JP2008162707A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】給紙トレイ、給紙手段および給紙トレイ内の用紙の残量と用紙無しを検知する残量検知手段を有する給紙部を複数備え、給紙部を切り替えた場合に用紙の搬送間隔を維持できるかの判定を行なう搬送間隔判定手段と、給紙動作中の用紙残量が所定量以下になると、切り替え可能な給紙部が存在する場合、切り替え可能な前記給紙部では搬送間隔を維持できないと判定されるとき、切り替え可能な給紙部の搬送経路に用紙を待機させ、動作中の給紙部が紙無しになった後、給紙部を切り替えて待機させた用紙から順次給紙を行ない、給紙部の切り替えによって搬送間隔を維持できると判定されるとき、動作中の給紙部で紙無しになった後、給紙部の切り替えを行なう。
【選択図】図6
Description
給紙動作中の給紙部から前記画像形成手段に対するレジスト位置までの搬送経路長と、切り替え可能な給紙部から前記レジスト位置までの搬送経路長との経路差により、給紙部を切り替えた場合に用紙の搬送間隔を維持できるか否かの判定を行なう搬送間隔判定手段と、
給紙動作中の給紙部の残量検知手段により用紙の残量が所定量以下であると検知されると、給紙動作中の給紙部が給紙している用紙と同サイズの用紙が収納されている切り替え可能な給紙部が存在する場合、前記搬送間隔判定手段によって、切り替え可能な前記給紙部が前記搬送間隔を維持できないと判定されるときに、前記切り替え可能な給紙部から給紙を行なって該給紙部の搬送経路に用紙を待機させ、前記給紙動作中の前記給紙部の残量検知手段による紙無しの検知結果を受けた後、前記給紙部への切り替えを行なって前記で待機させた用紙から順次給紙を行ない、前記搬送間隔判定手段によって、前記切り替え可能な給紙部が搬送間隔を維持できると判定されるときに、前記給紙動作中の給紙部の残量検知手段による紙無しの検知結果を受けて前記給紙部の切り替えを行なう給送制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、残量検知手段は、給紙トレイの用紙の残量および用紙無しの検知を行うことができればよく、本発明としては特定の構成に限定されるものではない。例えば、用紙の残量と用紙無しの検知を別々のセンサによって検知するものであってもよい。該センサとしては、反射型の光センサや透過型の光センサなどを用いることができる。また、残量の検知は、一定の用紙量より多いか少ないかの検知によって行っても良く、また、絶対量を検知するものであってもよい。
残量の所定量は、切り替え可能な給紙トレイから用紙を給紙して待機に至る所要時間が十分に確保できるように定めるのが望ましい。該所定量は、予め一定数値を定めておいても良く、また、後述するように現JOBで必要な給紙枚数を所定量に定めることもできる。現JOBで必要な給紙枚数は、JOBの管理を行う制御部などによって知ることができる。
切替可能判定手段は、例えばCPUとこれを動作させるプログラムとによって構成することができ、それ専用に備える他、搬送間隔判定手段や画像形成装置全体を制御する制御部に含まれるものであってもよい。
特に、トレイからの給紙よりも画像形成の方が早く開始される画像形成装置の場合、資材消費の低減、クリーニング発生による生産性の低下をより効果的に防止できる。
図1は、本発明の画像形成装置1の機械的な構造を示すものである。
画像形成装置1は、その上部側に、スキャナー部111、自動原稿給送装置(ADF)112が設けられており、これら構成により画像読取手段110が構成されている。その近傍には、画像形成装置の各種設定や情報の表示が可能となった操作部130が設けられている。
また、プリンタ部140の直前では、各給紙部150〜180の合流した搬送経路に、レジストローラ190が設けられており、該レジストローラ190の直前に用紙を検知するレジストセンサ191が配置されている。
プリンタ部140は、既知の構成からなり、各色用のLD部141と感光体142、二次転写ローラ143、定着器144などを備えており、その下流側に排紙トレイ145が備えられている。
すなわち画像形成装置1は、画像形成装置全体を制御する制御部10と画像読取手段110、操作部130、プリンタ部140と、給紙部150〜180を主構成として備えている。
さらに制御部10は、各給紙部における給紙トレイに収容されている用紙のサイズ、紙種などの情報が管理しており、動作中の給紙部の用紙と同じサイズの給紙部が存在するか否かを判定する切替可能判定部としての機能も有している。さらに、制御部10は、JOBの管理内容に従って、該JOBで給紙が必要な枚数を所定量として設定することができる。
また、制御部10にはRAM12が接続されており、該RAM12は、上記プログラムが動作する際のワークエリアや画像データなどのJOBデータの一時保存メモリなどとして使用される。
また、各給紙トレイ151〜181に備える残量検知手段は、その検知結果が制御部10の搬送間隔判定手段および給送制御手段に与えられている。
