JP2010186916A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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直生 和泉
Minoru Kimura
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Abstract

【課題】半導体装置の組み立てにおいて再配線形成後にも電気的特性検査を実施する。
【解決手段】再配線形成後のダイシング工程において、レーザーダイシングとブレードダイシングを行うことで、半導体ウェハのダイシング領域1c上に形成された再配線9e等の厚いメタル層であっても前記メタル層を残すことなくきれいに切断を行うことができるようになり、その結果、再配線形成後にもダイシング領域1c上に配置されたテスト用電極パッド9sを用いて半導体ウェハや再配線9e等の電気的特性検査を行うことができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、ウェハプロセスを応用して形成したウェハプロセスパッケージ(WPP:Wafer Process Package)の組み立てに適用して有効な技術に関する。
ウェハプロセスパッケージの組み立てにおいて、半導体ウェハ上に再配線を形成してさらに外部接続端子として半田バンプを形成した後、ダイシングブレードを用いてダイシングを行う製造プロセスが記載されている。
特開2006−332216号公報(図12)
小型の半導体装置のうち、ウェハプロセス(前工程)とパッケージプロセス(後工程)を一体化した製造技術によって組み立てられるウェハプロセスパッケージ(ウェハレベルCSP(Chip Size Package)などとも言う)が開発されている。
ウェハプロセスパッケージの組み立てにおいて、再配線(WPP配線あるいは引き出し配線などとも言う)形成後の半導体ウェハの電気的特性検査は、例えば、チップ領域内で再配線を延ばして横の空きスペースに電極パッドを露出させ、この電極パッドにプローバー等の測定端子を接触させて行っている。
しかしながら、この手法ではチップ領域内に電気的特性検査のためのテスト用の電極パッドを設けなければならず、チップサイズが大きくなるという問題が起こる。
また、チップ領域内にはテスト用の電極パッドを形成せずに、再配線と電気的に繋がる外部接続端子に半田バンプ(外部端子)を接続した後、この半田バンプにプローブピンを刺して電気的特性検査を行うことも考えられるが、半田バンプが損傷するという問題が発生する。
そこで、本発明者は、チップ領域の外の領域、例えば、ダイシング領域に再配線とこの再配線に繋がるテスト用の電極パッドとを設けることを検討し、以下のような課題を見出した。
再配線は、アルミニウム(Al)の電極パッド上に、例えば、電解メッキにより銅(Cu)を5.7μm、ニッケル(Ni)を2.7μm積層した構造であり、厚いメタル層となる。この厚いメタル層をダイシングライン上に形成すると、個片化工程のブレードダイシング時にブレードが破損するという問題が起こる。
なお、前記特許文献1(特開2006−332216号公報)に記載されたダイシングブレードを用いてダイシングを行ったとしても、ダイシング領域に再配線などの厚いメタル層が形成されていると、ダイシングブレードの破損に至ることは言うまでもない。
また、近年、ブレードダイシングに代えて、レーザーをダイシング領域に照射してダイシングを行うレーザーダイシングという技術が開発されている。
ところが、ダイシング領域に厚いメタル層が形成されていると、照射するレーザーのエネルギも大きくなるため、レーザー加工時に発生する熱量も大きくなり、その熱量がダイシングシートなどの間接的な材料に与える影響が無視できなくなる。その結果、新たな材料開発に至ったり、ダイシング以降のプロセスに影響を及ぼすなどの問題が発生する。
また、もし仮に、再配線形成後も半導体ウェハの電気的特性検査を行えるように、ダイシング領域に形成されたテスト用の電極パッド上のパッシベーション膜(SiN/SiO2 )を開口し、電極パッドのアルミニウムを露出させた状態で再配線形成を実施すると、金(Au)とアルミニウムが同種の金属ではないため、無電解メッキによる金(Au)の皮膜形成がうまくできなくなる。
したがって、チップ領域の電極パッドへの金メッキ形成時には、ダイシング領域のアルミニウムの電極パッド上を感光性ポリイミド(PIQ)で覆い、アルミニウムの電極パッドを露出させない構造としている。
以上により、半導体ウェハの電気的特性検査は、再配線を形成する前のみに実施しており、再配線形成後は、ダイシング領域のアルミニウムの電極パッドは感光性ポリイミドで覆われるため、半導体ウェハの電気的特性検査が実施できないことが課題である。
また、再配線形成後に電気的特性検査ができないため、ウェハテストによる歩留検査後の電気的特性検査の再測定ができず、不良結果と電気特性の相関解析が不充分となり、その結果、不良特定に非常に時間が掛かるという課題が生じる。
