JP2010188552A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの低減を図りながらも省電力モードの節電効果をより高めること。
【解決手段】画像形成装置(1)は、データが格納される記憶手段(91)と、データを処理する処理手段(92)と、処理手段に電力を供給する電源(93)と、処理手段の電力制御を行う制御手段(94)と、データを記憶手段に記憶させるか否かを判断する判断手段(95)と、処理手段を介して記憶手段にデータを送信する第1の送信経路(11)と、記憶手段に直接データを送信する第2の送信経路(12)とに接続された送信手段(96)と、処理手段の起動が完了している場合には第1の送信経路から送信されるデータを記憶手段に送信させ、処理手段の起動が完了していない場合には第2の送信経路から送信されるデータを記憶手段に送信させる選択手段(97)と、記憶手段に格納されたデータに基づいて画像を形成する画像形成手段(7)と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
プリンタ、コピー、ファックス等の機能を備えた複合機が知られている。複合機は、主に会社や学校に設置されており、複数のコンピュータにネットワーク接続されている。各コンピュータの使用者は、コンピュータで作成した書面等のデータをネットワーク回線により複合機に送信し、そのデータを受信した複合機は、メモリにデータを格納し、格納されたデータに基づいて紙等の記録媒体にその画像を定着させて出力する。
複合機は、いつでも使用できるよう、電源がほぼ一日にわたってオンされているが、稼働率は低い。また、近年、地球温暖化が叫ばれており、複合機もできる限り省電力となるよう各メーカーが開発にしのぎを削っている。
このような事情を反映して、複合機は省電力モードに切り替えることができるように設計されている。すなわち、複合機に一定時間データが送信されなかった場合には、省電力モードに移行し、電力を大きく消費する各部の電源をオフにする。そして、省電力モードの場合にデータが送信されてくると、省電力モードを解除する(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−257735号公報
しかし、省電力モードは、複合機の電源を完全にオフにするものではないため、稼働率が低くても、長時間省電力モードにしておくだけで消費電力は大きくなる。消費電力の削減のためには、各部の制御を司るCPUの電源をオフにすることも考えられる。CPUの電源をオフにすることは節電の観点からすれば非常に効果的である。
ところが、CPUは一旦電源をオフにすると、次に起動完了するまでは時間がかかるため、省電力モードが解除されたとしても、複合機はその間に送られてきたデータを取りこぼしたり、データの受信を無視してしまう。このような問題を解消するため、サブメモリを設け、CPUが起動完了するまでの間一時的にデータを格納しておくという方法も考えられる。ところが、送信されてくるデータは大容量となる場合もあるので、それに対応するためには、サブメモリも大きな容量が必要であり、複合機にかかるコストを削減することが困難であった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、コストの低減を図りながらも省電力モードの節電効果をより高めることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
画像形成に用いるデータが格納される記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたデータを処理する処理手段と、
前記処理手段に電力を供給する電源と、
前記電源による前記処理手段への電力供給のオン/オフを制御すると共に、前記処理手段が所定時間動作しなかった場合に、前記処理手段への電力供給をオフにして省電力モードとする制御手段と、
ネットワークに接続され、ネットワークを介して受信した複数のパケットからなるデータを前記記憶手段に記憶させるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記記憶手段に記憶させると判断したデータを受信すると共に、前記処理手段を介して前記記憶手段にデータを送信する第1の送信経路と、前記記憶手段に直接データを送信する第2の送信経路とに接続された送信手段と、
前記第1の送信経路及び前記第2の送信経路に接続され、前記電源による前記処理手段への電力供給により前記処理手段の起動が完了している場合には前記第1の送信経路から送信されるデータを前記記憶手段に送信させ、前記処理手段の起動が完了していない場合には前記第2の送信経路から送信されるデータを前記記憶手段に送信させる選択手段と、