前記した画像読取手段110などによって取得した画像データは、制御部10へと送られ、所定のデータ処理がなされた後、RAM12に格納される。なお、該画像データに基づくJOBでは、印刷を行う用紙のサイズ、ページ数などのデータが該画像データに関連付けられてRAM12などに格納される。
画像形成処理がスタートすると、上記のようにして一つの給紙部から用紙が給紙されて画像形成がなされる(ステップs1)。給紙部160では、動作中の給紙部(この形態では給紙部160)において、残量検知手段163によって用紙の残量が検知され、該検知結果を受ける制御部10(給送制御手段)では、給紙トレイに用紙があるか否かの判定を行い(ステップs2)、用紙がある場合、残量が所定量以下であるか否かの判定を行う(ステップs3)。ここで、用紙残量が所定量を超えている場合、給紙部切り替え等の準備は不用であるので、ステップs1に戻って給紙、画像形成を継続する。一方、用紙残量が所定量以下であると、制御部10では、切り替えの実施を行う給紙部が設定されているか否かの判定を行う(ステップs4)。切り替えの設定がなされている場合は、既に必要に応じて用紙の待機等がなされており、ステップs1に戻り給紙を継続する。切替実施給紙部の設定がなされていない場合、制御部10(切替可能判定手段)では同サイズの用紙が収納された給紙部があるか否かの判定がなされる(ステップs5)。ここで、同サイズの用紙を収納した給紙部がない場合は、切替実施給紙部はないものとして、ステップs1に戻って給紙を継続する。
経路差>(用紙長+搬送間隔)×N+搬送間隔
10 制御部
11 フラッシュメモリ
110 画像読取手段
130 操作部
140 プリンタ部
150、160、170、180 給紙部
151、161、171、181 給紙トレイ
152、162、172、182 搬送経路
153 残量検知手段
190 レジストローラ
Claims (8)
- 用紙を収容する給紙トレイと、該給紙トレイ内の用紙を搬送経路を通して画像形成手段に供給する給紙手段と、前記給紙トレイ内の用紙の残量および用紙無しを検知可能な残量検知手段と、を有する給紙部を複数備え、さらに、
給紙動作中の給紙部から前記画像形成手段に対するレジスト位置までの搬送経路長と、切り替え可能な給紙部から前記レジスト位置までの搬送経路長との経路差により、給紙部を切り替えた場合に用紙の搬送間隔を維持できるか否かの判定を行なう搬送間隔判定手段と、
給紙動作中の給紙部の残量検知手段により用紙の残量が所定量以下であると検知されると、給紙動作中の給紙部が給紙している用紙と同サイズの用紙が収納されている切り替え可能な給紙部が存在する場合、前記搬送間隔判定手段によって、切り替え可能な前記給紙部が前記搬送間隔を維持できないと判定されるときに、前記切り替え可能な給紙部から給紙を行なって該給紙部の搬送経路に用紙を待機させ、前記給紙動作中の前記給紙部の残量検知手段による紙無しの検知結果を受けた後、前記給紙部への切り替えを行なって前記で待機させた用紙から順次給紙を行ない、前記搬送間隔判定手段によって、前記切り替え可能な給紙部が搬送間隔を維持できると判定されるときに、前記給紙動作中の給紙部の残量検知手段による紙無しの検知結果を受けて前記給紙部の切り替えを行なう給送制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記待機は、用紙搬送間隔を維持できる箇所で行われることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記搬送間隔判定手段は、前記経路差と搬送間隔の比較により、搬送間隔を維持できるか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記搬送間隔判定手段は、前記経路差と搬送間隔および給紙中の用紙の用紙長との比較により、搬送間隔を維持できるか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記残量検知手段は、動作中のJOBについて給紙が必要な残り枚数を所定量として残量検知することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記切り替え可能な給紙部が複数ある場合には、給紙部から前記レジスト位置までの経路長が最短の給紙部を、切り替え先の給紙部として選択することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記搬送間隔判定手段により、搬送間隔を維持するために、予め搬送させる用紙が1枚では不足と判断される場合には、前記経路差に応じて、複数枚の用紙を給紙して搬送経路に待機させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 給紙動作中の給紙部が給紙している用紙と同サイズの用紙が収納されている切り替え可能な給紙部が存在するか否かを判定する切替可能判定手段を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
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