパレータという)は、土木・建築現場の型枠工事において、型枠堰板と支保工で形成された型枠をコンクリートの側圧に対して所定の寸法を保持するために使用される仮設金物である。
図6はセパレータを使用した建築現場の型枠工事の概略説明図である。図7はセパレータを使用した建築現場の型枠工事の概略説明図であって、型枠堰板Pを外した状態の説明図である。
図6および図7において、符号Pは型枠堰板、符号SPはセパレータ、符号Cは型枠堰板P内に流し込まれたコンクリートをそれぞれ示している。図6および図7に示すように壁や擁壁、梁等のコンクリート構造物を形成する場合には、まず、パイプやセパレータSPによって、コンクリート構造物の形状を有する空間(打設空間)ができるように型枠堰板Pを組み立て、前記打設空間にコンクリートCを打設する(図6)。
そして、打設したコンクリートが硬化した後、型枠堰板Pが解体される。すると、コンクリート構造物Cが露出するのであるが、このコンクリート構造物Cの側面にはセパレータSPの先端が突出した状態になる(図7)ので、このセパレータSPの先端は型枠堰板Pを解体した後に除去される。
このセパレータSPの先端を除去する方法として、従来からセパレータSPの先端を折って除去することが行われている。
セパレータSPの先端を折る方法として、ハンマーなどによって叩いて折り曲げる方法とセパレータSPの先端を保持して力を加えて折り曲げる方法が考えられる。
しかし、セパレータSPの先端をハンマーなどによって叩いた場合には、ハンマーで叩いたときの衝撃によってセパレータSPとコンクリートCとの結合が外れ、セパレータSPとコンクリートCとの間に隙間ができてしまう可能性がある。
そこで、通常は、セパレータSPの先端を折るための工具(セパレータ折断用工具)によってセパレータSPの先端を保持した状態でセパレータSPに折り曲げる力を加えて、セパレータSPの先端を折っている(例えば特許文献1〜3参照)。
特許文献1〜3に記載されているセパレータ折断用工具では、工具の一端に穴が形成されており、この穴にセパレータSPの先端を挿入して、セパレータSPに折り曲げる力を加える。具体的には、図8に示すように、セパレータ折断用工具STをその一端を支点と揺動させると、セパレータSPの先端は折れ曲がる。よって、セパレータ折断用工具STの揺動を何回も繰り返せば、セパレータSPの先端を切断することができる。
しかるに、特許文献1〜3のセパレータ折断用工具によってセパレータSPの先端を切断する作業は人力による単調作業であり、一本のセパレータSPを折る作業でも非常に重労働である。しかも、セパレータSPは型枠を形成する際に非常に多く使用されるので、コンクリート構造物を形成した後、セパレータSPの先端を切断する作業工数も非常に多くなり、全セパレータSPの先端除去には長時間を要する。
一本のセパレータSPを折る作業における作業者の負担を軽減できれば、セパレータSPの先端を切断する作業工数が多くても、その作業負担を軽減でき、作業時間も短くできる。
しかし、現在のところ、人力によってセパレータSPを折る作業における作業者の負担を十分に軽減できるセパレータ折断用工具は開発されていない。
実用新案登録第3028810号公報 実開昭58−181472号公報 実開昭61−178678号公報
本発明は上記事情に鑑み、人力によってセパレータを折る作業における作業者の負担を軽減でき、効率のよいセパ折りを実現できるセパレータ切断工具を提供することを目的とする。
第1発明のセパレータ切断工具は、コンクリートの型枠形成に使用されるセパレータを折るために使用される工具であって、前記セパレータの軸端部を収容しうる、略筒状の開口部を有しており、該開口部の内面に、前記セパレータの端部に形成されているネジ部と係合しうる係合突起を備えていることを特徴とする。
第2発明のセパレータ切断工具は、第1発明において、軸状の本体部と、該本体部の一端に設けられた先端部とを備えており、該先端部に前記開口部が形成されており、該開口部の中心軸方向は、前記本体部の軸方向に対して傾斜するように設けられていることを特徴とする。
第3発明のセパレータ切断工具は、第1または第2発明において、前記開口部は、先端から内方に向かって内径が大きくなるように形成されていることを特徴とする。