さらに、再配線形成後、再配線そのものの電気的特性検査を実施しにくく、再配線の電気的特性の管理が不十分になることが課題である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体装置の組み立てにおいて、再配線形成後にも電気的特性検査を実施することができる技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、半導体装置の組み立てにおいて、不良特定に費やす時間を短縮することができる技術を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、半導体装置の組み立てにおいて、再配線の電気的特性の管理を十分に行うことができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
すなわち、本発明は、(a)主面とその反対側の裏面を有し、前記主面に複数のチップ領域と前記チップ領域を区画形成するダイシング領域とが形成され、前記複数のチップ領域それぞれに複数の第1アルミ電極パッドが形成され、前記ダイシング領域に第2アルミ電極パッドが形成された半導体ウェハを準備する工程と、(b)前記第2アルミ電極パッド上に前記第2アルミ電極パッドと電気的に接続され、かつ前記第1アルミ電極パッドより厚い金属膜を形成する工程と、(c)前記ダイシング領域にレーザーを照射し、その後、ダイシング用のブレードを用いて前記ダイシング領域に沿って切削を行って前記チップ領域単位に個片化する工程と、を有するものである。
また、本発明は、(a)主面とその反対側の裏面を有し、前記主面に複数のチップ領域と前記チップ領域を区画形成するダイシング領域とが形成され、前記複数のチップ領域それぞれに複数の第1アルミ電極パッドが形成され、前記ダイシング領域に第2アルミ電極パッドが形成された半導体ウェハを準備する工程と、(b)前記第1アルミ電極パッド上と前記第2アルミ電極パッド上とに、それぞれ引き出し配線を含むとともに前記第1アルミ電極パッドより厚い金属膜を同層で各電極パッドにそれぞれ電気的に接続させて形成する工程と、(c)前記ダイシング領域にレーザーを照射し、その後、ダイシング用のブレードを用いて前記ダイシング領域に沿って切削を行って前記チップ領域単位に個片化する工程と、を有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
半導体装置の組み立てにおけるダイシング工程で、レーザーダイシングとブレードダイシングを行うことで、再配線形成後にもダイシングライン上に配置されたテスト用の電極パッドを用いて電気的特性検査を行うことができる。
再配線形成後の電気的特性検査が可能となったため、ウェハテスト後に電気的特性検査のウェハ全面測定等を実施することで、不良カテゴリと電気特性の相関解析をスムーズに実施でき、歩留への早期フィードバックを行うことが可能となる。
再配線形成後の電気的特性検査が可能となったため、再配線そのものの電気的特性(抵抗、Open-Shortチェック等)の測定が可能となり、再配線形成工程での不具合有無を電気的特性検査にて確認することができる。その結果、再配線そのものの電気的特性を十分に管理することができる。
本発明の実施の形態の半導体装置の構造の一例を示す部分平面図である。 図1に示すA−A線に沿って切断した構造を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立ての再配線形成までの製造フローと、チップ領域における第1アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立ての再配線形成までの製造フローと、ダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシングまでの製造フローと、チップ領域における第1アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシングまでの製造フローと、ダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てで用いられる半導体ウェハの構造の一例を示す平面図である。 図1に示す半導体装置の組み立ての再配線形成後のダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分平面図と部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立ての電気的特性検査時のダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程でのレーザー照射時のダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程におけるレーザー照射条件の一例を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程におけるレーザー照射時の加工形状の一例を示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程におけるレーザー照射後のダイシング領域の構造の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程における第1ブレード使用時の切断状態の一例を示す部分断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程における第2ブレード使用時の切断状態の一例を示す部分断面図である。
