JP2010188404A - 残鋼低減に優れた取鍋 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯当たり部の剥離や溶鋼を流出させる場合の開口不良が発生することなく、残鋼を低減することができる。
【解決手段】容量が200ton以上300ton以下であり、製鋼工程にて使用される取鍋1において、底部16に関し、上側から装入された溶鋼が衝突する湯当たり部20を、他の底部16よりも高くした円形部とする。円形部の高さhを105mm以上120mm以下とすると共に、円形部の半径Rを800mm以上900mm以下とする。円形部の端部から注入孔17の端部までの距離を1000mm以上1200mm以下とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、残鋼低減に優れた取鍋に関する。
従来より、製鋼工程にて使用される取鍋は、転炉からの溶鋼を受鋼して二次精錬工程へ搬送したり、二次精錬工程を終了した溶鋼を連続鋳造工程に搬送するのに用いられている。 このように、取鍋は、一次精錬〜二次精錬〜連続鋳造にわたって広く用いられるため、内部に施工される耐火物には様々な工夫がなされているのが実情である。例えば、転炉からの溶鋼を受鋼する際は、上方から落下する溶鋼を受けるため、取鍋の底部の耐火物は、他の部分に比べて消耗し易い状態にある。
そこで、この点に着目して、取鍋の底部の耐火物を予め盛り上げるという技術が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特許文献1では、取鍋の底部の湯落ち部を、なめらかに湾曲した凸状とし、湯落ち部の寿命が長くなるようにしている。
特許文献2では、取鍋敷部のうち溶鋼による損傷が激しい部位、特に、製鋼炉からの出鋼流が衝突する所謂、湯当たり部には、煉瓦の目地無し構造とするために耐火性のプレキャストブロックを配置して高くしている。
特許文献1及び特許文献2に示すように、転炉からの溶鋼が衝突する湯落ち部や湯当たり部を凸状にしたものではないが、取鍋の底部を高くしたものとして特許文献3に示すものがある。この特許文献3には、不定形耐火物層の層厚230mmに対して敷部の湯当たり部を150mm嵩上げし380mmとすることが開示されている。
実開昭59−85667号公報 特開平9−174230号公報 特開平9−141419号公報
特許文献1や特許文献2は、湯落ち部や湯当たり部を凸状にすることで、溶鋼が衝突する耐火物の部位における寿命を長くするということが開示されているものの、湯落ち部や湯当たり部の大きさなどの詳細な説明はなされておらず、実際の操業にこれらの技術を用いることができないのが実情である。
一方で、特許文献3では、取鍋の底部に設けた凸部の大きさを開示しているものの、その大きさは溶鋼が衝突するという観点から規定されていないため、この技術を用いることもできないのが実情である。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、溶鋼が衝突する湯当たり部についての大きさを規定することによって残鋼低減に優れた取鍋を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じた。
即ち、本発明における課題解決のための技術的手段は、前記取鍋の底部の内面に関して、上側から装入された溶鋼が衝突する湯当たり部を、他の底部よりも高くした円形部とし、前記円形部の高さを105mm以上120mm以下とすると共に、円形部の半径を800mm以上900mm以下とし、円形部の端部から注入孔の端部までの距離を1000mm以上1200mm以下とする点にある。
発明者は、製鋼工程における底部の状況を検討したところ、転炉から出鋼した時などに上側から装入された溶鋼が底部に衝突することが繰り返されると、次第に底部が凹み、その凹部の大きさも次第に大きくなることが分かった。ここで、発明者は、従来のような耐火物の寿命を長くするという観点だけでなく、凹部が形成されたことによるその他の影響についてさらに検証を進めた。
その結果、凹部が次第に大きくなると、取鍋から溶鋼を流出した際に、凹部に溜まった溶鋼が流出できなくなり、取鍋に残る溶鋼の残鋼量が多くなることが分かった。