前記記憶手段に格納されたデータに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、
前記第2の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納している際に前記処理手段の起動が完了すると、起動完了時点における送信中のデータのパケットの次のパケットからは前記第1の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納させるように前記選択手段を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、
前記第1の送信経路と前記第2の送信経路のうち、データを前記記憶手段に送信する送信経路をいずれかに切り替えるように前記送信手段を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置を用いた画像形成方法であって、
前記判断手段が、ネットワークを介して送られてくる複数のパケットからなるデータを前記記憶手段に記憶させるか否かを判断する判断ステップと、
前記送信手段が、前記判断ステップによりデータを前記記憶手段に送信すると判断した場合に、前記処理手段の起動が完了している場合には前記第1の送信経路からのデータを前記記憶手段に送信して格納し、前記処理手段の起動が完了していない場合には前記第2の送信経路からのデータを前記記憶手段に送信して格納する送信・格納ステップと、
前記画像形成手段が、前記送信・格納ステップにおいて前記記憶手段に格納されたデータに基づいて画像を形成する画像形成ステップと、
を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成方法において、
前記送信・格納ステップは、
前記送信手段が、前記第2の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納している際に前記処理手段の起動が完了すると、起動完了時点における送信中のデータのパケットの次のパケットからは前記第1の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の画像形成方法において、
前記送信・格納ステップは、
前記送信手段が、前記処理手段の起動が完了している場合には前記第1の送信経路からデータを送信し、前記処理手段の起動が完了していない場合には前記第2の送信経路からデータを送信することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、送信手段から記憶手段へのデータの送信経路は二つ設けられており、第1の送信経路は処理手段を介して記憶手段にデータを送信できる経路であり、第2の送信経路は処理手段を介することなく記憶手段にデータを直接送信できる。選択手段は、処理手段の起動が完了している場合には、第1の送信経路から送信されるデータを記憶手段に送信させる。一方、選択手段は、処理手段の起動が完了していない場合には、第2の送信経路から送信されるデータを記憶手段に送信させる。
これにより、処理手段の起動の有無に関係なく、データを記憶手段に送信して格納することができるようになる。
よって、記憶手段とは別個にサブメモリを設ける必要がなくなるので、コストの低減を図ることができ、さらに、処理手段の電源をオフにすることで省電力モードの節電効果を高めることができる。
請求項2に記載の発明によれば、処理手段の起動完了後には処理手段を介した第1の送信経路によりデータを送信できるので、データの送信処理を元の送信形態に戻すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、データを送信する経路をいずれかに切り替えることで、二つの送信経路のうち一方の送信経路が用いられることとなり、送信経路を必ず確保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、判断ステップを有することで、画像形成装置による画像形成に関係のあるデータのみを記憶手段に記憶させることができる。また、送信・格納ステップを有することで、処理手段の起動が完了している場合には、第1の送信経路から送信されるデータを記憶手段に送信させ、処理手段の起動が完了していない場合には、第2の送信経路から送信されるデータを記憶手段に送信させる。
これにより、処理手段の起動の有無に関係なく、データを記憶手段に送信して格納することができるようになる。