以下の実施の形態では特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
さらに、以下の実施の形態では便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、以下の実施の形態において、構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態の半導体装置の構造の一例を示す部分平面図、図2は図1に示すA−A線に沿って切断した構造を示す部分断面図である。
本実施の形態の半導体装置は、ウェハプロセス(前工程)とパッケージプロセス(後工程)を一体化した製造技術によって組み立てられるウェハプロセスパッケージ(ウェハレベルCSPとも言う。以降、WPPと略す)5である。
図1及び図2を用いてWPP5の構成について説明すると、主面2bと、主面2bに形成された集積回路と、主面2bに配置された複数の電極である第1アルミ電極パッド2aと、主面2b上に形成され、かつ複数の第1アルミ電極パッド2aそれぞれの配置(ピッチ)を変換する第1引き出し配線である再配線2eと、主面2b上に形成された絶縁膜とを有する半導体チップ2を備えている。さらに、再配線2eにそれぞれ電気的に接続され、かつ複数の第1アルミ電極パッド2aの配置と異なった配置(ピッチ)で設けられた複数の外部接続端子である半田バンプ3を備えている。
なお、図1に示すように、隣あった半田バンプ3同士の間隔Bは、隣あった第1アルミ電極パッド2a同士の間隔Aより広くなっている。すなわち、半田バンプ3は、図2に示すように、第1アルミ電極パッド2aから再配線2eによって引き出されて再配置されたそれぞれの第1電極パッド2s上に接続されており、その際、各第1電極パッド2sは、隣あった第1電極パッド2s同士の間隔Bが、隣あった第1アルミ電極パッド2a同士の間隔Aより広くなるように、それぞれ再配線2eによって引き出されて再配置された電極パッドである。
つまり、WPP5では、図1に示すように、その表面上に複数の外部接続端子である半田バンプ3がアレイ状に並んで配置されているが、半田バンプ3を直接半導体チップ2の主面2bの第1アルミ電極パッド2a上に接続するのは、隣あった第1アルミ電極パッド2a同士の間隔Aが狭過ぎて困難なため、再配線2eによって引き出して半田バンプ3を並べることが可能な間隔Bに第1電極パッド2sをそれぞれ配置し、その第1電極パッド2s上に半田バンプ3を接続することで複数の半田バンプ3が配置されている。
具体的には、図1、図2に示すように、WPP5では、半導体チップ2の主面2b上に形成されたアルミ電極である第1アルミ電極パッド2aにさらに再配線2eが接続されており、この再配線2eに半田バンプ3がAu膜2nから成る第1電極パッド2sを介して接続されている。この再配線2eは、言い換えると、アルミニウム合金などからなる第1アルミ電極パッド2aの配置を半田バンプ3が搭載可能な配置に置き換えるための中継用の配線である。つまり、WPP5では、半導体チップ2の主面2b上のアルミニウムパッドである第1アルミ電極パッド2aの配置ピッチが狭ピッチ化されており、外部接続端子である半田バンプ3を第1アルミ電極パッド2aに直接搭載できないため、したがって、半田バンプ3が搭載可能なように再配線2eによってピッチを拡大して半田バンプ3を再配線2eに接続している。つまり、再配線2eは、複数の第1アルミ電極パッド2aのパッドピッチ(図1に示す間隔A)を、複数の第1電極パッド2sのパッドピッチ(図1に示す間隔B)に変換する配線である。
これにより、複数の半田バンプ3をアレイ状に配置することが可能になる。
なお、再配線2eは、図2に示すように、例えば、Ni層2p、Cu層2qおよびシード層2mの3層構造であり、表面側から内部に向かって順にNi層2p、Cu層2qおよびシード層2mが配置されており、シード層2mと第1アルミ電極パッド2aが電気的に接続している。また、Ni層2pは半田バンプ3との接続が良好になるように、Au膜2nから成る第1電極パッド2sを介して半田バンプ3と接続している。なお、シード層2mは、例えば、Cu/Ti/TiN/Tiから成る。
また、シリコン基板2kの上層には、それぞれ層間絶縁膜である絶縁層2fが形成されており、複数の第1アルミ電極パッド2aは、この絶縁層2f上に配置されている。
さらに、絶縁層2f上に形成された複数の第1アルミ電極パッド2aは、再配線2eとの接続部を除いてパッシベーション膜である保護膜2gによって覆われている。また、保護膜2g上には、第1絶縁膜2hが積層して形成されており、この第1絶縁膜2h上に再配線2eが積み上げられて配置されている。さらに、再配線2eの上層には、半田バンプ3との接続部である第1電極パッド2s(Au膜2n)を除いた状態で第2絶縁膜2iが積層されている。