第4発明のセパレータ切断工具は、第1、第2または第3発明において、前記係合突起は、該開口部の中心軸の方向に沿って複数形成されており、該開口部の中心軸を含む面内において、該中心軸に対して互いに非対称となるように設けられていることを特徴とする。
第5発明のセパレータ切断工具は、第2、第3または第4発明において、前記先端部は、前記本体部に対して、着脱可能に取り付けられている。
第1発明によれば、開口部の内面に係合突起が設けられているので、セパレータの軸端部を開口部に挿入してセパレータを揺動させたときに、係合突起がセパレータの端部に形成されているネジ部と係合する。すると、工具に加えた力を確実にセパレータを折り曲げる力に利用できるので、従来の工具に比べて、一本のセパレータを折るために必要とする力を軽減することができる。よって、セパレータを折る作業における作業者の負担を軽減でき、セパレータの先端を切断する作業工数が多くても、その作業負担を軽減でき、作業時間も短くできる。
第2発明によれば、開口部の中心軸方向と本体部の軸方向がいずれもほぼ水平になるようにセパレータの軸端部を開口部に挿入してセパレータを上下に揺動させれば、セパレータには、上下方向に折り曲げる力に加えて、わずかな捻りが加わる。捻りが加わることによってセパレータは折れやすくなるので、セパレータに対して上下方向に折り曲げる力だけを加える場合に比べて、一本のセパレータを折るために必要とする力を軽減することができる。
第3発明によれば、セパレータ切断工具を揺動させたときに、セパレータの先端とセパレータ切断工具とをしっかりと係合させることができるから、セパレータ切断工具に加える力が小さくても、セパレータSPの先端を折り曲げることができる。
第4発明によれば、係合突起が、開口部の中心軸を含む面内において、中心軸に対して互いに非対称となるように設けられているので、セパレータの先端とセパレータ切断工具とをしっかりと係合させることができる。よって、セパレータ切断工具に加える力が小さくても、セパレータSPの先端を折り曲げることができる。
第5発明によれば、異なる開口部径を有する先端部を準備しておけば、先端部を取り替えるだけで、異なるサイズのセパレータにも使用できる。
第1実施形態のセパレータ切断工具1の概略説明図であって、(A)は全体図であり、(B)は先端部2の概略拡大断面図である。 第1実施形態のセパレータ切断工具1によってセパレータを切断する作業の概略説明図である。 第2実施形態のセパレータ切断工具1Bの概略説明図であって、(A)は全体図であり、(B)は先端部2Bの概略拡大断面図である。 第2実施形態のセパレータ切断工具1Bによってセパレータを切断する作業の概略説明図であって、(A)は側面図であり、(B)は(A)のB−B線断面矢視図である。 先端部2内面に形成される係合突起3の例を示した図である。 セパレータSPを使用した建築現場の型枠工事の概略説明図である。 セパレータSPを使用した建築現場の型枠工事の概略説明図であって、型枠堰板Pを外した状態の説明図である。 セパレータSPの先端を折り曲げて切断する作業の概略説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、第1実施形態のセパレータ切断工具1を説明する前に、セパレータ切断工具1によって切断するセパレータSPを説明する。
図2において、符号Cは打設されたコンクリート構造物を示している。このコンクリート構造物Cには、型枠の形成時および型枠に加わるコンクリートの側圧に対して所定の寸法を保持するために使用されていたセパレータSPの軸Aが埋設される。このセパレータSPの軸Aは、その先端部をコンクリート構造物Cの側面から突出させた状態で埋設される。
このセパレータSPには、その先端部にカップ状の部材Bが設けられている。型枠は、この部材Bの先端(開口側の端部)と型枠堰板Pとが密着するように形成されるので、部材Bは、その内部に空間を有する状態でコンクリート構造物Cに埋設される。このため、部材Bの内部の空間に、セパレータSPの軸Aの切断すべき先端部が配置されるのである。
なお、セパレータSPの軸Aには、軸径が他の部分よりも細くなったくびれ部Tが形成されている。このくびれ部Tは、セパレータSPがコンクリート構造物Cに埋設された状態において、部材Bの近傍、言い換えれば、コンクリート構造物Cの表面近傍に位置するように形成されるが、その理由は後述する。
つぎに、第1実施形態のセパレータ切断工具1を説明する。