よって、記憶手段とは別個にサブメモリを設ける必要がなくなるので、コストの低減を図ることができ、さらに、処理手段の電源をオフにすることで省電力モードの節電効果を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、処理手段の起動完了後には処理手段を介した第1の送信経路によりデータを送信できるので、データの送信処理を元の送信形態に戻すことができる。
請求項6に記載の発明によれば、データを送信する経路をいずれかに切り替えることで、二つの送信経路のうち一方の送信経路が用いられることとなり、送信経路を必ず確保することができる。
画像形成装置の概略構成図。 画像形成装置の制御系についての概略構成を示すブロック図。 コントローラ部の制御系についての概略構成を示すブロック図。 メモリの構成を示す図。 省電力モードに移行する際の処理の流れを示すフローチャート。 省電力モード中に用紙に画像形成を行うときの処理の流れを示すフローチャート。
以下、図面を参照して、画像形成装置及び画像形成方法について説明する。
<画像形成装置>
(全体構成)
図1、図2に示すように、画像形成装置1は、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能を備えた複合機である。画像形成装置1は、本体部2と、本体部2にオプション接続された後処理部3と、を備えている。
図1、図2に示すように、本体部2は、スキャナ部4と、自動原稿給紙部(ADF部:Auto Document Feeder)5と、操作表示部6と、プリンタ部7と、制御部8と、コントローラ部9と、を備えている。
本体部2には、給紙機構を有する3つの給紙トレイFT1〜FT3、及び大容量トレイユニットFT4が設けられており、各給紙トレイFT1〜FT4の近傍には給紙された用紙を検知する給紙センサが設けられている。これらの給紙トレイFT1〜FT4には、記録媒体として、それぞれ普通紙、裏紙、再生紙、上質紙、タブ紙等の種類及びサイズが異なる用紙が収容可能となっている。
本体部2は、ネットワークNを介して複数のユーザ端末Pに接続されている。すなわち、本体部2は、接続されたユーザ端末Pからデータ(画像形成のためのデータ)を受信し、受信したデータによりプリントする画像を形成する。
後処理部3は、本体部2から搬送された用紙に各種後処理を行う、いわゆるフィニッシャーである。例えば、本体部2から搬送された用紙のソート処理を行うソートユニット、パンチ処理を行うパンチユニット、折り処理を行う折りユニット、断裁処理を行う断裁ユニット、カッティング処理行うカッティングユニット等を備える。また、後処理部3には、搬送された用紙が排紙される排紙トレイET1、ET2が設けられている。
各給紙トレイFT1〜FT4に収納された用紙に画像形成する際には、用紙が各給紙トレイFT1〜FT4から引き出され、途中のローラを介してプリンタ部7に搬送される。プリンタ部7においては、本体部2の制御の下、指示された画像が用紙に形成され、その後、ローラを介して排紙トレイET1、ET2に排出される。
(スキャナ部)
図2に示すように、スキャナ部4は、CCD等のイメージセンサ41と、スキャナ制御部42とを備えている。スキャナ制御部42は、制御部8からの制御信号に基づいて、スキャナ部4の各部の駆動を制御する。具体的には、コンタクトガラスに載置された原稿面の露光走査を実行させ、反射光をCCD41において結像させて画像を読み取る。そして、この結像された光信号を光電変換してアナログ画像信号を生成させ、制御部8に送信する。
(ADF部)
図2に示すように、ADF部5は、制御部8からの制御信号に基づいて、ADF部5の制御を行うADF制御部51を備えている。ADF部5は、原稿トレイ(図示略)に載置された原稿をスキャナ部4のコンタクトガラス上に1枚ずつ自動給送する。
(操作表示部)
図2に示すように、操作表示部6は、表示部61と、操作表示制御部62と、操作部63と、その他図示しない操作キー群とを備えている。
表示部61は、操作表示制御部62からの表示制御信号に従って、画面上に各種設定画面や画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。また、表示部61の画面上には、例えば透明電極を格子状に配置した感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル等からなる操作部63が構成されており、手指やタッチペン等で操作された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として操作表示制御部62に出力する。