そこで、発明者は、溶鋼の残鋼量を少なくするという観点から、湯当た部の大きさを検証したところ、当該湯当たり部を他の底部よりも高くした円形部とし、円形部の高さを105mm以上120mm以下とすると共に、円形部の半径を800mm以上900mm以下とし、円形部の端部から注入孔の端部までの距離を1000mm以上1200mm以下にすることによって、残鋼量を出来る限り少なくできることを見出した。
しかも、湯当たり部の大きさの検証の中では、残鋼の残鋼量を少なくするだけでなく、湯当たり部(底部)の剥離や溶鋼を流出させる場合の開口不良などが発生しないものとした。
なお、上述したような問題は、容量(溶鋼の貯留する量)が200ton以上300ton以下となる取鍋で発生することから、このクラスの取鍋を対象としている。
本発明によれば、湯当たり部の剥離や溶鋼を流出させる場合の開口不良が発生することなく、残鋼を低減することができる。
製鋼工程を示したものである。 取鍋の断面側面図を示した図である。 取鍋の平面図である。 取鍋の使用後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の取鍋が用いられる製鋼工程を示したものである。
図1に示すように、この製鋼工程は、溶湯の脱炭処理を行う一次精錬工程と、一次精錬工程での処理が終了した溶湯(溶鋼)に対して介在物の分離浮上や成分調整等を行う二次精錬工程と、二次精錬工程での処理が終了した溶湯を鋳造する連続鋳造工程とからなる。本発明の取鍋1は、一次精錬工程、二次精錬工程、連続鋳造工程にて使用され、連続鋳造工程後に溶鋼が空になった取鍋1は、一次精錬工程に戻されて再び使用されることになる。一次精錬工程〜連続鋳造工程までを1サイクルとすると、取鍋1の使用回数は、80サイクル〜90サイクルである。
一次精錬工程では、転炉2にて溶湯の脱炭処理が完了後、脱炭処理が終了した溶鋼を出鋼する。このとき、本発明の取鍋1にて溶鋼を受鋼し、当該取鍋1にて二次精錬工程に搬送する。二次精錬工程では、RH装置、LF装置、CAS装置等の二次精錬装置3にて、取鍋1内の溶鋼に対して成分の微調整や介在物の浮上分離を行う。二次精錬工程が終了すると溶鋼が入った取鍋1を連続鋳造工程に搬送する。
連続鋳造工程では、二次精錬工程から搬送された取鍋1を、連続鋳造装置4のタンディッシュ5の上方側に配置して、当該取鍋1内の溶鋼をタンディッシュ5に装入してタンディッシュ5内の溶鋼を鋳型6に注入することにより、溶鋼の鋳造を行う。連続鋳造工程にて取鍋1内の溶鋼が空になると、当該取鍋1は、一次精錬工程、即ち、転炉1まで搬送され、一次精錬工程にて転炉1から出鋼した溶鋼を受鋼する。
以下、本発明の取鍋1について詳しく説明する。
図2、図3に示すように、容量(溶鋼の貯留する量)が200ton以上300ton以下となる取鍋1を対象としている。取鍋1は、主に、取鍋1の本体を構成する有底状の鉄皮10と、この鉄皮10に施工された耐火物11により構成されている。図2の矢印Aは、転炉1から溶鋼を取鍋1内に出鋼した際に溶鋼の軌道を示したものである。
鉄皮10は、大別して、円形状となっている底壁部12と、この底壁部12から一方向(例えば、上方)に立ち上がる胴壁部13とを備えている。底壁部12には、定形の定形耐火物(耐火レンガ)14が設けられ、当該定形耐火物14の内面側に不定形耐火物15が設けられている。鉄皮10の底壁部12と、この底壁部12に設けた定形耐火物14と、この定形耐火物14の内面側に設けられた不定形耐火物15により、取鍋1の底部16が構成されている。なお、胴壁部13にも、定形耐火物が設けられ、この定形耐火物の内面側に不定形耐火物が設けられたものとなっている。また、胴壁部13及び底壁部12に設けられる耐火物は、定形耐火物14であっても不定形耐火物15であってもよく、その順番や種類等は限定されない。
取鍋1の底部16において、当該底部16を貫通することにより構成された注入孔17が設けられている。例えば、この注入孔17は、溶鋼をタンディッシュ等に注入する際に用いられるもので、底壁部12と、この底壁部12に設けた定形耐火物14及び不定形耐火物15を貫通状して構成されている。
取鍋1における底部16の内面側に関して、上側から装入された溶鋼が衝突する部分20(以降、湯当たり部20という)を、他の底部16よりも高くした円形(以降、円形部ということがある)としている。
この湯当たり部20とは、図2に示すように、転炉1から溶鋼を出鋼したときに、上方から落下する溶鋼が直接衝突する部分である。この実施形態では、底部16の中央部分に落下してきた溶鋼が衝突することから、その中央部分を湯当たり部20としている。そして、この円形状の湯当たり部20(前記円形部)は、鉄皮10の底壁部12上に設けた不定形耐火物15において、その中央部付近を円形状に盛り上げることによって構成されている。なお、この実施形態では、盛り上げ後の上面は、一定の高さにて平坦にしている。