図1に示すように第1実施形態のセパレータ切断工具1は、先端部2と本体部5とから構成されている。
まず、本体部5は軸状の部材であって、その先端に先端部2が連結され、基端部に人が保持するためのグリップ1gが設けられている。この本体部5は、例えば、ステンレスや鉄、アルミ合金等で形成されたパイプによって形成することができる。
なお、本体部5はパイプ状である必要はなく、中実な棒状でもよい。また、本体部5の長さや軸径も特に限定されないが、例えば、長さ300〜400mm、軸径15〜20mm程度が作業性の点から好ましい。
また、本体部5は軸状であれば作業を行う上で取り扱いが容易になるが、必ずしも軸状である必要はない。つまり、本体部5の形状もとくに限定されず、後述するように、本体部5を人が保持した作業者が、先端部2の先端を支点として人力で揺動させることができるように形成されていればよい。
前記本体部5の先端には、先端部2が設けられている。この先端部2には、その先端(図1で左端)に開口を有する略筒状の開口部2hが形成されている。この開口部2hは、その中心軸2cが本体部5の中心軸5cと一致するように設けられており、その内径が前記セパレータSPの軸Aの軸径よりも少し大きくなるように形成されている。例えば、開口部2hの内径は、セパレータSPの軸Aの軸径よりも1〜3mm程度大きくなるように、より好ましくは2mm程度大きくなるように形成される。
そして、開口部2hは、その軸方向の長さはとくに限定されないが、40mm以上、つまり、部材Bの内部から突出しているセパレータSPの軸Aの先端部の長さLよりも長くなるように形成されている。
一方、先端部2の先端は、その外径が前記セパレータPの部材Bの空間内に入れることができる程度の大きさに形成されている。
第1実施形態のセパレータ切断工具1は上記のごとき構造を有するので、先端部2の先端開口から開口部2h内にセパレータSPの軸Aの先端部を挿入することができる。しかも、セパレータSPの軸Aの先端部を開口部2h内に挿入したまま、先端部2の先端をセパレータSPの部材Bの空間内に配置できるのである(図2参照)
また、前記開口部2hの内面には、開口部の中心軸2c方向に沿って複数の係合突起3が設けられている。この係合突起3の形状はとくに限定されず、セパレータSPのネジ部が係合できる形状であればよい。
以上のごとき形状を有するセパレータ切断工具1によってセパレータSPの先端を切断する作業を説明する。
図2のごとき状態で埋設されているセパレータSPの先端部を切断する場合、まず、セパレータ切断工具1の先端から開口部2h内にセパレータSPの先端を挿入する。このとき、先端部2の先端が部材Bの内面に突き当たるまで挿入する。
先端部2が部材Bの内面に突き当たるまで挿入すると、セパレータ切断工具1のグリップ1gを握って、作業者がセパレータ切断工具1の先端(部材Bの内面との接触点)を支点としてセパレータ切断工具1を上下に揺動させる。
すると、セパレータSPの先端部のネジ部Sと係合突起3が係合するので、セパレータ切断工具1を揺動する力が、セパレータSPの先端部に加わり、セパレータSPの先端部も上下に揺動される。
セパレータSPはその軸Aがコンクリート構造物Cに埋設されているので、その先端部が揺動されると、コンクリート構造物Cに埋設されている部分と先端部(開口部2h内の部分)との間で折れ曲がる。このとき、セパレータSPにはくびれ部Tが形成されており、このくびれ部Tがコンクリート構造物Cの表面近傍に位置しているので、軸Aはくびれ部Tで折れ曲がる。
そして、セパレータ切断工具1を上下に何回も揺動させれば、やがて軸Aは、そのくびれ部Tで切断される。
以上のごとく、第1実施形態のセパレータ切断工具1では、セパレータSPの先端部を開口部2hに挿入してセパレータ切断工具1を揺動させれば、セパレータSPの先端部を切断することができる。
しかも、セパレータ切断工具1を揺動させたときに、係合突起3がセパレータSPの端部に形成されているネジ部Sと係合するから、セパレータ切断工具1に加えた力を確実にセパレータSPを折り曲げる力に利用できる。
このため、従来の工具に比べて、一本のセパレータSPを折るために必要とする力を軽減することができるし、一本のセパレータSPを折るために必要な時間も短くできるから、セパレータSPを折る作業における作業者の負担を軽減できる。すると、切断するセパレータSPの数が多くても、言い換えれば、セパレータSPの先端を切断する作業工数が多くても、その作業負担を軽減できるし、作業時間も短くできる。