なお、保護膜2gは、例えば、SiN系の絶縁膜から成り、また第1絶縁膜2hおよび第2絶縁膜2iは、例えば、ポリイミドなどから成る。
次に、本実施の形態のWPP(半導体装置)5の製造方法について説明する。
図3は図1に示す半導体装置の組み立ての再配線形成までの製造フローと、チップ領域における第1アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図、図4は図1に示す半導体装置の組み立ての再配線形成までの製造フローと、ダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。また、図5は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシングまでの製造フローと、チップ領域における第1アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図、図6は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシングまでの製造フローと、ダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図、図7は図1に示す半導体装置の組み立てで用いられる半導体ウェハの構造の一例を示す平面図である。さらに、図8は図1に示す半導体装置の組み立ての再配線形成後のダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分平面図と部分断面図、図9は図1に示す半導体装置の組み立ての電気的特性検査時のダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図、図10は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程でのレーザー照射時のダイシング領域における第2アルミ電極パッド上の構造の一例を示す部分断面図である。また、図11は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程におけるレーザー照射条件の一例を示す断面図、図12は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程におけるレーザー照射時の加工形状の一例を示す断面図、図13は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程におけるレーザー照射後のダイシング領域の構造の一例を示す部分断面図である。さらに、図14は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程における第1ブレード使用時の切断状態の一例を示す部分断面図、図15は図1に示す半導体装置の組み立てのダイシング工程における第2ブレード使用時の切断状態の一例を示す部分断面図である。
まず、主面1aとその反対側の裏面1b(図8参照)を有するとともに、主面1aに複数のチップ領域1dと、そのチップ領域1dを区画形成するダイシング領域(スクライブ領域ともいう)1cとが形成された図7に示す半導体ウェハ1を準備する。
その後、図3及び図4のステップS1に示すアルミ電極パッド形成を行う。その際、図2及び図3に示すようにシリコン基板2kの絶縁層2fにおける複数のチップ領域1dそれぞれの主面2b上に複数の第1アルミ電極パッド2aを形成する。
一方、図4及び図8に示すようにシリコン基板2kの絶縁層2fにおけるダイシング領域1c上に第2アルミ電極パッド9aを形成する。第1アルミ電極パッド2a及び第2アルミ電極パッド9aは、共にアルミニウム合金から成る電極パッドであり、厚さは、両者とも、例えば、1〜2μm程度である。第1アルミ電極パッド2a及び第2アルミ電極パッド9aのうち、第2アルミ電極パッド9aはテスト用の電極パッドである。
その後、図3及び図4のステップS2に示すパッシベーション膜デポを行う。ここでは、それぞれのチップ領域1dにおいて、図3に示すように第1アルミ電極パッド2aを覆うようにパッシベーション膜である保護膜2gを堆積する。なお、保護膜2gは、例えば、SiN系の絶縁膜から成る。
また、チップ領域1dでのパッシベーション膜デポと一緒にダイシング領域1cにおいても、図4に示すように第2アルミ電極パッド9aを覆うようにパッシベーション膜である保護膜2gを堆積する。
その後、図3及び図4のステップS3に示すパッド開口を行う。ここでは、それぞれのチップ領域1dにおいて、図3に示すように保護膜2g上にレジスト膜2rを形成し、その後、第1アルミ電極パッド2a上の保護膜2g上のレジスト膜2rを除去する。さらに、レジスト膜2rをマスクとしてフォトエッチングを行って、第1アルミ電極パッド2a上の絶縁層2fを除去し、これによって、第1アルミ電極パッド2aを露出させ、さらにレジスト膜2rを除去する。