(プリンタ部)
図2に示すように、プリンタ部7は、LD部(Laser Diode)71と、プリンタ制御部72とを備えている。プリンタ部7は、制御部8から入力された画像データに基づいて用紙に画像を形成する。ここで、ユーザ端末Pから画像データが画像形成装置1に送信されてきた場合には、後述するコントローラ部9から受信したデータに基づいて画像を形成する。すなわち、プリンタ部7は、画像形成手段として機能する。
LD部71は、LD、感光体ドラム、帯電部、露光部、現像部、転写部、クリーニング部、及び定着部等を備えている。また、LD部71は、内部の搬送経路に従って用紙を搬送するための給紙ローラ、レジストローラ、排紙ローラをはじめとする各種ローラ、搬送路切換板、及び反転部等を備えている。LD部71の搬送部は、プリンタ制御部72からの制御に基づいて、当該ジョブで指定された用紙を給紙トレイFT1〜FT4の何れかから給紙して、給紙された用紙を搬送経路上に搬送する。LD部71の搬送経路上には、複数のセンサが設けられている。これらのセンサは、用紙が通過する際に検出信号を発生し、これをプリンタ制御部72に出力する。
プリンタ制御部72は、制御部8からの制御信号を受信して、LD部71の各部の動作を制御する。また、プリンタ制御部72は、搬送経路上に設けられたセンサからの検出信号に基づいて、ジョブ毎に給紙した用紙の枚数をカウントし、制御部8に出力する。
プリンタ部7では、プリンタ制御部72からの指示に基づいて、感光体ドラム表面を帯電部により帯電させ、制御部8から入力されたPWM信号に基づいてLDにより感光体ドラム表面にレーザ光を照射することにより静電潜像を形成する。そして、現像部において感光体ドラム表面の静電潜像を含む領域にトナーを付着させ、転写部により用紙にトナーを転写して画像を形成する。そして、転写された画像を定着部で定着させた後、画像形成済みの用紙を排紙ローラにより後処理部3へ搬送する。
(制御部)
図2に示すように、制御部8は、CPU81、ROM82、RAM83、記憶部84等を備えている。制御部8は、ROM82に記憶されているシステムプログラムや画像形成処理プログラム、排紙処理プログラム等の各種処理プログラムを読み出してRAM83に展開し、展開したプログラムに従って画像形成装置1の各部の動作を集中制御する。記憶部84は、スキャナ部4又はコントローラ部9から入力された画像データを含むジョブのデータを一時的に記憶する。また、記憶部84は、操作表示部6を介するユーザの操作入力により設定される各種設定情報の表示に用いるために生成されるプレビュー画像に関する情報等を記憶する。
例えば、CPU81は、スキャナ部4又はコントローラ部9から入力されたデータ(画像情報)と、操作表示部6を介して入力された設定情報とに基づいてジョブを生成する。そして、このジョブを実行することで用紙に画像を形成する。
ここで、ジョブとは、画像形成に関する一連の動作を指し、例えば、複数枚の原稿をコピーする場合には、複数枚の原稿をコピーに関する一連の動作が1ジョブである。また、複数部数のコピーを行なう場合は、複数部数のコピーに関する一連の動作が1ジョブである。
他にも、CPU81は、画像データの圧縮処理や伸長処理を行ったり、画像データの送信等に関する処理を行う。
(コントローラ部)
図3に示すように、コントローラ部9は、ネットワークNに接続されたユーザ端末Pからプリントするためのデータ(画像情報)を受信すると共に、そのデータを制御部8に送信する。
コントローラ部9は、メモリ91と、CPU92と、電源93と、電力制御部94と、判断部95と、DMA(Direct Memory Access)部96と、スイッチ97とを備えている。
メモリ91は、画像形成に用いるデータが格納される記憶手段として機能する。メモリ91には、判断部95により必要なデータであると判断されたデータが記憶される。
図4に示すように、メモリ91には、少なくとも受信したデータを格納する受信データ領域91aと、この受信データ91aをCPU92により画像データに展開するためのデータ展開領域91bとが形成されている。これは、ネットワークNを流れてくるのは、圧縮されたプリンタ言語データであるため、プリンタ言語データを画像形成するための画像データに変換するためである。メモリ91には、その他にも、プログラムを実行するための作業領域等を設けてもよい。このように、メモリ91は、データを格納する領域、データを展開する領域等に分けられているため、データやプログラムの混在を防止できる。
また、メモリ91は、CPU92に電力が供給されていないときには、セルフリフレッシュを行う。
CPU92は、メモリ91に記憶されたデータの処理やデータ送信等の各制御を担う処理手段として機能する。