また、係合突起3は、開口部2hの軸方向に沿って複数形成されているので、セパレータSPのネジ部Sと係合突起3との係合部分が多くなる。すると、セパレータ切断工具1に加えた力をより確実にセパレータSPの先端に伝達できるので、セパレータ切断工具1に加える力が小さくても、セパレータSPの先端を折り曲げることができる。
とくに、係合突起3を、開口部2hの中心軸2cを含む面内において、中心軸2cに対して互いに非対称となるように設けると好適である。
つまり、中心軸2cを挟んで対向する係合突起3の先端の位置が開口部2hの中心軸2c方向に沿ってズレた状態となるように設ける(図1の3a、3b参照)。すると、ネジ部Sの両側(セパレータSPの中心軸を挟んだ両側)のねじ山が係合突起3に係合しやすくなるから、セパレータSPの先端のネジ部Sと係合突起3とをより効果的に係合させることができる。なぜなら、開口部2hの内径は、セパレータSPの軸Aの軸径よりも1〜3mm程度大きいので、セパレータ切断工具1を揺動させたときに、セパレータSPの先端部は、その中心軸が開口部2hの中心軸2cに対して傾いた状態でネジ部Sが係合突起3に係合するからである。
なお、複数の係合突起3は、開口部2hの内面全長に渡って設けてもよいし、内面の一部分だけに設けてもよく、とくに限定されない。
また、この開口部2hは、先端から内方に向うにしたがってその内径が大きくなるように形成されていてもよい。つまり、図1(B)に示すように、開口部2hは、先端側の内径D1よりも内方の部分の内径D2が大きくなるように形成された部分を備えていてもよい。つまり、開口部2hは、先端から奥に向かうに従って空間が広がるように、内面が傾斜した傾斜面となるように形成されていてもよい。例えば、セパレータSPの軸Aの軸径が7mm程度であって、開口部2hの内径D1が9mm程度であれば、6度程度傾斜するように形成する。
この場合、セパレータ切断工具1を揺動させたときに、セパレータSPの先端部のネジ部S側面と開口部2h内面とが平行に近くなった状態で係合する。すると、ネジ部Sの片側に位置するねじ山しか係合突起3に係合しなくなる可能性はあるが、片側だけでもネジ部Sのねじ山と係合する係合突起3の数を多くなる。よって、この構造としても、セパレータ切断工具1に加えた力をより効果的にセパレータSPに伝えることができる。
なお、開口部2hは、その内面全長に渡って傾斜面としてもよいし、係合突起3が形成されている部分だけを傾斜面としてもよく、とくに限定されない。
なお、上記例では、先端部2と本体部5とが固定されている場合を説明したが、先端部2と本体部5とは着脱可能としてもよい。この場合には、異なる開口部径を有する先端部2を準備しておけば、先端部2を取り替えるだけで、異なるサイズのセパレータSPの切断作業を行うことができる。
また、先端部2の基端に、専用の本体部5以外の一般的な部材、例えば、ハンマーの持ち手部分等にネジ結合等によって取り付けることができるようにしてもよい。この場合、先端部2だけを保有しておけば、セパレータSPの切断作業を行うことができる。
つぎに、第2実施形態のセパレータ切断工具1Bを説明する。
第2実施形態のセパレータ切断工具1Bは、第1実施形態のセパレータ切断工具1に対してその開口部2hの配置が異なるものである。第2実施形態のセパレータ切断工具1Bにおいて、開口部2hの配置以外の部分は第1実施形態のセパレータ切断工具1と実質同等の構造を有するので、以下では、第1実施形態のセパレータ切断工具1と実質同等の構造を有する部分の説明は割愛する。
図3に示すように、第2実施形態のセパレータ切断工具1Bでは、先端部2Bの開口部2hは、その中心軸2cが本体部5Bの中心軸5cに対してわずかに傾斜した状態となるように設けられている。例えば、開口部2hの中心軸2cは、本体部5Bの中心軸5cに対してなす角θが、5〜12度程度、より好ましくは6〜8度程度となるように形成されている。
かかる構造のセパレータ切断工具1BによってセパレータSPの先端を切断する場合には、図4に示すように、開口部2hにセパレータSPを挿入する。具体的には、図4(B)に示すように、セパレータSPを挿入した状態のセパレータ切断工具1Bを上方から見たときに、本体部5Bの中心軸5cがセパレータSPの中心軸に対してわずかに傾斜した状態となるように、開口部2hにセパレータSPを挿入する。