また、チップ領域1dでのパッド開口と一緒にダイシング領域1cにおいても、図4に示すように保護膜2g上にレジスト膜2rを形成し、その後、第2アルミ電極パッド9a上の保護膜2g上のレジスト膜2rを除去する。さらに、レジスト膜2rをマスクとしてフォトエッチングを行って、第2アルミ電極パッド9a上の絶縁層2fを除去し、これによって、第2アルミ電極パッド9aを露出させ、さらにレジスト膜2rを除去する。
その後、図3及び図4のステップS4に示すポリイミド膜デポ+リソ(リソグラフィ)を行う。その際、まず、それぞれのチップ領域1dにおいて、図3に示すように保護膜2g上にポリイミド等から成る第1絶縁膜2hを形成し、その後、第1アルミ電極パッド2a上の第1絶縁膜2hをフォトエッチングによって除去して第1アルミ電極パッド2aを露出させる。この時、第1アルミ電極パッド2aの周囲の保護膜2g上には第1絶縁膜2hが堆積されている。
また、チップ領域1dでのポリイミド膜デポ+リソ(リソグラフィ)と一緒にダイシング領域1cにおいても、図4に示すように保護膜2g上にポリイミド等から成る第1絶縁膜2hを形成し、その後、第2アルミ電極パッド9a上の第1絶縁膜2hをフォトエッチングによって除去して第2アルミ電極パッド9aを露出させる。この時、第2アルミ電極パッド9aの周囲の保護膜2g上には第1絶縁膜2hが堆積されている。
その後、図3及び図4のステップS5に示すシード層スパッタを行う。ここでは、図3に示すように、それぞれのチップ領域1dにおいて、スパッタによってシード層2mを第1アルミ電極パッド2a上及び第1絶縁膜2h上に形成する。シード層2mは、例えば、Cu/Ti/TiN/Tiから成り、厚さは、例えば、60nm程度である。
また、チップ領域1dでのシード層スパッタと一緒にダイシング領域1cにおいて、図4に示すように、スパッタによってシード層2mを第2アルミ電極パッド9a上及び第1絶縁膜2h上に形成する。
その後、図3及び図4のステップS6に示す再配線(Ni/Cu)形成を行う。ここでは、図3に示すように、それぞれのチップ領域1dにおいて、まず、シード層2m上にCu層2qを形成し、さらにCu層2q上にNi層2pを形成する。すなわち、シード層2m上にCu層2qとNi層2pを形成してシード層2mとCu層2qとNi層2pから成る第1引き出し配線である再配線2eを第1アルミ電極パッド2a上に形成する。なお、Cu層2qの厚さは、例えば、5700nm程度であり、Ni層2pの厚さは、例えば、2700nm程度である。
したがって、再配線(第1引き出し配線)2eの厚さは、例えば、9〜10μm(9000〜10000nm)である。
また、チップ領域1dでの再配線(Ni/Cu)形成と一緒にダイシング領域1cにおいても、図4に示すように、シード層2m上にCu層2qを形成し、さらにCu層2q上にNi層2pを形成する。すなわち、シード層2m上にCu層2qとNi層2pを形成してシード層2mとCu層2qとNi層2pから成る第2引き出し配線である再配線9eを第2アルミ電極パッド9a上に形成する。第2アルミ電極パッド9a上の再配線9eについても、その厚さは、例えば、9〜10μm(9000〜10000nm)である。
その後、図5及び図6のステップS7に示すポリイミド膜デポ+リソ(リソグラフィ)を行う。その際、まず、それぞれのチップ領域1dにおいて、図5に示すようにNi層2p上にポリイミド等から成る第2絶縁膜2iを形成し、その後、Ni層2p上の一部(第1電極パッド2s)の第2絶縁膜2iをフォトエッチングによって除去して第1電極パッド2sとなるNi層2pを露出させる。この時、再配線2eの周囲の第1絶縁膜2h上には第2絶縁膜2iが堆積されている。
また、チップ領域1dでのポリイミド膜デポ+リソ(リソグラフィ)と一緒にダイシング領域1cにおいても、図6に示すようにNi層2p上にポリイミド等から成る第2絶縁膜2iを形成し、その後、Ni層2p上の一部(第2電極パッド)の第2絶縁膜2iをフォトエッチングによって除去して第2電極パッドとなるNi層2pを露出させる。この時、露出したNi層2pの周囲には第2絶縁膜2iが堆積されている。
その後、図5及び図6のステップS8に示すAuメッキ形成を行う。その際、まず、それぞれのチップ領域1dにおいて、図5に示すように第2絶縁膜2iが開口されてそこから露出したNi層2p上にAu膜2nをメッキによって形成し、Au膜2nから成る第1電極パッド2sを形成する。なお、Au膜2nは、その厚さが、例えば、80nmである。
これにより、それぞれのチップ領域1dにおいて、複数の第1アルミ電極パッド2aそれぞれが、再配線2eによって引き出されて複数の第1電極パッド2sとして表面に配置された状態となる。言い換えると、複数の第1アルミ電極パッド2aと複数の第1電極パッド2sとがそれぞれ再配線2eによって電気的に接続された状態となる。さらに、別の表現をすると、第1アルミ電極パッド2a上に、第1アルミ電極パッド2aと電気的に接続される再配線2eと、再配線2eに電気的に接続され、かつ表面に露出する第1電極パッド2sとを有する金属膜2tが形成されたことになる。この金属膜2tは、第1アルミ電極パッド2aよりその厚さが遥かに厚い。