電源93は、CPU92に電力を供給するものであり、電力制御部94による制御の下、CPU92への電力供給をオンとオフに切り替えることができる。
電力制御部94は、電源93によるCPU92への電力供給のオン/オフを制御すると共に、CPU92が所定時間動作しなかった場合に、CPU92への電力供給をオフにして省電力モードとする制御手段として機能する。
判断部95は、ネットワークNに接続され、ネットワークNを介して受信した複数のパケットからなるデータをメモリ91に記憶させるか否かを判断する判断手段として機能する。
DMA部96は、判断部95がメモリ91に記憶させると判断したデータを受信すると共に、CPU92を介してメモリ91にデータを送信する第1の送信経路11と、CPU92を介することなくメモリ91に直接データを送信する第2の送信経路12とに接続されており、送信手段として機能する。ここで、メモリ91と各送信経路11,12との接続は、少なくともメモリ91の受信データ領域91aと各送信経路11,12が切り替え可能になっていればよい。
DMA部96は、メモリ91の受信データ領域91aのどのアドレスにデータを格納すればよいかが事前に設定されており、指定されたアドレスへ順番にデータを格納していく。DMA部96がどのアドレスまでデータを格納したかは、CPU92がDMA部96にアクセスすることで、DMA部96がメモリ91の受信データ領域91aのどのアドレスまでデータを書き込んだかを認識することができる。
スイッチ97は、第1の送信経路11及び第2の送信経路12を入力として接続され、電源93によるCPU92への電力供給によりCPU92の起動が完了している場合には第1の送信経路11とメモリ91を接続し、CPU92の起動が完了していない場合には第2の送信経路12とメモリ91を接続するものであり、選択手段として機能する。
ここで、電力制御部94は、第2の送信経路12から送信されているデータをメモリ91に格納している際にCPU92の起動が完了すると、起動完了時点における送信中のデータのパケットの次のパケットからは第1の送信経路11から送信されているデータをメモリ91に格納する。
具体的には、CPU92の起動が終了した時点で、DMA部96は、データの送信経路を第2の送信経路12から第1の送信経路11に切り替える。なお、DMA部96による第1の送信経路11と第2の送信経路12のうち、データをメモリ91に送信する送信経路の切り替えは、電力制御部94がDMA部96を制御することにより実現される。
<画像形成方法>
図5は、画像形成装置1が省電力モードに移行する際の処理の流れを示したものであり、図6は、画像形成装置1の省電力モード中に用紙に画像形成を行うときの処理の流れ(画像形成方法)について示したものである。
図5に示すように、CPU92は、所定時間データを受信していないと判断すると(ステップS1:YES)、CPU92の電源をオフにする省電力モードに移行するため、CPU92は、省電力モードに移行する直前に省電力モードの設定を行う信号を電力制御部94に送信する(ステップS2)。電力制御部94がこの信号を受信すると、電力制御部94は、DMA部96に対して、第2の送信経路12からデータをメモリ91に送信するよう、切り替えを指示する信号を送信する(ステップS3)。また、電力制御部94は、スイッチ97に対して、第2の送信経路12から送信されてきたデータをメモリ91に送信するよう、接続の切り替えを指示する信号を送信する(ステップS4)。電力制御部94は、並行して、電源93に対して、CPU92への電力供給を遮断してCPU92をオフにするよう指示する信号を送信する(ステップS5)。
以上の処理により、画像形成装置1は省電力モードに移行する。
図6に示すように、判断部95は、受信したデータがメモリ91に記憶させることが必要なデータであるか否かを判断する(ステップS11;判断ステップ)。ステップS11において、判断部95がデータをメモリ91に記憶させると判断した場合(ステップS11:YES)、判断部95は、そのデータがCPU92を起動させる必要があるデータであるか否かを判断する(ステップS12)。判断部95は、CPU92を起動させる必要があるデータであると判断した場合(ステップS12:YES)、判断部95は、電力制御部94に対して、CPU92を起動させる必要があるデータをメモリ91に送信する旨の信号を送信する(ステップS13)。
ステップS13において、判断部95から送信された信号を受信した電力制御部94は、電源93に対して、CPU92に電力を供給してCPU92を起動させるよう指示する信号を送信する(ステップS14)。