また、この実施形態では、湯当たり部20を平面視したときに、湯当たり部20の中心は取鍋1の中心と一致しているが、これに限らず、湯当たり部20の中心は取鍋1の中心から径方向にずれた位置であってもよく、湯当たり部20の位置は、図2及び図3に示した位置に限定されない。
耐火物の施工を終了した時点(湯当たり部20の施工終了直後)において、円形部(湯当たり部20)の高さhは、105mm以上120mm以下となっている。円形部の高さhとは、不定形耐火物15を盛り上げている部分の高さである(湯当たり部20と、当該湯当たり部が形成されていない非湯当たり部21との段差)。
湯当たり部20の高さhが105mm未満であると、取鍋1の使用回数が増えてくると、湯当たり部20にも凹み(溶鋼が溜まる凹み)が形成されて、湯当たり部20の効果が少なくなり残鋼量が増加するという傾向にある。
一方で、円形部(湯当たり部20)の高さhが120mmを超えてしまうと、取鍋1の使用回数が少ない初期段階において、転炉1からの溶鋼を受鋼した際に、不定形耐火物15が剥離し易くなる。
耐火物の施工を終了した時点において、円形部(湯当たり部20)の半径Rは800mm以上900mm以下となっている。湯当たり部20の800mm未満であると、湯当たり部20が小さ過ぎるため、溶鋼を受鋼した際に湯当たり部20以外の部分(非湯当たり部21)にも溶鋼が衝突してしまい、湯当たり部20以外の部分(非湯当たり部21)に凹みが生じて、残鋼量が増加する傾向にある。
一方で、円形部(湯当たり部20)の半径Rが900mmよりも大きいと、湯当たり部20が大きすぎるため、図2の矢印Bに示すように、湯当たり部20の中心付近にある溶鋼が、当該湯当たり部20の全体に広がる時間と非湯当たり部21の全体に広がる時間とに若干の時間差が生じる。即ち、円形部の半径Rが900mmよりも大きいと、溶鋼の受鋼の際に、底部16を全体の温度分布を見ると湯当たり部20と非湯当たり部21との温度不均一や湯当たり部20内での温度不均一が生じやすくなり、温度分布のバラツキにより耐火物(不定形耐火物15)の剥離が生じやすくなる。
耐火物の施工を終了した時点において、円形部(湯当たり部20)の端部(外縁部)21aから注入孔17の端部(外縁部)17aまでの直線距離(注入孔間距離ということがある)Lは1000mm以上1200mm以下となっている。言い換えれば、注入孔間距離Lは、湯当たり部20と非湯当たり部21の境界部から注入孔17の上端部17aまでの水平最短距離である。
注入孔間距離Lが1000mm未満であると、円形部(湯当たり部20)と注入孔17との距離が短すぎるために、円形部から注入孔17に向けて流れる溶鋼が勢い良く注入孔17に達するため、注入孔17を塞いでいる詰め砂を流し出してしまうことがある。その結果、取鍋1を連続鋳造装置4に設置してタンディッシュ5に溶鋼を注入する際、取鍋1の注入孔17に設けたノズル22を開いても注入孔17から溶鋼が流出しないという開口不良が発生する場合がある。
一方で、注入孔間距離Lが1200mmよりも大きくなると、円形部(湯当たり部20)と注入孔17との距離が長すぎるため、湯当たり部20の中心付近にある溶鋼が、当該湯当たり部20を通って注入孔17に向けて流れるまでに多少時間がかかる。即ち、注入孔間距離Lが1200mmよりも大きくなると、溶鋼の受鋼の際に、底部16を全体の温度分布を見ると、湯当たり部20の温度よりも注入孔17の温度が低いという温度不均一が生じやすくなり、その結果、注入孔17の付近の溶鋼が固まりやすく、開口不良が発生する場合がある。
表1〜表2は、本発明の取鍋1を使用した場合の実施例と、本発明の取鍋1を使用しなかった場合の比較例とをまとめたものである。
実施例及び比較例では、湯当たり部20を含む底部16における不定形耐火物15は、アルミナ(Al23)の重量比が88〜92%、シリカ(SiO2)の重量比が1〜3%、マグネシア(MgO)の重量比が5〜7%の当業者常用のもの(キャスタブル)を使用した(表中、キャスタブル中MgO、キャスタブル中SiO2、キャスタブル中Al23、キャスタブル中その他)。
なお、表中のキャスタブル厚みは、湯あたり部を除く部分の不定形耐火物15の厚みを示している(底部16において湯あたり部を除く部分)。