また、チップ領域1dでのAuメッキ形成と一緒にダイシング領域1cにおいても、図6に示すように、第2絶縁膜2iが開口されてそこから露出したNi層2p上にAu膜2nをメッキによって形成し、Au膜2nから成る第2電極パッドであるテスト用電極パッド9sを形成する。なお、テスト用電極パッド9sのAu膜2nも、その厚さは、例えば、80nmである。
これにより、ダイシング領域1cにおいても、複数の第2アルミ電極パッド9aそれぞれが、再配線9eによって引き出されて複数のテスト用電極パッド9sとして表面に配置された状態となる。言い換えると、複数の第2アルミ電極パッド9aと複数のテスト用電極パッド9sとがそれぞれ再配線9eによって電気的に接続された状態となる。
さらに、別の表現をすると、第2アルミ電極パッド9a上に、第2アルミ電極パッド9aと電気的に接続される再配線9eと、再配線9eに電気的に接続され、かつ表面に露出するテスト用電極パッド9sとを有する金属膜9tが形成されたことになる。この金属膜9tは、第2アルミ電極パッド9aよりその厚さが遥かに厚い。これにより、ダイシング領域1cにおける第2アルミ電極パッド9a上に、この第2アルミ電極パッド9aと電気的に接続され、かつ第1アルミ電極パッド2aより遥かに厚い金属膜9tが形成されたことになる。
なお、図8は、ダイシング領域1cに形成された再配線9eによって引き出されて形成されたテスト用電極パッド9sの構造と大きさの一例を示すものであり、第2アルミ電極パッド9aの開口部の一辺の長さ(L)は、L=約25μmであるのに対し、表面のテスト用電極パッド9sの一辺の長さ(M)は、M=約40μmである。ただし、これら電極パッドの大きさは、これらの数値に限定されないことは言うまでもない。
以上のように本実施の形態の半導体装置の組み立てでは、図3〜図6のステップS1(アルミ電極パッド形成)〜ステップS8(Auメッキ形成)に示す工程において、チップ領域1dの第1アルミ電極パッド2a上と、ダイシング領域1cの第2アルミ電極パッド9a上とに、それぞれ金属膜2t,9tを同層で形成して各電極パッドにそれぞれ電気的に接続させている。
その後、図5及び図6に示すステップS9の電気的特性検査及びステップS10のP検測定を行う。ここでは、図9に示すように、ダイシング領域1cに形成されたテスト用電極パッド9sに、テスト用基板4bとプローブ針4aから成るプローバ4のプローブ針4aを接触させて、この状態で半導体ウェハ1の電気的特性検査やプローブ検査を行う。すなわち、WPP配線(再配線2e,9e)形成後に、電気的特性検査やプローブ検査を行う。ここでは、例えば、WPP配線抵抗、アルミ電極パッド−WPP配線接触抵抗、Open−Shortチェック等を行う。
その後、図5及び図6に示すステップS11の半田バンプ形成を行う。ここでは、図5に示すように、各チップ領域1dのそれぞれの第1電極パッド2sに半田バンプ3を接合する。
その後、図5及び図6に示すステップS12のBG(裏面研磨)を行う。ここでは、半導体ウェハ1の裏面1b(図8参照)を研磨して半導体ウェハ1の薄型化を図る。
その後、図5及び図6に示すステップS13のダイシングを行って個片化する。ここでは、まず、図7に示すダイシング領域1cに沿って図10に示すようにレーザー6を照射し、その後、図14及び図15に示すようにダイシング用のブレードを用いてダイシング領域1cに沿って切削を行い、これによって、チップ領域単位に個片化する。
すなわち、本実施の形態の半導体装置の組み立てにおけるダイシング工程では、ダイシング領域1c上に厚さの厚い(例えば、厚さ10μm前後)再配線9e(メタル層)が形成されているため、レーザーダイシングとブレードダイシングの両者を行うダイシング方法を採用することで、ブレードを損傷させることなく、かつ配線剥がれ等を発生させることなくダイシングを行うことを可能にしている。
まず、図7に示すダイシング領域1cに沿って図10に示すようにレーザー6を照射してレーザーダイシングを行う。この時、本実施の形態のレーザーダイシングでは、図11及び図12に示すように、ダイシング領域1cの幅方向8の端部からレーザー6を照射し、その後、幅方向8の中央部に照射する。
例えば、図11中、ダイシング領域1cの幅方向8において、向かって左側の端部を1番目の照射(1st)、右側の端部を2番目の照射(2nd)、中央部左寄りを3番目の照射(3rd)、中央部右寄りを4番目の照射(4th)、中央部を5番目の照射(5th)としてレーザー照射を行う。
さらに、例えば、レーザー6の5本中4本(1st、2nd、3rd、4th)の焦点位置は、加工表面となるシリコン面(半導体ウェハ1の主面1a)に設定する。残りの1本は、中央部(5th)において、焦点を加工面からP(例えば、0.2mm)だけ上方にずらすことでスポット径6aを広くしているが、その反面、加工エネルギー密度が低下し、レーザー外側でのエネルギー不足からメタル膜剥がれ等の欠点が生じるため、3rd照射及び4th照射を高出力条件を維持して行ってシリコン面で加工することでメタル膜剥がれ等を防いでいる。つまり、5th照射では、焦点位置をシリコン面より上方に設定するとともに、スポット径6aを広めの条件とすることで、荒れた両サイドをならしつつ、残った真中(中央部)を加工している。