すると、この状態でセパレータ切断工具1Bを上下に揺動させれば、セパレータSPのくびれ部Tに対して、上下方向に折り曲げる力に加えて、わずかな捻りが加わる。
すると、セパレータSPのくびれ部Tに対して上下方向に折り曲げる力だけが加わる場合に比べて、セパレータSPのくびれ部Tが折れやすくなるので、一本のセパレータSPを折るために必要とする力を軽減することができる。
しかも、作業者は、従来のセパレータ切断工具と同様に工具を上下に揺動させるだけでよいので、作業が簡単であるし、セパレータSP先端を捻るための余分な力や技術も不要である。
しかも、開口部2hの中心軸2cと本体部5Bの中心軸5cに対してなす角θが小さいので、セパレータSPを中心軸周りに回転させようとする力はそれほど大きくならない。このため、セパレータSPのくびれ部Tに対してわずかな捻りが加わっても、セパレータSPの軸Aがその軸周りに回転することが無いから、セパレータSPの軸Aがコンクリート構造物から剥離することもない。
また、セパレータ切断工具1の開口部2hの断面形状はとくに限定されず、一般的な円形断面や種々の形状とすることができる。図5にはセパレータ切断工具1の開口部2hを先端面側から見たときにおける開口部2hの形状を示している。図5(A)は円形断面の場合でありその内面に沿って係合突起3が形成されている。また、開口部2hの形状は、略花弁状(図5(B))や十字状(図5(C))に形成されていてもよく、この場合も、その内面に沿って係合突起3が形成される。
そして、略花弁状(図5(B))や十字状(図5(C))の場合には、内部の空間に向かって突出した部分があるので、円形断面の場合に比べて、係合突起3とセパレータSPのネジSとが係合しやすい上に、しっかりと係合させることができる。
なお、図5において、符号2gは開口部2hに形成されている溝を示している。この溝2gは、開口部2hの先端から軸方向に沿って形成されている。この溝2gは、セパレータSPの先端部の側面に突起が形成されている場合において、セパレータSPの先端Sを開口部2hに挿入するときにその突起を収納するための溝であるが、セパレータSPがその先端部の側面に突起を有しない場合には設けなくてもよい。
本発明のセパレータ切断工具は、打設されたコンクリート壁面から突出する型枠用セパレータの先端部分を折断する工具として適している。
1 セパレータ切断工具
2 先端部
2h 開口部
2c 中心軸
3 係合突起
5 本体部
5c 中心軸
C コンクリート構造物
SP セパレータ
S ネジ部

Claims (5)

  1. コンクリートの型枠形成に使用されるセパレータを折るために使用される工具であって、
    前記セパレータの軸端部を収容しうる、略筒状の開口部を有しており、
    該開口部の内面に、前記セパレータの端部に形成されているネジ部と係合しうる係合突起を備えている
    ことを特徴とするセパレータ切断工具。
  2. 軸状の本体部と、該本体部の一端に設けられた先端部とを備えており、
    該先端部に前記開口部が形成されており、
    該開口部の中心軸方向は、前記本体部の軸方向に対して傾斜するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のセパレータ切断工具。
  3. 前記開口部は、
    先端から内方に向かって内径が大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のセパレータ切断工具。
  4. 前記係合突起は、
    該開口部の中心軸の方向に沿って複数形成されており、
    該開口部の中心軸を含む面内において、該中心軸に対して互いに非対称となるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のセパレータ切断工具。
  5. 前記先端部は、
    前記本体部に対して、着脱可能に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項2、3または4記載のセパレータ切断工具。
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