DMA部96は、判断部95からデータを受信すると、DMA部96は、CPU92が起動完了するまでの間は、第2の送信経路12からデータをメモリ91に送信する。スイッチ97は、第2の送信経路12とメモリ91を接続し、第2の送信経路12から送信されてきたデータは受信データ領域91aに格納される。
このとき、複数のパケットからなる一つのデータをメモリ91に送信する際に、電力制御部94は、CPU92の起動が完了しているか否かを判断する(ステップS15)。
ステップS15において、電力制御部94は、CPU92の起動が完了していないと判断した場合(ステップS15:NO)、DMA部96は、すでに切り替えられている第2の送信経路12からデータをメモリ91に送信する(ステップS16;送信・格納ステップ)。電力制御部94は、DMA部96によりデータがメモリ91に送信された後、ステップS15に戻り、CPU92の起動が完了しているか否かを判断する(ステップS15)。
一方、ステップS15において、電力制御部94は、CPU92の起動が完了していると判断した場合(ステップS15:YES)、CPU92は、電力制御部94に対して、データの送信経路を第1の送信経路11に切り替えるように指示する信号を送信する。そして、電力制御部94は、スイッチ97に対して、第1の送信経路11から送信されてきたデータをメモリ91に送信するよう、接続の切り替えを指示する信号を送信する(ステップS17)。
DMA部96は、CPU92の起動完了時点における送信中のデータのパケットの次のパケットからは第1の送信経路11からデータを送信し(ステップS18;送信・格納ステップ)、メモリ91の受信データ領域91aに格納する(ステップS19;送信・格納ステップ)。その際、CPU92は、DMA部96にアクセスすることで、DMA部96がメモリ91の受信データ領域91aのどのアドレスまでデータを格納したかを認識することができるため、CPU92は、その続きから順にデータを格納していく。
次いで、電力制御部94は、データのメモリ91への格納が完了したか否かを判断する(ステップS20)。ステップS20において、電力制御部94は、データのメモリ91への送信・格納が完了したと判断した場合(ステップS20:YES)、電力制御部94は、省電力モードが解除されているか否かを判断する(ステップS21)。ステップS21において、電力制御部94は、省電力モードが解除されていると判断した場合(ステップS21:YES)、CPU92は、メモリ91のデータ展開領域91bにデータを展開し、画像データを形成し(ステップS22;画像形成ステップ)、制御部8に送信する。制御部8は、受信した画像データに基づいて、プリンタ部7の駆動を制御し、記録媒体である用紙に画像を形成して当該用紙を排出する。
以上の処理により、画像形成を行うことができる。
<作用効果>
このように、画像形成装置1によれば、DMA部96からメモリ91への画像形成のためのデータの送信経路は二つ設けられており、第1の送信経路11はCPU92を介してメモリ91の受信データ領域91aにデータを送信できる経路であり、第2の送信経路12はCPU92を介することなくメモリ91の受信データ領域91aにデータを直接送信できる。スイッチ97は、CPU92の起動が完了している場合には、第1の送信経路11とメモリ91を接続する。一方、スイッチ97は、CPU92の起動が完了していない場合には、第2の送信経路12とメモリ91を接続する。
これにより、CPU92の起動の有無に関係なく、データをメモリ91に送信して格納することができるようになる。
よって、メモリ91とは別個にサブメモリを設ける必要がなくなるので、コストの低減を図ることができ、さらに、CPU92の電源をオフにすることで省電力モードの節電効果を高めることができる。
また、CPU92の起動完了後にはCPU92を介した第1の送信経路11によりデータを送信できるので、データの送信処理を元の送信形態に戻すことができる。
また、データを送信する経路11,12をいずれかに切り替えることで、二つの送信経路11,12のうち一方の送信経路が用いられることとなり、送信経路を必ず確保することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の本質的部分を変更しない範囲内で自由に設計変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、省電力モードの際には第2の送信経路12、CPU92が起動したときには第1の送信経路11を使用するように適宜送信経路を切り替えていたが、送信経路を切り替えることなく常に双方からデータを送信させ、スイッチ97でいずれかの送信経路に接続するようにしても良い。