また、1st照射及び2nd照射(幅方向8の端部の照射)は、3rd照射以降の粗い加工に対するメタル膜の剥がれ防止の役割があるため、3rd照射〜5th照射に比べて低出力で行う。ダイシング領域1cの幅方向8において、端部からレーザー6を照射し、その後、中央部に照射することでメタル膜の剥がれを防止することができる。
以上の1st〜5th照射による加工イメージを、図12に示す。図12では、横軸はダイシング領域1cの幅方向8でのレーザー照射位置とその加工幅、縦軸はレーザーエネルギーの大きさを示している。
また、図13は、レーザー照射後のダイシング領域1cの断面形状の一例を示すものであり、3rd照射と4th照射による溝が明確に表れているが、中央部の5th照射で溶けた溝はその後埋め戻された状態となっている(Q部)。これは、厚さ約10μmのメタル層(第2アルミ電極パッド9a+再配線9e+テスト用電極パッド9s)がそのまま溶けて埋まるわけではなく、一旦完全に溶けて前記メタル層は無くなった後、シリコンとの化合物2uとなって埋まった状態となっている。したがって、図13のQ部は、体積的には約10μm厚の前記メタル層に比べて遥かに少なく、ブレードダイシングでシリコンを切断するのに近い状態となっている。
ダイシング領域1cに沿ったレーザー6の照射終了後、ブレードダイシングを行う。ここでは、図14に示すように、先に幅の広い第1ブレード7aをダイシング領域1cに通し、その後、第1ブレード7aより幅の狭い図15に示す第2ブレード7bをダイシング領域1cに通して切削を行う。
すなわち、レーザー照射によって溶かしたダイシング領域1c上のメタル層(第2アルミ電極パッド9a+再配線9e+テスト用電極パッド9s)を、図14に示すように幅広の第1ブレード7aによって除去し、その後、図15に示すように、幅狭の第2ブレード7bによって残ったダイシング領域1cのシリコンを除去して個片化を完了する。
このように先に幅の広い第1ブレード7aをダイシング領域1cに通し、その後、幅の狭い第2ブレード7bをダイシング領域1cに通して切削を行うことで、ダイシング領域1c上に前記メタル層を残すことなくきれいに切断を行うことができる。
本実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、再配線形成後のダイシング工程で、レーザーダイシングとブレードダイシングを行うことで、ダイシング領域1c上に形成された厚いメタル層(約10μm)であっても前記メタル層を残すことなくきれいに切断を行うことができるようになったため、再配線形成後にもダイシング領域1c上に配置されたテスト用電極パッド9sを用いて半導体ウェハ1や再配線等の電気的特性検査を行うことができる。
また、再配線形成後の電気的特性検査が可能となったため、ウェハテスト後に電気的特性検査のウェハ全面測定等を実施することで、不良カテゴリと電気特性の相関解析をスムーズに実施でき、歩留への早期フィードバックを行うことが可能となる。
さらに、再配線形成後の電気的特性検査が可能となったため、再配線2eそのものの電気的特性(抵抗、Open-Shortチェック等)の測定が可能となり、再配線形成工程での不具合有無を電気的特性検査にて確認することができる。その結果、再配線2eそのものの電気的特性を十分に管理することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前記実施の形態では、ダイシング領域1c上に再配線等の厚い金属膜9tまたはメタル層(例えば、厚さ約10μm程度)が形成されている場合を説明したが、ダイシング領域1c上に形成される前記メタル層は、再配線等に限定されるものではなく、厚い接続孔等であってもよい。
本発明は、ダイシングが行われて組み立てられる電子装置に好適である。
1 半導体ウェハ
1a 主面
1b 裏面
1c ダイシング領域
1d チップ領域
2 半導体チップ
2a 第1アルミ電極パッド
2b 主面
2e 再配線(第1引き出し配線)
2f 絶縁層
2g 保護膜
2h 第1絶縁膜
2i 第2絶縁膜
2k シリコン基板
2m シード層
2n Au膜
2p Ni層
2q Cu層
2r レジスト膜
2s 第1電極パッド
2t 金属膜
2u 化合物
3 半田バンプ
4 プローバ
4a プローブ針(測定端子)
4b テスト用基板
5 ウェハプロセスパッケージ(半導体装置)
6 レーザー
6a スポット径
7a 第1ブレード
7b 第2ブレード
8 幅方向
9a 第2アルミ電極パッド
9e 再配線(第2引き出し配線)
9s テスト用電極パッド(第2電極パッド)
9t 金属膜

Claims (13)

  1. (a)主面とその反対側の裏面を有し、前記主面に複数のチップ領域と前記チップ領域を区画形成するダイシング領域とが形成され、前記複数のチップ領域それぞれに複数の第1アルミ電極パッドが形成され、前記ダイシング領域に第2アルミ電極パッドが形成された半導体ウェハを準備する工程と、