実施例及び比較例では、使用後の取鍋1を反転することで内部に残留したスラグと地金を外部に排出し、これを冷却後にスラグと地金に分別し、地金のみを秤量することで残鋼量を求めた。そして、実施例及び比較例では、残鋼量が取鍋1の使用回数の増加に伴い増加した場合を取鍋1内残鋼量増が有りとし、変化しなかったもの(増加経過しなかったもの)を取鍋内残鋼量増が無しとした(表中、取鍋1内残鋼量増、有り「×」、無し「○」)。
実施例及び比較例では、取鍋1のノズル22を開いても注入孔17から溶鋼が流出しない場合を開口不良発生が有りとし、ノズル22を開いて溶鋼が流出した場合を開口不良発生が無しとした(表中、開口不良発生、有り「×」、無し「○」)。開口不良発生の場合は、操業者(オペレータ)が、鉄パイプ等を用いてノズル22の内部に酸素を流入させることで、ノズル22の内部で溶鋼流の障害となっている地金などを溶解するという強制的な方法を用いて流出させた。
図4に示すように、取鍋1は毎回の使用後、耐火物の状態を確認し、敷き部(底部16)の耐火物に剥離がないかを目視にて確認した。敷き部(底部16)の耐火物(不定形耐火物15)に剥離が生じたものを、敷き部の剥離が有りとし、剥離が生じなかったものを無しとした(表中、敷き部の剥離、有り「×」、無し「○」)。
なお、連続鋳造工程では、取鍋1を、当業者常法通りに連続鋳造装置4のタンディッシュ5の上方側(設置台25上)に配置して、当該取鍋1から溶鋼を注入した。また、設置台25上では、取鍋1内の溶鋼が注入孔17に集まって、当該注入孔17から流出し易いようにノズル22(注入孔17)側に当該取鍋1を傾けた。取鍋1の傾斜角度は最大でも2度である。
実施例1〜実施例18に示すように、湯当たり部20を円形部とし、円形部の高さhを105mm以上120mm以下とすると共に、円形部の半径Rを800mm以上900mm以下とし、円形部の端部から注入孔17の端部までの距離を1000mm以上1200mm以下とすれば、取鍋1の使用回数が増加しても、取鍋1の残鋼が増加するという傾向はなく、開口不良や底部16における耐火物の剥離も全く発生しなかった(表中、取鍋内残鋼増、評価「○」、開口不良発生、評価「○」、敷き部の剥離、評価「○」)。
一方で、比較例19及び比較例21に示すように、円形部の高さhが105mm未満であると、取鍋1の使用回数が増加するにつれて、取鍋1の残鋼が増加するという傾向があった(表中、取鍋内残鋼増、評価「×」)。また、比較例20、比較例22及び比較例23に示すように、円形部の高さhが120mmを超えると、底部16において耐火物の剥離が発生した(表中、敷き部の剥離、評価「×」)。
比較例24、比較例26及び比較例28に示すように、円形部の半径Rが800mm未満であると、取鍋1の使用回数が増加するにつれて、取鍋1の残鋼が増加するという傾向があった(表中、取鍋内残鋼増、評価「×」)。また、比較例25及び比較例27に示すように、円形部の半径Rが900mmを超えると、底部16において耐火物の剥離が発生した(表中、敷き部の剥離、評価「×」)。
比較例29及び比較例32に示すように、円形部の端部から注入孔17の端部までの距離が1200mmを超えると、開口不良が生じた(表中、開口不良発生、評価「×」)。比較例30、比較例31及び比較例33に示すように、円形部の端部から注入孔17の端部までの距離が1000mm未満であると、開口不良が生じた(表中、開口不良発生、評価「×」)。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 取鍋
2 転炉
3 二次精錬装置
4 連続鋳造装置
5 タンディッシュ
6 鋳型
10 鉄皮
11 底壁部
12 胴壁部
13 定形耐火物
14 不定形耐火物
15 底部
16 注入孔
20 湯当たり部
21 非湯当たり部
22 ノズル

Claims (1)

  1. 容量が200ton以上300ton以下であり、製鋼工程にて使用される取鍋において、
    前記取鍋の底部の内面に関して、上側から装入された溶鋼が衝突する湯当たり部を、他の底部よりも高くした円形部とし、
    前記円形部の高さを105mm以上120mm以下とすると共に、円形部の半径を800mm以上900mm以下とし、円形部の端部から注入孔の端部までの距離を1000mm以上1200mm以下とすることを特徴とする残鋼低減に優れた取鍋。
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