また、ステップS3〜S5までの処理は、上記実施形態の順序に限らず、どの処理から行ってもよい。
1 複合機(画像形成装置)
7 プリンタ部(画像形成手段)
11 第1の送信経路
12 第2の送信経路
91 メモリ(記憶手段)
92 CPU(処理手段)
93 電源
94 電力制御部(制御手段)
95 判断部(判断手段)
96 DMA部(送信手段)
97 スイッチ(選択手段)
N ネットワーク

Claims (6)

  1. 画像形成に用いるデータが格納される記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたデータを処理する処理手段と、
    前記処理手段に電力を供給する電源と、
    前記電源による前記処理手段への電力供給のオン/オフを制御すると共に、前記処理手段が所定時間動作しなかった場合に、前記処理手段への電力供給をオフにして省電力モードとする制御手段と、
    ネットワークに接続され、ネットワークを介して受信した複数のパケットからなるデータを前記記憶手段に記憶させるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記記憶手段に記憶させると判断したデータを受信すると共に、前記処理手段を介して前記記憶手段にデータを送信する第1の送信経路と、前記記憶手段に直接データを送信する第2の送信経路とに接続された送信手段と、
    前記第1の送信経路及び前記第2の送信経路に接続され、前記電源による前記処理手段への電力供給により前記処理手段の起動が完了している場合には前記第1の送信経路から送信されるデータを前記記憶手段に送信させ、前記処理手段の起動が完了していない場合には前記第2の送信経路から送信されるデータを前記記憶手段に送信させる選択手段と、
    前記記憶手段に格納されたデータに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記第2の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納している際に前記処理手段の起動が完了すると、起動完了時点における送信中のデータのパケットの次のパケットからは前記第1の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納させるように前記選択手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1の送信経路と前記第2の送信経路のうち、データを前記記憶手段に送信する送信経路をいずれかに切り替えるように前記送信手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置を用いた画像形成方法であって、
    前記判断手段が、ネットワークを介して送られてくる複数のパケットからなるデータを前記記憶手段に記憶させるか否かを判断する判断ステップと、
    前記送信手段が、前記判断ステップによりデータを前記記憶手段に送信すると判断した場合に、前記処理手段の起動が完了している場合には前記第1の送信経路からのデータを前記記憶手段に送信して格納し、前記処理手段の起動が完了していない場合には前記第2の送信経路からのデータを前記記憶手段に送信して格納する送信・格納ステップと、
    前記画像形成手段が、前記送信・格納ステップにおいて前記記憶手段に格納されたデータに基づいて画像を形成する画像形成ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  5. 請求項4に記載の画像形成方法において、
    前記送信・格納ステップは、
    前記送信手段が、前記第2の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納している際に前記処理手段の起動が完了すると、起動完了時点における送信中のデータのパケットの次のパケットからは前記第1の送信経路から送信されているデータを前記記憶手段に格納することを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項4又は5に記載の画像形成方法において、
    前記送信・格納ステップは、
    前記送信手段が、前記処理手段の起動が完了している場合には前記第1の送信経路からデータを送信し、前記処理手段の起動が完了していない場合には前記第2の送信経路からデータを送信することを特徴とする画像形成方法。
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