    (b)前記第2アルミ電極パッド上に前記第2アルミ電極パッドと電気的に接続され、かつ前記第1アルミ電極パッドより厚い金属膜を形成する工程と、
    (c)前記ダイシング領域にレーザーを照射し、その後、ダイシング用のブレードを用
    いて前記ダイシング領域に沿って切削を行って前記チップ領域単位に個片化する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記金属膜は、前記第2アルミ電極パッドと電気的に接続される第2引き出し配線と、前記第2引き出し配線に電気的に接続され、かつ表面に露出する第2電極パッドとを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、前記(b)工程では、前記第2アルミ電極パッド上に前記金属膜を形成するとともに、前記第1アルミ電極パッド上にも前記金属膜と同様の金属膜を同層で前記第1アルミ電極パッドに電気的に接続させて形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3記載の半導体装置の製造方法において、前記第2引き出し配線と同層で形成された第1引き出し配線を介して前記第1アルミ電極パッドと電気的に接続された第1電極パッドと、前記第2引き出し配線を介して前記第2アルミ電極パッドと電気的に接続された前記第2電極パッドは、それぞれAu膜によって形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、前記(b)工程の後、前記第2電極パッドに測定端子を接触させて前記半導体ウェハの電気的特性検査を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5記載の半導体装置の製造方法において、前記第1及び第2引き出し配線は、シード層と、前記シード層上に形成されたCu層と、前記Cu層上に形成されたNi層とから成ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、前記第1引き出し配線は、前記複数の第1アルミ電極パッドのパッドピッチと、複数の前記第1電極パッドのパッドピッチを変換する配線であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程における前記レーザーの照射では、前記ダイシング領域の幅方向の端部から前記レーザーを照射し、その後、前記幅方向の中央部に照射することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程における前記ブレードを用いたダイシングでは、先に幅の広い第1ブレードを前記ダイシング領域に通し、その後、前記第1ブレードより幅の狭い第2ブレードを前記ダイシング領域に通して切削を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. (a)主面とその反対側の裏面を有し、前記主面に複数のチップ領域と前記チップ領域を区画形成するダイシング領域とが形成され、前記複数のチップ領域それぞれに複数の第1アルミ電極パッドが形成され、前記ダイシング領域に第2アルミ電極パッドが形成された半導体ウェハを準備する工程と、
    (b)前記第1アルミ電極パッド上と前記第2アルミ電極パッド上とに、それぞれ引き出し配線を含むとともに前記第1アルミ電極パッドより厚い金属膜を同層で各電極パッドにそれぞれ電気的に接続させて形成する工程と、
    (c)前記ダイシング領域にレーザーを照射し、その後、ダイシング用のブレードを用
    いて前記ダイシング領域に沿って切削を行って前記チップ領域単位に個片化する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項10記載の半導体装置の製造方法において、前記(b)工程の後、前記引き出し配線のうち前記ダイシング領域に形成された第2引き出し配線を介して前記第2アルミ電極パッドと電気的に接続された第2電極パッドに測定端子を接触させて、前記半導体ウェハの電気的特性検査を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項11記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程における前記レーザーの照射では、前記ダイシング領域の幅方向の端部から前記レーザーを照射し、その後、前記幅方向の中央部に照射することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項12記載の半導体装置の製造方法において、前記(c)工程における前記ブレードを用いたダイシングでは、先に幅の広い第1ブレードを前記ダイシング領域に通し、その後、前記第1ブレードより幅の狭い第2ブレードを前記ダイシング領域に通して切削を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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